コロネ
コロネ | |
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チョココロネ | |
別名 | コルネ |
種類 | 菓子パン |
発祥地 | 日本 |
コロネは、日本で開発された菓子パンの一種である[1][2]。パン生地を円錐形の金属製芯(コルネ型)に巻き貝状に巻きつけて焼き上げたのち、内部にクリームを詰めたもの[1]。コルネとも呼ばれる[2][3]。チョコレートクリームを入れるとチョココロネ、カスタードクリームを入れるとクリームコロネとなる[4][2]。
フランス語で「角(つの)」を意味する「cornet(コルネ)」、もしくは英語の「cornet(コルネット)」という金管楽器にちなんで付けられたと考えている[1][2][4]。明治時代からあったといわれているが、考案者は明らかになっていない[1]。
特徴
[編集]クリームをパン生地に詰めてから焼くクリームパンやチョコレートパンなどと異なり、クリームを焼かないため、より水分の多い、みずみずしいクリームを味わえる[5][6]。
クリーム類をパンに練り込んだり、パン生地に乗せたりする欧米の調理法に対して、パンの中に空洞を作りそこにクリームを詰め込むのは日本的な調理法だと言われており[2]、饅頭に通じるものがあるとも言われている[7]。
類似しているパン
[編集]同様のものとして、イタリアにはクロワッサンのようなパンにチョコレートクリームを詰めたものがあり、コルネートと呼ばれる(en:Cornetto (pastry))。またスペイン語圏のクエルノ・デ・クレーマは、コロネと同様に生地を円錐形に巻いたパンにフィリングを入れる(en:Cream horn)。
応用製品
[編集]ソフトクリームのコーン部分をコロネに置き換えたものは「アイスコルネット」[8]や「コロネソフト」[9][10]と呼ばれている。ただしアイスコルネットはコロネ型の揚げパンを使用しており[8]、コロネソフトについてもコロネ型のクロワッサンを使用しているものなどがある[11]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “ヤマザキのミルクチョコクリームコロネその可愛いフォルムと甘~いおいしさの秘訣って?”. パンキジ. 山崎製パン (2017年7月1日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b c d e “コロネ〜日本発祥のパン〜”. 株式会社カメリヤ. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “パッと見は西洋風のチョココロネ、渦巻きの向こうに見えたのは饅頭だった”. JBpress. 日本ビジネスプレス (2014年2月14日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b 鈴木理恵子『世界のパン アレンジブック』誠文堂新光社、2013年2月20日、118頁。
- ^ “毎年大人気の「いちごコロネ」始っていますよー”. ラ・ブランジュリ キィニョン (2018年2月15日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ “チョココロネの作り方をレッスンでご紹介”. 天然酵母のパン教室ウル. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “パッと見は西洋風のチョココロネ、渦巻きの向こうに見えたのは饅頭だった”. JBpress. 日本ビジネスプレス. p. 5 (2014年2月14日). 2016年11月4日閲覧。
- ^ a b “こうしてヒット商品は生まれた! アイスコルネット 株式会社コルネット”. 日商 Assist Biz (2014年9月1日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ “白雲台に新商品登場!コロネソフトクリーム/佐渡テレビジョン”. 上越妙高タウン情報 (2021年6月25日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ カツミ (2016年8月9日). “クセになる○○○○コロネソフト”. おいでひた. 日田日記. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “夏に映える! 絶品クロワッサンコロネソフト − 吉野麦米カフェ(佐賀)”. 福岡TOUCH (2018年6月8日). 2023年4月15日閲覧。
関連項目
[編集]- アイスコルネット
- コルネット (パン) - イタリアのクロワッサン形のパン。
- クエルノ・デ・クレーマ、クリームホーン