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| 人名 = 神谷 宗幣
| 人名 = 神谷 宗幣
| 各国語表記 = かみや そうへい
| 各国語表記 = かみや そうへい
| occupation = 政治家
| 画像 = Sohei Kamiya 2023-2-19(1) (cropped).jpg
| 画像 = Sohei Kamiya 2023-2-19(1) (cropped).jpg
| 画像説明 = 2023年2月19日、[[熊本駅]]前にて
| 画像説明 = 2023年2月19日、[[熊本駅]]前にて
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| 没年月日 =
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| 死没地 =
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| 出身校 = [[関西大学]][[文学部]]史学地理学科(現:総合人文学科)卒業<br/>関西大学[[法科大学院]]修了
| 出身校 = [[関西大学]][[文学部]]史学地理学科(現:総合人文学科)卒業<br/>[[関西大学大学院法務研究科|関西大学法科大学院]]修了
| 前職 = 会社代表<ref>[[国立印刷局]]『[[官報]]』号外第139号7ページ「参議院比例代表選出議員選挙選挙長告示第1号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙において、政党その他の政治団体から参議院名簿の届出があった件」」、2022年(令和4年)6月28日</ref><br />[[福井県立若狭東高等学校]]講師<br />食品スーパー店長
| 前職 = [[福井県立若狭東高等学校]]講師<br />食品スーパー店長<br />会社代表<ref>[[国立印刷局]]『[[官報]]』号外第139号7ページ「参議院比例代表選出議員選挙選挙長告示第1号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙において、政党その他の政治団体から参議院名簿の届出があった件」」、2022年(令和4年)6月28日</ref>
| 所属政党 = ([[無所属]]→)<br />([[吹田新選会]]→)<br />[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]→)<br/>無所属→)<br />[[参政党]]<ref>[https://www.sanseito.jp/member/ メンバー紹介参政党]</ref>
| 所属政党 = [[吹田新選会]] (2007–2012)<br />[[自由民主党 (日本)|自由民主党]] (2012–2015)<br/>[[無所属]] (2015–2020)<br />[[参政党]] (2020-)<ref name="member" group="PR">{{Cite web |url=https://www.sanseito.jp/member/ |title=メンバー紹介 |publisher =[[参政党]] |accessdate=2024-06-23}}</ref>
| 称号・勲章 = [[学士(文学)]]<br/>[[法務博士(専門職)]]
| 称号・勲章 = [[学士(文学)]]<br/>[[法務博士(専門職)]]<ref name="giin7022014" />
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| 選挙区 = [[参議院比例区|比例区]]
| 選挙区 = [[参議院比例区|比例区]]
| 当選回数 = 1回
| 当選回数 = 1回
| 就任日 = [[2022年]][[7月26日]]
| 就任日 = 2022年7月26日
| 退任日 = 現職
| 退任日 = 現職
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| 当選回数2 = 2回
| 当選回数2 = 2回
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| 就任日2 = 2007年5月27日
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| 退任日6 = 現職
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| その他職歴2 = [[File:Logo sanseito.svg|35px]] 初代 [[参政党|参政党事務局長]]
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| 退任日7 = 現職
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}}{{基礎情報 軍人
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| 軍歴 = 2012 - 2022年
| 軍歴 = 2012 - 2022年
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'''神谷 宗幣'''(かみや そうへい、[[1977年]]〈[[昭和]]52年〉[[10月12日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。[[参政党]]所属の[[参議院|参議院議員]](1期)。参政党代表兼事務局長<ref>{{Cite news|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230830/amp/k10014178801000.html|title=参政党 松田学代表が辞任 後任に神谷宗幣参院議員|newspaper=NHK|date=2023-08-30|accessdate=2023-08-30}}</ref>。イシキカイカク株式会社代表取締役<ref name="グランドストラテジー" >[https://www.gstrategy.jp/ 会社概要 - イシキカイカク株式会社] 2017年11月27日閲覧</ref>。学位は[[法務博士(専門職)|法務博士]][[関西大学]])。
'''神谷 宗幣'''(かみや そうへい、[[1977年]]〈[[昭和]]52年〉[[10月12日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。[[参政党]]代表兼事務局長<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref>{{Cite news|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230830/amp/k10014178801000.html|title=参政党 松田学代表が辞任 後任に神谷宗幣参院議員|newspaper=NHK|date=2023-08-30|accessdate=2023-08-30}}</ref>。[[参議院|参議院議員]](1期)を務める<ref name="giin7022014" />。学位は[[法務博士(専門職)|法務博士(専門職]][[関西大学大学院法務研究科|関西大学法科大学院]])<ref name="giin7022014" />。[[福井県]][[高浜町]]出身、[[石川県]][[加賀市]]在住<ref name="chu220305" /><ref name="ASQ7F6K89Q">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/ASQ7F6K89Q7FPISC00M.html |title=参政党の神谷氏、地元で会見 統一地方選に「1千人擁立を目指す」 |publisher =朝日新聞 |date=2022-07-13 |accessdate=2024-06-22}}</ref>


