トランスジェンダーになりたい少女たち
著者 | アビゲイル・シュライアー |
---|---|
国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
出版社 | レグナリー・パブリッシング社 |
出版日 | 2020年6月30日 |
出版形式 | 印刷物、デジタル |
トランスジェンダー関連のアウトライン |
トランスジェンダー |
---|
LGBTポータル |
『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』(トランスジェンダーになりたいしょうじょたち エスエヌエス・がっこう・いりょうがあおるりゅうこうのひげき、英: Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters、以下「トランスジェンダーになりたい少女たち」)は、2020年にアビゲイル・シュライアーによって書かれ、レグナリー・パブリッシング社から出版された本である[1][2]。この本は、「急速発症性性別違和(ROGD)」という論争のある概念を支持している[1][3][4][5]。ROGDは、どの主要な専門機関によっても医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に裏付けられていない[1][6][7][8][9][10]。
本書は、ソーシャルメディアのインフルエンサーなどの影響を受け、トランスジェンダー[注 1]ではないのにそうだと思い込んだ結果、後に後悔することになる不可逆的な医療ケアを受ける子どもが増えている、また、その治療は科学よりもイデオロギーに基づく医師たちによって助長されると主張するものである[1][15][16]。著者は、出生時に女性として割り当てられた10代の若者たちを指しながら、「2010年代に思春期の女の子たちの間で突然、トランスジェンダーであるという自己認識が急増した」と述べ、これを「拒食症や過食症、多重人格障害の犠牲になった、不安感が強く抑うつ的な(主に白人の)女の子たち」の間の「社会的伝染」に原因するものだとした[1][16]。そして、若者の性別違和に対する治療法として、性別を肯定する精神医学的支援、ホルモン補充療法、性別適合手術(これらをまとめて「ジェンダーを肯定するケア〈gender-affirming care〉」と呼ぶことが多い)をおこなうことを批判した[17][18]。また、流行から子どもを守るために「子どもにインターネットで交流させないこと」「親の権威を保つこと」「ジェンダー・イデオロギー教育を支持しないこと」「子どもの性別違和の主張を認めないこと」「出産能力は祝福であると娘に伝えること」などを親に勧めた[1][16][17][18]。
この本の反応は賛否両論であり、肯定的なレビューの多くは著者の主張を支持しているが、批判の多くは本に利用された逸話の選択や主張の科学的根拠に関する問題に焦点を当てている[17][18][15]。この本がトランス差別的であるとして[19][20][注 2]、またトランスマスキュリン[注 3]やノンバイナリーであると認識する10代の若者を「彼女」と呼ぶ本書の姿勢をミス・ジェンダリングであるとして[23]、販売を制限しようとするいくつかのボイコットが行われた[24][25][26]。
日本においても、当初は「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換[注 4]ブームの悲劇」というタイトルで2024年1月にKADOKAWAから刊行される予定だったが[30][31]、タイトルや事前公開された内容紹介について議論や批判が起き[32][33]、2023年12月5日に発売中止と当事者への謝罪が発表された[34][35]。その後、産経新聞出版より2024年4月に『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』というタイトルで刊行された[36][37][38]。
本の内容
原題『Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters』を意訳すると「取り返しのつかないダメージ:私達の娘たちを誘惑する(Seducing,そそのかす)、トランスジェンダーの流行・熱狂(Craze)」となる[39][40][41][42]。
本書によると、2010年代初頭までは、トランスジェンダーの割合は少なく、大半が出生時に男性と判断された人々だった[43]。しかし、その後、出生時に女性と判断された青少年の間で、性別違和の自認が急増した[43]。これらの新しいトランスジェンダーは、幼い頃から性別違和を感じるのではなく、思春期になって初めて現れるのが特徴としている[44]。シュライアーは、自分の子どものトランスジェンダー自認や、トランスジェンダーに移行することに悩む親たちから話を聞き、精神疾患や個人的な問題を経験しながら、自分の性同一性に疑問を感じたり、トランスジェンダーであることをカミングアウトした10代の若者を何人か紹介した[45][46][18][47]。彼女は、彼女が 「少女」 と呼ぶ、出生時に女性と割り当てられた十代の若者たちが直面する孤立、オンライン社会力学、制限的なジェンダーとセクシュアリティのラベル、歓迎されない身体的変化と性的注意といった困難について説明した[48][45][1][23]。そして、こうした社会的な苦悩から抜け出す手段として、男性としてのアイデンティティを選択するのだと指摘した[43]。
シュライアーは、SNSの影響力の大きさや、性別適合治療を積極的に推奨する風潮を問題視した[43]。本書では、RODG(社会的な伝染が原因で急速に発症する性同一性障害)という言葉が作られた2018年の研究と、それに対する医療界の反応について触れ、診断の存在と研究結果を支持している[49][1][3]。シュライアーは、Tiktok、Tumblr、InstagramなどのSNSのトランスジェンダーインフルエンサーが「社会的伝染」の鍵であり、若者にトランスであると自認させ、胸の圧迫やテストステロンを使用し、協力的でない家族と縁を切ることや嘘をつくことを頻繁に勧めていると主張している[50]。シュライアーは、学校でのジェンダー教育、トランスジェンダーに対する包括的な言葉、アイデンティティ政治を批判している[51][52]。彼女は、社会的な伝染から娘を守るために、親が取るべき対策として、「スマホを持たせないこと」「親の権威を保つこと」「ジェンダー・イデオロギー教育への反対」「インターネットの制限」「田舎での生活」「出産能力の祝福」などを提案している[53][1][16][18]。
彼女は、ジェンダーを肯定するケアを批判し[54]、それに反対する人々としてケネス・ザッカー、レイ・ブランチャード、J・マイケル・ベイリー、リサ・マルキアーノ、ポール・R・マクヒューらの主張を紹介した[55]。さらに、トランス・アクティヴィズムとそれに関連する論争について論じており、性別特有のプライバシーの懸念、パッシングとトランスの可視性、トランスの受容を高める上での有名人の役割、トランスジェンダーとレズビアンや急進的フェミニストとの対立、女子スポーツに出場するトランス女性[注 5]アスリートなどが含まれている[52]。彼女によれば、トランスジェンダーの増加はレズビアンの減少に一致しているという[52]。シュライアーは、性別移行の取り組みについて後悔した経験を持つ多くの若い女性の話を書いている[59]。彼女は、二次性徴抑制剤や異性ホルモン剤を用いるホルモン治療、外科的処置などの医療介入にはリスクが伴うと主張し、手術の失敗によって身体障害者となったトランスジェンダーの事例を紹介した[60]。また脱トランスした若い女性についても紹介した[59]。
背景と出版の経緯
著者のシュライアーはコロンビア大学とオックスフォード大学に通い、イェール法科大学院で法務博士(J.D.)を取得した[1][61][62]。ウォール・ストリート・ジャーナル紙にオピニオン・コラムを寄稿していた[63][64][65][66]。
本書が支持する急速発症性性別違和(ROGD)という用語は、2018年にリサ・リットマンが提唱した仮説であり、「社会的な伝染」が原因で、性別違和を経験する子どもが急増しているというものである[67][68][69][70]。 ROGDは、どの主要な専門機関によって医学的診断として認められておらず、信頼できる科学的証拠に裏付けられていない[1][6][7][8][71][72]。本書『Irreversible Damage』は、ROGDに関する初の書籍である[73]。
『あの子もトランスジェンダーになった』の原著『Irreversible Damage』は、2020年6月に保守的な出版社であるレグナリー・パブリッシング社から出版された[1][74][17][31]。この出版社は、「アメリカを代表する保守出版社」を自称し[75]、AIDSの原因はHIVではなく薬物の使用であると主張する本[76]や、環境保護活動は共産主義者の陰謀であると主張する本[77]、旧統一教会信者の反進化論本[78]、キリスト教右派や白人至上主義者の本なども出版している[32][17][79][80]。本書『Irreversible Damage』は、2021年第2四半期におけるレグナリー出版の売上増に貢献した主要な書籍の1つになった[81]。パメラ・アルマンドがナレーションを担当したオーディオブックは、ブラックストーン・オーディオからリリースされた。イギリスでは、スウィフト・プレスから「10代の少女とトランスジェンダーの流行」という副題で出版された[82]。
出版後、シュライアーは保守系メディアで有名な人物となった[83]。2021年3月、共和党から指名され、米上院で「平等法」をトランスジェンダーにも適用する拡大案に反対する証言を行った[83][66]。シュライアーは、法案に反対する理由として、トランスジェンダー女性(「女性を自認する生物学的男性」)は、「女性と少女にとって危険な存在である」「女性アスリートの奨学金を奪う」と証言した[66][84]。2020年7月、「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」のインタビューでは、性転換の願望を「伝染(contagion)」と呼び、摂食障害や自傷行為と比較した[85][86]。また、番組でシュライアーはトランスジェンダーの若者を自閉症と関連付けた[87][86]。Spotifyの従業員はローガンのポッドキャストエピソードをプラットフォームから削除するように求めたが[87][88]、同社はこの要求を拒否した[89][90]。この本で、シュライアーからインタビューを受けたトランスジェンダーYouTuberのチェイス・ロスは、2021年に「シュライアーはインタビューの意図を誤解させ、タイトルや内容も隠した」と述べ、この本に参加し当事者を傷つけたたことを謝罪し、本書を読まないように呼びかけた[1][91][92][93]。
