「僕のヒーローアカデミア」の版間の差分
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; {{Anchor|黒霧}}(くろぎり) |
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: 声 - 藤原貴弘 |
: 声 - 藤原貴弘 |
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: 本名不 |
: 本名は不明。襟の高いスーツに身を包み、体は黒い靄に覆われている。戸籍も名前ない裏社会の住人。普段は慇懃な口調をしているが、激昂すると言葉遣いが荒くなる。 |
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: USJ襲撃の際は、大量のヴィランを敷地内に送り込む役割を担った。八斎會突入作戦当日に、“オール・フォー・ワン”直接の配下であるギガントマキアに接触しようとしたところをグラントリノと塚内に捕らえられた。 |
: USJ襲撃の際は、大量のヴィランを敷地内に送り込む役割を担った。八斎會突入作戦当日に、“オール・フォー・ワン”直接の配下であるギガントマキアに接触しようとしたところをグラントリノと塚内に捕らえられた。 |
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:; “個性”:ワープゲート |
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: 本名不詳で、荼毘は通り名。体の各部につぎはぎの跡がある。 |
: 本名不詳で、荼毘は通り名。体の各部につぎはぎの跡がある。 |
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: 連合にはステインの思想に賛同して参加した。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。詳細は不明だが、焦凍に対しては意味深な発言をしている。 |
: 連合にはステインの思想に賛同して参加した。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。詳細は不明だが、焦凍に対しては意味深な発言をしている。 |
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:: 掌から黒い炎を放つ。 |
:: 掌から黒い炎を放つ。 |
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: 自称・元エンターテイナー。仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着けている。 |
: 自称・元エンターテイナー。仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着けている。 |
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: 死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされており、現在は機械の義肢を着けている。そして、出久たちに敗れたオーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして個性でオーバーホールの左腕を千切り取った。 |
: 死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされており、現在は機械の義肢を着けている。そして、出久たちに敗れたオーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして個性でオーバーホールの左腕を千切り取った。 |
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:; “個性”:名称不明 |
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:: 対象を球状に圧縮して閉じ込める。 |
:: 対象を球状に圧縮して閉じ込める。 |
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: 声 - [[岩崎了]] |
: 声 - [[岩崎了]] |
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: 全身を鱗に覆われたトカゲの様な風貌で、ステインを模した服装をしている。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣を武器にしている。ステインの思想に心酔しており、死柄木の作成した抹殺するリストに載っている緑谷を「ステインが認めた」という理由で見逃した。“個性”は不 |
: 全身を鱗に覆われたトカゲの様な風貌で、ステインを模した服装をしている。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣を武器にしている。ステインの思想に心酔しており、死柄木の作成した抹殺するリストに載っている緑谷を「ステインが認めた」という理由で見逃した。“個性”は不明。 |
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: 声 - [[井上悟 (声優)|井上悟]] |
: 声 - [[井上悟 (声優)|井上悟]] |
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: 声 - [[高口公介]] |
: 声 - [[高口公介]] |
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: 本名不 |
: 本名は不明。身長約200cm(洸汰の両親殺害のTV報道より)。通称「血狂いマスキュラー」。左目には大きな傷跡がある隻眼で、代わりに義眼を嵌めている。 |
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: 「“個性”を使って暴れたい」と考え、連合に加わった。性格は残忍であり、気分によって義眼を付け替える。 |
: 「“個性”を使って暴れたい」と考え、連合に加わった。性格は残忍であり、気分によって義眼を付け替える。 |
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: 過去にマンダレイの従兄妹であり洸汰の両親であったプロヒーロー「ウォーターホース」を殺害している(この時の戦いで左目を奪われて隻眼になった)。マスキュラーは「お互いがやりたい事をやった結果」として悔いはないと語る。 |
: 過去にマンダレイの従兄妹であり洸汰の両親であったプロヒーロー「ウォーターホース」を殺害している(この時の戦いで左目を奪われて隻眼になった)。マスキュラーは「お互いがやりたい事をやった結果」として悔いはないと語る。 |
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: 声 - 古島清孝 |
: 声 - 古島清孝 |
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: 本名不 |
: 本名は不明。学生服に[[ヘルメット]]と赤いゴーグルが付いた[[ガスマスク]]、[[ボンベ]]を背負った少年。雄英高校への恨みが行動原理になっている。接近戦は苦手であり、[[回転式拳銃]]を用いる。 |
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: 拳藤、鉄哲と交戦し、“個性”を駆使して二人を苦しめたが、拳藤の「大拳」によって大きな隙を作り、最後は鉄哲の攻撃を受けて敗れた。その後、警察に逮捕された。 |
: 拳藤、鉄哲と交戦し、“個性”を駆使して二人を苦しめたが、拳藤の「大拳」によって大きな隙を作り、最後は鉄哲の攻撃を受けて敗れた。その後、警察に逮捕された。 |
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:; “個性”:名称不 |
:; “個性”:名称不明 |
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:: 有毒なガスを発生させて自在に操ることができる。濃度や範囲も制御でき、ガスの揺らぎから周囲にいる人間の動きを知ることができる。ガスは吸い込めば数秒で意識を失ってしまう。自身も吸い込めば危険なため、ガスマスクを着けている。 |
:: 有毒なガスを発生させて自在に操ることができる。濃度や範囲も制御でき、ガスの揺らぎから周囲にいる人間の動きを知ることができる。ガスは吸い込めば数秒で意識を失ってしまう。自身も吸い込めば危険なため、ガスマスクを着けている。 |
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: 声 - 松田修平 |
: 声 - 松田修平 |
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: 本名不 |
: 本名は不明。脱獄した死刑囚。暗色の拘束着で体を包んだ男。一人称は「僕」。 |
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: その強力な“個性”で勝己と焦凍に襲いかかり、二人を助けに来た出久や障子にも攻撃を仕掛ける。出久を追ってきた暴走状態の「黒影」の標的にされて敗れた。その後、警察に逮捕された。 |
: その強力な“個性”で勝己と焦凍に襲いかかり、二人を助けに来た出久や障子にも攻撃を仕掛ける。出久を追ってきた暴走状態の「黒影」の標的にされて敗れた。その後、警察に逮捕された。 |
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:; “個性”:歯刃 |
:; “個性”:歯刃 |
2018年5月12日 (土) 07:57時点における版
僕のヒーローアカデミア | |
---|---|
ジャンル | 少年漫画、バトル ヒーローアクション、学園[1] |
漫画 | |
作者 | 堀越耕平 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表期間 | 2014年32号 - |
巻数 | 既刊18巻(2018年4月現在) |
ヴォイスコミック | |
原作 | 堀越耕平 |
放送局 | アニマックス、VOMIC公式サイト |
番組 | VOMIC TV! |
発表期間 | 2015年1月10日 - 1月31日 |
話数 | 全4話 |
アニメ | |
原作 | 堀越耕平 |
監督 | 長崎健司 |
シリーズ構成 | 黒田洋介 |
脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
音楽 | 林ゆうき |
アニメーション制作 | ボンズ |
製作 | 僕のヒーローアカデミア製作委員会 毎日放送(第1期) |
放送局 | 毎日放送・TBS系列(第1期) 読売テレビ・日本テレビ系列 (第2期・第3期) |
放送期間 | 第1期:2016年4月3日 - 6月26日 第2期:2017年3月25日 - 9月30日 第3期:2018年4月7日 - |
話数 | 第1期:全13話 第2期:全25話 第3期:全25話(予定) |
映画:僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜 | |
原作 | 堀越耕平 |
監督 | 長崎健司 |
脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
音楽 | 林ゆうき |
制作 | ボンズ |
配給 | 東宝 |
封切日 | 2018年8月3日 |
上映時間 | |
ラジオ:僕のヒーローアカデミア ラジオ オールマイトニッポン | |
放送期間 | 2016年4月1日 - 2017年10月6日 |
放送局 | 音泉 |
放送時間 | 隔週金曜17時 |
放送回数 | 全37回 |
放送形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 山下大輝 岡本信彦(第1回 - 第23回) 畠中祐(第24回 - 第37回) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『僕のヒーローアカデミア』(ぼくのヒーローアカデミア)は、堀越耕平による漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2014年32号より連載中。
概要
成績不振だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していくヒーロー漫画作品[2]。堀越耕平にとって3作目の連載作品となる[3]。『赤マルジャンプ』2008 WINTERに掲載された読切『僕のヒーロー』を基に構想された[3]。連載当初は公式な略称は定まっておらず[4]『ヒロアカ[5]』『僕アカ[6]』などいくつか存在していたが、アニメのテレビシリーズ開始以降は公式な場での略称は『ヒロアカ』で統一されている。
2015年1月、『VOMIC TV!』で「VOMIC」が放送された。同年11月、週刊少年ジャンプ2015年49号にてテレビアニメ化が発表された[7]。同年11月9日より「少年ジャンプ+」にて、スピンオフ作品となるコメディ漫画『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』が連載されてた[8]。
制作背景
堀越はデビュー翌年に『赤マルジャンプ』2008 WINTERにて読切漫画『僕のヒーロー』を発表[9]。その後も『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』を連載する。しかし『戦星のバルジ』は短期間で連載が終わり、堀越は精神的に落ち込んで創作活動が停滞してしまう。そこで過去の読切作品の中から、思い入れがあり、一番書きやすかった『僕のヒーロー』のオフホワイトを元に本作の構想が練られた。堀越はヒーロー物が好きなので感性を込めて描けそうだったことが決め手になったという[3][9]。『僕のヒーロー』から「ヒーローが日常にいる」という設定などを引き継ぎ[9]、新たに『僕のヒーローアカデミア』という作品が生まれた。 また、出久のキャラクターは『戦星のバルジ』2巻に描下ろされたあとがき漫画の主人公が元になっている。それを見た堀越の担当編集者は「君は悟空やルフィのような主人公は描けなかったが、こういうオタクっぽい奴なら描ける」と評価していた[10]。
テーマ・作風
堀越は、ヒーローのかっこよさは「頭よく偏見でものごとをきめる」ところにあると語っている[9]。そのため、主人公の出久も人を助けるときには悩まずに飛び出せる人物として描かれている[9]。また、出久のセリフや行動を自然に描くことができるので、頭で考えるより勢いで描いているとのこと[9]。
キャラクターデザインでは、「目のアップだけでもキャラが判別できる」ようになっている[11]。堀越は、岸本斉史の漫画『NARUTO -ナルト-』の影響で「手は顔の次に感情が出る」と考えるようになり、特に必要がなくても積極的に手を描いている[12]と語っている。
「ヒーロー」を作品のテーマにしていることもあり、随所にアメリカン・コミックのヒーロー・コミック作品を意識した演出が見られる[13]。堀越は本作の発想の元について「アメコミの『X-MEN』などのマーベル・コミックの作品の影響は大きいと思います」と語っている[9]。
作品は、物語の要所要所で作中の出来事を振り返る出久のモノローグが挿入される回想録的な手法を採用している。第1話では出久が「僕が“最高のヒーロー”になるまでの物語」と独白している。
話数カウントは「No.○○」。単行本ジャンプ・コミックスの巻数表記は「Vol.○○」。単行本にはおまけ的要素が多くあり、カバー裏の本体表紙にはキャラクターの構想案が、裏表紙ではキャラクターの次巻予告的なものが掲載されている。カバーの折り込み部分にもおまけ絵がある。
社会的評価
連載が始まった早い段階から注目されており、単行本2巻が発売された頃には「次世代少年マンガの雄たる作品」とも評された[14]。また漫画に関するランキングでも、後述のように何度か上位にランクインしている。
2014年11月の第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数30万部を突破した[3]。2017年6月現在、累計発行部数は1300万部を突破している[15]。
漫画家の麻生周一は、2016年4月時点でお勧めの漫画として本作を挙げている[16]。
年度 | セレモニー | 部門・賞 | 受賞対象 | 出典 |
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2014年 | 2014年コレ読んで漫画ランキング | 2位 | 僕のヒーローアカデミア | [17] |
2015年 | 次にくるマンガ大賞 | これから売れてほしいマンガ・1位 | 僕のヒーローアカデミア | [18] |
2015年 | 書店員が選んだマンガランキング2015 | 2位 | 僕のヒーローアカデミア | [19] |
2015年 | 漫道コバヤシ漫画大賞2015 | グランプリ | 僕のヒーローアカデミア | [20] |
2015年 | マンガ大賞2015 | ノミネート・8位 | 僕のヒーローアカデミア | [21] |
2017年 | Japan Expo Awards | マンガ部門・Darumaマンガ大賞 | 僕のヒーローアカデミア | [22] |
2017年 | SUGOI JAPAN Award 2017 | マンガ部門・1位 | 僕のヒーローアカデミア | [23] |
ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
- 雄英高校への入学と学園生活(第1巻 - 第2巻)
- 中国の軽慶市での「発光する赤児」の報道以来世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至った超人社会である。“個性”を悪用する敵(ヴィラン)を“個性”を発揮して取り締まるヒーローは人々に讃えられていた。
- 主人公の緑谷出久も幼い頃から平和の象徴と謳われるヒーローオールマイトに憧れていた。出久は超常能力が発現しない“無個性”だったが、ヒーローになるという夢を諦めきれず、偉大なヒーローを多く輩出してきた国立雄英高校の難関ヒーロー科への進学を目指すが、幼馴染みで優秀な“個性”を持つ爆豪勝己をはじめとした周囲からは「合格は絶望的」と馬鹿にされていた。
- 中学3年生時のある日、出久はヘドロ・ヴィランに襲われてオールマイトに救われる。出久はオールマイトに“個性”がなくてもヒーローになれるかを質問するが、オールマイトは突然目の前で痩せ衰えた姿トゥルーフォームになってしまう。オールマイトは約5年前に敵との戦いで重傷を負い、後遺症で“個性”の活動時間にも制限があるという秘密を明かすのだが、出久に“個性”があっても命懸けの職務であるヒーローを諦めるよう促す。その直後、出久はオールマイトから逃亡したヘドロ・ヴィランが、爆豪を人質にしている現場に遭遇する。この時、自らを顧みず爆豪をなりふり構わず救おうとする「ヒーローとしての素質」を示したことで、出久はオールマイトに「君はヒーローになれる」と認められる。そして出久は、オールマイトの“個性”であり、つまり他者に譲渡することが出来るワン・フォー・オールの後継者に指名される。
- オールマイトの指導の元、身体を鍛える努力の末に“個性”を受け継いだ出久は、高倍率の入学試験を突破し雄英高校への合格を果たす。出久は、爆豪や入試で知り合った麗日お茶子や飯田天哉、推薦枠で入学した轟焦凍と共に1-Aクラスとなり、担任の相澤消太、教師として赴任したオールマイト、全員が現役のヒーローで構成された教師陣の下で、個性的な仲間たちと共にヒーローを目指す。
- しかし、平和の象徴であるオールマイトの抹殺を目論む敵(ヴィラン)連合が、様々なヴィランを結集させて動き出していた。
- 敵(ヴィラン)連合によるUSJ襲撃(第2巻 - 第3巻)
- 入学したものの、出久は受け継いだ“個性”による強大なパワーを上手く使いこなせず、入試や授業の実技では“個性”を使用しては、力の反動で体に大きなダメージを負う状況を避けられずにいた。
- そんな頃、死柄木弔の率いるヴィラン連合は、隔絶した施設である「ウソの災害や事故ルーム(USJ)」で初めての災害救助訓練授業中の1-Aの前に現れる。ヴィラン連合はオールマイトを狙っての襲撃作戦だったが、活動限界の問題で予定を変更し不在だった。多勢のヴィランを相手に相澤や災害救助科目担当教師の13号が奮闘するが、改造怪人の脳無とワープゲートの黒霧に倒される。少人数ずつに分断され、ヴィランの脅威にさらされた生徒たちは、それぞれで戦うことになる。出久も「水難ゾーン」で蛙吹梅雨と峰田実の3人で協力してピンチを乗り切る。高速で移動する“個性”を持つ飯田は、助けを求めるためにUSJを脱出する。いち早く危機を察知して駆けつけたオールマイトは、「対オールマイト用」脳無と戦闘し撃退する。だが同時にオールマイトは活動限界を迎えてしまう。オールマイトは死柄木に追い詰められるが、出久が救けに割って入ったことと、飯田が呼んできた教師陣が到着したことで危機を脱する。教師たちは死柄木が同伴した大勢のヴィランを捕縛するが、死柄木と黒霧に逃げられる。オールマイトは出久に、今回の戦いで無理をしたため、活動限界はさらに短くなったと告げる。
- 雄英体育祭(第3巻 - 第5巻)
- USJの襲撃事件があったが、2週間後に迫っている雄英体育祭が、警備強化の上で予定通り行われることになる。雄英体育祭は、日本のビックイベントの1つとまで言われるもので、全国のプロヒーローはスカウト目的で見るものでもあり、この場でプロに見込まれれば将来が拓けることになる。そんな時、出久はオールマイトに呼び出され自分の後継者として体育祭で名を轟かせてほしいと頼まれる。
- 障害物競争
- 体育祭当日は、USJの件もあり例年より1年ステージに注目が集まっていた。1年ステージ主審のミッドナイトによる司会進行、実況はプレゼント・マイク、イレイザー・ヘッドの解説で始まり、今年の第1予選である第1競技は障害物競争で、スタジアム外周約4キロをコースを総勢11クラスが同時にスタートする。スタートと同時に“個性”の「氷結」によって後続を妨害する轟がリードし、それを爆豪が追いかける展開になる。最終関門の地雷原には、この2人が先に突入し、遅れて入った出久は今だ調整できない自身の“個性”を使わずに、拾ったロボット装甲に乗って地雷源にダイブし爆発を利用し前へ飛ぶことでトップ2人を抜き、障害物競争を第1位でスタジアムに帰って来る。予選通過は上位42名で、1位緑谷出久、2位轟焦凍、3位爆豪勝己となる。
- 騎馬戦
- 予選を通過した42名で行われる第2競技は騎馬戦。基本は普通のものと同じルールだが、騎馬が崩れてもアウトにはならず、第1競技の結果に応じて各自にポイントが振り分けられ、15分間に騎馬構成員の合計ポイントを記した鉢巻を奪い合って、獲得したポイントで勝敗を決し、上位4チームまでが決勝戦に進めるというもの。2位3位が200余ポイントであるのに対し、1位だった出久には飛び抜けた一千万ポイントが与えられたため、上位の人ほど狙われるルールの中で、チーム決めの交渉タイムで出久は避けられてしまう。しかし、「仲良い人」という理由のお茶子と目立つこと目当てのサポート科の発目明からチームを申し込まれる。出久は飯田にも声をかけるが、飯田は出久に挑戦するとして断ったため、同じA組の常闇踏陰を加えた4人で騎馬戦に臨むことになる。
- 爆豪は切島鋭児郎、瀬呂範太、芦戸三奈と組み、轟は飯田、八百万百、上鳴電気と組んだ。出久は、圧倒的なポイント数で周りから狙われるが、発目の自作したサポートアイテムやお茶子の“個性”で機動性を高め、常闇の個性黒影(ダークシャドウ)の全方位中距離防御で激しい攻撃をしのぐ。その間、爆豪チームはB組の物間寧人のチームにポイントを奪われてしまう。さらに激しい嫌味で煽られた爆豪は、物間の立てた作戦の合理性をも凌駕する勝利への強烈な執念で、物間の持つ全てのポイントを奪取してみせる。
- 一方、残り時間半分の時点で轟チームと対峙した出久チームは、残り1分まで攻勢を耐えていたが、これまで知らされていなかった飯田のレプシロ・バーストによってポイントを奪われてしまった。残り20秒弱、出久がワン・フォー・オールを使ったことで動揺した轟から常闇が高ポイントの鉢巻を1枚奪い、結果は1位轟チーム、2位爆豪チーム、3位は普通科の心操人使チーム、4位緑谷チームとなった。
- 決勝戦は総勢16名からなるトーナメント形式の1対1の対戦方式。ルールは相手を場外に落とすか、行動不能にするか、降参の意志を示させることが勝利の条件。
- 決勝1回戦
- 組み合わせが決定し第1回戦の第1試合、緑谷×心操のバトルが始まる。心操の“個性”は、彼の問いかけに答えた者を言いなりにするという洗脳で、心操は出久を挑発し応答させることに成功する。出久は洗脳によってライン際まで行ってしまうが、一瞬、指先だけ動き“個性”を暴発させて、その衝撃で洗脳を解いて心操を場外へ投げ出し勝利する。
- 第2試合は轟×瀬呂は轟の勝利。第3試合は上鳴×B組の塩崎は塩崎の勝利。第4試合の飯田×発目は、発目が自分のサポートアイテムを宣伝しまくった後に、自ら場外に出て飯田の勝利。第5試合の芦戸×青山は芦戸の勝利。第6試合は常闇×八百万は常闇の勝利で、なすすべ無く瞬殺された推薦入学者である八百万は深く自信喪失する。第7試合、切島×B組鉄哲は切島の勝利。そして第8試合は爆豪×麗日。出久はお茶子に策を授けようとするが、騎馬戦で出久に挑戦した飯田を見て、自分は出久に甘えていたのではないかと反省したお茶子は、策を断り自力で闘う覚悟を決める。お茶子の“個性”で浮かすには触れなければならないため速攻を行うが、爆豪持ち前の運動神経で迎撃をしてお茶子を近づけさせない。しかしお茶子は低姿勢の突進し続けることで、爆豪の打点を下に集中させ爆破で瓦礫を発生させ、それを空中に浮かせて瓦礫の流星群を降らせることで出来るであろう隙に間合いを詰め浮かせようとするが、爆豪の最大火力の爆破で消し尽くされてしまう。お茶子は限界がきて行動不能で爆豪の勝利となり、決勝第1回戦は終了する。
- 決勝2回戦
- 第2回戦第1試合は緑谷×轟。出久はそのときに制御できる5%の出力ではなく、100%の力をもって迫ってくる轟の氷結を次々と破っていくが、あっという間に両手が壊れていく。しかし轟も自身が冷気に耐えられる限度があるため、氷結が弱まり動きも鈍くなってくる。轟は左から発生する“個性”で熱を使えば解決するものの、父から受け継いだ炎は使わずに父親の拘る1番になることで、母親を苦しめた父親のエンデヴァーを完全否定をしようとしていたため使おうとはしない。轟の家庭の事情と決意を明かされていた出久は過去に縛られている轟を救うため、受け継いだ“個性”であっても、自らの力であることには違いがないと檄を飛ばす。轟は出久の言葉によって自分の本来の望みや「なりたい自分になって」という母の願いを思い出し遂に炎をも使い両者が全力でぶつかり合う。その結果出久は場外へ吹き飛ばされ轟の勝利となった。出久は大怪我を負い、ベスト8で敗退という結果で終わってしまったが、オールマイトは轟への対処について、余計なお世話はヒーローの本質であり、出久にしか導きだせないものがあると激励する。第2回戦の他の試合も終了し、轟、飯田、常闇、爆豪がベスト4に駒を進めた。
- 準決勝と決勝
- 準決勝第1試合の轟×飯田。飯田がレシプロで場外へ投げ飛ばそうとするが、轟が飯田のマフラーを氷で塞ぎ、動きを止めて氷結で行動不能にして勝利。第2試合の常闇×爆豪。常闇の弱点である光を爆豪が戦闘中に暴き、爆発の閃光で常闇を降参に追い込み、爆豪の勝利となる。決勝の轟×爆豪の戦いは、爆豪が優勢に立って轟を追い込んでいくが、ライバル視している出久には見せた炎は使わないでいる轟に怒りを露わにし、炎を使わせようと大技榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)を繰り出す。轟は炎を使おうとするが、迷いから消してしまって爆豪の技が決まり、轟は場外に吹き飛び爆豪の優勝となるが、爆豪は全力のぶつかり合いではない勝利に不本意から怒りまくるのだった。
- 雄英体育祭1年ステージの結果は1位爆豪勝己、2位轟焦凍、3位常闇踏影となった。常闇と同じ3位であった飯田は、兄のプロヒーローインゲニウムがヴィランにやられたため、体育祭を早退してしまっていた。こうして体育祭は終了し、轟も自分の迷いの原因である過去を清算するために入院中の母親の元へと向かう。これを機に出久たちを取り巻く環境が変化を見せ始めていく。
- 保須市襲撃事件とステイン(第6巻 - 第7巻)
- 出久は職場体験にて、オールマイトの恩師であるグラントリノに指名され、彼のもとで「ワン・フォー・オール」を使いこなす技術を磨き上げる。
- 一方、飯田は兄のインゲニウムを襲撃し引退に追い込んだヴィランのステインを探し出すために、職場体験を保須市に選択し向かう。
- 夏の林間合宿(第7巻 - 第10巻)
- ヴィランの活動が活発化に伴い、事態を急いだ雄英側は本来2年生で取得する仮免合格のため、夏の林間合宿を敢行する。しかしその場にもヴィラン連合による襲撃が発生する。
- 神野区の悪夢(第10巻 - 第11巻)
- オールマイトとヴィラン連合の黒幕“オール・フォー・ワン”との全面衝突が起きる。
- 仮免取得へ(第11巻 - 第14巻)
- 事件が落ち着き全寮制となった雄英生達に、夏の林間合宿で出来なかった仮免合格のための特訓の日々が始まり、そして遂に仮免試験の日を迎える。
