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{{存命人物の出典明記|date=2012年9月}}
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{{政治家
{{政治家
|人名=ポール・ライアン
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|画像説明=ポール・ライアン（2013年11月）
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|サイトタイトル=U.S. Congressman Paul Ryan
|サイトタイトル = U.S. Congressman Paul Ryan
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|国旗=USA

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|office = 第62代アメリカ合衆国下院議長
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|職名=[[アメリカ合衆国下院]]議員
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|職名2=[[アメリカ合衆国下院]]予算委員会委員長
|職名3 = [[File:Flag of the United States House of Representatives.svg|border|25x20px]] [[アメリカ合衆国下院]]<br/>予算委員会委員長
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|元首2=[[バラク・オバマ]]
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'''ポール・デイヴィス・ライアン・ジュニア'''（{{Lang-en|Paul Davis Ryan, Jr}}、[[1970年]][[1月29日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]]の[[政治家]]、[[建設コンサルタント]]。現在は[[アメリカ合衆国下院議長|下院議長]]を務める。[[カトリック教会|カトリック]]の信徒。[[ティーパーティー運動]]など保守派層からの支持が高いとされている<ref name=yomiuri20120812>{{Cite news
'''ポール・デイヴィス・ライアン・ジュニア'''（{{Lang-en|Paul Davis Ryan, Jr}}、[[1970年]][[1月29日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]]の[[政治家]]、[[建設コンサルタント]]。ウィスコンシン州選出連邦下院議員、[[アメリカ合衆国下院議長の一覧|下院議長]]などを務めた。[[カトリック教会|カトリック]]の信徒であり、[[ティーパーティー運動]]など保守層からの支持が高いとされている<ref name=yomiuri20120812>{{Cite news
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|title=ロムニー氏、副大統領候補に42歳ライアン議員
|title=ロムニー氏、副大統領候補に42歳ライアン議員
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|date=2012-08-12
|date=2012-08-12
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}}</ref>。[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙]]での共和党の副大統領候補であった。
}}</ref>。


== 経歴 ==
== 来歴 ==
アメリカ中西部の[[ウィスコンシン州]][[ジェーンズビル (ウィスコンシン州)|ジェーンズビル]]に生まれる。建設会社を経営しているライアン家は19世紀に同州に移住しており、ライアンは5代目にあたる。[[マイアミ大学 (オハイオ州)|マイアミ大学]]卒業後は政治の道に進み、[[ボブ・キャステン]]上院議員や[[サム・ブラウンバック]]下院議員（現・カンザス州知事）に師事。彼らの下で補佐官を務めた。また、副大統領候補にもなった[[ジャック・ケンプ]]下院議員のスピーチライターを一時務めた。
1970年1月29日に[[ウィスコンシン州]][[ジェーンズビル (ウィスコンシン州)|ジェーンズビル]]に誕生する。建設会社を経営しているライアン家は19世紀に同州に移住しており、ライアンは5代目に当たる。[[マイアミ大学 (オハイオ州)|マイアミ大学]]で経済学と政治学の学位を取って卒業した後政治の道に進み、ボブ・キャステン上院議員や[[サム・ブラウンバック]]下院議員に師事し、彼らの下で補佐官を務めた。また、[[1996年アメリカ合衆国大統領選挙]]での[[共和党 (アメリカ)|共和党]]の[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]]候補にもなった[[ジャック・ケンプ]]下院議員のスピーチライターを一時務めた。


=== 下院選出馬 ===
=== 下院選挙出馬 ===
[[File:WI 1st Congressional District.png|thumb|left|200px|ウィスコンシン1区（2003年 - 2012年）は[[バラク・オバマ|オバマ]]大統領の地元[[イリノイ州]]に接する]]
[[File:WI 1st Congressional District.png|thumb|left|200px|ウィスコンシン1区（2003年 - 2012年）はバラク・オバマ大統領の地元である[[イリノイ州]]に接する]]
1998年に地元ウィスコンシン州から下院選に出馬、選挙戦は激戦だったが57%の得票で勝利した。当選時は28歳の若さで、議会最年少であった。それ以降は順風満帆にキャリアを重ね現在は7期目。[[ジョージ・W・ブッシュ|ブッシュ]]政権1期目に遺産税廃止を盛り込んだ1兆3000億ドル規模（原案は1兆6000億ドル規模）の大型減税が議会で論争となった際には賛成派の急先鋒として論陣を張った。ケンプ元下院議員の薫陶を青年時に受けた経緯があるためライアンは熱烈な歳出削減・減税派である。


