ホウ酸とは? わかりやすく解説

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ほう‐さん〔ハウ‐〕【×硼酸】

読み方:ほうさん

硼素オキソ酸無色・無臭のうろこ状結晶水溶液弱酸性で弱い殺菌力があり、うがい・洗眼などに用いられた。ガラス琺瑯(ほうろう)・顔料などの原料とする。化学式H3BO3

[補説] 硼素同位体10Bには中性子吸収しやすい性質があるため、原子炉制御材などとして利用されることがある


ホウ酸

名前Boric acid
ホウ酸

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ホウ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 07:02 UTC 版)

ホウ酸(ホウさん、硼酸、Boric acid)もしくはオルトホウ酸化学式H3BO3またはB(OH)3で表わされるホウ素オキソ酸である。温泉などに多く含まれ、殺菌剤殺虫剤医薬品眼科領域)、難燃剤原子力発電におけるウラン核分裂反応の制御、そして他の化合物の合成に使われる。常温常圧では無色の結晶または白色粉末で、水溶液では弱い酸性を示す。ホウ酸の鉱物硼酸石(サッソライト)と呼ばれる。メタホウ酸四ホウ酸などホウ素のオキソ酸を総称してホウ酸と呼ばれることもある[1]


注釈

  1. ^ 減速材は中性子のもつエネルギーを低くするためのもので核反応を促進する役割があり、冷却材は発生する熱を吸収する役割のものであり、この場合はいずれとも役割が異なる。

出典

  1. ^ a b 丸内 (2005) p.103。
  2. ^ Eti Mine Works.
  3. ^ 丸内 (2005) p.104。
  4. ^ a b Wagman et al. (1982).
  5. ^ a b c d コットン、ウィルキンソン (1987)。
  6. ^ 千谷 (1959) p.369。
  7. ^ 田中 (1981).
  8. ^ safety data ホウ酸”. 日本医薬品添加剤協会. 2014年10月21日閲覧。
  9. ^ Nielsen, Forrest H. (1997). Plant and Soil 193 (2): 199. doi:10.1023/A:1004276311956. 
  10. ^ Klotz, J. H.; Moss, JI; Zhao, R; Davis Jr, LR; Patterson, RS (1994). “Oral toxicity of boric acid and other boron compounds to immature cat fleas (Siphonaptera: Pulicidae)”. J. Econ. Entomol. 87 (6): 1534–1536. PMID 7836612. 
  11. ^ 露本 第 3 回特許ビジネス市。
  12. ^ 山本 (2009).


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ホウ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 08:00 UTC 版)

電解ニッケルめっき」の記事における「ホウ酸」の解説

ホウ酸は緩衝剤として知られているが、ワット浴はpH4付近であるためホウ酸の緩衝作用作用しないワット浴における陽極電流効率はほぼ100%であるのに対して陰極電流効率9598%と低い。そのため、陰極での水素ガス発生により浴中の水素イオン消費され、浴のpH徐々に上昇する。しかし、ホウ酸により上昇したpH元に戻ることはなく、めっき現場で毎日pH調整のためにホウ酸を添加しているのが実状である。近年では、ホウ酸は「陰極における水素ガス発生そのもの抑制してpH上昇防ぎ焦げ防止する。」役割を果たす考えられている。

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ホウ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:52 UTC 版)

殺菌」の記事における「ホウ酸」の解説

消毒タンパク質沈殿作用がある。眼科のみに使用

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