- インターンと死穢八斎會(第14巻 - 第18巻)
- 仮免試験に合格した出久らは、職場体験の発展型であるヒーローインターンを行うことになる。出久は説明にやってきたヒーロー科3年の遠形ミリオの紹介で、オールマイトの元サイドキックだったサー・ナイトアイの下でインターンを行うこととなるが、同時期に作中では絶滅危惧種とされていた極道・死穢八斎會の若頭オーバーホールが極道復興のためにある壮大な計画を実行しようと画策していた。
登場人物
- 担当声優は「テレビアニメ版 / VOMIC版」でのキャスト。1人しか記載されていない場合はテレビアニメ版でのもの。
- 雄英生徒は『名前 / ヒーロー名』、プロヒーローは『ヒーロー名 / 名前』で記載する。
主要人物
- 緑谷出久(みどりや いずく) / デク
- 声 - 山下大輝[24](幼少期 - 渡辺明乃) / 山下大輝(幼少期 - 谷口夢奈)
- 本作の主人公。9代目ワン・フォー・オール継承者。市立折寺中学出身。1-Aの男子生徒。誕生日は7月15日。身長166cm、血液型はO型[25]、好きなものはカツ丼[26]。出席番号18番、入試実技7位、“個性”把握テスト20位、障害物競争での順位は1位、雄英体育祭第一学年ベスト8、学力テスト4位。緑色系の縮毛と顔のそばかすが特徴。
- 「第5世代」には珍しい“無個性”だったが、オールマイトに認められて彼の「ワン・フォー・オール」を譲渡される。受験までの間に努力を積み、雄英高校ヒーロー科への合格を果たす。幼馴染の爆豪からは蔑称として「デク」と呼ばれるが、麗日が好意的に受け取ったことで「頑張れって感じ」という意味に転回し、後に自身のヒーロー名として定めている。他に「クソナード」などとも呼ばれる事がある。
- 「どんなに困っている人でも救っちゃう」ヒーローとしてのオールマイトに強い憧れを抱き続け、「ヒーローになること」「危機にある誰かを救けること」へのこだわりと衝動が原動力であり、世界で活動しているヒーローを事細かに分析してノートに纏めている。深く考えるときは手を口にあて呟く癖があり、その際の台詞が入ったふきだしや背景は、「ブツブツ……」という文字の繰り返しで構成され、その様を級友たちには「もはや芸」と評されている。一方で緊急時は自分の身体が傷つくことを意に介さないことから、“個性”多用によるダメージの後遺症が積み重なり、母親や教師・級友らから心配されてしまい活動する際に周囲に不安を与えてしまうことは、安心感をもたらすヒーロー像から乖離し、何より人を救けることが出来ない状態になってしまうと反省するが、人を救けるためにはまず自分が無事であることを心がけるようになる。幼少期の頃は、自分だけ無個性である故に、勝己や周囲からバカにされ、友達が居なかったが、オールマイトから個性を受け継いで個性を持ち、雄英高校入学後は個性把握テスト、勝己との戦闘訓練での勝利で、クラスの注目を浴び、友達が増えていった。
- 受け継いだ“個性”は強力な前衛タイプだが、自身は周囲の状況や他者の情報を総合して最善の策を判断する力に長けている。その機転と勇気で強力な“個性”を持つ相手にも一矢報いることがあり、体育祭第1戦の障害物競争では“個性”を一切使わずに1位でゴールした。コスチュームは、彼がノートに描いていたイメージ図を元に母親が作ったお手製のスーツ。爆豪との戦闘訓練でボロボロになりサポート会社に修繕に出した所、材質やデザインが「こっちの方がカッコイイ」という会社側の独断で改良を加えられ「母製スーツβ」へと進化した。ヒーロー仮免許取得前には、両腕への負担により蹴り技への移行に伴い、発目の協力で、両腕の負荷を軽減するサポーターと両脚のアイアンソールが追加された「コスチュームγ」へと改良された。
- 私服は無地の物に『○○シャツ(○○内には「T」や「Y」、「ポロ」、「ドレス」などが入る。)』と書かれている服ばかり着ている。
- “個性”:ワン・フォー・オール
- オールマイトから授けられた増強型の“個性”。発動する際は、「SMASH(スマッシュ)!!」と心の中か叫ぶことで発動させる[27]。
- 継承した当初は出力「100%」でしか使えず、使うだけで発動させた部位の体が壊れて、制御と抑制が急務になっていた。ヴィラン連合のUSJ襲撃時の実戦がきっかけとなり、自身の体が壊れない程度の出力「5%」で発動することが目標になった。
- 職場体験でグラントリノの指導により、必殺技ではなく、自然に寄り添う“個性”だということを認識して、出力を調整して使いこなす技術を磨き、自身の肉体の許容上限である5%を全身に発動させる「ワン・フォー・オール フルカウル」を編み出した。ヒーロー仮免許取得試験合格の頃には、身体能力の向上に伴い、全身常時身体許容上限も8%に向上した。その後、八斎會突入作戦の終盤で治崎(オーバーホール)と交戦した際に、全身の筋肉と骨が悲鳴を上げながらも身体許容上限20%の力を発揮し、短時間だが骨折することもなく戦闘を続行できたが、治崎には敵わなかった。しかし、エリの「触れた者の時を巻き戻す」個性によって「全身が常時大怪我し続ける」状態である身体許容上限100%の力を発揮しながら戦闘を続けることが可能となり、その状態で治崎を倒した。
- 夏の林間合宿の血狂いマスキュラーとの戦いでは5%では全く歯が立たず、限界を突破した出力「1000000%」を発動させて勝利した。これについて作者の堀越は「本当に1000000%出ているわけではなく、あくまで出久の気合い、気持ちとしての掛け声。火事場の馬鹿力です」[28]と解説している。
- “個性”伸ばし訓練では、「単純な増強型“個性”なので、地力を鍛えて増強率をアップする」ために、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの虎によるブートキャンプをしていた。
- 度重なる負荷によって関節、特に両腕が機能しなくなると宣告される程靭帯がボロボロとなり、拳による攻撃を多用できなくなる。そのため、蹴り技を主体にした「ワン・フォー・オール フルカウル シュートスタイル」を発案する。
- 技一覧
- 技名はオールマイトと同じくアメリカ合衆国の州や都市の名前に由来しており、名称はすべて「〇〇(州名)SMASH」といったネーミングとなっている。
- DETROIT SMASH(デトロイト スマッシュ)
- オールマイトと同名の技。入学後初の戦闘訓練では、生じる拳圧でビル3階分を貫いた。
- →詳細は「§ DETROIT SMASH」を参照
- DELAWARE SMASH(デラウェア スマッシュ)
- ワン・フォー・オールを指に込めて放つ“デコピン”。衝撃波での攻撃に用いる。
- DELAWARE DETROIT SMASH(デラウェア・デトロイト スマッシュ)
- 夏の林間合宿の際の血狂いマスキュラーとの対戦で、限界を突破した出力「1000000%」を発動させて放った。
- マスキュラーの膨張筋肉に右拳を押し潰されそうになっていた際に使用。五指を弾いて発生させた衝撃波で硬直状態を解き、続けて右拳で殴り飛ばす併せ技。
- マンチェスター・スマッシュ
- オーバーホールとの戦いで使用した蹴り技。しかし、治崎に間一髪で避けられてしまった。
- DELAWARE SMASH(デラウェア・スマッシュ) エアフォース
- ジェントル・クリミナル戦で使用。デラウェア・スマッシュを指鉄砲の要領で撃つ、遠距離型の攻撃。
- セントルイス・スマッシュ
- ジェントル・クリミナル戦で使用したシュートスタイルでの蹴り技。
- オールマイト / 八木俊典(やぎ としのり)
- 声 - 三宅健太 / 玄田哲章[24]
- 8代目ワン・フォー・オール継承者。6月10日生、身長220cm、体重(274㎏→255kg)[29]、好きなものは屋久杉、映画[26]。
- 平和の象徴として絶大な人気と実力を誇る「No.1ヒーロー」。前髪をV字に2本逆立てた金髪の筋骨隆々の体格、白い歯を見せた笑顔が特徴。トレードマークとなるV字に2本逆立てた前髪は、作者によると「ヴィクトリー」の「V」をイメージしているとのこと[30]。10代の少年少女に対して「○○少年」「○○少女」(○○部分は名字)と呼称する。
- アメコミ画風の風貌で登場し出久ら生徒から時々「画風が違う」と言及される。絶対的な実力で犯罪抑止力として、デビュー以来ヴィランによる犯罪発生率の低下に多大な貢献をしてきた。絶大な知名度の一方で“個性”の詳細不明、本名・年齢不詳と謎の多い人物であり、本人曰く「隠し事はするが、ウソはつかない」とのこと。
- 自身の“個性”を譲渡するため後継者を探している時に、“無個性”である出久を見出した。その後、後継者を探すために赴任する予定だった雄英高校に、教師として着任した。
- 常に笑顔を絶やさないのは、師匠である志村菜奈の「どんだけ怖くても『自分は大丈夫だ』って笑うんだ。世の中笑ってる奴が一番強いからな」という言葉から。その一方、出久の「恐れ知らずの笑顔で救ってくれる」という印象に対しては「私が笑うのはヒーローとしての重圧と自らの内に沸く恐怖から己を欺くため」と否定しており、後に自身の笑顔について「“正義の象徴”が人々の、ヒーローたちの、悪人たちの心を灯せるように」と語る。
- 第1話時点から約5年前の“オール・フォー・ワン”との戦いで、呼吸器官半壊、胃の全摘出を必要とする重傷を負う。その後、度重なる手術と後遺症の影響で、現在は極端に痩せている姿(「トゥルーフォーム」)である。重傷を負う以前の姿である「マッスルフォーム」には“個性”を発動している間だけ戻れる。その姿での一日の活動時間は1話時点で約3時間になっており、その時間も徐々に減退していた。この事実は政府に頼んで世間に公表していなかった。後遺症のためよく吐血する。神野区での“オール・フォー・ワン”との再戦で、ワン・フォー・オールの“残り火”もすべて使い切り、8代目ワン・フォー・オール継承者としての役目を完全に終える。以前の姿であるマッスルフォームには力めば一瞬だけ戻れるが、“個性”も完全に出久へと継承されたため、以前のような戦闘は不可能になった。この時の戦いで現在の姿も世間に知られることになり、オールマイトはヒーローの活動を引退した。
- “個性”を継承するまでは“無個性”だったが、その体だけは譲渡に値する強靭な肉体に仕上がっていた。「この国には“柱”がない。だから自分がその“柱”になる」という確固たる決意の下、八代目ワン・フォー・オール継承者になった。
- “個性”:ワン・フォー・オール
- 何人もの努力による「力を蓄積する“個性”」と「“個性”を譲渡する“個性”」の2つが融合して誕生した“個性”。オールマイト曰く、聖火の如く受け継がれてきた「力の結晶」。
- 後継者と認めた緑谷に“個性”を譲渡して以後は、僅かに残った“個性”の“残り火”を使用する。その力は時間の経過により、徐々に減退している。
- “個性”の発動時には、攻撃の余波で天候に影響を与える規格外の身体能力を誇る。オールマイトは継承以前から“個性”に耐えうるだけの頑丈な肉体に鍛え上げていたため、使用の反動で自身の身体が壊れることはなかった。
- 技一覧
- 技名はアメリカ合衆国の地理に由来し、名称はすべて「〇〇(地名など)SMASH」となっている。アルファベットは通常すべて大文字表記だが、直接的な攻撃技でない技は、州名部分が頭文字のみ大文字で残りは小文字表記となっている(「SMASH」は常に大文字表記)。
- TEXAS SMASH(テキサス スマッシュ)
- ストレートパンチを繰り出して強烈な風圧で相手を吹き飛ばす。作中では流動体のヘドロ・ヴィランを出久から引き剥がす際に使用した。
- DETROIT SMASH(デトロイト スマッシュ)
- 拳に力を籠めて放つ。その一撃は攻撃の余波で天候を変えた。
- MISSOURI SMASH(ミズーリー スマッシュ)
- 相手の後頭部へ手刀を打ち込む。僧坊ヘッドギアを一撃で倒した。
- CAROLINA SMASH(カロライナ スマッシュ)
- 両腕を十字に組んで突進し、左右の手刀でクロス・チョップを放つ。「対オールマイト用」に造られた脳無に使用した。
- New Hampshire SMASH(ニューハンプシャー スマッシュ)
- 進行したい方向の反対にパンチを空振りし、拳圧を推進力に急速移動する。爆発などで吹き飛ばされている滞空中でも抜け出せる。
- 演習試験で出久に使った際には、急速移動の勢いを利用しヒップアタックで攻撃した。
- Oklahoma SMASH(オクラホマ スマッシュ)
- 滞空して体を回転させる。複数人の敵に拘束されていても、遠心力で相手を振り飛ばして拘束を解くことができる。
- UNITED STATES OF SMASH(ユナイテッド ステイツ オブ スマッシュ)
- 神野区での“オール・フォー・ワン”との決戦の最終局面に放った。八代目ワン・フォー・オール継承者としての“残り火”をすべて籠めた拳の一撃。
- 爆豪勝己(ばくごう かつき)
- 声 - 岡本信彦(幼少期 - 國立幸) / 梅原裕一郎[24](幼少期 - 高橋李依)
- 出久の幼馴染。雄英高校1-Aの男子生徒。4月20日生、身長172cm、血液型はA型[25]。好きなものは辛い食べ物全般、登山[26]。出席番号17番、入試実技1位、“個性”把握テスト3位、障害物競争での順位は3位、雄英体育祭総合優勝、学力テスト3位。
- 出久と同じ市立折寺中学出身。出久からは「かっちゃん」と呼ばれる。逆立った金髪に赤目の三白眼。「1番になること」「必ず勝つこと」にこだわり、自尊心が強く攻撃的な性格。“個性”が強力であることに加え、その応用力にも長け、際立った戦闘センスの持ち主。誰に対しても刺々しい態度をとるが、妙な部分で冷静に判断して自分が不利にならないように加減するため、他のキャラクターにたびたび「みみっちい」と言われている。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、本人の要望曰く「全身ダイナマイト」。手榴弾をモチーフにした籠手を着けており、この籠手に吸水シートで汗を溜めることで、最大威力の限界なく爆破できる。籠手にはピンが付いており、汗が溜まった状態でピンを外すと籠手の前方に凄まじい爆発を起こす。膝にも金具のような物が付いており、これは自身の膝を守るものではなく、近接戦闘で膝蹴りすることが目的。ヒーロー名には「爆殺王」「爆殺卿」と答えていたが、審査していたミッドナイトに却下された。
- 幼い頃から何でもできる天才で、自分の事を一番だと思っていた。オールマイトのことを「必ず勝つ」ヒーローとして憧れて、オールマイトを超えるヒーローになる決意をしている。“無個性”でありながら自分を気遣い対等に接する出久を「デク」と蔑みいじめていた。中学3年生時の受験10ヶ月ほど前にヘドロ事件に巻き込まれ、その際に出久が自分を助けようと行動したことで拍車が掛かり、雄英のクラスメイトとなった後も、出久に攻撃的に当たる。出久のワン・フォー・オールに関しては「“個性”があることを隠していた」と思っており、屋内対人戦闘訓練では「今まで自分を騙して虚仮にしていた」と激怒した。出久の訓練に勝つ算段に負け、完全に出久に負けたと落ち込むが、改めて雄英で一番になることを決意する。期末テストの演習試験では、出久のワン・フォー・オール フルカウルによる自身と似た動きを見て、出久の急成長に腹を立て、彼と差をつけて叩き潰すと布告する。しかし、演習試験当日、「仲が悪いことが課題」として出久とコンビを組まされている。出久とは、上記の件もあってか、彼の意見を聞き入れず、相手であるオールマイトを倒そうと猛攻撃を仕掛けるも、オールマイトに軽くあしらわれ、上記の件について指摘され、彼との協力を持ちかける様言われるも、聞き入れずに「あいつ(出久)に頼るくらいなら負けた方がマシだ。」と否定する。しかし、出久の鉄拳を喰らい、「勝つのを諦めないのが君じゃないか」彼が檄を飛ばされたことで、不本意ながらも出久との協力を決意し、自身の籠手を貸して、オールマイトと応戦するも、籠手を両方破壊され、体育祭での特大火力を籠手無しで放ち、出久をゴール先まで飛ばそうと、自身はオールマイトを足止めする為、自己犠牲な攻撃を仕掛けるも、圧倒される。そして出久に助けられ、気絶しながらも共にゲートを潜り抜け、試験に合格する。
- 職場体験では人気上位のヒーローということでベストジーニストの事務所に行くが、ジーンズを履かされ、髪型を8:2の癖が付く程までに矯正された。本人は「来る場所間違えた」と後悔している。夏合宿の3日目の夜にヴィラン連合に拉致され、仲間になれと勧誘されるが「オールマイトが勝つ姿に憧れた」として断り、戦況の推移に伴い一瞬の隙を突いた出久たちに救助され戦場を離脱した。
- 仮免試験では二次試験で要救助者を助ける際の粗暴な言動が減点対象となって不合格となり、特別講習を受講することとなる。その夜、出久に過去の発言や神野の一件からその“個性”がオールマイトから与えられた物だと確信し呼び出す。そして、自分が攫われたせいでオールマイトを終わらせてしまったという苦悩を出久にぶつけ、真剣勝負を行って勝利し、駆け付けたオールマイトから「ワン・フォー・オール」の秘密を含めた一連の事情を聞き、改めて1番のヒーローになることを目指す。
- 技一覧
- 爆速ターボ(ばくそくターボ)
- 両方の掌を自身の後方に向けて連続爆発させ、推進力として高速移動を行う。
- 閃光弾(スタングレネード)
- 爆発で強い光を発生させる。光を苦手とする“個性”を持つ常闇に有効に使用した他、目眩ましなどに使える。
- 榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)
- 跳躍中に両手を左右逆方向に向けて爆発を連続発生させ、その反動で錐揉み回転しながら相手に突撃し、その勢いを乗せたまま相手に特大火力の爆発を叩き込む大技。
- 徹甲弾(A・P・ショット)
- 片方の手を筒状にして、もう一方の掌に当てて放つ爆撃。爆発の範囲を狭めて貫通力を上げる。
- 徹甲弾 機関銃(A・P・ショット・オートカノン)
- 徹甲弾(A・P・ショット)の応用。連続して乱れ打つ。
- 麗日お茶子(うららか おちゃこ) / ウラビティ
- 声 - 佐倉綾音
- 本作のヒロイン[31]。雄英高校1-Aの女子生徒。12月27日生、身長156cm、血液型はB型[25]。好きなものは星空、和食[26]。出席番号5番、入試実技3位、“個性”把握テスト10位、障害物競争での順位は16位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト13位。
- ショートボブにした茶髪や、スクールユニフォームではタイツを履いているのが特徴。明るい性格で、時折西日本方言混じりの言葉で話す。爆豪からは「丸顔」と呼ばれたこともある。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、“個性”の使用による酔いを抑えるため首や手首にツボ押し機能が付いた酔い止め仕様。しかしそれ以外の指定をしなかったためデザインは「おまかせ」扱いとなり、制作会社側の独自の判断でパツパツのボディースーツになった。自身に考案したヒーロー名は、自分の名字と“個性”のグラビティをかけた「ウラビティ」。
- 入試前の親切から出久に好感を持たれている。彼女自身も入試で出久に助けられて以来、彼に好意的。「デク」という蔑称を「頑張れって感じで好き」と好意的に評し、以後彼を「デクくん」と呼ぶ。期末テストの最中、青山に出久の事が好きなのかと聞かれてから、度々出久を異性として意識するようになる。
- 両親は建設会社を経営しているが収入は思わしくなく、ヒーローになる夢と両親にお金を稼いで楽をさせてやりたいという思いからヒーローを目指す。
- 救助救難主体のヒーローを目指しているが、体育祭における対爆豪戦を経て、職場体験では戦闘能力を磨く目的でバトルヒーロー・ガンヘッドの事務所に行き、彼が編み出した近接格闘術「G・M・A(ガンヘッド・マーシャル・アーツ)」を身に付ける。
- 飯田天哉(いいだ てんや) / 天哉(インゲニウム)
- 声 - 石川界人
- 雄英高校1-Aの男子生徒。8月22日生、身長179cm、血液型はA型[25]好きなものは勉強、ビーフシチュー[26]。出席番号4番、入試実技6位、“個性”把握テスト4位、障害物競争での順位は6位、雄英体育祭ベスト4、学力テスト2位。クラスの中で1、2を争うほど大柄で鍛えられた屈強な体格をしている。母親(声 - 喜多村英梨)がいる。
- 私立聡明中学出身。眼鏡をかけた七三分け、第一ボタンまできちんと閉める、挙手してから発言するなど真面目な性格で、厳しく注意してくるので、当初は出久に「怖い人」と誤解された。直線的で角張った手振りをしながら話す。
- 代々有名なヒーロー一家の次男で、著名なターボヒーローである兄インゲニウムのような「規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー」を志す。普段の一人称は「僕」であるが、お坊ちゃまと連想されることを避けるため学園などでは「俺」と言う。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、ロードレースのヘルメットをプッシュアップし、フルアーマーで流線を多用したデザイン。脚部には速度を補強する6気筒型の超小型エンジンが搭載されている。また脚部に冷却装置が搭載されており、レプシロバーストをデメリットを軽減しながら使用できる。
- 兄がステインに敗れ引退したため、インゲニウムからヒーロー名を継いで欲しいと頼まれたが、兄のヒーロー名を継ぐに値しないと考えたため、ヒーロー名考案の際にも自身の本名を発表したが、ステインと対峙した際には「インゲニウム」と名乗った。
- 入試以来、実技の構造を見抜いた人物として出久に一目置いている。一度はクラスの委員長を「出久の方がふさわしい」と諦めるが、ヴィランが破壊した正面校門を通ってマスコミが雄英構内に侵入した際の警報とアナウンスでパニックに陥った生徒達を鎮めた一件を機に、出久からの推薦で委員長となる。
- 兄の仇であるステインを探し復讐するため、職場体験では保須市に事務所を構えるノーマルヒーロー「マニュアル」を選ぶ。ステインを探し出して対峙するが、ステインの“個性“に倒れ、保須市に居合わせた出久に救われる。彼が一斉送信したメールを見て駆けつけた焦凍が、「なりてぇものを、ちゃんと見ろ」と檄を飛ばしたことで、復讐にとらわれる自分がインゲニウムの名に相応しくないと感じ、兄に憧れる原点を思い出し改心した。腕を犠牲にして勝利する。事件の後、同じ過ちを繰り返さないため、腕の傷を戒めとして改めてヒーローの道を進む事を決意する。爆豪が拉致された後、爆豪救出に向かおうとする出久たちを監視するために同行し、結果として爆豪救出に貢献する。
- “個性”:エンジン
- ふくらはぎにエンジンのような器官が備わっており、50m走のタイムは3秒04を記録した。原動力(ガソリン)は100%オレンジジュース。炭酸系を飲むと“エンスト”を起こす。1速⇒2速⇒3速…とギアチェンジすることで、様々な状況に対応できる[33]。瞬発力では爆豪や出久に一歩譲るが、長距離巡行ならA組最速。
- “個性”伸ばし訓練では、「地力を鍛える」ために、合宿上の外回りをひたすら走る訓練をしていた。
- 技一覧
- レシプロ バースト
- 「トルクオーバー」を起こしてトルクと回転数を無理矢理に底上げし、約10秒間ほど爆発的な超加速を生む。移動技としてだけでなく超加速の勢いを乗せた蹴り技攻撃も可能。使用後は反動でしばらく“エンスト”する。本人曰く「誤った使用法」。
- レシプロ エクステンド
- 保須市でのステインとの戦いで使用。レシプロバーストを使い、戦闘で冷却装置が故障し“エンスト”状態になったが、轟の能力で脚部を冷却して使用した。期末試験の演習試験では、尾白をゴールの向こう側まで蹴り飛ばす時に使用。
- 轟焦凍(とどろき しょうと) / ショート
- 声 - 梶裕貴(幼少期 - 真堂圭)
- 雄英高校1-Aの男子生徒。推薦入学者の一人。1月11日生、身長176cm、血液型はO型[25]。好きなものは冷たい蕎麦[33]。出席番号15番、“個性”把握テスト2位、障害物競争での順位は2位、雄英体育祭総合2位、学力テスト5位。
- 右半分が白、左半分が赤の髪の毛をしており、左目周辺には火傷の痕がある。ルックスが良い。爆豪からは「半分野郎」と呼ばれている。“個性”と身体能力は雄英高校でも上位に入る。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、当初は氷結能力のみの使用を想定しそれを補助するための保温機能のみが備わったコスチュームで、左半身を氷で覆い隠していた。体育祭での出久との戦闘後は、燃焼・氷結の能力の補助に対応した機能を備えたコスチュームを新調している。ジャケットやベストなどシンプルなものだが自身の体温を感知して冷やしたり温めたりする機能付き。自身に考案したヒーロー名は、自分の名前にかけた「ショート」。
- No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子で、オールマイトを超えるヒーローとなるべく個性婚によって産まれた。エンデヴァー曰わく「兄さんらとは違う“最高傑作”」。幼少期に不幸な結婚により精神を病んだ母親に、父親の“個性”が表れた左半顔に熱湯を浴びせられて左目周辺に火傷の痕ができてしまう。この経緯から父親を嫌っており、雄英体育祭では母親から受け継いだ“個性”のみで優勝して、父親を否定するために氷結のみを用いていた。しかし、第二回戦で対戦した出久に、受け継いだ“個性”であっても、自らの力であることには違いがないと檄を飛ばされたことで、父の能力である炎の力を使い勝利する。体育祭最後に、改めて「自分がなりたいと思うヒーロー」を目指すため、「過去を清算する」ことを目的に、長い間会わなかった入院中の母親を訪れて和解する。また、嫌悪感は残っているものの、父親のナンバー2ヒーローたる所以の実力や判断力を認めて受け入れるようになっていく。
- 当初は他者の事を気にかけなかったが、母親との和解の後から級友と交流を始め、期末テスト演習でコンビを組んだ八百万の自信の回復を促したり、ステインとの対決や拉致された爆豪の救出など、困難に立ち向かっていく。しかし、ヒーロー仮免資格試験の二次試験で自分とエンデヴァーを嫌う夜嵐に自分の中のエンデヴァーへの嫌悪を刺激されたことで自分本位な行動をとってしまい、二次試験が不合格となり、反省しつつ三ヶ月の特別講習を受けることになった。
- “個性”:半冷半燃
- 右半身で凍らし、左半身で燃やす。巨大な氷塊や炎を自由自在に作り出し、「ビルごと一気に凍らせる」「1人で多数の敵を一瞬で戦闘不能にする」など非常に強力だが、「強力すぎて攻撃が大雑把になりがち」「両極端の“個性”が同居しているため使い分けに気を取られすぎる」という弱点も指摘されている。
- 氷結能力を最大出力で放つと、巨大な氷壁を発生させることができる。しかしこれを使用した後、体に霜が積もり、動きが鈍る上に氷結能力が弱まり、連続使用は出来なくなる。
- “個性”伸ばし訓練では、「両側の“個性”を同時使用可能になる」ために、お風呂につかりながらの氷結使用で体を氷結に慣れさせ、同時にお風呂の温度を燃焼で一定に保つという訓練を行っていた。
- 訓練の甲斐あって、動きが鈍くなるが氷と炎の“個性”の同時使用が可能となっている。
雄英高校
ヒーロー科A、B組、普通科C、D、E組、サポート科F、G、H組、経営科I、J、K組に分かれており、1年前はヒーロー科の合格者が出なかった。
1-A
(以下出席番号順)
- 青山優雅(あおやま ゆうが) / Can't stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)
- 声 - 桑野晃輔
- 出席番号1番、金髪と輝く瞳が特徴的な男子生徒。5月30日生、身長168cm、血液型はO型[25]。好きなものは己[33]。“個性”把握テスト14位、障害物競争での順位は42位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト18位。
- キザなポーズと喋り方で常に微笑み、マイペースで動じない。学校活動では芦戸と絡むことが多く、よく彼女に無意識に発言を遮られたりもする。逆にオールマイトの発言を遮った事もある。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、デザインは騎士が纏う鎧の様になっており、ヘソ以外にコスチュームの機能によって肘や膝などからも放てるようにした。自身に考案したヒーロー名は、輝きヒーロー「Can't stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)」。
- インターンが終了した後、唐突に出久へと急接近する。自身の食べたものを出久と共有するだけでなく、就寝中(と見せかけて実は起きていた)出久をベランダから見守った末にチーズで出久へのメッセージを残すなどの奇行を繰り返す。その行動の真意は「個性と体が合っていない」という自身のコンプレックスと同じ問題を出久が抱えていることを入試の時から気付いていたこと、それを伝えたいとずっと思っていたが友達の作り方が分からない故に伝えられずにいたこと、自分が迷っている間に数々の難題に直面してしまった出久を励まし仲良くなりたいという気持ちから生じたものであった。(優雅曰く「サプライズは嬉しいだろう」)
- 奇行への誤解を解く最中、彼自身も幼少期から暴発防止のため制御ベルトを身に付けざるを得ず、今でも能力を使う度に腹痛どころか脱糞の危機と闘っていることを出久に打ち明かす。これをきっかけに出久と仲良くなった。
- 作者曰く「僕自身もよく分からないキャラ。でもなんか描いてて面白いのでオッケーです!!」[33]。
- “個性”:ネビルレーザー
- ヘソからレーザーを射出する。一秒以上射出すると腹を壊す。腹には“個性”制御のためのベルトを巻いている。
- “個性”伸ばし訓練では、「射出可能時間を伸ばす」ために、ひたすらレーザーを射出し続ける訓練をしていた。
- 芦戸三奈(あしど みな) / Pinky(ピンキー)
- 声 - 喜多村英梨
- 出席番号2番、紫色っぽいピンクの肌に黒目がちで、触角を生やした女子生徒。7月30日生、身長159cm、血液型はAB型[25]。好きなものはダンス、納豆、オクラ[34]。“個性”把握テスト9位、障害物競争での順位は19位、雄英体育祭ベスト8、学力テスト19位。
