第25回日本フットボールリーグ

第25回日本フットボールリーグ
シーズン	2023
優勝	Honda FC(10回目)
試合数	210
ゴール数	517 (1試合平均2.46)
得点王	日野友貴（ミネベア）; （19得点）
最大差勝利ホーム試合
	ソニー 5-0 枚方(第13節・6月25日)
最大差勝利アウェー試合
	沖縄 0-5 Honda(第16節・7月16日)
最多得点試合
	V大分 5-5 ミネベア(第23節・10月1日)
最多連勝記録
	7 - Honda（第13節 - 第19節）
最多連続負け無し記録
	16 - 浦安（第10節 - 第27節）
最多連続勝ち無し記録
	11 - 沖縄（第10節 - 第20節）
最多連敗記録
	5 - 沖縄（第15節 - 第19節）; 新宿（第22節 - 第27節）
最多観客動員
	11,150人 - 新宿 vs 浦安; (第5節・4月9日)
最少観客動員
	121人 - ミネベア vs ソニー; (第21節・9月16日)
平均観客動員	676人
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第25回日本フットボールリーグ（第25回 JFL 2023）は、2023年 3月12日から11月26日まで開催された日本フットボールリーグ（JFL）のリーグ戦^[1]。Honda FCが4年ぶり10回目の優勝。

キャッチフレーズは「熱気の嵐で染め上げろ!」^[2]

参加クラブ

2022年のJFLの結果により奈良クラブとFC大阪がJ3参入^[3]^[4]。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022で1位のブリオベッカ浦安と2位の沖縄SVがJFLに昇格^[5]。浦安は2017年以来6年ぶり、沖縄は初のJFLとなる。なお、参加予定であったFC神楽しまねは資金的な問題が改善されなかったことによってJFL退会となった^[6]^[7]。

チーム名（正式名称）	監督	都道府県	主なホームゲーム会場	前年度成績	J3L	備考
Honda FC （本田技研工業株式会社フットボールクラブ）	小林秀多^[8]	静岡県	ホンダ都田サッカー場	JFL 3位	-
ラインメール青森（ラインメール青森FC）	柴田峡^[9]	青森県	カクヒログループアスレチックスタジアム	JFL 4位	◯	^[10]
FCマルヤス岡崎（マルヤス工業株式会社フットボールクラブ）	井幡博康^[11]	愛知県	マルヤス岡崎龍北スタジアム	JFL 5位	-
東京武蔵野ユナイテッドFC （東京武蔵野ユナイテッドフットボールクラブ）	石村俊浩^[12]	東京都	武蔵野市立武蔵野陸上競技場	JFL 6位	-
ヴィアティン三重	樋口靖洋^[13]	三重県	LA・PITA東員スタジアム	JFL 7位	○	^[14]
ヴェルスパ大分	山橋貴史^[15]	大分県	レゾナックサッカー・ラグビー場	JFL 8位	○	^[16]
鈴鹿ポイントゲッターズ	三浦泰年^[17]	三重県	AGF鈴鹿陸上競技場	JFL 9位	-
ミネベアミツミFC^[18]	宮路洋輔^[19]	宮崎県	ひなた陸上競技場	JFL 10位	-	「ホンダロックSC」から名称変更
高知ユナイテッドSC （高知ユナイテッドスポーツクラブ）	吉本岳史^[20]	高知県	高知県立春野総合運動公園球技場	JFL 11位	- ^{[注 1]}	^[10]
FCティアモ枚方（FC TIAMO枚方）	二川孝広^[21]	大阪府	たまゆら陸上競技場	JFL 13位	-
ソニー仙台FC （ソニー仙台フットボールクラブ）	鈴木淳^[22]	宮城県	みやぎ生協めぐみ野サッカー場	JFL 14位	-
クリアソン新宿（Criacao Shinjuku）	成山一郎^[23]	東京都	味の素フィールド西が丘	JFL 15位	○
レイラック滋賀（レイラック滋賀FC）^[18]	寺峰輝^[24]	滋賀県	東近江市布引グリーンスタジアム	JFL 16位	○^{[注 2]}	「MIOびわこ滋賀」から名称変更
ブリオベッカ浦安	都並敏史^[25]	千葉県	柏の葉公園総合競技場	関東1部 6位^[26]	-	昇格（地域CL2022 優勝）
沖縄SV	高原直泰^[27]	沖縄県	タピック県総ひやごんスタジアム	九州優勝	-	昇格（地域CL2022 準優勝）

