伝送
伝送(でんそう)とは形を変えて一ヶ所から別の場所に移動することを表し、主に工学分野で使われる言葉である。一方、英語では伝送と転送(てんそう)を区別せずトランスミット(transmit)やトランスミッション(transmission)と言う場合が多い。
概要
電気機器、電子機器、無線や光通信など工学における伝送(でんそう)とは情報やデータを一方の装置から他の装置へ移動させる際に、別の形式に変えて伝えること。一般に二つの装置は遠距離に置かれる。例えば、音声、画像、情報、データなど表す電気の電圧値形式の信号を無線の電波の形式に変えて(変調と言う)移動する。移動完了後、そこで元の形式に戻す(復調と言う)ことで元の電圧値形式が再現され、移動の目的を成す。
形式を変えないで移動する場合は転送(てんそう)と言う。電気を送る事は「送電」(そうでん)と言い、転送や伝送とは言わない。
荷物や郵便物を転送するなど、転送は一般に多くの状況で広く使われる言葉であるが、工学的には伝送と転送は区別して使用しなければならない。
各種の伝送方式
1、電気伝導体を利用した伝送媒体は伝送路「種類」を参照のこと、ここでは伝送路での伝送方式を扱います。
①、変調を伴うアナログの電気的な伝送
・AM(振幅変調)
・FM(周波数変調)
・PM(位相変調)
・SSB(振幅変調のサイドバンド変調(AMからキャリアを削除した変調方式)(何かを)運ぶ)
LSB、USB、カーン方式AMステレオに分かれる。
②、変調を伴なわない電気的な伝送
・CW(無変調連続波(モールス信号))「信号の長さ有る無し、パルス」
③、変調を伴うデジタルの電気的な伝送(デジタル変調)
・ASK(振幅偏移変調)
・FSK(周波数偏移変調)
・PSK(位相偏移変調)
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2、電気伝導体を利用しない伝送
①、気体、液体、固体に意味のある振動(音)の情報を載せた伝送
②、空気(気体)にホルモンなどの意味のある臭いに情報を載せた伝送
③、空間上で光に情報を載せた伝送
・手旗信号、発光信号
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