評価
この本の評価は賛否が分かれている[94]。『エコノミスト[73]』、『アイリッシュ・インデペンデント』のエミリー・ホウリカン[95]、『ナショナル・レビュー』のマドレーン・カーンズ[96]、『サンデー・タイムズ』のクリスティーナ・パターソン[97]、『コメンタリー』のナオミ・シェーファー・ライリー[98]、『タイムズ・オブ・ロンドン』のジャニス・ターナー[99]による肯定的な書評がある。神学者のティナ・ビーティーは『ザ・タブレット』で、心理学者のクリストファー・ファーガソンは『サイコロジー・トゥデイ』で、肯定と否定の入り混じった評価をした[82]。『ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス』ではサラ・フォンセカが[100]、『サイコロジー・トゥデイ』のブログ記事ではトランスジェンダーの精神衛生を専門とする研究者のジャック・ターバンがそれぞれ否定的な評価をした[17][18]。『サイエンス・ベースド・メディシン』は、医師のハリエット・ホールによる肯定的な書評を撤回し、その後この本を批判する一連の記事を掲載した[15]。
- 肯定的:『エコノミスト』は、2020年の「今年の本」41冊中の1冊としてこの本を選んだ[17][18][101]。同誌は、「多くの関心を集める報道を生み出してきたこのテーマについて、初めてわかりやすく扱った本のひとつ」と評したが、主要紙での書評は少ないと指摘した[73]。同紙は、シュライアーを「インタビューした人たちの話を細心の注意を払って伝えている」と評価したが、10代の若者が医療介入を受けている程度を誇張している可能性を示唆した[73]。『タイムズ』は、2021年の「今年の本」33冊中の1冊としてこの本を選んだ[102]。マドレーン・カーンズは、デブラ・W・ソーの『ジェンダーの終焉』と並んでこの本を批評した[96]。彼女は、シュライアーの本が「個人的で、詮索好きで、しばしば感動的な物語」を提供していると述べた[96]。ナオミ・シェーファー・ライリーは、突然トランスジェンダーだと認識し始めたように見える青少年たちに「病んでいるものは何か」と問いかけたシュライアーは正しかったと書いている[98]。彼女は、トランスジェンダー医療とオンライン上のトランスジェンダー活動に対するシュライアーの批判を支持した[98]。ジャニス・ターナーはこの本を「恐れ知らず」 と呼び、この本をめぐる論争に言及し、その結論を支持した[99]。この本は保守的な団体から肯定的な批評を受けたが、それは彼らによると、ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)の名の下に黙殺されていた真実をもたらしたからである[103]。彼らの書評は、シュライヤーが「Woke(社会問題に目覚めたリベラル層)」に対して「勇敢に立ち向かい」、「アメリカを洗脳したトランスジェンダー過激派」が推進する「狂気」を暴いたと書いている[103]。
- 中立的:ティナ・ビーティーはこの本を「不穏で、腹立たしく、説得力のある研究」と評した[82]。彼女は、シュライアーが被験者自身が知らないところで、親や専門家からの逸話を利用していることを批判した[82]。彼女は、「シュライアーの主張の多くには反論の余地があるかもしれない」としながらも、報告されている思春期に発症する異和感の症例の増加は、「現在よりもはるかに大きな注意と不安の原因となるはずである」と書いた[82]。心理学者のクリストファー・ファーガソンは、「トランスジェンダーを自認する人の多くは、実際にトランスジェンダーで、医療的ケアを必要とする人たちである」「広く証明された科学的事実を否定している」「境界性人格障害、自閉スペクトラム症などのメンタルヘルスの問題を抱えるトランスジェンダーの青少年は、医学的な性別移行から十分な恩恵を受けられないかもしれない」などの前提を解説した[104][31]。ファーガソンは、「彼女の論文を完全に否定する気はない」としながらも、彼女は科学に「注意深く耳を傾ける」ことに失敗しており、「質の高い、事前登録された、オープンサイエンスで科学的な取り組み」がこの分野では必要であると書いた[104]。
- 否定的:本書は複数の研究者から「多くの誤情報を含む」と批判され、方法論的・科学的な誤りが多数あると指摘されている[注 7]。一部の批評家は、この本が転向療法を助長していると指摘し、「トランスフォビア的で反トランス的」な本だと定義している[注 2]。精神科医のジャック・ターバンは、「誤った情報に満ちた突拍子もない本」と批判し、「当事者ではなく、子供がトランスであることを受け入れない両親へのインタビューに基づいている」「科学的証拠を誤って解釈し、データを無視している」「古い診断法を引用している」「『下品で攻撃的な言葉』を使っている」などの複数の問題点を指摘した[17][18]。ジャーナリストのマット・トレイシーは、『Gay City News』で「シュライアーがトランスジェンダーの若者を「彼女」と呼んでいることを批判した[23]。トレイシーは、シュライアーが「トランスジェンダーの若者の性自認[注 6]を軽視し、出生時に女性と割り当てられたトランスジェンダーの少年やノンバイナリーの人々を同じ生物学的要素を持っていると誤認している」と指摘した[23]。サラ・フォンセカは、『ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス』で「シュライアーが「憲法修正第1条」の言論の自由を盾に、トランスジェンダーの人々の自己決定権を抑え付け、偏見に満ちた主張を展開している」と非難した[100]。ジャーナリストのメリッサ・ギラ・グラントは、『The New Republic』で「トランスジェンダーの作家や組織もシュライアーが検閲されていると考えている同じ方法で検閲されてきたが、それらが現在彼女を擁護する作家たちから注目されることはほとんどない」と述べた[64]。歴史家のベン・ミラーは、「白人の少女の生殖器がブラックホールによって消されている」表紙のデザインを、ナチスのプロパガンダポスターのデザインと比較した[118][119]。イスラエルのウェブサイト『Haokets』は、「表紙は『親の保護の義務』を鮮明にするために、題材とは異なる非常に幼い少女が描かれている」「少女は、妊婦のお腹ができる『はず』の場所に穴が空いており、何よりも子どもを将来の母親として認識する、本書の保守的な部分と対応する」と書いた[120]。
- SBM:『サイエンス・ベースド・メディシン(SBM)』は、2021年6月にハリエット・ホールによる肯定的な書評を掲載し、「真剣に調べる必要のあるいくつかの憂慮すべき事実を提起している」「ジェンダー肯定を中心としたケアは、間違いで職務怠慢である」「現在の政治情勢はこれらの問題の科学的研究をほぼ不可能にしている」と指摘した[15][121]。その後、SBMは編集者による検討の結果、科学的妥当性に問題が多いとして書評を撤回する措置を取り、ホールの書評はマイケル・シャーマーによって『Skeptic』に改訂版が再掲載された[1][15][121]。SBMの編集者、スティーブン・ノヴェラとデヴィッド・ゴルスキーは、後に撤回について説明し、ホールとシュライアーの主張は「いかなる証拠にも裏付けられておらず、科学的証拠の重大な誤読によってこじつけられたもの」と結論づけ、「逸話、異常値、政治的な議論、そして選択された科学」に基づいていると説明した[15]。その後数週間、同サイトはゲスト執筆者で医師のローズ・ラヴェルとAJ・エッカートによるこの本に関する一連の記事を掲載し、科学的な誤り、データの選択、誤った情報について同書を批判した[1][15][62][47][105][106][注 7]。ラヴェルは、「トランスジェンダーの科学と医学を誠実に理解しようとする人には、この本はお勧めできない」「本書がトランスジェンダーの若者が必要とされる医療を受けられないようにする取り組みの主要な資料として使われ続けることを強く懸念している」と書いた[62]。
マーケティングと流通
『Irreversible Damage』は複数の言語に翻訳され、スペイン[122]、フランス、ハンガリー[123]、ドイツ語[124]、シュライアーの演説に抗議者が集まったイスラエルなど、他の国々でも外国語版が出版された[125]。同書に対する反発から、日本での出版は中止され[126]、その後、別の出版社から発売された[36][37]。
アメリカ
この本がトランスフォビアで、「グループに対する憎悪を煽り、トランスの現実を否定している」として[20]、販売を制限しようとするいくつかのボイコットが行われた[24][25][26]。アメリカ書店協会がこの本を宣伝したことを謝罪し、競合の「ターゲット」がウェブサイトからこの本を削除した後も、Amazonは本書の販売を続けた[127]。2020年6月30日、本書は発売されると直ぐに、Amazonのベストセラーとなり、最も売れる本の1つとなった[128][20]。その後、Amazonの「LGBTQ+人口統計学」カテゴリーでハードカバー版、ペーパーバック版、Kindle版ともに上位3位にランクインした[107][129]。Amazonで「トランスジェンダー 」と入力すると、本書がベストセラーとして挙げられ、検索結果のトップに表示される[107][25]。本書は、アメリカでは12万部を超えるベストセラーとなった[30]。
- 2020年6月、Amazonは出版の一週間前にこの本の広告を中止し、その理由を「性的指向を診断、治療、または疑問視する主張」をしているためと説明した[2]。2021年4月、従業員がAmazonに販売中止するよう嘆願したが、同社は「この本はAmazonのコンテンツ・ポリシーに違反しておらず、今後も販売を続ける」と回答した[108]。2022年3月、「No Hate at Amazon」と呼ばれるグループが、Amazonに、本書と『Johnny the Walrus』の販売中止を求める嘆願書を提出し、Amazonで販売できるコンテンツを従業員が民主的に決定できるようにする監視委員会を設置するよう求めた[25]。少なくとも従業員600人が嘆願書に署名し、2021年夏にAmazonの幹部に提出された[25]。Amazonがこれらの本の販売中止を拒否したことで、一部の従業員はAmazonで働くことを辞めた[107][127]。
