ローレル賞 (競馬のレース)

ローレル賞(ローレルしょう)は、神奈川県川崎競馬組合川崎競馬場ダート1600mで施行する地方競馬重賞競走(SII)である。正式名称は「神奈川新聞社賞 ローレル賞」、神奈川新聞を発行する神奈川新聞社が優勝杯を提供している。

ローレル賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 神奈川県川崎競馬組合
競馬場 川崎競馬場
第1回施行日 2002年3月14日
2024年の情報
距離 ダート1600m
格付け SII
賞金 1着賞金1200万円
出走条件 サラブレッド系2歳牝馬オープン・地方全国交流
負担重量 定量(54kg
出典 [1]
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競走名は月桂樹の葉(laurel)から取られている。

副賞は、神奈川新聞社賞、日本軽種馬協会会長賞、管理者賞(2024年)[2]

概要

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南関東交流重賞(G3)競走のハンデ戦として2001年度(2002年)に創設された。第2回まではサラブレッド系3歳牝馬による重賞競走として春に施行、南関東牝馬三冠競走の前哨戦として位置付けられていたが、2003年度より開催時期が秋に移行され、それに伴い出走条件がサラブレッド系2歳牝馬となり、負担重量が別定重量に変更された。2005年より大井競馬場で行われる南関東SI競走、東京2歳優駿牝馬へのトライアル競走に指定されており、上位3着までに同競走への優先出走権が与えられる。2006年ではJBCクラシックの前座競走として施行された。2007年からは南関東重賞格付け表記を南関東SIIIに変更された。2018年にSIIに格上げ。

2010年からはGRANDAME-JAPAN・2歳シーズンに指定されている。

負担重量は2010年までは別定重量で53kgを基準とし、指定日までの番組賞金500万円毎に1kg増、55kgを上限として加増されたが、2011年以降は定量で54kgである。

条件・賞金等(2023年)

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出走資格
サラブレッド系2歳牝馬。地方全国交流で他地区所属馬の出走枠は3頭以下と定められている[1]
  • 小町特別の2着以上の馬に優先出走権がある。
負担重量[1]
定量。54kg
賞金額[1]
1着1,200万円、2着420万円、3着240万円、4着120万円、5着60万円、着外手当15万円。
優先出走権付与
本競走の3着以上の馬に、東京2歳優駿牝馬の優先出走権が付与される。

歴史

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  • 2002年 - 川崎競馬場のダート1600mのサラブレッド系3歳牝馬の南関東所属馬限定のハンデキャップの重賞(G3)競走「ローレル賞」として創設。
  • 2003年 - 第3回以降の施行時期を11~12月に変更。それに伴い、出走資格も「サラブレッド系3歳牝馬の南関東所属馬」から「サラブレッド系2歳牝馬の南関東所属馬」に変更。
  • 2005年 - 東京2歳優駿牝馬のトライアル競走に指定され、上位3着までに東京2歳優駿牝馬への優先出走権が付与されるようになる。
  • 2006年 - 当年のみ、JBCクラシックの前座競走として施行。
  • 2007年 - 南関東重賞格付け表記を南関東SIIIに変更。
  • 2010年 - GRANDAME-JAPAN・2歳シーズンに指定。
  • 2011年
    • この年から地方競馬全国交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳牝馬の地方所属馬」に変更。
    • 負担重量を「別定重量」から「定量」に変更。
  • 2018年 - SIIに昇格[3]

歴代優勝馬

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全て川崎競馬場ダート1600mで施行。性齢は第1回と第2回は牝3、第3回以降は牝2が勝利している。

