南熊本駅
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(春竹駅から転送)
南熊本駅 | |
---|---|
駅舎(2006年9月) | |
みなみくまもと Minami-Kumamoto | |
◄新水前寺 (1.6 km) (0.9 km) 平成► | |
所在地 | 熊本市中央区南熊本三丁目14[1][2] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■豊肥本線 |
キロ程 | 144.4 km(大分起点) |
電報略号 | ミモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,152人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)6月21日[3][4] |
備考 | 直営駅 |
南熊本駅 | |
---|---|
みなみくまもと MINAMIKUMAMOTO | |
所在地 | |
所属事業者 | 熊延鉄道 |
所属路線 | 熊延鉄道 |
キロ程 | 0.0 km(南熊本起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線* |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月6日 |
廃止年月日 | 1964年(昭和39年)3月31日 |
備考 | *豊肥線含めた2面3線の「3番線」(豊肥線2番のりば側)を使用していた |
南熊本駅前停留場 | |
---|---|
みなみくまもとえきまえ Minamikumamotoekimae | |
◄春竹新道 (0.3 km) | |
所在地 | |
所属事業者 | 熊本市交通局 |
所属路線 | 春竹線 |
キロ程 | 1.7 km(辛島町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[6] |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)6月20日 |
廃止年月日 | 1970年(昭和45年)5月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
南熊本駅(みなみくまもとえき)は、熊本県熊本市中央区南熊本三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。
かつては当駅から熊延鉄道が延びていた他、熊本市交通局(熊本市電)春竹線の南熊本駅前停留場(みなみくまもとえきまえていりゅうじょう)が近接して存在していた。本稿では同停留場についても記述する。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)6月21日:鉄道院(後の日本国有鉄道)宮地軽便線の開通に伴い、春竹駅(はるたけえき)として開業[3][4]。
- 1915年(大正4年)4月6日:御船鉄道(後の熊延鉄道)が開業し、当駅で接続。
- 1928年(昭和3年)12月2日:路線名の改称に伴い、豊肥本線の駅となる[3]。
- 1929年(昭和4年)6月20日:熊本市電春竹線の春竹駅前停留場が開業。
- 1940年(昭和15年)
- 1943年(昭和18年):鉄道省の駅舎改築[1]。
- 1964年(昭和39年)3月31日:熊延鉄道廃止。
- 1970年(昭和45年)5月1日:熊本市電春竹線廃止[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物および荷物の扱い廃止[4]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員無配置駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[3]。
- 2012年(平成24年)12月1日:交通系ICカードSUGOCA導入[9]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅舎が存在し1945年(昭和20年)の熊本大空襲では奇跡的に被災せず、現在まで残っている[1]。以前は熊本市電春竹線や熊延鉄道も乗り入れるなど、熊本の南部の拠点駅であった。急行「火の山」も停車していた。かつては近隣の西部ガス熊本工場、九州農政局庁舎へ引込線が延びており、廃止された現在でも線路跡が残っている。
JR九州本体による直営駅で、きっぷうりばが設置されている[10]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■豊肥本線 | 下り | 水前寺・肥後大津方面 |
2 | 上り | 熊本方面 |
熊延鉄道の廃止までは日本国有鉄道と熊延鉄道の共同駅舎で、単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の計2面3線ホームを有していた。豊肥線は相対する1番線(肥後大津方面)と2番線(熊本方面)を使用、熊延鉄道は島式ホーム側で、豊肥線(2番線)の反対側を3番線として使用していた。
熊本市電春竹線は駅構内に乗入れ、単式1面1線、ホームの途中で分岐していた[6]。現在は駅前ロータリー内のバス停留所になっている。
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は1,152人である[利用 1]。
各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。2016年度までについては、各年度総計のデータから該当年度の日数を除算し、小数点以下を四捨五入したもの。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2004年 | 592 | [利用 2] |
2005年 | 596 | [利用 3] |
2006年 | 624 | [利用 4] |
2007年 | 617 | [利用 5] |
2008年 | 650 | [利用 6] |
2009年 | 648 | [利用 7] |
2010年 | 692 | [利用 8] |
2011年 | 753 | [利用 9] |
2012年 | 749 | [利用 10] |
2013年 | 780 | [利用 11] |
2014年 | 809 | [利用 12] |
2015年 | 911 | [利用 13] |
2016年 | 970 | [利用 14] |
2017年 | 1,040 | [利用 15] |
2018年 | 1,059 | [利用 16] |
2019年 | 1,074 | [利用 17] |
2020年 | 822 | [利用 18] |
2021年 | 973 | [利用 19] |
2022年 | 1,060 | [利用 20] |
2023年 | 1,152 | [利用 1] |
駅周辺
[編集]- 熊本市立春竹小学校
- 南熊本駅通郵便局
- アルファ・システム
- 熊本市消防局南熊本庁舎
- 南熊本病院
- ワンダーシティー南熊本(複合商業施設)
- 熊本大学病院
- 西部ガス熊本工場
- 熊本萩原郵便局
- 熊本八王寺郵便局
- クレッセくまもく(複合商業施設)
- 国道266号線(熊本浜線バイパス)
- 熊本県道104号熊本浜線(通称「旧浜線」)
- ドン・キホーテ 南熊本店
- ハローデイ 南熊本店
- スーパーキッド 熊本国府店
- 熊本信用金庫 南熊本支店
- 熊本第一信用金庫 南熊本支店
バス路線
[編集]駅前ロータリーに南熊本駅前バス停と旧浜線側に南熊本バス停が設置されており、以下の路線バスが運行されている[11][12][13]。
のりば | 運行事業者 | 路線 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
南熊本駅前(駅構内) | ||||
1 | 熊本バス | 御幸木部線 | P2-4・P2-5:桜町BT(南熊本3丁目・大学病院構内・下通筋) | |
2 | 熊本都市バス | 八王寺環状線 | L0-0:本荘町・大学病院前・下通筋・桜町BT方面 | |
流通団地線(田迎一里木系統) | P1-1:桜町BT(本荘町・新市街) | 本数少(土日祝日運休) | ||
