井坂信彦
井坂 信彦 いさか のぶひこ | |
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2014年 | |
生年月日 | 1974年3月27日(50歳) |
出生地 | 日本 東京都世田谷区 |
出身校 | 京都大学総合人間学部 |
前職 |
行政書士 神戸市会議員 |
現職 | 衆議院議員 |
所属政党 |
(無所属→) (みんなの党→) (結いの党→) (維新の党→) (民進党(江田G)→) (希望の党→) (旧国民民主党→) 立憲民主党(重徳派・階G・泉G・江田G) |
公式サイト | 【公式】衆議院議員いさか信彦 |
選挙区 |
(比例近畿ブロック→) 兵庫1区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 |
2012年12月21日[1] - 2017年9月28日 2021年11月2日[2] - 現職 |
選挙区 | 灘区選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 1999年 - 2010年 |
井坂 信彦(いさか のぶひこ、1974年3月27日 - )は、日本の政治家、行政書士。立憲民主党所属の衆議院議員(4期)、立憲民主党兵庫県連代表[3]。
神戸市会議員(3期)、全国若手市議会議員の会会長、維新の党政務調査会長、民進党兵庫県連代表などを歴任。
来歴
[編集]東京都世田谷区生まれ。東京都立戸山高等学校、京都大学総合人間学部(理論物理学専攻)卒業。
1999年、神戸市会議員選挙に無所属で出馬し、初当選した。以後、2010年に辞職するまで3期11年務め、2006年には全国若手市議会議員の会副会長、2009年には同会会長に就任。
2010年、神戸市会議員を3期目の任期途中で辞職。同年の第22回参議院議員通常選挙にみんなの党公認で兵庫県選挙区(定数2)から出馬し、414,910票の次点で落選した。その後、行政書士井坂信彦事務所を設立。
2012年、第46回衆議院議員総選挙にみんなの党公認で兵庫1区から出馬。兵庫1区では自由民主党元職の盛山正仁に約3千票差で敗れたが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、当選した。
2013年12月9日、みんなの党に離党届を提出し、結いの党の結党に参加した。
2014年、結いの党・日本維新の会の合流により維新の党の結党に参加。
同年12月の第47回衆議院議員総選挙では、維新の党公認で兵庫1区から出馬。自民党前職の盛山正仁を約1万2千票差で破り、初の選挙区当選により再選[4]。
同年9月6日、近畿を地盤とする議員としては唯一、橋下派が結成したおおさか維新の会に参加しないことを表明[6]。
2016年3月27日、民進党に合流した。同年8月20日、議員定数や報酬削減など「身を切る改革」を掲げて、同党兵庫県連代表に就任[7]。なお、同年の第24回参議院議員通常選挙で同じく兵庫県選出の参議院議員水岡俊一が落選したことにより衆参合わせて民進党唯一の兵庫県の選挙区選出の国会議員になった。
2017年7月27日、民進党代表の蓮舫が、同月の東京都議会議員選挙の結果を受けて辞任を表明[8]。8月23日、村岡敏英、小熊慎司、重徳和彦、大西健介の4人と共に、民進党代表選挙に立候補した前原誠司と枝野幸男のそれぞれの陣営に、国政選挙での共産党との共闘を断ち切ることを求める声明文を提出した[9]。なお、2021年の第49回衆議院議員総選挙では、共産党が初めて兵庫1区での候補者擁立を見送り、野党共闘で井坂が自民党前職の盛山正仁らを破った[10]。
2017年10月の第48回衆議院議員総選挙に希望の党公認で立候補し、落選。
2018年5月、希望の党の一部と民進党が合併し国民民主党が結成された際はこれに参加し、同月26日に同党の兵庫県連が発足した際は県連選対委員長および兵庫1区支部長への就任が発表された[11][12]。
2021年10月の第49回衆議院議員総選挙では、自民党現職の盛山正仁、日本維新の会新人の一谷勇一郎など4候補を下し、3回目の当選を果たした(盛山と一谷は比例復活で当選)[14][15]。枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では、泉健太の推薦人に名を連ねた[16]。
2024年10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示され、兵庫1区からは井坂、自民党現職の盛山、日本維新の会現職の一谷、日本共産党の藤末浩美、参政党の山岡智美など7人が立候補した[17]。自民党は裏金問題や統一教会問題、10月23日に発覚した非公認候補への2000万円支給問題などで逆風が吹き荒れた[18][19][20][21]。10月27日、総選挙執行。投票締め切りの20時直後に日本経済新聞は井坂の当選確実を報じ[22]、井坂は4期目の当選を果たした。盛山、一谷は比例復活もならず、それぞれ議席を失った[23][24]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]外交・安全保障
[編集]ジェンダー
[編集]- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2010年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[27]。2014年の朝日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[28]。2021年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[25]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[25]。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との同年の毎日新聞社のアンケートに対し「認めるべき」と回答[26]。
その他
[編集]- 10%の消費税率について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「引き下げるべき」と回答[26]。
- 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[29]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[30]。9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[31]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し「さらに調査や説明をすべき」と回答[26]。
所属団体・議員連盟
[編集]人物
[編集]- 2013年、みんなの党所属の藤川泰輔神戸市会議員が交通事故の休業補償名目で保険金をだまし取った疑いで逮捕された。2011年の神戸市会議員選挙におけるみんなの党の候補者公募は井坂が担当していたため、井坂は藤川を市会議員候補に選んだ責任を取るとして、自身の議員報酬を3ヶ月間、全額返上した[41]。
年譜
[編集]- 1974年 - 東京都世田谷区にて出生
- 1992年 - 東京都立戸山高等学校卒業
- 1997年 - 京都大学総合人間学部卒業(理論物理学専攻)
- 1999年 - 神戸市会議員選挙に灘区選挙区から出馬し、初当選(4,940票)
- 2003年 - 神戸市会議員再選(8,706票)
