志太郡
かつて日本の静岡県(駿河国)にあった郡
郡域
編集歴史
編集近代以降の沿革
編集知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 幕府領 | 2宿 19村 |
○岡部宿、○内谷村、○島田宿、●清水村、●○東光寺村、○鵜網村、○伊久美村、○身成村、○笹間渡村、○笹間村[1]、○地名村、○下泉村、○壱町河内村、○田野口村、●○堀之内村、○青部村、○田代村、○上岸村、●○藤川村[2]、○梅地村 |
旗本領 | 10村 | ●○子持坂村、○高田村、○羽佐間村、●○内瀬戸村、○花倉村、○上中ノ郷村、○下中ノ郷村、●西方村、○北方村、○宮原村 | |
幕府領・旗本領 | 2村 | ○桂島村、○道悦島村 | |
藩領 | 駿河田中藩 | 58村 | ○上当間村、○鬼島村、○水守村、○市部村、○五十海村、●○若王子村、○鬼岩寺村、○稲川村、○築地上村、○築地下村、○保福島村、○小土村、○小屋敷村、○柳新屋村、○五ヶ堀ノ内村、●○小川村、○道原村、○石津村、○田尻北村、○北新田村、○下小田村(北小田村)、●田尻村、惣右衛門村、○大島新田、三郎兵衛新田、治兵衛長次右衛門請所、中根新田、○中根村、○大住村、○大住村ノ内・三右衛門新田、○小柳津村、○高柳上村、与左衛門新田、○中新田村、○兵太夫新田、●○土瑞村、○弥左衛門新田、○忠兵衛新田、○志太村、○南新屋村、○水上村、上青島村、久兵衛市右衛門請新田、○五平村、○細島村、○借宿村、○潮村、●○八幡村、○下藪田村、中藪田村、○上藪田村、○時ヶ谷村、●○瀬戸谷村、○滝沢村、○原村、○三ヶ名村、○青木村 |
遠江横須賀藩 | 9村 | ○入野村、●○殿村[3]、野田沢村、○玉取村、○青羽根村、○高柳下村、○下青島村、下青島村持添・芝地新田、○下ノ郷村、○寺島村 | |
遠江掛川藩 | 8村 | ○瀬古村、○岸村、庄九郎新田[4]、●○谷稲葉村、○阿知ヶ谷村、●○伊太村、●○相賀村、○神座村 | |
美濃岩村藩 | 8村 | ○村良村、○宮島村、○横内村、●○前島村、●○落合村、●○大草村、○助宗村、○稲葉堀ノ内村 | |
駿河沼津藩 | 6村 | 与惣次村、○祢宜島村、●○一色村、○大島村、○上小田村、○本中根村 | |
田中藩・掛川藩 | 1村 | ●○瀬戸新屋村 | |
幕府領・藩領 | 幕府領・横須賀藩 | 1村 | 御請新田 |
幕府領・旗本領・横須賀藩 | 1村 | 芝地新田[5] | |
旗本領・掛川藩 | 2村 | ●○野田村、●○尾川村 | |
旗本領・横須賀藩 | 1村 | ●○三輪村 |
- 1868年(慶応4年)
- 1868年(明治元年)
- 1869年(明治2年)8月7日 - 府中藩が静岡藩に改称。
- 1871年(明治4年)7月14日 - 廃藩置県により静岡県の管轄となる。
- 1873年(明治6年)大小区役所制度実施による第六6、第72大区の区役所が田中町1区5番地に置かれた。
- 1875年(明治8年) - 庄九郎新田が岸村に合併。(2宿122村)
- 1876年(明治9年)(2宿122村)
- 笹間村のうち上組が笹間上村、下組が笹間下村として分村。
- 上中之郷村・下中之郷村が合併して中ノ合村となる。
- 1879年(明治12年)(2宿138村)
- 1880年(明治13年) - 清水村が原村に編入。(2宿137村)
- 1881年(明治14年)(5町2宿135村)
- 水守村・市部村・五十海村・若王子村・鬼岩寺村および益津郡郡村・長楽寺村・益津上村のうち藤枝宿に属する地域が合併して藤枝宿本町が起立。
