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バイクレーサーだった父親の影響で2歳上の姉がレースを始め、弟の藍も3歳の頃から[[ポケバイ]]に乗り始めた。[[ミニバイク]]を経て2014年にロードレースデビューし、つくばやもてぎの地方選手権に参戦した。
バイクレーサーだった父親の影響で2歳上の姉がレースを始め、弟の藍も3歳の頃から[[ポケバイ]]に乗り始めた。[[ミニバイク]]を経て2014年にロードレースデビューし、つくばやもてぎの地方選手権に参戦した。


2015年、アジア人ライダー育成シリーズ、アジア・タレント・カップに参戦し、1勝と2位2回でランキング7位。2016年は3勝を挙げランキング2位。同年はレッドブルMotoGPルーキーズカップにも参戦し、ランキング11位。
2015年、アジア人ライダー育成シリーズ、アジア・タレント・カップに参戦し、1勝と2位2回でランキング7位。2016年は3勝を挙げランキング2位(1位は[[ソムキアット・チャントラ]])。同年はレッドブルMotoGPルーキーズカップにも参戦し、ランキング11位。


2017年、MotoGPへの登竜門であるCEVレプソル Moto3ジュニア世界選手権にアジア・タレント・チームより参戦。第5戦[[エストリル・サーキット|エストリル]]で3位表彰台、第6戦[[ヘレス・サーキット|ヘレス]](レース2)で初優勝し、ランキング8位<ref>{{Cite web |和書 |title=CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV) 2017総集編 |url=https://www.honda.co.jp/CEV/race2017/?from=cattopnews |website=本田技研工業 |date=2017-12-25 |accessdate=2024-08-19}}</ref>。ルーキーズカップでは2勝を挙げランキング5位。
2017年、MotoGPへの登竜門であるCEVレプソル Moto3ジュニア世界選手権にアジア・タレント・チームより参戦。第5戦[[エストリル・サーキット|エストリル]]で3位表彰台、第6戦[[ヘレス・サーキット|ヘレス]](レース2)で初優勝し、ランキング8位<ref>{{Cite web |和書 |title=CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV) 2017総集編 |url=https://www.honda.co.jp/CEV/race2017/?from=cattopnews |website=本田技研工業 |date=2017-12-25 |accessdate=2024-08-19}}</ref>。ルーキーズカップでは2勝を挙げランキング5位。
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2018年5月、ロードレース世界選手権(MotoGP)第4戦{{仮リンク|2018年スペイングランプリ (ロードレース)|en|2018 Spanish motorcycle Grand Prix|label=スペインGP}}の[[Moto3]]クラスに[[ワイルドカード (スポーツ)|ワイルドカード]](地元推薦枠)で出場。グランプリデビュー戦を15位で完走し、初ポイントを獲得した<ref>{{Cite web |和書 |title=ロードレース世界選手権(Moto3) 第4戦 スペインGP決勝 |url=https://www.honda.co.jp/WGP/race2018/rd04/moto3.html?from=topics |website=本田技研工業 |date=2018-05-07 |accessdate=2024-08-19}}</ref>。同年はオランダGP、ドイツGP、オーストリアGPにもスポット参戦し、ランキング36位。
2018年5月、ロードレース世界選手権(MotoGP)第4戦{{仮リンク|2018年スペイングランプリ (ロードレース)|en|2018 Spanish motorcycle Grand Prix|label=スペインGP}}の[[Moto3]]クラスに[[ワイルドカード (スポーツ)|ワイルドカード]](地元推薦枠)で出場。グランプリデビュー戦を15位で完走し、初ポイントを獲得した<ref>{{Cite web |和書 |title=ロードレース世界選手権(Moto3) 第4戦 スペインGP決勝 |url=https://www.honda.co.jp/WGP/race2018/rd04/moto3.html?from=topics |website=本田技研工業 |date=2018-05-07 |accessdate=2024-08-19}}</ref>。同年はオランダGP、ドイツGP、オーストリアGPにもスポット参戦し、ランキング36位。


