【試合詳細】7・13 ベストボディ・ジャパンプロレス4周年記念大会 【スーパーボディ級】チェリーvs谷口智一vsベストボディ・ベイダーvs大和ヒロシvs唐澤志陽vsバキュームけーすけvs高尾蒼馬vs大鷲透vs男色ディーノvs伊橋剛太vs政宗vs石井慧介vs八須拳太郎vsしゃあ 【BBWタッグ】ライジングHAYATO&イマバリタオル・マスカラスvs諸橋晴也&鈴木悟 木村昌嗣vs小仲=ペールワン 榎本高志vs町田光

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『ベストボディ・ジャパンプロレス 4周年記念大会』
日程:2022年7月13日(水)
開始:18:00
会場:神奈川県・大桟橋ホール
観衆:488人(超満員)

▼シングルマッチ 榎本高志デビュー戦
○町田光(フリー)
5分6秒 居合パンチ→片エビ固め
●榎本高志

▼セクシーボディの美男美女コンテスト SEXY BODY JAPAN 2022 Yokohama July
第1ラウンド:規定ポーズ審査
第2ラウンド:パフォーマンス審査(大会の後半)
*今大会は男女のセクシーボディコンテスト

▼シングルマッチ 木村昌嗣デビュー戦
○小仲=ペールワン(666)
9分50秒 腕ひしぎ十字固め
●木村昌嗣

▼タッグマッチ
●アントニオ小猪木(西口)/赤井沙希(DDT)
13分54秒 Y字バランス式踵落とし
なべやかん/○竹林早苗

▼BBWタッグ選手権試合
【第6代王者組】ライジングHAYATO(愛媛/全日本)/●イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
13分56秒 チョークスラム→体固め
【ダンカンプロレス軍団】諸橋晴也(フリー)/○鈴木悟(フリー)
※HAYATO&タオルが2度目の防衛に失敗。諸橋&鈴木が新王者となる。

▼BBW世界スーパーボディ級選手権試合 バトルロイヤル
【第6代王者】●チェリー(フリー)vsベストボディ・ベイダーvs大和ヒロシ(フリー)vs○唐澤志陽vsバキュームけーすけvs高尾蒼馬(DDT)vs大鷲透(フリー)vs男色ディーノ(DDT)vs伊橋剛太(DDT)vs政宗(フリー)vs石井慧介(ガン☆プロ)vs八須拳太郎(PPP)vsしゃあ(愛媛)vs谷口智一

<1人目>
●石井慧介 17分16秒 自殺OTR

<2人目>
○総員
17分51秒 体固め
●バキュームけーすけ

<3人目>
○男色ディーノ
23分44秒 バーミヤンスタンプ
●しゃあ

<4人目、5人目>
○男色ディーノ
31分1秒 ダブルフォール
●政宗、●八須拳太郎

<6人目>
○高尾蒼馬
32分20秒 OTR
●前口太尊

<7人目>
○男色ディーノ
32分22秒 OTR
●高尾蒼馬

<8人目>
○伊橋剛太
34分23秒 OTR
●大和ヒロシ

<9人目>
○伊橋剛太
34分38秒 OTR
●ベストボディ・ベイダー

<10人目>
○谷口智一
37分25秒 OTR
●大鷲透

<11人目>
○男色ディーノ
40分41秒 地獄門
●チェリー

<12人目>
○唐澤志陽
41分23秒 エビ固め
●伊橋剛太

<13人目>
○谷口智一
41分50秒 OTR
●男色ディーノ

<14人目>
○唐澤志陽
44分23秒 ランバー・ソムデート直伝ローキック→片エビ固め
●谷口智一
※チェリーが3度目の防衛に失敗。唐澤が新王者となる。

BBJ4周年大会で唐澤がスーパーボディ級王座初戴冠!DPGがタッグ王座を奪取しダンカン総帥が高笑い!男子セクシーコンテストで男色ディーノが大暴走!