2010年の[[中間選挙]]の際には、共和党の選挙公約「米国との誓約」の立案者の一人として作成に関与し、同年の与野党逆転へと繋げ、翌年には下院予算委員会の委員長に就任した。さらに、2011年1月25日に行われた[[バラク・オバマ]][[アメリカ合衆国の大統領|大統領]]の[[一般教書演説]]の際には、同大統領に対する反論演説を任されるほどになった<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=Za-vovXSixE Paul Ryan - Republican Address to the Nation] RepPaulRyan,2011年1月25日</ref>（近年は、大統領の一般教書演説に対する反論演説を野党が行うことが定着しており、2009年の同大統領の施政方針演説に対する反論演説は[[ルイジアナ州知事]]の[[ボビー・ジンダル]]が、翌2010年には[[バージニア州知事]]の[[ボブ・マクドネル]]など、与野党のホープとされる人物が行っている）。また、2011年の反論演説は、ライアンの他に同党の[[ミシェル・バックマン]]下院議員が近年台頭する[[ティーパーティー運動]]を代表して反論演説を行っている。
1998年に地元の[[ウィスコンシン州]]から下院選挙に出馬し、選挙戦は激戦だったが57パーセントの得票で勝利した。当選時は28歳で議会最年少であった。現在は7期目である。[[ジョージ・W・ブッシュ]]政権1期目に遺産税廃止を盛り込んだ1兆3000億ドル規模（原案は1兆6000億ドル規模）の大型減税が[[アメリカ合衆国議会|議会]]で論争となった際には賛成派の急先鋒として論陣を張った。ケンプ元下院議員の薫陶を青年時に受けた経緯があるためライアンは熱烈な歳出削減・減税派である。
2010年の[[中間選挙]]の際には共和党の選挙公約「アメリカとの誓約」の立案者の1人として作成に関与し、同年の与野党逆転へと繋げ、翌年には下院予算委員会の委員長に就任した。さらに2011年1月25日に行われた[[バラク・オバマ]][[アメリカ合衆国大統領|大統領]]の[[一般教書演説]]の際には、同大統領に対する反論演説を任されるほどになった<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=Za-vovXSixE Paul Ryan - Republican Address to the Nation] RepPaulRyan,2011年1月25日</ref>（近年は、大統領の一般教書演説に対する反論演説を野党が行うことが定着しており、2009年の同大統領の施政方針演説に対する反論演説はルイジアナ州の[[ボビー・ジンダル]][[ルイジアナ州知事|州知事]]が、翌2010年にはバージニア州の[[ボブ・マクドネル]][[バージニア州知事|州知事]]など、与野党のホープとされる人物が行っている）。また2011年の反論演説は、ライアンの他に同党の[[ミシェル・バックマン]]下院議員が近年台頭する[[ティーパーティー運動]]を代表して反論演説を行っている。


=== 副大統領候補 ===
=== 副大統領候補 ===
[[File:082912 PaulRyan 003 (7891798750).jpg|thumb|160px|候補者指名受諾演説]]
2012年8月11日には[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙]]における共和党候補の指名を確実なものにしていた[[ミット・ロムニー]]の副大統領候補となることが発表された<ref name=yomiuri20120812 />。地元ウィスコンシン州は接戦州の一つである。
2012年8月11日には[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙]]における共和党の大統領候補の指名を確実なものにしていた[[ミット・ロムニー]]の副大統領候補となることが発表された<ref name=yomiuri20120812 />。本選挙では現職のオバマと[[ジョー・バイデン|バイデン]]に敗北した。ライアンの地元であるウィスコンシン州は[[スイング・ステート|接戦州]]の1つであり、ライアンが指名された理由の一つでもあったが、この選挙では獲得できなかった。2015年に下院歳入委員会の委員長に就任した。