2007年から[[大阪府]][[吹田市議会|吹田市議会議員]]を2期6年務め、2010年に「[[龍馬プロジェクト]]」を開始して会長を務めた<ref name="ASQ7B6RDSQ7">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/ASQ7B6RDSQ79UTIL03Q.html |title=議席獲得、参政党ってどんな党? ユーチューブで勝負、反グローバル |publisher =朝日新聞 |date=2022-07-10 |accessdate=2023-08-09}}</ref><ref name="chu220305" />。[[第46回衆議院議員総選挙|2012年の衆院選]]に[[自由民主党 (日本)|自民党]]から、[[2015年大阪府議会議員選挙|2015年の大阪府議選]]に無所属で立候補したが、落選した<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref name="DA3S1548">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/DA3S15481042.html |title=参政党、勢力拡大の背景は 扇動的な言葉、「稼げる」演説動画 |publisher =朝日新聞 |author=神沢和敬 |date=2022-11-22 |accessdate=2023-08-09}}</ref>。2013年に「株式会社グランドステラテジー(現・イシキカイカク株式会社)」を設立した<ref name="jigensha20220606" /><ref name="ishiki230325" group="PR" />。2020年に発起人として参政党を設立、[[第26回参議院議員通常選挙|2022年の参院選]]で比例区から当選した<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref name="ASQ7F6K89Q" />。[[陸上自衛隊]]・[[予備自衛官]]三等陸曹(参議院議員就任により退職)<ref name="giin7022014" /><ref name="陸曹" />。
[[大阪府]][[吹田市議会|吹田市議会議員]](2期)、[[龍馬プロジェクト]]会長、[[陸上自衛隊]]・[[予備自衛官]]三等陸曹(参議院議員就任により退職)<ref name="陸曹" >[http://vpoint.jp/author/kamiya 神谷宗幣 - viewpoint] 2017年11月27日閲覧{{リンク切れ|date=2024年2月}}</ref>を務めた。

著書に『[[大和魂]]に火をつけよう』『子供たちに伝えたい「本当の日本」』『参政党Q&Aブック 基礎編』(いずれも[[青林堂]])などがある。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
[[福井県]][[大飯郡]][[高浜町]]生まれ[[1996年]]、[[福井県立若狭高等学校]][[理数科]]を卒業し、[[関西大学]][[文学部]][[歴史学|史学]][[地理学]]科(現:総合人文学科)に入学。[[大阪府]][[吹田市]]に移住する。[[2001年]]に同大学卒業後、福井県立若狭東高等学校の講師を務める。[[2002年]]が経営する有限会社カミヤストアー(食品スーパー)<ref>廃業</ref>に入社し、店長務め[[2003年]]、福井県立若狭東高等学校再赴任。[[2004年]]、関西大学[[法科大学院]]法務研究科法曹養成専攻に入学し、[[2007年]]に修了、[[法務博士(専門職)|法務博士]](専門職)取得<ref name="prof">{{Cite web|和書|url=http://www.kamiyasohei.jp/profile/ | title=プロフィール | website=神谷ソウヘイ |date= | accessdate=2022-08-01}}</ref>。
1977年10月12日、[[福井県]][[大飯郡]][[高浜町]]生まれ<ref name="giin7022014">{{Cite web |url=https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/profile/7022014.htm |title=議員情報 神谷宗幣(かみやそうへい) |publisher =参議院 |accessdate=2024-06-19}}</ref>。1996年、[[福井県立若狭高等学校]][[理数科]]を卒業し、[[関西大学]][[文学部]][[歴史学|史学]][[地理学]]科(現:総合人文学科)に入学<ref name="masurao_08" group="PR" />。[[大阪府]][[吹田市]]に移住する<ref name="masurao_08" group="PR" />大学3年終了後にカナダの語学学校で他のアジアの若者たちと交流し、その後、世界を8ヶ月間旅して視野を広げた<ref name="chichi1401" />。この経験から、日本の若者の意識改革の必要性を感じ、教育を通じてそれを実現するため、[[弁護士]]を経て政治家を目指すことにした<ref name="chichi1401">{{Cite book|和書|author= |title=致知 20141月号 |publisher=[[致知出版社]] |date=2013-12-1 |page=86-87 |isbn=}}</ref><ref name="book-20dai">{{Cite book|和書|author=[[佐藤大吾]] |title=“20代、コネなし”が市議会議員になる方法--1.21人に1人が当選! |publisher=ダイヤモンド社 |date=2010-10-1 |page= |isbn=978-4478014608}}</ref>。2001年に同大学卒業後、[[福井県立若狭東高等学校]]で英語と世界史の講師を務める<ref name="masurao_08" group="PR" />。2002年、実家が経営する有限会社カミヤストアー(食品スーパー)<ref name="masurao_08" group="PR" />の店長就任し、経営の立て直しが、最終的に倒産を経験する<ref name="chichi1401" /><ref name="go170428">[http://go2senkyo.com/articles/2017/04/28/29185.html 日本最少市長も県知事も輩出!全国で200名もの若手政治家たちが所属する「龍馬プロジェクト」会長の神谷宗幣氏インタビュー - 選挙ドットコム]</ref>。2003年、福井県立若狭東高等学校講師として再赴任。2004年、[[関西大学大学院法務研究科|関西大学科大学院]]に入学し、2007年に修了、[[法務博士(専門職)]]取得<ref name="giin7022014" /><ref name="prof" group="PR">{{Cite web|和書|url=https://www.kamiyasohei.jp/profile/ | title=プロフィール | website=神谷宗幣 |date= | accessdate=2024-06-21}}</ref>。在学中に議員[[インターンシップ]]で地方議員の活動を知り、地方議員になることを考える<ref name="book-20dai" />。2007年2月、吹田市のWebサイトで市議会選挙があることを知り、選挙直前に立候補を決めた<ref name="chichi1401" />。