第1試合


 約1年半の練習生期間を過ごした“リングサイドカメラマン・プロレスラー”榎本高志がついにデビュー。
 町田はグローブで、榎本は拳でタッチを交わしてゴングが鳴ると、町田がローやジャブで牽制していくが、榎本は距離を取ってかわしつつ低空タックルで組み付く。町田は上からがぶり、首相撲からの膝蹴り連打。
 町田はロープを背にした榎本に串刺しミドルキックを放つが、榎本はこれをキャッチしてグラウンドへ引き倒し、ニークラッシャーからSTF式スリーパーホールド。町田がロープブレイクすると榎本がボディスラムを狙うが、町田が振り払ってミドルキックをクリーンヒット。たたらを踏んだ榎本に対し、左右のボディブローを猛連打。榎本はガードを固めて耐えようとするも、コーナーに押し込まれるとそのままダウン。

 よろよろと膝立ちで起き上がった榎本に対し、町田は側頭部を刈り取る高さのランニングミドルキックを発射するが、榎本はこれをかわし、組み付いてボディスラム。さらに得意のドロップキックを3連打から逆エビ固め。さらに胸板への野球チョップからバットスイング式スレッジハンマーを発射も、町田がこれをダッキングしてボディブロー連打からみぞおちを貫くソバット。ふらふらと起き上がろうとする榎本の顔面に町田の必殺・居合パンチがクリーンヒットし、そのまま3カウントが入った。

 全力を出し切って動けない榎本を助け起こした町田は肩を抱いて榎本の健闘を称えてから退場していった。

SEXY BODY JAPAN 2022 Yokohama July



 これまでは女性の部だけで行われてきたSEXY BODY JAPANだが、今大会より男子の部も解禁。

 まずは女性の部の審査が行われ、曽田優実さん、中田明美さん、木村美弥さん、小沢いくみさん、せきらら姫のららさんが規定ポーズ審査およびフリーポーズ審査。


 続いて、男子の部の審査が行われ、今井一博さん、金子元輝さん、関谷稔さん、鈴木達也さん、水沼太一さん、そして本家コンテストでは審査委員長も務めるラグジュアリー吉田も特別参加。女子と同じ規定ポーズ審査およびフリーポーズ審査が行われた。

 最終審査は大会後半に行われることがアナウンスされ、出場者たちは一度退場していった。

第3試合


 50歳でプロレスラーを志し、かつてプロレスラーになる夢を持っていた全国のオヤジたちに“オヤジプロレス”の輪を広げていくという野望を持った木村昌嗣がデビュー戦。その相手は、名古屋で木村にマンツーマン指導を施したという小仲=ペールワン。

 木村は、法被を着た美女2人を引き連れ『マツケンサンバ』に乗って陽気に入場。小仲の入場後は、差し出された小仲の右手を木村が両手でガッチリ握って深々と頭を下げる。
 ゴングが鳴ると、バックの取り合いからリストの取り合い、グラウンドヘッドロックからヘッドシザースで抜け出してクリーンブレイクという道場で幾度となく練習を重ねてきたであろう基本の動きでエンジンをかけていく。

 手4つで組み合おうとしたところで小仲が足を刈って倒し、足へのエルボードロップ。ダブルレッグロックからヘッドロックに持ち込むが、木村がヘッドロックで切り返しショルダータックル。すぐにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、小仲がひらりとエプロンに出てかわし、スワンダイブ式ブレーンチョップから観衆に見得を切る。さらに腕へのレッグシザースからボディスラムで叩きつけ、観客席に乗り込んで木村コールを送るファンに至近距離からガンを飛ばしに行くなど余裕を見せつける。

 小仲は腕固めで痛めつけてからロープに飛ぶが、木村がヒザを撃ち抜くカウンターの低空ドロップキック。トゥーホールド、スリーパーホールドからのスイングネックブリーカー、スピニング・トゥーホールドからの監獄固めとクラシカルなサブミッションで攻め立て、下から小仲がチョップを放ってくると、雄たけびを上げながらエルボーを打ち下ろして制圧するという気迫のファイトを見せる。


 しかし、小仲がそのエルボーをキャッチしてチキンウィング・アームロックへと持ち込み、序盤から攻め続けていた左腕に致命的なダメージを与える。その後はエルボー合戦となるも、利き腕の左腕を潰された木村は思うように打撃を放てず、小仲が打ち勝ってDDT。さらに座禅式ダイビングセントーンから腕ひしぎ十字固めを決めてギブアップを奪った。

