鵜方駅
鵜方駅 | |
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南口(2021年) | |
うがた Ugata | |
◄M90 志摩横山 (0.9 km) (1.8 km) 志摩神明 M92► | |
所在地 | 三重県志摩市阿児町鵜方1670-2 |
駅番号 | M91 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | M 志摩線 |
キロ程 |
21.3km(鳥羽起点) 伊勢中川から62.8 km |
電報略号 | ウカ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
960人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月23日 |
鵜方駅(うがたえき)は、三重県志摩市阿児町鵜方にある、近畿日本鉄道(近鉄)志摩線の駅である[1]。駅番号はM91。
志摩市の代表駅である。志摩スペイン村の現在の最寄り駅である。冬季になると駅前には地元有志によるイルミネーションが併設される。
歴史
志摩地方の玄関口に位置づけられる駅であるが、1960年代後半に開発されるまで駅の南側一帯は水田地帯であった[1]。
年表
- 1929年(昭和4年)7月23日:志摩電気鉄道の鳥羽 - 真珠港(現在は廃止)間開通時に開業[2]。
- 1944年(昭和19年)2月11日:志摩電気鉄道ほか6社合併により、三重交通志摩線の駅となる[2][3]。
- 1964年(昭和39年)2月1日:三重交通の鉄道事業の分離譲渡により三重電気鉄道の駅となる[2]。
- 1965年(昭和40年)4月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[2]。
- 1969年(昭和44年)12月10日:改良工事のため営業休止、バス代行を実施[2]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:標準軌化し営業再開[2]。
- 1988年(昭和63年)3月6日:当駅から志摩神明駅まで複線化[4]。
- 1993年(平成5年)6月1日:志摩磯部駅から当駅まで複線化[4]。
- 1994年(平成6年)3月27日:ホームの幅員を拡張し、橋上駅舎化[4]。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始[5]。
- 2015年(平成27年)8月1日:自動改札機導入。
- 2016年(平成28年)5月21日 - 5月28日:第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催に伴い、当駅 - 賢島間で運休[6][7][8]。
- 2023年(令和5年)2月11日 - 4月2日:「近鉄×周央サンゴ」コラボ企画を実施[9]。
- 2024年(令和6年)2月10日 - 5月10日:「周央サンゴ×壱百満天原サロメ×近鉄」コラボ企画を実施[10][11]。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する。ホーム有効長は8両。改札は3階、ホームは1階に設けられている。改札口は1箇所のみ。出入口は南北双方に設けられており、南側にはバスロータリーがある。開業当時は北口が駅の正面であったが、1960年代後半から北側の混雑解消のために南側が開発され、以降南口が正面となった[1]。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | M 志摩線 | 下り | 賢島方面[12] |
2 | 上り | 伊勢中川・白塚・近鉄名古屋・大阪難波・京都方面[12] |
駅営業・設備面
- 鳥羽駅管理の有人駅。
- 特急券・定期券ともに窓口にて購入可能[13]。
- 自動改札機が設置されており、PiTaPa、ICOCA、manacaなど全国相互利用IC乗車カードが使用できる。
- 1階南口に土産物店、軽食堂ラ・ペルル鵜方店(賢島宝生苑の運営[14])、南口と改札を結ぶ階段の途中にコインロッカー、3階改札外に近鉄リテーリング運営のファミリーマート[13]、3階待合室奥に志摩市観光協会本部がある。
- トイレは改札内にあり、男女別の水洗式。
停車列車
- 全ての定期旅客列車が停車する[15]。
当駅乗降人員
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[16]。
- 2023年11月7日:1,485人
- 2022年11月8日:1,624人
- 2021年11月9日:1,347人
- 2018年11月13日:2,012人
- 2015年11月10日:1,956人
- 2012年11月13日:1,930人
- 2010年11月9日:1,814人
- 2008年11月18日:2,103人
- 2005年11月8日:2,273人
利用状況
「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[17]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 1,638 |
1998年 | 1,540 |
1999年 | 1,467 |
2000年 | 1,437 |
2001年 | 1,375 |
2002年 | 1,302 |
2003年 | 1,260 |
2004年 | 1,213 |
2005年 | 1,115 |
2006年 | 1,110 |
2007年 | 1,194 |
2008年 | 1,213 |
2009年 | 1,136 |
2010年 | 1,057 |
2011年 | 1,003 |
2012年 | 1,006 |
2013年 | 1,083 |
2014年 | 971 |
2015年 | 1,012 |
2016年 | 1,032 |
2017年 | 1,003 |
2018年 | 973 |
2019年 | 960 |
2020年 | 644 |
鵜方駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(鵜方駅) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果:人/日 | 特 記 事 項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1958年(昭和33年) | 203,750 | ←←←← | 375,535 | 579,285 | |||
