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ルーラント・サーフェリー

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ルーラント・サーフェリーRoelant Savery 1576年-1639年2月25日)は、オランダの画家。

鳥のいる風景(サーフェリー作)

コルトレイクの画家一族に生まれる。独立戦争の戦火を逃れて1585年にハールレムに移住し、やはり画家として活動していた兄・ヤーコプ(15651603)の弟子となる。兄の死後、ルドルフ2世に招かれて1604年にプラハに移り宮廷画家として仕え、皇帝の死後はミュンヘンザルツブルグウィーンを転々としたのちユトレヒトに落ち着き、そこで工房を構えて余生を送った。

鳥獣画を得意とし、現在では絶滅したドードーを描いたことでも知られている。また、風景画にも優れ、神聖ローマ帝国に仕えていた頃は、チロル地方へと風景描写に派遣されることもあった。