 試合後には2人向き合って座礼を交わして握手。小仲が木村の右腕を掲げあげて健闘を称えた。

第4試合


 やかん&竹林の2人しか残っていないBBJ旗揚戦デビューの生え抜き選手が初タッグ結成。対する赤井&小猪木も初の凸凹タッグを結成して臨む試合。

 やかんと小猪木でゴングが鳴ると、互いの高度過ぎる読み合いからなる一見して噛み合わないかのように見える手4つ風の攻防を展開し、小猪木がリストロックに捕らえながら自慢のアゴでやかんの手首をグリグリとえぐる。やかんも対抗してリストロックから必死にアゴを突き出しながら小猪木の僧帽筋をゴリゴリと削っていき、腰投げからヘッドシザースで抜け出す攻防から互いに何度も振り返りながらコーナーに下がっていき両者タッチ。

 赤井と竹林の対面となると、赤井が顔面へのビッグブートで先制。普段なら吹き飛んでしまう竹林だが、即座に起き上がって赤井の顔面にビッグブートを叩き込んで反撃。怒りの赤井はビッグブートを連打し、竹林がロープに飛んで放ったドロップキックもビッグブートで撃墜。さらにサッカーボールキックを叩き込み、しゃなりと髪をかきあげながらの踏みつけフォールもカウントは2。小猪木にタッチ。


 小猪木は竹林に急角度逆エビ固めを仕掛けるも、ヨガのインストラクターを務める竹林の軟体には全く効かず、竹林は余裕の笑顔を浮かべてアピール。ならばと小猪木はリバース・インディアン・デスロックに捕らえて幾度も倒れ込んで足にダメージを与え赤井にタッチ。赤井は、小猪木がリバース・インディアン・デスロックで固めている竹林の上に座ってポーズを取り、撮影会を始める。

 赤井は竹林をプラチナムロックで絞め上げ、なんとかロープブレイクした竹林の顔面を幾度も蹴りつけて挑発。竹林も意地のエルボー連打からドロップキック、さらに619も決めてやかんにタッチ。

 やかんはドロップキック3連打も赤井は倒れず仁王立ち。やかんの起き上がりに赤井がハイキックを発射も、これをかわしたやかんがスクールボーイの形で転がし、赤井の起き上がり際にドロップキック。さらに得意技のアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、赤井が着地してブレーンバスター。さらに串刺しビッグブートからジャンピングミドルキック。続けてロープに飛ぶも、やかんがヒザを撃ち抜く低空ドロップキックでカウンターし、ラ・マヒストラル。赤井のキックアウトに合わせてロープに飛ぶが、赤井がカウンターのビッグブートを決め、小猪木にタッチ。

 小猪木は弓引くナックルアローの連打からコブラツイスト。やかんが腰投げで切り返すと小猪木もすぐにヘッドロックで捕らえ直すが、やかんがぶっこ抜いてバックドロップ。竹林にタッチ。

 竹林は小猪木に619からY字バランス式ギロチンドロップ。さらに変形ゴリースペシャルからのゴリーボムを決め、スリーパーホールドに捕らえるが、小猪木が振り払ってショルダーアームブリーカーを連打。
 これをやかんがカットするも、やかんを強く意識する小猪木はやかんをスリーパーホールドで絞め落とそうとする。竹林はその背後から小猪木をスリーパーホールドで絞め上げ数珠つなぎに。これを赤井がビッグブートでカットしようとするも小猪木に誤爆。やかんが赤井をコルバタで場外に排除すると、竹林は小猪木の立派なアゴをむんずと掴み、自身のその腕にY字バランス式踵落とし。アゴがもげんばかりの大ダメージを負った小猪木を押さえ込み、竹林が3カウントを奪った。

第5試合


 現BBWタッグ王者のHAYATO&タオルは、DPGからベルトを奪い、DPGから初防衛し、DPGと2度目の防衛戦。今回はセコンドにキューティエリー・ザ・エヒメの姿は無く愛媛の2人だけの登場。逆にDPGはダンカン総帥まで引き連れ、今大会に出場しているフルメンバーでリングサイドに勢ぞろい。

 HAYATOと鈴木の対面でゴングが鳴ると、体格に勝る鈴木がロックアップでロープに押し込むも、HAYATOは鋭いチョップの連打で反撃。鈴木はショルダータックルで倒してからサッカーボールキックを発射も、HAYATOはこれを回避。両者タッチへ。

 女性ファンから黄色い声援を受けるタオルは「タッオッルッ♪タッオッルッ♪」といつものようにコールを煽り始めるが、諸橋のガットショットで中断させられる。タオルは突っ込んでくる諸橋をリープフロッグでかわしてコルバタで場外に放り出す。さらに場外飛びでの追撃を狙うが、助走をつけたところで場外からベストボディ・ベイダーに足を引かれ、そのまま全員入り乱れた場外戦へ。場外戦にはダンカン総帥も参加し、王者組は圧倒的な数的不利で袋叩きにされてしまう。

