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[[静岡県]][[浜松市]]生まれ。[[東京大学]]仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。[[埼玉県立川越高等学校|埼玉県立川越高校]]、同[[埼玉県立所沢高等学校|所沢高校]]等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年[[明治学院大学]]文学部教授。2001年定年退職、[[札幌大学]]教授。2005年退職。 |
[[静岡県]][[浜松市]]生まれ。[[東京大学]]文学部仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。[[埼玉県立川越高等学校|埼玉県立川越高校]]、同[[埼玉県立所沢高等学校|所沢高校]]等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年[[明治学院大学]]文学部教授。2001年定年退職、[[札幌大学]]教授。2005年退職。 |
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==著書== |
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*言語論の思想と展開 |
*『言語論の思想と展開』[[三一書房]] 1972 |
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*引用の想像力 |
*『引用の想像力』[[冬樹社]] 1979 |
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*批評する機械 |
*『批評する機械』[[ナツメ社]] 1980 |
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*記号のエコロジー |
*『記号のエコロジー』[[青土社]] 1983 (「記号論の思想」として[[講談社学術文庫]] 1995) |
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*批評のパトロジー 差異・分裂・引用 |
*『批評のパトロジー 差異・分裂・引用』青土社 1986 |
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*メドゥーサの眼 写真の社会学 |
*『メドゥーサの眼 写真の社会学』[[青弓社]] 1986 |
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*同時代の建築 八人の建築家たち |
*『同時代の建築 八人の建築家たち』青土社 1988 |
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*反市民の文学 対話的批評を求めて |
*『反市民の文学 対話的批評を求めて』[[白地社]] 1991 |
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*引用の想像力 |
*『引用の想像力』冬樹社 1991 |
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*誘惑するオブジェ 時代精神としてのデザイン |
*『誘惑するオブジェ 時代精神としてのデザイン』[[紀伊国屋書店]] 1991 |
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*誘惑するメディア 同時代を読む哲学 |
*『誘惑するメディア 同時代を読む哲学』[[自由国民社]] 1994 |
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*映像化する現代 ことばと映像の記号論 |
*『映像化する現代 ことばと映像の記号論』[[ジャストシステム]] 1996 |
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*デザインのエートス <人>と<物>のアイデンティティをめぐって |
*『デザインのエートス <人>と<物>のアイデンティティをめぐって』[[大村書店]] 1998 |
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*力としての現代思想 崇高から不気味なものへ |
*『力としての現代思想 崇高から不気味なものへ』[[論創社]] 2002 (増補新版 2007) |
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*旅に出て世界を考える |
*『旅に出て世界を考える』論創社 2004 |
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*記号的理性批判 批判的知性の構築に向けて |
*『記号的理性批判 批判的知性の構築に向けて』[[御茶の水書房]] 2007 |
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*書評の思想 |
*『書評の思想』論創社 2009 |
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==翻訳== |
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*象徴の想像力 |
*ジルベール・デュラン『象徴の想像力』[[せりか書房]] 1970 |
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*エドモン・オルティグ『言語表現と象徴』せりか書房 1970 |
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*クロード・ピゲ『言語表現の哲学』せりか書房 1972 |
