「刺激惹起性多能性獲得細胞」の版間の差分
2014年12月19日、理化学研究所は、検証チームおよび小保方双方の検証の結果、STAP現象を再現できない、と結論した。 |
Homura magica (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
56行目: | 56行目: | ||
=== 検証実験 === |
=== 検証実験 === |
||
2014年12月19日、理化学研究所は、検証チームおよび小保方双方の検証の結果、STAP現象を再現できない、と結論した<ref>{{Cite press release |title=STAP現象の検証結果について |publisher=[[理化学研究所]] |date=2014-12-19 |accessdate=2014-12-19}}</ref><ref>{{Cite news |title=検証実験打ち切り=「STAP再現できず」-理研 |newspaper=[[時事通信社|時事ドットコム]] |date=2014-12-19 |accessdate=2014-12-19}}</ref>。 |
2014年12月19日、理化学研究所は、検証チームおよび小保方双方の検証の結果、STAP現象を再現できない、と結論した<ref>{{Cite press release |url=http://www3.riken.jp/stap/j/r2document1.pdf /||title=STAP現象の検証結果について |publisher=[[理化学研究所]] |date=2014-12-19 |accessdate=2014-12-19}}</ref><ref>{{Cite news |url=http://jp.wsj.com/news/articles/SB11501383225136704765104580343962139324750|title=検証実験打ち切り=「STAP再現できず」-理研 |newspaper=[[時事通信社|時事ドットコム]] |date=2014-12-19 |accessdate=2014-12-19}}</ref>。 |
||
== 論理の破綻と矛盾 == |
== 論理の破綻と矛盾 == |
2014年12月19日 (金) 02:54時点における版
刺激惹起性多能性獲得細胞[1][2](しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう、英: Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells[1][3])とは、動物の分化した細胞に弱酸性溶液に浸すなどの外的刺激(ストレス)を与えて再び分化する能力[注 1]を獲得させたとされる細胞。その英語名から一般にはSTAP細胞(スタップさいぼう、STAP cells)と呼ばれる。この細胞をもたらす現象をSTAP現象、STAP細胞に増殖能を持たせたものをSTAP幹細胞、胎盤へ寄与できるものをFI幹細胞と呼ぶ[5][6]。
2014年1月に小保方晴子(理化学研究所)らが、チャールズ・バカンティ(ハーバード・メディカルスクール)や若山照彦(山梨大学)と共同で発見したとして、論文2本をネイチャー(1月30日付)に発表した[7][8]。
発表直後には、生物学の常識をくつがえす大発見とされ[3][9]、小保方が若い女性研究者であることに注目した大々的な報道もあって世間から大いに注目された。しかし、直後から様々な疑義が指摘され、7月2日にネイチャーの2本の論文は撤回された[10][11][12][13][14][15]。これにより、STAP細胞はその存在を科学的には認められない状態に至った[16][17]。
研究の意義と発想
主張された発見の意義
従来、遺伝子の導入などによらず、外的刺激を与えることのみで、動物細胞の分化した状態を無効にして初期化(リプログラミング)し、万能細胞にすることはできないとされていたため、STAP細胞の発見は生命科学の常識を覆す大発見とされ[3][9]、細胞初期化原理の解明や医療への応用が期待された[18][19]。ここで外的刺激とは細胞を弱酸性溶液(pH5.7)に短時間浸すというような簡単な処理であるとされた[7]。
また、発表当初はiPS細胞と比較したSTAP細胞の優位性についても強調された[20]。しかし、iPS細胞の発見者である山中伸弥により反論され[21]、理化学研究所も「誤解を招く表現があった」として、3月18日には当初の主張を撤回している[22][23]。
STAP細胞はiPS細胞とは異なり、体内での臓器再生等、別の可能性があることが期待されていた[18][24]。また、小保方は細胞初期化を制御する原理が解明できれば、細胞の状態を自在に操作可能な技術につながると語り[25]、山中も初期化のメカニズムに迫るにあたって有用だとしていた[18]。
また、共著者の一人である東京女子医科大学教授の大和雅之は、外的刺激による初期化は生物が生存のために環境に適応する進化的意味合いを持つとし、未知の生命現象が解決する可能性[注 2]や生物学におけるインパクト、波及効果を指摘していた[19]。
研究の着想
研究の着想は「植物のほか、動物の中でもイモリは傷つくなど外からの刺激をきっかけに、万能細胞化して再生する。ヒトを含めた哺乳類でも同様のことが考えられないか」という素朴な疑問にあるとされた[26]。小保方が大学院時代に留学したハーバード大学医学大学院のブリガムアンドウィメンズ病院麻酔科教授のチャールズ・バカンティらは、成体内に小型の細胞が極少数存在し、これが休眠状態の多機能細胞ではないかとの仮説を唱えていた(胞子様細胞)[1]。小保方はこの研究室で組織細胞をガラスの細管に通して小型細胞を選別する実験を行った。この実験で小型の幹細胞は取り出せるが、元の組織には幹細胞が観察されないこと、繰り返し細管に通すと少しずつ小型の幹細胞が出現することなどを知った。小保方は「小さい細胞を取り出す操作をすると幹細胞が現れるのに、操作しないと見られない。幹細胞を『取り出している』のではなく、操作によって、『できている』という考えに至った」と話している[27]。
論文の撤回
画像や解析結果の誤りなどにより、7月2日にネイチャーに投稿された論文は撤回に追い込まれ[28][29][30][31][32]、「STAP現象全体の整合性を疑念なく語ることは現在困難」[33]などの著者らのコメントも発表された[34][35] [36][37]。