流通団地線(野越団地系統) | P2-1:桜町BT(南熊本3丁目・大学病院前・下通筋) | |||
長溝団地線 | P3-1:桜町BT(本荘町・新市街) G4-1:大江6丁目(桜町BT・通町筋) |
「G4-1」は本数少(土日祝日運休) | ||
中央環状線 | O3-0・O3-1:田崎橋・熊本駅方面 | 土曜は本数少(日祝日運休) | ||
3 | 八王寺環状線 | P0-0:八王寺・出水中学前・水前寺公園方面 | ||
流通団地線(田迎一里木系統) | P1-1:済生会病院(田迎一里木) | 本数少(土日祝日運休) | ||
流通団地線(野越団地系統) | P2-1:野越団地(平成町・済生会病院) | |||
長溝団地線 | P3-1:長溝団地 | |||
中央環状線 | O3-0・O3-1:南熊本3丁目・味噌天神前・県立劇場前方面 | 「O3-1」は県立劇場前止まり便 土曜は本数少、県立劇場前止まり便のみ(日祝日運休) | ||
4 | 熊本バス | 御幸木部線 | P2-2・P2-3:御幸木部(出仲間・笛田神社) | 「P2-3」は御幸病院経由便 |
南熊本(旧浜線) | ||||
5 | 熊本バス | - | M系統:桜町BT | |
はません環状線 | M0-0:桜町BT・通町筋・尚絅校前方面 | 本数少(日祝日運休) | ||
田迎線 | M2-1:熊本駅(桜町BT) | 本数少 | ||
甲佐環状線 | M4-1:桜町BT・通町筋・県庁方面 | 平日6時台1便のみ(土日祝日運休) | ||
6 | 田迎線 | M1-1:中の瀬車庫 | ||
M2-1:イオンモール熊本 | ||||
御船線 | M3-1:甲佐(イオンモール熊本・御船) | |||
M3-2:通潤山荘(イオンモール熊本・御船・浜町) | ||||
辺場線 | M4-1:甲佐(イオンモール熊本・辺場) | |||
M4-2:砥用(イオンモール熊本・辺場・甲佐) | 本数少 | |||
M4-3:浜町(イオンモール熊本・辺場・甲佐・砥用) | 本数少(土日祝日運休) | |||
乙女線 | M5-1:甲佐(イオンモール熊本・舞原団地・乙女小学校) | |||
城南線 | M6-1:城南(イオンモール熊本) | |||
M6-2:宇土駅東口(イオンモール熊本・城南) | 本数少(日祝日運休) | |||
M6-3:松橋駅(イオンモール熊本・城南) | 本数少(日祝日運休) | |||
M6-4:志導寺(イオンモール熊本・城南) M6-5:下安見(志導寺) M6-6:段鶴(志導寺・豊野支所前) |
本数少 本数少(土日祝日運休) 本数少(日祝日運休) |
隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 熊延鉄道
-
- 南熊本駅 - 田迎駅
- 熊本市電
- 春竹線
- 春竹新道停留場 - 南熊本駅前停留場
脚注
[編集]本文
[編集]- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、23頁。
- ^ “熊本支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月20日閲覧。
- ^ a b c d 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線/久大本線、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年10月、743頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 南熊本 - 田迎駅間、現在の熊本市立託麻中学校に熊本鉄工所前駅が在ったが1945年(昭和20年)ごろに廃駅となった。
- ^ a b c 熊本市電 春竹線・坪井線 最後の日(昭和45年撮影当時のニュース映像) - RKKニュースミュージアム、2024年4月30日公開
- ^ 荘田啓介『豊肥線物語』大分合同新聞社、1987年2月、312頁。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』号外、日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12頁。
- ^ 『交通新聞』交通新聞社、2012年12月4日、1面。
- ^ “南熊本駅”. 九州旅客鉄道. 2021年12月10日閲覧。
- ^ “【 南熊本駅前 】時刻表”. 熊本バス. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “南熊本駅前(みなみくまもとえきまえ)熊本都市バス停留所・時刻表検索”. 熊本都市バス. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “【 南熊本 】時刻表”. 熊本バス. 2023年5月28日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ 「118. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成16年度版』熊本市総務局情報企画部統計課、2005年、126頁 。
- ^ 「118. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成17年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2006年。
- ^ 「116. J R 市 内 駅 乗 車 人 員員」『熊本市統計書 平成18年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2007年3月。
- ^ 「116. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成19年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2008年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成20年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2009年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成21年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2010年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成22年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2011年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成23年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2012年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成24年度版』熊本市企画振興局統計課、2013年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成25年度版』熊本市企画振興局統計課、2014年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成26年度版』熊本市企画振興局統計課、2015年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成27年度版』熊本市市民局統計課、2016年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成28年度版』(PDF)熊本市総務局総務課、2017年3月、91頁 。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月16日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 南熊本駅(駅情報) - 九州旅客鉄道