=== 吹田新選会時代 ===
2007年4月、大阪府[[吹田市議会]]議員選挙に立候補し、初当選。5月27日、市議就任<ref>[http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-gyousei/senkyojimu/ninki.html 吹田市|市長・知事・議員の任期満了日等]</ref>。会派「[[吹田新選会]]」を立ち上げる。[[2010年]]、関西州政治家連盟代表に就任。同年6月に[[龍馬プロジェクト]]全国会を設立し会長に就任。[[予備自衛官]]に任官。[[地域政党]]龍馬プロジェクト×吹田新選会幹事長。[[2011年]]、吹田市議会議員に再選。吹田市議会副議長に就任<ref name="prof" />。
2007年4月、大阪府[[吹田市議会]]議員選挙に立候補し、初当選した(2,663票)<ref name="huruya_20220714" /><ref name="sekai202212" />。1人会派「[[吹田新選会]]」を立ち上げ、翌2008年に石川勝市議が加わり2人会派「[[吹田新選会]]」となった<ref name="sankei101113" /><ref name="suita1103" group="PR">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20110322035724/http://www.suita-shinsenkai.jp/policy.html |title=吹田新選会について |publisher =龍馬プロジェクト×吹田新選会のオフィシャルホームページ |accessdate=2024-06-19}}</ref>。吹田市議会では、教育問題に特化して質問を行い、[[日本における国旗国歌問題#教育現場|卒業式で「日の丸・君が代」を行うよう]]に発言した<ref name="bunshun120216" />。当時の市議会は[[日本共産党|共産党]]が第一党だったため、以後、「[[右翼]]」と呼ばれて孤立した<ref name="bunshun120216" />。吹田新選会では、「[[親学推進協会|親学]]」を推奨していた<ref name="suita09" group="PR">{{Cite web|url=https://web.archive.org/web/20150424104825/https://www.kamiyasohei.jp/pdf/09.pdf |title=吹田新選会通信vol.9 |format=PDF |publisher =吹田新選会 |accessdate=2024-06-19}}</ref>。2009年2月、神谷が中心となり当時の[[橋下徹]][[大阪府知事一覧|大阪府知事]]と大阪府下の若手市議が子どもの教育や学力について話し合う「大阪教育維新を市町村からはじめる会(教育維新の会)」を結成した<ref name="bunshun120216">{{Cite book|和書|title=週刊文春2012年2月16日号 |publisher=[[文藝春秋]] |author=藤吉雅春 |date=2012-02-08 |page=22-26「『大阪教育維新を市町村からはじめる会』元幹部が激白 橋下教育改革は選挙目当てだ! : 『もっと選挙民にわかりやすいものを』テレビとは正反対の発言に会のメンバーは落胆。いつの間にか『維新の会』の名前もパクられた」 |isbn=}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20220620/ddm/002/070/061000c |title=風知草「参政党」現象=山田孝男 |publisher =毎日新聞 |author=山田孝男|date=2022-06-20 |accessdate=2024-06-12}}</ref>。2010年、「[[‎大阪維新の会]]」の結党時にも誘われたが、方向性の違いから参加を断った<ref name="bunshun120216" /><ref name="tospo220626">{{Cite web |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/236945 |title=【参院選】参政党・神谷宗幣氏「大阪維新はニセの維新」 地元で『鬼滅の刃』例えに教育を熱弁 |publisher =東スポWeb |date=2022-06-26 |accessdate=2024-06-18}}</ref>。[[週刊文春]]2012年2月16日号に、神谷が橋下を批判する記事が掲載された<ref name="bunshun120216" />。神谷は、親学を推進したい旨を橋下に提案したが、「親学はよそでやって下さい」と言われたなどとして批判した<ref name="bunshun120216" />。