- 2020年11月、ディスカウントストア「ターゲット」はネット上での批判を受け、同書の販売を一時停止したが、シュライアーから「言論の自由の侵害」だと批判され[17][18][107][64]、再び購入できるようにした[24][111][130][109]。保守派は、同書の撤去をナチス・ドイツの焚書と比較した[110]。何人かのLGBTのコメンテーターは、撤去を支持すると表明した[111][109][23]。『Transgender Studies Quarterly』編集者のグレース・ラヴェリーは、Xで「少数派グループが大量生産された本を破壊することは、『国家主導による商品の破壊』とは異なる」と主張した[110]。『デイリー・ドット』のコラムニスト、アナ・ヴァレンスは、「これは検閲ではない。彼らは他の場所に出かけていき、それを買う購買力がある。この本はAmazonのKindleストアで最も売れているトランスジェンダーの研究書であり、これはアルゴリズム的にトランスの声を封じ込めている」と指摘した[110]。アメリカ自由人権協会(ACLU)の弁護士であるチェイス・ストランジオは、「この本と思想の流通を止めることは、100%私の死守すべき課題である」とツイートした[131][64]。ストランジオは後にこのツイートを削除し、投稿の意図は「政府による禁止を求めているのではなく『トランスジェンダーの自己決定を市場がより支持するような情報環境を作ること』だったと説明した[131][64]。2021年2月、ターゲットは再びこの本の販売を中止した[108][132]。
- 2021年4月、ハリファックス公共図書館に対し、この本を流通から外すよう求める請願が開始された[26]。同図書館は、知的自由を理由に、撤去は検閲にあたるとして拒否した[26]。これを受けて、ハリファックス・プライドは、今後ハリファックスの図書館ではイベントを開催しないと発表した[26]。
- 2021年7月、アメリカ書店協会(ABA)は、加盟書店の750店に同書の販売を検討するよう販促ボックスに入れて郵送したが、このことを「重大で暴力的な事件」と謝罪し、同書を「反トランス」と位置づけた[128][74]。これはさらなる論争を引き起こし、「書店協会は本を検閲しようとしている」と主張する人もいれば、「謝罪が不十分だ」と主張する人もいた[128][74]。
イスラエル
本書はヘブライ語に翻訳され、2023年にイスラエルの保守的な出版社であるセラ・メイア出版社から出版された[120][113]。この出版社は、極右で反リベラルな政策を推進している[113][19]。
本書は、イスラエルでも抗議活動を引き起こした[113][115][133]。イスラエル最大手の小売業者2社はこの本の取り扱いを拒否した[133]。2023年5月23日、アタリム広場にある公共施設で行われた発売イベントは、本書の内容を知った施設の人々が 「憎悪扇動」だと抗議したため、中止された[115][134]。イベントは近くのカールトンホテルに会場が移されて予定されたが、ホテルもイベントを拒否した[113][115]。5月28日、イベントはラマト・ガンにある右翼団体 「フォーラム・カフェ・シャピラ」 の敷地内で行われた[115][19]。イベントには、イスラエルとアメリカの右翼活動家や団体が参加し、本書を支持して宣伝した[19][135]。外では数百人規模の抗議デモが行われ、会場内ではトランスジェンダーの若者が「私たちは病気ではない、人間だ」と叫ぶ事態も起きた[133][135][136][137]。
日本
日本では、KADOKAWAから2024年1月に刊行される予定だったが[30][31]、2023年12月にタイトルや事前公開された内容紹介について議論や批判が起き[32][33]、発売中止と当事者への謝罪が発表された[34][35]。その後、2024年4月に産経新聞出版より刊行された[36][138]。産経新聞によると、発売前に同社や書店に対して出版中止を求める脅迫があり[139][138]、一部書店は販売を見合わせた[140][38]。
2023年、KADOKAWA
2023年12月3日、『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換[注 4]ブームの悲劇(監修・岩波明/訳・村山美雪、高橋知子、寺尾まち子)』という題名で、KADOKAWAから2024年1月に刊行されることが告知された[32][30]。しかし、日本語タイトルや宣伝文、発行前に公表された概要について、「トランスジェンダー差別を助長する」として[141][142]、各地で論争や批判が起きた[32][143]。Amazonの内容紹介には「幼少期に性別違和がなかった少女たちが、思春期に突然“性転換”する奇妙なブーム。学校、インフルエンサー、セラピスト、医療、政府までもが推進し、異論を唱えれば医学・科学界の国際的権威さえキャンセルされ失職。これは日本の近未来?LGBT法が施行され、性同一性障害特例法の生殖不能要件が違憲とされた今、子どもたちを守るためにすべきこととは」などと書かれていた[34][33][30]。出版関係者の有志24名は、「内容が刊行国のアメリカで既に問題視されている」「当事者の安全・人権を脅かしかねない[91][144]」などの意見を表明した[32][34][31]。12月5日、KADOKAWAの公式サイトで、タイトルや宣伝文が当事者を傷つけたことへの謝罪と発売中止が発表された[141][143][35]。
発売中止以来、KADOKAWAは対外的な説明をしていないが、2023年12月8日付で、夏野剛社長や執行役が、刊行中止の理由や課題について、社員向けの声明を出していたことが、朝日新聞の取材で分かった[145][39]。声明文によると、「刊行中止の原因は、本書の内容によるものでも、SNSなどの抗議によるものでもありません」としており、「一石を投じるために刊行するなら、相応の準備が必要だが、それを怠った」「社内で内容を検証し、識者からも意見を求めるなどして、ジェンダー平等社会の議論を活発にさせるという編集意図を明確にしてから告知すべきだった」「扇情的なタイトルにすることで、もはや当初の編集意図が通じる状況ではなくなった」と説明した[145][39]。
週刊文春によると、担当編集者は「ポリコレについて考える本を作りたい」と話し、トランスジェンダーについて議論を提起する翻訳本のシリーズ化を目指していたという[146][147]。炎上については、事前に批判を予想して、保守系知識人に騒動になった際の応援を要請しており[32][147][148][39]、ヘイト本的需要や炎上マーケティングを期待した可能性が指摘された[146][147]。百田尚樹[32][149]、島田洋一[150][151]、徳永信一[152]、元産経新聞社勤務の三枝玄太郎[32][153]、ナザレンコ・アンドリー[32][154]、竹内久美子らは[155]、担当者から日本語訳を渡されて推薦文などを依頼されたことをXで公表している[32]。島田洋一は、自著で数ページに渡って本書を紹介した[156][150][157]。竹内久美子は、「背後にいるのはあの勢力」と左翼勢力の陰謀があるという話に結びつけていた[32][39][155]。産経新聞や旧統一教会系のメディア「世界日報」、法輪功系のメディア「大紀元時報」は、シュライアーがXで「活動家主導のキャンペーンに屈することで、検閲の力を助長する[158]」と批判したことを報じた[159][160][161]。
発売中止について 千田有紀・武蔵大学教授は、産経新聞で「原作を読んで批判した者はどれだけいるのか。出版社に抗議して刊行を中止させるのは卑怯」と批判した[162]。文筆家の林智裕は『WEDGE』で、「キャンセル・カルチャー」「焚書(ふんしょ)」と評した[163]。ジャーナリストの佐々木俊尚は、Xで「焚書」であると抗議し、海外の批判的書評「本書はシュライアーが不快と危険を感じる世界観に対する中傷をまとめ上げたものにすぎない」を紹介し、「刊行されなければこういう議論もできない」と指摘した[164][165]。心理学者のクリストファー・ファーガソンは、毎日新聞で「アメリカでは共和党地盤の保守的な州で、トランスジェンダーの医療ケアを禁じる法律が次々と成立しているが、『本書が保守派への燃料となった』」と分析した[31]。そして、「トランスジェンダーの権利を擁護する人たちの懸念を理解し、深く同情するが、本を読むことを禁止する権利はない。正しい科学データと情報で対抗すべきだ」と指摘した[31]。ジャーナリストの北丸雄二は、出版社の責任について「大手に求められるのは知的な合否判断を行い、取捨選択すること」と指摘した[166][91]。近現代史研究者の辻田真佐憲は、朝日新聞のコメントプラスで、「問題のある本だからといって出版を止めるのは適切ではないが、今までどういう批判があったかを解説などで紹介することは必要」とし、「今回は、SNSでかなり煽った広報が行われており、それがネット炎上につながり、刊行中止の決定にいたった」「議論を引き起こす本については、もう少し丁寧に対応すべきだった」と指摘した[141]。音楽家のロマン優光は、『実話BUNKAオンライン』で「抗議運動は、固定的なメンバーによる、よくある程度の小規模なもの」「発売の意図やゲラの送り先の選考基準、タイトルや宣伝文の意図、発売中止の経緯などについて、関係者は説明するべきではないか」と指摘した[32]。哲学者の高井ゆと里・群馬大学准教授は、朝日新聞で「KADOKAWAのタイトルや宣伝文は、トランス差別をあおる扇情的な内容で、誠実な問題提起が目的だったとは考えられない」「出版社が刊行中止の理由を十分説明しなかったため、『当事者らの批判のせいで読む機会が奪われた』との中傷を招いた」と指摘した[39]。弁護士の仲岡しゅんは、同新聞のコメントプラスで「本書の出版中止は公権力の介入ではなく、既に原著に対する批評があり、出版社自身の内部検討の結果として中止になった」と指摘した[39]。
2024年、産経新聞出版
