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「ل」の版間の差分

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説明誤りの訂正(1)発音は必ずliとなる訳ではない。接続する人称代名詞によりlaに変わる。(2)直後に続く語がアリフで始まる場合、アリフは綴りから削除し、発音もされない→アリフではなくハムザトルワスルかつ定冠詞のもの。ハムザトルワスルで始まる他の語も含む記述だったため変更。
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{{特殊文字}}{{clearright}}{{アラビア文字}}
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'''ﻝ'''(ラーム)は[[アラビア文字]]の23番目に位置する文字。[[ヘブライ文字]]の[[ל]]、[[ギリシャ文字]]の[[Λ]]、[[キリル文字]]の[[Л]]、[[ラテン文字]]の[[L]]に対応る。[[定冠詞]]のالـや[[前置詞]]のلـ、否定の[[لا]]など、使用頻度は高い。元は雄牛を追い立てる棒の形から来たといわれている
'''ﻝ'''(ラーム, {{lang|ar|لام}})は[[アラビア文字]]の23番目に位置する文字。[[歯茎側面接近音]] {{ipa|l}} を表す。
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[[フェニキア文字]]から受け継がれた文字の一つで、[[ヘブライ文字]]の {{rtl-lang|he|[[ל]]}}、[[ギリシャ文字]]の {{lang|el|[[Λ]]}}、[[キリル文字]]の {{lang|ru|[[Л]]}}、[[ラテン文字]]の {{lang|la|[[L]]}} に対応する。元は雄牛を追い立てる棒の形から来たといわれている。

直後に[[ا|アリフ]]が来る場合、合字[[لا]](ラーム・アリフ)を作る。

このラーム1文字で意味をなす語としては動作の対象や方向などを表す前置詞(日本語の「~に」「~へ」)であるلِ(li,リ)や強調・宣誓のلَ(la,ラ)が挙げられる。

前置詞لِ(li,リ)のように1文字しか無い場合は後続の語とつなげてつづられる。定冠詞اَلْ(al-,アル=)のついた語が続く場合は語頭のハムザトルワスル(اَ)が脱落しلِلْ(li-l,リ・ル=)となる。


[[歯茎側面接近音]]をあらわす。[[国際音声記号|IPA]]は[l]。
==符号位置==
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!文字!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!名称
!文字!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!説明
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[[Category:アラビア文字|ل]]
[[am:ላዊ]]
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[[Category:ペルシア文字|ل]]

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[[en:Lamedh#Arabic lām]]
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[[kk:ل]]
[[ko:ل]]
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[[nl:Lam (Arabische letter)]]
[[ru:Лям (буква арабского алфавита)]]
[[th:ลาเมด]]
[[ur:ل]]
[[wuu:ل]]

2022年2月12日 (土) 12:32時点における最新版

ل
語末形 語中形 語頭形
ـل ـلـ لـ
ل
語末形 語中形 語頭形
ـل ـلـ لـ
アラビア文字
خ ح ج ث ت ب ا
ص ش س ز ر ذ د
ق ف غ ع ظ ط ض
ي و ه ن م ل ك
لا ة ء
ペルシア文字
ح چ ج ث ت پ ب ا
ش س ژ ز ر ذ د خ
ق ف غ ع ظ ط ض ص
ی ه و ن م ل گ ک
لا ء

(ラーム, لام)はアラビア文字の23番目に位置する文字。歯茎側面接近音 /l/ を表す。

単独形の筆順
語頭形の筆順

フェニキア文字から受け継がれた文字の一つで、ヘブライ文字ל‎、ギリシャ文字Λキリル文字Лラテン文字L に対応する。元は雄牛を追い立てる棒の形から来たといわれている。

直後にアリフが来る場合、合字لا(ラーム・アリフ)を作る。

このラーム1文字で意味をなす語としては動作の対象や方向などを表す前置詞(日本語の「~に」「~へ」)であるلِ(li,リ)や強調・宣誓のلَ(la,ラ)が挙げられる。

前置詞لِ(li,リ)のように1文字しか無い場合は後続の語とつなげてつづられる。定冠詞اَلْ(al-,アル=)のついた語が続く場合は語頭のハムザトルワスル(اَ)が脱落しلِلْ(li-l,リ・ル=)となる。

符号位置

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文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 説明
ل U+0644 ل
ل
ラーム
ڵ U+06B5 ڵ
ڵ
クルド語 /ɫ/
ڶ U+06B6 ڶ
ڶ
ڷ U+06B7 ڷ
ڷ
ڸ U+06B8 ڸ
ڸ