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「馬路村」の版間の差分

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* [http://www.umajimura.jp/ 馬路村役場 馬路村ふるさとセンターまかいちょって家(産業・観光等の案内ホームページ)]
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2020年3月24日 (火) 17:34時点における版

うまじむら ウィキデータを編集
馬路村
村内で動態保存されている旧魚梁瀬森林鉄道
野村式機関車
地図
村役場位置
馬路村旗 馬路村章
馬路村旗 馬路村章
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 高知県
安芸郡
市町村コード 39306-1
法人番号 7000020393061 ウィキデータを編集
面積 165.48km2
総人口 674[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 4.07人/km2
隣接自治体 安芸市安芸郡安田町北川村
徳島県那賀郡那賀町海部郡海陽町
村の木 ヤナセスギ
村の花 ユズ
村の鳥 オオルリ
馬路村役場
村長 山﨑出
所在地 781-6201
高知県安芸郡馬路村馬路443番地
北緯33度33分18.8秒 東経134度2分53.1秒 / 北緯33.555222度 東経134.048083度 / 33.555222; 134.048083座標: 北緯33度33分18.8秒 東経134度2分53.1秒 / 北緯33.555222度 東経134.048083度 / 33.555222; 134.048083
外部リンク 公式ウェブサイト

馬路村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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馬路地区

馬路村(うまじむら)は、高知県安芸郡にあるである。

高知県34市町村で人口が2番目に少ない。幾度の市町村合併の機会も、村民の反対多数によって合併協議を離脱しており、村民の自立意識が高いのが特徴である。

日本で最も美しい村連合」加盟村の一つ。

地理

千本山
魚梁瀬ダム
  • 高知県東部の1,000m級の山々に囲まれた山間に位置する。
  • 村内は馬路地区と魚梁瀬(やなせ)地区に分かれている。両地区間の行き来は、道路の都合上、北川村域を経由する。
  • 面積の96%を山林が占めている。うち、国有林が占める割合は75%に上る。

山地

主な山
  • 甚吉森 (1,423m)
  • 烏帽子ヶ森 (1,320m)
  • 天狗森 (1,295m)
  • 鐘ヶ龍森 (1,126m)
  • 千本山 (1,084m)
  • 亀谷山 (1,083m)
  • 八杉森 (1,029m)

河川

主な川

主な湖

気候

  • 山間部に位置するため内陸性気候であるが、太平洋で発生する黒潮上の湿った気流が四国山地に吹き付ける影響でが多く、日本屈指の多雨地帯である。
  • 魚梁瀬にある気象庁設置の雨量計による年間平均降水量は4,000mmを超えており、2011年7月19日に観測した日降水量851.5mmは、日本の観測史上歴代2位の記録である[1][2]
  • 天気予報で用いられる高知県東部地方の天気は、海岸部の室戸岬を基準にしているため、村では当てはまらないことが多い。

人口

馬路村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 2,134人
1975年(昭和50年) 1,907人
1980年(昭和55年) 1,740人
1985年(昭和60年) 1,501人
1990年(平成2年) 1,313人
1995年(平成7年) 1,242人
2000年(平成12年) 1,195人
2005年(平成17年) 1,170人
2010年(平成22年) 1,013人
2015年(平成27年) 823人
2020年(令和2年) 745人
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体

高知県の旗高知県
徳島県の旗徳島県

歴史

沿革

  • 1889年 - 馬路村と魚梁瀬村が合併し、現在の馬路村となる。
  • 1964年 - 魚梁瀬ダム建設に伴い、魚梁瀬地区が現在地に移転。
  • 1965年 - 魚梁瀬ダム供用開始。旧魚梁瀬地区が水没。
  • 1979年 - 馬路温泉(コミュニティセンターうまじ)開館。
  • 1997年 - 魚梁瀬保小中学校にて「山の学校留学制度(山村留学)」開始。

行政

施設

警察

消防

郵便局

主な郵便局

姉妹都市・提携都市

馬路村には2015年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。

国内

その他
  • 日本の旗日本で最も美しい村連合
    美しい村づくり、ロゴマークの活用、サポーター会員制度、イベントの開催、広報活動を行っている地方自治体や地域の連合体に参加している。