2019年はホンダ・チーム・アジアよりMoto3クラスにレギュラー参戦<ref>{{Cite press release |title=2019 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス「IDEMITSU Honda Team Asia」、Moto3クラス「Honda Team Asia」の参戦体制について |publisher=本田技研工業 |date=2018-10-15 |url=https://global.honda/jp/news/2018/2181005.html |accessdate=2024-08-19}}</ref>。
2019年はホンダ・チーム・アジアよりMoto3クラスにレギュラー参戦<ref>{{Cite press release |title=2019 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス「IDEMITSU Honda Team Asia」、Moto3クラス「Honda Team Asia」の参戦体制について |publisher=本田技研工業 |date=2018-10-15 |url=https://global.honda/jp/news/2018/2181005.html |accessdate=2024-08-19}}</ref>。第5戦[[フランスグランプリ (ロードレース)|フランスGP]]で左手を骨折し次戦を欠場したが、第14戦[[アラゴングランプリ|アラゴン]]で2位初表彰台を獲得。シリーズ19戦中14戦でポイントを獲得し、ランキング10位となった


2020年もホンダ・チーム・アジアよりMoto3クラスに参戦。[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]により短縮されたシーズンで、フル参戦2年目にしてチャンピオン争いを演じる。優勝はなかったものの、2位2回・3位5回など15戦中14戦でポイントを獲得。[[アルベルト・アレナス]]から8点差の2位につけて最終戦[[ポルトガルグランプリ (ロードレース)|ポルトガルGP]]を迎えたが逆転はならず、ランキング3位でシーズンを終えた。


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== 主なレース戦績 ==
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2024年8月20日 (火) 17:59時点における版

小椋藍
2018年
生年月日 (2001-01-26) 2001年1月26日(23歳)
東京都清瀬市
現在のチーム MT Helmets MSI
ゼッケン 79
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2021年
マニファクチャラーカレックス
2023年 順位9位(137.5pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
55 3 11 3 2 380.5
ロードレース世界選手権 Moto3クラス
活動期間2018年2020年
マニファクチャラーホンダ
チャンピオン0
2020年 順位3位 (170pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
37 0 8 1 2 280

小椋 藍(おぐら あい、2001年1月26日 - )は、東京都清瀬市生まれ、埼玉県出身のオートバイレーサーである。

経歴

初期

バイクレーサーだった父親の影響で2歳上の姉がレースを始め、弟の藍も3歳の頃からポケバイに乗り始めた。ミニバイクを経て2014年にロードレースデビューし、つくばやもてぎの地方選手権に参戦した。

2015年、アジア人ライダー育成シリーズ、アジア・タレント・カップに参戦し、1勝と2位2回でランキング7位。2016年は3勝を挙げランキング2位(1位はソムキアット・チャントラ)。同年はレッドブルMotoGPルーキーズカップにも参戦し、ランキング11位。

2017年、MotoGPへの登竜門であるCEVレプソル Moto3ジュニア世界選手権にアジア・タレント・チームより参戦。第5戦エストリルで3位表彰台、第6戦ヘレス(レース2)で初優勝し、ランキング8位[1]。ルーキーズカップでは2勝を挙げランキング5位。

2018年、Moto3ジュニア世界選手権では最終戦バレンシア(レース1)で優勝、2位1回・3位2回でランキング5位[2]

Moto3

2018年5月、ロードレース世界選手権(MotoGP)第4戦スペインGP英語版Moto3クラスにワイルドカード(地元推薦枠)で出場。グランプリデビュー戦を15位で完走し、初ポイントを獲得した[3]。同年はオランダGP、ドイツGP、オーストリアGPにもスポット参戦し、ランキング36位。

2019年はホンダ・チーム・アジアよりMoto3クラスにレギュラー参戦[4]。第5戦フランスGPで左手を骨折し次戦を欠場したが、第14戦アラゴンで2位初表彰台を獲得。シリーズ19戦中14戦でポイントを獲得し、ランキング10位となった。

2020年もホンダ・チーム・アジアよりMoto3クラスに参戦。新型コロナウイルス感染症の世界的流行により短縮されたシーズンで、フル参戦2年目にしてチャンピオン争いを演じる。優勝はなかったものの、2位2回・3位5回など15戦中14戦でポイントを獲得。アルベルト・アレナスから8点差の2位につけて最終戦ポルトガルGPを迎えたが逆転はならず、ランキング3位でシーズンを終えた。