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*儀礼 タブー・呪術・聖なるもの |
*J.カズヌーヴ『儀礼 タブー・呪術・聖なるもの』三一書房 1973 |
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*[[アンリ・ベルクソン|ベルクソン]]の哲学 |
*[[ジル・ドゥルーズ]]『[[アンリ・ベルクソン|ベルクソン]]の哲学』[[法政大学出版局]] 1974 |
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*[[マルセル・プルースト|プルースト]]とシーニュ 文学機械としての『[[失われた時を求めて|失なわれた時を求めて]]』 |
*ジル・ドゥルーズ『[[マルセル・プルースト|プルースト]]とシーニュ 文学機械としての『[[失われた時を求めて|失なわれた時を求めて]]』法政大学出版局 1974 |
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*[[アンリ・ルフェーブル]], [[アンドレ・マルチネ]]他『構造主義とマルクス主義』[[福村出版]] 1974 |
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*[[ジャン・ピアジェ]], [[ポール・リクール]]他『心理学と[[マルクス主義]]』福村出版 1974 |
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*[[ジャック・モノー]]『科学論とマルクス主義』福村出版 1975 |
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*プロデメの変貌 フランスのコミューン |
*[[エドガール・モラン]]『プロデメの変貌 フランスのコミューン』法政大学出版局 1975 |
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*自己批評 [[スターリニズム]]と知識人 |
*エドガール・モラン『自己批評 [[スターリニズム]]と知識人』法政大学出版局 1976 |
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*[[フランツ・カフカ|カフカ]] マイナー文学のために |
*ジル・ドゥルーズ, [[フェリックス・ガタリ]]『[[フランツ・カフカ|カフカ]] マイナー文学のために』[[岩田行一]]共訳 法政大学出版局 1978 |
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*エドガール・モラン『時代精神』1-2 法政大学出版局 1979-82 |
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*[[ジャン・ボードリヤール]]『物の体系 記号の消費』法政大学出版局 1980 |
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*ジャン・ボードリヤール『生産の鏡』[[今村仁司]]共訳 法政大学出版局 1981 |
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*[[エドワード・ホール]]『文化としての時間』[[ティビーエス・ブリタニカ]] 1983 |
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*写真と人間 社会学=心理学的考察 |
*ジャン・A.ケイム『写真と人間 社会学=心理学的考察』[[ありな書房]] 1983 |
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*ジャン・ボードリヤール『誘惑の戦略』法政大学出版局 1985 |
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*大衆プロパガンダ映画の誕生 ドイツ映画『[[アドルフ・ヒトラー|ヒトラー]]青年クヴェックス』の分析 |
*[[グレゴリー・ベイトソン]]『大衆プロパガンダ映画の誕生 ドイツ映画『[[アドルフ・ヒトラー|ヒトラー]]青年クヴェックス』の分析』[[平井正]]共訳 御茶の水書房 1986 |
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*ジル・ドゥルーズ『意味の論理学』[[岡田弘]]共訳 法政大学出版局 1987 |
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*ジャン・フランソワ・スクリュプチャク他『哲学の救済』青弓社 1987 |
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*ジルベール・デュラン『象徴の想像力』せりか書房 1990 |
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*家族に介入する社会 近代家族と国家の管理装置 |
*ジャック・ドンズロ『家族に介入する社会 近代家族と国家の管理装置』[[新曜社]] 1991 |
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*精神のエネルギー |
*ベルクソン『精神のエネルギー』[[第三文明社]]([[レグルス文庫]]) 1992 |
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*フェリックス・ガタリ『分裂分析的地図作成法』[[吉沢順]]共訳 紀伊國屋書店 1998 |
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*ベルクソン『思考と運動』第三文明社(レグルス文庫) 2000 |