== 政治思想 ==
=== 下院議長 ===
[[File:Paul Ryan speaker logo.png|thumb|120px|left|議長のロゴ]]
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共和党員の共通点である減税と規制緩和、小さな政府志向の急先鋒。特に経済活動の壁を排除することには熱心で[[キャピタル・ゲイン]]への課税撤廃を主張しているため、ロムニーから「そんなことしたら私は税金を払わなくて良いことになる（ロムニーの収入源は殆どがキャピタル・ゲインによるもの）」と言われたことがある。
2015年9月25日に共和党の擁する[[ジョン・ベイナー|ベイナー]][[アメリカ合衆国下院議長|下院議長]]が自会派内の保守強硬派[[フリーダム・コーカス]]との対立から辞任を表明した。[[ケビン・マッカーシー]][[院内総務 (アメリカ)|院内総務]]が後継の意欲を示すが、マッカーシーもフリーダム・コーカスからの支持を見込めず10月8日に出馬を取り下げる。会派をまとめられる議員としてライアンが浮上し、22日にフリーダム・コーカスを含めた会派の大勢の支持を受けて出馬を表明。29日の下院本会議で正式に選出され就任した<ref>[http://www.fsight.jp/articles/print/40793 「次世代若手リーダー」が見当たらない米民主党]</ref>。
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また、その小さな政府志向のためはっきりとオバマ政権の大きな政府志向を批判しており、「今のアメリカは{{Lang|en|Maker}}（税金に頼らない人）よりも{{Lang|en|Taker}}（税金に頼って暮らす人）が多くなっている」と発言している。しかし彼は幼くして父を亡くしたため社会保障制度によって養われたばかりか、卒業後政治家の秘書の下で働いてからというものの一貫して税金による給与を手に入れ彼自身が礼賛する自由仕市場で働いた経験がない正真正銘の『{{Lang|en|Taker}}』であるため、しばしばそのことを政敵に攻撃されている。


[[2016年アメリカ合衆国大統領選挙]]共和党予備選挙で、5月4日に[[ドナルド・トランプ]]が正式指名を確実とした後もしばらく同候補への支持表明を行わず、6月2日になってようやく支持表明を行うものの、その後も同候補との認識の違いについてしばしば述べている。対してトランプもまた下院選挙予備選挙においてライアンへの支持表明をしばらく行わず、8月1日には泡沫の対抗候補への支持の可能性を示唆もしたが、結局は8月6日にライアンへの支持を表明している。
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メディケイド（低所得者医療保険制度）、ペル奨学金、フードスタンプ（政府発行の低所得者向け食糧クーポン）、低所得者向け住宅の予算削減など、徹底した小さな政府を目指す。これはアメリカの自由至上主義者の作家[[アイン・ランド]]の思想に強く影響を受けたと発言している。


2017年5月4日に[[医療保険制度改革 (アメリカ)|オバマケア]]見直し法案を下院通過させる。[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]側が結束して反対するのに対し、提出した共和党側から反対20・棄権1を出しての僅差（217対213）の可決であった。しかし同法案は[[アメリカ合衆国上院|上院]]での審議が難航し、見切ったトランプ大統領が10月12日に[[大統領令 (アメリカ合衆国)|大統領令]]で部分的に制度修正を行なった。
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== 日本との関わり ==
2005年には共和党のホープとして[[ニュースJAPAN]]の取材を受けている。