撤回理由は調査委員会が調査した疑義や不正認定した2枚の画像に加え、1) レター論文のキメラ胚の写真において、ES細胞由来とSTAP細胞由来の写真がともにSTAP細胞由来のものであったこと、2) アーティクル論文の2倍体キメラ胚の写真に、4倍体キメラ胚の別の写真が使用されていたこと、3) デジタル画像処理によるものを「長時間露光」と誤って記載していたこと、4) レター論文のSTAP細胞とES細胞の図において、ラベルが逆になってしまっていたこと、5) 『ドナーマウスと報告された STAP幹細胞では遺伝背景と遺伝子挿入部位に説明のつかない齟齬がある。』、の5点があげられている[38][39]。
撤回された論文の要旨
小保方らは、まず未分化細胞で特異的に発現するOct4遺伝子の挙動を観察した。Oct4プロモーターの下流にGFP遺伝子配列を繋いだコンストラクトをマウスに導入し、Oct4の挙動を可視化した。このOct4::GFPマウスのリンパ球を使用し、細胞外環境を変えることによる細胞の初期化の状況を解析した[6]。細いガラス管に通すという物理刺激を与えたり[注 3]、毒素(細胞毒素ストレプトリジンO)で細胞膜に穴をあけたり、飢餓状態にしたり、熱刺激を与えたりなどさまざまな方法を試した結果、酸性溶液による細胞刺激が最も有効であることを発見した[27]。小保方らの試行では、生後1週のマウス脾臓のリンパ球をpH 5.7、37℃の酸性溶液に25分浸して刺激を与え[40][注 4]、B27と多能性細胞の維持・増殖に必要な増殖因子である白血病阻止因子(LIF)を含むDMEM/F12培地に移して培養する方法が、最も効率的にSTAP細胞を作製できた[6][42]。
次に、小保方らは、生きた細胞を長時間培養しながら顕微鏡で観察するライブイメージング法で7日間にわたって解析を行った。その結果、得られる未分化の細胞は、分化したリンパ球が初期化されたものであり、試料に含まれていた未分化の細胞が酸処理を経て選択されたものではないことを示唆した[1][6] [43][44]。遺伝子解析を実施してOct4陽性細胞を検証した結果、Oct4陽性細胞のT細胞受容体遺伝子に、リンパ球T細胞が分化した時に生じる特徴的な遺伝子再構成であるTCR再構成が検出された [6][45][注 5][注 6]。このことから、Oct4陽性細胞は、T細胞に一度分化したリンパ球由来の細胞を酸性溶液処理で初期化して得られたものであり、Muse細胞のような既存の多能性幹細胞が酸性溶液処理によって選択されたものではないことを検証した[6]。また、このOct4陽性細胞は、Oct4以外にも多能性細胞に特有のSox2、 SSEA1、Nanogといった遺伝子マーカーを発現していた[6][47]。さらにOct4陽性細胞は3胚葉組織への分化能を持っていた[6][48][注 7]。その後、小保方らは、脳・皮膚・骨格筋・脂肪組織・骨髄・肺・肝臓・心筋などの組織の細胞についても同様に処理し、いずれの組織の細胞からもSTAP細胞が産生されることを確認した[49]。
また、LIFと副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を含む培地を用いることにより[49]、多能性と自己複製能を併せ持つ細胞株を得る方法が確立された[6]。これがSTAP幹細胞と呼ばれるものである[18]。STAP幹細胞は胎盤組織への分化能を持たないが[6][50]、STAP細胞の培養条件を変え、栄養膜幹細胞の作製法と同様にFgf4を含む培地で長期間の接着培養することにより得られた幹細胞(FI幹細胞またはFGF4誘導幹細胞[注 8])からは胎盤を誘導することができた[52][53]。
公表されていた実験手技解説
実験手技要旨[40]に加え、理化学研究所は2014年3月5日に、より詳細な実験手技解説[41]を公開した[54]。なお、アーティクル論文とレター論文の取り下げに伴い、この実験手技解説も7月2日付けで取り下げられている。
このプロトコル・エクスチェンジには、「単純に見えるが、細胞の処理と培養条件、さらに細胞個体群の選択に、とりわけ慎重さを要する」という「注意書」があり、カリフォルニア大学デービス校准教授のポール・ノフラーは、これは「STAP細胞は作るのがきわめて難しい」と同義だ、とし[55]、「(共著者の)ハーバード大学のバカンティ博士は、なぜこのプロトコル・ペーパー(作成方法論文)に加わらないのか」という疑問を表明した[55]。また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙も、プロトコル・エクスチェンジが、元の論文と矛盾するとした[56]。
更に同年3月20日には、細いガラス管に通した後で弱酸性液に浸す改善版実験手技[57]を、チャールズ・バカンティらが公表した[58][59]。これについて、ノフラーは「作製効率や検証方法が書かれておらず、筆者が誰かの明示がない。実際に作製できるかは疑問」と指摘した[60]。同年4月9日には、米国の幹細胞学者でマサチューセッツ工科大学教授であるルドルフ・イエーニッシュが、STAP細胞の作製法を今すぐ公開すべきだとし、既報の作製法が既に4種類も存在するのは異常だと指摘した[61]。
なお、この実験手技についてチャールズ・バカンティと小島宏司は、同年9月3日に連名でさらなる修正版[62]を発表した[63]。簡単に作成できるという発言を撤回し、ATPを加えることに言及している[64][65][66]。
追試結果
酸刺激による実験主技の追試
論文が公開されるまでに、論文共著者の若山照彦は再現実験を山梨大学で数十回実施したが一度も成功しなかった[67][68]。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター内で、小保方以外の人物が独立に成功したことはなかったという[68]。
また、ポール・ノフラーはウェブサイトにて世界の研究者たちに呼びかけてSTAP細胞作製の追試のデータを集め、2014年2月14日から2月19日に間に様々な細胞で試行された10件の報告が寄せられた[69]。その中には追試に成功したという報告は無い[69]。マウス胎児線維芽細胞で追試を試み、多くの自家蛍光が見られたと報告した関西学院大学の関由行は[69]、「いくら詳細な手順が示されているといっても、論文のデータの信頼性が失われた中では再現に取り組みようがない」と述べた[70]。