2024年2月10日、著者のシュライアーが、Xに「トランス活動家たちが日本の出版社を脅迫して出版をキャンセルした後、複数の出版社が入札合戦を繰り広げた」「日本語版は近日出版予定!」と投稿した[39][167]。
4月3日、産経新聞出版から、『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』という題名で出版された[36][37][138]。帯やAmazonのサイトには、「あの『焚書』ついに発刊」という宣伝文が掲載された[36][168][169]。産経新聞によると発売前の3月、同社と複数の書店に対して出版中止の要求と放火を予告する脅迫メールが届き、警察に被害届を提出した[139][138][38]。同社は、予定通り刊行した理由として、「脅迫に屈することは出版文化と表現の自由を脅かす前例を作ることになり得る」と説明した[140][38]。本書は予約段階から、Amazonの「社会一般関連書籍」カテゴリーで1位となり[170]、発売日には総合1位になった[169][171]。一部の書店が、脅迫メールを受けて、安全上の理由から本書の販売を見合わせた[38]。ライターの窪田順生は『ダイヤモンド・オンライン』で、脅迫行為について「焚書」「バグった正義感」と論じた[169]。千田有紀・武蔵大学教授は、この記事の『Yahoo!ニュース』のコメント欄で「トランスジェンダー活動家の言い分を全面的に擁護しない本や活動家が気に入らない著者の本の刊行は、これまでも、ひどい妨害を受けてきている」と指摘した[172]。
日本における評価
- 監訳と解説を担当した精神科医で昭和大学特任教授の岩波明は、産経新聞で「さまざまな側面からトランスジェンダーの問題を取り上げている」「学術的にも非常に価値がある本だと思う」と評価した[173]。岩波は、本の解説でシュライアーの見解を一部支持し、トランスジェンダーに対するホルモン治療や外科手術には重大な副作用や不妊症を残す可能性があると指摘した[174]。また、原著の発刊に際しては、「トランスジェンダーの活動家や左翼団体などから、トランスジェンダーの人権を否定するものとして、執拗で頻繁な攻撃があった」と解説した[174]。
- 原著の内容を検証する医療社会学やトランスジェンダー・スタディーズの研究者らは、朝日新聞で「そもそもトランスジェンダーは政治的な思想や流行ではない。子どもへの医療は慎重に行われており、必要な医療資源の不足の方が問題になっている」「信頼性の低い論文やデータを多用している」と指摘した[39]。研究チームは4月以降、原著の問題点をまとめた啓発サイトを公表する[39]。
関連項目
- ディトランジション
- 急速発症性性別違和(ROGD)
- 転向療法
- 反ジェンダー運動
- 2020年代の米国における反LGBT運動
- 親の権利運動
- LGBTグルーミング陰謀論
- 2021年から2023年にかけるアメリカ合衆国での禁書運動
- ファーリー・ファンダム[175]
- トランスジェンダーの権利
- Category:レグナリー・パブリッシングの本 (英語版)
- Category:文学におけるトランスフォビア (英語版)
脚注
注釈
- ^ “トランスジェンダー”とは、「出生時の外形により医師から割り当てられた性別とは異なる性自認を持つ状態」を指す[11][12][13][14]。
- ^ a b メディア批評家のダイアナ・アンダーソンは、「本書は、外部の力が10代の娘を『トランスフォーム』させる」という、煽り立てられた道徳的パニックを持続させるのに役立っている」と述べた[108]。『デイリー・ドット』のコラムニスト、アナ・ヴァレンスは「明らかなトランスフォビアが含まれており、転向療法を奨励している」と書いた[109][110]。作家のジェームズ・ファクトラは、『テム』で「本に書かれているほぼすべての主張は『あからさまな嘘』」だと書いた[111]。『Salon.com』の記事は、「反トランスの著者が偽情報を広めるためのプラットフォームを与えられている一方で、社会的に影響力を与えにくい少数派のトランスジェンダーは対抗する力がない。言論の自由が不公平に使われている」と述べた[112]。サラ・フォンセカは、『ロサンゼルス・レヴュー・オブ・ブックス』で、シュライアーの主張を「Make America Great Again」を実現しようとする保守派の呼び水にすぎないと指摘した[100]。イスラエルの新聞『ハアレツ』は、「これは親向けのガイドに見せかけたトランスフォビア的な文章であり、根拠のない純粋なガスライティングで、子どもや親の幸福への配慮とは関係がない」と評した[113][114]。イスラエルの主要メディア『Mako』は、「保守主義から始まり陰謀で終わる滑りやすい坂道」と表現した[113][115]。
- ^ “トランスマスキュリン”とは、「女性として生まれたものの、女性的とされる特徴よりも、男性的とされる特徴を持つと自認する人」を指す[21][22]。
- ^ a b タイトルの「性転換」という言葉は、性自認を精神疾患として捉える否定的な表現なため、現在では「性別不合」という言葉が用いられる[27][28]。手術療法は、過去には「性転換手術」と呼ばれてきたが、現在では性の再指定という「性別適合手術」が用いられる[29]。
- ^ “トランス女性“(MtF:male to female)とは、「出生時は男性だが女性として生きるトランスジェンダー」を指す[56][57][58]。
- ^ a b “性自認“も“性同一性“も、英語の「Gender Identity」の訳語であり、「その時だけの性別の『自称』ではなく、ある程度の一貫性や継続性のある、『自分の性に対する認識』のこと」をいう[11][116][117]。
- ^ a b 例えば、本書によると近年トランスジェンダーの割合が大幅に増加しているとされているが、『Science-Based Medicine(SBM)』の書評は、現在のトランス自認の有病率を正確に算出するのは非常に困難だと述べ、情報を収集し提示するための統一された基準は存在しないと指摘している。最新の推計(米国で毎年無作為サンプルに対して実施される電話調査であり、自認に基づいて回答を得ている)では、米国人口の0.6%がトランスジェンダーとして認識しているとのデータがあるが、これは過去の推計(オランダでホルモン治療や手術を受けたトランスの人々)とは大きく異なり、調査方法の違いによるものと指摘している。また、男女比も国によって一様ではない。さらに、この本の主張とは異なり、性分化疾患は稀ではなく、1:5,000の頻度で見られ、男性生殖器の発達異常も含めると1:200~1:300の頻度があると指摘している。また、シュライヤーは性自認[注 6]と性的指向を混同しており、トランスジェンダーの割合増加により「レズビアンのアイデンティティが消えつつある」という主張はデータと一致しないと指摘している。レビューによれば、トランスの若者への医療アクセスを拒否することは害をもたらし、家族のサポートがトランスの若者に利益をもたらすという研究結果も無視されている。また、ネグレクト(育児放棄)や子供への危害のケースの多くが親によるものであることから、本で言われていることとは逆に、親は子供の福祉を最優先事項とは考えていないとも指摘されている。また、シュライヤーが本書で引用する、トランスであることを認めた若者の約70%が後悔するという統計は、方法論的な問題があり、最新の研究では支持されていないと指摘している[15][62][1][47][105][106]。ジャック・ターバンは、本書がトランスジェンダーの若者の精神的健康の改善につながる性別適合療法の効果を無視していると批判している[17][18]。臨床心理学者のエリカ・アンダーソンは、NBCニュースの記事で「若者のジェンダーを肯定するケアは医学的に必要であり、場合によっては命を救うものであることを専門学会は観察して主張してきた。人々が専門家ではなくこの本に指針を求めることを懸念している」と語った[107]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Eckert, AJ. (July 4, 2021). “Irreversible Damage to the Trans Community: A Critical Review of Abigail Shrier's book Irreversible Damage (Part One)” (英語). Science-Based Medicine. New England Skeptical Society. July 5, 2021閲覧。 ※記事続編「(Part Two)」あり。
- ^ a b Parsons, Vic (2020年6月23日). “Amazon refuses to advertise renowned anti-trans journalist's book suggesting trans teens are a 'contagion'” (英語). PinkNews December 10, 2020閲覧。
- ^ a b Kesslen, Ben (2023年10月23日). “波紋広げた研究論文、トランスジェンダー伝染説は いかにして利用されたか”. MIT Technology Review. 2023年12月29日閲覧。 ※Ben Kesslenによる2022年8月18日付記事「How the idea of a “transgender contagion” went viral—and caused untold harm」の日本語訳。
- ^ Kesslen, Ben (2022年8月18日). “How the idea of a “transgender contagion” went viral—and caused untold harm” (英語). MIT Technology Review. 2024年1月5日閲覧。 ※記事の日本語訳あり。
- ^ Hsu, V. Jo (2022-02-22). “Irreducible Damage: The Affective Drift of Race, Gender, and Disability in Anti-Trans Rhetorics” (英語). Rhetoric Society Quarterly (Rhetoric Society of America) 52 (1): 62–77. doi:10.1080/02773945.2021.1990381. ISSN 0277-3945.