- やや子供っぽいが、ムードメーカーで明朗快活な性格。勉強は苦手だが、身体能力が1-A女子の中で1番高い。自身に考案したヒーロー名は「Pinky(ピンキー)」。最初の案はリドリーヒーロー「エイリアンクイーン」だったが、ミッドナイトに却下された。学校活動では青山と組んだり対戦したりし、また頻繁に意図せず青山の発言を遮ったりしている。切島とは同じ中学校出身者で当時から分け隔てなく他人と接する人気者であった。当時は内気だった切島からは羨望と理想の対象であると同時に、追いつき辿りつきたいという彼が目指すヒーロー像そのものの存在であった。切島が精神的にも肉体的にも成長し高校デビューを果たせたことは心から祝福しているが、己自身に厳しいために追い詰められがちな彼の心情も理解しているため時折彼のフォローを心掛けている。
- “個性”:酸
- 全身から酸性の溶解液を分泌する。物を溶かして無力化したり、建物に粘着するように這い登るなどの応用法を使う。溶解液は濃度や粘度の調節が可能。制御を間違えると自分の服など意図しない物が溶けてしまう。
- “個性”伸ばし訓練では、溶解液の長時間使用に耐える皮膚の耐久度強化を行い、入寮後は酸の射出とその飛距離伸ばしに精を出している。
- アシッドベール
- 前腕部に粘度溶解度を最大にした酸を発生させ、防御壁を作る防御技。
- 蛙吹梅雨(あすい つゆ) / FROPPY(フロッピー)
- 声 - 悠木碧
- 出席番号3番、どんぐり眼の蛙のような風貌の女子生徒。2月12日生、身長150cm、血液型はB型[25]。好きなものは雨、ゼリー[33]。“個性”把握テスト13位、障害物競争での順位は13位、学力テスト6位。
- 男女隔てなくクラスメイトを「○○ちゃん」(男子には苗字、女子には下の名前にちゃん付け)と呼び、気に入った相手には自分を「梅雨ちゃん」と呼ぶように言う。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、蛙をイメージしたデザインの緑を基調とした水中戦想定のボディスーツ。大きめのグローブやゴーグルを装備している。自身に考案したヒーロー名は、梅雨入りヒーロー「FROPPY(フロッピー)」。
- 自称「思ったことを何でも言っちゃう性格」。洞察力が高く、出久の持つ“個性”を「オールマイトに似ている」と看破している。
- 極めて冷静な上に、自身の死を目前にしても仲間を守ろうとする勇敢さと自己犠牲的な精神の持ち主であり、リカバリーガールからは「課題らしい課題の無い優等生」「人々の精神的支柱となり得る器」と称賛されている。
- 中学時代の経験から人一倍仲間・友達想いであるが大家族であるが故に家事や炊事に追われがちな日々であったため、事情を知らない周囲から壁を作っていると誤解され孤立しがちであったという意外な思い出をもつ。その頃に自分を理解してくれた親友とは今でも連絡をとっており、違う高校へ通っている彼女にも自分と同じく親友ができたことを心の底から喜んでいる。
- 「神野の悪夢」事件の際には社会のルールを無視することは敵と同じ行動原理になるという指摘をして、出久たちが爆豪の救出を引きとめようとしたものの、後に引き止められなかったことを知った時に感情や思考が混乱したことを入寮直後に皆に明かし、涙を見せたあとに仲直りしている。
- “個性”:蛙
- 「蛙っぽいこと」ならだいたい出来る。 水中での自在な活動が可能で、最大20メートルまで伸びる舌で対象を絡め取ったり、壁に両手足の裏を張り付かせて昇降したり、高く跳躍したり、痺れる程度の毒液を分泌したり、物を飲み込んで収納し出し入れ自由な胃を持っている。
- “個性”伸ばし訓練では、「地力を鍛える」ために、跳躍力とベロ力を鍛えていた。
- 仮免試験に向けた必殺技訓練の成果で、体色を変化させ周囲の背景に溶け込める「保護色」を身につけた。
- 飯田天哉
- →詳細は「§ 飯田天哉」を参照
- 麗日お茶子
- →詳細は「§ 麗日お茶子」を参照
- 尾白猿夫(おじろ ましらお) / テールマン
- 声 - 三好晃祐
- 出席番号6番、細目で大きな尻尾を生やした男子生徒。5月28日生、身長169cm、血液型はO型[25]。好きなものは武術[33]。“個性”把握テスト7位、障害物競争での順位は11位、学力テスト8位。
- クラスの中で特徴が薄い事を気にしている節がある。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、道着のようなもの。自身に考案したヒーロー名は、武闘ヒーロー「テールマン」。
- 戦闘訓練では葉隠と組むが、轟の“個性”の前になす術なく敗れる。体育祭では決勝まで進んだが、第二種目の騎馬戦で心操の“個性”に操られていて記憶がなかったため、自身の力で勝ち抜いたことにはならず、「プライドに反する」と辞退。その後は、出久に心操の“個性”について助言した。
- 屋内対人戦闘訓練でチームを組んだ葉隠に対して心の中でツッコむことが多い。
- 寮室についてなど度々クラスメイトから「普通」と思われている節があり、本人も気にしている。
- “個性”:尻尾
- 第三の手の如く動かせる太く強靭な尻尾が生えている。シンプルだが攻撃・防御の両方に活用でき、オールマイティな働きが出来る便利な“個性”[34]。
- “個性”伸ばし訓練では、「しっぽの強度を上げる」ために硬化状態の切島をしっぽで殴りつけるトレーニングをし、入寮後は動きが予測されやすいことから立ち回りの根本の見直しをはかっている。
- 上鳴電気(かみなり でんき) / チャージズマ
- 声 - 畠中祐
- 出席番号7番、金髪の男子生徒。6月29日生、身長168cm、血液型はO型[25]。好きなものは流行ってるもの、ハンバーガー[32]。“個性”把握テスト16位、障害物競争での順位は24位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト20位。お茶子をナンパしたり戦闘中に無駄口を叩くなど、ノリの軽い性格。八百万や耳郎とはUSJの事件以来、一緒に居る事が多い。自身に考案したヒーロー名は、帯電の英語「チャージ」とイナズマを掛け合わせた、スタンガンヒーロー「チャージズマ」。
- “個性”:帯電
- 電気を纏う。コスチューム着用時は右耳につけている特製電子変換無線で通信を行うことができる。放電もできるが操ることはできず、一度に大量の電気を放つと脳がショートして“アホ”になってしまう副作用があり、両手でサムズアップしながら「ウェーイ」しか言えなくなってしまう。
- “個性”伸ばし訓練では、「大きな電力にも耐えられる体づくり」のために、発電機から電撃を浴び続ける訓練をしていた。
- 電気を操れはしないため、詳細に狙っての電撃攻撃ができなかったが、武器としてポインターシューターを装備することで、10m以内ならポインターを撃ち込んだ所へ収束した電撃を一直線に放てるようになった。
- 無差別放電(むさべつほうでん)130万V(ボルト)
- 130万の電力で敵味方関係なく強力な放電を放つ。放った直後はアホになる。
- 切島鋭児郎(きりしま えいじろう) / 烈怒頼雄斗(レッドライオット)
- 声 - 増田俊樹
- 出席番号8番、赤い髪色のスパイキーヘアに尖った歯が特徴の男子生徒。10月16日生、身長170cm、血液型はO型[25]。好きなものは硬派なもの、肉[32]。入試実技2位、“個性”把握テスト8位、障害物競争での順位は9位、雄英体育祭ベスト8、学力テスト15位。
- 右の瞼には“個性”が発現した時に擦ってできた傷がある[32]。中学までは一般的な黒髪だったが、雄英に入学してから赤い髪色のスパイキーヘアにセットするようになった。芦戸とは中学校が同じ。
- 高校に入るまでの学生時代は意外にも内気で臆病であり、いじめの現場を見つけても止めることができず後悔するなど現在の性格とは程遠いものであった。一方で芦戸はいじめを解決どころか、いじめに関わった加害者と被害者を含め友達になってしまうなど、生まれもっての天性というものがあることを思い知らされる。このため己の無力の勇気の無さを思い知り一時は芦戸に嫉妬した時期もあったが、芦戸が自分の目指す理想の姿の一つであったことに気付いてからは一念発起して己を鍛えることを決意、その努力が実り現在のような前向きの性格となった。
- 自身に考案したヒーロー名は、剛健ヒーロー「烈怒頼雄斗(レッドライオット)」で、自身が目指すヒーロー像でもある漢気ヒーロー「紅頼雄斗(クリムゾンライオット)」からオマージュして考えた。
- 快活で分け隔てのない性格の持ち主。爆豪の態度に気を悪くせずに積極的に付き合う、言い合いが起きた時には仲裁に入るなど、周囲に気を遣う部分も持ち合わせており、クラスのムードメーカー的存在。友情面も熱く、爆豪との戦闘訓練で勝利した出久に感心したり、USJ襲撃事件でオールマイトを助けようとした出久を心配して、彼に駆け寄ったりなど、彼とも友達として親しく接している。出久からは「現在勝己と対等な関係を結んでいる人物」と評されている。爆豪が拉致された後、轟たちと共に爆豪救出に参加した。熱血漢で「男らしさ」という言葉を多用しており、結果的には皆で協力して実力以上の成果を出すことに貢献している。
- 「ただ被り」と言われるほど似ている“個性”のB組の鉄哲徹鐵とは体育祭で対戦して以来友情を育んでおり、意図せずして職場体験先も同じ事務所になっている。
- インターンでは天喰に頼み込みBMIヒーロー・ファットガムの下についており、関西で非合法薬物売買の摘発に一役買い「烈怒頼雄斗」としてのデビューを飾った。またその際に「“個性”を発動させなくする」薬を手に入れたことがキッカケで、死穢八斎會の捜査に加わる。死穢八斎會の突入戦ではファットガムと共に八斎衆の乱波・天蓋コンビ相手に闘う。乱波の強力な攻撃の前に心が折れそうになったが、自身のヒーローを目指す原点を思い出し、安無嶺過武瑠でファットガムを守り勝利に貢献した。
- “個性”:硬化
- 身体を硬化させる。攻防共に優れた対人戦向きの“個性”だが、本人は「ヒーローとしては地味」だと思っている。連続で攻撃を受け続けると体のどこかの力みが失われ、その部分の硬化が解けると勝己に看破された。このためかつて自分に自信が無かった頃の彼を知っている芦戸からは精神的に追い詰められていないかを心配されており、そういった弱さを受け止めた先で何か得られることを当面の課題としている。
- “個性”伸ばし訓練では、「筋力と硬度を上げて相乗効果を狙う」ために、硬化状態で尾白に殴られる訓練をしていた。
- 技一覧
- 烈怒交吽咤(レッドカウンター)
- 硬化で相手の攻撃を受けることで引きつけ、硬化した拳で殴りつけるカウンター攻撃。
- 烈怒頼雄斗 安無嶺過武瑠(レッドライオット アンブレイカブル)
- “個性”伸ばしの圧縮訓練の成果で到達可能となった、現時点での最高硬度で“個性”を発現させた状態。全身が刺々しい姿に変化する。維持できる時間は30から40秒程度。
- 烈怒頑斗裂屠(レッドガントレット)
- 突進しつつ硬化した拳で叩き込むボディブロー。
- 口田甲司(こうだ こうじ) / アニマ
- 声 - 永塚拓馬
- 出席番号9番、岩のような形状の体格と風貌の男子生徒。2月1日生、身長186cm、血液型はA型[25]。好きなものは自然[35]。“個性”把握テスト11位、障害物競争での順位は20位、学力テスト11位。
- 容姿に反して引っ込み思案で口下手であり、普段は肉声を用いて会話をすることが少なく、手話に似た手振りで意志疎通している。あまり口数が多い方ではない常闇からも「無口」と評されているが、“個性”を使っての生き物への呼びかけの際には饒舌になる。
- 自身に考案したヒーロー名は、ふれあいヒーロー「アニマ」。
- “個性”:生き物ボイス
- 声に意志をのせてありとあらゆる生き物を操ることができる。甲司は見ただけで気を失いかけるほど虫が苦手だが、呼びかけて協力を得る事自体は可能。
- “個性”伸ばし訓練では、「声の射程距離を伸ばす」ために、発声練習をしている。
- 砂藤力道(さとう りきどう) / シュガーマン
- 声 - 奈良徹
- 出席番号10番、大柄でタラコ唇が特徴の男子生徒。6月19日生、血液型はO型[25]。身長185cm、好きなものはケーキ[35]。“個性”把握テスト12位、障害物競争での順位は15位、学力テスト12位。個性の訓練がてらにお手製の菓子を作るのが得意で、出来上がった菓子はA組女子から大好評を得ている。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、覆面プロレスラー風。ベルトには個性を使用するための砂糖瓶が入っている。自身に考案したヒーロー名は、甘味ヒーロー「シュガーマン」。
- “個性”:シュガードープ
- 糖分10gにつき3分間パワーが5倍になる。しかし、連続で使うと次第に脳機能がダウンする。
- “個性”伸ばし訓練では、「効果時間とパワーの増幅」のために、糖分を摂取しながら個性を使い続ける訓練をしている。
- 障子目蔵(しょうじ めぞう) / テンタコル
- 声 - 西田雅一
- 出席番号11番、口元をマスクで隠し、両肩から膜のある2対の触手を生やした長身の男子生徒。2月15日生、身長187cm、血液型はB型[25]。好きなものはたこ焼き、イカスミパスタ[32]。“個性”把握テスト6位、障害物競争での順位は14位、学力テスト10位。
- 本体は寡黙だが、”個性”で作り出した口で普通に会話する。口調は固いが、真っ先に自分の身体でクラスメートを守ろうとするなど、自己犠牲の精神を持ち合わせている。
- 雄英の入試では出久達と同じ試験会場だった。自身に考案したヒーロー名は、触手ヒーロー「テンタコル」。
- USJでは飛ばされることを免れ、黒霧から逃げる飯田を身を挺して守った。雄英体育祭の騎馬戦では峰田の提案に乗り、峰田と蛙吹2人を背中に乗せて包みこんで馬役を果たした。林間学校編では出久と合流して共闘し、常闇の暴走する”個性”の収集からMr.コンプレス追撃まで最前線で戦った。
- “個性”:複製腕
- 触手の先端に身体の部位を複製することができる。複製で生み出した部位は機能が増幅されており、耳なら聴力、手なら握力が本体のものよりも強い。耳目を展開すれば強力な索敵が可能。複製した部分に限れば、たとえ物理的に失われても再生可能であり本来の体への影響はない。これを利用して敵に追い詰められた場合や仲間を守らねばならない際には、故意に自分の複製部位を犠牲にすることで被害を最小限に抑えることも可能であるが、複製部位の欠損や再生には多くの体力や精神力の消耗を伴うため使用できる状況は非常に限られている。
- “個性”伸ばし訓練では、複製速度強化や、複数同時複製時のコントロール調整の訓練をしている。
- 耳郎響香(じろう きょうか) / イヤホン=ジャック
- 声 - 真堂圭
- 出席番号12番、三白眼でボブカットの女子生徒。8月1日生、身長154cm、血液型はA型[25]。好きなものはロック[32]。“個性”把握テスト17位、障害物競争での順位は21位、学力テスト7位。
- 髪の艶が心電図のような形になっている。一人称は「ウチ」で、サバサバした性格。お化けや幽霊が苦手。ノリ的に馬が合うのか上鳴と仲がよく、一緒にいたり、いじったりしている場面を良く見かける。八百万百をはじめスタイルが良いクラスメイトに囲まれていることを気にしており、峰田から一人だけ性欲の対象として見られていない事実を知り愕然とさせられている。
- 自身に考案したヒーロー名は、ヒアヒーロー「イヤホン=ジャック」。ヒーローコスチュームは仮免受験時には改良を加え、両腕手首に音響増幅(アンプ・リファー)装置を装備している。
- 作者曰く、個性だけなら最初に思いついた、と明かしている。
- 瀬呂範太(せろ はんた) / セロファン
- 声 - 古島清孝
- 出席番号13番、痩せ気味で黒髪の男子生徒。7月28日生、身長177cm、血液型はB型[25]。好きなものは健康に良い食べ物[32]。“個性”把握テスト15位、障害物競争での順位は8位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト17位。
- しばしば歯をむき出した表情を見せ、爆豪からは「しょうゆ顔」と評されている。能力的な相性から直接戦闘を伴う真っ向勝負となると分が悪く、雄英体育祭で轟に一撃でやられて観客からドンマイコールを浴びせられたり、期末試験では峰田を助けるもミッドナイトの個性により眠りついて一人だけ何もしなかった事により、赤点対象者となり補習を受ける羽目になるなど他の生徒より不運な目に合う事が多い。
- 機動力を活かしたサポートなどが活躍の場となるため、障害物を伴う移動となれば抜群の突破力を発揮する。能力を活かしたトリッキーな奇襲戦術が活かせる場に限れば格上の相手であっても翻弄が可能など、戦場を選ばなければならない点が克服すべき課題となっている。
- A組男子の中で比較的年相応に性欲をもっている方ではあるが、タッグを組みことの多い峰田が問題になりかねないほどの性欲を丸出しにする様子を目の当たりにし、自分自身の性欲については自重する結果につながっている。自重の成果のためか女性ヒーローが絡むと瀬呂がおいしい思いをするのがお約束となっている。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、フルフェイス型でテープカッターを模した形のヘルメットを被っている。自身に考案したヒーロー名は、テーピンヒーロー「セロファン」。
- “個性”:テープ
- 両肘部にリールのような器官とスリットがあり、そこからテープ状の物体を射出する。対峙する相手に貼り付けて巻き付け動きを封じたり、自身の前方の物体に貼り付け巻き取ることで高速移動ができる。テープの粘着力を活かして、切り離してトラップなどにも利用できる。3次元的な移動を得意とし、授業で行われた救助レースでは堂々の1位だった。
- “個性”伸ばし訓練では、「テープの容量、強度、射出速度を強化する」ために、ひたすらテープを射出し続ける訓練をしていた。
- 常闇踏陰(とこやみ ふみかげ) / ツクヨミ
- 声 - 細谷佳正
- 出席番号14番、鳥のような顔立ちの男子生徒。10月30日生、身長158cm、血液型はAB型[25]。好きなものは薄暗い所、リンゴ[32]。入試実技9位、“個性”把握テスト5位、障害物競争での順位は7位、雄英体育祭総合3位、学力テスト14位。
- 常にクールに立ち振る舞い、仰々しい古風な言葉を使って話す。その反面、個性故に部屋全体が真っ暗なうえに不気味な雰囲気を醸し出す状態になってしまっており、A組メンバーが部屋を見た際には仰天されてしまった。
- 戦闘面では黒影の攻防一体な遠距離攻撃を駆使するなど、判断力や戦闘力も高いが、雄英体育祭では、オールマイトに個性に頼りきりだという弱点を指摘されている。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは黒マントで、それを羽織るだけのシンプルなもの。自身に考案したヒーロー名は、漆黒ヒーロー「ツクヨミ」。
- “個性”:黒影(ダークシャドウ)
- 伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿しており、操作しての戦闘が可能。モンスターにも知性があり会話も可能。光が弱点であり、電光や爆発の光を浴びると戦意喪失になりかけ、逃げ腰になってしまう。愛嬌のある性格で踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、その反面獰猛になり制御が難しくなる。日光下でも使用可能だが、攻撃力は中の下程度[36]となる。闇夜においては巨大な姿になり絶大な力を誇るものの、完全に制御不能になる上、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。ただし、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。
- “個性”伸ばし訓練では、「暗闇下でも黒影を制御する」ために、洞窟内で黒影を使用する訓練をしていた。
- 技一覧
- 深淵闇躯(しんえんあんく⇒ブラックアンク)
- ダークシャドウを自身の体にまとわせる技。弱点であったフィジカル面や近接戦を補う。考案当初から技名を言いやすく変更した。
- 宵闇よりし穿つ爪(よいやみよりしうがつつめ)
- ダークシャドウの腕部を伸ばして攻撃する。
- 黒き腕の暗々裏(くろきかいなのあんあんり)
- 両腕を同時にフック上に伸ばす。
- 轟焦凍
- →詳細は「§ 轟焦凍」を参照
- 葉隠透(はがくれ とおる) / インビジブルガール
- 声 - 名塚佳織
- 出席番号16番、透明人間である女子生徒。6月16日生、身長152cm、血液型はA型[25]。好きなものはキャラメル、ドッキリ番組[33]。“個性”把握テスト18位、障害物競争での順位は38位、学力テスト16位。
- 常に発動する異形系“個性”の影響で姿は全く見えないが、言動や手の動きからは活発な性格が窺える。作中では「ニコッ」などの擬音で表情が表現される。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは手袋とブーツのみで、本気になるとそれらも脱ぎ捨てて全裸になる。自身に考案したヒーロー名は、ステルスヒーロー「インビジブルガール」。
- 年頃の女性が自分から全裸になるため女性としての道を踏み外しつつあるのではないかと皆からそれなりに心配されており、行動を共にすることが多い尾白からは遠回しな形ではあるが一応諫言されている。更に轟と組んだ際には透明であるが故に認識できず攻撃範囲内に入っていたらしく、攻撃が外れていたことに内心安堵していた。
- “個性”:透明化
- 自身の姿を消す。常時発動の異形系“個性”。
- 集光屈折ハイチーズ!(しゅうこうくっせつハイチーズ!)
- 自身の透明な肉体をレンズとして利用して、周囲の光を集光・屈折させての目くらましを行う。
- 爆豪勝己
- →詳細は「§ 爆豪勝己」を参照
- 緑谷出久
- →詳細は「§ 緑谷出久」を参照
- 峰田実(みねた みのる) / GRAPE JUICE(グレープジュース)
- 声 - 広橋涼
- 出席番号19番、小柄でブドウのような髪型が特徴の男子生徒。10月8日生、身長108cm、血液型はA型[25]。好きなものは女性[33]。“個性”把握テスト19位、障害物競争での順位は18位、学力テスト9位。
- 一人称は「オイラ」。自身に考案したヒーロー名は、モギタテヒーロー「GRAPE JUICE(グレープジュース)」。
- スケベで女好きな性格であり、ヒーローを志した動機も「女性にモテたい」という理由からである。思考や言動もエロにはしりがちで、女子にボディタッチしたり、女子更衣室や女子浴場の覗きを試みたりすることがよくあり、その度に阻止・制裁されて痛い目にあっても懲りる気配もなく、教師にも「性欲の権化」として認知されている。何か事が起きたあとにネガティブな面をあけすけに放言することが良くあり、蛙吹から「塩を塗り込むスタイルはよくない」と指摘されている。
- USJでのヴィラン襲撃の際に出久達と共に「水難ゾーン」に飛ばされ、当初は怯えていたが出久の姿を見て勇気を奮い起こし、勝利に貢献する。以降出久とは席が後ろである事もあってか、良く話し合ったり、雄英体育祭で負傷した彼を心配して駆けつけるなど、仲が良い。演習では機転の利くところがあり、期末演習試験では逃げ出すそぶりを見せつつ、ミッドナイトを言動で誘い出して“個性”を用いてミッドナイトの動きを封じ合格した。
- “個性”:もぎもぎ
- 頭からボールのような物質を無限に生み出す。一旦もぎると強い粘着性を持ち、相手を行動不能にすることができる。粘着力は体調に左右され、調子の良い時には一日中くっついたまま。自分自身にはくっつかずプニプニ跳ねる。もぎりすぎると血が出てしまうことと、もぎって投げるという単調な動きから対人戦闘には不向きなことが弱点。
- “個性”伸ばし訓練では、「もぎり続けても血が出ない頭皮を作る」ために、もぎり続ける訓練をしていた。
- GRAPE RUSH(グレープ ラッシュ)
- 自身の“個性”である粘着性の球体を複数個連続で投擲するシンプルな技。名称は期末演習試験で登場したが、USJでのヴィラン襲撃戦でもそれに先んじて同様の技を使用し、出久との連携で複数人のヴィランを一網打尽にしている。
- 八百万百(やおよろず もも) / クリエティ
- 声 - 井上麻里奈
- 出席番号20番、黒髪のポニーテールが特徴の女子生徒。クラスの副委員長。推薦入学者の一人。9月23日生、身長173cm、血液型はA型[25]。好きなものは読書で、特に図鑑などを好む[33]。“個性”把握テスト1位、障害物競争での順位は17位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト1位。
- 裕福な家庭に育った影響で、お嬢様口調のような話し方をし、クラスメイトには全員苗字に敬称を付けて呼ぶ。高校一年とは思えないボディラインを持ち、耳郎からは「発育の暴力」と評されている。
- 被服控除で作ったヒーローコスチュームは、“個性”を生かせるよう胸元から臍にかけて開いたレオタード風のスーツと、腰にヒーロー活動に役立つ物体の材質や構造が書かれた辞典を留めるためのベルトを装着している。このコスチュームは手直しされたもので、最初の要望は法律に抵触する恐れがあるほどの露出度だった。 腰のベルトは辞書を支えるために分厚く作られており、辞書とそれを支える部分には磁石が入っているので開いたり落ちたりはしない。自身に考案したヒーロー名は、万物ヒーロー「クリエティ」。
- 出久&麗日vs爆豪&飯田の戦闘訓練後には、的確な講評をして高い分析力を見せた。上鳴達に勉強を教える事になった時、可愛い仕草をするなど純真な一面を見せる。切島からは「ピュアセレブ」と評された。
- 体育祭で思うような結果が出せずにスランプに陥っていたが、期末テストでコンビを組んだ轟の後押しで自信を取り戻し、勝利に貢献する。夏合宿の三日目の夜に、自分と泡瀬を襲った脳無が引き上げていくのを見て爆豪が拉致されたことを察知し、とっさに作り出した発信機を泡瀬に頼んで脳無にくっつけることでヴィラン連合のアジトの一つをつきとめ、事件後に轟と切島に頼まれて受信機を造って渡すように頼まれ、結果的に轟たちを監視するために爆豪救出に参加した。
- “個性”:創造
- 生物以外のあらゆる物を、自身の肉体から創り出す事が出来る。創り出せる物は多岐に渡り、分子構造まで把握する彼女の知識量がそれを可能にしている。
- “個性”伸ばし訓練では、「効果時間の増幅と、何か別のことをしながらでもクオリティの高いものをつくれる」ように、ものを食べながら“個性”を使い続ける訓練をしていた。
1-B
同じくヒーロー科ではあるが、入学直後にヴィランとの実戦を経験したことで世間的に花形的扱いとなったAクラスを意識している傾向がある。生徒は五十音順に記載。
- 泡瀬洋雪(あわせ ようせつ)
- 男子生徒。11月7日生、身長172cm。好きなものは携帯ゲーム。入試実技10位[37]、障害物競争での順位は12位。
- 夏の林間合宿での敵連合の襲撃では、逃亡する敵に八百万の創造した発信機を取り付けている。
- バンダナをしており、眉毛が太い。
- “個性”:溶接
- 触れた物同士を分子レベルでくっつけることができる。
- 回原旋(かいばら せん)[38]
- 男子生徒。短い黒髪。障害物競争での順位は22位。血液型はB型[25]。
- “個性”:旋回
- 鎌切尖(かまきり とがる)[38]
- 男子生徒。怪獣の様な顔と、両頬から突き出した巨大な牙の様な物が特徴。障害物競争での順位は35位。血液型はO型[25]。
- “個性”:刃鋭
- 黒色支配(くろいろ しはい)[38]
- 真黒な肌が印象的な生徒。障害物競争での順位は30位。血液型はA型[25]。
- “個性”:黒(ブラック)
- 拳藤一佳(けんどう いつか)
- 声 - 小笠原早紀
- 女子生徒で委員長。9月9日生、身長166cm、血液型はO型[25]。好きなものはバイク、ブラックコーヒー[34]。入試実技5位[37]、障害物競争での順位は28位。
- 男勝りで情に厚い性格。姐御肌で面倒見が良く、体育祭では尾白と庄田の辞退で空いた決勝進出の権利を、凍らされて何もできなかった自分達より相応しいとして鉄哲チームに譲った。A組とは仲が良好であり、A組に失礼な言動を行う物間を手刀で制裁したり、強制連行している。
- 初登場時は台詞も少なかったが、キャラクターデザインの評判が担当やスタッフにも受けが良く、活躍する以前から一部で人気が高かったと作者は明かしている。
- “個性”:大拳(たいけん)[38]
- 拳を巨大化出来る。応用として、うちわのように周囲を扇ぐことで辺り一帯に風を巻き起こすことも可能。
- 小大唯(こだい ゆい)
- 声 - イブ優里安
- 女子生徒。黒髪のボブヘアーが特徴。障害物競争での順位は31位。血液型はB型[25]。「ん」が口癖。
- “個性”:サイズ
- 小森希乃子(こもり きのこ)[38]
- 女子生徒。肩に届かない程度のロングボブで、目が隠れているのが特徴。障害物競争での順位は34位。血液型はA型[25]。
- “個性”:キノコ
- 塩崎茨(しおざき いばら)
- 声 - 真坂美帆
- 女子生徒。9月8日生、身長167cm、血液型はAB型[25]。好きなものはパン[34]。入試実技4位、障害物競争での順位は4位、雄英体育祭ベスト8。
- イバラのような髪の毛を持っている。真面目で心優しい性格をしており、作者曰く「慈愛の人」。
- 尾白と庄田の辞退によって決勝トーナメントに繰り上がり、一回戦では上鳴に完封勝利を収める。
- “個性”:ツル
- 頭に生えている伸縮自在の蔓を操る。蔓は切り離しも可能で、水と日光さえあれば無限に生えてくる。
- 宍田獣朗太(ししだ じゅうろうた)[38]
- 男子生徒。野獣の様な毛むくじゃらの外見と眼鏡、下顎から突き出た2本の牙が特徴。障害物競争での順位は29位。血液型はO型[25]。
- “個性”:ビースト
- 庄田二連撃(しょうだ にれんげき)
- 男子生徒。小太りで目が大きい。2月2日生、身長165cm、血液型はO型[25]。好きなものはボクシング観戦[35]。障害物競争での順位は33位。
