ドリュー・グッデン

アメリカのバスケットボール選手 (1981 - )

ドリュー・グッデンDrew Gooden)こと、アンドリュー・メルヴィン・グッデン3世Andrew Melvin Gooden Ⅲ,1981年9月24日 - )はアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド出身のバスケットボール選手。NBAクリーブランド・キャバリアーズなどに所属していた。ポジションはパワーフォワード。身長208cm、体重113kg。

ドリュー・グッデン
Drew Gooden
引退
ポジション PF/C
基本情報
愛称 "The Big Drizzle"
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1981-09-24) 1981年9月24日(43歳)
出身地 カリフォルニア州オークランド
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 113kg (249 lb)
ウィングスパン(現役時) 213cm  (7 ft 0 in)
キャリア情報
出身 カンザス大学
ドラフト 2002年 1巡目 4位 グリズリーズ
選手経歴
2002-2003
2003-2004
2004-2008
2008-2009
2009
2009
2009-2010
2010
2010-2013
2014-2016
メンフィス・グリズリーズ
オーランド・マジック
クリーブランド・キャバリアーズ
シカゴ・ブルズ
サクラメント・キングス
サンアントニオ・スパーズ
ダラス・マーベリックス
ロサンゼルス・クリッパーズ
ミルウォーキー・バックス
ワシントン・ウィザーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

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学生時代

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エルセリート高校時代、チームの中心選手として活躍。1999年、California Interscholastic Federation Boys Division IIIの決勝試合に進出するも、デショーン・スティーブンソン率いるワシントン・ユニオン高校に敗北を喫した。大学はカンザス大学に進学。NCAAトーナメントで活躍するなど、ドラフトの注目選手になった。大学3年生終了後、NBAドラフトアーリーエントリーを宣言した。

2002年のNBAドラフトメンフィス・グリズリーズから1巡目4位で指名を受けて入団した。ルーキーイヤーの2002-03シーズン、主にベンチからの出場だったものの、時に先発出場で起用されるなど、新人フォワードにしては上々の成績を残していた。ところがシーズン途中、トレードでオーランド・マジックへ移籍した。11月の最優秀月間新人選手賞を受賞し、さらにはオールールーキー・ファーストチームにも選出されている。

2003-04シーズン、マジックはデンバー・ナゲッツからジュワン・ハワードを獲得。グッデンとポジションが被っていたため、前年度好成績を残していたものの、シーズンの大半をベンチからの出場となってしまった。チームは連敗を重ねるなどして低迷。21勝61敗という不名誉な記録を打ちたて、チーム再建を迫られることになった。2004年7月、トニー・バティと2巡目指名権とのトレードによって、アンダーソン・ヴァレジャオスティーブン・ハンターらと共にクリーブランド・キャバリアーズに移籍した。

2004-05シーズンは先発出場に定着。既にチームのエースであったレブロン・ジェームズを支える形で活躍。プレイオフには届かなかったが、チームトップの平均9.2リバウンドを記録した。平均得点も前年を上回り、さらにはフリースロー成功率は.810の好成績を残した。2004年11月10日のフェニックス・サンズとの対戦でキャリアハイとなる21リバウンドを記録[1]。2005年1月30日のミルウォーキー・バックスとの対戦でキャリアハイとなる33得点を記録した[1]

2005-06シーズンも前年同様に先発出場を続けた。チームはレベルアップして勝率も上昇し、6年ぶりのプレイオフ出場を果たした。グッデン自身は2003年のマジック時代以来、3年ぶりの出場となった。チームはカンファレンスセミファイナルでデトロイト・ピストンズに惜敗を喫した。

2006-2007シーズンのプレイオフではカンファレンスファイナルでピストンズとの激闘を制し、グッデン自身、そしてキャバリアーズのフランチャイズ史上初となるNBAファイナルに進出。レブロンを始めとする他のチームメイトが実力を葉発揮できず苦戦する中、グッデンはファイナルでも全4戦で二桁得点を、3戦と4戦ではリバウンドも2桁を記録するなど[2]、安定した得点とリバウンド数を稼ぎ出したが、チームは経験豊富なサンアントニオ・スパーズに4戦全敗で敗れた。

トレードデッドラインの2008年2月21日、3チーム11人が絡む大型トレードにてクリーブランド・キャバリアーズからシカゴ・ブルズラリー・ヒューズらと移籍した。2009年2月にまたもやトレードでアンドレス・ノシオニらと共にサクラメント・キングスへ移籍した。キングスでは1試合プレイした後にバイアウトで解雇され、その後サンアントニオ・スパーズと契約し、残りシーズンを過ごした。