- 市部村・五十海村・若王子村・鬼岩寺村の残部がそれぞれ藤枝宿市部町・藤枝宿五十海町・藤枝宿若王子町・藤枝宿鬼岩寺町に改称。
- 殿村のうち新舟組が新舟村として分立。
- 大井川扇状地に大新島村が起立。
- 1887年(明治20年) - 高柳上村・高柳下村が合併して高柳村となる。(5町2宿134村)
町村制以降の沿革
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(3町22村)
- 藤枝町 ← 藤枝宿若王子町、藤枝宿本町、藤枝宿五十海町、藤枝宿市部町、藤枝宿鬼岩寺町、原村、益津郡藤枝宿益津町、郡村[一部](現・藤枝市)
- 広幡村 ← 鬼島村、上当間村、水守村、八幡村、仮宿村、潮村、横内村[大部分]、益津郡下当間村(現・藤枝市)、益津郡越後島村(現・焼津市)
- 岡部町 ← 三輪村、岡部宿、内谷村、村良村、桂島村、入野村、子持坂村、横内村[一部](現・藤枝市)
- 朝夷村 ← 羽佐間村、殿村、新舟村、野田沢村、宮島村、玉取村、青羽根村(現・藤枝市)
- 葉梨村 ← 下ノ郷村、花倉村、時ヶ谷村、上藪田村、中藪田村、西方村、北方村、下藪田村、中ノ合村、高田村、潮村[一部](現・藤枝市)
- 稲葉村 ← 稲葉堀ノ内村、谷稲葉村、助宗村、寺島村、宮原村、瀬古村(現・藤枝市)
- 瀬戸谷村 ← 滝沢村、瀬戸ノ谷村(現・藤枝市)
- 伊久身村 ← 伊久美村、身成村、笹間渡村(現・島田市)
- 笹間村 ← 笹間上村、笹間下村(現・島田市)
- 東川根村 ← 藤川村、青部村、田代村、桑野山村、梅地村、上岸村(現・榛原郡川根本町)
- 徳山村 ← 地名村、下泉村、田野口村、堀之内村、壱町河内村(現・榛原郡川根本町)
- 大長村 ← 相賀村、神座村、鵜網村、伊太村(現・島田市)
- 大津村 ← 落合村、大草村、野田村、尾川村、千葉山[10](現・島田市)
- 島田町(島田宿が単独町制、現・島田市)
- 六合村 ← 道悦島村、阿知ヶ谷村、岸村、御請新田、細島村、東光寺村(現・島田市)
- 青島村 ← 上青島村、瀬戸新屋村、下青島村、内瀬戸村、前島村、青木村、南新屋村、志太村、水上村、久兵衛市右衛門請新田、稲川村[一部](現・藤枝市)
- 大洲村 ← 忠兵衛新田、五平村、善左衛門村、土瑞村、弥左衛門新田、源助村(現・藤枝市)
- 高洲村 ← 築地上村、築地下村、高柳村、大新島村、与左衛門新田、兵太夫新田(現・藤枝市)
- 豊田村 ← 小土村、五ヶ堀ノ内村、三ヶ名村、小柳津村、小屋敷村、柳新屋村、保福島村(現・焼津市)
- 大富村 ← 中新田村、祢宜島村、大住村、三右衛門新田、中根村、中根新田、治兵衛長次右衛門請所、上小田村、三郎兵衛新田、大島村、大島新田[大部分]、道原村、本中根村、上小杉村[一部](現・焼津市)
- 静浜村 ← 宗高村[大部分]、上小杉村[大部分]、下小杉村、藤守村、吉永村[一部]、高新田村[一部]、大島新田[一部]、上新田村[一部](現・焼津市)
- 相川村 ← 上泉村、上新田村[大部分]、下江富村、相川村、西島村、宗高村[一部](現・焼津市)
- 吉永村 ← 中島村、高新田村[大部分]、飯淵村、吉永村[大部分]、利右衛門村、宗高村[一部](現・焼津市)
- 和田村 ← 田尻村、田尻北村、下小田村、北新田村、一色村、惣右衛門村(現・焼津市)
- 小川村 ← 小川村、石津村、与惣次村(現・焼津市)
- 稲川村[大部分]が益津郡西益津村の一部となる。
- 1891年(明治24年)6月11日 - 朝夷村が朝比奈村に改称。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行のため、志太郡・益津郡を廃止、志太郡を設置。西益津村・東益津村・焼津村が当郡の所属となる。(4町24村)
