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久居駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久居駅
駅舎
ひさい
Hisai
E41 南が丘 (2.5 km)
(1.5 km) 桃園 E43
地図
所在地 三重県津市久居新町994-6
北緯34度40分32.86秒 東経136度28分40.15秒 / 北緯34.6757944度 東経136.4778194度 / 34.6757944; 136.4778194座標: 北緯34度40分32.86秒 東経136度28分40.15秒 / 北緯34.6757944度 東経136.4778194度 / 34.6757944; 136.4778194
駅番号  E42 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 E 名古屋線
キロ程 4.8 km(伊勢中川起点)
電報略号 ヒサイ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
5,598人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1930年昭和5年)5月18日*
備考 無人駅
* 近鉄の駅としての開業日
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駅西側

久居駅(ひさいえき)は、三重県津市久居新町にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線である。駅番号はE42

歴史

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かつては、軽便鉄道中勢鉄道が乗り入れていた。中勢鉄道の久居駅は前身の大日本軌道伊勢支社によって1908年明治41年)に開業したもので、これは伊勢平野における最初期の鉄道であった[1]。しかしのちに参宮急行電鉄(近鉄名古屋線の前身の一つ)や国鉄名松線が開業すると業績が悪化し、1944年昭和19年)に廃止された[1]

年表

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駅構造

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ホーム

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は8両。橋上駅舎を持ち、改札口は1か所のみ。構内にはエレベーターも完備している。出入口は東西双方に設けられ、西口は再開発ビル「ポルタひさい」と接続している。

バスのりばは駅の西側と東側の双方にあり、三重交通バスが発着している。従来は西側のみだったが、のちに駅東側にあった国立津病院の統合・移転に伴って東側にも設置された。

地上駅時代には改札は西口と東口に分かれ、構内踏切が設置されていた。窓口などの駅の中心施設は西側にあった。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 E 名古屋線 下り 賢島方面[9]
2 上り 近鉄名古屋方面[9]

特徴

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ダイヤ面

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特急以外の全一般列車が停車しており[10]、ラッシュ時には一部の乙特急が停車する[10]

停車する特急列車の詳細:朝6時台から9時台までの近鉄名古屋行きと、近鉄名古屋駅を18時以降に発車する名伊乙特急の全列車が停車する[10]

2022年令和4年)12月17日付けのダイヤ改正で、上記に加え10時台1本と、近鉄名古屋駅を17時台に出発する1本が追加される[11]

  • 五十鈴川駅9時49分発 近鉄名古屋行き:久居駅10時20分発
  • 近鉄名古屋駅17時45分発 五十鈴川行き:久居駅18時41分発(土休日18時43分発)

日中時間帯の特急は全列車が通過しており、急行が毎時3本停車するのみであるが[10]、名古屋方面へは急行が発車した直後に乙特急や名阪甲特急が通過するため、当駅で特急券を購入した上で(津駅での接続時間が短いため)急行に乗車し、津駅での特急乗り継ぎが可能となっている[10]

駅設備・営業面

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津駅管理の無人駅で、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。

特急券・定期券は専用の自動券売機で購入可能[12]

当駅乗降人員

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近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[13]

利用状況

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「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[14]

年度 一日平均
乗車人員
1997年 5,965
1998年 5,929
1999年 5,887
2000年 5,923
2001年 5,828
2002年 5,862
2003年 5,911
2004年 5,863
2005年 5,828
2006年 5,850
2007年 5,796
2008年 5,746
2009年 5,586
2010年 5,578
2011年 5,604
2012年 5,644
2013年 5,787
2014年 5,711
2015年 5,848
2016年 5,913
2017年 5,850
2018年 5,727
2019年 5,598
2020年 4,384

