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日向野知恵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日向野 知恵
基本情報
本名 日向野 知恵
(ひがの ちえ)
階級 ミニマム級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1984-07-28) 1984年7月28日(40歳)
出身地 栃木県小山市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 18
勝ち 8
KO勝ち 2
敗け 9
引き分け 1
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日向野 知恵(ひがの ちえ、1984年7月28日 - )は、日本の女子ブラジリアン柔術家、元プロボクサー栃木県小山市出身[1]。トライフォース柔術アカデミー新宿所属、プロボクサー時代はスパイダー根本ボクシングジム所属。第2代日本女子ミニマム級王者。日本人女子プロボクサー第1号である高築正子がトレーニングパートナーを務めた[2]

来歴

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ボクシング

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栃木県立栃木女子高等学校から茨城大学に進み、卒業後に都内のデザイン会社に就職を機にキックボクシングを始め、その後地元小山のジムでボクシングに転向し、プロを目指すため埼玉県川口市のスパイダー根本(当時スパイダー蓮乗院)に移籍し、2014年3月3日プロデビュー[1]

デビュー3戦3連勝も、敵地大阪で山岸愛子にTKO負けを喫すると3連敗。

2015年8月7日、郷司利也子にTKO勝利で連敗を止める.

12月27日、後のIBF女子世界アトム級王者花形冴美に6回TKO負け[3]

2016年4月10日、草加市文化会館ホールにて山岸愛子との再戦を判定で制して雪辱に成功[4]

11月11日、初の世界挑戦として小関桃が持つWBC女子世界アトム級王座に挑むが4回TKO負け[5]

2018年3月4日、大韓民国の旗 韓国大田にて李恩惠が持つJBC非公認のWIBA世界フライ級王座に挑戦するが、判定負け。

10月31日、前王者矢吹純が負傷のため空位となった日本女子ミニマム級王座決定戦として後楽園ホール成田佑美と対戦も1-1判定の引き分けで王座は空位のまま[6]

2019年2月10日、兵庫県姫路市のウインク武道館にて成田佑美との再戦を2-1判定で制して初タイトル獲得[7]

3月25日、フィリピンの旗 フィリピンマニラにてケーシー・モートンが持つWBO女子アジア太平洋フライ級王座に挑むが、1-2の判定で王座獲得を逃す[8]

6月25日、後楽園ホールで日本王座初防衛戦として千本瑞規を迎え撃つが、6回33秒に傲然のバッティングが起こり試合続行不可能となったため、負傷判定となり0-2で敗れ王座陥落[9]

この試合後にプロボクサーを引退。

ブラジリアン柔術

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2020年、ブラジリアン柔術に転向。

2021年9月、全日本ノーギ選手権[10]、全日本マスター選手権[11]を立て続けに優勝。

2022年1月9日、KIT.04にてプロ柔術デビューを果たすが、吉永愛にゴールデンスコアで惜しくも敗れる[12]

戦績

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  • プロボクシング:18戦 8勝 2KO 9敗 1分

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ a b “女子ボクシングで日本王座奪取へ 小山出身・日向野、10日に決定戦”. 下野新聞SOON. (2019年2月6日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/130590 2019年3月30日閲覧。 
  2. ^ “伝説の女子ボクサー第1号が33年待ったOLボクサーと念願の世界初挑戦!”. THE PAGE. (2016年11月11日). https://thepage.jp/detail/20161111-00000001-wordleafs 2017年11月23日閲覧。 
  3. ^ “齊藤裕太が5回KO勝ち、花形冴美も快勝”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2015年12月27日). http://boxingnews.jp/news/33522/ 2019年3月30日閲覧。 
  4. ^ “原隆二が富士で再起成功、草加では柴田直子快勝”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2016年4月10日). http://boxingnews.jp/news/36358/ 2019年3月30日閲覧。 
  5. ^ “小関桃が圧倒V17、日向野知恵に4回TKO勝ち”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2016年11月11日). http://boxingnews.jp/news/42413/ 2019年3月30日閲覧。 
  6. ^ “日向野と成田はドロー 日本女子ミニマム級決定戦”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2018年10月31日). http://boxingnews.jp/news/62086/ 2019年3月30日閲覧。 
  7. ^ “清瀬天太WBOアジア王座獲得ならず日向野知恵が女子ミニマム級王者に”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2019年2月10日). http://boxingnews.jp/news/64673/ 2019年3月30日閲覧。 
  8. ^ “フィリピン遠征の川島翔平 WBO・AP王座獲得ならず”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2019年3月26日). http://boxingnews.jp/news/65740/ 2019年3月30日閲覧。 
  9. ^ “千本瑞規 血染めの新女王!国内最速タイプロ2戦目で戴冠”. スポニチAnnex. (2019年6月25日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2019/06/25/kiji/20190625s00021000312000c.html 
  10. ^ ひがのんがノーギ優勝!! トライフォース 2021年9月8日
  11. ^ 日向野さん、田村さんが優勝!! トライフォース 2021年9月30日
  12. ^ KIT.04

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
矢吹純
第2代日本女子ミニマム級王者

2019年2月10日 - 2019年6月25日

次王者
千本瑞規