- ^ a b Ashley, Florence (2018年12月13日). “There Is No Evidence That Rapid-Onset Gender Dysphoria Exists” (英語). Psych Central. Healthline. 2023年12月23日閲覧。
- ^ a b “ROGD Statement” (英語). Coalition for the Advancement & Application of Psychological Science (CAAPS). CAAPS (2021年7月26日). 2023年12月22日閲覧。 “As an organization committed to the generation and application of clinical science for the public good, the Coalition for the Advancement and Application of Psychological Science (CAAPS) supports eliminating the use of Rapid-Onset Gender Dysphoria (ROGD) and similar concepts for clinical and diagnostic application given the lack of rigorous empirical support for its existence. / There are no sound empirical studies of ROGD and it has not been subjected to rigorous peer-review processes that are standard for clinical science. Further, there is no evidence that ROGD aligns with the lived experiences of transgender children and adolescents.(CAAPSは、ROGDやそれに類似する概念について、その存在を裏付ける実証的根拠がなく、臨床科学の標準的な査読プロセスも経ていないため、これらの概念を臨床や診断に適用することを支持していない。また、ROGDが性別違和を経験する子供や思春期の若者の実際の経験と一致するという証拠もない。)” ※署名団体欄(Signatories)も参照。
- ^ a b WPATH Global Board of Directors (2018年9月4日). “WPATH POSITION ON “Rapid-Onset Gender Dysphoria (ROGD)”” (pdf) (英語). トランスジェンダー保健専門家協会(WPATH). 2018年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月5日閲覧。 “「急速発症性性別違和(ROGD)という用語は、主要な専門家団体によって認められた医学的なものではなく、「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)」や「国際疾病分類(ICD)」にもサブタイプや分類として記載されていない。したがって、これは、提案された臨床現象を説明するために作られた頭字語にすぎず、査読を経た科学的調査をさらに行う価値があるかどうかもわからない」「潜在的に影響を及ぼす可能性のある要因について、絶対的な結論を導くような公式に聞こえるラベルを使用するのは時期尚早であり、不適切である」”
- ^ Broderick, Timmy (24 August 2023). "Evidence Undermines 'Rapid Onset Gender Dysphoria' Claims". Scientific American (英語). Springer Nature. 2023年12月3日閲覧。
- ^ “The Rapid-Onset Gender Dysphoria Controversy”. Verywell Health (2024年4月1日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b “LGBTI RIGHTS”. アムネスティ・インターナショナル. 2024年4月5日閲覧。
- ^ “トランスジェンダーによる 性別変更をめぐる日常的実践” (PDF). 社会学評論 社会学評論 70 (2), 109-127, 2019 日本社会学会. 2024年4月5日閲覧。
- ^ “「トランスジェンダー」か「性同一性障害者」か 日本ファクトチェックセンターの表記の理由”. 日本ファクトチェックセンター(JFC) (2023年12月19日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ 浅井春夫、遠藤まめた、染矢明日香、田代美江子、松岡宗嗣『Q&A多様な性・トランスジェンダー・包括的性教育:バッシングに立ちむかう74問』大月書店、2023年12月20日。ISBN 978-4272350629。
- ^ a b c d e f g h Novella, Steven (June 30, 2021). “The Science of Transgender Treatment” (英語). Science-Based Medicine. New England Skeptical Society. July 4, 2021閲覧。
- ^ a b c d Shrier, Abigail (November 24, 2020). “Gender activists are trying to cancel my book; Why is Silicon Valley helping them?” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. ISSN 1068-624X
- ^ a b c d e f g h i j ジャック・ターバン (2023年12月25日). “KADOKAWA出版予定だった本の6つの問題。専門家は『あの子もトランスジェンダーになった』は誤情報に溢れていると指摘 : 古い診断法の引用、科学文献の読み間違え…。本書の問題をアメリカの医学博士が指摘する”. ハフポスト WORLD. BuzzFeed Japan株式会社. 2023年12月28日閲覧。 “原文:米国の心理学専門誌“Psychology Today”ウェブ版 (2020年12月6日掲載)/ 共訳:エミリ・バリストレーリ、紅坂紫、長谷川珈” ※Jack Turbanの書評「New Book 'Irreversible Damage' Is Full of Misinformation: A new book has the potential to hurt transgender youth.(原題:デマだらけの新刊『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』トランスジェンダーの青少年を傷つけかねない一冊)」の日本語訳。
- ^ a b c d e f g h i j Turban, Jack (December 6, 2020). “New Book 'Irreversible Damage' Is Full of Misinformation” (英語). Psychology Today. Sussex Publishers. October 17, 2021閲覧。 “Shrier claims that 'in most cases—nearly 70 percent—gender dysphoria resolves,' and thus youth should not be provided gender-affirming medical care. That statistic is false.” ※記事の日本語訳あり。
- ^ a b c d מאיה בדרשי קירשן (2023年5月29日). “הגעתי עם נוער טרנס להשקת ספר השנאה. לא הורים מודאגים היו שם(私はトランスジェンダーの若者たちとともに、ヘイト本の発表会に行った。心配する両親の姿はなかった)” (ヘブライ語). ハアレツ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c Wakefield, Lily (2021年12月9日). “Right-wing pundit gloats as Amazon lists hateful, transphobic book as ‘LGBT+ best seller’” (英語). PinkNews. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “02 ジェンダー 腫れ物議論ではないです”. 社会包摂デザイン・イニシアティブ. 九州大学大学院芸術工学研究院 (2022年10月11日). 2023年12月23日閲覧。
- ^ “トランスマスキュリン”. Seeking. Seeking.com. 2023年12月23日閲覧。 “トランスマスキュリンとは、女性として生まれたものの、女性らしさや女性的とされる特徴よりも、男性らしさや男性の特徴を持つと自認するジェンダークィア/トランスジェンダーの人を表します。/この用語は、男性性が優勢であるものの、女性から男性移行が完全ではないジェンダークィアの人々を指します。”
- ^ a b c d e Tracy, Matt (November 13, 2020). “Bigots Swarm Twitter as Target Flip-Flops on Transphobic Book” (英語). Gay City News December 13, 2020閲覧。
- ^ a b c Halon, Yael (November 16, 2020). “Author accuses Target of caving to 'woke activists' by briefly pulling book deemed 'transphobic' on Twitter” (英語). FOXニュース March 18, 2021閲覧。
- ^ a b c d e Soper, Spencer; Ceron, Ella; Bloomberg (25 June 2022). "Amazon staff demand ban of books calling transgender people mentally ill: 'If we bill ourselves as the world's biggest bookstore, that comes with a lot of responsibility'(アマゾンのスタッフがトランスジェンダーを精神障害と呼ぶ本の販売中止を要求:世界最大の書店を名乗るからには、それなりの責任が伴う". Fortune (英語). Fortune Media Group Holdings. 2024年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e Ryan, Haley (May 30, 2021). “Pride breaks with Halifax libraries after controversial book kept on shelves” (英語). CBC June 2, 2021閲覧。
- ^ 松永千秋「ICD-11で新設された「性の健康に関連する状態群」 : 性機能不全・性疼痛における「非器質性・器質性」二元論の克服と多様な性の社会的包摂にむけて」『精神神経学雑誌』第124巻第2号、日本精神神経学会、2022年、134-143頁、CRID 1523669556041009664、ISSN 2436-7621、2023年11月14日閲覧。
- ^ 中塚幹也「「性同一性障害」の脱病理化とマイノリティ・ストレス ICD-11の中の「性別不合」と心身医学に関与する人々の役割」『女性心身医学』第27巻第3号、日本女性心身医学会、2023年3月、207-208頁、doi:10.18977/jspog.27.3_207、ISSN 2189-7980、2023年11月14日閲覧。
- ^ 野宮亜紀, ほか『性同一性障害って何? : 一人一人の性のありようを大切にするために』緑風出版、2011年3月、98頁。ISBN 978-4-8461-1101-4。
- ^ a b c d e “あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇”. KADOKAWAウェブサイト. KADOKAWA (2023年12月3日). 2023年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g 國枝すみれ (2023年12月12日). “トランスジェンダー本「不必要にセンセーショナル」 心理学者の見方”. 毎日新聞. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m ロマン優光 (2023年12月8日). “『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269”. 実話BUNKAオンライン. 株式会社コアマガジン. 2023年12月22日閲覧。
- ^ a b c 安藤健二 (2023年12月6日). “KADOKAWA、発売中止して謝罪。LGBTQ関連の翻訳書『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』”. BuzzFeed. バズフィード. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b c d “KADOKAWA、差別扇動的との批判相次ぐ書籍を刊行中止 「トランスジェンダーの安全人権を脅かしかねない」との意見書も”. ねとらぼ. アイティメディア株式会社 (2023年12月5日). 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b c 株式会社KADOKAWA 学芸ノンフィクション編集部 (2023年12月5日). “学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ”. KADOKAWA公式ウェブサイト. 株式会社KADOKAWA. 2023年12月22日閲覧。 “刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。/本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。”
- ^ a b c d e “邦題は「トランスジェンダーになりたい少女たち」 4月3日発売決定 出版社には賛否の声”. 産経新聞 (2024年3月19日). 2024年3月30日閲覧。
- ^ a b c “書籍”. 産経新聞出版. 2024年4月12日閲覧。
- ^ a b c d e “出版中止求める脅迫があったトランスジェンダー扱う書籍を刊行…一部書店は販売見合わせ”. 読売新聞 (2024年4月4日). 2024年4月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 二階堂友紀 (2024年3月29日). “KADOKAWAのトランスジェンダー翻訳本 刊行中止をどう考える”. 朝日新聞. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “「craze」”. 英ナビ!辞書. 株式会社教育測定研究所(JIEM). 2024年4月11日閲覧。
- ^ “「craze」”. コリンズ英語辞典. 2024年4月11日閲覧。
- ^ Shrier, Abigail (2020) (英語). Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters. Regnery Publishing. ISBN 978-1-68451-031-3. "Many of the adolescent girls suddenly identifying as transgender seemed to be caught in a “craze”—a cultural enthusiasm that spreads like a virus. “Craze” is a technical term in sociology, not a pejorative, and that is how I use it here. (Dr. Littman never does.) It applies to Hula-Hoops and Pokémon and all sorts of cultural fads.(多くの思春期の女の子は、「craze」「ウイルスのように広がる文化的な熱狂」に巻き込まれて、突然トランスジェンダーを自認するようになった。「Craze」 は社会学の専門用語であり、否定的な意味合いはない。「フラフープ」や「ポケモン」など「文化的流行(cultural fads)」に当てはまる概念である。)"
- ^ a b c d Shrier 2020.