- 1896年(明治29年)9月1日 - 郡制を施行。
- 1887年(明治30年)藤枝町(市部字道場)に志太郡役所を新築、総工費は4356円90銭7厘。
- 1901年(明治34年)6月28日 - 焼津村が町制施行して焼津町となる。(4町24村)
- 1922年(大正11年)1月1日 - 青島村が町制施行して青島町となる。(5町23村)
- 1923年(大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1948年(昭和23年)1月1日 - 島田町が市制施行して島田市となり、郡より離脱。(4町23村)
- 1951年(昭和26年)3月1日 - 焼津町が市制施行して焼津市となり、郡より離脱。(3町23村)
- 1952年(昭和27年)10月1日 - 小川村が町制施行して小川町となる。(4町22村)
- 1953年(昭和28年)11月1日 - 豊田村が焼津市に編入。(4町21村)
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)
- 1956年(昭和31年)9月30日(2町1村)
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 広幡村の大部分が藤枝市、一部(越後島)が焼津市に分割編入。(2町)
- 2008年(平成20年)11月1日 - 大井川町が焼津市に編入。(1町)
- 2009年(平成21年)1月1日 - 岡部町が藤枝市に編入。同日志太郡消滅。
脚注
編集- ^ 笹間村上組、笹間村下組に分かれて記載。
- ^ 藤川村忠兵衛組、藤川村源左衛門組、藤川村谷畑組、藤川村幡住組、藤川村小猿郷組、藤川村文沢組、藤川村沢間組、藤川村坂京組、○桑野山村に分かれて記載。寺社領・寺社除地は忠兵衛組に存在。
- ^ 殿村、殿村新舟組に分かれて記載。寺社領は殿村(特記なし)のみに存在。
- ^ 記載は岸村庄九郎新田。
- ^ 土瑞村持添・芝地新田、忠兵衛新田持添・芝地新田、久兵衛持添・芝地新田、五平村持添・芝地新田、細島村持添・芝地新田、兵太夫新田持添・芝地新田、弥左衛門新田持添・芝地新田、上青島村持添・芝地新田に分かれて記載。
- ^ 『写真集 明治大正昭和 藤枝』八木洋行・野本寛一共編、1980年(昭和55年)、ふるさとの想い出 75、国立国会図書館蔵書、2018年4月2日閲覧
- ^ 大井川町史編纂委員会 1992, pp. 44–45.
- ^ 大井川町史編纂委員会 1992, pp. 44–54.
- ^ 大井川町史編纂委員会 1992, pp. 54–55.
- ^ 村数に数えない。
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 22 静岡県、角川書店、1982年10月1日。ISBN 4040012208。
- 大井川町史編纂委員会 編『大井川町史』 下巻、大井川町、1992年3月31日。NDLJP:9540885。
- 旧高旧領取調帳データベース
- 『写真集 明治大正昭和 藤枝』八木洋行・野本寛一共編、1980年、ふるさとの想い出 75、国立国会図書館蔵書、2018年4月2日閲覧
関連項目
編集先代 ------ |
行政区の変遷 - 1896年 (第1次) |
次代 志太郡(第2次) |
先代 志太郡(第1次)・益津郡 |
行政区の変遷 1896年 - 2009年 (第2次・統合後) |
次代 (消滅) |