のチームは2023年シーズン開幕当初にJリーグ百年構想クラブ認定済みのクラブ
J3L=2023年9月26日、11月28日にJ3ライセンスを発給されたクラブ^[28]^[29]

監督交代

チーム名	前監督	退任日	新監督	就任日	備考
レイラック滋賀	寺峰輝	9月4日^[30]	菊池利三	9月4日^[31]	ヘッドコーチからの昇格

レギュレーション

リーグ・試合形式

^[32]

FC神楽しまねが退会により15チームによるホーム・アンド・アウェー2回総当たり。奇数チームによるリーグ戦は2012年以来11年ぶり。
90分の対戦により、勝ち点を勝利3、引き分け双方1、負け0を与える。

その他

7月15日から8月31日までに開催される試合は、WBGT（湿球黒球湿度=気温・湿度・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数）に関わらず、飲水タイムを原則実施する。但し、各チーム合意の場合はWBGT値が基準を超えない場合の範囲のみで飲水タイムを設けないことも可能とする（各チームの意見が合意できなかった場合は飲水タイムを設けるものとする）^[33]。その後9月1日から10月1日までに開催される試合についても飲水タイムを実施することに変更された^[34]。

大会日程

2022年12月24日に発表された。

シーズン期間：3月12日 - 11月26日
J3/JFLの入れ替え戦が行われる場合、第1戦がJFLクラブのホームスタジアムで12月9日に、第2戦がJ3クラブのホームスタジアムで12月16日にホーム・アンド・アウェー方式で開催される予定とされた。

できごと

1月13日 - 開幕第2節までのカード及び第7節の青森のホーム開幕カードが発表^[35]。
1月23日 - この日行われたJFL理事会でFC神楽しまねのJFL退会が決定。これにより2023年シーズンは15チームで行われる^[6]。
1月27日 - 1月13日に発表された試合の会場が発表^[36]。
2月10日 - リーグのキャッチフレーズ^[2] 並びに全日程・試合会場が発表^[37]。
3月3日 - JFL規律委員会は鈴鹿ポイントゲッターズの三浦泰年監督のパワーハラスメントや不適切発言に対して、第1節 - 第4節までの4試合のベンチ入り禁止処分を発表^[38]。
11月12日 - 第28節第2日に2位ソニー仙台FCがラインメール青森に敗れ、前日にFCマルヤス岡崎に勝利したHonda FCの4年ぶり10回目の優勝が決定^[39]。
11月26日 - この日行われた第30節の結果により、J3・JFL入れ替え戦は行われないことが確定^[40]（同月28日のJリーグ理事会にて正式に決定^[41]）。また沖縄SVの15位が確定し、JFL・地域リーグ入れ替え戦に回ることが決定^[42]。
12月3日 - この日行われたJFL・地域リーグ入れ替え戦で勝利した沖縄SVはJFL残留となり、敗退したVONDS市原はJFL昇格を逃した。
12月5日 - この日行われたJFL理事会で、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023で優勝した栃木シティFCの2024年度JFL入会を正式に承認^[43]

結果

順位表

順	チーム	試	勝	分	敗	得	失	差	点	昇格または降格
1	Honda FC (C)	28	15	8	5	51	26	+25	53	優勝
2	ブリオベッカ浦安	28	12	9	7	42	35	+7	45
3	レイラック滋賀	28	11	11	6	47	37	+10	44
4	ソニー仙台FC	28	11	10	7	46	40	+6	43
5	ラインメール青森	28	11	9	8	30	24	+6	42
6	ヴェルスパ大分	28	10	10	8	28	29	−1	40
7	高知ユナイテッドSC	28	10	8	10	30	26	+4	38
8	FCマルヤス岡崎	28	9	10	9	34	34	0	37
9	鈴鹿ポイントゲッターズ	28	10	6	12	34	41	−7	36
10	ヴィアティン三重	28	9	8	11	35	32	+3	35
11	クリアソン新宿	28	10	4	14	25	33	−8	34
12	FCティアモ枚方	28	8	10	10	32	42	−10	34
13	東京武蔵野ユナイテッドFC	28	9	5	14	30	36	−6	32
14	ミネベアミツミFC	28	8	7	13	35	44	−9	31
15	沖縄SV (O)	28	7	5	16	18	38	−20	26	JFL・地域リーグ入れ替え戦、JFL残留