2008-09シーズン後、ダラス・マーベリックスへ移籍するも、2010年2月13日ジョシュ・ハワードらとともに、カロン・バトラーブレンダン・ヘイウッドと交換トレードで、1度は、ワシントン・ウィザーズへ移籍。しかし、わずか4日後の2月17日に、クリーブランド・キャバリアーズロサンゼルス・クリッパーズが絡む、三角トレードで、グッデンは、ロサンゼルス・クリッパーズへ移籍した。

2009-10シーズン終了後、FAとなり、ミルウォーキー・バックスへ移籍。 2011年4月9日、2012年3月14日に古巣のキャブスとの対戦でそれぞれキャリアハイとなる13アシストを記録した[1]。2013年7月16日、バックスにアムネスティ条項を行使され、放出された。

2014年2月26日、ワシントン・ウィザーズと契約。2015-16シーズン終了後解雇された。

プレイスタイル

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大きな怪我なくシーズンをすごし、ルーキーイヤー以来、毎年のように安定した成績を残しており、30分に満たない出場ながら10得点10リバウンドを計算できる選手。ローポスト(ゴール付近)には特に強く、リバウンドを量産する。また近年はオフェンス・リバウンドの個数が増え、ジャンプシュートの精度も向上させており、フィールドゴール成功率も高確率(2005-06シーズンは.512)になるなど、オフェンシブな一面も覗かせている。状況に応じてセンターを守ることもある。
反面、突出したスキル、成績を残さないため、チームに絶対的に必要なポジションに就きにくくどのチームにでも一定の評価を受ける事によりトレード要員になり易い。その為トラブルメーカーでもないのに移籍を繰り返している。

その他

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  • 大学時代のニックネームは「The Big Drizzle
  • 特技はピアノ。
  • 父親はフィン人で、フィンランドの元プロバスケットボール選手である。
  • 2009-2010シーズンまで史上唯一の90番着用選手だった。
  • ウィザーズ加入後は、ユニフォームの後ろに "GOODEN Ⅲ" と刺繍している。これは自身のファーストネームの "アンドリュー3世" を表す意味で、"アンドリュー" の名前は祖父の代から受け継がれているという。因みに本名は「アンドリュー・メルヴィン・グッデン3世」である。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBAレギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2002–03 MEM 51 29 26.1 .443 .304 .697 5.8 1.2 .8 .4 2.06 12.1
2002–03 ORL 19 18 28.6 .498 .000 .738 8.4 1.1 .8 .7 2.37 13.6
2003–04 ORL 79 17 27.0 .445 .214 .637 6.5 1.1 .8 .9 1.59 11.6
2004–05 CLE 82 80 30.8 .492 .179 .810 9.2 1.6 .9 .9 1.62 14.4
2005–06 CLE 79 79 27.5 .512 .333 .682 8.4 .7 .7 .6 1.34 10.7
2006–07 CLE 80 80 28.0 .473 .167 .714 8.5 1.1 .9 .3 1.44 11.1
2007–08 CLE 51 51 30.7 .444 .000 .728 8.3 1.0 .7 .6 1.78 11.3
2007–08 CHI 18 14 31.0 .461 .000 .813 9.3 1.7 .7 1.3 1.72 14.0
2008–09 CHI 31 27 29.6 .457 .000 .866 8.6 1.4 .8 .4 1.84 13.1
2008–09 SAC 1 0 26.0 .556 .000 1.000 13.0 2.0 .0 .0 3.0 9.8
2008–09 SAS 19 1 16.8 .468 .000 .840 7.1 0.9 .6 .3 2.80 11.9
Career 510 396 28.1 .471 .219 .732 7.9 1.1 .8 .6 1.62 12.0

NBAプレイオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2002–03 ORL 7 7 33.4 .400 .000 .722 12.7 .6 .4 .9 1.71 14.0
2005–06 CLE 13 13 21.7 .529 .000 .944 7.5 .6 .2 .2 1.38 8.2
2006–07 CLE 20 20 30.3 .493 .000 .769 8.0 1.0 .5 .4 1.35 11.4
2008–09 SAS 4 0 17.8 .333 .000 1.000 3.8 .3 .2 .2 0.75 7.3
Career 44 40 27.1 .467 .000 .800 8.2 .8 .4 .4 1.36 10.5

脚注

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  1. ^ a b c Drew Gooden Career stats”. NBA. February 19, 2024閲覧。
  2. ^ Drw Gooden 2006/07”. ESPN. February 19, 2024閲覧。

外部リンク

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