 鈴木がタオルをリングに放り込むと、タオルはチョップの連打で反撃も鈴木の強烈な逆水平チョップ一発で吹き飛んでしまう。さらに諸橋がジャーマン・スープレックスを狙うが、タオルはこれをカサドーラ式フェイスクラッシャーで切り返し、鈴木にミサイルキックを見舞って生還。

 HAYATOは鈴木にセントーンからフライングフォアアーム。さらにロープに飛ぶが、鈴木が顔面にビッグブートを叩き込んでカウンターし、諸橋にタッチ。
 諸橋はバックドロップを狙うが、HAYATOは背面着地してコーナーに叩きつけ串刺し延髄斬り。タオルが猛烈にタッチを求めたため、HAYATOがタッチ。

 タオルは「HAYATOさん!一緒にやっちゃいましょう!」と戻ったばかりのHAYATOを引っ張り出すと、2人でのトレイン攻撃から合体フェイスクラッシャーからタオルがドロップキック。さらに「投げるぞ~ッ!」と宣言も、諸橋がレフェリーを引っ掴んで視界を塞ぎ、後ろ足を振り上げてタオルの股間を痛打。鈴木にタッチ。


 大ダメージを負ったタオルは鈴木にチョップ連打も、余裕の表情の鈴木が返す刀の芯喰う飛び膝蹴り。HAYATOが飛び込んできて鈴木にトラースキック。さらにHAYATO&タオルのダブルトラースキックを諸橋に叩き込んで排除。鈴木に対してダブルブレーンバスターからHAYATOのライオンサルト、2人でのサンドイッチトラースキックと連撃し、HAYATOが場外の諸橋へプランチャを見舞いタオルに勝負を託す。

 タオルは完璧なダイビング・ボディプレスを決めるも、カウントを叩くレフェリーの足を大和が場外から引いて妨害。大和もベイダーもリングに上ってきて4人がかりでタオルにトレイン攻撃をかけ、大和のフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからベイダーのスワンダイブ式セントーンアトミコ。さらに鈴木がビッグブートから必殺のチョークスラムを狙うが、タオルがサムソンクラッチで切り返し、トラースキックからバリタニックの体勢へ。
 しかし、鈴木はこれをショルダースルーで切り返し、ニーリフト連打でタオルに膝をつかせた上でランニングニー。さらにチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。


 諸橋は本部席からベルトをひったくると、HAYATO&タオルの眼の前で足元に放り捨てるという挑発行為。さらにダンカン総帥がリングに上ってきて2人を称え、DPG全員で記念撮影を行ってご機嫌な様子で退場していった。

第6試合


 3カウント、ギブアップ、レフェリーストップ、OTRでの決着が認められるバトルロイヤル。最後に勝ち残った人間がBBWスーパーボディ級王座を戴冠することになり、現王者のチェリーが最後まで勝ち残った場合は王座防衛となる。

 第1入場者の唐澤と第2入場者の石井の対面でゴングが鳴ると、いきなり石井が距離を詰めてビッグブートを発射。唐澤はこれをかわしてミドルキックも、石井はボディスラムからダブルニードロップ。さらにスリーパーホールドへ固めていく。

 そこへ第3入場者の政宗が登場し、石井と2人で唐澤をロープに振ってダブルバックエルボー。政宗がカバーに入ると石井がカット、石井がカバーに入ると政宗がカットし仲違い。ここに唐澤が割って入ると、政宗は石井へののリバースDDT+唐澤へコンプリートショットの同時攻撃。

 そこへ、第4入場者のけーすけが、美熟女ディーバのマダムを伴って登場し、約3分間観客席を練り歩きながらアピールしてリングイン。けーすけの遅延行為に怒り心頭の3人の心は1つになっており、けーすけがリングインすると同時に袋叩きにする。

 そこへ、第5入場者の八須が登場。
 豊かな胸毛を蓄えた八須を見たけーすけは、「もじゃもじゃやないか!俺にも分けてや~」と自身のつるつるの頭を撫でながらからかうが、八須はけーすけの顔面を自身の胸毛に押し当てながらライオンプッシュアップ式胸毛ウォッシュ。醜態をさらしたけーすけにマダムがムチを入れ、全員でのトレイン攻撃から再びマダムがムチ攻撃。けーすけ以外の4人はマダムに敬意を払い、政宗がロープを上げ、唐澤がエプロン下で馬になって階段代わりとなり、マダムを場外に送り出す。