出典: 第25回日本フットボールリーグ順位表
順位の決定基準: 1) 勝点、2) 得失点差、3) 総得点、4)直接対決の勝点、5) 直接対決の得失点差、6) 直接対決の得点数、7) 反則ポイント、8)抽選
(C) 優勝; (O) プレーオフ勝者.

順位推移表

第1節 - 第15節

チーム ╲ 節	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15
チーム ╲ 節
Honda FC	1	2	5	6	12	12	11	9	9	4	4	8	6	4	1
ソニー仙台FC	1	2	1	1	1	3	1	1	2	3	2	4	2	6	2
レイラック滋賀	4	4	2	2	3	1	2	2	1	1	3	2	3	1	3
FCマルヤス岡崎	11	15	13	11	13	13	10	13	13	12	6	3	5	2	4
クリアソン新宿	8	6	9	9	7	10	12	11	5	2	1	1	1	3	5
ヴィアティン三重	3	1	3	5	9	9	6	8	12	9	9	5	7	5	6
ラインメール青森	8	7	6	7	5	7	4	7	3	6	7	7	4	7	7
FCティアモ枚方	4	8	4	3	4	5	8	10	10	5	5	6	9	9	8
ヴェルスパ大分	11	10	7	4	2	2	3	4	4	7	8	10	11	10	9
鈴鹿ポイントゲッターズ	13	9	11	8	6	8	5	6	8	11	13	9	12	11	10
高知ユナイテッドSC	10	12	10	12	10	4	7	5	7	10	12	13	10	12	11
東京武蔵野ユナイテッドFC	6	4	8	10	8	11	13	12	11	13	11	11	8	8	12
ブリオベッカ浦安	6	11	14	15	15	15	15	15	15	15	15	14	14	14	13
ミネベアミツミFC	15	14	12	14	11	6	9	3	6	8	10	12	13	13	14
沖縄SV	13	13	15	13	14	14	14	14	14	14	14	15	15	15	15

出典: 日本フットボールリーグ公式サイト

第16節 - 第30節

チーム ╲ 節	16	17	18	19	20	21	22	23	24	25	26	27	28	29	30
チーム ╲ 節
Honda FC	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1
ブリオベッカ浦安	13	10	8	9	9	11	8	4	4	5	5	4	5	5	2
レイラック滋賀	3	6	6	7	7	5	6	6	5	4	3	3	3	2	3
ソニー仙台FC	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2	3	4
ラインメール青森	7	5	3	3	3	4	3	3	3	3	4	5	4	4	5
ヴェルスパ大分	9	9	7	5	5	7	9	9	11	11	7	6	7	6	6
高知ユナイテッドSC	11	13	11	11	10	6	7	8	10	6	6	8	6	7	7
FCマルヤス岡崎	4	4	5	6	6	9	10	11	8	10	10	7	9	8	8
鈴鹿ポイントゲッターズ	10	11	12	13	12	13	12	10	6	7	8	9	11	11	9
ヴィアティン三重	6	7	9	10	11	8	5	7	9	9	9	10	8	9	10
クリアソン新宿	5	3	4	4	4	3	4	5	7	8	11	12	10	10	11
FCティアモ枚方	8	8	10	8	8	10	11	12	12	12	12	13	13	13	12
東京武蔵野ユナイテッドFC	12	12	13	14	13	14	14	13	13	14	14	14	14	14	13
ミネベアミツミFC	14	14	14	12	14	12	13	14	14	13	13	11	12	12	14
沖縄SV	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15	15