久居駅の利用状況の変遷を下表に示す。

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(久居駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1950年(昭和25年) 1,029,060 ←←←← 660,896 1,689,956      
1951年(昭和26年) 1,123,710 ←←←← 673,083 1,796,793      
1952年(昭和27年) 820,020 ←←←← 663,649 1,483,669      
1953年(昭和28年) 828,930 ←←←← 603,084 1,432,014      
1954年(昭和29年) 887,390 ←←←← 610,848 1,498,238      
1955年(昭和30年) 911,490 ←←←← 589,961 1,501,451      
1956年(昭和31年) 958,020 ←←←← 577,912 1,535,932      
1957年(昭和32年) 993,780 ←←←← 604,048 1,597,828      
1958年(昭和33年) 1,051,020 ←←←← 507,543 1,558,563      
1959年(昭和34年) 1,133,760 ←←←← 482,864 1,616,624      
1960年(昭和35年) 1,281,720 ←←←← 522,051 1,803,771      
1961年(昭和36年) 1,371,270 ←←←← 542,912 1,914,182      
1962年(昭和37年) 1,508,270 ←←←← 603,741 2,110,011      
1963年(昭和38年) 1,654,020 ←←←← 640,408 2,294,428      
1964年(昭和39年) 1,819,650 ←←←← 687,854 2,507,504      
1965年(昭和40年) 1,987,200 ←←←← 702,291 2,689,491      
1966年(昭和41年) 1,979,160 ←←←← 683,481 2,662,641      
1967年(昭和42年) 2,003,070 ←←←← 659,083 2,662,153      
1968年(昭和43年) 2,021,370 ←←←← 688,744 2,710,114      
1969年(昭和44年) 2,054,100 ←←←← 735,224 2,789,324      
1970年(昭和45年) 2,037,750 ←←←← 763,968 2,801,718      
1971年(昭和46年) 1,981,470 ←←←← 759,893 2,714,363      
1972年(昭和47年) 1,971,570 ←←←← 773,351 2,744,921      
1973年(昭和48年) 1,910,460 ←←←← 799,146 2,709,606      
1974年(昭和49年) 2,132,100 ←←←← 794,916 2,927,016      
1975年(昭和50年) 2,140,080 ←←←← 776,553 2,916,633      
1976年(昭和51年) 2,008,050 ←←←← 763,893 2,771,943      
1977年(昭和52年) 1,952,130 ←←←← 787,979 2,740,109      
1978年(昭和53年) 1,898,850 ←←←← 800,123 2,698,973      
1979年(昭和54年) 1,853,430 ←←←← 812,573 2,666,003      
1980年(昭和55年) 1,851,180 ←←←← 838,469 2,689,649      
1981年(昭和56年) 1,871,580 ←←←← 823,174 2,694,754      
1982年(昭和57年) 1,828,890 ←←←← 819,990 2,648,880 11月16日 13,012  
1983年(昭和58年) 1,839,540 ←←←← 827,370 2,666,910 11月8日 13,238  
1984年(昭和59年) 1,866,990 ←←←← 809,301 2,676,291 11月6日 12,274  
1985年(昭和60年) 1,905,960 ←←←← 825,852 2,731,812 11月12日 13,316  
1986年(昭和61年) 1,943,040 ←←←← 829,640 2,772,680 11月11日 13,936  
1987年(昭和62年) 1,965,720 ←←←← 809,402 2,775,122 11月10日 12,914  
1988年(昭和63年) 1,967,430 ←←←← 803,135 2,770,565 11月8日 13,879  
1989年(平成元年) 1,887,390 ←←←← 791,808 2,679,198 11月14日 13,186  
1990年(平成2年) 1,880,100 ←←←← 798,687 2,678,787 11月6日 13,409  
1991年(平成3年) 1,888,500 ←←←← 782,283 2,670,783      
1992年(平成4年) 1,805,760 ←←←← 762,586 2,568,346 11月10日 12,928  
1993年(平成5年) 1,744,560 ←←←← 762,399 2,506,959      
1994年(平成6年) 1,693,440 ←←←← 699,293 2,392,733      
1995年(平成7年) 1,700,730 ←←←← 653,246 2,353,976 12月5日 11,590  
1996年(平成8年) 1,643,880 ←←←← 653,210 2,297,090      
1997年(平成9年) 1,533,270 ←←←← 643,940 2,177,210      
1998年(平成10年) 1,516,920 ←←←← 647,237 2,164,157      
1999年(平成11年) 1,474,920 ←←←← 679,881 2,154,801      
2000年(平成12年) 1,485,210 ←←←← 676,519 2,161,729      
2001年(平成13年) 1,451,280 ←←←← 675,879 2,127,159      
2002年(平成14年) 1,456,590 ←←←← 683,076 2,139,666      
2003年(平成15年) 1,469,850 ←←←← 693,716 2,163,566      
2004年(平成16年) 1,471,980 ←←←← 667,892 2,139,872      
2005年(平成17年) 1,455,240 ←←←← 671,969 2,127,209 11月8日 10,138  
2006年(平成18年) 1,462,170 ←←←← 673,201 2,135,371      
2007年(平成19年) 1,457,250 ←←←← 664,088 2,121,338      
2008年(平成20年)   ←←←←     11月18日 10,248  
2009年(平成21年) 1,430,400 ←←←← 608,587 2,038,987      