- 体育祭では決勝まで進んだが、尾白同様操られていたことを理由に棄権した。
- “個性”:ツインインパクト [38]
- 角取ポニー(つのとり ポニー)[38]
- 女子生徒。[4月21日]]生、身長155cm。好きなものはリンゴ、日本アニメ。
- 日系アメリカ人でアメリカからの留学生で、長い角と動物の様な顔が特徴。障害物競争での順位は37位。
- “個性”:角砲(ホーンホウ)
- 円場硬成(つぶらば こうせい)
- 男子生徒。5月19日生、身長170cm。好きなものは球技。障害物競争での順位は23位。
- 黒目がちな少年。
- 騎馬戦では物間達とチームを組み、途中まで2位につけていたが、爆豪にハチマキを奪われ敗退。
- “個性”:空気凝固
- 息を吹き出した分に応じた大きさと硬度の、円形かつ透明の壁を作り出せる。
- 鉄哲徹鐵(てつてつ てつてつ)
- 声 - 沖野晃司
- 男子生徒。10月16日生、身長174cm、血液型はB型[25]。好きなものは格闘ゲーム、ホウレンソウ[34]。入試実技8位、障害物競争での順位は10位、雄英体育祭ベスト16。黒目が非常に小さく、ワイルドな容姿をしている。後先考えず、ただ真っ直ぐにひたすら自分の信念を貫く性格で、拳藤からは「単細胞だけど悪くない」と評価している。
- 体育祭前にA組に視察に行って爆豪の発言に食ってかかるなど、出久からは「不敵な人」と評された。体育祭では、尾白と庄田の辞退によって決勝トーナメントに繰り上がり進出し、「ただかぶり」と言われるほど似た“個性”を持つ切島と互角の勝負を繰り広げたあげく、両者ダウンし引き分けになり、二回戦進出者決定のための腕相撲で切島に敗北した。勝負の中で友情が芽生え、爆豪と切島の戦いでは切島を応援し、切島と職場体験のフォースカインドの事務所で再会して意気投合している。
- 夏合宿での敵襲来の際には拳藤と協力して、マスタードを殴り倒し逮捕に貢献する。
- “個性”:スティール
- 肉体を鋼鉄のように変化させる。その強度は銃弾を跳ね返す程で、都市部での対・凶悪犯罪向け。強度とパワーは鉄分の量で左右され、長時間使用すると鉄分が不足し、強度もパワーも低下する。
- 取陰切奈(とかげ せつな)[38]
- 女子生徒。肩より長いウェーブがかった黒髪と爬虫類風の顔が特徴。障害物競争での順位は39位。血液型はB型[25]。
- “個性”:トカゲのしっぽ切り
- 吹出漫我(ふきだし まんが)[38]
- 透明で服の中から漫画のような吹き出しが飛び出している生徒。障害物競争での順位は40位。血液型はA型[25]。
- “個性”:コミック
- 骨抜柔造(ほねぬき じゅうぞう)
- 声 - 北田理道
- 男子生徒。推薦入学者の一人。6月20日生、血液型はAB型[25]。身長174cm、好きなものはマッサージ(する方もされる方も)[35]。障害物競争での順位は5位。
- しゃれこうべのような顔をしている。
- “個性”:柔化 [38]
- 触れたものを柔らかくできる。
- 凡戸固次郎(ぼんど こじろう)
- 男子生徒。12月23日生、血液型はAB型[25]。身長191cm、好きなものはプラモ作り[38]。障害物競争での順位は25位。
- 頭部が液体チューブのような形状で、顔には大きな口、目らしき7つの穴があるのが特徴。がっちりとした体格の持ち主。
- “個性”:セメダイン [38]
- 顔にある穴から瞬間接着剤のような液体を噴出でき、対象をその場に固めることができる。体育祭第二種目の騎馬戦では、この“個性”で勝己のチームを一時的に行動不能にしている。
- 物間寧人(ものま ねいと)
- 声 - 天﨑滉平
- 男子生徒。5月13日生、身長170cm、血液型はA型[25]。好きなものはフランス料理、バンド・デシネ[34]。障害物競争での順位は36位。
- 金髪の優男。A組に対抗意識を燃やす。B組では率直にものを言える人物として一目置かれているものの、率直が行き過ぎての過渡の挑発や自身を棚に上げた当てこすり・事の軽重を顧みずに嫌味を言うなどの行為を頻繁に行うため、同じクラスの拳藤には「ちょっと心がアレ」、A組にも「どういうメンタルしてんだよ」・「病名のある精神状況なんじゃないか」・「相変わらず気が触れてやがる」と、性格を危ぶまれている。
- 鉄哲からの報告と爆豪の傲慢な選手宣誓をきっかけに、第一種目でわざと順位を落としてA組の個性を観察し、第二種目で逆転する作戦を立てる。これはA組の鼻を明すのと別にB組全体のことを考えてのもの。当初は目論み通りに進んだものの、爆豪への挑発が過ぎて闘志を煽ってしまい、ポイントを全て奪われて敗北する。相沢からは「合理的だが、トップを目指す者とそうでない者の執念の差を考慮していなかった」と評された。期末テストでは赤点を出してしまい、B組で唯一の補習参加者となっている。
- “個性”:コピー
- 触れた相手の個性を5分間使うことができる。ただし、一度に発動できる“個性”は1つだけ。
- 柳レイ子(やなぎ レイこ)[38]
- 女子生徒。左目が隠れた髪型と、肘を曲げた両手を前に出して手の甲を見せている日本の幽霊の定番ポーズが特徴。障害物競争での順位は26位。血液型はB型[25]。
- “個性”:ポルターガイスト
- 鱗飛龍(りん ひりゅう)[38]
- 声 - 桑野晃輔[39]
- 男子生徒。中国からの留学生で、辮髪の様な髪型が特徴。障害物競争での順位は32位。
- “個性”:ウロコ
- 詳細は不明だが、劇中では首や腕に鱗らしきものが生えている描写があり、林間合宿の特訓では物間がそれをコピーしている。
ヒーロー科3年
- 通形ミリオ(とおがた ミリオ) / ルミリオン
- 男子生徒。7月15日生、身長181cm。好きなものはラーメン、お笑い。
- 雄英高校トップ3「ビッグ3」の1人で、筋肉質でユーモラスな青年。
- これまで目立った成績こそ残していないものの、No.1ヒーローに最も近い存在と呼ばれており、本人曰く「凄まじい鍛錬によってビリからトップに上り詰めた」と語っている。かつては自らの“個性”の影響で最下位にまでなってしまったが、壮絶な鍛錬の末に“個性”を完璧にコントロールした努力の天才。ヒーローコスチュームは、オールマイトに似た服装で胸元には1000000(百万)の数字が入っている。本人の毛髪から作られた繊維なので個性の発動に呼応して透過する。
- オールマイトが出久に出会う前に根津校長から「ワン・フォー・オール」の後継者候補として指名されていた人物であり、「ワン・フォー・オール」の秘密もある程度知っており、現在はオールマイトの元サイドキックであるサー・ナイトアイの下でインターンを行っている。
- 死穢八斎會の突入作戦では単身壊理の下へ向かいオーバーホールと交戦するも、壊理の細胞から作られた“個性”を消す銃弾により“個性”が使用不可能となってしまい、事件後は休学という形で療養をすることとなる。
- “個性”:透過
- 息を止めている間だけあらゆる物や攻撃がすり抜けてしまう。ほぼ全ての攻撃を無効化できるが、“個性”の発動中は身に付けている服すらも落ち、光や空気・音も取り入れることが出来なくなり、視覚・聴覚・呼吸機能などが遮断されるなど実体のない存在になってしまうため、地面をただただ落ちていく感覚が残ってしまうというデメリットが存在する。また、“個性”を解除すると質量のある物同士が弾き飛ばされる現象が発生するが、この際は身体の向きやポーズで弾かれる先を狙うことが出来、本人はこれを利用して地面に潜って“個性”の発動と解除を交互に繰り返すことで相手の背後を付く戦法を取っている。
- 天喰環(あまじき たまき) / サンイーター
- 男子生徒。3月4日生、身長177cm。好きなものは蝶。
- 「ビッグ3」の1人。鋭い眼つきにとがった耳、黒髪が特徴。
- 威圧的な印象とは対照的に、本人は壁に視線を向けて話さないと緊張してしまう極度のあがり症。またかなりのネガティブ思考の持ち主でもある。ミリオとは古い付き合い。
- 現在はBMIヒーロー・ファットガムの下でインターンを行っている。
- “個性”:再現
- 喰らった物の特徴を自身の肉体に再現できる(タコ焼きならタコの脚、アサリなら貝殻など)。「身に付けている」形で再現しており、肉体そのものが変化しているわけではないため、再現した箇所が攻撃されても環自身がダメージを受けることは無いが、痛みなどは感じている様子がみられる。
- 混成大夥キメラ・クラーケン(こんせいたいかキメラ・クラーケン)
- サイズ可変、複数同時再現、特徴自由選択により喰らった物の特徴を再現する。
- 波動ねじれ(はどう ねじれ) / ねじれちゃん
- 女子生徒。10月6日生、身長164cm。好きなものはユリの花、ジャスミンティー。
- 「ビッグ3」の1人で、長髪が特徴。
- 天真爛漫な性格で思ったことを、前後の脈絡なくそのままペラペラと喋ってしまう。
- 現在はNo.9ドラグーンヒーロー・リューキュウの下でインターンを行っている。
- “個性”:波動
- 自身の活力を衝撃波として飛ばす。但し衝撃波は威力こそ高いものの捻れるため、スピードはあまりない。足から放つことで浮遊することもできる。
普通科・サポート科
- 心操人使(しんそう ひとし)
- 声 - 羽多野渉
- 普通科の1-Cの男子生徒。7月1日生、血液型はAB型[25]。身長177cm、好きなものは猫、サイクリング[34]。障害物競争での順位は27位、雄英体育祭ベスト16。
- 市立名部中学校出身。逆立った髪と目のクマが特徴的な長身の少年。ヒーローになる夢を長年持っていたが、自身の“個性”が雄英ヒーロー科の入試方法と相性が悪く、併願していた普通科に入学した。そのため、活躍次第でヒーロー科への編入の可能性がある体育祭に執念を燃やしている。
- 体育祭では自身の“個性”を活用し普通科唯一人、決勝トーナメントまで進出し、一回戦で出久と対戦。決勝を辞退した尾白の悪口を言って挑発し、洗脳に成功するが、「ワン・フォー・オール」の衝撃で洗脳を解除される。再び洗脳しようとするも対策法を聞いていた出久には通用せず、ヒーローとして恵まれた“個性”を持つ者への羨望から感情的になる。最終的には背負い投げで場外負けになり、敗北後は出久にヒーローへの夢を吐露し「みっともない負け方はするな」と激励した。
- 二学期の始業式の際には、肉体が鍛えてあるような様子が窺えた。
- “個性”:洗脳
- 洗脳する意志を持ってした問いかけに返事をした者を操る。自他ともに認める「ヴィラン向きの“個性”」。
- 機械には効かず、機械の仮想敵を倒すという雄英高校の入試では実力を発揮することができなかった。
- 発目明(はつめ めい)
- 声 - 桜あず
- サポート科の1-Hの女子生徒。4月18日生、血液型はO型[25]。身長157cm、好きなものはスチームパンク・チョコ[34]。障害物競争での順位は41位、雄英体育祭ベスト16。
- ピンク色の髪の毛に、照準器のような模様の入った眼が特徴。ゴーグルを装着している。変人の発明家。自分の発明品を「ドッ可愛いベイビー」と呼び、「第(制作順数)子」と呼ぶ。
- 1年生時の体育祭予選の障害物競争ではサポート科唯一の突破を果たし、騎馬戦では「注目が集まる人間と組んだ方が目立つ」という理由で出久とチームを組む。決勝トーナメントでは、飯田を口八丁で騙してアイテムを装備させ、アピールに利用する。自身が開発したすべてのアイテムを10分かけて説明を終えると、満足して自ら場外に出た。パワーローダーによると「病的に自分本位」であり、かかわる人物の心をことごとく乱し、異性に対しても遠慮せず「話しかける」・「体に触れる」ので、出久と絡むたびにお茶子を無自覚に不快にさせている。同時に「常に行動し、失敗を恐れず、既成概念に囚われない」ことを評価されており、彼女のその発想から、出久が自分の攻撃スタイルを、度重なるダメージを受けた腕でなく、脚と蹴りに転換することを思いつくことに繋がる。
- “個性”:ズーム
- 約5kmほど先の物まで見ることができる視力を持つ。また自身が高速で動いている最中でも、対象に正確に照準を合わせロックオンすることができる。
雄英高校の講師
雄英高校の講師は全員がプロのヒーローである[40]。 オールマイトについては「#オールマイト」を参照。
- 根津
- 声 - 高戸靖広
- 1月1日生、血液型はA型[25]。身長85cm、好きなものはブラッシング[32]。
- 雄英高校の校長。外見はネズミのような姿で、当人も「ネズミなのか犬なのか熊なのか」と言っている。右目周辺に傷がある。人間ではなく動物であり、動物に個性が発生したという。リカバリーガール曰く、「昔人間にいろいろされた」オールマイトの負傷や「ワン・フォー・オール」の事情を知った上でオールマイトを招聘した。フランクな性格で話し好きで、オールマイト曰く、「話し始めると長い」
- “個性”:ハイスペック
- 「人間以上の頭脳」という“個性”が発現した動物。世界的にも例を見ない唯一無二の存在。
- イレイザー・ヘッド / 相澤消太(あいざわ しょうた)
- 声 - 諏訪部順一
- 11月8日生、身長183cm、30歳、血液型はB型[25]。好きなものは猫[26]。
- 雄英高校の男性講師。1-Aクラスの担任。長髪に無精ヒゲのくたびれた外見の男性。合理的であることを尊び、時間の無駄を嫌う。
- 見込みがない者は「半端に夢を追わせる事ほど残酷なものはない」として早々に切り捨てる主義で、除籍指導回数は通算154回を数え、昨年度は1クラス全員を除籍処分にしている。指導方針の違いにより、オールマイトとはウマが合わないが、生徒のことは関係性や心理状態に至るまで良く見ている。
- メディアへの露出を嫌っているため知名度は低いが、抹消ヒーロー「イレイザー・ヘッド」として活動している。ヒーロー活動時は目線を悟られないためにゴーグルを着用する。また、「一芸だけじゃヒーローは務まらん」として、炭素繊維に特殊合金を編み込んだ帯状の「捕縛武器」を首に巻いており、相澤は近接格闘にも対応できるようにしている。
- “個性”:抹消
- 凝視している間、視た者の“個性”を抹消する。瞬きで解除される。ドライアイを患っているため長時間は使えず、目薬を常用している。「発動型」と「変形型」の“個性”の持ち主には能力が通じるが、能力が身体的特徴に表れている「異形型」の“個性”には効かない。
- 雄英襲撃時に脳無から受けたダメージにより、使用可能時間は短く、インターバルが長くなってしまっている。
- プレゼント・マイク / 山田ひざし(やまだ ひざし)
- 声 - 吉野裕行
- 7月7日生、身長185cm、30歳、血液型はB型[25]。好きなものはラジオ、TV[33]。
- ボイスヒーロー。入試では受験者向けのプレゼンを担当[41]。生徒を「リスナー」と呼ぶ。個性の発現は生まれた直後であり、産声を聴いた分娩医や看護師、両親は産声で鼓膜が破れたという。通常授業では英語の授業を担当している様子[42]。虫がとても苦手で、森が嫌い(甲田との模擬対戦では虫嫌いを利用されて負けた)。相澤と同期で、彼のヒーロー名を考案している。
- “個性”:ヴォイス
- 暴風のような「声」を発し、相手にぶつける。その威力は凄まじく、誕生時には産声で両親と分娩医の鼓膜を破ってしまった。首のガジェットは指向性スピーカー。
- リカバリーガール / 修善寺 治与(しゅうぜんじ ちよ)
- 声 - 小桜エツコ
- 4月4日生、身長115cm。好きなものはおかし[43]。
- 妙齢ヒロインと自称(?)してもいる女性看護教諭。希少な治癒の“個性”を持つ、雄英の“屋台骨”となる存在。小柄でやさしげな老婆。生徒などによくお菓子を配るが、これは治癒の際の体力回復を補助する目的でもある。「ワン・フォー・オール」の秘密を知る数少ない一人。
- “個性”:癒し
- 対象者の治癒力を活性化させ、重傷もたちどころに治癒させることができるが、治癒は傷に応じた対象の体力が必要で、大きなケガが続くと「逆に死ぬ」ことにもなる。そのため、小さな傷は治さずにおいたり、時間や日をまたいで回数を分けて治癒することもある。
- ランチラッシュ
- 6月17日生、血液型はO型[25]。身長160cm。好きなものは白米。
- クックヒーロー。食堂勤務。コック帽と制服を身にまとい、顔にはパイプが付いた機械的なマスクを着けている。一流の料理を安価で提供。登場時は毎回サムズアップしている。
- 13号
- 声 - 犬山イヌコ
- 2月3日生、身長180cm、28歳。好きなものは博物館・自然ドキュメンタリー[33]。
- スペースヒーロー。宇宙服のようなコスチュームを身に着けており、素顔は不明。災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー。雄英の敷地内に設けられた「ウソの災害や事故ルーム『USJ』」において、レスキュー活動に関する授業を行う。
- 「“個性”は人を助けるためにある」と説き、出久たち生徒から「カッコイイ!!」と賞賛を浴びていた。
- “個性”:ブラックホール
- どんなものでも吸い込んでチリにしてしまう。ビームも光子分解して吸い込む。
- ミッドナイト / 香山睡(かやま ねむり)
- 声 - 渡辺明乃
- 3月9日生、身長175cm、血液型はA型[25]。31歳。好きなものは青春・スリル[34]。
- SMプレイの衣装のようなコスチュームを身を包む「18禁ヒーロー」。素肌のように見える部分は肌色(アニメ版では白色)超極薄タイツに覆われており、個性を発動する際には破いで「眠り香」放つ。キャットオブナインテイルの鞭を武器にしている。担当科目は近代ヒーロー美術史。雄英体育祭では1年生ステージの主審を務める。
- 作品の企画当初はA組の担任となる予定だったが、キャラクターデザインの関係から相沢に変更になった。
- “個性”:眠り香
- 自身の肌から放たれる香りによって、吸い込んだ周囲の者を眠らせる。女より男に効果がある(しかし男の方が効きやすいだけで女に効果が無いわけではない)。しかし峰田実に結局は拘束させられ、逆にこちらが眠らせられた。
- セメントス / 石山堅(いしやま けん)
- 声 - 大隈健太
- 3月22日生、身長185cm、血液型はB型[25]。28歳。好きなものは丸み・まんじゅう[34]。
- 直方体の顔をした大柄なヒーロー。担当科目は現代文。
- オールマイトのファンでもあり、USJ襲撃事件の際にはマッスルフォームを維持できなくなったオールマイトの姿を“個性”で構築した壁で隠した。
- “個性”:セメント
- 触れたコンクリートを意のままに操る。
- スナイプ
- 声 - 奈良徹
- 11月7日生、血液型はA型[25]。身長182cm。好きなものはソーセージ、帽子。
- ドレッドヘアにガスマスクのような仮面を着けたガンマンスタイルの男。ヒーロー科の3年生を担当している。
- 本作の元となった読み切り漫画『僕のヒーロー』に登場する同名のヒーローが原典。
- “個性”:ホーミング
- 遠距離にいる相手の位置を一瞬で把握し、急所を撃ち抜くことができる驚異の命中率を持つ。
- エクトプラズム
- 声 - 西田雅一
- 3月23日生、身長180cm、血液型はAB型[25]。41歳。好きなものはカラオケ[44]。
- 耳まで裂けた口が特徴で、喋る際に漢字以外はカタカナ表記される独特の喋り方をする。昔、あるヴィランに片足を奪われているため、義足を着けている。
- “個性”:分身
- 口からエクトプラズムを飛ばし、任意の位置で本人に化けさせられる。一度に出せる人数は約30人ほど。しかしカラオケを2~3曲歌った後など、喉を馴らしてからならば36人くらいまで発生させることができる。
- 強制収容 ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうよう ジャイアントバイツ)
- 巨大な自身の分身を造り出し、大きく開けた口で対象を呑み込む。呑み込まれた対象は分身の体に取り込まれる。この大型分身を形成中は、他の分身は出せなくなってしまう欠点もある。
- パワーローダー / 埋島干狩(まいじま ひがり)
- 声 - 北沢洋
- 9月17日生、身長155cm、40歳。好きなものは車。
- 掘削ヒーロー。サポート科を受け持つ。重機を連想させるヘルメット状のマスクや大きな手、対照的に小さめの体と足が特徴の男。コスチューム開発のライセンスを持っており、アイテム開発も自分でこなす天才肌。低身長がコンプレックス。
- 普段はヘルメットだけ被っているが、戦闘時は重機を獣型にしたような巨大パワードスーツを身に纏っている。
- “個性”:鉄爪
- この爪で地中を掘り進んで戦う。
- ブラドキング / 管赤慈郎(かん せきじろう)
- 声 - 松田修平
- 11月10日生、身長194cm、30歳。血液型はB型[25]。好きなものはトマト、チーズ。
- ブラッドヒーロー。1-Bクラスの担任。筋肉質の男性で、下顎から突き出た牙と、左頬に十字傷があるのが特徴。熱血漢でA組をライバル視している。
- “個性”:操血
- 自身の血を自在に操ることができる。
- ハウンドドッグ / 犬井猟(いぬい りょう)
- 11月15日生、血液型はA型[25]。身長196cm、32歳。好きなものは晩酌、サッカー。
- 猟犬ヒーロー。生活指導担当。葉隠透同様異形型の”個性”で、犬のような見た目が特徴。同じ犬顔の面構署長とは血縁関係はない。
- “個性”:犬
- 犬の特徴を持つ異形型の”個性”。感情が昂ると人語を忘れてしまう。
1-A生徒の親族
- 緑谷引子(みどりや いんこ)
- 声 - 川上彩 / 南波ゆき
- 出久の母親。出久の“無個性”に責任を感じていたが、雄英入学後は手製のジャンプスーツをプレゼントするなど、ヒーローを目指す出久を全力で応援している。“個性”はちょっとした物を引き付けること。出久が幼少時の若い頃は痩せていた。第四世代。
- 傷ついてく出久の身を案じ、雄英の全寮制について最初は猛反対した。しかし出久の成長とオールマイトの必死の説得により、寮に行くことを承諾した。
- 出久の“個性”に関しては、出久自身が「突然“個性”が発現した」と説明しており、それを信じている。
- 緑谷久(みどりや ひさし)[38]
- 引子の夫で、出久の父親。“個性”は火を吹くこと。海外へ単身赴任中。
- エンデヴァー / 轟炎司(とどろき えんじ)
- 声 - 稲田徹
- 8月8日生、身長195cm、45歳。好きなものは葛餅。
- 燃焼系ヒーロー。雄英高校OB。事件解決数史上最多を誇る、オールマイトに次ぐNo.2ヒーロー。
- 焦凍と冬美の父親であるが、自身が望む”個性”が出現した彼の事は「仔」と断言し、オールマイトを超えるヒーローになる事を強要している。
- 極めて上昇意欲が強い性格で、彼に強い対抗意識を抱いている。20歳の頃には既にNo.2の座にいたが、鍛錬を重ねる度にNo.1ヒーローであるオールマイトとの差を痛感していき、やがて自分ではオールマイトを超えられないことに気づき、自分の子をオールマイト以上のヒーローに育てる事を決める。そのために、目を付けた“個性”の女性の親族を金で丸め込む形で結婚した。産まれた子供達の中でも“最高傑作”である焦凍に期待を寄せているが、自分へ反発して炎を使わないことに不満を持っていた。
- 神野での救出作戦に参加するが、その最中にオールマイトの本当の姿を目撃して衝撃を受け、事件解決後にオールマイトの限界引退という不本意な展開で新たなNo.1ヒーローに繰り上がったことを認められずにいた。しかし、八斎會突入作戦の翌日の仮免補修を受講する焦凍の見学に来ていたところでオールマイトと再会し、彼との会話を経て焦凍が胸を張って誇れるようなNo.1ヒーローになると焦凍に告げた。
- “個性”:ヘルフレイム
- 体に爆炎を纏い、放出することができる。炎系統で地上最強と言われる“個性”。ヒーロー活動時以外も髭の部分だけは、力を誇示するため常に炎を発現している。原作では炎を放出するだけだが、アニメ版では炎を火の玉や槍状に変化させる、温度調節により敵の体細胞を炭化させる、靴部分の炎の温度を上げることでコンクリート壁を溶かしながら壁を駆け上がるなどの応用を見せている。
- 焦凍と冬美の母
- 声 - 根谷美智子
- エンデヴァーの妻で、焦凍と冬美の母親。氷を操る“個性”を持つ。それに目を付けたエンデヴァーと、彼の名声と金で丸め込まれた親族によって結婚させられた。焦凍には優しかったが、自身の“個性”にしか興味のない夫の言動に疲れて精神的に疲弊していき、エンデヴァーの“個性”が発現した焦凍の左側に熱湯を浴びせて火傷を負わせたことで強制的に入院させられている。しかし、雄英体育祭後に自分を見つめ直した焦凍と数年ぶりに再会し、和解した。以降は焦凍が頻繫に見舞いに訪れている。
- 轟冬美(とどろき ふゆみ)
- 声 - 真堂圭
- エンデヴァーの娘で、焦凍の姉。小学校教諭[38]。弟の焦凍に何もしてあげられなかったことに負い目を感じて、教職を目指した。轟家には焦凍と彼女を含め4人の子供がいるが、エンデヴァーの望む“個性”が出なかったとして焦凍以外は英才教育を受けていない。
- インゲニウム / 飯田天晴(いいだ てんせい)
- 声 - 北田理道
- 7月22日生、身長183cm。好きなものはスポーツ全般、ハヤシライス。
- 天哉の兄。ターボヒーロー。チームIDATENの代表を務める[45]。
- 出久曰く「東京の事務所に65人もの相棒を雇っている大人気ヒーロー」。
- 雄英体育祭最中の時間に、保須市で「ヒーロー殺し」と呼ばれるヴィラン・ステインに襲撃され、脊髄損傷による下半身麻痺の重傷を負って再起不能になり、ヒーローを引退する。
- 「ヴィジランテ」でも登場し、ヒーローとしての活躍が描かれている。また、ヒーローにとって一番大切な事に、不安に陥っている人を安心させるために一秒でも速く駆けつける「速さ」を信条としている。事務所はチームプレイを大事にしチームの総合力で勝負することを方針としており、相棒にはナビやパトロールなど適材適所で配置している[45]。またあまり活用の機会が無い移動系“個性”を持つの人々を「ワンポイントの個性を拾い上げて適材適所に配置し、チームの総合力で勝負、サポート要員のサイドキックとして現場で経験を積ませ、やがてヒーロー資格を取得させる」という方針の『チームIDATEN』へ積極的に勧誘を行っている。
- “個性”:エンジン
- 飯田天哉と同じ“個性”だが、排気口は脹脛ではなく両肘にある。
- 爆豪勝(ばくごう まさる)、爆豪光己(ばくごう みつき)
- 声 - 喜代原まり(光己)
- 勝己の両親。雄英を信頼して、寮に行くことを快諾した。
- 父・勝はヒーローを夢見る時期があったが、デザイン業に興味を持ち、その関係の仕事に行く。仕事先で光己と出会い、猛アプローチを受けて、結婚に至る。
- 父・勝の“個性”は掌から発火・爆発性の汗を出す「酸化汗」。母・光己の“個性”は保湿効果のある「グリセリン」。
- お茶子の父と母
- 声 - 松田修平(父)、江場梨絵子(母)
- お茶子の両親で、父親は建設会社を経営しているが、あまり儲かっていない。雄英体育祭終了後に、雄英高に通うために一人暮らしをしているお茶子のもとにサプライズで訪問した。
- 耳郎響徳(じろう きょうとく)、耳郎美香(じろう みか)
- 響香の両親。作曲家の響徳が美香の音楽の才能に惚れ込み結婚に至る。なお耳郎姓は妻側のもの。
- 夫は全寮制について反対する厳格の父親を演じていたが、本当はオールマイトの戦いを見て感激し、娘が彼の教えを受けられる事を泣いて喜んでいたらしい。
- 母・美香の“個性”は「耳タブジャック」。
雄英以外の高校
士傑高校
- 夜嵐イナサ(よあらし イナサ) / レップウ
- 9月26日生、身長190cm、好きなものは熱血。
- 出久らと同学年で、同年度の雄英高校の推薦入試をトップの成績で合格するも入学を辞退し、士傑高校に入学している。出久ら雄英生と共に多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験を受験する。その実力は相澤も高く評価している。ヒーロー名は「レップウ」。ヒーローコスチュームは各所に噴射口が装備されたコート。
- ヒーローに一番大切なものは「熱さ」という持論を持ち、その対極に位置する私怨に囚われたヒーロー・エンデヴァーと、その息子の轟焦凍を激しく嫌悪する。その理由で轟と揉めてしまい、減点対象となって仮免試験二次試験に落ちてしまい、轟や爆豪と同じく特別講習に望む。特別講習での小学生との体験を経て、轟やエンデヴァーに対する認識も改めるようになる。
- “個性”:名称不明
- 風を操る事が出来、爆風を起こして対象物を巻き上げたりすることが可能。また同時に発生させた風の繊細な強弱も行える。
- 肉倉精児(ししくら せいじ)
- 2月9日生、身長172cm、好きなものは野菜。
- 士傑高校2年の男子生徒。出久ら雄英生と共に多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験を受験する。
- 非常にプライドが高く、自分の価値観を押し付けようとする傾向がある。雄英を尊敬しているものの、度々ヴィランと接触する騒動を起こす1-Aを快く思っておらず、特に素行に問題が多い爆豪を異常に敵視している。それ故同じ士傑のメンバーからも「劇場型男」と呼ばれる。仮免試験の一次試験を「有象無象の淘汰」として試験に便乗する形で雄英を排除しようとするも、爆豪や雄英生を愚弄した事で上鳴の怒りを買い、彼の攻撃の影響で元に戻った爆豪と切島の連携の前に脱落した。
- “個性”:精肉
- 自分が揉んだ他者の肉体を肉塊に変化させる。他者の肉体はこねて丸くする程度だが、自分の肉体は自由度が高く、切り離して操作をしたり、肉を集めて巨大に形成することも出来る。なお、肉塊にされた者は肉塊状態でも痛覚は作用しており、肉倉本人が受けたダメージ次第で解除される。
- 毛原長昌(もうら ながまさ)
- 11月13日生まれ。身長180cm。好きなものは散髪。
- 士傑高校2年1組のクラス委員長。全身を覆う体毛が特徴。士傑高校は雄英と異なり教師が成績や素行を鑑みて委員長を決めるため、大人からも認められる素質を持つ。
- “個性”:伸毛(しんもう)
- 伸縮自在の体毛を自在に操るが、その長さ故によく絡まる欠点がある。
- 現身ケミィ(うつしみ ケミィ)
- 士傑高校の女子生徒。唇が特徴的で明るく能天気な性格。仮免試験の時にトガが彼女を睡眠薬で眠らせてすり替わって仮免試験を受験していた所為で、仮免講習を受けることになった。
