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スティックコントロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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スティックコントロールとは音楽におけるドラムスの演奏をする上での知識である。スティックコントロールは主にドラムスのことをさすが、木琴やその他の打楽器にもそれぞれ存在する。

ストローク

ストロークとは打ち方(叩き方)である。様々なストロークが存在し、表現するという目的にあって欠かせない存在といえる。 また、ドラム演奏のウラワザの8割はこのストロークの応用である。

シングルストローク

手首のスナップでスティックを振り下ろす。腕の筋肉はこの時上げる時と、タイミングをつかむという目的にのみ使用し、基本的には脱力させること。 左右の強さが一定になる訓練を心がける。

ダブルストローク

手首のスナップでシングルストロークを行いスティックが帰ってくる反動を中指、薬指、小指で押し返す。こうすることで素早く2発目の音を出すことが出来る。これはパラディドルにおいて欠かせない基礎技術である。

ロールストローク

主に人差し指と親指の力でスティックを握るが、先ほどのダブルストロークをこの二つで行なう。著しくボリュームが低下するが、一定の音量で反動を跳ね返せる回数が3回~4回になり、左右で絶えず繰り返すことによって長時間にわたって猛スピードで叩いているように聞こえる。

パラディドル

ルーディメンツの1種に数えられる。 左右で交互に一発ずつ鳴らすオルタネートストロークを、変則的に行う奏法のこと。 パラ(1打ずつ叩く)とディドル(2打叩く)が組み合わさったものが語源となっている。 汎用性や応用性はかなり高く、平凡な8ビートが続く譜面も、このパラディドルを使用することで、変則的なビートに聴かせることが出来たり、フィルインに変更したりすることが出来る。


オルタネート↓

R,L,R,L


パラディドル↓

R、L、R、R

R、L、L、R

R、R、L、R

グリップの応用

片手でスネア、フロアタムといった手順を素早くたたくための技術である。 頻繁に使用するといえば左右にあるクラッシュを続けて鳴らす場合などである。 ドラムに座って左半身側をジャーマングリップ、右側をアメリカングリップとすることで、叩いた反動を利用してスムーズに鋭く、2発を打つことが出来る。

関連項目