2014年4月以降、理化学研究所でも検証実験が進められているが、同年8月27日の中間発表の段階では、論文に記載されているプロトコルでのSTAP細胞様細胞塊の出現を確認することはできなかった[71][66]。また、近畿大ではリンパ球ではなく線維芽細胞を対象として約30回、細胞を酸に浸す実験に取り組んだ。細胞塊が出現し、万能細胞特有の遺伝子が微弱に反応して発光も見られたものの、発光には緑色だけでなく赤色の光も含まれていた。発光は死細胞の自家蛍光で、遺伝子の反応は極めて微弱で不十分なものであり、STAP細胞の再現には至っていない。また、9月に発表されたバカンティ・プロトコルで言及されたATPを酸に追加することも試したが、失敗している[66]。
酸と機械的刺激を組み合わせた実験手技の追試
2014年4月1日、香港中文大学教授の李嘉豪は、チャールズ・バカンティ発表の実験手技に基づく追試において、対照実験として研和のみを与えた細胞で予期しなかった多能性マーカー(Oct4、Nanog)の発現を確認したが、多くの細胞が死んだことや、多能性マーカーの発現量が多能性細胞に比べて10分の1以下だったことから、細胞死に伴う無秩序な遺伝子発現による副産物であろうと論じ、STAP細胞の一部の過程の再現との解釈に否定的な見解を示した[72][73]。李は「研和のみの操作は難しくないので他の研究室でも試せないだろうか」「個人的にはSTAP細胞は実在しないと考える。労力財力の無駄なので、これ以上の追試はしない」と述べ[73]、同グループは追試の結果を論文にまとめてオンライン誌で発表した[74]。
検証実験
2014年12月19日、理化学研究所は、検証チームおよび小保方双方の検証の結果、STAP現象を再現できない、と結論した[75][76]。
論理の破綻と矛盾
STAP幹細胞にはTCR遺伝子再構成が認められなかった問題
2014年1月30日発表のアーティクル論文[7]では分取できたリンパ球系のSTAP細胞にTCR遺伝子再構成が認められ[注 9]、培養条件を変えることによりそのSTAP細胞からSTAP幹細胞を樹立できたと報告し[77]、『体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見』したとしていた[6]。しかし、プロトコル・エクスチェンジの中で、8クローンのSTAP幹細胞を調査したところ、いずれにおいてもTCR遺伝子再構成が認められなかった[注 10]ことが公表されたことにより[41][54]、STAP幹細胞が分化した体細胞に由来したと主張する証拠が無いことが判明した[78][79][80]。
若山照彦はこのことについて、「STAP細胞が出来た重要な証拠の1つである特定の遺伝子の変化について、論文発表前、研究チーム内では『変化がある』と報告され、信じていたが、先週、理化学研究所が発表した文書の中では、変化はなかったと変わっていた」とし「STAP細胞の存在に確信がなくなった」と述べた[81]。3月10日、若山はこの矛盾を始めとして、STAP細胞が3胚葉組織への分化能を持つことを示す画像が博士論文と酷似していた事実を受けて、論文の撤回を呼び掛けた[82][83]。
2014年6月10日、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの自己点検検証委員会(CDB 自己点検検証委員会)は、小保方晴子、丹羽仁史、笹井芳樹が、2014年1月30日のアーティクル論文[7]発表の1年前の2013年1月時点でSTAP幹細胞にTCR遺伝子再構成がないという結果を共有していたが、STAP幹細胞にTCR遺伝子再構成がないことを記載せずネイチャーに発表していたことを報告した[84][注 11]。
公開遺伝子データ解析による矛盾と疑惑の露見
理化学研究所統合生命医科学研究センター上級研究員の遠藤高帆は、小保方らのレター論文の発表に付随してWEB上で公開されていたmRNAの配列データの一塩基多型(SNP)を解析することにより以下の結論を得[5][85][86]、9月21日、日本分子生物学会の英文誌 Genes to Cells 上で発表した[87][88]。
- FI幹細胞
- FI幹細胞(FGF4誘導幹細胞)のものとされるmRNAデータが、ES細胞が9割、胎盤になる能力のある幹細胞であるTS細胞が1割が混ざった特徴を持っていた[86][88]。
- STAP細胞
- STAP細胞のmRNAの発現量をSMARTerを使用して解析したデータにおいて、これを分析した結果、ほぼすべての細胞に8番染色体が通常の2本より1本多くなる「トリソミー」と呼ばれる異常のあることが示された[5][88]。この異常を起こしたマウスは、通常は胎児の段階で死亡することから、生後1週間ほどのマウスからリンパ球を採取してSTAP細胞を作ったとする小保方らの主張と合致しない[5]。
- なお、8番染色体のトリソミーは、すでに研究で広く使われているマウスのES細胞を長期間培養するとしばしば起きる異常としても知られている[5]。
- 多能性を示す指標遺伝子
- STAP細胞のmRNAの発現量をTruSeqを使用して解析したデータにおいて、多能性を示す指標遺伝子がまったく転写されていなかった。従前よりSTAP細胞作成の根拠の一つとされる蛍光が、指標遺伝子の発現によるものではなく、死にかけた細胞がよく発する自家蛍光ではないかと指摘されていたが、それを補強する結果であった。また、SMARTerで解析した結果と一致せず、STAP細胞とされるものが2種類存在したことになる[5]。
ドナーマウスとSTAP幹細胞の間の重大な矛盾
論文撤回理由として以下の説明のつかない重大な矛盾があることが報告された。ドナーマウスとSTAP幹細胞では違う染色体にGFP遺伝子が挿入されていた。また、そのGFP遺伝子はドナーマウスはホモ接合であるのに、STAP幹細胞はヘテロ接合であった[29]。
研究不正
- アーティクル論文 の Figure 1i[45](TCR再構成を示すDNAゲル電気泳動の画像)に認められた切り貼り(改竄)[92]。
- アーティクル論文 の Figure 2d, 2e[48](STAP細胞が3胚葉組織への分化能をもつことを示すものとして掲載された組織の蛍光顕微鏡画像)と小保方の博士論文に使用された画像との間に認められた一致(捏造)[92]。
公表文献・公開情報
撤回論文
- Obokata, H.; Wakayama, T.; Sasai, Y.; Kojima, K.; Vacanti, M. P.; Niwa, H.; Yamato, M.; Vacanti, C. A. (2014-07-02). “Retraction:Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency”. Nature 505: 641-647 .
