木村充揮
在日韓国人・朝鮮人の歌手 (1954-)
木村 充揮(きむら あつき、1954年3月24日 - )は、日本の歌手。ブルースバンド「憂歌団」のボーカル。
在日韓国人であることを公表しており、本名は朴 秀勝(ぱく・すすん, 朝: 박수승)[1]。通名は木村 秀勝(きむら ひでかつ)で、同名義で作詞活動も行う。
プロフィール
編集大阪府大阪市生野区生まれ。大阪市立工芸高等学校美術科卒業。
木村の父は済州島生まれで、若い時に北海道、青森、東京を経て大阪に来た在日韓国人1世であり、その息子の木村は在日韓国人2世になる。
木村は7人兄弟の4番目(上から兄・兄・木村・妹・妹・弟の順[疑問点 ])。実家は「東金属」という金属加工業を営んでおり、1階が工場、2階が住居であった。
非常に独特なハスキー・ボイスの歌声は『天使のダミ声』と称される。
いしいひさいち原作、地底人のOVAで地底人の司令官(リーダー)を演じていた。
ブルース・バンド「憂歌団」のリード・ヴォーカルであったが、1998年に無期限活動休止。以後、各種ユニットやソロ活動で活躍。
大阪府遊技業協同組合(大遊協)や日清食品のCMソングも手がけた。
1996年にフジテレビで放送された「タモリのSuperボキャブラ天国」の投稿ネタ[2]で登場したことがあり、司会者のタモリ[3]やパネラーの赤坂泰彦[4]らを仰天させた。アシスタントの小島奈津子フジテレビアナウンサー(当時)によると、このネタ映像収録のためだけに、わざわざ大阪から上京したとのこと。
略歴
編集- 1970年 - 内田勘太郎とともにブルースバンド憂歌団を結成。
- 1975年 - 憂歌団デビュー。
- 1990年 - 姓名鑑定師と相談し芸名を通名だった「木村秀勝」から「木村充揮」とする。
- 1994年 - それまでとは異なるコンセプトで、ソロボーカリストとしての活動を開始。
- 1999年 - 10月、新バンド、CUM'CUM'(木村 Vo.G. 河内博 G. 渡辺けんぞう B. 正木五郎 Dr.)を結成。
- 2007年 - 同じくブルースシンガーである近藤房之助とのユニット「木村充揮×近藤房之助」としての活動を開始。所属はZAIN RECORDS。翌年にもシングルを発表。
- 2009年 - 「木村充揮×近藤房之助」を「クレイジードッグス」と改め、オリジナル・アルバム「クレイジードッグス」をリリース。
- 2011年 - 松竹配給の映画「毎日かあさん」(主演:小泉今日子 原作:西原理恵子)主題歌として「ケサラ~CHE SARA~」がエンディングに使用される。
- 2012年 - テレビドラマ「家族のうた」で第3話に本人役で出演する。
- 2013年 - 憂歌団の再結成を発表。
ディスコグラフィー
編集アルバム
編集- ポー(1994年7月6日)
- YOU-TONE(1995年7月5日)
- 俺らのハウス(1997年3月19日)
- HAYARIUTA流行歌(1997年9月18日)
- 30th Party(2006年3月8日)
- 小さな花(2006年4月5日)
- Kimura sings Vol.1 Moon Call(2011年3月9日)
- Kimura sings Vol.2 Daylight in Harlem(2011年4月13日)
- ザ・ライブ!(2019年4月24日)
KIMURA ATSUKI&THE BLUES GANG名義
木村充揮&有山じゅんじ名義
CUM'CUM'名義
木村充揮×近藤房之助名義
クレイジードッグス名義
憂歌兄弟名義
シングル
編集CUM'CUM'名義
木村充揮&大西ユカリ名義
木村充揮×近藤房之助名義