鳴門金時
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鳴門金時(なるときんとき, Narutokintoki)は、鳴門海峡、旧吉野川、吉野川などの砂地で作られるさつまいもである。四国・徳島県の鳴門市で主に栽培されている。生産される鳴門金時のほとんどが関西圏で消費されている。
概要
「なると金時」の表記で平成19年4月に地域団体商標が認可されており、徳島県内の指定地域で生産されたものしか「なると金時」を名乗ることはできない。「鳴門金時」とすべて漢字表記で使用することも商標法に抵触するため不可能である。 権利を所有しているのは全農(全国農業協同組合連合会)である。
鳴門市里浦町にあるJA里浦が販売する、鳴門金時には「里むすめ」というブランド名がついている。 「里むすめ」はJA里浦の厳しい選別を経た鳴門金時であるため、市場関係者からの評価は高く、里むすめでない鳴門金時に比べ1から2割高い値段で取引されることが多い。
徳島県北東部の砂地地域が主な栽培地域。鳴門市(大津町、里浦町)・徳島市(川内町)・板野郡(松茂町・北島町)が特に盛ん。
鳴門金時にまつわる話
1990年代から、TBSの世界ウルルン滞在記の企画で、日本の農家からパプアニューギニアの先住民に鳴門金時が持ち込まれた。今では現地での鳴門金時の生産が定着しており、現地人は鳴門金時を「キントキ」と呼んで人気の野菜となっている。