駅周辺

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上野英三郎とハチ公像

当駅東口に忠犬ハチ公とその飼い主であった上野英三郎が寄り添う銅像が設置されている。上野は一志郡本村(現在の津市久居元町)の出身である。

バス路線

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三重交通バスが発着する。

久居駅(東口)のりば

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1番乗り場
  • 21-1系統 雲出鋼管町
  • 21-5系統 香良洲公園(雲出鋼管町経由)
  • 21-6系統 香良洲公園

久居駅(西口)のりば

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1番乗り場
  • 11-0系統 三重中央医療センター
  • 11-1系統 室の口(高野団地経由)
  • 12-1系統 竹原(高野団地経由)
  • 15-1系統 榊原車庫前(下村経由。榊原車庫前で榊原温泉口駅ゆきに連絡。一部便は、おやつタウン前も経由する)
  • 16-1系統 榊原車庫前(いなば経由。榊原車庫前で榊原温泉口駅ゆきに連絡)
  • 22-1系統 三重中央医療センター
2番乗り場

隣の駅

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現在営業中の路線

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近畿日本鉄道
E 名古屋線
  • 特急一部停車駅(朝の上りと夜の下りの伊勢志摩方面発着の列車のみ停車)
急行・普通
南が丘駅 (E41) - 久居駅 (E42) - 桃園駅 (E43)
  • 括弧内は駅番号を示す。

かつて存在した路線

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中勢鉄道
相川停留場 - 久居駅 - 寺町駅

脚注

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  1. ^ a b c d e 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 129-131頁
  2. ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7 
  3. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 133頁
  4. ^ 近畿日本鉄道『近畿日本鉄道100年のあゆみ』2010年、p.156
  5. ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 707頁
  6. ^ “近鉄久居駅の橋上化に着手”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1996年12月18日) 
  7. ^ “近鉄久居駅あす橋上化”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年11月19日) 
  8. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月17日閲覧 
  9. ^ a b 駅の情報|久居”. 近畿日本鉄道. 2022年1月25日閲覧。
  10. ^ a b c d e 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.150 - p.157・p.162 - p.184・p.308 - p.315・p.320 - p.342
  11. ^ 2022年12月17日(土)ダイヤ変更について近畿日本鉄道(2022年10月22日)2022年11月28日閲覧。
  12. ^ 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.81 - p.87
  13. ^ 駅別乗降人員 名古屋線 - 近畿日本鉄道
  14. ^ 三重県統計書 - 三重県

参考文献

[編集]
  • 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月。全国書誌番号:21906373 

関連項目

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外部リンク

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