2010年、関西[[道州制|州]]政治家連盟代表に就任。同年6月、[[林英臣]]政経塾のメンバー5人と「[[龍馬プロジェクト]]」を設立し会長に就任した<ref name="kamiya120809" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2012/08/09/3834/ |title=五年間の歩み 林英臣政経塾と龍馬プロジェクト |publisher =神谷宗幣 |date=2012-08-09 |accessdate=2024-06-21}}</ref>。このプロジェクトを通じて、[[保守]]系の地方議員や首長の政治家ネットワークを構築し、人脈を広げた<ref name="huruya_20220714" /><ref name="sekai202212" /><ref name="spa1843745" /><ref name="ASQC46JQWQC" />。龍馬プロジェクトは「若手議員が地方から日本を変えていく」をキャッピコピーとし、日本の伝統や天皇制を重視する姿勢を示している<ref name="sekai202212" />。WEBサイトには「私たちが住む日本は、紀元前から続く[[天皇]]家を中心とした世界で最も長く存続している国家です」「日本は天皇という親を中心とした家族国家というスタイルであり、古代より『和』を大切にして発展してきた国家」と書かれている<ref name="sekai202212" />。『[[古事記]]』の紙芝居を作成し、全国の神社に寄付した<ref name="masurao_08" group="PR">{{Cite web|url=https://www.kamiyasohei.jp/pdf/masurao_08.pdf |title=masurao vol.8 |format=PDF |publisher =神谷宗幣 |accessdate=2024-06-24}}</ref>。立ち上げメンバーには[[南出賢一]](現[[泉大津市]]長)や<ref>{{Cite web |url=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34772 |title=政治不信は「龍馬プロジェクト」が変える! |publisher =JBpress |date=2012-03-16 |accessdate=2024-06-20}}</ref><ref name="ryoma_08" group="PR">{{Cite web|url=https://www.kamiyasohei.jp/pdf/ryoma_08.pdf |title=龍馬プロジェクト vol.5 |format=PDF |publisher =神谷宗幣 |accessdate=2024-06-23}}</ref>、[[川裕一郎]](現[[参政党]]副代表)がいた<ref name="member" group="PR" /><ref name="manga" group="PR" /><ref name="ryoma_08" group="PR" />。神谷と南出は林英臣を師匠としている<ref>{{Cite web |url=https://leo-f.or.jp/2015/09/09/英臣政経塾%E3%80%80林-英臣様にご講演いただきました。/ |title=林英臣政経塾 林英臣様にご講演いただきました。 |publisher =一般財団法人レオ財団 |date=2015-09-09 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。「[[龍馬プロジェクト]]」の総会は、毎年[[主権回復の日|4月28日]]に[[靖国神社]]で開催されている<ref name="ryouma927" group="PR">{{Cite web |url=https://www.ryouma-project.com/927/ |title=龍馬プロジェクト全国会 第七回総会(日程:2016.4.28-29) 文責:神谷宗幣 |publisher =[[龍馬プロジェクト]] |date=2016-05-21 |accessdate=2024-06-26}}</ref><ref name="kamiya120424" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2012/04/24/3563/ |title=靖国神社 |publisher =神谷宗幣 |date=2012-04-24 |accessdate=2024-06-26}}</ref>。プロジェクトのメンバーには、[[杉田水脈]](現自民党衆院議員)も含まれており<ref name="ASQC46JQWQC" /><ref name="sekai202212" />、2022年時点で約250名の会員がいる<ref name="sekai202212" />。
[[2012年]]11月、[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]に入党し党[[大阪府第13区|大阪13区]]([[東大阪市]]全域)支部長に就任<ref>{{cite news|title=【衆院選】自民大阪府連、泉大津市長と吹田市議擁立へ|newspaper=[[MSN産経west]]|date=2012-11-24|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121124/waf12112408380003-n1.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121124182027/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121124/waf12112408380003-n1.htm|archivedate=2012-11-24}}</ref>。同区は自民党の[[西野陽]]が地盤としていたが、西野は[[第46回衆議院議員総選挙]]の公示日直前に突然引退を表明し、長男の[[西野弘一]]が[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]から立候補する意向を示したため、自民党側は「引退は寝耳に水。こちらの候補者擁立と、準備を遅らせる卑劣なやり方だ」と批判し、急遽神谷の擁立を決めた<ref>{{cite news|title=大阪13区で自民が“無血開城” 西野氏引退で長男の維新府議が出馬へ|newspaper=産経新聞|date=2012-11-21|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121121/waf12112122470030-n1.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121129223233/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121121/waf12112122470030-n1.htm|archivedate=2012-11-29}}</ref>。選挙戦では[[安倍晋三]][[自由民主党総裁|総裁]]も応援演説に駆け付けた<ref>{{Citation|和書|title=【2012衆院選】安倍晋三総裁が来阪!神谷宗幣に熱き想いをぶつける魂の応援演説【東大阪市・若江岩田駅前】【全編動画公開】|year=2012|url=https://www.youtube.com/watch?v=5KNrXK88Za4|language=ja-JP|access-date=2022-07-18}}</ref>が、西野弘一に敗れ、[[比例復活]]もならず落選。


2010年、[[予備自衛官]]三等陸曹に任官(2022年、参議院議員就任により退職)<ref name="giin7022014" /><ref name="陸曹" /><ref name="masurao_08" group="PR" />。
[[2013年]]、イシキカイカク株式会社設立。インターネットチャンネル「CGS」(Channel Grand Strategy―チャンネル大戦略の略)を開設し、政治や歴史、経済をテーマに番組配信をスタート<ref name="prof" />。


2010年、「[[地域政党]]龍馬プロジェクト×吹田新選会」を発足<ref name="sankei101113">{{Cite web|url=https://www.ryouma-project.com/pdf/press_01.pdf |title=吹田に地域政党発足 |format=PDF |publisher =産経新聞 北摂版 |date=2010-11-13 |accessdate=2024-06-18}}</ref>。<br>2011年、吹田市議会議員に再選(5,856票)<ref name="suita110424" />。吹田市議会副議長に就任<ref name="prof" group="PR" />。同年、吹田市長選挙で「龍馬プロジェクト×吹田新選会(教育維新の会)」から候補を擁立したが、[[橋下徹]][[大阪府知事一覧|大阪府知事]]が応援する「大阪維新の会」の候補に敗れた<ref name="bunshun120216" /><ref name="suita110424">{{Cite web |url=https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1019095/1026210/1026234/1026229.html |title=平成23年4月24日執行 吹田市議会議員選挙及び吹田市長選挙 |publisher =吹田市 |date=2023-02-24 |accessdate=2024-06-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://go2senkyo.com/local/senkyo/880 |title=吹田市長選挙 |publisher =選挙ドットコム |date=2011-04-24 |accessdate=2024-06-23}}</ref>。
[[2013年]]から2年間、[[学校法人森友学園|森友学園]]系列の社会福祉法人の監事に2年間名を連ねた。時期は不明だが、理事長の[[籠池泰典|籠池夫妻]]と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったとされる{{refnest|group="注"|『世界』岩波書店 2022年12月号には「13年から2年間、学校法人森友学園系列の社会福祉法人の監事に2年間名を連ねた。神谷氏本人はブログで「関わっていたのは半年もなかったように記憶しています」と記述している。時期ははっきりしないが、理事長の籠池夫妻と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったようだ」とある<ref name="fujikura-sanseito"/>}}<ref name="fujikura-sanseito">[[藤倉善郎]]「参政党を取り巻く陰謀論ー自然派、反ワクチン、レイシズム……」『世界』[[岩波書店]] 2022年12月号 p90~99</ref>。