- Obokata, H.; Sasai, Y.; Niwa, H.; Kadota, M.; Andrabi, M.; Takata, N.; Tokoro, M.; Terashita, Y.; Yonemura, S.; Vacanti, C. A.; Wakayama, T. (2014-07-02). “Retraction:Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency”. Nature 505: 676-680 .
- Obokata, H.; Sasai, Y. ; Niwa, H. (2014-03-05). “Essential technical tips for STAP cell conversion culture from somatic cells”. Protocol Exchange .
特許出願文献
- Vacanti, C. A. et al. (2013年10月31日). “Generating pluripotent cells de novo WO 2013163296 A1”. 2014年2月5日閲覧。 (国際特許公開、優先日:2012年4月24日、出願日:2013年4月24日、公開日:2013年10月31日)
- (PDF) US 61/637,631 - 米国仮特許出願(出願日:2012年4月24日)
- (PDF) US 61/779,533 - 米国仮特許出願(出願日:2013年3月13日)
- (PDF) PCT/US2013/037996 - 国際特許出願(出願日:2014年4月24日、優先日:2012年4月24日)
検証論文
- Mei Kuen Tang, Lok Man Lo, Wen Ting Shi, Yao Yao, Henry Siu Sum Lee, Kenneth Ka Ho Lee (2014-05-08). Transient acid treatment cannot induce neonatal somatic cells to become pluripotent stem cells. F1000Research .(李嘉豪らの追試結果)
- Takaho A. Endo (2014-09-21). “Quality control method for RNA-seq using single nucleotide polymorphism allele frequency”. Genes to Cells .(遠藤高帆の遺伝子解析結果)
公開情報
- “Refined protocol for generating STAP cells from mature somatic cells.” (PDF) (2014年3月20日). 2014年10月23日閲覧。(物理的刺激を伴うハーバードのプロトコル)
- Charles A. Vacant, Koji Kojima (2014-09-03) (PDF), REVISED STAP CELL PROTOCOL. 09.03.14. 2014年10月23日閲覧。(訂正されたハーバードのプロトコル)
- “NGS 解析データの SHA1 チェックサム一覧”. 2014年10月14日閲覧。(著者らが公開していた遺伝子解析データ)
脚注
- 注釈
- ^ 分化は一般には不可逆な過程とされ、一度分化すると細胞は元の未分化な状態に戻れないとされている(iPS細胞関連を除外)。「分化多能性」は「様々な細胞に分化できること」。「分化全能性」はそれよりも狭義であり、「胎盤も含むすべての細胞に分化できること」。STAP細胞は分化全能性を持つ可能性が示唆されていた。2014年7月2日付けて論文は撤回された[4]
- ^ 具体的にはがん幹細胞が突然変異と外的刺激の組み合わせによりできているのかもしれない等[19]。
- ^ 項目「研和」も参照のこと
- ^ 撤回されたネイチャー・プロトコルでは、予め4℃に冷やしたHBSSに細胞を懸濁させ、希塩酸(HBSS希釈)でpH 5.7に調整した後、37℃で25分待つなどとなっている[41]。
- ^ TCR再構成を示すPCR解析の画像に切り貼りがあった[46]。
- ^ 著者の一部はこのときすでにSTAP幹細胞ではTCR再構成は無いことを知っていたと報告されている(#STAP幹細胞にはTCR遺伝子再構成が認められなかった問題)。
- ^ 証拠となる画像が小保方の博士論文に使用された画像と一致していた[46]。
- ^ FI幹細胞[5]またはFGF4誘導幹細胞[51]は、撤回されたネイチャー・プロトコル[41]ではFI stem cells、レター論文[8]ではFgf4-induced stem cellsと記述されている。
- ^ TCRはT細胞受容体のこと。分化したリンパ球(体細胞)はTCR遺伝子の再構成がおきていることがあり、それが体細胞へ分化していることの指標となる。原文では以下の叙述がある。genomic rearrangements of Tcrb (T-cell receptor gene) were observed in Oct4-GFP+ cells derived from FACS-purified CD45+ cells and CD90+CD45+ T cells (Fig. 1i, lanes 4, 5, and Extended Data Fig. 2e-g) ...[45]
- ^ プロトコル・エクスチェンジの叙述は以下の通り。 We have established multiple STAP stem cell lines from STAP cells derived from CD45+ haematopoietic cells. Of eight clones examined, none contained the rearranged TCR allele, suggesting the possibility of nagative cell-type-dependent bias (including maturation of the cell of origin) for STAP cells to give rise to STAP stem cells in conversion process. This may be relevant to the fact that STAP cell conversion was less efficient when non-neonatal cells were used as somatic cells of origin in the current protocol.[41]
- ^ CDB 自己点検検証委員会が「(5)T細胞受容体(TCR)遺伝子再構成実験に関する経緯」にまとめている(CDB 自己点検検証委員会 2014, pp. 5–6)
- ^ FNNが調査最終報告の記者会見の全録をYouTubeで公開している。(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が最終報告、(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が最終報告 質疑応答、(全録)「STAP細胞」論文 理研・野依理事長らが会見、2014年4月1日閲覧。
- 出典
- ^ a b c d “(記事取り下げ)細胞外からの強いストレスが多能性幹細胞を生み出す”. 独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター (2014年1月30日). 2014年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月4日閲覧。
- ^ “新たな万能細胞開発 iPSより効率的に 神戸の理研など”. 神戸新聞NEXT. (2014年1月29日) 2014年2月2日閲覧。
- ^ a b c “新しい万能細胞作製に成功 iPS細胞より簡易 理研”. 朝日新聞デジタル. (2014年1月29日) 2014年1月30日閲覧。
- ^ “多能性細胞 真偽については疑問を呈する意見もある”. Weblio事典 - 新語時事用語辞典 (2014年1月30日). 2014年2月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g 古田彩 & 詫摩雅子 2014.