経済

林業

魚梁瀬杉が有名。江戸時代には土佐藩が御留山として保護してきた。村の木に加えて県の木ともなっており、建築材や工芸品の製造・販売を行っている。以前は両地区に営林署があり、魚梁瀬営林署では全国でも数少ない黒字を計上していたが、林野庁による営林署再編計画によって安芸森林管理署が管轄する事務所へ格下げされている。なお、2017年の伐採をもって天然杉の大径木の伐採は中断されている[3]

農業

近隣の農業協同組合が合併する中、馬路村農業協同組合は単独での生き残りを図り、馬路村の製品であることを前面に出して村自体を売る「おらが村方式」による村内販売所の整備や物産展への出展、通信販売の充実等によってユズ加工品の全国ブランド化に成功。
1965年(昭和40年)頃にユズの栽培が本格的に始まったが、馬路村のユズは無骨な形で見栄えが悪く、青果としての販売は低迷した。1975年(昭和50年)、馬路村農協がユズの果汁を利用した加工品としてユズ酢やユズ佃煮、ユズジャム、ユズ味噌などの生産を始めた。
1986年(昭和61年)には、現在の主力商品のひとつである濃縮ジュース「ゆーず」が商品化され、1988年(昭和63年)の「ごっくん馬路村」も人気商品として定着した。
ユズの加工品の売上高は1980年(昭和55年)頃に3,000万円ほどだったが、1988年に1億円を突破した。同年には「日本の101村展」でジュース「ゆずの村」が最優秀賞を受賞して売上が急上昇し、1990年(平成2年)の同展ではごっくん馬路村が農産部門賞を受賞した。
売上高は1993年(平成5年)に10億円を超え、1998年(平成10年)に20億円を超えた。2000年(平成12年)にはインターネットでの通信販売が開始され、2005年(平成17年)に売上高が30億円を突破した。当初はユズの果汁を使った商品が中心だったが、1996年(平成8年)からユズ皮を使ったふりかけ「パッと馬路村」や茶漬け、こぶ茶などが商品化され、ユズの香りを活かした入浴剤や化粧水なども生まれた。
地域特産品としては珍しく、テレビコマーシャルが放映されており、高知県内のみならず四国・中国地方の各県や青森県などでも放映されている。

教育

村立の小中一貫教育校が2校ある。

  • 馬路村立馬路小中学校
  • 馬路村立魚梁瀬小中学校

交通

魚梁瀬森林鉄道五味隧道跡付近
役場前バス停

空港

鉄道

バス

路線バス

村内はすべて自由乗降区間内にあり、停留所以外でも自由に乗降できる。便数は1日4往復となっており、半数は役場で折り返す。また、日祝はこの区間便が1往復減少する。

道路

国道
  • なし
主要地方道
一般県道
その他
  • 他にも他市町村へ繋がる道はあるが、一般の自動車での走行は難しいオフロード林道)のため、アクセス道路としてはあまり機能していない。

観光・文化

馬路森林鉄道
インクライン
丸山公園

温泉キャンプ場を整備し宿泊施設を充実させた上で、森林鉄道の復元、ものづくり体験教室、村長や農業協同組合役員など村を知り尽くした人による村内案内ツアーなど、村の特産・自然を生かした体験参加型の観光が浸透している。

名所・旧跡

主な寺院
主な神社

観光スポット

自然
公園
温泉
その他

祭事・催事

  • 魚梁瀬桜祭り(4月上旬)
  • フェスティバル魚梁瀬(7月中旬)
  • 馬路納涼祭(温泉祭)(8月15日)
  • 馬路おしどりマラソン大会(9月第3日曜日)
  • おらが村心臓やぶりフルマラソン大会(10月上旬)
  • ゆずはじまる祭り(11月3日)
  • 熊野神社大祭(魚梁瀬地区: 10月中旬、馬路地区: 12月第1土曜日・日曜日)

特産品

ごっくん馬路村

その他

  • 2003年から、「馬路村特別村民」の登録を受け付けている。登録すると特別住民票が発行され、広報誌が送られてくる等の特典がある。2005年平成17年)7月に実際の人口を抜いている。

参考文献

脚注

  1. ^ 歴代全国ランキング
  2. ^ 2019年10月12日に、神奈川県箱根町の記録(922.5mm)に塗り替えられるまでは歴代1位であった。
  3. ^ 最後の伐採58本 次は20年後 毎日新聞(2017年9月17日)2017年10月11日閲覧

関連項目

外部リンク