出典: 第25回日本フットボールリーグ順位表
= 1位（優勝）; = 2位（J3・JFL入れ替え戦）; = 15位（JFL・地域リーグ入れ替え戦）（開幕時点のレギュレーション）

戦績表

ホーム / アウェイ	HON	BRI	RLS	SON	REI	VRS	KCU	MAR	SPG	VEE	CRI	TIA	TMU	MIM	OSV
Honda FC		1–2	1–0	1–2	0–0	1–1	1–0	1–0	3–4	2–0	3–1	1–1	0–0	0–1	3–1
ブリオベッカ浦安	1–1		1–1	3–2	2–1	2–0	1–3	1–1	1–3	2–1	1–0	1–1	2–0	4–1	0–0
レイラック滋賀	2–2	3–1		1–3	1–3	1–1	1–0	1–5	1–2	0–0	2–0	2–0	3–0	2–2	3–0
ソニー仙台FC	2–1	2–2	0–0		1–1	2–2	3–3	1–3	1–1	1–1	1–0	5–0	2–1	5–3	3–2
ラインメール青森	2–3	1–0	3–2	3–1		0–1	1–0	1–0	4–1	1–1	1–1	1–1	2–1	1–0	1–0
ヴェルスパ大分	2–3	2–1	0–1	0–0	0–0		0–0	1–0	0–0	0–4	0–1	1–1	1–0	5–5	0–1
高知ユナイテッドSC	1–1	2–1	1–1	2–0	0–1	2–0		2–1	2–2	1–0	1–0	0–0	0–1	0–0	1–0
FCマルヤス岡崎	1–1	0–2	2–3	3–1	0–0	1–1	2–2		2–2	0–3	1–0	1–1	2–1	3–2	1–0
鈴鹿ポイントゲッターズ	0–4	1–2	0–3	1–3	2–1	0–1	1–0	3–0		0–1	1–2	2–1	2–0	0–1	1–1
ヴィアティン三重	0–1	1–1	2–2	2–1	2–1	1–2	3–2	1–1	1–1		1–1	1–2	4–3	2–0	1–0
クリアソン新宿	0–3	2–1	0–1	0–1	0–0	0–1	0–1	1–2	1–0	1–0		1–1	0–4	4–1	1–0
FCティアモ枚方	1–4	1–1	2–2	2–0	2–0	0–2	2–1	1–0	1–2	2–1	2–4		4–1	0–3	0–1
東京武蔵野ユナイテッドFC	0–1	2–2	2–4	1–1	0–0	2–1	0–2	0–1	2–0	1–0	0–1	2–0		1–1	1–0
ミネベアミツミFC	1–3	1–2	2–2	1–1	1–0	0–1	2–1	0–0	0–1	2–1	2–1	1–2	0–1		2–0
沖縄SV	0–5	1–2	2–2	0–1	1–0	0–2	1–0	1–1	2–1	1–0	1–2	1–1	0–3	1–0

出典: 第25回日本フットボールリーグ(2023) 試合日程・結果
色: 青 = ホームチームが勝ち; 黄 = 引き分け; 赤 = アウェーチームが勝利。

個人記録

得点ランキング

順位	選手	所属	得点
得点王	日野友貴	ミネベアミツミFC	19
T2	岡崎優希	Honda FC	10
T2	上野瑶介	ソニー仙台FC	10
T4	鈴木啓太郎	ソニー仙台FC	9
T4	佐野翼	クリアソン新宿	9
T6	児玉怜音	Honda FC	8
	田村翔太	ヴィアティン三重
	村越健太	ブリオベッカ浦安
	峯勇斗	ブリオベッカ浦安

最終更新は2023年11月26日の試合終了時
出典: 第25回日本フットボールリーグ(2023) 得点ランキング

個人表彰・ベスト11

2023年12月5日に個人表彰が発表された^[44]。

Pos	選手名	所属
最優秀監督	小林秀多	Honda FC
GK	廣末陸	ラインメール青森
DF	西袋裕太	ブリオベッカ浦安
	八戸雄太	Honda FC
	澤田雄大	ソニー仙台FC
	杉山耕二	ヴェルスパ大分
MF	鈴木雄也	Honda FC
	松本和樹	Honda FC
	村越健太	ブリオベッカ浦安
	平田健人	ソニー仙台FC
FW・MVP	岡﨑優希	Honda FC
FW・得点王	日野友貴	ミネベアミツミFC
新人王	後藤裕二	ソニー仙台FC
優秀レフェリー賞	堀善仁
フェアプレー賞	ヴェルスパ大分