=== 自民党時代===
[[2015年]]、[[大阪府議会]]議員選挙(吹田市選挙区、定数4)に無所属で立候補するも落選(6人中6位)<ref name="prof" />。
2012年11月、[[自由民主党 (日本)|自民党]]に入党し、[[西野陽]]衆議院議員の後任として[[大阪府第13区|大阪13区]](東大阪市)選挙区支部長に就任した<ref name="sankei121124" />。その後、2007年から務めた[[吹田市議会]]議員を2期目の途中で辞職し、自民党公認で大阪13区から[[第46回衆議院議員総選挙|衆院選]]に出馬した<ref name="sankei121124">{{cite news|title=【衆院選】自民大阪府連、泉大津市長と吹田市議擁立へ|newspaper=[[MSN産経west]]|date=2012-11-24|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121124/waf12112408380003-n1.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121124182027/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121124/waf12112408380003-n1.htm|archivedate=2012-11-24}}</ref><ref name="ASQC46JQWQC">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/ASQC46JQWQC2UTFK019.html |title=DIYな参政党 「保守」の熱量 その源をたどって見えるのは |publisher =朝日新聞 |date=2022-11-06 |accessdate=2023-07-29}}</ref><ref name="kamiya121125" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2012/11/25/4078/ |title=活動ブログ更新しました【第192弾】 |publisher =神谷宗幣 |date=2012-11-25 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。同区は自民党の[[西野陽]]が地盤としていたが、西野は衆院選の公示日直前に突然引退を表明し、長男の[[西野弘一]]が[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]から立候補する意向を示したため、自民党側は「引退は寝耳に水。こちらの候補者擁立と、準備を遅らせる卑劣なやり方だ」と批判し、急遽神谷の擁立を決めた<ref>{{cite news|title=大阪13区で自民が“無血開城” 西野氏引退で長男の維新府議が出馬へ|newspaper=産経新聞|date=2012-11-21|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121121/waf12112122470030-n1.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121129223233/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121121/waf12112122470030-n1.htm|archivedate=2012-11-29}}</ref><ref name="kamiya121107" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2012/11/27/332/ |title=国政に挑みます。 |publisher =神谷宗幣 |date=2012-11-07 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。選挙戦では当時の[[自由民主党総裁|自民党総裁]]・[[安倍晋三]]や[[小泉進次郎]]党青年局長も応援演説に駆け付けたが<ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20121219190649/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121217/20121217040.html |title=維新強し西野さん圧勝 府議実績、知名度生かす |publisher =大阪日日新聞 |date=2012-12-17 |accessdate=2024-06-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20121213060222/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/stt12121120270005-n1.htm |title=(1)支援者“股裂き”に戸惑い 大阪13区、愛媛1区 |publisher =産経ニュース |date=2012-12-11 |accessdate=2024-06-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20130625165404/http://www.ktv.co.jp/anchor/today/2012_12_11.html |title=日本の選択 大阪13区 |publisher =関西テレビ |date=2012-12-11 |accessdate=2024-06-23}}</ref>、西野が約110000票、神谷が約60000票で西野に敗れ、比例復活もならず落選<ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20130929080456/http://sankei.jp.msn.com/election2012/board/senkyoku-27.htm#e09s16 |title=衆院選2012 選挙区 大阪府 当選者一覧 |publisher =産経ニュース |date=2012-12-16 |accessdate=2024-06-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1602D_W2A211C1CC1000/ |title=西野弘一氏「初心忘れず政治活動」 維新、第3党にらむ躍進 |publisher =日本経済新聞 |date=2012-12-16 |accessdate=2024-06-23}}</ref>。