- ^ a b c d e f g h i j k "体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見" (PDF) (Press release). 理化学研究所. 29 January 2014. 2014年1月30日閲覧。
- ^ a b c d Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, pp. 641–647.
- ^ a b Obokata, H.; Wakayama, T. et al. 2014, pp. 676–680.
- ^ a b “理研、万能細胞を短期で作製 iPS細胞より簡単に”. 日本経済新聞. (2014年1月29日) 2014年1月30日閲覧。
- ^ “ネイチャー、STAP細胞論文を撤回 研究成果、白紙に”. (2014年7月2日) 2014年7月2日閲覧。
- ^ “STAP細胞、5カ月で白紙 ネイチャーが論文撤回”. (2014年7月2日) 2014年7月2日閲覧。
- ^ “STAP細胞:ネイチャーが論文撤回へ 研究成果白紙に”. (2014年6月30日) 2014年6月30日閲覧。
- ^ “STAP細胞:研究白紙に、主論文撤回 小保方氏が同意”. 毎日新聞. (2014年6月4日) 2014年6月4日閲覧。
- ^ “Last remaining support for controversial stem-cell papers collapses”. NATURE NEWS BLOG. (2014年6月4日) 2014年6月7日閲覧。
- ^ “STAP cell research to fall apart as authors consent to retraction”. Mainichi Japan. (2014年6月4日) 2014年6月7日閲覧。
- ^ “STAP細胞:ネイチャー論文撤回で「存在しなかった」に”. (2014年6月30日) 2014年6月30日閲覧。
- ^ “「論文撤回によって『STAP細胞はない』ということになる」”. (2014年6月13日) 2014年6月13日閲覧。
- ^ a b c d “iPS細胞とSTAP幹細胞に関する考察”. 京都大学iPS細胞研究所 (2014年2月12日). 2014年2月15日閲覧。
- ^ a b c “【新型の万能細胞「STAP」】東京女子医大・大和雅之教授「10年以内に臨床研究」、慶応大・岡野栄之教授「慎重な検証が必要だ」(1/2ページ)”. 産経ニュース. (2014年2月10日) 2014年6月10日閲覧。
- ^ “迫真・幻のSTAP(2) iPSへの対抗心”. (2014年6月24日) 2014年7月27日閲覧。
- ^ “STAP細胞「研究に取り入れたい」山中氏 iPS細胞に「3つの誤解」”. MSN産経west. (2014年2月10日) 2014年2月13日閲覧。
- ^ “理研、STAP記者向け資料撤回 iPSと比較、誤解招いた”. 共同通信. (2014年3月18日) 2014年3月18日閲覧。
- ^ “理研、STAP記者向け資料撤回 iPSと比較、誤解招いた”. 琉球新報. (2014年3月18日) 2014年3月18日閲覧。
- ^ 鍛治信太郎、野中良祐 (2014年2月10日). “STAP細胞「ノウハウ教えて」山中教授が会見で称賛” 2014年6月13日閲覧。
- ^ “STAP細胞 謎の解明に期待”. NHK. (2014-01-31 4:47). オリジナルの2014年2月7日時点におけるアーカイブ。 2014年2月6日閲覧。
- ^ “若手研究者、泣き明かした夜も 新たな万能細胞開発”. 神戸新聞NEXT. (2014年1月29日) 2014年1月30日閲覧。
- ^ a b “「生物のロマン見ている」小保方さん会見一問一答”. 朝日新聞. (2014年1月30日) 2014年1月30日閲覧。
- ^ “STAP retracted - Two retractions highlight long-standing issues of trust and sloppiness that must be addressed”. NATURE EDITORIAL Sharing. (2014年7月2日) 2014年7月3日閲覧。
- ^ a b H. Obokata, et al. (2014-07-02). “Retraction: Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency”. Nature 511 (112) 2014年7月3日閲覧。.
- ^ H. Obokata, et ak, (2014-07-02). “Retraction: Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency”. Nature 511 (112) 2014年7月3日閲覧。.
- ^ H. Obokata, et al. (2014-07-02). “Retraction: Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency”. Nature 511 (112) 2014年7月3日閲覧。.
- ^ H. Obokata, et ak, (2014-07-02). “Retraction: Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency”. Nature 511 (112) 2014年7月3日閲覧。.
- ^ 笹井芳樹 (2 July 2014). "論文撤回に際して" (PDF) (Press release). 2014年7月2日閲覧。
- ^ 小保方晴子 (4 July 2014). "小保方晴子研究ユニットリーダーコメント" (PDF) (Press release). 2014年7月4日閲覧。
- ^ 若山照彦 (2 July 2014). "Nature 誌へ掲載した2 つの論文の撤回について" (PDF) (Press release). 2014年7月2日閲覧。
- ^ 丹羽仁史 (2 July 2014). "Nature論文撤回について" (PDF) (Press release). 2014年7月2日閲覧。
- ^ “共著者ら「深くおわび」=STAP論文撤回で”. (2014年7月2日) 2014年7月2日閲覧。
- ^ 池田宏之 (2014年7月3日). “STAP論文「新たに5つの誤り」、撤回”. m3.com. 2014年7月3日閲覧。
- ^ "STAP 細胞に関する研究論文(Article および Letter)の取り下げについて" (PDF) (Press release). 2014年7月3日閲覧。
- ^ a b Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, p. 646.
