SWCC (日本の非鉄金属メーカー)
表示
(昭和電線電纜から転送)
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | SWCC |
本社所在地 |
日本 〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1番14号 キューブ川崎 |
設立 |
1936年(昭和11年)5月26日 (昭和電線電纜株式会社) |
業種 | 非鉄金属 |
法人番号 | 7010401061336 |
事業内容 | 電線・ケーブル、光ファイバおよび光ファイバケーブル、巻線等の製造、加工および販売 他 |
代表者 |
長谷川隆代 (代表取締役社長) 小又哲夫 (代表取締役副社長) |
資本金 | 242億2100万円 |
売上高 |
連結:2,139億04百万円 (2024年3月期) |
純資産 |
連結:771億26百万円 (2024年3月31日現在) |
総資産 |
連結:1,615億83百万円 (2024年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:4,054名 (2024年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 20.80% 日本カストディ銀行(信託口) 12.44% NIHK WMD CLIENT OMNIBUS 10 PER TAX 10.35% BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS 4.40% ENEOSホールディングス 3.28% 富国生命保険 2.58% (2022年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.swcc.co.jp/ |
SWCC株式会社(エスダブリューシーシー、英: SWCC Corporation)は、電線・ケーブル等の製造、加工および販売を主な事業内容とする日本の企業。旧社名は「昭和電線ホールディングス株式会社」。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]。
社名のSWCCとは、前身の昭和電線電纜株式会社の英文社名「Showa Electric Wire & Cable Co., LTD.」から取られ、商品ブランドとしても広く使われていた。
電線業界大手4社(住友電工・古河電工・フジクラ・SWCC)の一角。電力ケーブル・電線・電力機器・巻線などのエネルギーシステム事業、光ファイバケーブル・光加工品・ワイヤーハーネスなどの通信デバイス事業、免震部材や事務機器用部品などのデバイス事業を展開している。また、国内で唯一、ディップフォーミング方式(DIP)による無酸素銅線材(MiDIP)の製造を行っている。
企業ステートメントは「Creating for the Future」[2]。
所在地
[編集]- 製造拠点
- 営業所
- 国内 - 札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡
- 海外拠点
- 中国
- ベトナム
沿革
[編集]- 1936年(昭和11年)5月26日 - 昭和電線電纜株式会社(しょうわでんせんでんらん)設立。東京電気株式会社(現・東芝)より独立。
- 1949年(昭和24年)5月 - 東証1部に株式上場。
- 1951年(昭和26年)- 米国GE社と技術援助契約締結。
- 1961年(昭和36年)12月 - 相模原工場操業開始。
- 1968年(昭和43年)5月 - 三重工場操業開始。
- 1972年(昭和47年)8月 - 仙台工場操業開始。
- 1989年(平成元年)- 米国GE社からCELEC技術・ディップフォーミング技術に関する権利全面譲受契約締結。
- 1990年(平成2年)4月 - 海老名工場操業開始。
- 1995年(平成7年)5月 - 愛知工場操業開始。
- 2006年(平成18年)4月 - 持株会社となり、商号を昭和電線ホールディングス株式会社に変更。昭和電線ケーブルシステム株式会社、昭和電線デバイステクノロジー株式会社を設立。昭和ビジネスサポートの商号を昭和電線ビジネスソリューション株式会社に変更。
- 2011年(平成23年)5月 - 富通集団有限公司と業務提携。
- 2015年(平成27年)10月 - 昭和電線ケーブルシステムが株式会社エクシムを吸収合併。
- 2017年(平成29年)
- 4月 - 昭和電線ケーブルシステムが、昭和電線デバイステクノロジー株式会社及び昭和電線ビジネスソリューション株式会社を吸収合併。
- 12月 - 東京都港区から神奈川県川崎市に本社を移転。
- 2019年(令和元年)10月 - 株式会社ユニマックを完全子会社化し、商号を昭和電線ユニマック株式会社に変更。
- 2023年(令和5年)4月 - 昭和電線ケーブルシステム及び昭和電線ユニマックを吸収合併し、商号をSWCC株式会社に変更。
事業内容
[編集]以下の4事業の営業・技術開発・資材調達・製造など、社会インフラ市場、および電機・電子・情報機器市場へ対応する業務を行っている。
- エネルギー・インフラ事業
- 電線・ケーブル
- 電力ケーブル
- アルミ線
- 機器電材
- 免震装置
- 通信・産業用デバイス事業
- 光ファイバケーブル
- 光加工品
- 機器用電線
- 通信ケーブル
- 制振・制音デバイス
- 精密デバイス
- ワイヤーハーネス
- 電装・コンポーネンツ事業
- 巻線
- 裸線
- 銅合金
- 新規事業
- 自動車用電線
- 医療・FA・ネットワーク
国内グループ企業
[編集]製造
販売
|
エンジニアリング
ICTソリューション
物流
|
海外グループ企業
[編集]- 中国
|
|
- ベトナム
|
かつて存在した関係会社
[編集]- 昭和電線ケーブルシステム株式会社 - 2023年4月1日に昭和電線ホールディングス株式会社に吸収合併。
- 昭和電線ユニマック株式会社 - 2023年4月1日に昭和電線ホールディングス株式会社に吸収合併。
- 昭和電線デバイステクノロジー株式会社 - 免震部材、制震部材、制音部材をはじめとした、デバイス事業を担当。2017年4月1日に昭和電線ケーブルシステムに吸収合併。
- 株式会社エクシム - 三菱電線工業との合弁。2015年10月に当社が完全子会社化。2017年4月1日に昭和電線ケーブルシステムに吸収合併。
- 株式会社ユニマック - フジクラとの合弁。2019年10月に当社が完全子会社化、同時に昭和電線ユニマック株式会社に社名変更。
不祥事
[編集]- 2021年7月21日、昭和電線ホールディングスの子会社昭和電線ケーブルシステムが過去に販売した製品の一部について、品質試験に関する不整合の事実が判明し、同日特別調査委員会を設置し、調査を進める事を発表[3]。
- 2023年1月20日、昭和電線ホールディングスは、子会社の昭和電線ケーブルシステムが製品の不適切な品質管理をしていたと発表した[4]。
脚注
[編集]- ^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点) jpx.co.jp 2021年10月4日公表 2021年10月8日閲覧。
- ^ “パーパス・経営理念 | SWCC株式会社について | SWCC株式会社”. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “当社グループ製品の品質試験に関する不整合の判明と特別調査委員会の設置について | SWCC 昭和電線ホールディングス株式会社”. www.swcc.co.jp. 2023年1月21日閲覧。
- ^ “昭和電線HD、品質不正を発表”. 日本経済新聞 (2023年1月21日). 2023年1月21日閲覧。