2013年、「株式会社グランドストラテジー」を設立<ref name="huruya_20220714" /><ref>{{Cite web |url=https://globis.jp/person_articles/1089/ |title=株式会社グランドストラテジー 代表取締役 神谷宗幣 |publisher =GLOBIS |accessdate=2024-06-21}}</ref><ref name="cgs-company" group="PR">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20161014160031/http://gstrategy.jp/company.php |title=会社概要 |publisher =株式会社グランドストラテジー |accessdate=2024-06-21}}</ref>。インターネットチャンネル「CGS」(チャンネルグランドストラテジー、Channel Grand Strategyの略)を開設し、政治や歴史、経済をテーマに保守系の言論人を招いて対談する動画コンテンツを配信<ref name="huruya_20220714" /><ref name="book-conspi">{{Cite book|和書|author=[[横山茂雄]]、[[竹下節子]]、[[清義明]]、[[堀江宗正]]、栗田英彦、辻隆太朗、雨宮純 |title=コンスピリチュアリティ入門: スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか |publisher=[[創元社]] |date=2023-3-27 |page=11、108-122「神真都Qと陰謀論団体とコンスピリチュアリティ(雨宮純)」 |isbn=978-4422701271}}</ref><ref name="book-roman">{{Cite book|和書|author=[[ロマン優光]] |title=嘘みたいな本当の話はだいたい嘘 |publisher=[[コアマガジン]] |quote=|date=2022-9-2 |page=「第4章 コロナで湧いた陰謀論集団--参政党の強烈オピニオン」 |isbn=978-4866536309}}</ref>。[[倉山満]]はCGSの名付け親であり、立ち上げを支援したが、神谷の[[ネットワークビジネス]]に対する態度が甘すぎるとして参政党から離れた<ref name="book-conspi" /><ref name="spa1843745">{{Cite web |url=https://nikkan-spa.jp/1843745 |title=参政党はトンデモではない。振り切ったトンデモだ/倉山満の政局速報 |publisher =日刊SPA!|author=[[倉山満]]|date=2022-07-16 |accessdate=2023-07-28}}</ref>。その後、社名を「イシキカイカク株式会社<ref name="giin7022014" /><ref name="ishiki230325" group="PR">[https://web.archive.org/web/20230325073220/https://%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%AD%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%AF.com/company/ 運営会社 - イシキカイカク株式会社] 2024年06月21日閲覧</ref>」に変更し<ref name="spa1843745" />、「イシキカイカク大学」などの政治系の[[自己啓発]]的な活動を通じてファンを増やし、[[スピリチュアル]]なビジネスも展開した<ref name="tyuou202312">{{Cite book|和書 |author=[[畠山理仁]]×[[藤倉善郎]] |title=[[中央公論]]2023年12月「【特集】[[陰謀論]]が破壊する日常」、〔対談〕[[反ワクチン]]、[[反マスク|ノーマスク]]、[[ディープステート|ディープ・ステート]]......参政党の台頭に見る日本政界への浸透度 |publisher=[[中央公論新社]] |date=2023-11-10 |page=34-43 |isbn=}}</ref>。イシキカイカク大学には、スピリチュアルや陰謀論を説く講師も招いていた<ref name="tyuou202312" /><ref name="sekai202212" /><ref name="bizspa644783" />。講座のDVDや<ref name="tyuou202312" />、[[健康食品]]、化粧品も販売した<ref name="jigensha-sansei" /><ref name="goods1200" group="PR" />。
[[2019年]]、政党DIYを立ち上げ、[[2020年]]4月、政治団体「[[参政党]]」を[[松田学]]、[[KAZUYA]]、[[渡瀬裕哉]]、[[篠原常一郎]]とともに結成し、事務局長に就任<ref>{{Cite web|和書| url = https://www.sejp.net/archives/4855 | title = 神谷宗幣氏ら新党「参政党」結党、ネット動画で発表| publisher = 選報日本| accessdate = 2020-04-12 | date = 2020-04-12}}</ref>。2020年7月に[[石川県]][[加賀市]]に移住し、「加賀プロジェクト」と称して同年9月に認可外保育園を大聖寺地区に開設し、[[2021]]年9月にはフリースクールを[[加賀市立黒崎小学校|旧黒崎小学校]]で始めた<ref>{{Cite news |title=市有施設貸与 広がる波紋 私塾開設など「加賀プロジェクト」|newspaper=中日新聞|date=2022-03-05|url=https://www.chunichi.co.jp/article/429041|accessdate=2022-08-01}}</ref>。


2013年頃、[[青林堂]]の保守言論雑誌『[[ジャパニズム]]』の編集長だった[[古谷経衡]]から何度かインタビューを受け<ref name="ASQ9J4VLSQ9H">{{Cite news|title=参政党なぜウケた 古谷経衡さんに聞く、ワクチン懐疑とオーガニック |newspaper=[[朝日新聞]] |url=https://digital.asahi.com/articles/ASQ9J4VLSQ9HUPQJ003.html |accessdate=2022-11-24 |date=2022-09-25 |author=}}</ref><ref name="huruya_20220714" />、後に[[参政党]]の出版方面での協力者となる青林堂と接点を持つようになった<ref name="huruya_20220714" />。この時期、「[[海賊 (ONE PIECE)|ONE PIECE]]のような政治をしよう<ref name="manga" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/profile/manga/ |title=龍馬プロジェクト漫画 龍馬プロジェクト RYOMA PROJECT~全国の仲間が集結。「ワンピース」のような政治をしよう!~|publisher =神谷宗幣 |accessdate=2024-06-18}}</ref>」と書かれた名刺を配布していた<ref name="huruya_20220714" /><ref name="woman22aki">{{Cite book|和書|author=[[畠山理仁]] |title=[[週刊文春]]WOMAN 2022秋号「『ゆるふわオーガニック信仰』が排外主義、陰謀論と結びつく日 反ワクチン、ノーマスクでいまや党員10万人『参政党現象』の正体」 |publisher=[[文藝春秋]] |date=2022-09-21 |page= |isbn=}}</ref>。
[[2022年]]7月10日投開票の[[第26回参議院議員通常選挙]]に[[参議院比例区|比例区]]から参政党公認で立候補し初当選<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/sp/senkyo/saninsen/2022/koho/C01.html#TKJ00002N8U |title=参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果 |access-date=2022年5月27日 |publisher=朝日新聞}}</ref><ref>2022年(令和4年)7月15日中央選挙管理会告示第22号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における参議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件」</ref><ref>{{Cite web|和書|title=参議院選挙:参政党が1議席獲得、神谷宗幣氏が初当選 |url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220711-OYT1T50190/ |website=読売新聞オンライン |date=2022-07-11|access-date=2022-07-11 |language=ja}}</ref>。7月15日、参政党の代表に松田が、副代表兼事務局長に神谷が就任したと発表<ref>{{Cite news |title=参政党代表に松田学氏 神谷宗幣氏は副代表に|newspaper=日本経済新聞|date=2022-07-15|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA152V70V10C22A7000000/|accessdate=2022-08-01}}</ref>。12月、龍馬プロジェクトの会長を退任<ref>{{Cite news |title=龍馬プロジェクト神谷氏が会長退任 後任に吹田市議|newspaper=北國新聞|date=2022-12-10|url=https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/933750|accessdate=2023-06-11}}</ref>。神谷は退任の理由について同会は地方議員中心の会であり、参議院議員が会長を務めることは趣旨に反することや、自身が会長を続けることで超党派の龍馬プロジェクトが参政党と同一視されることを避ける意図があったと説明した<ref>{{Cite news |title=参政党・神谷宗幣参院議員が語る龍馬プロジェクトの今!政党をボトムアップ運営する秘訣とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ|newspaper=選挙ドットコム|date=2023-03-03|url=https://go2senkyo.com/articles/2023/03/03/77754.html|accessdate=2023-06-11}}</ref>。


