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Thyristorchopper (会話 | 投稿記録) m →概要: インバウンドの対義語はアウトバウンドであり、アウトバンドという言葉はないから。 |
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[[1997年]]([[平成]]9年)に財団法人日本船舶振興会(現[[日本財団]])が、同財団の国際的な事業の受け皿として、[[竹中平蔵]]を理事長に迎えて設立した「国際研究奨学財団」が前身であり、[[1999年]](平成11年)に「東京財団」に名称変更した。 |
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== 概要 == |
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[[笹川良一]]の『人類みな兄弟』の精神を体現する日本財団グループのひとつ。[[笹川平和財団]]が日本財団グループの国際的事業の受け皿として主にアウトバンド事業を担うのに対し、東京財団は笹川平和財団の姉妹財団としてもっぱらインバウンド事業を担っている。財団の基本財産は約364億円(2015年3月末時点)。 |
[[笹川良一]]の『人類みな兄弟』の精神を体現する日本財団グループのひとつ。[[笹川平和財団]]が日本財団グループの国際的事業の受け皿として主にアウトバウンド事業を担うのに対し、東京財団は笹川平和財団の姉妹財団としてもっぱらインバウンド事業を担っている。財団の基本財産は約364億円(2015年3月末時点)。 |
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*沿革 1997年(平成9年)7月 設立 |
*沿革 1997年(平成9年)7月 設立 |
2016年8月16日 (火) 03:25時点における版
公益財団法人東京財団(とうきょうざいだん)は、外交や経済等の分野における政策研究・提言と、奨学基金の運営を行うシンクタンクである。現理事長は旧大蔵省出身で元防衛事務次官の秋山昌廣。秋山は上席研究員を兼ねる[1]。
1997年(平成9年)に財団法人日本船舶振興会(現日本財団)が、同財団の国際的な事業の受け皿として、竹中平蔵を理事長に迎えて設立した「国際研究奨学財団」が前身であり、1999年(平成11年)に「東京財団」に名称変更した。
概要
笹川良一の『人類みな兄弟』の精神を体現する日本財団グループのひとつ。笹川平和財団が日本財団グループの国際的事業の受け皿として主にアウトバウンド事業を担うのに対し、東京財団は笹川平和財団の姉妹財団としてもっぱらインバウンド事業を担っている。財団の基本財産は約364億円(2015年3月末時点)。
歴代理事長
4つのミッション
- 国内外におけるさまざまな物事の本質について調査研究し、日本の将来を見据えた具体的な政策の提言を行う。
- 提言した政策の実現に向けて、一党一派に与することなく、幅広い層の人々に対してわかりやすく情報を提供し、社会的な運動につなげたり、政治の現場での実現を促す。
- 民族、文化、宗教、思想、政治体制などの多様性を理解、尊重しながら、国際社会が直面する複雑かつ深刻な諸問題を解決しうる国内外の人材を発掘し、次世代の知的リーダーとして育成する。
- 国内外の秀逸な知性、行動力を、多様な文化力、情報発信能力などを持った人材が自ずと集まり、人と人の結びつきや情報の共有自体が新たな価値を生むような場を創造する。
政策提言
2005年3月8日に「米軍再編と日本の対応」と題する緊急提言を発表している。 この提言では「日米同盟の新紀元-日米グローバル・パートナーシップの構築」、「自衛隊変革推進の好機」、「「不安定の弧」の安定化と日米協力の拡充」との考え方に基づき7項目が提言されている。 その要旨としては、
- 日米両国は21世紀の世界秩序に多くの共通の国益を有するため、米軍の変革・再編を契機に、日米同盟を再定義・強化する。
- 日米の戦略対話を活性化し、同盟強化の基礎とする。
- 日米共同の東アジア安全保障戦略を提案し、中国・北朝鮮の脅威に対する共通の戦略を樹立する。
- 米軍の安定的、継続的駐留を可能にするため、日米地位協定の不備を是正し、基地の共同使用など自衛隊による管理を拡大する。
- 自衛隊の変革を推進し、国防力を改革・近代化するとともに、米軍との相互運用性を高め、共同作戦能力を強化する。
- 国防の重点を西、西南にシフトし、領域警備を強化するとともに、米軍の再編の進展に留意し、周辺事態への対応を強化する。
- アジア・太平洋の安全確保、安定化への努力を拡大するとともに、日米間の協力・役割分担を明確にしてその効果を高める。
といった内容である。