- ^ Shrier 2020, Introduction「The Contagion(伝染)」.
- ^ a b Shrier 2020, Chapter One「The Girls(少女たち)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Five「The Moms and Dads(ママとパパ)」.
- ^ a b c Eckert, AJ. (July 18, 2021). “Irreversible Damage to the Trans Community: A Critical Review of Abigail Shrier's Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters (Part Two)” (英語). Science-Based Medicine. New England Skeptical Society. July 19, 2021閲覧。 ※記事「(Part One)」あり。
- ^ Shrier 2020, Chapter Two「The Puzzle(謎)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Three「The Influencers(インフルエンサー)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Four「The Schools(学校)」.
- ^ a b c Shrier 2020, Chapter Eight「The Promoted and the Demoted(上がった人下がった人)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Eleven「The Way Back(あと戻り)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Six「The Shrinks(精神科医)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Seven「The Dissidents(反対派)」.
- ^ “Glossary of LGBT Terms for Health Care Teams” (PDF). the National LGBT Health Education Center. 2024年4月5日閲覧。
- ^ “MTF glossary”. Member Resource Center Plume (2023年3月26日). 2024年4月5日閲覧。
- ^ “トランスジェンダーとは?特徴・診断方法を解説|勘違いされることもある?”. Spaceship Earth (2023年10月18日). 2024年4月5日閲覧。
- ^ a b Shrier 2020, Chapter Ten「The Regret(後悔)」.
- ^ Shrier 2020, Chapter Nine「The Transformation(身体の改造)」.
- ^ Strimpel, Zoe (2022年4月30日). “Abigail Shrier: Taking on the trans lobby has made me Public Enemy No 1” (英語). The Telegraph 2023年12月23日閲覧。
- ^ a b c d Lovell, Rose (July 2, 2021). “Abigail Shrier's Irreversible Damage: A Wealth of Irreversible Misinformation” (英語). Science-Based Medicine. New England Skeptical Society. July 5, 2021閲覧。
- ^ Shrier 2020, はじめに「伝染(contagion)」.
- ^ a b c d e “The Dangerous Inversions of the Debate Around Trans “Censorship””. The New Republic (2020年11月23日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ “Coming Out as Trans Isn’t a Teenage Fad”. The New York Times (2019年6月8日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ a b c “Abigail Shrier”. GLAAD (2023年4月21日). 2024年4月11日閲覧。
- ^ Ashley, Florence (July 2020). “A critical commentary on 'rapid-onset gender dysphoria'” (英語). The Sociological Review 68 (4): 779–799. doi:10.1177/0038026120934693. ISSN 0038-0261 .
- ^ Littman, Lisa (2018). “Parent reports of adolescents and young adults perceived to show signs of a rapid onset of gender dysphoria” (英語). PLOS ONE (Public Library of Science) 13 (8): e0202330. Bibcode: 2018PLoSO..1302330L. doi:10.1371/journal.pone.0202330. ISSN 1932-6203. PMC 6095578. PMID 30114286 .
- ^ Yurcaba, Jo (4 August 2022). "'Social contagion' isn't causing more youths to be transgender, study finds" (英語). NBCnews. 2023年11月14日閲覧。
- ^ “GROUP DYNAMICS AND DIVISION OF LABOR WITHIN THE ANTI-LGBTQ+ PSEUDOSCIENCE NETWORK”. 南部貧困法律センター(SPLC) (2023年12月12日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ Ashley, Florence; Baril, Alexandre (22 March 2018). "Why 'rapid-onset gender dysphoria' is bad science". The Conversation (英語). 2018年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月5日閲覧。
- ^ McLamore, Quinnehtukqut (23 January 2023). "The real reason why there's a global rise in trans youth". Aeon (英語). Aeon Media Group. 2023年11月14日閲覧。
- ^ a b c d “Miss gender – A book on transitioning girls is denounced as transphobic” (英語). The Economist (London). (2020-11-26). ISSN 0013-0613 2022年12月30日閲覧。.
- ^ a b c Italie, Hillel (2021年7月15日). “Booksellers association apologizes for anti-trans mailing” (英語). AP通信 2022年1月1日閲覧。
- ^ “About Regnery Publishing”. Regnery Publishing. 2024年4月9日閲覧。
- ^ Duesberg, Peter (1996). Inventing the AIDS Virus(エイズ・ウイルスの発明). Washington, DC: Regnery Publishing. ISBN 0-89526-470-6
- ^ “Green Hell How Environmentalists Plan to Control Your Life and What You Can Do to Stop Them(グリーン・ヘル:環境保護主義者はいかにしてあなたの生活をコントロールしようと企んでいるのか?)Steven_Milloy”. Regnery Publishing. 2024年4月9日閲覧。
- ^ “Icons of Evolution Science or Myth? Why Much of What We Teach About Evolution Is Wrong(進化のアイコン 科学か神話か?進化論について教えていることの多くが間違っている理由)ジョナサン・ウェルズ”. Regnery Publishing. 2024年4月12日閲覧。
- ^ Williams, Lance (21 July 2017). "The Alt-Right Side of History Will Prevail" (英語). Mother Jones. 2024年1月4日閲覧。
- ^ “Political Books”. Regnery Publishing. 2024年4月12日閲覧。
- ^ Milliot, Jim (2021年8月12日). “Regnery Has Strong Second Quarter” (英語). Publishers Weekly. PWxyz, LLC. 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b c d e Beattie, Tina (March 10, 2021). “No Turning Back” (英語). The Tablet 275 (9393): 25. ISSN 0039-8837 2021年10月17日閲覧。.
- ^ a b Johnson, Chris (2021年3月16日). “Abigail Shrier tapped by Republicans as witness for Equality Act hearing” (英語). Washington Blade. 2024年1月6日閲覧。
- ^ Shrier, Abigail. “EQUALITY ACT TESTIMONY (Abigail Shrier)” (pdf) (英語). United States Senate Committee on the Judiciary (Senate Judiciary Committee). 2024年1月6日閲覧。
- ^ Ellis, Philip (July 22, 2020). “Joe Rogan Is Spreading Transphobic Hate Speech and It's Putting Lives in Danger” (英語). Men's Health (Hearst Communications). ISSN 1054-4836 December 19, 2020閲覧. "Shrier invalidated the lived experience of trans and nonbinary kids and teens, and made numerous dangerous, entirely unsound false equivalencies. She compared transitioning among teenagers to historic adolescent phenomena such as eating disorders, self-harm, and (bafflingly) the occult, calling this age group 'the same population that gets involved in cutting, demonic possession, witchcraft, anorexia, bulimia.' She even described wanting to transition as a 'contagion' with the potential to infect other children with the same ideas, drawing yet more scientifically baseless parallels with eating disorders."