- ^ a b c d e Obokata, H.; Sasai, Y. ; Niwa, H. 2014.
- ^ “(時時刻刻)万能細胞、新時代 STAP細胞、液に浸して25分で誕生”. 朝日新聞. (2014年1月30日) 2014年1月30日閲覧。
- ^
- ^ “Pluripotent cells generated by STAP/ リンパ球初期化3日以内 You Tube 理研チャンネル”. 理化学研究所. 2014年1月30日閲覧。
- ^ a b c Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, p. 642.
- ^ a b "研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査中間報告について" (Press release). 理化学研究所.
- ^ Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, pp. 642–643.
- ^ a b Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, p. 643.
- ^ a b Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, p. 644.
- ^ Obokata, H.; Wakayama, T. et al. 2014, p. 677.
- ^ CDB 自己点検検証委員会 2014, p. 22.
- ^ Obokata, H.; Wakayama, T. et al. 2014, pp. 677–678.
- ^ Smith, A. 2014, p. 623.
- ^ a b “※2014年7月2日付けで本実験手技解説(Technical Tips)は取り下げられました。STAP細胞作製に関する実験手技解説の発表について” (PDF). 理化学研究所 (2014年3月5日). 2014年3月5日閲覧。
- ^ a b “STAP細胞、「コツはない」と共著者バカンティ教授が断言 小保方氏と異なる見解の理由とは?”. NewSphere. (2014年5月4日) 2014年5月4日閲覧。
- ^ “STAP論文撤回か? 「再現できない」海外研究者から相次ぐ疑問”. NewSphere. (2014年3月14日) 2014年3月14日閲覧。
- ^ Harvard Protcol 2014.
- ^ “「改善版作製手順」を公表=STAP細胞、わずか4ページ-米教授らがHPで”. 時事通信社. (2014年3月21日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “PROTOCOL FOR GENERATING STAP CELLS FROM MATURE SOMATIC CELLS” (2014年3月20日). 2014年3月24日閲覧。
- ^ “STAP細胞の作製法公開 論文撤回反対の米教授”. 産経新聞. (2014年3月21日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “STAP作製法「今すぐ公開すべきだ」…米学者”. 読売新聞. (2014-04-09). オリジナルの2014-04-13時点におけるアーカイブ。 .
- ^ Vacanti Kojima Protcol 2014.
- ^ Charles A. Vacanti, Koji Kojima (2014年9月3日). “PROTOCOL FOR GENERATING STAP CELLS FROM MATURE SOMATIC CELLS”. CENTER FOR TISSUE ENGINEERING & REGENERATIVE MEDICINE. 2014年9月20日閲覧。
- ^ “「STAP簡単に再現、間違い」米教授が文書公開”. (2014年9月13日) 2014年9月20日閲覧。
- ^ Gretchen Vogel , Dennis Normile. “EXCLUSIVE: Nature reviewers not persuaded by initial STAP stem cell papers”. SCIENCE INSIDER 2014年9月20日閲覧。
- ^ a b c “STAP、確認できず 近畿大、独自に検証 2月から実験30回”. 朝日新聞. (2014年11月13日) 2014年11月16日閲覧。
- ^ “万能細胞:STAP論文問題 小保方氏ノート「見ていれば」 共著者の若山氏、ずさんな研究見抜けず謝罪”. 毎日新聞. (2014年6月15日) 2014年6月15日閲覧。
- ^ a b CDB 自己点検検証委員会 2014, p. 6.
- ^ a b c “STAP NEW DATA”. 2014年3月24日閲覧。
- ^ “STAP再現実験「不可能では」 調査委の姿勢に疑問符”. 神戸新聞NEXT. (2014年3月15日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “STAP現象の検証の中間報告”. 理化学研究所. (2014年8月27日) 2014年8月27日閲覧。
- ^ “New hope for embattled STAP cell researchers?”. Los Angeles Times. (2014-04-01) .
- ^ a b Lee, Ka-Ho (2014年). “Review of article: Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency”. 2014年4月7日閲覧。
- ^ Mei Kuen Tang, Kenneth Ka Ho Lee, et al. 2014.
- ^ / "STAP現象の検証結果について" (Press release). 理化学研究所. 19 December 2014. 2014年12月19日閲覧。
{{cite press release2}}
:|url=
の値が不正です。 (説明); 不明な引数|1=
が空白で指定されています。 (説明) - ^ “検証実験打ち切り=「STAP再現できず」-理研”. 時事ドットコム. (2014年12月19日) 2014年12月19日閲覧。
- ^ Obokata, H.; Vacanti, C. A. et al. 2014, pp. 644–645.
- ^ “STAP細胞は実在するのか? 理研の調査報告から小保方論文を検証する”. 日経BP. (2013-03-17) 2013年3月17日閲覧。.
- ^ Alexander Martin (2014年3月12日). “Five Allegations Against Riken Stem-Cell Researcher in Japan”. The Wall Street Journal 2014年3月13日閲覧。
- ^ Alexander Martin (2014年3月13日). “理研のSTAP細胞論文に対する5つの疑惑”. ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年3月13日閲覧。
- ^ “STAP細胞 確信なくなった”. NHK. (2014-03-10 ). オリジナルの2014年3月10日時点におけるアーカイブ。 2014年3月10日閲覧。
- ^ Alexander Martin (2014年3月11日). “理研「STAP細胞」論文取り下げ検討―ハーバード大教授は擁護”. ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年3月24日閲覧。
- ^ “STAP細胞「確信持てず」 共著の教授、撤回呼び掛け”. 朝日新聞. (2014年3月11日)
- ^ CDB 自己点検検証委員会 2014.