1959年(昭和34年) | ←←←← | ||||||
1960年(昭和35年) | ←←←← | ||||||
1961年(昭和36年) | ←←←← | ||||||
1962年(昭和37年) | ←←←← | ||||||
1963年(昭和38年) | ←←←← | ||||||
1964年(昭和39年) | ←←←← | ||||||
1965年(昭和40年) | 242,970 | ←←←← | 251,334 | 494,304 | |||
1966年(昭和41年) | 198,540 | ←←←← | 176,264 | 374,804 | |||
1967年(昭和42年) | 195,090 | ←←←← | 166,705 | 361,795 | |||
1968年(昭和43年) | 158,670 | ←←←← | 164,003 | 322,673 | |||
1969年(昭和44年) | 143,670 | ←←←← | 167,711 | 311,381 | 改良工事のため営業休止(バス代行) | ||
1970年(昭和45年) | 193,860 | ←←←← | 354,460 | 548,320 | 標準軌化し営業再開 | ||
1971年(昭和46年) | 226,020 | ←←←← | 370,766 | 596,786 | |||
1972年(昭和47年) | 258,510 | ←←←← | 428,695 | 687,205 | |||
1973年(昭和48年) | 266,430 | ←←←← | 483,759 | 750,189 | |||
1974年(昭和49年) | 306,090 | ←←←← | 506,296 | 812,386 | |||
1975年(昭和50年) | 301,020 | ←←←← | 484,288 | 785,308 | |||
1976年(昭和51年) | 308,250 | ←←←← | 469,946 | 778,196 | |||
1977年(昭和52年) | 290,820 | ←←←← | 470,444 | 761,264 | |||
1978年(昭和53年) | 303,540 | ←←←← | 472,370 | 775,910 | |||
1979年(昭和54年) | 310,740 | ←←←← | 486,567 | 797,307 | |||
1980年(昭和55年) | 331,290 | ←←←← | 487,886 | 819,176 | |||
1981年(昭和56年) | 315,540 | ←←←← | 472,831 | 788,371 | |||
1982年(昭和57年) | 283,830 | ←←←← | 461,442 | 745,272 | 11月16日 | 3,115 | |
1983年(昭和58年) | 297,390 | ←←←← | 455,667 | 753,057 | 11月8日 | 3,587 | |
1984年(昭和59年) | 297,180 | ←←←← | 453,595 | 750,775 | 11月6日 | 3,343 | |
1985年(昭和60年) | 297,960 | ←←←← | 451,509 | 749,469 | 11月12日 | 3,501 | |
1986年(昭和61年) | 289,860 | ←←←← | 452,519 | 742,379 | 11月11日 | 3,661 | |
1987年(昭和62年) | 304,740 | ←←←← | 432,904 | 737,644 | 11月10日 | 3,115 | |
1988年(昭和63年) | 330,930 | ←←←← | 431,159 | 762,089 | 11月8日 | 3,453 | |
1989年(平成元年) | 345,420 | ←←←← | 435,902 | 781,322 | 11月14日 | 3,492 | |
1990年(平成2年) | 353,640 | ←←←← | 461,054 | 814,694 | 11月6日 | 4,097 | |
1991年(平成3年) | 328,020 | ←←←← | 449,878 | 777,898 | |||
1992年(平成4年) | 295,020 | ←←←← | 427,885 | 722,905 | 11月10日 | 3,880 | |
1993年(平成5年) | 270,330 | ←←←← | 401,415 | 671,745 | |||
1994年(平成6年) | 307,230 | ←←←← | 424,302 | 731,532 | |||
1995年(平成7年) | 288,360 | ←←←← | 382,703 | 671,063 | 12月5日 | 2,980 | |
1996年(平成8年) | 274,800 | ←←←← | 359,231 | 634,031 | |||
1997年(平成9年) | 269,610 | ←←←← | 328,091 | 597,701 | |||
1998年(平成10年) | 271,230 | ←←←← | 290,844 | 562,074 | |||
1999年(平成11年) | 265,650 | ←←←← | 271,113 | 536,763 | |||
2000年(平成12年) | 259,320 | ←←←← | 265,067 | 524,387 | |||
2001年(平成13年) | 252,420 | ←←←← | 249,343 | 501,763 | |||
2002年(平成14年) | 249,390 | ←←←← | 225,917 | 475,307 | |||
2003年(平成15年) | 246,510 | ←←←← | 214,728 | 461,238 | |||
2004年(平成16年) | 242,070 | ←←←← | 200,614 | 442,684 | |||
2005年(平成17年) | 212,850 | ←←←← | 194,155 | 407,005 | 11月8日 | 2,273 | |
2006年(平成18年) | 207,630 | ←←←← | 197,519 | 405,149 | |||
2007年(平成19年) | 194,370 | ←←←← | 242,703 | 437,073 | 志摩スペイン村へのバス接続駅となる | ||