- “個性”:幻惑
- 少しの時間、幻を作り出せる。
傑物学園高校
- 真堂揺(しんどう よう)
- 5月13日生、身長176cm、好きなものは釣り。
- 出久ら雄英生と共に多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験を受験する。表向きはさわやかな性格だが、戦闘中などは口が悪くなる。
- “個性”:揺らす
- 触れたものを揺らす。揺れの大きさや速度に応じただけの余震が自身の体にも反動するデメリットもある。
- 震伝動地(しんでんどうち)
- 大規模な地割れと地震を同時発生させる。
- 中瓶畳(なかがめ たたみ)
- 傑物学園高校2年2組所属の女子生徒。魚の形のピアスをしている。
- “個性”:折り畳み
- 身体を亀のように折りたためる。
- 真壁漆喰(まかべ しっくい)
- 傑物学園高校2年2組所属の男子生徒。仮面を付けたような顔つきをしている。
- “個性”:硬質化
- 両手でこすったりこねたりした物を硬くする。生物には適応されない。
- Ms.ジョーク / 福門笑(ふくかど えみ)
- 声 - 永井真里子
- 2月5日生、身長166cm、28歳。好きなものはお笑い。
- スマイルヒーロー。傑物学園高校2年2組担任の女性教師。スマイリーフェイスが描かれたコスチュームを着用している。
- 相澤とは昔事務所が近くだった関係で旧知の間柄であり、助け助けられを繰り返すうちに相思相愛になったと語っているが、あまりにも絡み辛い性格のため、相澤からは鬱陶しがられている。
- “個性”:爆笑
- 近くの人間を無差別に笑わせ、思考・行動共に鈍らせる。緑谷曰くこの“個性”を用いた彼女のヴィラン退治は「狂気に満ちている」とのこと。
勇学園高校
- 万偶数羽生子(まんぐうす はぶこ)
- 声 - 内田真礼
- 蛙吹の中学時代の友達。初登場は第10巻の番外編。首から上が蛇の顔した女の子。
- “個性”:弛緩
- 見た相手を3秒間弛緩させる。
- 藤見露召呂(ふじみ ろめろ)
- 声 - 木村良平
- オリジナルアニメ「Training of the Dead」に登場。”個性”は強力でヒーローへの憧れも強いがやや傲岸不敵な人物で、雄英をライバル視している。
- “個性”:ゾンビウィルス
- 感染した者をゾンビ化させるウイルスを含んだガスを噴射する。ゾンビ化すると攻撃によるダメージを受けず、思考が停止し、攻撃力と凶暴性が増加する。更にゾンビ化した者に噛まれた者もゾンビ化する(藤見本人もその影響を受ける)。ガスが消えてから一定時間が経つとゾンビ化は解ける。
- 多弾 打弾(ただん だだん)
- 声 - 峰岸佳
- オリジナルアニメ「Training of the Dead」に登場。
- “個性”:ミサイル
- 身体から無数のミサイルを発射する。
- 赤外可視子(せきがい かしこ)
- 声 - 吉川麻美
- オリジナルアニメ「Training of the Dead」に登場。
- “個性”:赤外線
ヒーロー
- オールマイトについては「#オールマイト」を参照。
- イレイザー・ヘッドや13号などの雄英高校の講師については「#雄英高校の講師」を参照。
- エンデヴァーとインゲニウムについては「#1-Aクラス生徒の親族」を参照。
オールマイトの関係者
- 志村菜奈(しむら なな)
- 7代目ワン・フォー・オール継承者。オールマイトの前に「ワン・フォー・オール」を所有していた女性。
- グラントリノの盟友で、「ワン・フォー・オール」とは別に生来の“個性”を持っていた。
- 既に故人で、“オール・フォー・ワン”に殺害されたとされる。子どもがいたが、夫も殺害されていたこともあり、“オール・フォー・ワン”らヴィランとの戦いに巻き込みたくないという想いから里子に出している。
- オールマイトからは非常に敬愛されており、彼が出久に与えた言葉の中には、オールマイトが志村から言われた言葉がいくつかある。
- グラントリノ
- 声 - 緒方賢一
- 1月28日生、身長120cm。好きなものはたい焼き、惰眠[46]。
- 隠居中のプロヒーロー。オールマイトの師匠で、志村菜奈の盟友。
- ヒーローオタクの出久が知れない理由とヒーローとして無名なのは、元々ヒーロー活動には興味がなく、ヒーロー活動許可の資格を取ったのも、オールマイトを鍛えるために“個性”の自由使用許可が必要だったためである。
- 過去に1年間だけ、雄英高校に勤めていた。それもオールマイトを鍛えるためであり、その際の実戦訓練で彼が本気で震えるほどのトラウマを植え付けた。実カはトップヒーローと同等だが、年のため全力で“個性”を使用すると腰を痛める弱点がある。
- 職場体験にて出久を指名し、「ワン・フォー・オール」を調整する技術を磨かせることで、「ワン・フォー・オール フルカウル」を身に着けさせた。神野町での救出作戦にも参加し、事件後は塚内と志村の孫とされている死柄木を追っている。八斎會突入作戦当日にはヴィラン連合に不穏な動きがあったとして塚内ら一部の警官隊と共に別行動をとり、とある山中で“オール・フォー・ワン”直属の配下であるギガントマキアに遭遇し、壮絶な戦闘の末に彼に接触しに来た黒霧を捕えることに成功する。
- “個性”:ジェット
- 足の裏の噴出口からジェットを噴射する。自身が吸い込んだ空気量の分に応じて強力な噴射ができる。
- サー・ナイトアイ
- 1月2日生、身長200cm。好きなものはオールマイト、ヒーロー。38歳。
- オールマイトの元サイドキック。現在は独立し、サイドキック2名とインターン生1名で事務所運営をしている。オールマイトによれば、当時サイドキックを取るつもりはなかったが、熱意で根負けさせ、サイドキックとして自身を雇わせたという。
- 一見一般人と同じような体格だが、実際は非常に筋肉質で、サポートアイテムに『超質押印』という1個5kg印鑑型の投擲道具を複数持ち歩いており、印鑑型にしてるのは自らの姿に合わせるためのユーモアで、左手にストックして右手で投げる。
- 自他共に厳しくストイックな仕事ぶりが有名だが、筋金入りのオールマイトファンで、ユーモアを最も尊重している。「ワン・フォー・オール」の秘密も知っているが、出久ではなくミリオに継がせるべきだと思っており、出久を後継者として認めていない。
- 出久がインターンに入った頃は、指定ヴィラン団体「死穢八斎會」の若頭・オーバーホールを追っていた。そして、八斎會突入作戦にも参加するが、治崎との戦いで腹を貫かれる重傷を負った上に、自分と出久が治崎に殺される予知を見る。突入後はオーバーホールと激戦を繰り広げるも、彼の攻撃でリカバリーガールでも治癒が不可能なほどの瀕死の重傷を負ったが、出久がオーバーホールを倒したことで未来が変わったことに気づいた。その後、事件後に搬送された病院でオールマイトと再会し、ミリオに未来を託して息を引き取った。
- 「ヴィジランテ」ではオールマイトのサイドキック時代は彼のヒーロー活動報告書作成を一手に引き受けていたらしいが、オールマイトはただでさえあちこちで事件を解決するため量が膨大である上にナイトアイが独立してからは、田沼や塚内の様な協力者にその処理を手伝って貰っていたことが描かれている。
- “個性”:予知
- 対象人物の一部に触れ、目線を合わせることで、1時間の間、その人物のとり得る行動を先に “見る” ことができるが発動条件は社外秘。
- なお、ナイトアイは未来を変える方法を長年探っていたが、予知した未来を変えるには「自分の望む未来のヴィジョンを強く持つこと」「複数人でその一つの未来を望むこと」がエネルギーとなり、何かしらのきっかけにそのエネルギーが集約する事で予知は覆すことができると最期の時に語っていた。
雄英高校のイベントに関わったヒーロー
- シンリンカムイ / 西屋森児(にしや しんじ)
- 声 - 北田理道 / 西山宏太朗
- 人気急上昇中の若手実力派ヒーロー。一人称は「我」。5月20日生、身長168cm、29歳(数え始めてから)。好きなものは森林浴。
- 黄色い声援を受ける程、女子にも人気があり、お菓子のペッツヘッドとして商品化などもされている[42]。Mt.レディとは事務所が近所なため、かち合って共闘することが多い。そのため、彼女に関しては本当に迷惑してると語っているが、オールマイトとオール・フォー・ワンの再戦で別動隊を救出する際に、気を失っている彼女に「よく頑張ったな」と伝えている。
- “個性”:樹木
- 体を樹木化させ自在に操ることができる。爆炎系の“個性”は樹木(身体)が燃やされるため苦手。
- 先制必縛ウルシ鎖牢(せんせいひつばくウルシさろう)
- 腕から多数の枝を伸ばして、敵を拘束する技。複数人を同時に捕縛することも可能。
- Mt.レディ(マウントレディ) / 岳山優(たけやま ゆう)
- 声 - 名塚佳織 / 南波ゆき
- 8月11日生、身長162cm、23歳。好きなものは桃。
- 新人の女性ヒーロー。第1話冒頭のNR田等院駅での怪物化したヴィランとの戦闘にてデビュー。いわゆる“ニッチな層”に受けている。自己顕示欲が強く、夢は「ビッグになること」。
- 必殺技「キャニオンカノン」でヴィランを倒して華々しくデビューを飾ったものの、建物の破壊などの被害請求により赤字を出してしまう[47]。
- 雄英体育祭では会場の警備にあたり、職場体験では峰田を受け入れるなど雄英の学内イベントにも関わっていく。ミッドナイトとテレビ出演した際、自身のコスチュームの件で彼女と「CAT FIGHT」を繰り広げる。
- 神野町での救出作戦にも参加し、出久たちが爆豪を救出した際には、身を挺して出久たちを逃がした。
- 作品の初期構想では「山岳 優」という名の女子生徒で、本作のヒロインとなる予定であった[26]。
- “個性”:巨大化
- 162cmから2062cmに巨大化する。大きさの調整は不可能。その巨体から繰り出される攻撃は、一挙手一投足が絶大な威力を誇る。サイズの問題で、二車線以上の道路でないと行動不可能かつ周囲に無用な被害を及ぼしやすい。
- キャニオンカノン
- 巨大化して放つ飛び蹴り。シンプルだが威力は絶大。
- タイタンクリフ
- 瞬時に巨大化し、“壁”として相手の進路を塞ぐ。
- デステゴロ
- 声 - 拝真之介 / 小田柿悠太
- 11月1日生、身長205cm。好きなものは格闘技観戦。
- 1話から登場したプロヒーロー。筋骨隆々の体格で、受け口が特徴。喫煙者。
- 雄英体育祭では、シンリンカムイやMt.レディらと共に会場の警護にあたる。アニメでは、職場体験で耳郎を受け入れている描写がある。
- ベストジーニスト / 袴田維(はかまだ つなぐ)
- 声 - 緑川光
- 10月5日生、身長190cm、35歳。好きなものは狼[46]。
- No.4ヒーロー。雄英高校OB。ベストジーニスト8年連続受賞[41]。5本の指に入る大人気ヒーロー。ファッションリーダーでもあり、幅広い世代からの人気を集める男。
- 口元まで全身ジーンズで固めたようなコスチュームをしている。爆豪の職場体験先であり、爆豪を指名したのは彼のギラついた性格を矯正するためである。だが、髪型を8:2までにしか矯正できず、「根元までプライドガチガチだった」と悔やんでいた。
- 神野区での救出作戦に別動隊として参加し、脳無の格納庫を制圧するが、“オール・フォー・ワン”による未知の攻撃で部隊を一瞬にして壊滅される。だがその際には、仲間たちの衣服を咄嗟に“個性”で操り退避させる機転を見せ、判断力・技術共に「並の神経じゃない」と“オール・フォー・ワン”からも称賛された。自身も満身創痍ながらも反撃を試みたが、さらにダメージを負わされた。“オール・フォー・ワン”は彼の“個性”を「相当な練習量と実務経験ゆえの強さ」と評したものの「弔とは性の合わない」ので不要と“個性”を奪われることはなかった。その後、救護され一命は取り留めるも、ヒーロー活動の長期休業を余儀なくされる。
- “個性”:ファイバーマスター[46]
- 繊維を操る。人が衣服を着るという文化を持つ故、逃れることのできない“個性”。
- マニュアル
- 声 - 大隈健太
- 12月5日生、身長176cm、28歳。好きなものは平均、観葉植物[46]。
- ノーマルヒーロー。何でもそつなくこなせるのが最大の売りで、ヒーロー名も「現代ヒーローのマニュアル的存在」[46]を目指していることが由来。
- 職場体験では、飯田を指名して預かったために、ステインの一件で監督不行き届きの責任をとるはめになるが、飯田の謝罪と反省を受け入れている。作中で“個性”の発動はないが、アニメでは消火栓から噴き出た水を操っている。
- ガンヘッド
- 声 - 沖野晃司
- 5月7日生、身長191cm。好きなものはスキンケア。
- バトルヒーロー。肉弾戦を得意とする武闘派で、独自に考案した近接格闘術「G・M・A(ガンヘッド・マーシャル・アーツ)」を用いて戦う。筋肉質で仮面やプロテクターを身にまとった厳つい容姿をしているが、口調は穏やか。職場体験では、麗日を指名する。
- “個性”:ガトリング
- 腕に銃口のような器官が複数あり、歯や爪のように硬化した角質の塊を弾丸にして発射できる。主に威嚇射撃に使用し、決定打には格闘術を用いる。
- フォースカインド
- 声 - 藤原貴弘
- 2月16日生、身長184cm。血液型はB型[25]。好きなものは日本刀。
- 任侠ヒーロー。強面で黒スーツ姿の男。ガンヘッド同様、肉弾戦を得意とする。冷静沈着な思考の持ち主。職場体験では、切島と鉄哲を指名する。
- “個性”:四本腕
- 四本の腕を持つ。
- ウワバミ
- 声 - 山根舞
- 12月9日生、身長170cm。好きなものはお酒。
- スネークヒーロー。女性。職場体験では、八百万と拳藤を指名する。ヒーローに許されている副業として、CM出演もしている。神野の大事件の直後に、災害救助に協力している。
- 作者の前々作の連載漫画『逢魔ヶ刻動物園』に同じ名前・容姿のキャラクターが登場しており、一種のスター・システム的用法としての登場。
- セルキー
- 声 - 関智一
- ヒーローインターンの説明の後に蛙吹梅雨セリフによって名前だけ触れられている職場体験先の担当ヒーローだが、アニメのオリジナルエピソードである第32話にて登場している。アザラシのような顔つきに筋肉質な体格が特徴で、サイドキック4名と共に主に水難に関する事件を担当する。
- 見た目通り荒っぽい一面もあるが、事件の捜査や戦闘では“個性”の能力を巧みに活用する技巧派。時折可愛らしいポーズをとるが、筋肉質な体格のせいで周囲からの評判はいまいちで、本人は「子供にバカ受け」と言っているが、サイドキックのシリウスからは「絶対馬鹿にされてる」と呆れられている。
- シリウス
- 声 - 小清水亜美
- アニメ第32話に登場しているオリジナルキャラクター。蛙吹梅雨の職場体験先にいたヒーローで、セルキーのサイドキック。蛙吹の教育担当。
- “個性”:グッドイヤー
- 人間に聞こえない高周波の音を聞き取ることができる。
- ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ
- 4人組のヒーローチーム。ラグドールの発案で学生時代に意気投合したメンバーで結成[43]。全員猫を模したメイド服風のコスチュームと猫の手型グローブを着用している。
- マンダレイ / 送崎信乃(そうざき しの)
- 声 - 川﨑芽衣子
- 5月1日生、身長168cm、31歳。好きなものはゴロ寝[43]。
- チームの司令塔。ヒーローだった従兄妹が殉職してからは、その子供である洸汰を預かっている。戦闘では、キックや両手に着けている刃仕込みの猫の手型グローブを用いた肉弾戦を得意とする。
- 作者によると「チーム1の美人で巨乳」とのこと。
- “個性”:テレパス
- 対象者の脳に言葉を直接伝達することができる。
- ピクシーボブ / 土川流子(つちかわ りゅうこ)
- 声 - 町山芹菜
- 6月26日生、身長167cm、31歳。好きなものは「猫!CAT!!」[43]。
- チームコンセプトやネーミングは彼女の発案。「心は18歳」と自称したり、自身の“個性”で生み出した「土魔獣」を倒した出久らを気に入り「3年後が楽しみ!」と言いながらツバをつけるなど、結婚適齢期を気にして焦っているとマンダレイに言われている。
- “個性”:土流
- 土を様々に操作することができる。
- ラグドール / 知床知子(しれとこ ともこ)
- 声 - 菅沼千紗
- 4月8日生、身長166cm、31歳。好きなものは虎、マンダレイ、ピクシーボブ[48]。
- No.32ヒーロー。明るい性格でプッシーキャッツの盛り上げ役。4人でプロチームを組もうと言い出したのも彼女[48]。大きく見開いたような四白眼が特徴で、一人称は「あちき」。
- 夏の林間合宿でのヴィラン連合との戦闘時に拉致され、後に神野区での救出作戦で保護された。しかし“オール・フォー・ワン”に“個性”を奪われたことで、“個性”が使用不可能になってしまい、ヒーロー活動休業に追い込まれる。
- “個性”:サーチ
- 相手を見ただけで、居場所も弱点も相手の情報が100人までわかる。情報収集と情報分析に長けたサポート向きの“個性”。
- 虎(とら) / 茶虎柔(ちゃとら やわら)
- 声 - 拝真之介
- 2月29日生、身長190cm、31歳。好きなものはメンバー[48]。
- プッシーキャッツ随一の武闘派。一人称は「我」。常に白目で筋骨隆々の肉体を持つが、元は女性。「キャットコンバット」という格闘術の使い手。
- 神野町での救出作戦にも参加し、自らラグドールを救出する。
- “個性”:軟体
- 己の肉体を自由に湾曲できる。鍛え上げた体との相性が抜群。
- リューキュウ / 竜間龍子(たつま りゅうこ)
- 9月22日生、身長166cm、26歳。好きなものはキラキラしたもの。
- No.9ヒーロー。ドラグーンヒーロー。若手だが強力な“個性”故に絶大な人気を誇る。
- ねじれのインターン先であり、ねじれの紹介でお茶子と蛙吹を受け入れる。
- “個性”:詳細不明
- 翼を持つ巨大なドラゴンに変身する。
- ファットガム / 豊満太志郎(とよみつ たいしろう)
- 8月8日生、身長250cm(?)、29歳。好きなものはたこ焼き。
- BMIヒーロー。関西方面で活動するヒーロー。
- 以前は警察と協力して非合法薬物売買の摘発を行っていたため、非合法薬物に詳しい。
- 天喰のインターン先であり、天喰の紹介で切島を受け入れる。
- “個性”:脂肪吸着
- 何でも吸着し沈められる肉体を持つ。衝撃を吸着し沈めて抑えておくと、脂肪の消化による防御力の低下と引き換えに蓄積された衝撃を利用した強力な攻撃力を得る。
その他のヒーロー
- ネイティヴ
- 声 - KENN
- ネイティブ・アメリカン風のコスチュームを着用した男で、保須市を中心に活動していたプロヒーロー。ステインの“個性”で身体の自由を奪われ殺されそうになるが、出久たちに助け出される。ステインの“個性”の効果が最も強いB型の血液だったため、8分間もの間動くことができず、出久たちに加勢することはできなかった。
- エッジショット / 紙原伸也(かみはら しんや)
- 2月22日生まれ。身長170cm、33歳。好きなものは忍者・おにぎり。
- No.5ヒーロー。忍者のような外見をしていて、現れる際の効果音は「ドロン!」。判明したヴィラン連合のアジトに、オールマイト、グラントリノ、シンリンカムイらと共に強襲をかける。オールマイトの強襲で、敵の注目が逸れた瞬間にアジトに侵入して鍵を開け、警察の制圧勢力をアジト内に誘導した。
- “個性”:紙肢
- 本人はあくまで「忍法」と言い張っているが、実際は体を紙状に薄く細く引き伸ばせる“個性”。その変化速度は、鍛練により音速を超える域のスピードにまで昇華されている。鍵のかかったドアも、紙のように薄くなって隙間を通り抜ける事が可能。隠密・潜入行動に適した“個性”。
- 忍法 千枚通し(にんぽう せんまいどおし)
- “個性”を用いて、自身の体を紙状に薄く伸ばして行う打突攻撃。 その速度は音速を超え、人体も容易く貫通する。
- ギャングオルカ / 逆俣空悟(さかまた くうご)
- 10月29日生まれ。身長202cm、34歳。好きなものは強者、海水浴。
- 白いスーツを着た人型のシャチのような容姿のヒーロー。No.10ヒーロー。「ヴィランっぽい見た目ヒーローランキング」第3位。
- 全国の水族館から公園やショーの依頼が絶えないが、堅物な性格と顔の怖さから、小さな子供によく泣かれるらしく、その事に悩んでいる。
- 神野区での爆豪救出作戦では、エンデヴァーやベストジーニストと並んで指名を受けて招集されるほどにその実力は高い。ベストジーニストと共に脳無格納庫を制圧するも、“オール・フォー・ワン”に襲撃されてしまう。
- 仮免二次試験で多数のサイドキックを携えて、仮想敵(ヴィラン)として登場。仮免講習でも、講師を担当している。
- ウワバミと同様、作者の前々作の連載漫画『逢魔ヶ刻動物園』に同じ容姿のキャラクターが登場しており、一種のスター・システム的用法としての登場。
- “個性”:シャチ
- 陸上水中問わずシャチが持つ特性を発揮できる。
- 超音波アタック(ちょうおんぱアタック)
- 頭部から発生させる超音波を相手にぶつけて一時的に全身を麻痺させる。
敵(ヴィラン)
敵(ヴィラン)名を持つ者は『敵(ヴィラン)名/名前』で記載する。
敵(ヴィラン)連合
- 死柄木弔(しがらき とむら) / 志村転弧(しむら てんこ)
- 声 - 内山昂輝
- 敵(ヴィラン)連合のリーダー。多数の手(顔面・後頭部・頸部・両脇・両腕に計13)を張り付かせた痩身の男。“オール・フォー・ワン”によれば、志村菜奈の孫・志村転弧(しむら てんこ)である。
- 犯罪をゲームの感覚で楽しみ、苛立つと首を掻く。顔面に仮面のように付けている手(本人曰く、「父さん」)は特別扱いで、外している時も携帯しており、USJ襲撃時に落した際は狼狽えて拾い、ステインに傷つけられかけた際は睨みつけた。
- ヒーローからは「子供がそのまま大人になったようだ」と評されており、オールマイトは「子供大人」と称した。自身とステインに対する世間の評価の違いについて疑問を感じていたが、出久と会話で信念の有無について言及され、オールマイトの抹殺により正義の脆さを露呈させることを己の信念として見出す。
- “個性”:崩壊
- 手で触れた物をボロボロに崩す。5指が対象に触れていなければ発動できない。人間なら1分以内で塵にできる。
- 黒霧(くろぎり)
- 声 - 藤原貴弘
- 本名は不明。襟の高いスーツに身を包み、体は黒い靄に覆われている。戸籍も名前ない裏社会の住人。普段は慇懃な口調をしているが、激昂すると言葉遣いが荒くなる。
- USJ襲撃の際は、大量のヴィランを敷地内に送り込む役割を担った。八斎會突入作戦当日に、“オール・フォー・ワン”直接の配下であるギガントマキアに接触しようとしたところをグラントリノと塚内に捕らえられた。
- “個性”:ワープゲート
- 黒い霧を使って空間に道を開く。大量のヴィランを侵入させる大きなゲートを開けたり、生徒達を分散して別々の場所にワンアクションで飛ばしたり、人間の部位だけを近距離に移動できる。物体が半端に留まった状態でゲートを閉じる事で対象を引きちぎる事もできる攻撃性を持つが、自身の体内に相手の血や臓物が溢れてしまうため本人は積極的に使おうとはしない。また、全体が靄ではないため、靄ではない頭部と胴体が弱点になっている。またゲートを任意の場所に出現させるには正確な位置座標の把握が必要。
- 荼毘(だび)
- 声 - 下野紘
- 本名不詳で、荼毘は通り名。体の各部につぎはぎの跡がある。
- 連合にはステインの思想に賛同して参加した。それ以前は、目立って大きな事件を起こしてはいないとされる。詳細は不明だが、焦凍に対しては意味深な発言をしている。
- “個性”:不明
- 掌から黒い炎を放つ。
- トガヒミコ / 渡我被身子(とが ひみこ)
- 声 - 福圓美里
- 八重歯と茶髪が特徴の少女。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。
- 学生服を着ており、髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。刃物を武器にしており、「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語る。また、好きな人を模倣し最後は切り刻むという歪んだ恋愛嗜好を持つ。
- ステインを「ステ様」と呼び、彼の思想に賛同してヴィラン連合に加わる。
- 夏の林間合宿を襲撃した際は、連合に与えられた8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負っていた。合宿襲撃の際出会った血だらけの出久に一目惚れし、襲い掛かった。
- 仮免試験で、士傑高校の「ケミィ」に扮して受験。一次試験で出久に接触し、彼のヒーロー観を聞きながら、血を回収する。
- 現在では、オーバーホールの元で「出向組」として動いていた。しかし、八斎會突入作戦でのミミックとの会話を経て八斎會に見切りをつけて、トゥワイスの作戦で出久たちを利用して八斎會を壊滅させ、個性を消す銃弾の完成品と血清を運ぶ警察の動きを死柄木たちに伝えた。
- “個性”:変身
- 他者の血を摂取することで、その姿に変身できる。一度に複数の人物の血を飲めば、その分多くの人物に変身できる。変身時間と摂取量は比例し、コップ1杯で約1日持続する。服も含めて変身できるが、元々着てる服と重なるため、変身時は意図的に全裸になる必要がある。
- トゥワイス / 分倍河原仁(ぶばいがわら じん)
- 声 - 遠藤大智
- 黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と三白眼の男。
- 話した言葉の後に、反対の言葉を使う独特の話し方をする(例えば荼毘の分身が倒された際には、一旦は荼毘を「ザコかよ!!!」などと貶すも直後に「おまえは強い」とフォローを入れる。また、荼毘の黒い炎に巻き込まれかけた時には冷たがり、焦凍の氷結攻撃を避ける際には熱がっている)。
- 過去に悪事のために自分自身を“個性”で複製し、その複製体に更に複製体を作らせることを続け、多くの自分自身を従えていたが、複製体の反乱により分身に殺されかけ額に傷を負わされてしまう。やがて複製体は互いに殺し合い、生き残った本体も自分が本物であるか確信が持てなくなった上に、トラウマを負い常に反対の事を言う二重人格が形成された。
- 現在では、オーバーホールの元で「出向組」として動いていたが、八斎會突入作戦でのミミックとの会話を経て八斎會に見切りをつけて、トガヒミコに自分が考えた作戦を告げた。
- “個性”:二倍
- 本人曰く「1つを2つにするシンプルな力」。対象の人物を同時に2つまで複製できる。コピーは性格や“個性“も再現されているが、耐久力は異なり、大きなダメージを受けると消滅し、トゥワイスに消滅したことが伝わる。複製の際には対象を明確にイメージする必要があり、人の場合は身長・胸囲などの多くのデータが必要となる。
- 自分自身を複製させた場合は、その分身に更に“個性”を使わせることでほぼ無限に分身を生み出せるが、分身自体がトゥワイスであると思い込んでいるため、本体を偽物と断定し、攻撃してくる欠点がある。
- Mr.コンプレス / 迫圧紘(さこ あつひろ)
- 声 - 最上嗣生
- 自称・元エンターテイナー。仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットを身に着けている。
- 死柄木とオーバーホールの交渉時のいざこざでオーバーホールに“個性”で左腕を吹き飛ばされており、現在は機械の義肢を着けている。そして、出久たちに敗れたオーバーホールが警察に連行される途中で死柄木たちと共に襲撃し、仕返しとして個性でオーバーホールの左腕を千切り取った。
- “個性”:名称不明
- 対象を球状に圧縮して閉じ込める。
- スピナー / 伊口秀一(いぐち しゅういち)
- 声 - 岩崎了
- 全身を鱗に覆われたトカゲの様な風貌で、ステインを模した服装をしている。様々な刃物をベルトや鎖でまとめた巨大な剣を武器にしている。ステインの思想に心酔しており、死柄木の作成した抹殺するリストに載っている緑谷を「ステインが認めた」という理由で見逃した。“個性”は不明。
- マグネ / 引石健磁(ひきいし けんじ)
- 声 - 井上悟
- 長髪にサングラス、オネエ言葉で話す大柄な男。
- 強盗・殺人・殺人未遂など多くの犯罪に手を染めている。多くの人間関係を失ってきたらしいが幼馴染からは「他人が決めた枠におさまることを潔しとしなかった」という意味合いで一応の理解は得ていたらしく、健磁のやっていることを称賛できないものの健磁自身は肯定すると友情は維持できていた模様。死柄木とオーバーホールの交渉時に、オーバーホールの“個性”で殺害された。
- マスキュラー
- 声 - 高口公介
- 本名は不明。身長約200cm(洸汰の両親殺害のTV報道より)。通称「血狂いマスキュラー」。左目には大きな傷跡がある隻眼で、代わりに義眼を嵌めている。
- 「“個性”を使って暴れたい」と考え、連合に加わった。性格は残忍であり、気分によって義眼を付け替える。
- 過去にマンダレイの従兄妹であり洸汰の両親であったプロヒーロー「ウォーターホース」を殺害している(この時の戦いで左目を奪われて隻眼になった)。マスキュラーは「お互いがやりたい事をやった結果」として悔いはないと語る。
- 林間合宿襲撃作戦実行中に出会った洸汰を殺害しようとするが、出久に阻止されて戦う。そして、出久の「1000000%デラウェア・デトロイトスマッシュ」を受けて敗れ、警察に逮捕された。
- “個性”:筋肉増強
- 溢れる筋繊維を纏い、筋力を増強する。体に纏う事で肉壁として防御に使う事も出来る。義眼を付け替えることで増強の効果を抑えている。
- マスタード
- 声 - 古島清孝
- 本名は不明。学生服にヘルメットと赤いゴーグルが付いたガスマスク、ボンベを背負った少年。雄英高校への恨みが行動原理になっている。接近戦は苦手であり、回転式拳銃を用いる。
- 拳藤、鉄哲と交戦し、“個性”を駆使して二人を苦しめたが、拳藤の「大拳」によって大きな隙を作り、最後は鉄哲の攻撃を受けて敗れた。その後、警察に逮捕された。
- “個性”:名称不明
