吉岡宏起
日本のアニメーションプロデューサー
吉岡 宏起(よしおか ひろき)は、日本のアニメーションプロデューサー。株式会社ENGI代表取締役社長。
よしおか ひろき 吉岡 宏起 | |
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生誕 | 日本 奈良県 |
出身校 | 近畿大学法学部 卒業[1] |
職業 | アニメーションプロデューサー |
活動期間 | 1995年 - |
代表作 | 『楽園追放 -Expelled from Paradise-』(チーフアニメーションプロデューサー) |
肩書き | 株式会社ENGI代表取締役社長 |
来歴
編集奈良県出身[2]。高校在学中に警察不祥事への義憤から検察官を志望し、近畿大学法学部へ入学する[1]。1995年に大学を卒業後[3]、プログラミングを学ぶためHAL大阪校を経てゲームメーカーに就職したが、プログラマーでなくプランナーとして採用された[1]。ところが入社したゲームメーカーが2年弱で倒産、知人の紹介で移籍したメーカーは上司との価値観の相違を理由に退職し、1年余りを警備員など日雇いの仕事で過ごしたのち2004年にアニメ制作会社のGONZOへ入社した[1][3]。
2007年に『アニ*クリ15』第1シーズンで放送された短編アニメ『火男』で初めてプロデューサーを務め[1][2]、2009年にGONZOのデジタル部門をキュー・テック(現クープ)が譲り受けて発足したグラフィニカの創業メンバーとなる[1]。2014年に取締役となり、同年公開のアニメーション映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』ではチーフアニメーションプロデューサーに就任した。
2018年4月、KADOKAWAやサミーの出資で新設されたENGIの立ち上げに加わり三浦和也、橋本隆希らと共にグラフィニカから移籍、専務に就任する[4]。ENGIの初代社長には元キュー・テック社長の梶尾徹が就任していたが、設立当初から吉岡が後継指名を受けており2021年6月21日付で2代目社長となった[2]。
作品
編集テレビアニメ
編集- 2007年
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- ジャイロソプター(マネージャー)
- 火男(プロデューサー)
- 2008年
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- ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜(3DCGマネジメント)
- 2015年
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- 放課後のプレアデス(3DCGプロデューサー)
- 2019年
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- 旗揚!けものみち(アニメーションプロデューサー)
- 2020年
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- 宇崎ちゃんは遊びたい!(アニメーションプロデューサー)
- 2021年
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- SHOW BY ROCK!! STARS!!(CGプロデューサー)
劇場アニメ
編集- 2014年
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- 楽園追放 -Expelled from Paradise-(チーフアニメーションプロデューサー)
- 2015年
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- ガールズ&パンツァー 劇場版(CGIエグゼクティブプロデューサー)
OVA
編集- 2007年
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- サクラ大戦 ニューヨーク・紐育(3DCGマネジメント)
- 2014年
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- ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow(CGIプロデューサー)
- 2017年
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- ガールズ&パンツァー 最終章(CGIエグゼクティブプロデューサー)
出典
編集- ^ a b c d e f 野口光一 (2023年9月). “デジタルコンテンツの未来 〜温故知新〜 【第49回/2023年9月号】吉岡 宏起(ENGI代表取締役社長)”. EE.jp. 東映アニメーション. 2023年9月8日閲覧。
- ^ a b c crepuscular (2021年12月29日). “プロデューサー・吉岡宏起 ロングインタビュー!(アニメ・ゲームの“中の人” 第53回), p3”. アキバ総研. カカクコム. 2022年11月30日閲覧。
- ^ a b CGアニメセッションご登壇者プロフィール(画像情報教育振興協会)
- ^ 神山大輝 (2021年3月22日). “グローバル市場でのスタジオブランド確立を目指すENGIが、リアルタイムCGを活用した新機軸のアニメーションワークフロー構築を目指し人材を募集!”. CGWORLD.jp. ボーンデジタル. 2022年11月30日閲覧。
関連項目
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