主なレース戦績

  • 2017年 - RedBull MotoGPルーキーズカップ ランキング5位
  • 2017年 - CEV Moto3ジュニア世界選手権 アジア・タレント・チーム ランキング8位
  • 2018年 - CEV Moto3ジュニア世界選手権 アジア・タレント・チーム ランキング5位
  • 2018年 - ロードレース世界選手権Moto3 アジア・タレント・チーム ランキング36位
  • 2019年 - ロードレース世界選手権Moto3 ホンダ・チーム・アジア ランキング10位
  • 2020年 - ロードレース世界選手権Moto3 ホンダ・チーム・アジア ランキング3位
  • 2021年 - ロードレース世界選手権Moto2 出光・ホンダ・チーム・アジア ランキング8位
  • 2022年 - ロードレース世界選手権Moto2 出光・ホンダ・チーム・アジア ランキング2位
  • 2023年 - ロードレース世界選手権Moto2 出光・ホンダ・チーム・アジア ランキング9位

ロードレース世界選手権

シーズン クラス バイク チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 順位 ポイント
2018年 Moto3 ホンダ アジア タレント チーム QAT
ARG
AME
SPA
15
FRA
ITA
CAT
NED
23
GER
Ret
CZE
AUT
20
GBR
RSM
ARA
THA
JPN
AUS
MAL
VAL
36位 1
2019年 Moto3 ホンダ ホンダ チーム アジア QAT
11
ARG
17
AME
11
SPA
9
FRA
Ret
ITA
INJ
CAT
6
NED
6
GER
7
CZE
6
AUT
12
GBR
10
RSM
Ret
ARA
2
THA
Ret
JPN
14
AUS
14
MAL
4
VAL
10
10位 109
2020年 Moto3 ホンダ ホンダ チーム アジア QAT
3
SPA
2
ANC
Ret
CZE
3
AUT
4
STY
3
RSM
2
EMI
3
CAT
11
FRA
9
ARA
14
TER
9
EUR
3
VAL
8
POR
8
3位 170
2021年 Moto2 カレックス 出光 ホンダ チーム アジア QAT
17
DOH
5
POR
Ret
SPA
7
FRA
7
ITA
6
CAT
Ret
GER
Ret
NED
6
STY
5
AUT
2
GBR
9
ARA
8
RSM
7
AME
7
EMI
9
ALG
Ret
VAL
INJ
8位 120
2022年 Moto2 カレックス 出光 ホンダ チーム アジア QAT
6
IDN
6
ARG
3
AME
2
POR
NC
SPA
1
FRA
5
ITA
3
CAT
7
GER
8
NED
2
GBR
4
AUT
1
RSM
5
ARA
4
JPN
1
THA
6
AUS
11
MAL
Ret
VAL
Ret
2位 242
2023年 Moto2 カレックス 出光 ホンダ チーム アジア POR
ARG
DNS
AME
15
SPA
Ret
FRA
9
ITA
15
GER
14
NED
2
GBR
8
AUT
3
CAT
7
RSM
5
IND
21
JAP
2
INE
17
AUS
15
THA
5
MAL
4
QAT
4
VAL
11
9位 137.5
2024年 Moto2 KTM MT Helmets MSI QAT
4
POR
5
AME
9
SPA
6
FRA
2
CAT
1
ITA
5
NED
1
GER
3
GBR
14
AUT
ARA
RSM
KAZ
INE
JAP
AUS
THA
MAL
VAL
2位 142

ヘルメットの話題

一時期、アライヘルメットで他の選手の物を含めてヘルメットの塗装を行っていたことがある[1]。 2024年シーズンを前に、「ホンダ・チーム・アジア」からヘルメットメーカーがスポンサードする「MTヘルメット-MSI」に移籍。移籍の契約交渉の中でスポンサーのヘルメットではなく「アライヘルメットをかぶれること」を条件として提示し、これを認めさせた[5]

脚注

  1. ^ CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV) 2017総集編”. 本田技研工業 (2017年12月25日). 2024年8月19日閲覧。
  2. ^ CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV) 2018総集編”. 本田技研工業 (2018年12月8日). 2024年8月19日閲覧。
  3. ^ ロードレース世界選手権(Moto3) 第4戦 スペインGP決勝”. 本田技研工業 (2018年5月7日). 2024年8月19日閲覧。
  4. ^ "2019 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス「IDEMITSU Honda Team Asia」、Moto3クラス「Honda Team Asia」の参戦体制について" (Press release). 本田技研工業. 15 October 2018. 2024年8月19日閲覧
  5. ^ 今季2勝目の小椋藍がMoto2タイトルにこだわる本当の理由と、アライユーザーなのに「MTヘルメット」チームで走れるわけ”. NUMBER web (2024年). 2024年7月6日閲覧。

外部リンク