- 有毒なガスを発生させて自在に操ることができる。濃度や範囲も制御でき、ガスの揺らぎから周囲にいる人間の動きを知ることができる。ガスは吸い込めば数秒で意識を失ってしまう。自身も吸い込めば危険なため、ガスマスクを着けている。
- ムーンフィッシュ
- 声 - 松田修平
- 本名は不明。脱獄した死刑囚。暗色の拘束着で体を包んだ男。一人称は「僕」。
- その強力な“個性”で勝己と焦凍に襲いかかり、二人を助けに来た出久や障子にも攻撃を仕掛ける。出久を追ってきた暴走状態の「黒影」の標的にされて敗れた。その後、警察に逮捕された。
- “個性”:歯刃
- 自らの歯を変幻自在の刃に変える。移動もこの“個性”で行う。「黒影」に敗北した際に歯を全て叩き折られた。
敵連合の関係者
- “オール・フォー・ワン”
- 声 - 大塚明夫
- 本名不明のため、“個性”の名前で呼称される。一人称は「僕」。ヴィラン連合を影から操っており、テレビを通じて「先生」として指示を与える。
- オールマイト曰く、かつて超常現象が起きて間もない時代に、多くの人々から“個性”を奪い、計画的に人を動かして悪行を繰り返したことで、勢力を瞬く間に拡大して悪の支配者として日本に君臨した人物。
- 志村奈々を殺害し、第1話の時点から約5年前にオールマイトが深手を負いつつも倒したはずだったが、生命維持装置を長時間外せない体になりながらも生き延びていた。大昔の人物が現在も暗躍を続けている事について、オールマイトは「成長を止める」類の“個性”を奪って生きているのだろうと推測している。
- オールマイトとの戦いによって顔面の上半分が挫滅し、盲目となっているため後述の“個性”を使用することで失った感覚を補っている。普段は椅子に座ったまま点滴やパイプを体中に繋いでおり、肉体的な損傷や後遺症も数多くある様子がみられ、現在の身体状況になってから使用できる“個性”の数は大幅に減ったと語っている。
- 死柄木を助け出すために表立って行動を起こしたが、そのままオールマイトと全面対決することになる。戦況を圧倒的有利に進め、オールマイトのトゥルー・フォームを公衆の面前に晒すまでに追い詰めたが、最終的にオールマイトの「UNITED STATES OF SMASH」を受けて敗北し、すぐさま最も警備が厳重な刑務所である「タルタロス」に収監された。
- “個性”:オール・フォー・ワン
- 他者の“個性”を奪い自身の“個性”にする。奪った“個性”を他者に与える事も出来る。他人から奪った複数の“個性”を個々に使用できるだけでなく、複合的に使用することもできる。
- 他者から奪った“個性”
- 以下は、これまで作中で使用した他者から奪った単独の“個性”、および奪った複数の“個性”を同時使用することで作り出した“個性”。
- 転送
- 臭気を伴う黒い液体をゲートとして、対象の人物を転送する。別の場所へ転送する場合は自分と馴染み深い人物の下にしか転送できない。黒霧のワープゲートとは性質が異なり、指定した人物のみを転送するため、他者が液体に触れてゲートを潜ろうとしても転送されない。本人によれば、できたばかりの“個性”である。
- 「空気を押し出す」+「筋骨発条化」+「瞬発力×4」+「膂力増強×3」
- “オール・フォー・ワン”が気に入っている“個性”の組み合わせ。筋肉と骨を発条(以下「バネ」)化し、瞬発力と筋力を増強する事でバネの性能を強化し、その力に乗せて空気を押し出す。その威力は軌道上にあるビルを何棟も倒壊させながら、オールマイトを数百m先へ吹き飛ばしたほど。
- “個性”強制発動
- 対象の“個性”を強制的に発動させる。
- 「転送」+「衝撃反転」
- 転送の“個性”と、転送対象となった人物が受けた衝撃を攻撃してきた相手に反転させる“個性”の組み合わせ。
- 「筋骨発条化」+「瞬発力×4」+「膂力増強×3」+「増殖」+「肥大化」+「鋲」+「エアウォーク」+「槍骨」
- オールマイトを確実に殺すため、その時点で保持する“個性”で考え得る最高・最適の組み合わせとして発現させた“個性”。ただ殴ることだけに重点を置いているため、発現した右腕は本人の半身を超えるほどに肥大化し、何本もの腕と筋肉が見えている。発条化と槍骨によって、螺旋を描いた槍のような骨が幾つも露わになっており、拳には鉱物状の鋲が生成された。
- 赤外線
- 赤外線で感じ取る“個性”。“オール・フォー・ワン”は5年前のオールマイトとの戦いの後遺症で盲目となっていたため、他者の衣類の布ずれの音や周囲の空気の振動で相手の動きを感知し、この“個性”で相手の感情や空間把握の補助を行い、周囲の状況を確認していた。
- 自身を中心とする一帯を一瞬にして更地に変えてしまう“個性”
- 神野区の脳無格納庫を制圧していたベストジーニストらの一団を、一瞬で壊滅状態に追い込んだ。
- 人差し指の指先から衝撃波を放つ“個性”
- 抵抗を試みたベストジーニストを戦闘不能にした。
- 指先を黒い枝状に伸ばす“個性”
- 突き刺しての直接攻撃や、突き刺した相手の「“個性”強制発動」に用いた。
- “ドクター”
- 声 - 稲葉実
- 本名や素性は不明。“ドクター”と呼称され、“オール・フォー・ワン”の治療を行っている。脳無は彼と“オール・フォー・ワン”によって造られた。
- 脳無(のうむ)
- 声 - 最上嗣生
- ヴィラン連合によって造られた「改人」(改造人間)の総称。頭頂部が欠損しており、脳が露出している。“ドクター”に薬物で改造された人間が“オール・フォー・ワン”によって複数の“個性”を与えられて誕生する。
- 与えられた“個性”の負荷に耐えきれず、改造された影響で思考停止状態にあるため、自分の意志で行動や言葉を発する事が出来ない。“オール・フォー・ワン”から作戦に応じた個体数を提供されてヴィラン連合により運用される。
- USJ襲撃時の個体
- 対オールマイト用に造られた特製品であり、オールマイトに匹敵するパワー・「ショック吸収」・「超再生」などオールマイトを想定した複数の“個性”を持っていた。
- 保須市を襲撃する際に投入された個体
- ステインの保須市襲撃時に投入された個体で、上顎のない黒い個体・四ツ目の白い個体・翼を持つ白い個体の3体。四ツ目の白い個体は複数の“個性”を持っていたが、他の2体も含めUSJでの対オールマイト用の個体には遠く及ばない個体だった。なお、単行本7巻において、作者が翼をもつ個体の正体と思われる人物を提示している。
- 林間合宿襲撃時の個体。
- 荼毘の声にのみ反応するように調整された個体バイザーを付けて猿轡を嵌め、背中から複数の腕と工具を出す“個性”を持っている。
- ギガントマキア
- オール・フォー・ワンが育てていた直接の配下。山中に潜んでいる異形の巨人で、巨大な体に首にラジオをぶら下げている。
- 出久らと死穢八斎會の抗争の同時期に、黒霧が接触した際にをグラントリノと交戦し、山を削り取ったような描写があり、グラントリノからは「歩く災害」と称されている。切島の回想にも彼と思われる人物が登場している。
- ステイン / 赤黒血染(あかぐろ ちぞめ)
- 声 - 井上剛
- 「ヒーロー殺し」と呼ばれるヴィラン。31歳。
- オールマイトを除くヒーローを私利私欲に走る「偽物」として粛清を目論む思想犯。刀やナイフなど多数の刃物を携帯している。「ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得る称号でなければならない」という強迫観念めいた強い思想を抱く。
- 元はオールマイトに感銘を受けてヒーローを志し、私立高校のヒーロー科に進学するが、教育体制から見えるヒーロー観の根本的腐敗に失望し、1年の夏に中退。10代終盤まで「英雄回帰」を訴え街頭演説を行うも「言葉に力はない」と諦念、以降10年間は「義務達成」のため独学で殺人術を研究、鍛錬してきた。
- インゲニウムを始め、数多くのヒーローを死傷させる。同じ地区で数人のヒーローを襲撃するパターンとなっており、襲撃された地区ではその後犯罪率が低下する傾向がある。一般人やヒーローの価値があると認めた人物(出久・焦凍)は殺害の対象外としている。
- その活動は、「ヒーローたちの意識向上に繋がっている」との識者の見解もみられ、同調するヴィランだけでなく、一般人やヒーロー候補生をも惹きつけている。また、保須市では、重傷ながら自らの信念を語ってヒーローたちを戦慄させ、対峙したグラントリノは「カリスマ」を有していることを認めている。
- 死柄木から歪な信念を感じ取り、行く末を見届けたいと思ったためヴィラン連合との協力を受け入れた。保須市で出久らと遭遇し、戦闘の結果重傷を負って逮捕され、「タルタロス」に収監されるが、敵連合が勢力を拡大させるきっかけとなる。
- 「ヴィジランテ」では若かりし頃はスタンダールとしてヴィジランテ活動していたことが判明する。その当時は仮面を付け日本刀を振るい、信念無く力を振るうことを「罪」とし、罪が容貌成した者を「敵(ヴィラン)」と定めて、暴れまわった者を断罪すべきとし、一刀の下で粛清してきたが、一般人が違法薬物でヴィラン化した「突発性ヴィラン」に対しても粛清を行うなど、その正義感は本編以上に苛烈なものだった。
- 自身が粛清対象にしていた者を助けようとする航一にも狙いを定めるが、乱入してきたナックルダスターと交戦。勝負は一瞬にして敗北するが、その後ナックルダスターが航一に話した講釈を聞き、それを歪んだ解釈で受け取ってしまう。その場から逃げおおせた後覚悟として自分の鼻を削ぎ落とし、以後ヒーローも狙う様になる。このナックルダスターとの邂逅がステインを形成するキッカケとなった。
- “個性”:凝血
- 相手の血を舐めることで体の自由を奪う。血液型によって持続時間が異なり、B、AB、A、Oの順で短くなる。本人はB型。
- 義爛(ギラン)
- 声 - 荻野晴朗
- 荼毘とトガを死柄木に紹介した男。小振りの丸眼鏡をかけ、登場しているシーンでは喫煙していることが多く回転式拳銃の形のライターを所持している。黒霧が「あの大物ブローカー」と呼ぶ、名の知れた存在。
死穢八斎會(しえはっさいかい)
- オーバーホール / 治崎廻(ちさき かい)
- 死穢八斎會の若頭。ペストマスクを付けた男。潔癖症のきらいがあり、そのため触られると蕁麻疹が出る。
- 作中世界では絶滅の危機に晒されている「極道」で、“オール・フォー・ワン”もマークしていた程の「大物」。組長が病床の身となってからはヴィラン紛いの名前を名乗り、独断でヴィランを取り込み組の意向に沿わない行為も手を出すようになった。
- 孤児院と思われる施設で幼少期を過ごし、その頃に聞いた「“個性”とは人類が罹った病気の一種」という学説を支持しており、当時すでに個性は人類に罹った病気だと思っていた。理由は定かではないが個性やヒーローを嫌っており、ヒーロー達を他人に余計な世話をやきたがる英雄症候群という病気と言い放っている。その後、組長に拾われ、八斎會に身を寄せて若頭まで上り詰めた。
- 組長から壊理の世話と“個性”の解析を任された際に彼女の“個性”の仕組みを知ったことで、壊理を使い「個性をヒトから消す銃弾」とその「血清」を開発し、前者をヴィラン、後者をヒーローに売りさばくことで市場を独占。それによって死穢八斎會を復興させようと目論んでいた。しかしその計画を組長に話したところ強い反対を受け、組長を植物状態にして無理やり実権を奪い計画を進行させた。組長は一通り計画が形になったら復活させる心算らしいが、元々組員の大半は組長に心酔していたため、その方針から外れた行動をとり続けたことで一部の八斎衆を除き人望は皆無であり、一部組員は組長が病床となったのは彼が裏で仕組んでいたのではないかと見ている。
- トゥワイスにスカウトされて死柄木と対面するも、ヴィラン連合を自らの傘下に加えようとしたことで交渉が決裂、戦闘の末に死柄木に自らの連絡先を渡して撤退した。
- ナイトアイ主導による八斎會家宅捜索では、八斎衆を使ってヒーロー・警察を分断するなどし、自身は単身向かってきたミリオと交戦・重傷を負うも、八斎衆の生き残りを“個性”で融合することでパワーアップする。しかし、壊理の“個性”の影響を受けた出久に敗北する。その後、護送中にヴィラン連合の襲撃を受け、Mr.コンプレスと死柄木によって両腕を消滅させられて二度と個性が使えなくなった上に、個性を消す銃弾の完成品と血清と自分の計画も死柄木たちに奪われるという最悪の結末を迎えた。
- “個性”:オーバーホール
- 対象の分解・修復が可能。サー・ナイトアイは一度「壊し」「治す」“個性”と捉えており、この“個性”で八斎會が裏ルートで製造・密売している”個性”を破壊する銃弾を製造していると推測している。
- 人に使った場合、「分解」のままなら当然死ぬが、頭等即死レベルで分解されても修復が可能である。また分解して自身と混ぜる形で修復することで、分解した相手の能力が付与された状態でパワーアップする。
- 壊理(えり)
- 出久がインターン初日のパトロール中に出会った少女で、オーバーホールの計画の核とされている。
- オーバーホールからは娘と言われているが、実際は組長の孫娘で、母親である組長の娘は結婚の際に組長と揉めた末に絶縁している。自らの“個性”で父親を消滅させたことで母親に捨てられ、組長に引き取られた。その後、オーバーホールによって八斎會の地下に幽閉されていたが、脱走して出久たちに出会ったのを契機として、八斎會突入作戦の終盤で出久たちに救出された。
- “個性”:人を巻き戻す(仮)
- 人の時を巻き戻す。両親のどちらの家系にも類似する能力は存在しない突然変異型の“個性”。発現して間もないうえに使用訓練もしていない為か壊理は自らの”個性”を理解・制御できておらず、自分の意思で発動・停止ができず、発動中は対象に触れている限り”個性”が発動状態となるため、これまではオーバーホールが自らの“個性”で強制的に止めていた。また“個性”の発動中は彼女の額の角から光のようなものが発せられ、エネルギーを使い切ると角は小さくなる。
- オーバーホールはこの性質を利用して“個性”を壊す銃弾に彼女の血や細胞を使用して「個性を破壊する銃弾」と銃弾の効果を巻き戻すことで、個性を復活させる「血清」と呼ばれるものも開発している。
- クロノスタシス / 玄野針(くろの はり)
- 死穢八斎會の若頭補佐。フードの付いた白いコートを着た大柄な人物。オーバーホールとは古い付き合いで、組よりも彼に付き従っており、唯一彼を「廻」と呼んでいる。
- 警察とヒーローの八斎會突入作戦ではオーバーホールと共に逃走しようとした。ミリオに追いつかれた際には銃で応戦するが一方的に攻撃を受けて気絶するも、他のヒーローが来た時には復活しており、その“個性”でイレイザーヘッドの無力化に成功する。イレイザーヘッドと共にオーバーホールから強制的に別部屋に移動させられた後、オーバーホールの勝利を待ちイレイザーヘッドを拘束し続ける、オーバーホールの身を案じつつ敗北の際には研究結果だけでも持って逃げようとするが、先に天喰と警察が部屋へ到着したことで逮捕となった。
- ミミック / 入中常衣(いりなか じょうい)
- 死穢八斎會の本部長。鳥の嘴を持つ異形の外見をしているが、これは“個性”で操っている人形に過ぎず、本体は筋肉質な男性。激昂しやすい性格の持ち主で、キレると奇声を上げる癖がある。威圧的な態度を取ることも多い。
- ヒーロー達を妨害する際も遠くからコンクリートを操り、自身は居場所がバレないよう内部に身を隠していた。しかしヴィラン連合から派遣されて来たトガヒミコとトゥワイスが、個人的な翻意から彼の性格を突くために煽られたことで大声を上げて発狂。ヒーロー側へ潜んでいた場所を知られ、敗北した。
- “個性”:擬態
- 物に入り込み、自由自在に操ることができる。ただし入り込んで操れる物は冷蔵庫程度の大きさまでで、大きい物を操ろうとするとその分疲労する。作中では強力な“個性”強化薬を使うことで八斎會本部地下のコンクリート壁と同化している。本人は入り込んだ物の全体を把握できるわけではなく、入り込んでいる自身の目で確かめながら動かしている。
- 組長
- 本名不明。死穢八斎會の組長だが、現在は病床に伏しており、組は実質オーバーホールが取り仕切っている。オーバーホールからは「オヤジ」と呼ばれる。
- 昔気質の極道を重んじ、現代でも極道が生きる道を模索していた。「八斎會は侠客であらねばならず、ヴィランとは違う」という考えを強く持っており、指定敵団体との呼ばれ方にも憤怒していた。
- 組員たちからも慕われており、極道全体を復興させようと暴走するオーバーホールを諌め止めようとするが、逆に個性を使われて植物状態にされ、組の実権を握られてしまった。その後、八斎會突入作戦の終盤で、警察によって意識不明のまま保護された。
鉄砲玉 八斎衆
- 窃野トウヤ(せつの トウヤ)
- 八斎衆の一人。細身で四白眼が特徴的な男性。かつて恋人に裏切られ、多額の借金を背負った末に飛び降り自殺を図った所をヒーローに助けられた過去がある。多部、宝生とは互いの過去を知っており、三人のチームワークはプロヒーローが相手でも圧倒するほどの強さを見せるなど仲間意識が強く「自分たちはゴミだがそれでもゴミなりの絆がある」と発言している。
- “個性”:窃盗
- 人が身に付けているモノに限り、瞬時に自分の手元へ移動させる。体から生成したものも身に着けているものと認識するなど、適応範囲は広い。目に見えているものでないと奪えない為、服の中などから直接は奪えず、あまり大きいものに対しては使用不可。
- 宝生結(ほうじょう ゆう)
- 八斎衆の一人。スキンヘッドが特徴(これは個性の結晶を出しやすくするために髪を剃っている)で他のメンバーと異なり普通のマスクを付けている。その”個性”に目を付けた金の亡者に道具として利用されたが、生成した宝石が金銭価値のない贋物だとわかると徹底的に打ちのめされた過去がある。それ故に生きる価値を失っていた自分達を拾ってくれたオーバーホールに恩義を感じている。
- “個性”:結晶
- 身体からかなりの硬度を持つ結晶を生成し、結晶体に金銭価値はないが、装甲のように身にまとうことが出来るなど、攻防共に優れた強度を持つ。
- 多部空満(たべ そらみつ)
- 八斎衆の一人。継ぎ接ぎ状の覆面が特徴。狂人めいた雰囲気を持つ男で、“個性”の影響で社会に適合できずにいたところをオーバーホールに拾われた。ちなみに素顔はぎょろ目に目にクマがある。窃野、宝生のことは「友達」と思っており、二人からも「仲間」だと思われている。
- “個性”:食
- 如何なるものでも一瞬で喰らうことが出来る歯と顎、食べた物を即座に消化する胃袋を持つ。そのため本人は常に空腹状態にある。
- 乱波肩動(らっぱ けんどう)
- 八斎衆の一人。親に抑えつけられた反動でケンカの道に走った戦闘狂。
- 元は違法な地下闘技場に身を置いており、そこでは対戦相手を大抵容易く倒してしまうか、耐えきっても戦意喪失しているかで全力を出し切れず鬱屈した日々を過ごしていたところを地下闘技場に来たオーバーホールに八斎會へ勧誘される。その際一対一の勝負を挑むが、一瞬で敗れ、以来その首を狙って八斎會に入るも、全て負けたとのこと。天蓋に「獣」と称されるほど非常に好戦的だが、自分に一矢報いた相手を治療室に案内して応急処置を受けさせるなど、独自の美学を有している。また、元からオーバーホールの思想について同調してるわけでもないため、事情を訊きだしたファットガムにあっさりオーバーホールの動向を打ち明けた。
- “個性”:強肩
- 肩の回転が凄まじく強力な連打を繰り出す。戦闘では凄まじい速さのパンチを繰り出すことが出来る。パンチはファットの吸着を無効化させたり、切島の硬化した皮膚を平気で割り剥がすほどの威力を持つ。
- 天蓋壁慈(てんがい へきじ)
- 八斎衆の一人。和服姿の男。元々は仏に使える身だった。暴走しがちな乱波を引き留めるブレーキ役を務めているが、乱波からは雑な扱いを受けている。オーバーホールには忠誠を誓っている。ファットガムとの戦闘終了後に、乱波が彼らの応急処置を行うのを止めようとしたことで乱波によって気絶させられその隙にロープで拘束された。
- “個性”:バリア(仮)
- 自身の周囲に半球状のバリアを張る事が出来る。大きさ・強度は本人の意思である程度調整が可能な模様。
- 音本真(ねもと しん)
- 八斎衆の一人にして懐刀。元詐欺師。その個性ゆえ人間不信に陥っていた。ちなみに素顔はインテリ風の容姿にメガネをかけている。“個性”は戦闘向きではないが、当人は「他のメンバーとは違い、オーバーホールと並んで身を置ける」とむしろ誇りに思っている。オーバーホールへの忠誠は最早狂信の域にあり、ミリオが放った確実に仕留めるはずの攻撃を受けても意識を失わず、ある種の脅迫概念同然に自身を鼓舞しながら、オーバーホールの元に駆け付けたほどである。
- “個性”:真実吐き
- 問い掛けに答えた者に強制的に本心を語らせる。複数人に質問したり、質問された本人すら知り得なかった本音も吐かせることも可能。
- 酒木泥泥(さかき でいどろ)
- 八斎衆の一人。常に泥酔している長髪の男。ちなみに素顔は丸っこいが鋭い目が特徴。敵を前にしても顔や仮面に浴びるように酒を飲むなど極度のアルコール依存症の様子。当人曰く「地面は足元がふらついてまっすぐ歩けないから」と天井に張り巡らされた配管に器用に張り付き、ぶら下がるようにして移動する。
- “個性”:泥酔
- 近くに居るものの平衡感覚を無差別に奪う。
- 活瓶力也(かつかめ りきや)
- 八斎衆の一人。筋肉質でタンクトップの上に機械的なプロテクターを身にまとった大男。死穢八斎會事務所玄関を守っていた。
- “個性”:名称不明
- 人に触れて吸息し活力を奪い、自身を巨大化できる。“個性”強化薬使用後は、触れなくても周囲の人間から活力を吸えるようになり、ヒーロー・警察側を一気に弱体化させ、自身を強化。
その他の敵
- ヘドロ・ヴィラン
- 声 - ふくまつ進紗
- 第1話に登場した、ヘドロ型の異形の強盗犯。名前は劇中未登場のため、アニメでの役名を記載。体全体が流動状で、他人の体と“個性”を乗っ取ることができる。出久が「ワン・フォー・オール」を継承するきっかけとなった。爆豪を人質にするが、オールマイトによって倒されて逮捕された。
- [[インスマス|インスマス]]
- 声 - 勝杏里
- アニメオリジナルキャラクター。タコの上半身と人間の下半身の姿をしたヴィラン。密輸団のリーダーで、イカに似た手下が三人いる。違法ドラックを密輸しようとし、蛙吹梅雨とシリウスを追い詰めるがセルキーに倒され、一味諸共逮捕された。
- ジェントル・クリミナル
- 歴史に名を残したいと語る壮年の男性。自称・現代の義賊。目的達成のために自ら撮影した動画をネットに投稿する手法を取っている。動画作成のために緻密な計画を立て、不測の事態に対する対応力も優れているが、作成してネットに流す動画は「商品の偽装表示を行ったコンビニで強盗を働き、そこに駆けつけたヒーローら数名を叩きのめす」など緻密な計画に反して小規模かつ迷惑極まりないなものが多い。
- 高校時代までは「歴史に名を残す偉大なヒーローになる」という夢を持っていたが、四度も仮免試験に落ちて留年し、高校側からも自主退学を勧められる程の落第生であった。18歳の時、ビルの清掃作業員が墜落しそうになった現場に偶然遭遇し、善意から自分の個性で助けようとするも同じく助けに向かったヒーローを妨害してしまい、清掃員は重傷を負い自身も公務執行妨害で逮捕されてしまった。これにより高校を退学せざるを得なくなり、世間からの誹謗中傷を受けて家庭は崩壊し両親からも勘当されてしまった。フリーターとなっていた22歳の時、プロヒーローとして独立した同級生の竹下に偶然再会するも、当の竹下は自身の事など覚えていなかった事が引き金となり、「どんな手段を使っても歴史に名を残す」と誓い、高校で学んだ犯罪学などを活かしヴィランとなった。
- “個性”:弾性
- 触ったものに弾性を付与することができる。空気などの無機物にも付与でき、移動・防御・攻撃にと利用できるが、一度付与すると自身では解除出来ず、徐々に自然消滅する。
- ラブラバ / 相場愛美(あいば まなみ)
- ジェントルの動画作成に協力する背の低いツインテールの女性。自称ハッキングのプロで、撮影した映像の編集なども彼女が担っており、ジェントルがネット上に数々の問題行動を映した動画を投稿しながらも警察の捜査から逃げ切っていることに貢献している。
- 中学生の頃、好意を寄せていた男子にストーカーまがいのラブレターを送ったが、その内容を悪し様に言われたショックで引きこもりとなり、そんな日々を自身の死で終わらせるかと思っていた際に、偶然ジェントルの投稿した動画を視聴したことで彼に憧れてしまい、住所を割って押し掛けて相棒となった。
- “個性”:愛
- 自身が愛したただ1人に、愛を告げることで短時間対象を強化する。強化の度合いは愛の強さと状況で変化し、追い詰められている状況だとその強さは数十倍にもなる。彼女とジェントルは、これを主に逃走に使用している。
警察
- 塚内直正(つかうち なおまさ)
- 声 - 川島得愛
- 4月4日生、身長180cm、好きなものは野球。36歳[32]。
- 男性警官。階級は警部。
- オールマイトとは旧知の仲であり、その秘密を知る数少ない人物の一人。ヴィラン連合絡みの事件全般を担当しており 分析力とプロファイリング能力は非常に高い。
- 「ヴィジランテ」では妹がいることが判明した。また当初はオールマイトとは関係だったが、刑事仲間の田沼の手引きによってこれまで田沼が抱えていたオールマイトのヒーロー活動報告書作成などの仕事を受け持つことになる。
- 玉川三茶(たまかわ さんさ)
- 塚内の部下。猫そのものの顔が特徴で、首には鈴を付けている。左利き。33歳[38]。
- 面構犬嗣(つらがまえ けんじ)
- 声 - 竹内良太
- 保須警察署の署長。垂れ耳の犬そのものの顔が特徴。語尾に「ワン」をつけて喋る。
- 逮捕に大きく貢献したものの資格未取得かつ、保護管理者の指示なしで“個性”を使用し、ステインに重傷を負わせた出久たちの将来を考え、騒動の詳細を握りつぶした。その結果、エンデヴァーがステイン逮捕の功労者として世間に知れ渡ることとなった。
その他の人物
- ツバサ[38]
- 声 - 川上彩
- 勝己・出久の幼少時の友人。小太りの少年。医者の息子。背中に翼を生やして飛ぶことができる“個性”を持つ。出久の“個性”の有無を診断した病院院長は彼の祖父[38]。
- 小学校までは一緒に遊んでいたが、同じ中学校には進まなかった。保須襲撃時に出久を攫おうとした翼のある脳無は、彼と何か関係がある模様[49]。
- 出水洸汰(いずみ こうた)
- 声 - 山崎みちる
- 12月12日生、身長107cm、5歳。好きなものは一人でいること[43]。
- 両親はヒーローであったが、約2年前にヴィランから市民を守って殉職した。従兄妹であるマンダレイに預けられている。
- 一見、毒舌で勝気な性格に見えるが、本来は臆病で弱虫な性格。
- 両親がヒーローとして死んでしまったため、ヒーローそのものを嫌い反発していたが、親の仇であるマスキュラーに襲われた際に出久が命がけで倒して救けてくれたことから考えを改め、出久が自分にとってのヒーローであると感謝している。
- “個性”:名称不明
- 詳細不明。掌から多量の水を噴出できる。
- “オール・フォー・ワン”の弟
- “オール・フォー・ワン”の弟で、「ワン・フォー・オール」の最初の保有者。故人。“無個性”だと思われており、体は虚弱で小柄だった。正義感が強く、兄の所業に心を痛めて抗い続けていた。
- ある時、兄から「力をストックする“個性”」を無理やり与えられる。しかし、彼は“無個性”ではなく「“個性”を与える“個性”」を持っており、兄から与えられた“個性”と自身の“個性”が混ざり合ったことで「ワン・フォー・オール」が誕生した。兄に抗うも敗北し、半永久的に生き続けていく兄を止めるために「ワン・フォー・オール」を後世に託したとされる。
- “個性”:“個性”の譲渡
- “個性”を他者に与える“個性”。しかし、“個性”を与える事しかできない無意味な“個性”であり、彼が“無個性”だと思われる要因になっていた。
- “個性”:力のストック
- “オール・フォー・ワン”が他者から奪い、強引に彼に与えた“個性”。
ヴィジランテの登場人物
本作の公式スピンオフ漫画『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』の登場人物。“個性”の使用資格を持たない者が多く登場する。
主要人物
- 灰廻航一(はいまわり こういち) / 親切マン→ザ・クロウラー
- 「ヴィジランテ」における主人公。ヒーローに憧れている19歳の男性。2月22日生、身長172cm、好きなものはカレー。
- 夜になるとストレス解消のために、オールマイトなりきりパーカー(公式通販限定版)を纏いマスクを着けて「親切マン」に扮し、困っている人を“個性”を非合法に使い助ける。
- ナックルダスターの助言で、名前を「親切マン」からザ・クロウラーに変更した(しかし「苦労マン」などと間違えられている)。
- 雄英学園への入学も目指していたが、溺れていた子供を助けようとしたことで結局入試に間に合わなかったという。ポップ☆ステップとは5年前のその時に一度出会っているのだが、航一は助けた子供を少年と思い込んでいるため気付いていない。
- 古いビルの屋上にあるペントハウスを改装して住んでいるが、その廃墟のような外装のせいで怪しまれ、大学生活では孤立していた。現在はポップ☆ステップ、ナックルダスターの二人が入り浸るヴィジランテチームの拠点となっている。母親曰く、昔は空を飛び、歩くより先に空を飛んだらしく、そのままどこかへ飛んで行ってしまうのではと心配するあまり、その度に母親に個性で静止されていた。
- “個性”:滑走
- 「三点以上の接地」によって発動する移動系の“個性”。いくらでも加速できるが、自身で制御できるスピードは自転車(ママチャリ)程度まで。しかしブレーキの問題をジョギング仲間として偶然知り合ったインゲニウムからの「反対方向に加速して急制動をかける」というアドバイスで解決した。
- 条件を満たせば、ビルの壁を利用して垂直に駆け上がる事も出来る。暴走バス事件の際に落下するさなか個性を発動し、一瞬だが空を飛んだが、この時は空中であったために接地点はなく、両腕で真を抱えていたため個性の発動は両足の二点のみであった。
- 羽根山 和歩(はねやま かずほ) / ポップ☆ステップ
- 「ヴィジランテ」におけるヒロイン。非合法にゲリラライブを行い、アイドルとして活動する女子高生。5月28日生、身長158cm、好きなものはヨーグルト。