- ^ a b “#1509 Abigail Shrier”. The Joe Rogan Experience. 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b Cox, Joseph; Maiberg, Emanuel (September 16, 2020). “Spotify CEO Defends Keeping Transphobic Joe Rogan Podcasts Online” (英語). Vice December 19, 2020閲覧。
- ^ Quah, Nicholas (2020年11月3日). “Should Spotify Be Responsible for What Joe Rogan Does?” (英語). Vulture December 27, 2020閲覧。
- ^ Steele, Anne (October 31, 2020). “Joe Rogan's Podcast Sparks Tensions Inside Spotify” (英語). The Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. オリジナルのOctober 31, 2020時点におけるアーカイブ。
- ^ “Gender Activists Are Trying to Cancel My Book. Why is Silicon Valley Helping Them?”. Quillette author= Abigail Shrier (2020年11月7日). 2024年4月11日閲覧。
- ^ a b c “トランスジェンダー差別助長につながる書籍の刊行が中止に”. PRIDE JAPAN. OUT JAPAN (2023年12月6日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ Chase (15 September 2020). apology for transphobic book involvement. YouTube (英語). uppercaseCHASE1. 2024年1月6日閲覧。
- ^ “1/? Lots has happened in the last 3 days and I want to clear up some things I was interviewed for a book under the impression that it was to help trans youth who deal with dysphoria. The interview was great and I felt no red flags. Fast forward to a year later”. Chase Ross - Twitter (2020年9月14日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ Pavia, Will (November 21, 2020). “Author Abigail Shrier faces threats after warning of trans epidemic” (英語). サンデー・タイムズ. ISSN 0140-0460. オリジナルのNovember 21, 2020時点におけるアーカイブ。
- ^ Hourican, Emily (January 17, 2021). “Girls who would be boys: The rise in teen gender dysphoria” (英語). Irish Independent. ISSN 0021-1222 January 19, 2021閲覧。
- ^ a b c Kearns, Madeleine (2020-10-19). “The Beginning of Gender” (英語). National Review 72 (19): 36–39. ISSN 0028-0038 2023年12月13日閲覧。.
- ^ Patterson, Christina (January 3, 2021). “Irreversible Damage by Abigail Shrier review — the risks of transgender activism” (英語). サンデー・タイムズ. オリジナルのJanuary 3, 2021時点におけるアーカイブ。 January 19, 2021閲覧。
- ^ a b c Riley, Naomi Schaefer (2020-06-16). “The Trans Cult” (英語). Commentary. ISSN 0010-2601 December 27, 2020閲覧。.
- ^ a b Turner, Janice (December 30, 2020). “Irreversible Damage by Abigail Shrier review — resisting the 'transgender craze'” (英語). The Times. オリジナルのDecember 30, 2020時点におけるアーカイブ。 December 13, 2023閲覧。
- ^ a b c Fonseca, Sarah (January 17, 2021). “The Constitutional Conflationists: On Abigail Shrier's 'Irreversible Damage' and the Dangerous Absurdity of Anti-Trans Trolls” (英語). Los Angeles Review of Books January 19, 2021閲覧。
- ^ “Cold comforts – Our books of the year” (英語). The Economist. (2020-12-03). ISSN 0013-0613 December 30, 2022閲覧。.
- ^ “The 33 best books of 2021 — from every genre”. サンデー・タイムズ (2020年12月1日). 2024年4月12日閲覧。
- ^ a b “Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters” (英語). The Thinking Conservative (2020年6月30日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b Ferguson, Christopher J. (January 19, 2021). “A Review of 'Irreversible Damage' by Abigail Shrier” (英語). Psychology Today. Sussex Publishers. December 13, 2023閲覧。
- ^ a b Lovell, Rose (2021年9月2日). “About those “19 errors,” part one”. Science-Based Medicine. 2024年4月11日閲覧。
- ^ a b Eckert, AJ (2021年9月5日). “About those “19 Errors,” Part Two”. Science-Based Medicine. 2024年4月11日閲覧。
- ^ a b c d e Glaser, April (2021年7月14日). “Amazon workers petition and two quit over anti-LGBTQ book sales” (英語). NBC News. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c Long, Katherine Anne (May 3, 2021). “Amazon overrules employees' calls to stop selling book questioning mainstream treatment for transgender youth” (英語). シアトル・タイムズ. ISSN 0745-9696 October 9, 2021閲覧。
- ^ a b c Valens, Ana (November 13, 2020). “Bari Weiss Defends Transphobic Book Pulled From Target” (英語). The Daily Dot 2024年1月10日閲覧。
- ^ a b c d Valens, Ana (November 16, 2020). “Target restocked a transphobic book because of money—not 'censorship'(ターゲットがトランスフォビア本を再入荷した理由は「検閲」ではなく「お金」のため)” (英語). The Daily Dot December 28, 2020閲覧。
- ^ a b c Factora, James (2020年11月17日). “Target Removed a Transphobic Book From Shelves — Then Replaced It a Day Later” (英語). them. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “Amazon sales of a transphobic book revives greater free speech debate”. Salon.com (2021年7月22日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ a b c d e f “חופש השיסוי” (ヘブライ語). The Seventh Eye (2023年8月7日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ נועה לימונה (2023年6月5日). “"נזק בלתי הפיך" הוא פנייה מניפולטיבית לנקודה הפגיעה ביותר שלנו(「回復不能なダメージ」は、私たちの最も弱い部分への操作的な訴えだ)” (ヘブライ語). ハアレツ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e יעקב גולדברג (2023年6月14日). “"נזק בלתי הפיך": המדרון החלקלק שתחילתו בשמרנות וסופו בקונספירציות(「回復不能なダメージ」:保守主義から始まり陰謀で終わる滑りやすい坂道)” (ヘブライ語). Mako. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “LGBTQ理解増進法案「かなり後退」内容修正へ 合意ほごに動く自民の思惑は? 「性自認」巡る<Q&A>も”. 東京新聞 (2023年5月11日). 2024年4月3日閲覧。
- ^ “LGBTQ用語解説 性自認”. OUT JAPAN. 2024年4月3日閲覧。
- ^ Fox, Max (2022年10月26日). “Learning From the "Bad Gays" of History” (英語). The Nation (New York). ISSN 0027-8378 2023年9月28日閲覧。
- ^ Plunkett, Anna B.; Zepeda Gil, Raúl. "Historian and co-author of 'Bad Gays' discusses theories of identity and sexuality with students". King's College London (英語). 2023年11月12日閲覧。
- ^ a b “אזהרת תוכן: נזק בלתי הפיך(内容に関する警告 :回復不能なダメージ)” (ヘブライ語). Haokets (2023年7月4日). 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b Hall, Harriet (June 17, 2021). “Trans Science: A review of Abigail Shrier's Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters” (英語). Skeptic. December 13, 2023閲覧。
- ^ Carrión, Francisco (2021年9月14日). “"La ley trans española será un desastre para las jóvenes. Son soldados de una completa revolución social"” (スペイン語). El Independiente. 2023年5月29日閲覧。
- ^ “A nemváltoztatástól nem lesznek boldogabbak a lázadó tinédzserek” (ハンガリー語). Híradó. MTVA (Médiaszolgáltatás-támogató és Vagyonkezelő Alap) (2021年2月17日). 2024年1月9日閲覧。
- ^ “Irreversibler Schaden: Wie der Transgenderwahn unsere Töchter verführt”. medimops. 2024年3月31日閲覧。
- ^ Harkov, Lahav (2023年5月23日). “Trans activists shut down book launch, sparking free speech debate” (英語). The Jerusalem Post | JPost.com. 2023年5月29日閲覧。
- ^ “Japan firm nixes translation of U.S. book questioning trans surgery” (英語). 共同通信 (2023年12月6日). 2024年1月5日閲覧。
- ^ a b O'Donovan, Caroline (June 1, 2022). “Amazon employees protest the sale of books they say are anti-trans” (英語). ワシントン・ポスト. ISSN 0190-8286 June 2, 2022閲覧。
- ^ a b c Iati, Marisa (July 16, 2021). “Booksellers association apologizes for 'violent' distribution of 'anti-trans' title” (英語). ワシントン・ポスト. ISSN 0190-8286 July 23, 2021閲覧。