回数 施行日 優勝馬 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2002年3月14日 ラヴァリーフリッグ 船橋 1:43.8 石崎隆之 出川克己 村中徳広
第2回 2003年2月27日 マルダイメグ 川崎 1:43.8 的場文男 佐々木仁 (有)栄光開発
第3回 2003年12月3日 ビービーバーニング 川崎 1:44.2 甲斐年光 武井榮一 (有)坂東牧場
第4回 2004年11月23日 スコーピオンリジイ 川崎 1:43.3 今野忠成 八木仁 (株)リガメェントワールド
第5回 2005年11月9日 ダガーズアラベスク 船橋 1:41:8 内田博幸 川島正行 ダーレー・ジャパン・ファーム(有)
第6回 2006年11月3日 エイコークック 川崎 1:44.8 的場文男 原三男 山下榮一
第7回 2007年11月9日 マダムルコント 川崎 1:43.3 町田直希 田邊陽一 栗山正
第8回 2008年11月5日 ヴィクトリーパール 川崎 1:45.1 佐藤博紀 田島寿一 古賀慎一
第9回 2009年11月11日 キョウエイトリガー 大井 1:42.5 柏木健宏 阪本一栄 田中美代刀
第10回 2010年10月27日 オリークック 大井 1:45.7 坂井英光 荒山勝徳 伊達泰明
第11回 2011年11月11日 ドラゴンシップ 船橋 1:42.5 御神本訓史 川島正行 窪田康志
第12回 2012年11月5日 デイジーギャル 大井 1:44.5 真島大輔 宮浦正行 小島郁雄
第13回 2013年11月12日 クライリング 北海道 1:43.1 御神本訓史 田中淳司 吉田正志
第14回 2014年11月5日 ララベル 大井 1:44.2 真島大輔 荒山勝徳 吉田照哉
第15回 2015年11月17日 モダンウーマン 北海道 1:43.4 阿部龍 角川秀樹 (有)グランド牧場
第16回 2016年11月3日 アップトゥユー 北海道 1:45.9 阿部龍 角川秀樹 (有)グランド牧場
第17回 2017年11月7日 ゴールドパテック 川崎 1:43.9 瀧川寿希也 岩本洋 岡田初江
第18回 2018年11月27日 アークヴィグラス 川崎 1:44.1 瀧川寿希也 平田正一 アークフロンティア(株)
第19回 2019年11月19日 ブロンディーヴァ 川崎 1:43.4 御神本訓史 内田勝義 (有)キャロットファーム
第20回 2020年11月10日 ケラススヴィア 浦和 1:42.9 森泰斗 小久保智 小田吉男
第21回 2021年11月9日 スティールルージュ 北海道 1:44.5 桑村真明 角川秀樹 菅野守雄
第22回 2022年11月8日 マカゼ 川崎 1:44.6 矢野貴之 高月賢一 鈴木基容
第23回 2023年11月7日 ミスカッレーラ 船橋 1:44.0 御神本訓史 川島正一 (有)辻牧場

出典:南関東4競馬場公式「ローレル賞競走優勝馬」

他地区所属馬の成績

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回次 馬名 所属 着順
第11回(2011年) レイモニ 北海道 4着
コテキタイ 北海道 11着
ミヤシンボーラー 名古屋 12着
第12回(2012年) メロディアス 北海道 3着
カツゲキドラマ 笠松 4着
セラミックガール 北海道 11着
第13回(2013年) クライリング 北海道 1着
フラッシュモブ 笠松 7着
第14回(2014年) ネガティヴ 北海道 4着
ティーズアライズ 北海道 5着
ミラクルフラワー 北海道 8着
第15回(2015年) モダンウーマン 北海道 1着
マックスガーデン 北海道 3着
シャイニーネーム 笠松 4着
第16回(2016年) アップトゥユー 北海道 1着
オヒナサマ 佐賀 10着
ハリアー 笠松 12着
第17回(2017年) ストロングハート 北海道 3着
ボーダレスガール 北海道 6着
グラヴィオーラ 北海道 7着
第18回(2018年) パレスラブリー 北海道 3着
スティールティアラ 北海道 4着
グレイアンジェラ 北海道 7着
第19回(2019年) バブルガムダンサー 北海道 5着
プリモジョーカー 北海道 6着
第20回(2020年) セカイノホシ 北海道 2着
第21回(2021年) スティールルージュ 北海道 1着
カーロデスティーノ 北海道 7着
第23回(2023年) アメリアハート 北海道 2着

出典・脚注

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  1. ^ a b c d 令和5年度第9回川崎競馬競走番組” (PDF). 川崎競馬|KAWASAKI KEIBA. 2024年11月10日閲覧。
  2. ^ 川崎競馬出走馬一覧表 令和6年度第9回川崎競馬第2日11月12日(火)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年11月11日閲覧。
  3. ^ 平成30年度 南関東4競馬場重賞競走の賞金額の決定について”. 南関東4競馬場公式サイト. 2018年3月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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