 そこへ、第6入場者のしゃあが登場。
 しゃあはロープに飛んで石井にランニングネックブリーカードロップ。さらにけーすけ&八須に政宗を押さえさせ、ミサイルキックを叩き込む。ミサイルキックに巻き込まれたけーすけは怒ってしゃあを羽交い締めにし、八須が胸毛にローションを塗りたくってしゃあの顔面を押し当てようとする。

 そこへ、第7入場者の伊橋が全力ダッシュでリングインしてけーすけ&八須を蹴散らし、石井&政宗をダブルラリアットで吹き飛ばすというとんでもない強さを見せる。すると伊橋はしゃあに向き直り、「しゃあちゃぁ~ん♪……いや、しゃあ。もうリング上には、僕たちしかいないね。さあ、遠慮はいらない!僕の胸に飛び込んでおいで~♪」と抱きついてキスをしようとするが、嫌悪感をむき出しにしたしゃあが悲鳴を上げて伊橋にビンタ。さらに八須がヌルヌルの胸毛で伊橋の顔面をウォッシュし、全員で伊橋をOTRさせようとする。

 伊橋が「あんちゃぁ~ん!助けてぇ~!」と泣き叫ぶ中、第8入場者の大鷲が登場。
 大鷲は助けを求める伊橋をチラリと一瞥しただけで無視して自らの入場ルーティンを優先。リングインすると特に伊橋を救出するためというわけでもなく全員にビッグブートを見舞い、政宗&石井にはダブルヘッドシザースホイップ。自分を助けてくれたと思った伊橋が大鷲に抱きつこうとするも、大鷲は伊橋にもビッグブートを叩き込み、全員で伊橋をOTRさせようとする。

 しかし、ここで場内に軽快なBGMが響き渡り、これよりリング上でSEXY BODY JAPAN女子部門の最終審査が行われることが発表。
 コンテスト出場者がリングに上ってくると、最終審査はおなじみのケツバット選手権であることが発表。出場者が自らの好みの選手を選び、セクシーさをアピールしつつもケツバットでいかに美しさと強さを表現するかという資質が問われる種目だ。

 まずはエントリーナンバー1番の曽田優実さんが唐澤を選び、まるでゴルフスイングのような見事なアッパースイングでケツバット。

 続いてエントリーナンバー2番の中田明美さんが大鷲を選び、まるで剣道の逆胴のような鋭い斬撃でケツバット。

 続いてエントリーナンバー3番の木村美弥さんが八須を選び、慈悲深いケツバットを見舞うも大鷲から物言いが付き再審査。2発目は往年の落合博満を思わせる流し打ちでのケツバット。

 続いてエントリーナンバー4番の小沢いくみさんが石井を選び、振った瞬間にバックスクリーン弾を確信したときの中村紀洋のような所作でのケツバット。

 続いてエントリーナンバー5番のせきらら姫のららさんが連続で石井を選ぶと、石井は「お先に失礼します!」と自らOTRして失格に。代わりにけーすけが選ばれ、ららさんが全員で押さえつけられたけーすけを打首にするかのように打ち下ろすケツバット。そのままけーすけが全員に押さえ込まれて3カウント。けーすけが失格。

 SEXY BODY JAPAN女子部門の最終審査が終わると、第8入場者の高尾が登場。
 高尾は政宗に狙いを定め、ドロップキック、ボディエルボーからのトラースキックと叩き込み、全員をけしかけて政宗のマスク剥ぎを狙う。

 そこへ、第9入場者の太尊が登場し、リングインするなり大鷲、八須、政宗とミドルキック一発でなぎ倒していき、これを見た高尾は場外に避難。太尊がしゃあにもミドルキックを放とうとすると、伊橋がしゃあを身を挺して守り、「しゃあちゃんに……いや、俺のしゃあに手ェ出すんじゃねえ!」と渋い声で見得を切る。太尊vs伊橋のMMAのような試合が唐突に始まるも、絶望的なまでのリーチの差で伊橋のローキックは届かず、太尊のマシンガンローキックが全てクリーンヒット。太尊のジャンピングニーで吹き飛んだ伊橋が八須のヌルヌル胸毛に吸い込まれていき、太尊はしゃあを追いかけ回し始める。