2018年4月11日には同年11月の中間選挙に出馬せず、2019年1月の任期満了をもって議員を退任すると発表した<ref>{{Cite news|url=http://www.bbc.com/japanese/43734915|title=ライアン米下院議長、議員引退へ　共和党に打撃|work=BBC News|agency=[[英国放送協会|BBC]]|date=2018-04-12|accessdate=2018-04-12}}</ref><ref>『[http://oneboxnews.com/articles/paul-ryans-withdrawal-2018-4 共和党のライアン下院議長が中間選挙を前に議員引退を表明]』 2018年4月12日 [[Onebox News]]</ref>。当時48歳であり、共和党の次世代リーダーと目され、大統領候補とも目されていたライアンの突然の引退表明は大きな驚きを与えた<ref>{{Cite web |title=トランプ氏との関係が影 米下院議長引退、中間選へ共和苦境 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29341230T10C18A4FF2000/ |website=日本経済新聞 |date=2018-04-13 |access-date=2024-03-19 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=Paul Ryan's Unexpected Exit Is a Warning Sign for Republicans |url=https://time.com/5236804/paul-ryan-retire-decision/ |website=TIME |date=2018-04-11 |access-date=2024-03-19 |language=en}}</ref>。
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2007年には食文化の普及に多大の功績があったとして[[キッコーマン]]に対する感謝決議を下院に提出、成立させている。上院側の感謝決議は同郷の[[ラス・ファインゴールド]]上院議員（当時）が提出し成立させた。

== 政策・主張 ==
[[File:Paul Ryan (7827256264).jpg|thumb|220px|保守系団体[[保守政治活動協議会|CPAC]]2011年会合]]
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共和党員の共通点である減税と[[規制緩和]]、[[小さな政府]]志向の急先鋒。特に経済活動の壁を排除することには熱心で、[[キャピタル・ゲイン]]への課税撤廃を主張しているため、ロムニーから「そんなことしたら私は税金を払わなくて良いことになる（ロムニーの収入源は殆どがキャピタル・ゲインによるもの）」と言われたことがある。

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また、その小さな政府志向のためはっきりとオバマ政権の[[大きな政府]]志向を批判しており、「今のアメリカは{{Lang|en|Maker}}（税金に頼らない人）よりも{{Lang|en|Taker}}（税金に頼って暮らす人）が多くなっている」と発言している。しかし彼は幼くして父を亡くしたため[[社会保障]]制度によって養われたばかりか、大学在学中から政治に関わり、卒業後も議員スタッフ時代から議員当選に至るまで、基本的には公職やその周辺で職を得てきており、彼自身が礼賛する自由市場で働いた経験が無い正真正銘の『{{Lang|en|Taker}}』であるため、しばしばそのことを政敵に攻撃されている。

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メディケイド（低所得者医療保険制度）・ペル奨学金・フードスタンプ（政府発行の低所得者向け食糧クーポン）・低所得者向け住宅の予算削減など、徹底した小さな政府を目指す。これはアメリカの自由至上主義者の作家[[アイン・ランド]]の思想に強く影響を受けたと発言している。

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== 日本との関わり ==
[[File:Rep. Ryan and Members of Congressional Delegation Address the Media in Tokyo - Flickr - East Asia and Pacific Media Hub (1).jpg|180px|thumb|[[日本記者クラブ]]にて（議長就任前、2015年2月））]]
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2005年には共和党のホープとして[[ニュースJAPAN]]の取材を受けている。2007年には食文化の普及に多大の功績があったとして[[キッコーマン]]に対する感謝決議を下院に提出・成立させている。上院側の感謝決議は同郷の[[ラス・ファインゴールド]]上院議員（当時）が提出・成立させた。


== 家族・私生活 ==
== 家族・私生活 ==
[[File:Speaker Ryan and Family.tif|260px|thumb|left|2015年10月29日]]
ジェナ夫人との間に2男1女をもうけている<ref name="Daily Mail20120811">{{cite web|url=http://www.dailymail.co.uk/news/article-2187009/Janna-Ryan-Wisconsin-time-mom-thrust-vice-presidential-spotlight-The-woman-gave-career-lawyer-marry-Paul-Ryan--family-ready-glare-national-media.html |title=Wisconsin full-time mom thrust into the vice presidential spotlight |first=Emily Anne |last=Epstein |work=Daily Mail |date=2012年8月11日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref>。趣味は[[アウトドア]]で[[狩猟]]の経験がある<ref name="Daily Mail20120811"/>。
ジェナ夫人との間に2男1女をもうけている<ref name="Daily Mail20120811">{{cite web|url=http://www.dailymail.co.uk/news/article-2187009/Janna-Ryan-Wisconsin-time-mom-thrust-vice-presidential-spotlight-The-woman-gave-career-lawyer-marry-Paul-Ryan--family-ready-glare-national-media.html |title=Wisconsin full-time mom thrust into the vice presidential spotlight |first=Emily Anne |last=Epstein |work=Daily Mail |date=2012年8月11日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref>。趣味は[[アウトドア]]で[[狩猟]]の経験がある<ref name="Daily Mail20120811"/>。