ハットトリック

ハットトリック達成者は無しだった。

観客動員

順	チーム	合計	最多	最小	平均	推移
1	クリアソン新宿	22,688	11,150	236	1,621	-0.94025522041763−5.9%^†
2	ヴィアティン三重	18,733	2,425	406	1,338	-0.75210792580101−24.7%^†
3	レイラック滋賀	13,364	2,128	381	955	0.84719535783366+84.7%^†
4	ヴェルスパ大分	11,675	2,690	356	834	-0.52452830188679−47.5%^†
5	高知ユナイテッドSC	11,450	2,156	414	818	-0.88913043478261−11.0%^†
6	Honda FC	11,093	1,456	313	792	0.2375+23.7%^†
7	ラインメール青森	8,702	1,516	258	622	-0.95398773006135−4.6%^†
8	東京武蔵野ユナイテッドFC	8,202	1,197	142	586	-0.83120567375887−16.8%^†
9	鈴鹿ポイントゲッターズ	6,617	809	187	473	-0.20458477508651−79.5%^†
10	FCマルヤス岡崎	6,322	760	154	452	0.05607476635514+5.6%^†
11	FCティアモ枚方	5,860	1,128	197	419	0.60536398467433+60.5%^†
12	ブリオベッカ浦安	5,446	550	177	389	-0.77029702970297−22.9%^‡
13	沖縄SV	4,178	550	210	298	n/a^†
14	ソニー仙台FC	4,016	432	160	287	-0.88854489164087−11.1%^†
15	ミネベアミツミFC	3,667	463	121	262	0.40106951871658+40.1%^†
	リーグ合計	142,013	11,150	121	676	−40.0%^†

最終更新：2023年11月26日
出典: 第25回日本フットボールリーグ(2023) 試合日程・結果
註記：
†：2022シーズンは地域リーグ。‡：2022シーズンは地域リーグのため2017シーズンとの比較。

昇格・降格

J3との入れ替え

→「J3・JFL入れ替え戦」も参照

2022年シーズン終了後にJ3が20クラブとなり、Jリーグの設定した「J1/J2/J3のクラブ数が60クラブ」に達したことから、2023年からJ3リーグとJFLとの入れ替えを行うこととなり、Jリーグの入会条件が変更となった。2022年まではJFLのリーグ戦の最終順位が4位以内でJリーグ百年構想クラブ上位2位以内だったが、2023年からはJFLのリーグ戦最終順位が2位以内でクラブライセンス交付判定を受けているクラブに変更となった（JFL2位以内のクラブがJリーグ入会のためのクラブライセンス交付判定を受けていない場合、3位以下のクラブが繰り上がらない）。さらにこれまでホーム戦の観客数平均2,000人超であることがJリーグ入会条件だったが、2023シーズンからはこれを目標数値に変更となった^[45]。

その上で、J3とJFLの入れ替えについては、

JFL・1位のクラブはJ3に自動的に入会。この場合J3・20位のクラブはJリーグ会員資格を喪失しJFLに編入。
JFL・2位のクラブはJ3のクラブとJ3・JFL入れ替え戦（ホーム&アウェーの2戦）を行い、2戦合計で勝者がJ3入会もしくは残留。なおアウェーゴールルールは適用しない。
- JFL2位以内にクラブライセンス交付判定を受けているクラブが2クラブ入った場合、対戦相手はJ3・19位のクラブ。JFL1位のクラブがクラブライセンス交付判定を受けていない場合はJ3・20位のクラブとの対戦になる。
- 入れ替え戦実施の場合は第1戦は12月9日にJFLクラブのホームスタジアム、第2戦は12月16日にJ3クラブのホームスタジアムでそれぞれ行われる。
JFL1位、2位のクラブがともにクラブライセンス交付判定を受けていない場合はJ3とJFLの入れ替えは行わない^[46]。