2013年から2年間、[[学校法人森友学園|森友学園]]系列の社会福祉法人の監事に名を連ねた<ref name="sekai202212" /><ref name="jigensha20220610">{{Cite web |url=https://jigensha.info/2022/06/10/sanseito/ |title=【愛国商法】参政党・神谷代表が 声を潜める「森友学園」役員の 黒歴史 |publisher =示現舎 |date=2022-06-10 |accessdate=2023-08-13}}</ref>。時期は不明だが、理事長の[[籠池泰典|籠池夫妻]]と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったとされる{{Efn|『世界』岩波書店 2022年12月号には「13年から2年間、学校法人森友学園系列の社会福祉法人の監事に2年間名を連ねた。神谷氏本人はブログで「関わっていたのは半年もなかったように記憶しています」と記述している。時期ははっきりしないが、理事長の籠池夫妻と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったようだ」とある<ref name="sekai202212" />。}}<ref name="sekai202212">{{Cite book|和書 |author=[[藤倉善郎]] |title=『[[世界 (雑誌)|世界]]2022年12月号』「【特集1】[[カルト]]・宗教・政治」 |publisher=[[岩波書店]] |date=2022-11-8 |page=90-99「参政党を取り巻く陰謀論ー自然派、[[反ワクチン]]、[[人種主義|レイシズム]]……」}}</ref>。
[[2023年]]1月30日、神谷らボードメンバー計5名は複数の参政党の元党員により、詐欺としての[[損害賠償]]請求を提起されている。[[政治家女子48党|NHK党]]により公開された訴状によれば、参政党はDIY政党として、一般の党員にも政策や党運営に関する決定権があると謳って党費や寄付金を集めているが、実際はそのような組織になっていないとされた<ref name="daily-shincho">{{Cite web|和書|title=参政党「神谷氏」の目前でNHK党が“迷惑運動” JR桜木町駅前で記者が見たおぞましすぎる光景とは|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02101310/?all=1|publisher=デイリー新潮||accessdate=2023-02-11}}</ref>。


2014年、[[青林堂]]から『大和魂に火をつけよう 日本のスイッチを入れる2』を発表し、その後、『子供たちに伝えたい「本当の日本」』(2019年)、『国民の眠りを覚ます「参政党」』(2022年、[[吉野敏明]]:共著)、『参政党Q&Aブック 基礎編』(2022年)などを刊行した<ref name="huruya_20220714" />。
[[2023年]]2月2日、NHK党は参政党と神谷に対し1億円の損害賠償請求訴訟を提起した。神谷は1月31日に[[下関市]]で開かれた演説会の中で、「NHK党は[[極左暴力集団]]や[[反社会的勢力|反社]]とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したとされる<ref name="daily-shincho">{{Cite web|和書|title=参政党「神谷氏」の目前でNHK党が“迷惑運動” JR桜木町駅前で記者が見たおぞましすぎる光景とは|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02101310/?all=1|publisher=デイリー新潮||accessdate=2023-02-11}}</ref>。


=== 無所属時代 ===
同年8月30日、参政党は松田が代表を辞任し、神谷が後任の代表に就任すると発表した。神谷はこの日の記者会見で、松田がSNSなどで「党に対して混乱を生むような発言があった」として代表辞任を求めたと説明した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASR8Z65DNR8ZUTFK016.html|title=参政党・神谷氏、辞任迫り自ら代表就任 「前代表に混乱生む発言」|newspaper=朝日新聞|date=2023-08-30|accessdate=2023-08-30}}</ref>。
2015年の統一地方選挙では、吹田選挙区から[[大阪府議会]]議員選挙(定数4)に無所属で立候補したが、6人中6位で落選した<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref name="spa1843745" /><ref name="prof" group="PR" />。

2019年、参政党の前身となる[[YouTube]]チャンネル『政党[[DIY]]』を開設した<ref name="sejp">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20220326033713/https://www.sejp.net/archives/4855 |title=神谷宗幣氏ら新党「参政党」結党、ネット動画で発表 |publisher=速報日本 |date=2020-04-12 |accessdate=2022-07-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220326033713/https://www.sejp.net/archives/4855 |archivedate=2022-03-26}}</ref><ref name="sekai202212" />。