- ^ “STAP「ES細胞に酷似」理研研究員、遺伝子解析し論文発表”. 産経新聞. (2014年9月24日) 2014年10月14日閲覧。
- ^ a b “「STAP論文の説明は成立しない」理研・遠藤氏がデータ解析で指摘(要点資料全文)”. 弁護士ドットコム. (2014年10月1日) 2014年10月14日閲覧。
- ^ “理研・遠藤高帆 上級研究員が「STAP細胞」遺伝子配列データの再解析結果を論文で報告”. ワイリー・サイエンスカフェ (2014年9月26日). 2014年10月14日閲覧。
- ^ a b c Takaho A. Endo 2014.
- ^ “研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について”. 理化学研究所 (2014年4月1日). 2014年4月7日閲覧。
- ^ “研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について(その2)”. 理化学研究所 (2014年4月1日). 2014年4月7日閲覧。
- ^ “小保方さんの捏造・改竄認定 STAP細胞論文で理研” (2014年4月1日). 2014年4月1日閲覧。
- ^ a b c 研究論文の疑義に関する調査委員会 (2014年3月31日). “研究論文の疑義に関する調査報告書” (PDF). 2014年4月1日閲覧。
<references>
で定義されている name "FOOTNOTEObokata,_H.;_Vacanti,_C._A._et_al.2014642" の <ref>
タグは、先行するテキスト内で使用されていません。参考文献
- 会見資料・報告書
- 研究論文の疑義に関する調査委員会 (31 March 2014). 研究論文の疑義に関する調査報告書 (PDF) (Report). 理化学研究所. 2014年4月1日閲覧。
- 研究論文の疑義に関する調査委員会 (7 May 2014). 不服申立てに関する審査の結果の報告 (PDF) (Report). 理化学研究所. 2014年5月8日閲覧。
{{cite report}}
: 引数|ref=harv
は不正です。 (説明) - CDB 自己点検検証委員会 (10 June 2014). CDB 自己点検の検証について (PDF) (Report). 理化学研究所. 2014年6月12日閲覧。
- (CDB:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター、RIKEN Center for Developmental Biology)
- 研究不正再発防止のための改革委員会 (12 June 2014). 研究不正再発防止のための提言書 (PDF) (Report). 理化学研究所. 2014年6月12日閲覧。
{{cite report}}
: 引数|ref=harv
は不正です。 (説明) - 竹市雅俊 (16 June 2014). CDBに保全されている STAP関連細胞株に関する検証について (PDF) (Report). 発生・再生科学総合研究センター. 2014年6月17日閲覧。
{{cite report}}
: 引数|ref=harv
は不正です。 (説明) - 若山照彦会見資料、2014年6月16日、(1/5)、(2/5)、(3/5)、(4/5)、(5/5)、毎日新聞、2014年7月7日閲覧。
- "小保方研究ユニットリーダーが参加する「STAP現象の検証計画」の進め方" (PDF) (Press release). 理化学研究所. 1 July 2014. 2014年7月4日閲覧。
- 若山照彦 (22 July 2014). "6月16日に山梨大で行った会見内容の一部修正、および Nature に掲載された撤回理由書の訂正について" (PDF) (Press release). 2014年8月3日閲覧。
- 竹市雅俊 (22 July 2014). "CDBに保全されている STAP関連細胞株に関する検証について(6月16日)の訂正" (PDF) (Press release). 発生・再生科学総合研究センター. 2014年8月13日閲覧。
- “STAP細胞事案に関する理化学研究所の対応について”. 理化学研究所 (2014年8月4日). 2014年8月4日閲覧。
- 解説記事
- 詫摩雅子、古田彩「研究倫理 緑のマウスはどこから-STAP細胞は存在したのか」『日経サイエンス』第44巻第6号、2014a、54-61頁。
- 詫摩雅子、古田彩「NEWS SCAN - 研究倫理 - 終わらないSTAP問題」『日経サイエンス』第44巻第7号、2014b、14-18頁。
- 古田彩、詫摩雅子「(2014年6月11日付号外)STAP細胞 元細胞の由来論文と矛盾」(PDF)『日経サイエンス』2014年6月11日、2014年6月11日閲覧。
- 古田彩、詫摩雅子「NEWS SCAN - 研究倫理 - STAP細胞の正体」『日経サイエンス』第44巻第8号、2014d、54-61頁。
- 古田彩、詫摩雅子「国内 News Scan STAP幹細胞はどこから?」『日経サイエンス』第44巻第9号、2014e、13-15頁。
関連項目
外部リンク
撤回論文発表時の情報
- プレス・リリース
- “※2014年7月2日付けで本論文は取り下げられました。体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見”. 理化学研究所 (2014年1月29日). 2014年1月30日閲覧。
- “60秒でわかるプレスリリース 体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見”. 理化学研究所 (2014年1月29日). 2014年1月30日閲覧。[リンク切れ]
- “(記事取り下げ)細胞外からの強いストレスが多能性幹細胞を生み出す”. 独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター (2014年1月30日). 2014年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月4日閲覧。
- “本学の若山照彦教授が参加した研究論文がNatureに2篇同時掲載”. 山梨大学 (2014年1月30日). 2014年7月7日閲覧。[リンク切れ]
- 報道、その他
- Cyranoski, D. (2014-01-30). “Acid bath offers easy path to stem cells”. Nature 505: 596. doi:10.1038/505596a.
- Smith, A. (2014-01-30). “Potency unchained”. Nature 505: 622-623. doi:10.1038/505622a.