スポーツでは[[NFL]]の[[グリーンベイ・パッカーズ]]のファンである<ref>{{cite news | date=August 11, 2012 | url=http://www.ibtimes.com/articles/372691/20120811/paul-ryan-facts-mitt-romney-vp-personal.htm | title=Paul Ryan Noodles Catfish And Five Other Weird Facts About Mitt Romney's VP | publisher=International Business Times | accessdate=2012年8月25日}}</ref>。[[ロック (音楽)|ロック音楽]]ファンとして知られ<ref name="朝日20120818">「ロックファンの米共和党ライアン氏に「我々の音楽、理解していない」 バンドの一つ「彼とは正反対」と反発」『[[朝日新聞]]』2012年8月18日夕刊 3版 2面</ref>、最も好きなバンドの一つとして[[レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン]]を挙げている<ref name="朝日20120818"/>が、同バンドのメンバーの[[トム・モレロ]]は2012年8月に『[[ローリング・ストーン]]』誌で「彼が我々のファンだとは滑稽だ。彼は我々が20年間、糾弾し続けた「権力」の体現者であり、我々の主張とは相容れないものだ。彼は我々の主張を何一つ理解していなかったのだろう」と評した<ref name="朝日20120818"/><ref> {{cite news | first = Tom | last = Morello | title = Paul Ryan Is the Embodiment of the Machine Our Music Rages Against | date = 16 Aug 2012 | url = http://www.rollingstone.com/music/news/tom-morello-paul-ryan-is-the-embodiment-of-the-machine-our-music-rages-against-20120816 | work = [[ローリング・ストーン|Rolling Stone Magazine]] |date=2012年8月16日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref><ref> {{cite news | first = August | last = Brown | title = Tom Morello rips Rage Against the Machine fan Paul Ryan | url = http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-tom-morello-rips-into-rage-against-the-machine-fan-paul-ryan-20120817,0,1273665.story | work = [[ロサンゼルス・タイムズ|Los Angeles Times]] |date=2012年8月17日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref>。2012年8月の共和党大会では「私の[[iPod]]のプレイリストは[[AC/DC]]で始まり、[[レッド・ツェッペリン]]で終わる」と語っている<ref> {{cite news | first = Randall | last = Roberts | title = Paul Ryan's playlist: What's between AC/DC and Led Zep on his iPod? | url = http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-paul-ryan-playlist-whats-between-acdc-led-zeppelin-on-his-ipod-20120830,0,7314307.story | work = Los Angeles Times |date=2012年8月30日 |accessdate=2012年9月7日}}</ref>。
スポーツでは[[NFL]]の[[グリーンベイ・パッカーズ]]のファンである<ref>{{cite news | date=August 11, 2012 | url=http://www.ibtimes.com/articles/372691/20120811/paul-ryan-facts-mitt-romney-vp-personal.htm | title=Paul Ryan Noodles Catfish And Five Other Weird Facts About Mitt Romney's VP | publisher=International Business Times | accessdate=2012年8月25日}}</ref>。