2008年(平成20年) | 190,080 | ←←←← | 252,781 | 442,861 | 11月18日 | 2,103 | |
2009年(平成21年) | 179,400 | ←←←← | 235,206 | 414,606 | |||
2010年(平成22年) | 173,250 | ←←←← | 212,734 | 385,984 | |||
2011年(平成23年) | 172,230 | ←←←← | 194,784 | 367,014 | |||
2012年(平成24年) | 168,390 | ←←←← | 198,687 | 367,077 | 11月13日 | 1,930 | |
2013年(平成25年) | 172,410 | ←←←← | 222,803 | 395,213 | |||
2014年(平成26年) | 158,430 | ←←←← | 196,006 | 354,436 | |||
2015年(平成27年) | ←←←← | ||||||
2017年(平成29年) | ←←←← | ||||||
2018年(平成30年) | ←←←← | ||||||
2019年(令和元年) | ←←←← | ||||||
2020年(令和2年) | ←←←← | ||||||
2021年(令和3年) | ←←←← | 11月9日 | 1347 | ||||
2022年(令和4年) | ←←←← | 11月8日 | 1624 |
駅周辺
バス路線
鵜方駅前は志摩市内各町(阿児町、浜島町、大王町、志摩町、磯部町)内各所行きの路線が発着。
- 三重交通
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 70系統 宿浦
- 4番乗り場
- 5番乗り場
- 磯部地域予約運行型バス(コミュニティバス、愛称:ハッスル号)
- うみルート 志摩病院方面/的矢・志摩磯部駅・西岡医院方面 (祝日含む月・水・木のみ運行)[18]
VTuberとのコラボ企画
第1弾
2023(令和5)年2月11日から4月2日に近鉄グループの志摩スペイン村が、にじさんじ所属のVTuber周央サンゴとのコラボイベント『バーチャルアンバサダー就任! 周央サンゴ×志摩スペイン村 コラボイベント「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」』を実施するにあたり、近鉄も「近鉄×周央サンゴ」コラボ企画を実施[9]。鵜方駅では特別ステッカーの配布、等身大パネルの設置、駅構内と近鉄特急車内での特別アナウンスを実施。
-
近鉄×周央サンゴコラボにおいて鵜方駅に展示されたパネル
第2弾
2024(令和6)年2月10日から5月10日に近鉄グループの志摩スペイン村が、にじさんじ所属のVTuber周央サンゴ、壱百満天原サロメとのコラボイベント『周央サンゴ×壱百満天原サロメ×志摩スペイン村コラボイベント「みなさま~(大使二人)志摩スペインサロメンゴ村へ、来て!ですわ~!」』を実施するにあたり、近鉄も「周央サンゴ×壱百満天原サロメ×近鉄」コラボ企画を実施[10][11]。鵜方駅では特別ポストカードの配布、駅名票を2人のイラスト入りに交換。また前回から引き続き、2人の等身大パネルの設置、駅構内と近鉄特急車内での特別アナウンスを実施。
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周央サンゴ×壱百満天原サロメ×近鉄コラボにおける鵜方駅の駅名標、周央サンゴバージョン
-
周央サンゴ×壱百満天原サロメ×近鉄コラボにおける鵜方駅の駅名標、壱百満天原サロメバージョン
隣の駅
脚注
- ^ a b c 飯田竜司「みえ駅ものがたり 近鉄志摩線 鵜方 志摩地方の玄関口 田園風景が市街地に一変」中日新聞2009年4月3日付朝刊、三重版20ページ
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、354-356頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b c 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、436-437頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年3月14日閲覧。
- ^ 伊勢志摩サミット開催に伴う運転休止について 近鉄 2016年4月15日
- ^ 「賢島の規制開始5月21日で調整」中日新聞2016年3月29日付朝刊、10版1ページ
- ^ 列車自体は鵜方駅から先は回送列車として賢島駅まで運転していた。
- ^ a b “バーチャルアンバサダー就任! 周央サンゴ×志摩スペイン村 コラボイベント「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」”. 志摩スペイン村. 2024年3月24日閲覧。
- ^ a b “周央サンゴ×壱百満天原サロメ×志摩スペイン村コラボイベント「みなさま~(大使二人)志摩スペインサロメンゴ村へ、来て!ですわ~!」”. 志摩スペイン村. 2024年3月24日閲覧。
- ^ a b “「周央サンゴ×壱百満天原サロメ×近鉄」コラボ企画を実施します!”. 近畿日本鉄道. 2024年3月24日閲覧。
- ^ a b “駅の情報|鵜方”. 近畿日本鉄道. 2022年10月8日閲覧。
- ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ “会社概要”. 株式会社賢島宝生苑. 2016年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月17日閲覧。
- ^ a b c 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.150 - p.157・p.162 - p.184・p.308 - p.315・p.320 - p.342
- ^ 駅別乗降人員 志摩線 - 近畿日本鉄道
- ^ 三重県統計書 - 三重県
- ^ “磯部地域予約運行型バス ハッスル号 時刻表 うみルート(月・水・木曜日) 平成30年度(9月1日 - )”. 志摩市役所政策推進部総合政策課 (2018年9月1日). 2019年4月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報|鵜方 - 近畿日本鉄道