- 西川伸一. “1月30日:酸浴による体細胞リプログラミング(1月30日Nature誌掲載論文)”. NPO法人 オール・アバウト・サイエンス・ジャパン. 2014-0130時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月10日閲覧。
疑義発覚後の公的情報
- 理化学研究所
- “研究論文(STAP細胞)に関する情報等について”. 理化学研究所. 2014年6月9日閲覧。
- - “STAP細胞関連のお知らせ”. 2014年6月9日閲覧。
- - “研究不正再発防止のための改革委員会資料”. 2014年6月9日閲覧。
- 公的機関・団体
- “日本科学未来館 科学コミュニケーター ブログ”. 日本科学未来館. 2014年6月9日閲覧。
- - 志水正敏 の投稿一覧(2014-04-11、2014-03-16、2014-02-07、2014-01-30、2014-01-28)
- - 詫摩 雅子 の投稿一覧(2014-03-26、2014-03-17、2014-07-15)
- “研究倫理委員会”. MBSJ 特定非営利活動法人 日本分子生物学会. 2014年7月7日閲覧。
- 理事長声明1(2014年3月3日)、理事長声明2(3月11日)、理事長声明3(7月4日)、2014年7月8日閲覧。
- “STAP細胞問題等についての、各理事からの自主的なコメント”. 2014年7月15日閲覧。
- (PDF) 会長談話「STAP細胞をめぐる調査・検証の在り方について」, 日本学術会議, (2014-03-19日) 2014年7月26日閲覧。
- - (PDF) 幹事会声明「STAP細胞事案に関する理化学研究所への要望と日本学術会議の見解について」, 日本学術会議, (2014-07-25) 2014年7月26日閲覧。
- 報道関係
- “STAP細胞論文不正”. 毎日新聞. 2014年6月8日閲覧。(項目ごとに記事がまとめられおり、用語集もある)
- “STAP細胞(万能細胞)に関するトピックス”. 朝日新聞. 2014年6月12日閲覧。(記事一覧や同社の論述へのリンクも)
- 「迫真・幻のSTAP」、日本経済新聞、2014年6月連載 - (1)誰も あると思ってない(6/23)、(2) iPSへの対抗心(6/24)、(3)まな板の上の鯉(6/25)、(4)不安があたった(6/26)、(5)集合知の審判(6/27)、2014年6月27日閲覧。
- 「白紙・STAP論文」、毎日新聞、2014年7月連載 - 1 データ解析、結果公表に圧力 募る不信、理研を断罪 改革委「軟着陸」許さず(7/3)、2 増える疑義に当惑 理研調査委、追い切れず(7/4)、3「ヒロイン」膨らむ虚像 紹介教授の権威を支えに (7/5)、4 iPS超え、成果過信 予算獲得偏重、疑惑に「大丈夫」(7/6)、4 巨大組織、薄かった危機感 予算獲得偏重、疑惑に「大丈夫」(7/6)、5止 米研究員、不正戒めに「リケンするな」 信頼回復、道険し、2014年7月15日閲覧。
- 中村幸司(NHK解説委員) (2014年6月10日). “時論公論「STAP細胞論文不正 いま理研に求められること」”. NHK解説委員室. NHK. 2014年7月11日閲覧。
疑義を検証しているサイト
- “PubPeer > Nature > "Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency"”. 2014年5月21日閲覧。
- Paul S. Knoepfler. “Knoepfler Lab Stem Cell Blog - Building stem cell bridges”. 2014年6月8日閲覧。
- - “STAP NEW DATA”. 2014年6月9日閲覧。 (ポール・ノフラーによるSTAP再現実験の情報サイト)
- - “Interview with Dr. Teru Wakayama on STAP stem cells” (2014年2月27日). 2014年6月9日閲覧。
- - “New Message from Wakayama on STAP retraction & origin of STAP-SC” (2014年7月9日). 2014年7月10日閲覧。
- 関由行 (2014年5月13日). “STAP細胞騒動を振り返る”. 2014年6月10日閲覧。
- - 関由行. “STAP細胞由来幹細胞の正体は既存幹細胞なのか?”. 2014年6月18日閲覧。
- 関由行、武田俊之. “STAP現象を理解するための多能性幹細胞入門”. 2014年7月15日閲覧。
- - 2014年6月28日開催:サイエンス・カフェ「STAP細胞はあったのか?〜STAP細胞論文を科学的に検証する〜」 Part 1、Part2、Part3、Part4、Part5、Part6、Part7(質疑)、2014年7月16日閲覧。
- 11jigen. “小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑”. 2014年5月21日閲覧。
- - 11jigen. “Haruko Obokata, STAP stem cells”. 2014年6月10日閲覧。
- 世界変動展望. “小保方晴子が筆頭著者の論文の不適切さについて”. 2014年6月9日閲覧。
- kaho. “kahoの日記”. 2014年6月4日閲覧。(公開遺伝子データを解析し、疑義を指摘)
- 片瀬久美子 “6/16の若山教授の会見で判明した事など-STAP細胞がES細胞である可能性について” (2014年6月18日). 2014年6月18日閲覧。
- - “Nature誌のSTAP細胞論文取り下げ告知文に関する経緯について” (2014年7月10日). 2014年7月10日閲覧。
- - “若山さんの記者会見(2014/6/16)の配布資料にあるPCR解析データ” (2014年7月12日). 2014年7月15日閲覧。
- - “STAP現象の検証実験に関する会見記録 2014年8月27日” (2014年9月2日). 2014年10月16日閲覧。
- 大隅典子 (2014年4月16日). “STAP細胞を前提にしないと説明できない?”. 大隅典子の仙台通信. 2014年6月27日閲覧。
- - “STAP細胞の遺伝子解析からわかったこと”. 大隅典子の仙台通信 (2014年6月26日). 2014年7月4日閲覧。
- 前田勝之. “理化学研究所研究所 資料室”. nantoka.com. 2014年6月9日閲覧。(理化学研究所に開示請求した資料等)
- -“細胞リプログラミング研究ユニットのピンクと黄色を検証する”. サーバー管理者日記 (2014年6月3日). 2014年6月9日閲覧。
- “STAP細胞論文の動物実験計画書についての質問書”. PEACE. 2014年6月9日閲覧。
- - 補足・参考情報、理研の回答と再質問書(6/14)、2014年6月17日閲覧。