[[ロック (音楽)|ロック音楽]]ファンとして知られ<ref name="朝日20120818">「ロックファンの米共和党ライアン氏に「我々の音楽、理解していない」 バンドの一つ「彼とは正反対」と反発」『[[朝日新聞]]』2012年8月18日夕刊 3版 2面</ref>、最も好きなバンドの一つとして[[レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン]]を挙げている<ref name="朝日20120818"/>が、同バンドのメンバーの[[トム・モレロ]]は2012年8月に『[[ローリング・ストーン]]』誌で「彼が我々のファンだとは滑稽だ。彼は我々が20年間糾弾し続けた「権力」の体現者であり、我々の主張とは相容れないものだ。彼は我々の主張を何一つ理解していなかったのだろう」と評した<ref name="朝日20120818"/><ref>{{cite news | first = Tom | last = Morello | title = Paul Ryan Is the Embodiment of the Machine Our Music Rages Against | url = http://www.rollingstone.com/music/news/tom-morello-paul-ryan-is-the-embodiment-of-the-machine-our-music-rages-against-20120816 | work = [[ローリング・ストーン|Rolling Stone Magazine]] |date=2012年8月16日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref><ref>{{cite news | first = August | last = Brown | title = Tom Morello rips Rage Against the Machine fan Paul Ryan | url = http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-tom-morello-rips-into-rage-against-the-machine-fan-paul-ryan-20120817,0,1273665.story | work = [[ロサンゼルス・タイムズ|Los Angeles Times]] |date=2012年8月17日 |accessdate=2012年8月25日}}</ref>。2012年8月の共和党大会では「私の[[iPod]]のプレイリストは[[AC/DC]]で始まり、[[レッド・ツェッペリン]]で終わる」と語っている<ref>{{cite news | first = Randall | last = Roberts | title = Paul Ryan's playlist: What's between AC/DC and Led Zep on his iPod? | url = http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-paul-ryan-playlist-whats-between-acdc-led-zeppelin-on-his-ipod-20120830,0,7314307.story | work = Los Angeles Times |date=2012年8月30日 |accessdate=2012年9月7日}}</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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* [http://www.ryanforcongress.com Paul Ryan for U.S. Congress] ''ポール・ライアン・下院選サイト''
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ポール・ライアン
Paul Ryan
2012年肖像写真
生年月日 (1970-01-29) 1970年1月29日（54歳）
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ウィスコンシン州ジェーンズビル
出身校 マイアミ大学
所属政党 共和党
配偶者 ジェナ・ライアン
子女 3人
サイン
公式サイト U.S. Congressman Paul Ryan
在任期間 2015年10月29日 - 2019年1月3日
大統領 バラク・オバマ
ドナルド・トランプ
選挙区 ウィスコンシン州の旗 ウィスコンシン州第1区
在任期間 1999年1月3日 - 2019年1月3日
アメリカ合衆国下院
予算委員会委員長
在任期間 2011年1月3日 - 2015年1月3日
大統領 バラク・オバマ
アメリカ合衆国下院
歳入委員会委員長
在任期間 2015年1月3日 - 2015年10月29日
大統領 バラク・オバマ
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ポール・デイヴィス・ライアン・ジュニア（英語: Paul Davis Ryan, Jr、1970年1月29日 - ）は、アメリカ合衆国の政治家、建設コンサルタント。ウィスコンシン州選出連邦下院議員、下院議長などを務めた。カトリックの信徒であり、ティーパーティー運動など保守層からの支持が高いとされている[1]。2012年アメリカ合衆国大統領選挙での共和党の副大統領候補であった。