- 2006年 - 全国若手市議会議員の会副会長に就任
- 2007年 - 神戸市会議員3選(9,506票)
- 2009年 - 全国若手市議会議員の会会長に就任
- 2010年7月11日 - 第22回参議院議員通常選挙に立候補し、落選、行政書士井坂信彦事務所を設立
- 2012年12月16日 - 第46回衆議院議員総選挙に立候補し、当選(比例近畿ブロック)
- 2013年
- 2014年
- 9月21日 - 維新の党の結党に参加
- 12月14日 - 第47回衆議院議員総選挙に立候補し、当選(兵庫1区)
- 2017年10月22日 - 第48回衆議院議員総選挙に立候補し、落選
- 2021年10月31日 - 第49回衆議院議員総選挙に立候補し、当選(兵庫1区)
- 2024年10月27日 - 第50回衆議院議員総選挙に立候補し、当選(兵庫1区)
脚注
[編集]- ^ 平成24年12月21日中央選挙管理会告示第37号(平成二十四年十二月十六日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ 令和3年11月2日兵庫県選挙管理委員会告示第113号(衆議院議員総選挙における当選人の住所及び氏名等)
- ^ “立憲民主党ひょうご”. 立憲民主党ひょうご. 2023年4月11日閲覧。
- ^ 2014年衆院選 兵庫 - 毎日新聞
- ^ “維新が柿沢幹事長を解任、後任に今井氏 馬場・片山氏も更迭”. 日本経済新聞. (2015年9月8日) 2015年9月8日閲覧。
- ^ 井坂氏「橋下新党に合流しない」支援者に表明 衆院兵庫1区 神戸新聞2015年9月7日閲覧
- ^ “民進党兵庫県連 新代表に井坂氏”. 神戸新聞. (2016年8月20日) 2016年8月23日閲覧。
- ^ “民進 蓮舫代表 記者会見で辞任を表明”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2017年7月27日). オリジナルの2017年7月28日時点におけるアーカイブ。 2017年7月28日閲覧。
- ^ “【民進党代表選】「民共共闘」にブチ切れた若手が声明文「民進党をたたきなおす!」 前原、枝野両陣営に提出”. 産経新聞. (2017年8月23日). オリジナルの2017年8月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “兵庫1区 立民・井坂氏が3選確実 4度目対決の自民・盛山氏破る”. 神戸新聞. (2021年10月31日) 2022年8月23日閲覧。
- ^ “国民民主党:県連が発足 向山県議が代表に 神戸で大会 /兵庫”. 毎日新聞. (2018年5月27日) 2018年5月28日閲覧。
- ^ “統一選、女性候補3割に 国民民主の玉木共同代表”. 神戸新聞. (2018年5月27日) 2018年5月28日閲覧。
- ^ “立民、衆院選公認候補167人を内定 競合9選挙区は見送り”. 日本経済新聞. (2020年9月29日) 2020年12月4日閲覧。
- ^ “衆議院選挙2021 兵庫(神戸・姫路など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
- ^ “【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日) 2021年11月19日閲覧。
- ^ “衆議院選挙2024 兵庫(神戸・姫路など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “<衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増”. 東京新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “旧統一教会と接点、落選 盛山氏「申し訳ない」、牧原氏「私のせい」”. 朝日新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ 矢野昌弘 (2024年10月23日). “裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金”. しんぶん赤旗. 2024年10月24日閲覧。
- ^ “裏金非公認側に2千万円 自民党本部から支部へ 公認候補と同額”. 朝日新聞 (2024年10月23日). 2024年10月24日閲覧。
- ^ “兵庫1区、井坂信彦氏(立前)が当選確実”. 日本経済新聞 (2024年10月27日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “自由民主党 近畿ブロック 比例代表候補者”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “比例代表 近畿 比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 衆院選2024. 読売新聞. 2024年10月28日閲覧。
- ^ a b c d e f “兵庫1区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “立憲 兵庫1区 井坂信彦”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
- ^ 毎日新聞2010年参院選アンケート
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ “「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
- ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
- ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
- ^ “特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞. 2014年12月13日閲覧。
- ^ 2014年衆院選 兵庫1区 井坂 信彦 - 毎日新聞
- ^ 2012年衆院選 兵庫1区 井坂 信彦 - 毎日新聞
- ^ 「労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案」の審議経過情報 衆議院法制局
- ^ しんぶん赤旗、2015年3月3日
- ^ “第193回国会 厚生労働委員会 第27号(平成29年6月7日(水曜日))”. 衆議院 (2017年6月7日). 2021年1月23日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/isakanobuhiko/status/440651882436894721”. Twitter. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/isakanobuhiko/status/1536762337264570369”. Twitter. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “立民 「自衛隊員応援議員連盟」設立 自衛官の処遇改善目指す | NHK”. NHK NEWS WEB. 2022年7月22日閲覧。
- ^ 神戸新聞、2013年6月11日
外部リンク
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