国道182号
一般国道 | |
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国道182号 | |
地図 | |
総延長 | 80.3 km |
実延長 | 80.3 km |
現道 | 80.1 km |
制定年 | 1963年(昭和38年) |
起点 | 岡山県新見市(北緯35度0分44.99秒 東経133度26分1.30秒 / 北緯35.0124972度 東経133.4336944度) |
主な 経由都市 |
広島県庄原市 |
終点 | 広島県福山市 明神町交差点(北緯34度29分23.40秒 東経133度24分1.33秒 / 北緯34.4898333度 東経133.4003694度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道180号 国道314号 国道486号 国道313号 国道2号 |
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国道182号(こくどう182ごう)は、岡山県新見市から広島県福山市に至る一般国道である。
概要
[編集]起点の岡山県新見市から南に進路を取り、広島県の東端に位置している庄原市 、神石郡神石高原町を経て、終点である福山市に至る路線である。終点の福山市の一部に4車線区間が存在するが、その他の区間は片側1車線で整備されている。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:新見市(上市、国道180号交点)
- 終点:福山市(明神町交差点 = 国道2号交点、国道314号起点、広島県道244号福山港線終点)
- 重要な経過地:広島県比婆郡東城町[注釈 2]、同県深安郡神辺町[注釈 3]
- 総延長 : 80.3 km(岡山県 20.4 km、広島県 59.9 km)重用延長を含む。[2][注釈 4]
- 重用延長 : 0.0 km(岡山県 - km、広島県 0.0 km)[2][注釈 4]
- 未供用延長 : なし[2][注釈 4]
- 実延長 : 80.3 km(岡山県 20.4 km、広島県 59.8 km)[2][注釈 4]
- 指定区間:なし[3]
- 本線経路図:(Google マップ)
歴史
[編集]現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく国道として初回指定された1953年(昭和28年)では、広島松江線(広島市 - 松江市)として指定されていた[4]。1963年(昭和38年)に一級国道54号への昇格に伴って欠番となり、同日新たに指定された新見福山線に採番された[5][6]。
新見福山線として指定された区間の前身は、主要地方道に指定されていた県道であり、広島県道・岡山県道庄原新見線(広島県道23号庄原東城線の前身)の一部[7]、広島県道福山東城線の全線[7]、広島県道福山井原線(国道313号の前身)の一部[7]をもって成立した。
なお、福山市加茂町下加茂から終点にかけては新道として整備され、経路が新道に一本化されるまでの間は、福山市道 - 広島県道391号加茂福山線 - 国道313号を通り、国道2号府中分かれ交差点に至る経路が存在していた[8]。
年表
[編集]- 1963年(昭和38年)4月1日 - 二級国道182号新見福山線(新見市 - 福山市)として指定施行[6]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道182号として指定施行[1]。
路線状況
[編集]通称
[編集]- 全線
- イチハチニ、イッパチニ(俗称)
- 区間
- やまなみ街道(神石高原町)
- 油木バイパス(神石高原町)
- かつてバイパス道路として整備された区間。
- 坂瀬川バイパス(神石高原町)
- 鋼管道路(福山市加茂町 - 福山市明神町)
- 福山市内の4車線区間(都市計画道路 神辺水呑線等)。日本鋼管福山製鉄所(現・JFEスチール西日本製鉄所)の操業に伴い、周辺道路の整備が進んだことから、かつて呼称されていた。
重複区間
[編集]- 国道314号(広島県庄原市東城町・友末交差点 - 福山市明神町・明神町交差点(終点))
道路施設
[編集]道の駅
[編集]- 岡山県
- 鯉が窪(新見市)
- 広島県
- 遊YOUさろん東城(庄原市)
- さんわ182ステーション(神石郡神石高原町)
並行する旧街道
[編集]新見市の旧新見往来(松山往来)から福山市の旧石州街道(石見銀山街道)にかけて、本国道とほぼ似た形の経路で、伊能忠敬の『日本図(中図)』に街道の存在が記されている[10]。また、福山市蔵王町の宮の前廃寺跡付近の本国道が通る場所は、古代備後国の中心とされる府中市周辺と、古代備後国の海上交通の基地とされる深津(福山市蔵王町周辺一帯)を結ぶ重要な道が通っていたとされる[11]。
- 旧東城往来 東城街道 (新見市 - 福山市加茂町)
- 旧府中往還 古道 (福山市神辺町 - 福山港)
- 広島県道神辺引野線[8](廃止)の一部となり、その県道の福山市千田町 - 福山市南蔵王町にかけての区間が部分的に本国道に吸収され、途切れ途切れにはなっているものの、かつての道が並行。
交通量
[編集]24時間交通量(台)道路交通センサス
観測地点 | 平成22年度(2010年度) |
---|---|
庄原市東城町川東 | 3,850 |
庄原市東城町久代 | 2,458 |
神石高原町新免 | 2,143 |
神石高原町油木 | 2,863 |
神石高原町坂瀬川 | 6,539 |
福山市加茂町上加茂 | 14,789 |