来歴

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1970年1月29日にウィスコンシン州ジェーンズビルに誕生する。建設会社を経営しているライアン家は19世紀に同州に移住しており、ライアンは5代目に当たる。マイアミ大学で経済学と政治学の学位を取って卒業した後政治の道に進み、ボブ・キャステン上院議員やサム・ブラウンバック下院議員に師事し、彼らの下で補佐官を務めた。また、1996年アメリカ合衆国大統領選挙での共和党の副大統領候補にもなったジャック・ケンプ下院議員のスピーチライターを一時務めた。

下院選挙出馬

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ウィスコンシン1区（2003年 - 2012年）はバラク・オバマ大統領の地元であるイリノイ州に接する

1998年に地元のウィスコンシン州から下院選挙に出馬し、選挙戦は激戦だったが57パーセントの得票で勝利した。当選時は28歳で議会最年少であった。現在は7期目である。ジョージ・W・ブッシュ政権1期目に遺産税廃止を盛り込んだ1兆3000億ドル規模（原案は1兆6000億ドル規模）の大型減税が議会で論争となった際には賛成派の急先鋒として論陣を張った。ケンプ元下院議員の薫陶を青年時に受けた経緯があるためライアンは熱烈な歳出削減・減税派である。

2010年の中間選挙の際には共和党の選挙公約「アメリカとの誓約」の立案者の1人として作成に関与し、同年の与野党逆転へと繋げ、翌年には下院予算委員会の委員長に就任した。さらに2011年1月25日に行われたバラク・オバマ大統領の一般教書演説の際には、同大統領に対する反論演説を任されるほどになった[2]（近年は、大統領の一般教書演説に対する反論演説を野党が行うことが定着しており、2009年の同大統領の施政方針演説に対する反論演説はルイジアナ州のボビー・ジンダル州知事が、翌2010年にはバージニア州のボブ・マクドネル州知事など、与野党のホープとされる人物が行っている）。また2011年の反論演説は、ライアンの他に同党のミシェル・バックマン下院議員が近年台頭するティーパーティー運動を代表して反論演説を行っている。

副大統領候補

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候補者指名受諾演説

2012年8月11日には2012年アメリカ合衆国大統領選挙における共和党の大統領候補の指名を確実なものにしていたミット・ロムニーの副大統領候補となることが発表された[1]。本選挙では現職のオバマとバイデンに敗北した。ライアンの地元であるウィスコンシン州は接戦州の1つであり、ライアンが指名された理由の一つでもあったが、この選挙では獲得できなかった。2015年に下院歳入委員会の委員長に就任した。

下院議長

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議長のロゴ

2015年9月25日に共和党の擁するベイナー下院議長が自会派内の保守強硬派フリーダム・コーカスとの対立から辞任を表明した。ケビン・マッカーシー院内総務が後継の意欲を示すが、マッカーシーもフリーダム・コーカスからの支持を見込めず10月8日に出馬を取り下げる。会派をまとめられる議員としてライアンが浮上し、22日にフリーダム・コーカスを含めた会派の大勢の支持を受けて出馬を表明。29日の下院本会議で正式に選出され就任した[3]。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙共和党予備選挙で、5月4日にドナルド・トランプが正式指名を確実とした後もしばらく同候補への支持表明を行わず、6月2日になってようやく支持表明を行うものの、その後も同候補との認識の違いについてしばしば述べている。対してトランプもまた下院選挙予備選挙においてライアンへの支持表明をしばらく行わず、8月1日には泡沫の対抗候補への支持の可能性を示唆もしたが、結局は8月6日にライアンへの支持を表明している。

2017年5月4日にオバマケア見直し法案を下院通過させる。民主党側が結束して反対するのに対し、提出した共和党側から反対20・棄権1を出しての僅差（217対213）の可決であった。しかし同法案は上院での審議が難航し、見切ったトランプ大統領が10月12日に大統領令で部分的に制度修正を行なった。

2018年4月11日には同年11月の中間選挙に出馬せず、2019年1月の任期満了をもって議員を退任すると発表した[4][5]。当時48歳であり、共和党の次世代リーダーと目され、大統領候補とも目されていたライアンの突然の引退表明は大きな驚きを与えた[6][7]。

政策・主張

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保守系団体CPAC2011年会合

共和党員の共通点である減税と規制緩和、小さな政府志向の急先鋒。特に経済活動の壁を排除することには熱心で、キャピタル・ゲインへの課税撤廃を主張しているため、ロムニーから「そんなことしたら私は税金を払わなくて良いことになる（ロムニーの収入源は殆どがキャピタル・ゲインによるもの）」と言われたことがある。

また、その小さな政府志向のためはっきりとオバマ政権の大きな政府志向を批判しており、「今のアメリカはMaker（税金に頼らない人）よりもTaker（税金に頼って暮らす人）が多くなっている」と発言している。しかし彼は幼くして父を亡くしたため社会保障制度によって養われたばかりか、大学在学中から政治に関わり、卒業後も議員スタッフ時代から議員当選に至るまで、基本的には公職やその周辺で職を得てきており、彼自身が礼賛する自由市場で働いた経験が無い正真正銘の『Taker』であるため、しばしばそのことを政敵に攻撃されている。

メディケイド（低所得者医療保険制度）・ペル奨学金・フードスタンプ（政府発行の低所得者向け食糧クーポン）・低所得者向け住宅の予算削減など、徹底した小さな政府を目指す。これはアメリカの自由至上主義者の作家アイン・ランドの思想に強く影響を受けたと発言している。

