李氏朝鮮
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李氏朝鮮(りしちょうせん/朝鮮王朝ともいう 1392年 - 1910年)
1392年に高麗の武将李成桂が、首都を漢城におき恭譲王を廃し建国した朝鮮半島の国。1393年に明から「権署朝鮮国事」(朝鮮王代理、実質的な朝鮮王)に封ぜられたのを起原とする。明から正式に朝鮮国王として冊封を受けたのは1401年。朝鮮半島では、衛氏朝鮮の朝鮮を国号に持つ王朝がかつて存在したので、それらと区別する為に「李氏朝鮮」あるいは「李朝」と呼ばれる。李成桂は、後に太祖と呼ばれた。
1419年には対馬へ侵攻した。これを日本では応永の外寇という。
1897年国号を大韓帝国と改める。1910年の日韓併合条約の調印によって、李氏朝鮮は消滅する。
李氏朝鮮では、仏教を排斥し儒教の一派である朱子学を尊重した。このため朝鮮半島では古い仏教寺院や仏像などが余り残っていない。