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*カルチュラル・アイデンティティの諸問題 誰がアイデンティティを必要とするのか? |
*[[スチュアート・ホール]], ポール・ドゥ・ゲイ『カルチュラル・アイデンティティの諸問題 誰がアイデンティティを必要とするのか?』大村書店 2001 |
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*世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学 |
*[[フランソワ・ダゴニェ]]『世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学』[[PHP研究所]] 2006 |
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== 外部リンク == |
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* [http://uicp.blog123.fc2.com/ 宇波彰現代哲学研究所] |
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2016年1月5日 (火) 14:25時点における版
宇波 彰(うなみ あきら、1933年1月24日[1]- )は、日本の哲学者、文芸・芸術評論家。明治学院大学名誉教授。
来歴
静岡県浜松市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。埼玉県立川越高校、同所沢高校等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年明治学院大学文学部教授。2001年定年退職、札幌大学教授。2005年退職。
著書
- 『言語論の思想と展開』三一書房 1972
- 『引用の想像力』冬樹社 1979
- 『批評する機械』ナツメ社 1980
- 『記号のエコロジー』青土社 1983 (「記号論の思想」として講談社学術文庫 1995)
- 『批評のパトロジー 差異・分裂・引用』青土社 1986
- 『メドゥーサの眼 写真の社会学』青弓社 1986
- 『同時代の建築 八人の建築家たち』青土社 1988
- 『反市民の文学 対話的批評を求めて』白地社 1991
- 『引用の想像力』冬樹社 1991
- 『誘惑するオブジェ 時代精神としてのデザイン』紀伊国屋書店 1991
- 『誘惑するメディア 同時代を読む哲学』自由国民社 1994
- 『映像化する現代 ことばと映像の記号論』ジャストシステム 1996
- 『デザインのエートス <人>と<物>のアイデンティティをめぐって』大村書店 1998
- 『力としての現代思想 崇高から不気味なものへ』論創社 2002 (増補新版 2007)
- 『旅に出て世界を考える』論創社 2004
- 『記号的理性批判 批判的知性の構築に向けて』御茶の水書房 2007
- 『書評の思想』論創社 2009
翻訳
- ジルベール・デュラン『象徴の想像力』せりか書房 1970
- エドモン・オルティグ『言語表現と象徴』せりか書房 1970
- クロード・ピゲ『言語表現の哲学』せりか書房 1972
- J.カズヌーヴ『儀礼 タブー・呪術・聖なるもの』三一書房 1973
- ジル・ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』法政大学出版局 1974
- ジル・ドゥルーズ『プルーストとシーニュ 文学機械としての『失なわれた時を求めて』法政大学出版局 1974
- アンリ・ルフェーブル, アンドレ・マルチネ他『構造主義とマルクス主義』福村出版 1974
- ジャン・ピアジェ, ポール・リクール他『心理学とマルクス主義』福村出版 1974
- ジャック・モノー『科学論とマルクス主義』福村出版 1975
- エドガール・モラン『プロデメの変貌 フランスのコミューン』法政大学出版局 1975
- エドガール・モラン『自己批評 スターリニズムと知識人』法政大学出版局 1976
- ジル・ドゥルーズ, フェリックス・ガタリ『カフカ マイナー文学のために』岩田行一共訳 法政大学出版局 1978
- エドガール・モラン『時代精神』1-2 法政大学出版局 1979-82
- ジャン・ボードリヤール『物の体系 記号の消費』法政大学出版局 1980
- ジャン・ボードリヤール『生産の鏡』今村仁司共訳 法政大学出版局 1981
- エドワード・ホール『文化としての時間』ティビーエス・ブリタニカ 1983
- ジャン・A.ケイム『写真と人間 社会学=心理学的考察』ありな書房 1983
- ジャン・ボードリヤール『誘惑の戦略』法政大学出版局 1985
- グレゴリー・ベイトソン『大衆プロパガンダ映画の誕生 ドイツ映画『ヒトラー青年クヴェックス』の分析』平井正共訳 御茶の水書房 1986
- ジル・ドゥルーズ『意味の論理学』岡田弘共訳 法政大学出版局 1987
- ジャン・フランソワ・スクリュプチャク他『哲学の救済』青弓社 1987
- ジルベール・デュラン『象徴の想像力』せりか書房 1990
- ジャック・ドンズロ『家族に介入する社会 近代家族と国家の管理装置』新曜社 1991
- ベルクソン『精神のエネルギー』第三文明社(レグルス文庫) 1992
- フェリックス・ガタリ『分裂分析的地図作成法』吉沢順共訳 紀伊國屋書店 1998
- ベルクソン『思考と運動』第三文明社(レグルス文庫) 2000
- スチュアート・ホール, ポール・ドゥ・ゲイ『カルチュラル・アイデンティティの諸問題 誰がアイデンティティを必要とするのか?』大村書店 2001
- フランソワ・ダゴニェ『世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学』PHP研究所 2006
外部リンク
脚注
- ^ 『著作権台帳』第25版