日本との関わり

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日本記者クラブにて（議長就任前、2015年2月））

2005年には共和党のホープとしてニュースJAPANの取材を受けている。2007年には食文化の普及に多大の功績があったとしてキッコーマンに対する感謝決議を下院に提出・成立させている。上院側の感謝決議は同郷のラス・ファインゴールド上院議員（当時）が提出・成立させた。

家族・私生活

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2015年10月29日

ジェナ夫人との間に2男1女をもうけている[8]。趣味はアウトドアで狩猟の経験がある[8]。

スポーツではNFLのグリーンベイ・パッカーズのファンである[9]。ロック音楽ファンとして知られ[10]、最も好きなバンドの一つとしてレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを挙げている[10]が、同バンドのメンバーのトム・モレロは2012年8月に『ローリング・ストーン』誌で「彼が我々のファンだとは滑稽だ。彼は我々が20年間糾弾し続けた「権力」の体現者であり、我々の主張とは相容れないものだ。彼は我々の主張を何一つ理解していなかったのだろう」と評した[10][11][12]。2012年8月の共和党大会では「私のiPodのプレイリストはAC/DCで始まり、レッド・ツェッペリンで終わる」と語っている[13]。

脚注

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  1. ^ a b “ロムニー氏、副大統領候補に42歳ライアン議員”. 読売新聞. (2012年8月12日). http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120811-OYT1T00899.htm 2012年8月12日閲覧。 
  2. ^ Paul Ryan - Republican Address to the Nation RepPaulRyan,2011年1月25日
  3. ^ 「次世代若手リーダー」が見当たらない米民主党
  4. ^ “ライアン米下院議長、議員引退へ　共和党に打撃”. BBC News. BBC. (2018年4月12日). http://www.bbc.com/japanese/43734915 2018年4月12日閲覧。 
  5. ^ 『共和党のライアン下院議長が中間選挙を前に議員引退を表明』 2018年4月12日 Onebox News
  6. ^ “トランプ氏との関係が影 米下院議長引退、中間選へ共和苦境”. 日本経済新聞 (2018年4月13日). 2024年3月19日閲覧。
  7. ^ “Paul Ryan's Unexpected Exit Is a Warning Sign for Republicans” (英語). TIME (2018年4月11日). 2024年3月19日閲覧。
  8. ^ a b Epstein, Emily Anne (2012年8月11日). “Wisconsin full-time mom thrust into the vice presidential spotlight”. Daily Mail. 2012年8月25日閲覧。
  9. ^ “Paul Ryan Noodles Catfish And Five Other Weird Facts About Mitt Romney's VP”. International Business Times. (August 11, 2012). http://www.ibtimes.com/articles/372691/20120811/paul-ryan-facts-mitt-romney-vp-personal.htm 2012年8月25日閲覧。 
  10. ^ a b c 「ロックファンの米共和党ライアン氏に「我々の音楽、理解していない」 バンドの一つ「彼とは正反対」と反発」『朝日新聞』2012年8月18日夕刊 3版 2面
  11. ^ Morello, Tom (2012年8月16日). “Paul Ryan Is the Embodiment of the Machine Our Music Rages Against”. Rolling Stone Magazine. http://www.rollingstone.com/music/news/tom-morello-paul-ryan-is-the-embodiment-of-the-machine-our-music-rages-against-20120816 2012年8月25日閲覧。 
  12. ^ Brown, August (2012年8月17日). “Tom Morello rips Rage Against the Machine fan Paul Ryan”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-tom-morello-rips-into-rage-against-the-machine-fan-paul-ryan-20120817,0,1273665.story 2012年8月25日閲覧。 
  13. ^ Roberts, Randall (2012年8月30日). “Paul Ryan's playlist: What's between AC/DC and Led Zep on his iPod?”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/entertainment/music/posts/la-et-ms-paul-ryan-playlist-whats-between-acdc-led-zeppelin-on-his-ipod-20120830,0,7314307.story 2012年9月7日閲覧。 

外部リンク

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