福山市千田町千田 | 43,953 |
福山市明神町2丁目 | 37,636 |
(出典 : 「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]交差する道路 | 都道府県名 | 市町村名 | 交差する場所 | ||
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国道180号 岡山県道・鳥取県道8号新見日南線 重複区間起点 |
岡山県 | 新見市 | 上市 | 起点 | |
岡山県道・鳥取県道8号新見日南線 重複区間終点 | 神郷下神代 | ||||
岡山県道441号下神代哲多線 | 神郷下神代 | ||||
岡山県道200号坂根停車場線 | 神郷下神代 | ||||
岡山県道157号哲多哲西線 | 哲西町矢田 | ||||
岡山県道50号北房井倉哲西線 | 哲西町八鳥(はっとり) | ||||
E2A 中国自動車道 | 広島県 | 庄原市 | 東城町川東 | 東城インターチェンジ交差点 20 東城IC | |
国道314号 重複区間起点 広島県道25号三原東城線 |
東城町川西 | 友末交差点 | |||
岡山県道・広島県道108号大野部東城線 | 東城町久代 | ||||
広島県道451号三坂手入線 | 神石郡 | 神石高原町 | 新免 | ||
広島県道・岡山県道107号奈良備中線 | 新免 | ||||
広島県道412号牧油木線 | 油木 | 油木高校入口交差点 | |||
岡山県道・広島県道9号芳井油木線 | 油木 | ||||
広島県道416号三和油木線 | 安田 | ||||
広島県道27号吉舎油木線 | 安田 | ||||
岡山県道・広島県道106号布賀油木線 | 安田 | ||||
広島県道21号加茂油木線 広島県道411号木割谷小吹線 重複 |
近田 | ||||
広島県道259号帝釈峡井関線 | 井関 | 上井関交差点 | |||
広島県道418号井関加茂線 | 井関 | 三和の森入口交差点 | |||
広島県道・岡山県道104号坂瀬川芳井線 | 坂瀬川 | ||||
広島県道419号坂瀬川駅家線 | 坂瀬川 | ||||
広島県道462号百谷新市線 | 福山市 | 加茂町百谷 | |||
広島県道391号加茂福山線 | 加茂町中野 | 中野交差点 | |||
広島県道21号加茂油木線 広島県道392号中野駅家線 |
加茂町中野 | 中野南交差点 | |||
広島県道181号下御領新市線 | 神辺町道上(みちのうえ) | 雨宮池前交差点 | |||
国道486号 | 神辺町十九軒屋 | 十九軒屋北交差点 | |||
広島県道395号川南近田線 | 神辺町川南 | 片山北交差点 | |||
国道313号 | 千田町千田 | 神辺第1陸橋(南)交差点[注釈 5] | |||
E2 山陽自動車道 | 蔵王町6丁目 | 福山東インター(北)交差点 21 福山東IC[注釈 6] | |||
蔵王町3丁目 | 福山市民病院入口交差点 21 福山東IC[注釈 7] | ||||
蔵王町3丁目 | 福山東インター(南)交差点 21 福山東IC[注釈 8] | ||||
広島県道379号坪生福山線 | 南蔵王町5丁目 | 広尾交差点 | |||
国道2号 国道314号 重複区間終点 広島県道244号福山港線 |
手城町4丁目 | 明神町(みょうじんちょう)交差点 / 終点 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年11月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月11日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年11月12日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ ウィキソースには、一級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ a b ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ a b c 広島県企画室 1963, p. 215.
- ^ a b 昭文社 1967.
- ^ 三和町閉庁記念誌編さん委員会 2004, p. 49.
- ^ 日本国際地図学会伊能忠敬研究会 2002, p. 149,155.
- ^ 山陽新聞社編集局 1973, p. 28.
参考文献
[編集]- 広島県企画室『県政概要 昭和31年 - 37年』広島県庁、1963年。
- 昭文社『県別マップル 岡山県広域詳細道路地図』(1999年1月1版6刷)昭文社、1997年。ISBN 4-398-62733-2。
- 昭文社『福山市街図』昭文社〈ナショナル都市地図シリーズ〉、1967年。
- 日本国際地図学会伊能忠敬研究会『伊能図』(東京国立博物館所蔵 伊能中図原寸複製)式揚堂、2002年4月1日。ISBN 978-4829708019。
- 山陽新聞社編集局 編『備後路』山陽新聞社〈山陽教養シリーズ〉、1973年4月15日。
- 三和町閉庁記念誌編さん委員会『三和町閉庁記念誌 ふるさと高原ものがたり』神石郡三和町役場、2004年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 岡山県庁
- 備中県民局新見地域事務所 (備中県民局建設部(新見地域)が岡山県の区間を管理)
- 広島県庁
- 北部建設事務所庄原支所 (庄原市の区間を管理)
- 東部建設事務所 (神石郡神石高原町 - 福山市の区間を管理)