- 素顔をメイクとアイマスクで隠し小悪魔の様な露出度の高いコスチュームを着て、街中で無許可のゲリラライブを開催してはどこかへ去っていく。特別歌が上手い訳ではないが、それでも彼女のファンはそれなりにいる。素顔はボサボサの頭に眼鏡をかけた地味な学生で、航一のペントハウスに多数の荷物を持ち込んでライブ前の準備場所として活用している。
- 5年前に川で溺れている所を航一に助けられており、それ以来彼の事が気になっていたらしく、ようやく再会するもその事を言い出せずにいる。
- 超巨大化敵に襲われて空中に放り出されてしまったところを航一に救われ、以後彼らの活動に協力する。戦闘能力はないものの、航一やナックルダスターと違い知名度があって誰とでも交流できるため、情報収集や避難誘導は彼女が担当している。
- “個性”:跳躍
- 足場を蹴り上げることで高く飛ぶ事が出来る。足場がない状況では、何も出来ずただ落下してしまう。
- ナックルダスター
- 掃除屋を自称する筋肉質な中年の男性。航一に押しかけて「師匠」と呼ばせる。本名・誕生日は不明、身長185cm、好きなものはタバコとビール。
- どこからともなく現れ、犯罪者に制裁を与える。目から上をマスクで覆ったその顔には、マスクでも隠し切れない程の大きな傷跡がある。両手にはその名の通りナックルダスターを装着しており、移動は主にフックロープを用いる。
- 「悪党を殴るとスカッとする」と言う極めて暴力的な人物であるが、航一のためにプロテクターを調達したり受け身を教えたり、格闘訓練でも手加減していたりと親身に面倒を見ている。またスタンダールとの戦いの際に、自身の正義論を語っており強い正義感の持ち主である。
- 筋骨隆々としており卓越した戦闘力を持つが、実は“無個性”。しかし突発性敵程度なら簡単に殴り倒し、パワータイプのヴィランに対して真正面から殴り合いを挑み、攻撃を紙一重で回避して的確にカウンターを打ち込むなど格闘能力は極めて高い。また特異な能力を持つ相手も機転で封じ込み、突発性ヴィランの大量発生の鎮圧に現れたプロヒーローたちさえ気づかなかった敵の正体に一人気づくなど、洞察力も極めて高い。
- 昼間は仕事をしており、それが終わると航一のペントハウスに入り込んでビールを飲みながら夜まで待機している。
協力者
- 佐間津一目(さまづ いちもく)
- 私立卍塾学園中等部。10月1日生、身長183cm、好きなものはガンつけ。
- リーゼントにバイザー状のサングラスをつけた不良のような格好をしている。航一たちに目撃情報を教えたりして、協力している。「相棒」である浪丸とはしょっちゅう喧嘩しており、それを鎮圧されたことでナックルダスターや航一らと知り合う。ポップ☆ステップの大ファン。
- “個性”:目からビーム
- 浪丸十兵衛(なみまる じゅうべえ)
- 佐間津の友人。11月10日生、身長160cm、好きなものはタイマン。
- 髭の生えた厳つい小男で、学帽をぺたんこにして被った不良のような格好をしている。「相棒」である佐間津同様、ポップ☆ステップの大ファン。佐間津とは違い、鳴羽田へ転校してきた。佐間津と共に航一たちに協力している。
- “個性”:手から木刀
- 塚内 真(つかうち まこと)
- 航一の先輩の女子大生で本編に登場する塚内直正の妹。明るく社交的で行動力に溢れている。21歳。
- 世界で最初のヒーロー公認制度と呼ばれている『ロードアイランド新州法』において、ヴィジランテ189名に対してヒーローと認められたのはたった7名であり、その中で「ヒーローと敵を分けた決定的な要素とは何だったのか」を自主研究のテーマとし、彼女なりの答えは「社会的支持」すなわち「人気」だったのではないかとしている。その研究の一環として『鳴羽田のヴィジランテ』に接触を試みるため、土地勘のある航一に勉強を教える代わりにボディーガードを依頼するも、彼がその一員である事には気付いていない。
- “個性”:嘘発見器(ポリグラフ)
- 身体的接触(手を握るなど)している相手の発言の真偽を判定する。
警察
- 田沼(たぬま)
- 本編にも登場する塚内の先輩もしくは上司。よれよれのシャツに無精ひげを蓄えた細身の男性で、だらしない様だが刑事としての勘は鋭い。塚内とオールマイトを引き合わせた張本人で、オールマイトの秘密を知る人物の一人でもある。
ヴィラン
- 蜂須賀 九印(はちすか くいん)
- 本作の敵(ヴィラン)の一人。左目に眼帯を付けている高校2年生。表向きは明るく元気で友達付き合いの多い人好きのするポップ☆ステップのファン。
- バイトで敵(ヴィラン)をやっており、個性を駆使して街に混乱を引き起こすのが役割を担っており、蜂を使ってトリガーをばらまく。
- 名前は偽名で、後に本名は「雄黒珠緒(おぐろたまお)」であると明かされ、ナックルダスターとは父娘の親子関係にある事も判明した。
- “個性”:女王蜂
- 左目から働き蜂を出し入れする。
- 働き蜂を大量に発生・操作することで偵察や伝令の他、蜂の腹に「トリガー」を詰め込んで一般市民に無差別投与することなどができる。蜂との意思疎通は高度なレベルで取れ、蜂の羽音から投与した対象の細かな変化を聞き取ることが出来る。また蜂と痛覚を共有しており、蜂が潰されると左目から血を流す。
- しかし、これらの能力は『蜂使い』と呼ばれる第三者の“個性”で、寄生蜂を他者に植えつけて体内に巣を形成し、それを介して宿主を操ることができる。彼女も操られていた人物から寄生蜂を植え付けられていた模様。
- 謎の男
- 蜂使いの蜂を回収した長髪の男。超高速で動くことができる模様。
突発性ヴィラン
- 久々津真里夫(くくつ まりお)
- トリガーの影響で巨大化し、背中から新たに2本の腕が生えた。元の個性は不明。
- 拡散の犯人かと思われたが、知らない人間からトリガーの入った鞄を押し付けられただけだった。
- 釘崎爪牙(くぎざき そうが)
- 佐間津たちの先輩であり、男らしくて曲がったことを嫌い、地元では喧嘩が強くて有名な「伝説の先輩」として慕われている一方、出会った時の印象が最悪だったため和歩からは「犯して殺すマン」と嫌われている。
- その“個性”から偏見の目で見られ、結果的に不良への道を歩んできた人物であり、トリガーに手を出したのもそのため。しかし航一らに倒されて以降は思う所があったのかトリガーからは手を引き、ラプトと燃という友人たちを守るために蜂須賀とスタンダールへ立ち向かおうとした。
- “個性”:スパイク
- 拳や足先から金属性と思われる大きなスパイクを発生させる。トリガーの影響で背中や肘からもハリネズミのようにトゲが発生した。
- 十日夏ラプト(とおかげ らぷと)
- トカゲ姿をした青年。元の個性は不明だが容姿やセリフからトカゲに関するものと思われる。トリガーの影響で腕が翼の様に変化し、飛翔能力を得た。
- 灯地燃(とうち もゆる)
- 皮膚が赤く、頭頂部から蝋燭の様に炎が揺らいでいる。元の“個性”は不明だが、トリガーの影響で皮膚が岩の様に硬質化し、口から炎を吐くようになった。
- 岩甲晶(いわこう あきら)
- トリガーによって体が岩石の様になり、怪力と僅かに巨大化の“個性”が発現。元の“個性”は不明。トリガーに対してそれなりの常習性があったのか、副作用で口腔が黒く変色している。
- ナックルダスターらによって倒された後も懲りずに個性犯罪を繰り返していたが、スタンダールによって路地裏に追い詰められ、殺害された。
- 鰻沢照生(うなぎさわ てるお)
- 蜂須賀に唆されて服用したトリガーの影響でヤツメウナギの様な姿に変身した。元の“個性”はデンキウナギ。
- ポップ☆ステップの熱狂的なファン。
- 猫
- 茶虎柄の猫。トリガーの影響かどうかは不明だが『化け猫』の“個性”を発動した。“個性”を発動すると尻尾が二本に分かれ、物に憑りつき(入り込み)自身の体の様に操れる。
その他
- クリストファー・スカイライン / キャプテン・セレブリティ
- ヒーローの本場であるアメリカで活動する、メジャー級ヒーロー。所謂劇場型スタイルで、自らの活動を派手に演出するために例えヴィランが暴れていてもマスコミの到着や要救助者の発生が確認されるまでは動こうとしない。故に訴訟やスキャンダルは数知れず、通称『キャプテン・”お騒がせ”セレブリティ』で、アメリカ本国では活動がしにくくなったため日本へ出稼ぎに来ている。この性格に加えオールマイトのことも見下していることから、航一からの印象も悪い。
- また、『空飛ぶ種馬』とも呼ばれるほど女性関係にだらしがなく、訴訟・スキャンダルのほとんどが女性関連であり、現在最も大きな訴訟は別居中の妻からの慰謝料請求となっている。バックダンサーとして雇われた真にも手を出そうとしたが、彼女が妻の友人だった為、妻の更なる怒りを買うことを恐れ食事を奢っただけとなった。その後は真に弱みを握られた形となり、彼女の発案で硬派を前面に押し出したこれまでとは逆のイメージ戦略を取ることになり、本人は不本意ながらも人気は回復しつつある。
- “個性”:飛行
- 空を飛ぶことができる。
ヒロバトオリジナルの登場人物
トレーディングカードアーケードゲーム『僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル』にて、作者書き下ろしのキャラが登場する。
ボルケーノ盗賊団
オリジナルヴィラン第一弾。
- ボルケーノ[50]
- 本名は岩田交馬。
- “個性”:噴火
- 脂肪を燃焼させ体内でマグマを生成。それを噴出する器官がある。
- ガストボーイ[50]
- 本名は風谷旋。
- “個性”:扇風
- 手首を回して風を生み出す。腱鞘炎になるため、回すのは1分が限界である。
- ダスティ・アッシュ[50]
- 本名は灰田粉子。
- “個性”:灰塵
- 体中から灰のような粉塵を出し、相手の目・鼻・口を封じる。
ワイルドヴィランズ
オリジナルヴィラン第二弾。『逢魔ヶ刻動物園』の登場キャラクターがモデル。
- キュレーター
- 声 - 遊佐浩二
- 顔半分をマスクで覆った不気味なヴィラン。ヴィラン連合の事件に触発され蜂起、人類支配を目論む。
- “個性”:鯨
- ベアヘッド
-
- “個性”:羆
- ズーキーパー
- キュレーターにより洗脳された飼育員。
- “個性”:掃除
用語
ヒーロー関連
- ヒーロー
- 人々に“個性”が発現した超常黎明期において、“個性”を利用して人々を救う職業とみなされる。原作第1話の時点で法社会的な定義が確立している。
- 後述の「自警団(ヴィジランテ)」と呼ばれた人々の活動が、世論に押される形で制度として認知されたのがヒーロー制度の起こりである。
- 法的には警察の下部組織、あるいは嘱託を受ける民間協力者という位置づけになっており、個々に事務処理の窓口を持ち、警察の要請を受けて実務(“個性”を用いた犯罪に対する調査や戦闘)を担当し、歩合制での報酬を受け取る。
- 実務での信頼を得て仕事の増えたヒーローは、自身と連携戦闘を行える仲間となるヒーローとして「相棒(サイドキック)」を雇う事がある。
- 名誉ある華々しい職業で、希望者が多いため飽和状態にある。自己犠牲の精神が薄い者も増えているため、ステインを始めとした懐疑的な考えを持つ者もいる。
- 自警団(ヴィジランテ)
- 法に依らず自発的に治安活動を行う者の総称。ヒーローのルーツとも言われている。
- “個性”を用いた犯罪が人々を苦しめるのを嘆き、自らの“個性”を用いて立ち向かうボランティアが現れた事が「自警団(ヴィジランテ)」の始まりである。しかし、アメリカロードアイランド州で制定された世界で最初のヒーロー公認制度とされる「ロードアイランド新州法」においてその自警団の個性所持者中でプロヒーローとして認められたのは僅か7名のみで、他はヴィランと同等と看做された。ヒーロー公認制度の確立した社会では私的な自警行為そのものが犯罪であり、現代ではほとんど存在せず、「敵(ヴィラン)」の変種として扱われる。
- ヒーロー資格試験
- 毎年6月・9月に全国3ヶ所で行われる。
- ヒーロー志望は最初に仮免取得に邁進するが、毎年合格率5割前後と仮免の段階から難関。
- 本編の出久達が受けた仮免試験では、オールマイトの損失や敵(ヴィラン)の活性化が影響を及ぼし、一次試験の段階で1540名中100名に絞られる。
- 一次試験は、ボールをぶつけ合いターゲット3つを体に付けた参加者を2人脱落させた者先着100名を試験通過させる。
- 二次試験は、「HUC」の協力のもと敵(ヴィラン)のテロと言うシナリオの被災現場を想定した救助演習。
- 「HUC」と公案職員が救助行動の正否を審査や自分の“個性”に適したポジショニングなどを見て、減点方式で採点を行い、持ち点ボーダーラインの50点を越える者に仮免を取得させた。
- 但し、50を下回り不合格となった者も3ヶ月の特別講習を受講した後に個別テストで合格すれば、仮免許を取得させると救済措置がある。
ヒーロー育成校
- 国立雄英高等学校(こくりつゆうえいこうとうがっこう)
- 本作の舞台で、ヒーローを養成する学校。制服は男女共にブレザー。校訓は「Plus Ultra(更に 向こうへ)!!」
- オールマイトを始めとした名だたるヒーロー達を輩出し、偉大なヒーローには雄英卒業が絶対条件と言われるほどヒーローになるための登竜門として認知されている。ヒーロー科のほかにも普通科やサポート科、経営科が各3クラス有り、一学年11クラス構成のマンモス校である。
- 広大な敷地面積を有し、学内にはさまざまな施設がある。学校の正面入り口などには、雄英の関係者以外の人間が敷地に入れないようにするためのセキュリティが施されており、一般には「雄英バリア」の名称で知られている。学習内容はヒーローらしい戦闘・救助などの演習から、一般授業など多岐にわたる。
- また雄英体育祭や職場体験などプロのヒーローと交流する機会が多く設けているのも大きな特徴。
- ヒーロー科
- ヒーロー養成を目的とするコース。A・B組の2クラスで、1クラス20人。推薦入学枠を2つずつ設けているので、一般入試の定員は36人。
- プロのヒーローに特に直結する大人気の学科で、入試倍率は300倍と超難関である。
- 普通科
- C組からE組の3クラスに分かれている、通常カリキュラムのコース。
- ヒーロー科とは併願が可能で、ヒーロー科入試で不合格になり入学した生徒が多い。そのため、ヒーロー科に対して屈折した感情を持つ者も存在する。
- サポート科
- F組からH組の3クラスに分かれている、プロヒーローに提供するアイテムやコスチュームの開発を行うデザイン事務所への就職を目指すコース。
- 経営科
- I組・J組・K組の3クラスに分かれている。
- 被服控除
- 要望する機能とデザインを学校に提出することで、各生徒専用のオリジナルヒーローコスチュームを学校のサポート会社が用意してくれる制度。
- ウソの災害や事故ルーム(USJ)
- 13号が作った雄英高校の演習場。水難事故、土砂災害、火事など、あらゆる事故や災害を想定している。
- テーマパークのような風貌に生徒たちは「USJかよ!!?」と驚いていたが、本当に“USJ”と命名されていたため、生徒たちは困惑していた。
- 雄英体育祭
- 雄英高校が開催する体育祭。開催時期は4月。
- “個性”の出現後「スポーツの祭典」であるオリンピックはすでに衰退・形骸化したこともあり、日本においてはかつてのオリンピックに変わるスポーツの祭典として楽しまれている。
- 全国ネットでテレビ中継され、プロヒーローも将来のサイドキック候補を探すため観戦しに来るなど注目度が大きな大会。
- 職場体験
- プロヒーローの事務所に出向き、その活動を肌で感じさせるプログラム。期間は1週間。
- 雄英体育祭の活躍を見て、プロヒーローが2票の指名を入れる。指名のあった者はその中から選び、指名の無かった者は予め雄英がオファーした全国の受け入れ可の事務所から選ぶ。
- 夏の林間合宿
- 生徒達は旅行気分であるが、その実は通常2年前期から行う「緊急時における“個性”行使の限定許可証 ヒーロー活動認可資格仮免」修得のための研修。期間は1週間予定だった。
- 雄英の生徒がヴィラン連合に襲われるなど、ヴィランの動きが活発化したために1年時に前倒しされた。
- 各々の“個性”の能力強化や弱点克服も研修プログラムに取り入れている。
- ハイツアライアンス
- 夏休み明けて全寮制となった生徒たちが住む豪華な建物。生徒たちの安全を図る目的と、未だ発見できていない内通者を探る目的のために全寮制となった経緯がある。
- 地下付の5階建ての建物で、1クラスにつき1棟与えられる。1階は食堂・風呂・洗濯・応接間・中庭など共有スペース。2階から5階は生徒の部屋になっていて部屋の数は1フロア男女それぞれ4部屋の計8部屋。
- トレーニングの台所ランド(TDL)
- 100話に登場。体育館γの通称。セメントスが"個性"で生徒一人一人に合わせた地形や物を用意する特訓の場。生徒の"個性"を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練に使用。
- 校外活動(ヒーローインターン)
- 主にヒーロー科2年・3年が行う校外でのヒーロー活動。職場体験の本格版で、仮免取得後に行われるため、実質一人のサイドキックとして扱われる。インターン先は体育祭で得た指名をコネクションに使うが、授業の一環ではなく生徒の任意で行う活動のため、指名が無かった生徒は活動自体が難しいとされる。元々は各ヒーロー事務所が募集する形だったが、雄英生徒引き入れのためにイザコザが多発したことで現在の形になった。出久ら1年生は、元々1年生での仮免取得は前例が少なく、敵活性化の影響もあり教師陣の中には反対意見も多かったが、保護下方針では強いヒーローは育たないという意見から、「インターン受け入れの実績が多い事務所に限り1年生の実施を許可する」という結論となった。
- 士傑高校
- 「東の雄英」「西の士傑」と並び称される、雄英高校に匹敵するヒーロー科の難関校。活動時には制帽の着用が義務付けられ、クラス委員長は成績や将来性を考慮して教師が任命するなど、雄英とは対照的に規律が厳しい。
“個性”関連
- “個性”
- 先天性の超常能力。一般的な意味での「個性」という言葉との混同を避けるため、原作では超常能力としての“個性”を指す場合は「“”」で囲んだ「“個性”」と表記されている。
- 作中では現在全人口の約8割が何らかの“個性”を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、緑谷たちの世代は「第五世代」。
- 作中では能力によって「発動型」「変形型」「異形型」の三系統に大別している[51]。
- 発動型
- 数多くある“個性”の中で一番スタンダードな系統。多種多様で自身の意思で能力を発動させる。またその種類の多さから、発動する“個性”によって「増強系」や「拘束系」などに細分化されている。
- 変形型
- 通常の人間の体から、自身の意思で肉体を変化させる系統。
- 異形型
- 生まれた時から常時“個性”が発現している系統。
- 複合型
- 上記の3系統の特徴を2つ以上併せ持つ系統。
- “個性”因子
- 基本となる人体に特別な仕組みを+αする仕組み。作中では+αされた仕組みを“個性”、+αを“個性”因子と呼んでいる。相澤の抹消は、この因子を一時的に停止させている。八斎會が開発した“個性”を消す銃弾は、当初“個性”因子に直接ダメージを与えていると推測されたが、実際は壊理の「人を巻き戻す」“個性”の仕組みを利用した物であった。
- 突然変異(ミューテーション)
- 両親のどちらの家系にも全く類似しない“個性”が発現する現象。事例はほとんど存在しない模様だが、ごく稀にこの現象が起こることがあるという。
- 個性特異点
- 「世代を経るにつれ“個性”は混ざり深化していく」「より強力、より複雑化した“個性”はやがて誰にもコントロールできなくなってしまうのではないか」という終末論の一つ。実際に作中の小学1年生たちの“個性”はプレゼント・マイクらの世代よりも複雑かつ強力になっている。
- 個性婚
- “個性”の発現から第二〜第三世代間で問題となった、自身の“個性”をより強化して継がせるためだけに配偶者を選び結婚すること。
- トリガー
- 外伝『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』に登場するドラッグ。正式名称は「個性因子誘発物質(イディオ・トリガー)」。
- 使用者の理性を弱め“個性”を極端化(ブースト)する効能を持っており、ナックルダスター曰く「一般人を敵(ヴィラン)にする薬物」。
- 常用者は舌が黒く変色するため、ナックルダスターはそれを判断材料にしている。
- 本編でも同様の効果を持つ薬が登場している。日本では流通が禁止されている。ファットガムによればアジア製は効果が短く、アメリカ製なら効果が1〜2時間続くらしい。
敵(ヴィラン)関連
- 敵(ヴィラン)
- “個性”を悪用する犯罪者の総称。
- 原作中では「敵」という文字に「ヴィラン」と読み仮名を振って表記される。本項では一般的な意味での「敵(てき)」という言葉との混同を避けるため、「敵(ヴィラン)」もしくは「ヴィラン」と表記する。
- 突発性ヴィラン
- 「ヴィジランテ」に登場。個性因子誘発物質を含む国内未認可の弱個性改善薬「トリガー」を摂取することで“個性”を暴走させ、ヴィラン化した者の総称。本来はヒーローにもヴィランにもなれない程度の“個性”しか持たない一般人で、トリガーは「知らない人にもらった」という。このため、ヴィランとの区別が難しく、プロヒーローの対応が遅れることが多い。
- 敵(ヴィラン)連合
- “平和の象徴”であるオールマイトを殺そうと企む集団。主要メンバーである死柄木、黒霧、「改人」脳無などの強力なヴィランたちで構成されている。
- 当初その他のメンバーは、雑兵として質より数を重視して集められたこともあり、実力も芳しくない者たちがほとんどで、爆豪や轟からも「有象無象」「三下」などと酷評されていた。
- だが保須市でステインが起こした事件以降、そのステインがヴィラン連合の一員だったという誤解が世に広まったことで、これまで連合と無関係だったヴィランたちにも注目されるようになり、現在は数多くの実力者達が集まりつつある。
- 開闢行動隊(かいびゃくこうどうたい)
- 夏の林間合宿にて1年A組とB組の生徒を襲撃した少数精鋭部隊。雄英高校襲撃事件、保須市襲撃事件によって知名度が上がり、拡張の機運の高まったヴィラン連合に合流した能力者達によって編成されている。
- 主な目的は連合にとって脅威となり得る生徒の抹殺と、勝己を同胞として迎えるために連れ去ることだった。
- 構成メンバーは、荼毘をリーダーとした実力者ヴィラン9名と、荼毘の命令に忠実な脳無1体の10名。その内3名が生徒との戦いに敗退し、現行犯逮捕される。
- 死穢八斎會(しえはっさいかい)
- 指定敵団体の極道。主に非合法薬物の売買を行っていたが、オールマイト引退と“オール・フォー・ワン”逮捕を受け、ヴィラン連合と接触するなど本格的に活動を開始した。主要構成員(オーバーホール直属)はペストマスクを着用している。
- 作中世界ではヒーローの隆盛によりヤクザ組織は次々と摘発・解体され、オールマイトの登場で完全に時代を終えたとされている。摘発を免れた勢力もヴィラン予備軍として扱われ、監視されながら細々と活動を続けている。
- 鉄砲玉・八斎衆
- オーバーホールの側近達の総称で、八斎會の汚れ仕事を担当する、メンバー全員がペストマスク(多部のみ覆面)を与えられ装着しているが、これは信頼の証というわけではなく、潔癖症のオーバーホールにとって汚れ仕事を任せる彼らは汚い存在であり、同じ空気を吸いたくないという理由となっている。そのため幹部ではあるもののオーバーホールからは「使い捨ての駒」としか思われておらず、メンバーの方もオーバーホールに忠誠を誓う者、盲信し縋る者、下剋上を狙っている者など一枚岩ではない。
地理
- 折寺中学校
- 出久と爆豪の出身校。爆豪曰く「平凡」。
- NR田等院駅
- 第1話で怪獣化したヴィランが暴れまわっていた。
- 多古場海浜公園
- 漂着物と不法投棄で荒れ果てていたが、出久のゴミ掃除により海岸線が復活、絶好のデートスポットに変貌。
- 私立聡明中学校
- 飯田の出身校。爆豪曰く、「くそエリート」。
- 東京都保須市
- 緑谷達がステインと戦った場所。
- 神奈川県横浜市神野区
- ヴィラン連合が脳無を精製する工場がある場所。ここでオールマイトとオール・フォー・ワンが衝突する。
- 国立多古場競技場
- ヒーロー仮免許取得試験会場の1つ。
- タルタロス
- 死刑すら生温い重犯罪者が専用に収監される厳重監獄。“オール・フォー・ワン”やステインが収監されている。
担当編集者
書誌情報
漫画本編
単行本(ジャンプ・コミックス)の巻数表記は「Vol.○○」。
- 堀越耕平 『僕のヒーローアカデミア』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉 既刊17巻(2018年2月2日現在)
- 「緑谷出久:オリジン」2014年11月9日発行(11月4日発売[集 1]) ISBN 978-4-08-880264-0
- 「猛れクソナード」2015年1月10日発行(1月5日発売[集 2]) ISBN 978-4-08-880297-8
- 「オールマイト」2015年4月8日発行(4月3日発売[集 3]) ISBN 978-4-08-880335-7
- 「全てを持って生まれた男の子」2015年6月9日発行(6月4日発売[集 4]) ISBN 978-4-08-880420-0
- 「轟 焦凍:オリジン」2015年8月9日発行(8月4日発売[集 5]) ISBN 978-4-08-880449-1
- 「蠢く」2015年11月9日発行(11月4日発売[集 6]) ISBN 978-4-08-880488-0
- 「爆豪勝己:オリジン」2016年2月9日発行(2月4日発売[集 7]) ISBN 978-4-08-880607-5
- ドラマCD同梱版 同日発行(同日発売[集 8]) ISBN 978-4-08-908261-4
- 「八百万:ライジング」2016年4月9日発行(4月4日発売[集 9]) ISBN 978-4-08-880654-9
- 「僕のヒーロー」2016年6月8日発行(6月3日発売[集 10]) ISBN 978-4-08-880689-1
- 「オール・フォー・ワン」2016年9月7日発行(9月2日発売[集 11]) ISBN 978-4-08-880779-9
- 「始まりの終わり 終わりの始まり」2016年11月9日発行(11月4日発売[集 12]) ISBN 978-4-08-880809-3
- 「THE 試験」2017年2月8日発行(2月3日発売[集 13]) ISBN 978-4-08-881004-1
- 「てめェの“個性”の話だ」2017年4月9日発行(4月4日発売[集 14]) ISBN 978-4-08-881049-2
- 「オーバーホール」2017年6月7日発行(6月2日発売[集 15]) ISBN 978-4-08-881175-8
- 「抗う運命」2017年9月9日発行(9月4日発売[集 16]) ISBN 978-4-08-881202-1
- 「烈怒頼雄斗」2017年11月7日発行(11月2日発売[集 17]) ISBN 978-4-08-881221-2
- 「ルミリオン」2018年2月7日発行(2月2日発売[集 18]) ISBN 978-4-08-881320-2
- 「明るい未来」2018年4月9日発行(4月4日発売[集 19]) ISBN 978-4-08-881380-6
スピンオフ漫画
- 根田啓史、堀越耕平 『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全5巻
- 2016年4月9日発行(4月4日発売[集 20]) ISBN 978-4-08-880667-9
- 2016年11月9日発行(11月4日発売[集 21]) ISBN 978-4-08-880864-2
- 2017年6月7日発行(6月2日発売[集 22]) ISBN 978-4-08-881116-1
- 2017年9月9日発行(9月4日発売[集 23]) ISBN 978-4-08-881157-4
- 2017年11月7日発行(11月2日発売[集 24]) ISBN 978-4-08-881173-4
- 堀越耕平(原作)、別天荒人(漫画)、古橋秀之(脚本) 『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊4巻(2018年4月4日現在)
- 「俺がいる」2017年4月9日発行(4月4日発売[集 25]) ISBN 978-4-08-881093-5
- 「断罪」2017年9月9日発行(9月4日発売[集 26]) ISBN 978-4-08-881249-6
- 「先輩」2018年2月7日発行(2月2日発売[集 27]) ISBN 978-4-08-881335-6
- 「家族」2018年4月9日発行(4月4日発売[集 28]) ISBN 978-4-08-881428-5
小説
- 誉司アンリ 著『僕のヒーローアカデミア 雄英白書』 集英社〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
- 2016年4月4日発売[集 29] ISBN 978-4-08-703391-5
- 2017年2月3日発売[集 30] ISBN 978-4-08-703413-4
- 2018年2月2日発売[集 31] ISBN 978-4-08-703443-1
関連書籍
- 『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive』2016年5月7日発行(5月2日発売[集 32]) ISBN 978-4-08-880719-5 - 公式キャラクターブック
- 『TVアニメ 僕のヒーローアカデミア 公式ガイドブック Ultimate Animation Guide』2017年9月9日発行(9月4日発売[集 33]) ISBN 978-4-08-881258-8
関連漫画
僕のヒーロー
堀越の読切作品。本作のプロトタイプとなった作品[3]。『赤マルジャンプ』2008 WINTER掲載。『逢魔ヶ刻動物園』5巻に収録。
僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!
