CiNii
CiNii | |
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CiNiiのロゴ | |
URL | |
CiNii Research:https://cir.nii.ac.jp/ CiNii Books:https://ci.nii.ac.jp/books/ CiNii Dissertations:https://ci.nii.ac.jp/d/ | |
タイプ |
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分野 |
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使用言語 | 日本語 |
閲覧 | 無料 |
著作権 | 収録元データベースにより異なる(CiNii全般 - 著作権とリンク) |
運営元 | 国立情報学研究所 |
営利性 | なし |
現状 | 稼動中 |
CiNii(サイニィ、NII学術情報ナビゲータ、Citation Information by NII)は、国立情報学研究所(NII、National institute of informatics)が運営するデータベース群。各種文献に加えて研究データやプロジェクトを検索できる「CiNii Research」、大学図書館の総合目録データベース「CiNii Books」、博士論文データベース「CiNii Dissertations」の3つからなる。
概要
[編集]2004年8月に、「GeNii」(ジーニイ、NII学術コンテンツ・ポータル。2014年3月廃止)のコンテンツの一つとして、「CiNii」(NII論文情報ナビゲータ)の試行運用が開始された。これがのちの「CiNii Articles」であり、2011年11月に「Webcat」の後継サービスである「CiNii Books」が新設されることに伴い、従来の「CiNii」が「CiNii Articles」に改称された。2015年6月には博士論文を対象とする「CiNii Dissertations」が新設された(博士論文は、2013年4月の学位規則改正によりインターネット公開が義務化されている)。そして、検索対象を各種文献から研究データやプロジェクトまで広げ、それらを紐付けて検索できる「CiNii Research」が、2020年11月6日からプレ公開、2021年4月1日に本公開され[1]、2022年4月18日には、CiNii ArticlesがCiNii Researchに統合された[2]。
CiNii ResearchやCiNii Dissertationsにおいては、機関リポジトリやJ-STAGEなど外部サイトへのリンクにより、文献本文へのアクセスも提供されている。かつてCiNii Articlesにおいては、NIIの電子図書館事業「NACSIS-ELS」(のち「NII-ELS」に改称)から論文本文のデータを引き継いで、無償または有償(個人での従量課金または機関定額制)で提供していたが、2017年3月にNII-ELS事業が終了することにともない、本文の提供は外部リンクのみとなった。ちなみに、NII-ELSで提供されていた論文は、大半がJ-STAGEに移行している[3])。
CiNii Researchの文献等にはCiNii Research ID(CRID)、CiNii Booksの書誌にはNII書誌ID(NCID:NACSIS-CATの書誌レコードID)、CiNii Dissertationsの博士論文にはNII論文ID(NAID)がそれぞれ割り当てられており、このIDによって、各文献等の詳細表示画面を開くことができる。例えば、南部陽一郎の『新粒子について』のNAIDは1570854177206784896であるので、URLは「https://cir.nii.ac.jp/crid/1570854177206784896」となるし、佐佐木信綱の新訂『新訓 万葉集』上巻および下巻のNCIDはBN02932172であるので、URLは「https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN02932172」となる。
2016年11月30日、NIIはCiNii Booksと国立国会図書館デジタルコレクションとの連携機能を追加し、これによりCiNii Booksに収録されている書籍・雑誌約76万件を検索した際、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンクが表示され、本文が閲覧可能となる[4]。
脚注
[編集]- ^ CiNii. “CiNii Researchの本公開について”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ 国立情報学研究所. “CiNii Researchで論文に紐づく豊富な学術情報を発見可能に~CiNii ArticlesをCiNii Researchへ統合~”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ CiNii. “旧学協会向け論文電子化・公開サービス(NII-ELS)移行状況リスト”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “大学図書館の蔵書検索サービス「CiNii Books」で検索→国会図書館デジタルコレクションで本文を閲覧可能に”. Internet Watch (2016年12月1日). 2016年12月3日閲覧。
関連項目
[編集]- J-STAGE - 科学技術振興機構が運営する電子ジャーナル公開サービス
- Journal@rchive - 科学技術振興機構が運営していた日本の学術雑誌のリポジトリ
- JAIRO - 機関リポジトリの横断検索サービス(現在はIRDB 学術機関リポジトリデータベース)
- ジャパンサーチ - 国立国会図書館が運営する分野横断型文献検索サイト
外部リンク
[編集]- CiNii (@cinii_jp) - X(旧Twitter)