とされた。

11月11日にJ3ライセンスを申請していないHonda FCが勝利したことでJ3自動昇格は消滅。また、11月26日には最終節の試合結果により、J3ライセンスを申請していないブリオベッカ浦安が2位となったため、J3・JFL入れ替え戦も開催されないこととなった。

JFLと地域リーグ間の入れ替え

地域リーグからJFLへの入会を希望し、入会条件を満たすチームは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023（地域CL）の成績により、地域CL1位のクラブが自動的に次年度・第26回JFLへ昇格し、JFL15位のクラブは地域CL2位のクラブと入れ替え戦をするものとする。
- なお、島根が参戦し16チーム編成となっていた場合は、JFL16位は地域リーグに自動降格とされていた^[6]。
地域CL優勝の栃木シティFCがJFL自動昇格。準優勝のVONDS市原がJFL・地域リーグ入れ替え戦に回った。またJFL15位の沖縄SVがJFL・地域リーグ入れ替え戦に回った。

JFL・地域リーグ入れ替え戦

日時・会場・ルールは以下の通り^[47]^[48]。

会場はJFLクラブのホームで1試合行う。
試合は90分（前後半各45分）で勝敗が決しない場合は30分の延長戦（前後半各15分）を行い、それでも決着が付かない場合はPK戦を行い勝敗を決定する。
交代は通常のハーフタイムを除く3回5人に加えて、延長戦の場合は1回1人（回数は延長戦開始前及び延長戦ハーフタイムを除く）追加される。

2023年12月3日

13:00

沖縄SV（JFL15位）	2 - 1 (延長)	VONDS市原（地域CL2位）
安在和樹 70分伊集院雷 105分	公式記録 (PDF)	土佐陸翼 78分

タピック県総ひやごんスタジアム (沖縄市)

観客数: 685人

主審: 中井敏博

この結果、沖縄SVはJFL残留、VONDS市原は関東サッカーリーグ1部残留となった。

脚注

注記

^ 財務基準に関して確認が必要な事項が残っているため、10月理事会にて継続審議だったが結論が出ず、11月理事会で引き続き審議。その後J3クラブライセンス判定を辞退。
^ 施設面に関して確認が必要な事項が残っているため、10月理事会にて継続審議だったが結論が出ず、11月理事会で引き続き審議。11月の理事会でJ3クラブライセンスが交付。

出典

^ 『第25回日本フットボールリーグ開催期間のお知らせ』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2022年12月24日。2023年1月9日閲覧。
^ ^a ^b 『第25回日本フットボールリーグビジュアルとキャッチフレーズについて』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2023年2月10日。2023年2月10日閲覧。
^ 『Ｊリーグ入会（Ｊ３）について』（プレスリリース）Jリーグ、2022年11月5日。2023年1月9日閲覧。
^ 『Ｊリーグ入会（Ｊ３）について』（プレスリリース）Jリーグ、2022年11月20日。2023年1月9日閲覧。
^ 『お知らせ「第25回日本フットボールリーグ新入会チームについて」』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2022年12月6日。2023年1月9日閲覧。
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外部リンク

公式ウェブサイト

[21] 財務基準に関して確認が必要な事項が残っているため、10月理事会にて継続審議だったが結論が出ず、11月理事会で引き続き審議。その後J3クラブライセンス判定を辞退。

[26] 施設面に関して確認が必要な事項が残っているため、10月理事会にて継続審議だったが結論が出ず、11月理事会で引き続き審議。11月の理事会でJ3クラブライセンスが交付。

[jfl20211226-1] 『第25回日本フットボールリーグ開催期間のお知らせ』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2022年12月24日。2023年1月9日閲覧。

[catch_phrase-2] 『第25回日本フットボールリーグビジュアルとキャッチフレーズについて』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2023年2月10日。2023年2月10日閲覧。

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[5] 『お知らせ「第25回日本フットボールリーグ新入会チームについて」』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2022年12月6日。2023年1月9日閲覧。