本作品のスピンオフ作品。4コマ漫画でコメディタッチで描かれている[8]。少年ジャンプ+にて2015年11月9日より連載中[8]。作画は根田啓史が担当する[8]。第1巻の作者コメントでは「映画のエンディングで流れるNGシーン集みたいなつもりで読んでもらえたらと思います」と述べている。
ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-
古橋秀之(脚本)、別天荒人(作画)による本作品のスピンオフ作品。『少年ジャンプGIGA』2016 vol.2で序章にあたる第0話が掲載され、2016 vol.3から連載中。
ヴォイスコミック
集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2015年1月に集英社VOMIC専門番組『VOMIC TV!』にて放送[24]、同年2月からVOMIC公式サイトで配信中。なお、本作は『VOMIC TV!』で放送された最初の作品となった。
テレビアニメ
第1期は毎日放送制作・TBS系列のテレビアニメとして、2016年4月3日から6月26日まで日曜夕方5時枠にて全13話が放送された[52][53]。
第1期最終回放送後には第2期の制作が発表され[54]、第1期と第2期をつなぐオリジナルエピソード「救え!救助訓練」が、2016年11月27日から開催されたジャンプスペシャルアニメフェスタ2017にて上映された。このエピソードは2017年4月4日発売のコミックス第13巻アニメDVD同梱版に収録されている[55]。
第2期は2017年3月から9月まで、『タイムボカン24』[注 1]の第1期と第2期の間の放送休止時期に放送された。
第1期を放送していたMBS・TBS系列が2016年12月に、2017年4月改編で土曜日の早朝に1時間のアニメ枠『アニメサタデー630』を編成し第1期が放送されていた日曜夕方5時枠のアニメ枠廃止を発表[56]、これにより毎日放送・TBS系列の日曜夕方5時枠は2017年4月2日をもってアニメ枠では無くなった。TBS系列の事情もあり、第1期から放送局が変更され、毎日放送と同じ在阪局である読売テレビ・日本テレビ系列の土曜夕方5時30分枠での放送となった[57][注 2]。当初は2017年4月からの放送予定だったが、後に3月25日からの放送に繰り上げられ、初回は第1期の総集編を中心とした特別番組として放送された[58]。前番組の放送局の変更に伴い、番組前のクロスプログラムや読売テレビ制作の全国ネットアニメでは恒例の主人公(出久)による提供読みといった、第1期には無かった要素も追加されている。また、話数は第1期から継続する[59]。
第3期は第2期最終回放送後に制作が発表され[60]、2018年4月より放送中[61]。第3期は主人公(出久)による提供読みが廃止され、第1期のスタイルをベースに、OP後は右下、次回予告時は下部に提供クレジットが表示されるスタイルに変更された[注 3]。提供読みが一切無いのは読売テレビ制作の全国ネットアニメとしては異例となった。
スタッフ
第1期 | 第2期 | 第3期 | |
---|---|---|---|
原作 | 堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) | ||
監督 | 長崎健司 | ||
- | 大久保朋[注 4](補佐) | - | |
シリーズ構成・脚本 | 黒田洋介 | ||
キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 | ||
- | 小田嶋瞳(補佐) | ||
美術監督 | 丸山由紀子 池田繁美 | ||
美術設定 | |||
大久保修一 友野加世子 | |||
- | 乗未美穂 | ||
色彩設計 | 菊地和子 | ||
撮影監督 | 池上真崇 | ||
CGIディレクター | 太田光希( - 第31話) | - | |
- | 安東容太(第32話 - ) | ||
編集 | 坂本久美子 | ||
音楽 | 林ゆうき | ||
音響監督 | 三間雅文 | ||
音響効果 | 倉橋静男 | ||
音楽プロデューサー | 三上政高 | ||
音楽制作 | 東宝 | ||
チーフプロデューサー | 古澤佳寛 足立聡史 丸山博雄 大薮芳広 遠藤哲哉 金庭こず恵 |
- | |
プロデューサー | 岡村和佳菜 三條場一正 | ||
亀井博司 天野直樹 原裕和 |
大藪芳広 嵯峨隼人 永井幸治 | ||
森菜摘 | - | ||
アニメーション制作 | ボンズ | ||
製作 | 僕のヒーローアカデミア製作委員会 | ||
MBS | - |
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「THE DAY」(第1話 - 第13話)
- 作詞・作曲 - 新藤晴一 / 編曲 - 江口亮、Porno Graffitti / 歌 - ポルノグラフィティ
- 「ピースサイン」[62](第14話 - 第26話)
- 作詞・作曲・編曲・歌 - 米津玄師
- 「空に歌えば」(第27話 - 第38話)
- 作詞・作曲 - 秋田ひろむ / 編曲 - amazarashi、出羽良彰 / 歌 - amazarashi
- 「ODD FUTURE」[63](第39話 - )
- 作詞 - TAKUYA∞ / 作曲 - 克哉、TAKUYA∞ / 編曲 - UVERworld、平出悟 / 歌 - UVERworld
- エンディングテーマ
-
- 「HEROES」(第1話 - 第13話)
- 作詞・作曲 - 森良太 / 編曲・歌 - Brian the Sun
- 「だから、ひとりじゃない」[62](第14話 - 第26話)
- 作詞 - Kanata Okajima、Carlos K. / 作曲 - Carlos K.、加賀爪タッド / 編曲 - Carlos K. / 歌 - Little Glee Monster
- 「だってアタシのヒーロー。」(第27話 - 第37話)
- 作詞 - LiSA、古屋真 / 作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - 江口亮 / 歌 - LiSA
- 第38話では挿入歌として使用。
- 「アップデート」[63](第39話 - )
- 作詞・作曲 - miwa、NAOKI-T / 編曲 - NAOKI-T / 歌 - miwa
各話リスト
話数[59] | サブタイトル[59] | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 放送日 | 原作 | |||||||||||||||||
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第1期 | ||||||||||||||||||||||||
第1話 | 緑谷出久:オリジン | 長崎健司 | 塚田拓郎 | 馬越嘉彦 | 馬越嘉彦 | 2016年 4月3日 | No.1 | |||||||||||||||||
第2話 | ヒーローの条件 | 筑紫大介 | 藤巻裕一、西野文那 堀川耕一 | 4月10日 | ||||||||||||||||||||
第3話 | うなれ筋肉 | 寺東克己 | 笹原嘉文 | 北原章雄 | 4月17日 | No.2、3 | ||||||||||||||||||
第4話 | スタートライン | 吉田徹 | 三好正人 | 藤巻裕一、三輪和宏 | 4月24日 | No.3、4 | ||||||||||||||||||
第5話 | 今 僕に出来ることを | こでらかつゆき | 中川聡 | 秋山英一、山崎秀樹 | 5月1日 | No.5 - 7 | ||||||||||||||||||
第6話 | 猛れクソナード | 松尾衡 | 塚田拓郎 | 西野文那、松川哲也 | 5月8日 | No.7、8 | ||||||||||||||||||
第7話 | デクvsかっちゃん | 田中孝行 | 守田芸成 | 藤巻裕一、斎藤恒徳 三輪和宏 | 5月15日 | No.9、10 | ||||||||||||||||||
第8話 | スタートライン、爆豪の。 | 中村里美 | 笹原嘉文 | 古賀誠、北原章雄 | 5月22日 | No.10、11 | ||||||||||||||||||
第9話 | いいぞガンバレ飯田くん! | こでらかつゆき | 阿部雅司 | 西野文那、山崎秀樹 可児里未、堀川耕一 | 5月29日 | No.12、13 | ||||||||||||||||||
第10話 | 未知との遭遇 | 石平信司 | 塚田拓郎 | 川元利浩、長谷川早紀 大貫健一 | 6月5日 | No.13 - 15 | ||||||||||||||||||
第11話 | ゲームオーバー | 名取孝浩 | 三輪和宏、斉藤恒徳 秋山英一、松川哲也 関口亮輔 | 6月12日 | No.16、17 | |||||||||||||||||||
第12話 | オールマイト | 吉田徹 伍柏諭 | 飛田剛 伍柏諭 | 西野文那、山﨑秀樹 堀川耕一 | 6月19日 | No.18、19 | ||||||||||||||||||
第13話 | 各々の胸に | こでらかつゆき | 大久保朋 | 馬越嘉彦、長谷川早紀 川元利浩、斎藤恒徳 大貫健一 | 6月26日 | No.20、21 | ||||||||||||||||||
OVA | 救え!救助訓練! | 高藤聡 | 三谷高史、川元利浩 | - | アニメオリジナル | |||||||||||||||||||
第2期 | ||||||||||||||||||||||||
総集編 | ヒーローノート | 依田伸隆(構成・演出) | 2017年 3月25日 | - | ||||||||||||||||||||
第14話 | そういうことね お茶子さん | 長崎健司 | 堂川セツム | 斎藤恒徳、小森高博 | 馬越嘉彦 | 4月1日 | No.21、22 | |||||||||||||||||
第15話 | うなれ体育祭 | 松尾衡 | 大久保朋 | 村井孝司、小平佳幸 | 4月8日 | No.23、24 | ||||||||||||||||||
第16話 | みんな個性的でいいね | 石平信司 | 江副仁美 | 斎藤恒徳、小森高博 | 4月15日 | No.25、26 | ||||||||||||||||||
第17話 | 策策策 | 松尾衡 | 角地拓大 | 稲留和美、伊藤嘉之 | 4月22日 | No.27、28 | ||||||||||||||||||
第18話 | 騎馬戦決着 | 大塚健 | 堂川セツム | 三谷高史、小田嶋瞳 | 4月29日 | No.29、30 | ||||||||||||||||||
第19話 | 全てを持って生まれた男の子 | 水島精二 | 福井洋平 | 北原章雄 | 馬越嘉彦 小森高博 | 5月6日 | No.31、32 | |||||||||||||||||
第20話 | 勝ち負け | 大久保朋 | 村井孝司、小平佳幸 | 馬越嘉彦 | 5月13日 | No.33、34 | ||||||||||||||||||
第21話 | 奮え!チャレンジャー | 松尾衡 | 高藤聡 | 稲留和美、伊藤嘉之 | 5月20日 | No.35 | ||||||||||||||||||
第22話 | 爆豪vs麗日 | 石平信司 | 江副仁美 | 出雲誉明、三谷高史 | 馬越嘉彦 小森高博 | 5月27日 | No.36 - 38 | |||||||||||||||||
第23話 | 轟焦凍:オリジン | サトウシンジ | 堂川セツム | 馬越嘉彦 橋本敬史(エフェクト) | - | 6月3日 | No.38 - 40 | |||||||||||||||||
第24話 | 飯田くんファイト | 大塚健 | 吉田徹 | 上竹哲朗 | 馬越嘉彦 小森高博 | 6月10日 | No.40 - 42 | |||||||||||||||||
第25話 | 轟vs爆豪 | 高藤聡 | 出雲誉明、長谷川早紀 三谷高史 | 馬越嘉彦 | 6月17日 | No.42 - 44 | ||||||||||||||||||
第26話 | 名前をつけてみようの会 | 中村里美 | 角地拓大 | 古賀誠 | 馬越嘉彦 小森高博 | 6月24日 | No.45、46 | |||||||||||||||||
第27話 | 怪奇!グラントリノ現る | 松尾衡 | 大矢雄嗣 | 村井孝司、小平佳幸 | 馬越嘉彦 | 7月8日 | No.46 - 48 | |||||||||||||||||
第28話 | 緑谷と死柄木 | 大久保朋 | 出雲誉明、金久保典江 佐倉みなみ | 小田嶋瞳 | 7月15日 | No.47、49、50 | ||||||||||||||||||
第29話 | ヒーロー殺しステインvs雄英生徒 | 福田道生 | 池田早香 江副仁美 | 三谷高史、小森高博 | 小森高博 | 7月22日 | No.51 - 53 | |||||||||||||||||
第30話 | 決着 | 大塚健 | 高藤聡 | 馬越嘉彦 | 馬越嘉彦 小森高博 | 7月29日 | No.54 - 56 | |||||||||||||||||
第31話 | 「ヒーロー殺しステイン」その余波 | 水島精二 | 角地拓大 | 古賀誠 | 小田嶋瞳 | 8月5日 | No.56、57 | |||||||||||||||||
第32話 | それぞれの職場体験 | サトウシンジ | 佐藤育郎 | 村井孝司、佐倉みなみ 小平佳幸 | - | 8月12日 | アニメオリジナル | |||||||||||||||||
第33話 | 知れ!昔の話 | 松尾衡 | 山本貴之 | 齊藤温子 | 馬越嘉彦 小森高博 | 8月19日 | No.58、59 | |||||||||||||||||
第34話 | 備えろ期末テスト | 石平信司 | 大久保朋 | 佐倉みなみ、三谷高史 | 小田嶋瞳 | 9月2日 | No.60、61、67 | |||||||||||||||||
第35話 | 八百万:ライジング | 福田道生 | 角地拓大 | 三谷高史 | 小森高博 | 9月9日 | No.61、63、64、66、67 | |||||||||||||||||
第36話 | むけろ一皮 | 大塚健 | 高藤聡 | 中野彰子、佐倉みなみ | 小田嶋瞳 | 9月16日 | No.66、67 | |||||||||||||||||
第37話 | 爆豪勝己:オリジン | サトウシンジ | 大久保朋 | 村井孝司、三谷高史 小平佳幸 橋本敬史(エフェクト) | 馬越嘉彦 | 9月23日 | No.61 - 67 | |||||||||||||||||
第38話 | エンカウンター | 松尾衡 | 角地拓大 | 馬越嘉彦、村井孝司 堀川耕一、上竹哲郎 佐倉みなみ、三谷高史 小平佳幸、小森高博 | 小田嶋瞳 | 9月30日 | No.68 - 70 | |||||||||||||||||
OVA | Training of the Dead | 石平信司 | 佐藤育郎 | 村井孝司、小平佳幸 | 馬越嘉彦 | - | アニメオリジナル[64] | |||||||||||||||||
第3期 | ||||||||||||||||||||||||
第39話 | ゲーム・スタート | 角地拓大 | 森島範子 | 小田嶋瞳 | 2018年 4月7日 | アニメオリジナル | ||||||||||||||||||
第40話 | ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ | サトウシンジ | 大久保朋 | 小平佳幸、村井孝司 | 4月14日 | No.70 - 71 | ||||||||||||||||||
第41話 | 洸汰くん | 松本理 | 堂川セツム | 佐倉みなみ、柴田有香 | 4月21日 | No.72 - 73 | ||||||||||||||||||
第42話 | 僕のヒーロー | 福田道生 | 池野昭二 | 小森高博、三谷高史 | 小森高博 | 4月28日 | No.74 - 76 | |||||||||||||||||
第43話 | ブチ込む鉄拳!!! | 大塚健 | 菱川直樹 | 川上暢彦、藤優子 | 小田嶋瞳 | 5月5日 | No.77 - 79 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [66] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2016年4月3日 - 6月26日 | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送(製作局)ほか TBS系列全28局 | 日本国内[注 5] | 字幕放送 / 連動データ放送 |
2016年8月12日 - 11月4日 | 金曜 19:00 - 19:30 | アニマックス | 日本全域 | BS/CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり[67] |
2016年10月1日 - 12月24日 | 土曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠[68] |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2016年4月10日 - 7月3日 | 日曜 12:00 更新 | |
日曜 16:00 更新 |
|
|
2016年4月15日 - 7月8日 | 金曜 12:00 更新 | |
金曜 23:30 - 土曜 0:00 | ニコニコ生放送 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [66] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年3月25日 - 9月30日(第2期) 2018年4月7日 - (第3期) |
土曜 17:30 - 18:00 | 読売テレビ(製作参加)ほか 日本テレビ系列(NNS)フルネット局28局[注 6] | 日本全域[注 7] | 字幕放送 / 連動データ放送 |
2017年3月26日 - 10月1日(第2期) 2018年4月8日 - (第3期) |
日曜 7:00 - 7:30 | テレビ大分(TOS) | 大分県 | 日本テレビ系列 / フジテレビ系列 |
2017年8月21日 - | 月曜 19:00 - 19:30 | アニマックス | 日本全域 | BS/CS放送 / 字幕放送 リピート放送あり / 第1期総集編は未放送[71] |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2017年3月25日 - 9月30日 2018年4月7日 - |
土曜 18:00 更新 | ytv MyDo! |
2017年3月26日 - 10月1日 2018年4月8日- |
日曜 10:00 更新 |
|
日曜 12:00 更新 |
|
|
2017年3月27日 - 10月2日 2018年4月9日 - |
月曜 0:00(日曜深夜) 更新 | ビデオパス |
月曜 10:00 更新 |
|
|
月曜 12:00 更新 |
|
|
2017年3月28日 - 10月3日 | 火曜 12:00 更新 | ムービーフルPlus |
2017年3月31日 - 10月6日 | 金曜 0:00 更新 | TSUTAYA TV |
2017年4月3日 - 10月9日 | 月曜 12:00 更新 |
|
2017年4月5日 - 10月11日 2018年4月11日 - |
水曜 0:00(火曜深夜) 更新 | PlayStation Video |
BD / DVD
巻 | 発売日[72] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
第1期 | ||||
1 | 2016年6月29日 | 第1話 - 第3話 | TBR-26101D | TDV-26106D |
2 | 2016年7月13日 | 第4話 - 第6話 | TBR-26102D | TDV-26107D |
3 | 2016年8月17日 | 第7話 - 第9話 | TBR-26103D | TDV-26108D |
4 | 2016年9月14日 | 第10話 - 第11話 | TBR-26104D | TDV-26109D |
5 | 2016年10月12日 | 第12話 - 第13話 | TBR-26105D | TDV-26110D |
第2期 | ||||
1 | 2017年7月19日 | 第14話 - 第17話 | TBR-27211D | TDV-27221D |
2 | 2017年8月9日 | 第18話 - 第20話 | TBR-27212D | TDV-27222D |
3 | 2017年9月13日 | 第21話 - 第23話 | TBR-27213D | TDV-27223D |
4 | 2017年10月18日 | 第24話 - 第26話 | TBR-27214D | TDV-27224D |
5 | 2017年11月15日 | 第27話 - 第29話 | TBR-27215D | TDV-27225D |
6 | 2017年12月13日 | 第30話 - 第32話 | TBR-27216D | TDV-27226D |
7 | 2018年1月17日 | 第33話 - 第35話 | TBR-27217D | TDV-27227D |
8 | 2018年2月14日 | 第36話 - 第38話 | TBR-27218D | TDV-27228D |
WEBラジオ
『僕のヒーローアカデミア ラジオ オールマイトニッポン』のタイトルで、インターネットラジオステーション音泉にて配信していた[73]。2016年4月1日から7月1日まで毎週金曜日に更新、8月26日より毎月最終金曜日に更新、2017年3月24日から10月6日まで隔週金曜日に更新、2018年4月6日より隔週金曜日に更新している。以下、公式サイトの記述に基づく[73]。
パーソナリティ
ゲスト
- 第桑野晃輔(青山優雅 役) 5回:
- 第悠木碧(蛙吹梅雨 役) 7回:
- 第増田俊樹(切島鋭児郎 役) 8回・第26回:
- 第広橋涼(峰田実 役) 9回:
- 第10回:佐倉綾音(麗日お茶子 役)
- 第11回・第34回:石川界人(飯田天哉 役)
- 第12回・第19回:畠中祐(上鳴電気 役)
- 第13回:井上麻里奈(八百万百 役)
- 第14回・第22回:三宅健太(オールマイト 役)
- 第16回・第30回:梶裕貴(轟焦凍 役)
- 第17回:諏訪部順一(相澤消太 役)
- 第18回:真堂圭(耳郎響香 役)
- 第20回:吉野裕行(プレゼント・マイク 役)
- 第21回:名塚佳織(葉隠透 役)
- 第24回:細谷佳正(常闇踏陰 役)
- 第28回:天﨑滉平(物間寧人 役)
- 第32回:井上剛(ステイン 役)
- 第33回・第37回:岡本信彦(爆豪勝己 役)
コーナー
- ふつおた - テーマを設けない他のコーナーに当てはまらないリスナーからの普通のお便り。
- 個性の時間 - パーソナリティ2人の個性にスポットを当て、その個性に関するトークを展開する。
- 僕のヒーロー大喜利 - リスナーに大喜利のお題を出して、ネタを投稿してもらうコーナー。コーナーの最後に一つ最も面白かったものが岡本によって選ばれるが、読まれるうちの一つには山下の考えたものが入っており、山下はそれに選ばれることを目指す。
- 答えにプルスウルトラ! - リスナーからのお悩み相談コーナー。但し、そこには答えもまた記されており、パーソナリティーは更にそれを上回る回答を提示することを目指すコーナー。
毎日放送製作・TBS系列 日曜17:00 - 17:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第1期)
(2015年10月4日 - 2016年3月27日) |
僕のヒーローアカデミア(第1期)
(2016年4月3日 - 6月26日) |
アルスラーン戦記 風塵乱舞
(2016年7月3日 - 8月21日) |
読売テレビ制作・日本テレビ系列(※テレビ大分を除く) 土曜17:30 - 18:00枠 | ||
タイムボカン24
(2016年10月1日 - 2017年3月18日) |
僕のヒーローアカデミア(第2期)
(2017年3月25日 - 9月30日) |
タイムボカン 逆襲の三悪人
(2017年10月7日 - 2018年3月24日) |
タイムボカン 逆襲の三悪人
(2017年10月7日 - 2018年3月24日) |
僕のヒーローアカデミア(第3期)
(2018年4月7日 - 9月29日(予定)) |
-
|
劇場アニメ
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
2018年8月3日に『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』(ぼくのヒーローアカデミア ザ・ムービー ふたりのヒーロー)のタイトルで公開予定[74]。志田未来と生瀬勝久がゲスト声優として出演することが決定した。
ストーリー(劇場版)
スタッフ(劇場版)
- 原作・総監修・キャラクター原案 - 堀越耕平[75]
- 監督 - 長崎健司[75]
- 脚本 - 黒田洋介[75]
- キャラクターデザイン - 馬越嘉彦[75]
- 音楽 - 林ゆうき[75]
- アニメーション制作 - ボンズ[75]
- 配給 - 東宝[76]
ゲスト声優(劇場版)
コンピューターゲーム
- 僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール
- ニンテンドー3DS用ソフトとして、2016年5月19日にバンダイナムコエンターテインメントから発売。ジャンルは対戦アクション。
- 僕のヒーローアカデミア スマッシュタップ
- スマートフォン用ゲーム(iOS・Android)として、2017年春よりバンダイナムコエンターテインメントから配信。ジャンルはヒーローアクション。ダウンロード無料・アイテム課金制。
- 僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル
- タカラトミーアーツより、トレーディングカードアーケードゲームとして2016年4月28日稼働開始。筐体は『ブキガミ』に使用されていた『プリパラ ライト』のものを使用。ゲーム連動のアプリクーポンがプレゼントされるスマートフォンアプリも配信。2017年4月13日より『僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトルW』にリニューアル。
トレーディングカードゲーム
- 僕のヒーローアカデミア TAG CARD GAME
- 2016年4月23日にタカラトミーから発売。
体感型謎解きゲーム
- 僕のヒーローアカデミア ヒーローズ・デッドエンド・プログラム
- 2017年7月29日~30日に東京のヒューリックホール、2017年8月5日~6日に名古屋の東別院ホール、2017年8月19日~20日・9月9日~10日に読売テレビ本社ホールを会場にあそびファクトリーの主催・企画制作により開催された。体感型謎解きゲーム。
脚注
注釈
- ^ 同番組の第1期最終話ではアクダーマ達に本作をネタにされていた。冒頭ではアクダーマ達による本作の番宣が流れ、アクダーマの一人であるスズッキーがオールマイトの台詞を喋ったり(どちらも声優は三宅健太が担当しており、いわゆる声優ネタである。)、敵のメカにやられた際には国立雄英高等学校の校訓も登場した。
- ^ これにより、前作が未ネットだった秋田県・福井県ではネットされた代わりに宮崎県・沖縄県は未ネットとなった。
- ^ 但し、第1期では次回予告時の提供クレジットの表示は無い。
- ^ 第3期は、監督補佐としてではなく、チーフ演出スタッフとして参加している
- ^ TBS系列局が所在しない秋田県・福井県・徳島県・佐賀県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。
- ^ うち福井放送はNNS/ANNのクロスネット局だが、大半の時間帯がNNN/NNS系列主体の番組編成で、日本テレビ公式ホームページの系列局一覧でもフルネット局として扱われている。
- ^ 遅れネットの大分県および、NNS系列局が所在しない佐賀県・宮崎県・沖縄県を除く。
出典
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- ^ 桑野晃輔さんはTwitterを使っています: 「今日夕方5時30分からはアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4話放送です!(^-^)/ 先週第3話はB組の鱗くんの声も演じさせて頂きました!青山優雅、42位からの巻き返しなるか!お腹痛めてる場合じゃないぞっ!今日の放送もお楽しみに(o^^o) #ヒロアカ #heroaca_a https://t.co/61lsvwx2vn」
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書誌出典
以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
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外部リンク
- 原作
- アニメ
- TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』
- TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」第1期番組サイト(MBS)
- 僕のヒーローアカデミア|読売テレビ(ytv)
- 「僕のヒーローアカデミア」アニメ公式 (@heroaca_anime) - X(旧Twitter)
- アニメ「僕のヒーローアカデミア」公式 (@heroaca_insta) - Instagram
- 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』公式サイト
- 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』公式 (@heroaca_movie) - X(旧Twitter)
- ゲーム
- 僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
- 僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル | タカラトミーアーツ
- 【公式】ヒロバト情報部 (@tarts_HIROBATO) - X(旧Twitter)
- 『僕のヒーローアカデミア』タッグカードゲーム公式サイト | タカラトミー
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