 そこへ、第10入場者のディーノが登場し、太尊、高尾、唐澤に次々とリップロックを見舞って失神させる。八須相手には胸毛を引きちぎり、まるで乙女のように目を閉じて自らキスをせがむ伊橋&大鷲はがら空きの股間に男色クローを食らう。これを他人事のように眺めていた政宗もリップロックの餌食になってへなへなと座り込んでしまう。
 しかし、残ったしゃあがきゃぴきゃぴした仕草で自らキスをせがむと、ディーノは勝利への渇望と自らの性癖の狭間に立って激しく苦悩。しゃあがエルボーを見舞うと、ディーノも戦闘モードに入り、ヘッドバッドからのブレーンバスター。さらに男色ナイトメアでしゃあに悪夢を見せる。そこへ太尊がディーノにエルボーを見舞うと、ディーノが座り込んでしゃあをバーミヤンスタンプで圧殺する形になり、そのまま3カウント。しゃあが失格。

 ディーノが太尊を寝バックでガン掘りし始めると、場内に軽快なBGMが響き渡り、これよりリング上でSEXY BODY JAPAN男子部門の最終審査が行われることが発表。
 男子の最終審査の内容は、「いかなる困難な状況でも美しくセクシーなポーズを取り続けることが出来るか否か」を問われるものであることが発表。
 突然ベストボディなイケメンたちが登場したことで、ディーノのテンションは最高潮に達する。
 
 エントリーナンバー1番の今井一博さんがポーズをとると、ディーノは今井さんの見事にカットが浮き出た上半身の筋肉に指を這わせ、ホットパンツに収まった美尻を恍惚の表情で撫で回す。

 エントリーナンバー2番の金子元輝さんがポーズをとると、ディーノは周囲をぐるぐる回って金子さんの筋肉を舐め回すように見つめ、まるでビリケンさんの足を撫でるかのような手つきで金子さんのオイナリさんをぽんぽん撫でる。

 エントリーナンバー3番の関谷稔さんがポーズをとると、ディーノは関谷さんのハットを奪って自らのタイツの中に突っ込んでフェロモンを付けてから関谷さんの頭に戻し、関谷さんの乳首でフリック入力するかのようにLOVEを綴る。

 エントリーナンバー4番の鈴木達也さんがポーズをとると、ディーノは無邪気な小学生男子のように鈴木さんのふんどしめくりを楽しみ、何度も前垂れを上げ下げして風を起こすことで真夏の夜のリングで涼を感じる風流人と化す。

 エントリーナンバー5番の水沼太一さんがポーズをとると、ディーノは足と足の間にヘッドスライディングして飛び込むと、水沼さんの大樹のように立派な足を撫でながらたわわに実って揺れる2つの果実を眺め、収穫の秋の訪れを予感する。

 エントリーナンバー6番のラグジュアリー吉田がポーズをとると、ディーノはタイツの中に手を突っ込んで吉田の和彦を鷲掴み。思わず吉田がポーズを崩して全力で拒否反応を示すと審査員からレッドカードが出され、吉田は試合にも失格。
 吉田が引き連れてきたW YUKIの2人は、負け犬には用はないとばかりに吉田を見限って荒々しく退場。

 SEXY BODY JAPAN男子部門の審査が終わると、政宗と八須がエルボー合戦を展開。八須がバックスライドを狙ったところでディーノが左右の手で政宗&八須に男色クロー。そのまま2人をひっくり返してダブルフォール。政宗&八須が失格。

 そこへ、第11&第12入場者として大和&ベイダーがダンカン総帥を引き連れて登場。
 大和&ベイダーが太尊をトップロープを超えてエプロンに出すと、高尾が「今助けるぞ!」とランニングエルボーを放つも、これが太尊にヒット。太尊が場外に転落し太尊が失格。

 思わぬ誤爆で動揺する高尾をディーノがOTRさせ、高尾が失格。

 大和が伊橋を、ベイダーが大鷲を羽交い締めに。ダンカンが先程の女子最終審査で使われていたバットを持ち込んでぶん殴るも、これがベイダー、大和に次々と誤爆。
 ディーノは「お仕置きだなぁ?ダンカン、今から私はアナルを出す!そのアナルにテメーの顔面をブチ込んでやる!」とコーナーに上って地獄門を開門。大鷲&伊橋がダンカン総帥の顔面をディーノの尻に突っ込ませるとダンカン総帥が失神。これに動揺した大和&ベイダーを大鷲がディーノの尻に突っ込ませ、伊橋がOTRさせたことで大和&ベイダーが失格。

