岩手二日町駅
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岩手二日町駅[* 1] | |
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駅出入口(2023年10月) | |
いわてふつかまち Iwate-Futsukamachi | |
◄荒谷前 (2.9 km) (1.8 km) 綾織► | |
所在地 | 岩手県遠野市綾織町下綾織[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 39.3 km(花巻起点) |
電報略号 | フツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)12月15日[1][2] |
備考 | 無人駅[1][3] |
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岩手二日町駅(いわてふつかまちえき)は、岩手県遠野市綾織町下綾織[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
歴史
花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により1914年(大正3年)12月15日に鱒沢 - 遠野間延伸と共に二日町停留場として開業した[2]。当初は762ミリメートル特殊狭軌の軽便鉄道であった[2]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067ミリメートル軌間への改軌工事が進められた[2]。しかし、第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足して改軌工事は一旦中止となった[4]。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工して1949年(昭和24年)12月10日に遠野までの1,067ミリメートルへの改軌工事が完成した[4]。
年表
- 1914年(大正3年)12月15日:岩手軽便鉄道により二日町停留場として開業[2]。
- 1924年(大正13年)12月16日:岩手二日町駅に改称[5]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[2]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる[4]。
- 1949年(昭和24年)12月10日:1,067ミリメートル軌間への改軌工事が完成[4]。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる[4]。
- 1962年(昭和37年)11月1日:貨物の取り扱いを廃止[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の扱いを廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる[4][6]。
- 1993年(平成5年)10月1日:CTC化により無人化[3]、交換設備撤去。岩手二日町駅長が廃止され、遠野駅長管理下となる。
- 2018年(平成30年)6月1日:遠野駅の業務委託化に伴い、北上駅長管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][7]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、北上駅管理の無人駅である[3]。元々は交換可能駅であった。
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待合室(2023年10月)
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ホーム(2023年10月)
駅周辺
- 二日町簡易郵便局
- 光明寺
- 国道283号
- 猿ヶ石川
- 岩手県交通「二日町」停留所
- 綾織新田遺跡
- 田屋の大杉(約7.1メートル、高さ約30メートル、樹齢(じゅれい)約1500年)
- 続石(田屋の大杉とともに遠野市の天然記念物に指定)
その他
- エスペラントによる、「Farmista Domo(ファルミスタ・ドーモ:農家)」という愛称がついている。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e “駅の情報(岩手二日町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- ^ a b c 「JR釜石線自動制御に移行 7駅が無人化 地元に不満残したまま」『岩手日報』岩手日報社、1993年10月2日、夕刊、2面。
- ^ a b c d e f 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
- ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1924年12月20日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、492-493頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
参考文献
- 白土 貞夫「岩手軽便鉄道 歴史拾遺」『鉄道ピクトリアル』No.813(2009年1月) pp.130 - 137 電気車研究会
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(岩手二日町駅):JR東日本