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CiNii

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CiNii
CiNiiのロゴ
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URL
CiNii Researchhttps://cir.nii.ac.jp/
CiNii Bookshttps://ci.nii.ac.jp/books/
CiNii Dissertationshttps://ci.nii.ac.jp/d/
タイプ
CiNii Research
学術情報データベース
CiNii Books
総合目録データベース
CiNii Dissertations
博士論文データベース
分野
CiNii Research
日本国内の雑誌・大学紀要の記事情報、研究データ、プロジェクト等の情報
CiNii Books
主に日本国内の大学図書館等の蔵書の書誌情報・所蔵情報
CiNii Dissertations
日本国内の博士論文
使用言語 日本語
閲覧 無料
著作権 収録元データベースにより異なる(CiNii全般 - 著作権とリンク
運営元 国立情報学研究所
営利性 なし
現状 稼動中

CiNii(サイニィ、NII学術情報ナビゲータ、Citation Information by NII)は、国立情報学研究所(NII、National institute of informatics)が運営するデータベース群。各種文献に加えて研究データやプロジェクトを検索できる「CiNii Research」、大学図書館の総合目録データベース「CiNii Books」、博士論文データベース「CiNii Dissertations」の3つからなる。

概要

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2004年8月に、「GeNii」(ジーニイ、NII学術コンテンツ・ポータル。2014年3月廃止)のコンテンツの一つとして、「CiNii」(NII論文情報ナビゲータ)の試行運用が開始された。これがのちの「CiNii Articles」であり、2011年11月に「Webcat」の後継サービスである「CiNii Books」が新設されることに伴い、従来の「CiNii」が「CiNii Articles」に改称された。2015年6月には博士論文を対象とする「CiNii Dissertations」が新設された(博士論文は、2013年4月の学位規則改正によりインターネット公開が義務化されている)。そして、検索対象を各種文献から研究データやプロジェクトまで広げ、それらを紐付けて検索できる「CiNii Research」が、2020年11月6日からプレ公開、2021年4月1日に本公開され[1]、2022年4月18日には、CiNii ArticlesがCiNii Researchに統合された[2]

CiNii ResearchやCiNii Dissertationsにおいては、機関リポジトリJ-STAGEなど外部サイトへのリンクにより、文献本文へのアクセスも提供されている。かつてCiNii Articlesにおいては、NIIの電子図書館事業「NACSIS-ELS」(のち「NII-ELS」に改称)から論文本文のデータを引き継いで、無償または有償(個人での従量課金または機関定額制)で提供していたが、2017年3月にNII-ELS事業が終了することにともない、本文の提供は外部リンクのみとなった。ちなみに、NII-ELSで提供されていた論文は、大半がJ-STAGEに移行している[3])。

CiNii Researchの文献等にはCiNii Research ID(CRID)、CiNii Booksの書誌にはNII書誌ID(NCID:NACSIS-CATの書誌レコードID)、CiNii Dissertationsの博士論文にはNII論文ID(NAID)がそれぞれ割り当てられており、このIDによって、各文献等の詳細表示画面を開くことができる。例えば、南部陽一郎の『新粒子について』のNAIDは1570854177206784896であるので、URLは「https://cir.nii.ac.jp/crid/1570854177206784896」となるし、佐佐木信綱の新訂『新訓 万葉集』上巻および下巻のNCIDはBN02932172であるので、URLは「https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN02932172」となる。

2016年11月30日、NIIはCiNii Booksと国立国会図書館デジタルコレクションとの連携機能を追加し、これによりCiNii Booksに収録されている書籍・雑誌約76万件を検索した際、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンクが表示され、本文が閲覧可能となる[4]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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