コンテンツにスキップ

パリ・ラ・デファンス・アレナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Uアリーナから転送)
Paris La Défense Arena
地図
概要
旧名称 Arena92 (planning/construction)
U Arena (2017–18)
所在地 オー=ド=セーヌ県ナンテール
所有者 Racing Arena
座席数 32,000 (ラグビー)
40,000 (演奏会)
5,000+ (indoor sports)
表面 SoftGrass (artificial)[1]
建設
着工 2013年12月2日 (2013-12-02)
開業 2017年10月16日 (2017-10-16)
建設費 約3億6000万ユーロ[1]
設計者 Christian de Portzamparc
利用
ラシン92
テンプレートを表示

パリ・ラ・デファンス・アレナ(Paris La Défense Arena)は、フランス・パリ西部近郊ナンテールラ・デファンス)に所在する屋内スタジアム。ラグビーチームの強豪ラシン92の本拠地[2]。旧称は「Uアレナ」2024年パリオリンピックでは競泳会場、水球決勝トーナメント会場としても使用される。

概要

[編集]
建設中のパリ・ラ・デファンス・アレナ

2017年に「Uアレナ(U Arena、ウ・アレナ)」という名称で完成した。クリスチャン・ド・ポルザンパルクが設計し、総工費3億5300万ユーロを投じて建設。完全密閉型スタジアムではノルウェーのテレノール・アリーナについで欧州で2例目である。こけら落とし興行としてローリング・ストーンズの世界ツアーが10月19・22・25日に開催された[3]

2017年11月25日には、完成後 初となるラグビーのテストマッチ( フランス vs  日本)が開催された[4][5]

2018年6月、公共再開発事業パリ・ラ・デファンス[6]との間で10年間で3,000万ユーロの命名権契約を締結し、パリ・ラ・デファンス・アレナに改名された[7]

同じ人工芝の完全密閉型スタジアムとして、2027年(令和9年)12月末の運用開始を予定している新秩父宮ラグビー場(仮称)は、このスタジアムが計画の際のモデルとなっている[8]

脚注

[編集]
  1. ^ a b Escot, Richard (16 October 2017). “Le nouvel écrin du Racing 92, la U Arena, ouvre ses portes” (French). レキップ. https://www.lequipe.fr/Rugby/Actualites/Le-nouvel-ecrin-du-racing-92-la-u-arena-ouvre-ses-portes/842772 17 October 2017閲覧。 
  2. ^ Top départ pour le grand stade de Nanterre”. Leparisien.fr. 2012年5月21日閲覧。
  3. ^ STONES – NO FILTER – EUROPEAN TOUR”. 9 May 2017閲覧。
  4. ^ ラグビー日本代表 リポビタンDツアー2017(フランス遠征) 第2戦 11.26 Sun 05:00 U Arena”. 日本ラグビーフットボール協会. 2024年4月15日閲覧。
  5. ^ 【小林深緑郎 コラム】 Uアリーナの衝撃 - ラグビーリパブリック” (2017年11月30日). 2024年4月14日閲覧。
  6. ^ Paris La Défense: official website of the territory of La Défense in Paris” (英語). Paris La Défense (2024年4月11日). 2024年4月15日閲覧。
  7. ^ à 20h55, Par David Livois Le 16 mai 2018 (2018年5月16日). “Nanterre : les 30 millions d’euros d’argent public pour rebaptiser l’U Arena font débat” (フランス語). leparisien.fr. 2024年4月15日閲覧。
  8. ^ 【連載④・秩父宮のゆくえ】日本ラグビー協会・土田雅人会長が展望。 - ラグビーリパブリック” (2024年4月14日). 2024年4月14日閲覧。

外部リンク

[編集]