 ここで第13入場者の谷口会長が登場。
 間髪入れずに大鷲&伊橋が谷口会長を捕縛。大鷲が「ベストボディ・ジャパンプロレスも、ベストボディ・コンテストもこれで終わりじゃあ!」とディーノの尻に顔面から突っ込ませてフォールも谷口会長がキックアウト。
 まさか返されると思っていなかった大鷲は「まさか……!このアナル攻撃が敗れるなんて初めてだ!」と狼狽。ディーノも「どうすればいいんだ?!もう後がねーぞ?!」とうろたえを隠せない。すると大鷲は「いや、もう1つだけある。こんなきれいな海でこんなことはやりたくなかった。伊橋!お前もケツを出せ!」と指示。ディーノが「やめろ!それだけは……!」と天変地異でも恐れるかのような声を上げる中、伊橋も尻を出してコーナー上のディーノに覆いかぶさり、鏡餅ならぬ鏡ケツが完成。大鷲が谷口会長をケツとケツの間に突っ込ませようとするが、逆に谷口会長が大鷲をその餌食とし、半死半生の大鷲をOTRさせることで失格させる。

 ここで最後となる第14入場者のチェリーが登場。
誇らしげにベルトを掲げながら入場してきたチェリーを、谷口会長&唐澤が挟撃するも、チェリーは2人の攻撃を上手く誤爆させ、2人の頭を足を逆に重ねることで谷口会長への逆エビ固め+唐澤へのキャメルクラッチを同時にかける。さらに2人を重ねたままフットスタンプを見舞い、谷口会長に腕十字。これをカットした唐澤をチェリーがブリザードスープレックスホールドで叩きつける。
 さらにチェリーは谷口会長に熟女でドーン!の3連打からチェリートーンボムを投下も唐澤がカット。チェリーとのバックの取り合いを制した唐澤がチェリーの顔面を鏡ケツに突っ込ませるとチェリーがギブアップ。王者のチェリーが失格となり、王座の移動が確定する。

 伊橋が唐澤を背後から捕らえ、ボディスラムからムーンサルト・プレスを投下も、唐澤が回避して自爆させそのままエビ固めで押さえ込んで3カウント。伊橋が失格。

 谷口会長がコーナー上のディーノを叩き落とし、ディーノがOTRで失格。ディーノは場外に転落した際に後頭部を硬い床にぶつけてゴツリという鈍い音を響かせ、しばらくうずくまる。

 残るは谷口会長と唐澤の2名。
 唐澤が幾度もショルダータックルでぶつかっていくが、体格に勝る谷口会長はこれを耐えきりショルダータックル、ボディスラム、ショートレンジラリアットと連撃。さらにロープに飛んでのラリアットで仕留めにかかるが、これをかわしてバックを取った唐澤がノーザンライト・スープレックス・ホールド。

 谷口会長が逆水平チョップで、唐澤がミドルキックで打ち合う打撃戦となり、これを制した谷口会長が必殺のアティテュード・アジャストメントを狙うが、唐澤が背面着地してスリーパーホールド。谷口会長がぐったりと力を失って座り込むと、唐澤はサッカーボールキックからランバー・ソムデート直伝ローキック(※ランニングPK)を叩き込んで3カウント。唐澤が1人残りとなり、BBWスーパーボディ級王座を戴冠した。

 BBJで初の王座戴冠を果たした唐澤がマイクで語りだそうとした瞬間、これよりリング上でSEXY BODY JAPANの結果発表&表彰式が行われることが発表。

<SEXY BODY JAPAN 2022 Yokohama July 女性部門>

第1位 木村美弥
第2位 中田明美
第3位 小沢いくみ
第4位 曽田優実
第5位 せきらら姫のらら
(※敬称略)

<SEXY BODY JAPAN 2022 Yokohama July 男性部門>

第1位 水沼太一
第2位 鈴木達也
第3位 今井一博
第4位 関谷稔
第5位 金子元輝
(※敬称略)

 表彰式および記念撮影が終わると、改めて唐澤がマイクを取る。

唐澤「こんばんは、皆さん!唐澤志陽です。今日、私の名前を覚えて帰ってください。そのうちなにかしらでビッグになります、唐澤志陽です。私が締めるのもアレなんで、会長!谷口会長、あとはお願いします」