[:0-6] “2022年度第8回JFL理事会報告事項（しまね、入替について）”. www.jfl.or.jp. 2023年1月23日閲覧。

[7] “JFL退会のお知らせ”. FC神楽しまね公式サイト《日本フットボールリーグ》. 2023年1月23日閲覧。

[honda-8] 『2023年度　Honda FC スローガン・新体制・新加入選手のお知らせ』（プレスリリース）Honda FC、2023年2月2日。2023年2月2日閲覧。

[9] 『柴田峡監督契約更新のお知らせ』（プレスリリース）ラインメール青森、2022年12月15日。2023年1月13日閲覧。

[Jleague-10] 2023年1月31日にJリーグ百年構想クラブから脱退したが、J3ライセンス取得すればJリーグ入会は可能

[11] 『監督・スタッフ契約更新のお知らせ』（プレスリリース）FCマルヤス岡崎、2023年1月26日。2023年1月28日閲覧。

[musashino-12] 『石村俊浩氏　監督就任のお知らせ』（プレスリリース）東京武蔵野ユナイテッドFC、2023年1月16日。2023年2月10日閲覧。

[13] 『【お知らせ】樋口靖洋監督契約更新のお知らせ』（プレスリリース）ヴィアティン三重、2022年11月1日。2023年1月13日閲覧。

[14] 2023年2月22日にJリーグ百年構想クラブから脱退したが、J3ライセンス取得すればJリーグ入会は可能

[15] 『山橋貴史監督 2023シーズン続投のお知らせ』（プレスリリース）ヴェルスパ大分、2022年11月16日。2023年1月13日閲覧。

[16] 2023年4月25日にJリーグ百年構想クラブから脱退したが、J3ライセンス取得すればJリーグ入会は可能

[17] 『株式会社アンリミテッド役員交代についてのお知らせ』（プレスリリース）鈴鹿ポイントゲッターズ、2023年2月1日。2023年2月1日閲覧。

[change-18] 『チーム名称変更のお知らせ』（プレスリリース）日本フットボールリーグ、2023年1月27日。2023年1月27日閲覧。

[19] 『2023年シーズン体制』（プレスリリース）ミネベアミツミFC、2023年2月3日。2023年2月4日閲覧。

[20] 『吉本岳史監督続投のお知らせ』（プレスリリース）高知ユナイテッドSC、2022年11月7日。2023年1月13日閲覧。

[tiamo-22] 『二川孝広氏　FCティアモ枚方　監督就任のお知らせ』（プレスリリース）FCティアモ枚方、2022年11月20日。2023年1月13日閲覧。

[23] 『ソニー仙台FC選手・スタッフ』（プレスリリース）ソニー仙台FC、2023年3月3日。2023年3月6日閲覧。

[24] 『6名の新加入選手を迎え、J3昇格を誓う2シーズン目。クリアソン新宿が2023シーズンの新体制発表会を開催。区長をはじめ、学生、飲食店主などとともに「地域の人が主役になれるサッカークラブ」についてトークセッションも実施。』（プレスリリース）クリアソン新宿、2023年1月22日。2023年2月2日閲覧。

[Reilac-25] 『寺峰輝氏トップチーム監督就任のお知らせ』（プレスリリース）MIOびわこ滋賀、2023年1月12日。2023年1月13日閲覧。

[27] 『都並敏史監督 2023年シーズン契約(継続)のお知らせ』（プレスリリース）ブリオベッカ浦安、2022年12月7日。2023年1月13日閲覧。

[28] 第58回全国社会人サッカー選手権大会優勝により全国地域CLへの出場権を獲得

[29] “沖縄SV選手・スタッフ”. 沖縄SV. 2023年2月23日閲覧。

[30] 『2024シーズンJ3クラブライセンス判定結果について（J3入会を希望するクラブ）』（プレスリリース）日本プロサッカーリーグ、2023年9月26日。2023年9月26日閲覧。

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[34] 大会方式・2023年第25回

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[41] ““Jへの門番”Hondaが4年ぶりJFL優勝! 昇格組浦安が無敗「16」試合でストップ、最下位沖縄SVは入替戦行き濃厚に…【JFL第28節】”. 超ワールドサッカー (2023年11月12日). 2023年11月12日閲覧。

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