- ^ “Amazon workers quit after company won't ban book that mentions transgender 'craze'” (英語). Washington Examiner (2021年7月14日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ “Amazon will not remove book advocates say endangers transgender youth”. NBCnews (2021年5月6日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ a b Kirchick, James (March 31, 2021). “The Disintegration of the ACLU” (英語). The Tablet. ISSN 1551-2940 October 17, 2021閲覧。
- ^ Shrier, Abigail (2020年11月15日). “Does the ACLU Want to Ban My Book?”. Wall Street Journal. 2024年1月8日閲覧。
- ^ a b c “Protesters decry Hebrew edition launch of book criticizing ‘transgender craze’(「トランスジェンダーの流行」を批判するヘブライ語版の出版に抗議する人々)”. The Times of Israel (2023年5月29日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ לינדה דיין (2023年5月23日). “אירוע בהשתתפות הסופרת הטרנספובית אביגייל שרייר בוטל בגלל "הסתה"(トランスフォビアの作家アビゲイル・シュライアーが参加したイベントが「憎悪扇動」のため中止に)” (ヘブライ語). ハアレツ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b חיים לוינסון (2023年5月29日). “פעילי הימין באו למלחמה. ואז נער טרנסג'נדר עם כיפה קם לדבר(フードをかぶったトランスジェンダーの若者が立ち上がって演説した)” (ヘブライ語). ハアレツ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ לינדה דיין (2023年5月28日). “"אנחנו בני אדם, לא מחלה": מאות מפגינים נגד השקת ספר טרנספובי(「病気ではなく人間」:トランスフォビア本の出版に抗議する数百人の人々)” (ヘブライ語). ハアレツ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ אורי סלע (2023年5月29日). “"אנחנו בני אדם - לא מחלה": מאות מפגינים נגד השקת ספר טרנספובי ברמת גן(「私たちは人間であり、病気ではない:ラマト・ガンでトランスフォビア本の出版に反対する数百人の抗議者)” (ヘブライ語). Walla!. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d “トランスジェンダーに関する本の発売中止要求 産経新聞出版に脅迫”. 朝日新聞 (2024年3月30日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ a b “「トランスジェンダーになりたい少女たち」 発行元や複数の書店に放火の脅迫、被害届提出”. 産経新聞 (2024年3月30日). 2024年3月31日閲覧。
- ^ a b “「トランスジェンダーになりたい少女たち」発売開始 「表現の自由脅かす前例作らない」”. 産経新聞 (2024年4月3日). 2024年4月3日閲覧。
- ^ a b c 「KADOKAWAがトランスジェンダーめぐる本の刊行中止 批判受け」『朝日新聞デジタル』朝日新聞、2023年12月5日。2023年12月22日閲覧。
- ^ 西山守 (2023年12月13日). “カドカワ本発売中止も…LGBTQ炎上論争の現在地”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b “KADOKAWA、トランスジェンダーに関する書籍を発行中止 SNSで議論や批判”. ITmedia NEWS. アイティメディア株式会社 (2023年12月6日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ 小林えみ (2023年12月4日). “『あの子もトランスジェンダーになった』刊行に関して、KADOKAWAへ「トランスジェンダー差別助長につながる書籍刊行に関しての意見書」を国内外の出版関係者24名による賛同コメントをつけて提出しました。”. 小林えみ - X. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b 二階堂友紀「KADOKAWAが刊行中止「扇情的なタイトル、意図通じず」 トランスジェンダーに関する翻訳本」『朝日新聞』2024年3月29日、第13版。
- ^ a b “「本も映画も問題作はNG」カドカワ夏野剛社長は”逃げオジ”だった”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2023年12月27日). 2024年1月2日閲覧。 ※初出『週刊文春』2023年12月21日号。
- ^ a b c “【核心レポート】KADOKAWA「逃げ腰」の背景にある“独裁者への忖度”というお家芸《“トランスジェンダー本”刊行中止、映画「月」から撤退》夏野社長は直撃に…”. 週刊文春電子版. 文藝春秋 (2023年12月28日). 2024年1月2日閲覧。
- ^ 昼間たかし (2023年12月19日). “発売中止の「トランスジェンダー本」には何が書かれているのか…原書を読んだ記者が思ったこと”. 日刊SPA!. 扶桑社. 2024年1月2日閲覧。
- ^ 百田尚樹 (2023年12月7日). “今、ゲラを読んでます。 出版されるべき本です!”. 百田尚樹 - X. 2023年12月29日閲覧。
- ^ a b 島田洋一「【日本言論の重大危機!】KADOKAWA出版中止本の真実」『月刊Hanada』2024年2月号、飛鳥新社、2023年12月。
- ^ 島田洋一 (2023年12月6日). “私も推薦を頼まれていて他人事ではない。刊行すべき。担当編集者からの私信の一節を私の責任で公開する。 「本当に申し訳ございません。ふがいなく情けないです」”. 島田洋一 - X. 2023年12月29日閲覧。
- ^ 徳永信一 (2023年12月11日). “例えば、僕にも協力の依頼があった。その内容を知って喜んで協力すると約した。どうしてそれがトランスヘイトを煽る意図と繋げられるのか。”. 弁護士 徳永信一 - X. 2023年12月29日閲覧。
- ^ 三枝玄太郎 (2023年12月6日). “実は角川の書籍担当者から「発売になった暁には妨害が予想されるので、SNSで助太刀してほしい」と手紙が届いていた。当方はそのつもりでいたが、先に角川が自主規制してどうする!! 担当者の処遇が心配だ。”. 三枝玄太郎 - X. 2023年12月29日閲覧。
- ^ ナザレンコ・アンドリー (2023年12月7日). “実は、二週間程前に、KADOKAWAの担当者から手紙と本の原稿を頂きました。出版にあたり凄まじい弾圧と妨害が予想されるから、共感頂きましたら、サポートしてほしいと まだ3分の1しか読んでないが、これは間違いなくベストセラーになれた本だ。完読後、一番大事な主張を皆様に紹介する。検閲に負けぬ”. ナザレンコ・アンドリー - X. 2023年12月29日閲覧。
- ^ a b 竹内久美子 (2023年12月4日). “角川書店よりゲラ刷りが送られてきて、内容を知ることができました。 学校、医療、製薬会社などがグルになってつくる女子のトランスジェンダーブーム。 いったん乗ると後戻りは難しく、生殖機能を失うことにも。 背後にいるのはあの勢力。 日本もLGBT法成立により同じ道をたどることになるかも。”. 竹内久美子 - X. 2023年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月29日閲覧。
- ^ 奥原慎平 (2023年12月9日). “KADOKAWAジェンダー本中止「伝統社会切り崩す人の不都合な真実」島田洋一氏”. 産経新聞. 2024年4月2日閲覧。
- ^ 島田洋一『腹黒い世界の常識』飛鳥新社、2023年7月。ISBN 978-4-86410-938-3。
- ^ Abigail Shrier (2023年12月6日). “Kadokawa, my Japanese publisher, are very nice people. But by caving to an activist-led campaign against IRREVERSIBLE DAMAGE, they embolden the forces of censorship. America has much to learn from Japan, but we can teach them how to deal with censorious cry-bullies.”. Abigail Shrier - X. 2024年1月2日閲覧。
- ^ 奥原慎平 (2023年12月6日). “KADOKAWA トランスジェンダー書籍 刊行中止に 著者「活動家主導のキャンペーンに屈した」”. 産経ニュース. 産経新聞. 2024年1月2日閲覧。
- ^ “「検閲を助長」と著者がKADOKAWA批判”. 世界日報 (2023年12月6日). 2023年12月29日閲覧。
- ^ 佐渡道世 (2023年12月9日). “KADOKAWAが出版中止した話題の書籍 著者が伝えたかった「取り返しのつかない傷」とは”. 大紀元時報. 2024年1月2日閲覧。
- ^ 奥原慎平 (2023年12月6日). “KADOKAWAジェンダー本の刊行中止「抗議して委縮させるのは卑怯」 武蔵大の千田有紀教授”. 産経ニュース. 産経新聞. 2023年12月8日閲覧。
- ^ 林智裕 (2024年3月29日). “〈注目〉こんなに怖い「キャンセルカルチャー」KADOKAWAのトランスジェンダーに関する本はなぜ、出版中止となったのか?”. WEDGE. 2024年4月3日閲覧。
- ^ “産経抄 現代の焚書と損なわれる知る権利”. 産経新聞 (2023年12月9日). 2024年1月2日閲覧。
- ^ 佐々木俊尚 (2023年12月8日). “焚書された本への海外の批判的書評。「本書はシュライアーが不快と危険を感じる世界観に対する中傷をまとめ上げたものにすぎない」。刊行されなければこういう議論もできない”. 佐々木俊尚 - X. 2024年1月2日閲覧。
- ^ 辛淑玉; 北丸雄二「KADOKAWAヘイトビジネス 辛淑玉×北丸雄二【マイノリティ・リポート】」『YouTube』、デモクラシータイムス、2023年12月17日 。2024年1月10日閲覧。
- ^ “After trans activists intimidated my Japanese publisher into cancelling the publication of IRREVERSIBLE DAMAGE, a bidding war ensued among multiple publishers for the rights. Japanese edition forthcoming!”. Abigail Shrier - X (2024年2月10日). 2024年2月11日閲覧。
- ^ “中止のトランス邦訳書を刊行へ 産経新聞出版、4月に”. 共同通信 (2024年3月5日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b c 窪田順生 (2024年4月4日). “『トランスジェンダーになりたい少女たち』が脅迫でバカ売れ!「焚書」を求める人たちのバグった正義感”. ダイヤモンド・オンライン. 2024年4月6日閲覧。
- ^ “米書のトランスジェンダー本出版を決断「冷静な議論の機会は今後の日本のために必要」産経新聞出版・瀬尾編集長に聞く”. 産経新聞社 夕刊フジ (2024年3月11日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ “脅迫のトランスジェンダー本「安全確保できぬ」書店で販売自粛広がる アマゾンは総合1位”. 産経新聞 (2024年4月3日). 2024年4月4日閲覧。
- ^ 千田有紀 (2024–4-05). “千田友紀さんのページ”. Yahoo!ニュース. 2024年4月6日閲覧。
- ^ “「批判する人は中身読んでいない」脅迫されたトランスジェンダー本監訳者「学術価値高い」”. 産経新聞 (2024年4月4日). 2024年4月3日閲覧。
- ^ a b 岩波明の解説(p324-332)より アビゲイル・シュライアー, 岩波明(監訳), (以下共訳)村山美雪, 高橋知子, 寺尾まち子『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』産経新聞出版、2023年12月20日、324-332頁。ISBN 978-4819114349。
- ^ Shrier, Abigail (2020) (英語). Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters. Regnery Publishing. ISBN 978-1-68451-031-3. "Her mothers were a little unnerved by the extent to which Julie seemed to revere her new friend. After school, Julie would often meet up with Lauren, who introduced her to anime, computer-animated images of anthropomorphized creatures. “I had no idea it was tied into this whole trans culture,” Shirley said to me. Online, Julie began to visit DeviantArt, an art-sharing website with a large transgender following and a lot of gender ideology in its comments section.”4(母親は、娘のジュリーが新しい友人ローレンに夢中になり、アニメや擬人化された生き物のCGと繋がるトランスカルチャー文化に傾倒していったことに不安を感じた。)"