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吉備寺

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吉備寺

山門
所在地 岡山県倉敷市真備町箭田3652-1
位置 北緯34度37分46.9秒 東経133度41分4.5秒 / 北緯34.629694度 東経133.684583度 / 34.629694; 133.684583座標: 北緯34度37分46.9秒 東経133度41分4.5秒 / 北緯34.629694度 東経133.684583度 / 34.629694; 133.684583
山号 鏡林山
宗派 真言宗御室派
本尊 薬師如来(秘仏)
創建年 飛鳥時代
開基 不明
別称 吉備様
札所等 吉備四国八十八箇所56番
文化財 瓦3点(重要文化財)
法人番号 2260005003986 ウィキデータを編集
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吉備寺(きびじ)は岡山県倉敷市真備町にある真言宗御室派の寺院。山号は鏡林山。本尊は薬師如来行基作と伝えられ秘仏となっている。

概要

この地には飛鳥時代に箭田廃寺(やたはいじ)が存在し、鬼瓦(後述)や礎石が出土している。吉備寺は箭田廃寺の跡に建てられており、礎石は現在、庭石に利用されている。この地の古代豪族・下道氏の一族で奈良時代の大臣・吉備真備を輩出した吉備氏の氏寺である。この寺院の南西に真備の祖父の墓と伝えられている場所があり、吉備様と呼ばれている。このため、江戸時代初期までは真蔵寺という名であったが、元禄年間(1688年 - 1704年)に吉備寺と呼ばれるようになった。なお、現在の本堂等は江戸時代の建造である。

脳病に効験があるといわれる「へちま封じ」と呼ばれる祈祷が行われる。また、受験シーズンには奈良時代きっての文化人であった真備にあやかり、入学や就職の祈願で賑わう。

寺の周辺には真備が遣唐使として派遣されたことに因み、「まきび公園」や「まきび記念館」といった中国風の施設が設けられている。

文化財

重要文化財(国指定)
  • 蓮華文鬼瓦・四葉蓮華文鐙瓦(しようれんげもん あぶみがわら)・花枝文宇瓦(かしもん のきがわら)
当寺より出土。奈良時代の製作。現在は岡山県立博物館に寄託されている。

アクセス

公共交通機関

自動車

参考文献

  • 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』 山川出版社 1991年 150ページ
  • 現地説明板