谷口会長「皆さんこんばんは!プロのムエタイ、キックボクサーなんで強烈な蹴りを食らって敵わなかったんですけど、唐澤くん、おめでとう!ベストボディ・ジャパンプロレスで初タイトルです!おめでとうございます!皆さん、本日7月13日、夏休みに入ったりしたり、お仕事が大変になった方もいると思いますが、そんな中、今日超満員のお客様に来ていただきました。ありがとうございます!ベストボディ・コンテスト、日本一のコンテストなんですけども、今年で10周年。11月23日、両国国技館で10周年大会を行い、ベストボディ・ジャパンプロレスもお陰様で4周年を迎えました。これも本当に、本当に皆さんのおかげです。心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます!最後は恒例の『BBJ!』で締めましょう!僕の掛け声に合わせて左手を掲げてください。行きますよ!B!B!J!ありがとうございました~!」

<大会後コメント>
榎本高志
――デビュー戦を終えたお気持ちはいかがですか
「今までエキシビジョンマッチをやらせていただいてたんですけど、そのときは『これ以上緊張すること無いな』って思ってたんですけど、今日はそれを超えてました。入場前は震えてました。色んな気持ちがぐるぐるしてるんですけど、とりあえずは『デビューできてよかった』ですね」

――リング上で町田選手と対峙してみていかがでしたか
「最初からヤバい打撃がガンガン飛んできて、必死で避けて、最初に低空タックルでテイクダウン奪えたときは『行ける!』って思ったんですけど、全然甘かったっす。ボコボコにされました」

――大和選手とのエキシビジョンマッチを振り返って『恐怖しか残らなかった』と言っていましたが、今回の試合ではボコボコにされて何が残りましたか
「課題が残りました。もっと攻める姿勢であったり、攻めるために必要な体力であったり、全てが足りなかったです。まだ自分の動きをやろうと思うだけで精一杯になっちゃって、相手の動きを見て動きを変えていくなんて余裕はなかったので」

――最後の居合パンチを食らってみていかがでしたか
「全く見えなかったです。その前のボディブローを食らって、目のピントが合わなくなっちゃってる中であんな速いのが飛んできたらフォーカス合わないですよ。シャッタースピード1/2000秒……いや、1/3200秒くらい無いと合わないと思います。カメラマンさん、どれくらいで撮りました?」

――1/1250秒です
「じゃあ僕の目が1/1250秒を捉えられるようになれば居合パンチは見えるんですね」

――プロレスラーとしてデビューされましたが、今後の目標は
「今まではとにかく根性根性でやってきたんですけど、気持ちに追いつくだけの技術も無いとあの人に……大石真翔には届かないと思うので。大石真翔に一発やり返すことと、大和さんに見直してもらえるように頑張っていきたいです」

木村昌嗣
――デビュー戦を終えたお気持ちはいかがですか
「ホッとしたのが1番ですね。ここまで『この歳で出来るかな』って不安も大きかったし、身体の負担も大きかった中、絶対に大丈夫という自信はなかったんですけど、無事に怪我なく終えることが出来ました。小仲さんにずっと教えていただいてきたので、やってきたことを信じて頑張りました。皆さんがどう思われるかはまだ分かりませんが、自分としてはやれることをやれたと思います」

――デビュー戦から師弟対決でしたが、師匠を相手に練習してきたことの何%をぶつけられたと思いますか
「自分の中では100%、120%の力をぶつけられたと思います」

――プロレスラーとしてデビューされましたが、今後の目標は
「若い選手と比べたら出来ることがちょっと違うと思うので、しっかりと技を磨いて、プロレスを知っている人にも評価されるような内容の濃いプロレスが出来るようにもっともっと練習を頑張りたいなと思います」

――50歳の新人レスラーが誕生したことで、「全国のプロレス親父に夢を与える」という野望に一歩近づいたと思います
「今日応援に来てくれた人は、みんな40代、50代のオヤジばっかりですし、僕より上の世代の方もいらしてくれました。僕がプロレスをやってる姿を見て、プロレスじゃなくてもいんですけど『よし!俺もやってやる!』って、なにか本気になるものを見つけて、明日からなにかそれを目指してほしいという気持ちもあります。もちろん、プロレスを一緒にやってくれる人を見つけて、オヤジプロレスも活性化させていきたいと思います!」

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