2015-2020年、神谷が代表を務める「イシキカイカク株式会社(旧グランドストラテジー)」は、[[フジ住宅]]の今井光郎会長が運営する[[フジ住宅#関連会社・団体|一般社団法人]]から、「[[義務教育学校]]設立の準備<ref name="imai200807">{{Cite web|url=http://www.imai-kenkyukai.or.jp/pdf/20200807.pdf |title=一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会、助成先決定について |format=PDF |publisher =一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会 |date=2020-08-07 |accessdate=2024-06-18}}</ref>」「日本史解説動画や[[古事記]]の紙芝居作成<ref name="imai150723">{{Cite web|url=http://www.imai-kenkyukai.or.jp/pdf/recruitment2015.pdf |title=一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会、助成先決定について |format=PDF |publisher =一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会 |date=2015-07-23 |accessdate=2024-06-18}}</ref>」用途などとして助成金を支給されていた<ref name="imai-decision">{{Cite web |url=http://www.imai-kenkyukai.or.jp/decision/index.html |title=助成先決定について |publisher =一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。また、神谷が運営に関わる子ども劇団「吹田夢★志団」は<ref name="kamya160821" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2016/08/21/7998/ |title=吹田夢☆志団の5周年記念公演が終わりました。 |publisher =神谷宗幣 |date=2016-08-21 |accessdate=2024-06-22}}</ref>、2015-2021年に同財団法人から助成金を支給された<ref name="imai-decision" /><ref name="imai150723" />{{Efn|「一般社団法人 今井光郎文化道徳歴史教育研究会」は、「日本人として正しい文化・道徳・歴史・教育に関し、理解を広く国内外において促進するため、又、広く後世へと伝えるために、日本の文化・道徳・歴史・教育に関する活動を行っておられる個人・法人・グループを支援」するために[[フジ住宅]]の今井光郎会長が始めた<ref name="fuji141203">{{Cite web|url=https://www.fuji-jutaku.co.jp/uldoc/topnews_ir/20141203141445_1.pdf |title=「一般社団法人 今井光郎文化道徳歴史教育研究会」発足に関するお知らせ |format=PDF |publisher =[[フジ住宅]] |date=2014-12-03 |accessdate=2024-06-22}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://plaza-tokushima.com/josei/13495/ |title=2021年度 今井光郎文化道徳歴史教育研究会 助成金/一般社団法人 今井光郎文化道徳歴史教育研究会 |publisher =とくしま県民活動プラザ |date=2020-11-12 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。2020年度の助成金総額は約1億3千万円だった<ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20200704022157/http://www.imai-kenkyukai.or.jp/recruitment/index.html |title=2020年度助成金募集要項について |publisher =一般社団法人 今井光郎文化道徳歴史教育研究会 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。}}。

=== 参政党時代 ===
2020年4月、政治団体「[[参政党]]」を[[松田学]]、[[KAZUYA]]、[[渡瀬裕哉]]、[[篠原常一郎]]とともに結成し、事務局長に就任した<ref name="sejp" /><ref name="spa1843745" />。[[政治資金収支報告書]]の代表欄には神谷の名前があり、事実上の代表だった<ref name="jigensha20220606">{{Cite web |url=https://jigensha.info/2022/06/06/sanseitou/ |title=【台風の目or愛国商法】参院選で 注目!「参政党」は“会いに行ける オンラインサロン” |publisher =示現舎 |date=2022-06-06 |accessdate=2023-08-13}}</ref><ref name ="令和2年収支報告書">{{PDFlink|[https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SA20220228/28.pdf 参政党政治資金収支報告書公表(令和2年分公表)]}}</ref>。その後、[[2020年アメリカ合衆国大統領選挙における郵便投票不正疑惑#日本|アメリカ大統領選]]で参政党が[[不正選挙]]と訴える[[陰謀論の一覧#「トランプ勝ち組陰謀論」|陰謀論]]を主張したため、渡瀬、KAZUYA、篠原の3人が離党し<ref name="hokkaido_huruya">{{Cite news|title=古谷経衡の考えるピント 国政政党となった参政党 |newspaper=[[北海道新聞]] |page= |date=2022-08-02 |author=[[古谷経衡]]}}</ref><ref name="huruya_20220714" /><ref name="spa1843745" />、新たに[[武田邦彦]]、[[赤尾由美]]、[[吉野敏明]]が加わった<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref name="spa1843745" />。神谷を含む松田、武田、赤尾、吉野の5人の主要メンバーは、「ゴレンジャー」と呼ばれて支持を集めた<ref name="ASQ7B6RDSQ7" /><ref name="woman22aki" /><ref name="spa1843745" />。松田ら4人は、神谷が運営するユーチューブに出演していて、神谷の声かけで参政党に参加した<ref name="ASQ7B6RDSQ7" />。2022年5月、参政党主催の[[政治資金パーティー]]「イシキカイカクサミット」の運営は、神谷が経営する「イシキカイカク株式会社」が行った<ref name="jigensha20220606" />。

2020年7月に[[石川県]][[加賀市]]に移住し、「加賀プロジェクト」という[[自給自足]]の自立型[[共同体|コミュニティ]]を立ち上げた<ref name="chu220305" /><ref name="jigensha-sansei" /><ref name="jigen240621" />。このプロジェクトは、農園、[[認可外保育施設|認可外保育園]]、[[フリースクール]]、高校生や大学生向けの私塾などを運営している<ref name="chu220305" /><ref name="jigensha-sansei" /><ref name="jigen240621">{{Cite web |url=https://jigensha.info/2024/06/21/norito/ |title=【参政党研究】細菌の前で 祝詞? 元党員が 激白!参政党の ヤバい“オカルト農業”の ウラ側 |publisher =[[示現舎]] |date=2024-06-21 |accessdate=2024-06-22}}</ref>。2020年9月に[[認可外保育施設|認可外保育園]]を大聖寺地区に開設し、2021年9月にフリースクールを[[加賀市立黒崎小学校|旧黒崎小学校]]で始めた<ref name="chu220305">{{Cite news |title=市有施設貸与 広がる波紋 私塾開設など「加賀プロジェクト」|newspaper=中日新聞|date=2022-03-05|url=https://www.chunichi.co.jp/article/429041|accessdate=2022-08-01}}</ref>。また、加賀市の旧[[看護学校]]生徒宿舎の活用事業に応募したが、政治団体を運営する立場で市の施設を活用することは、自治体の中立性を損なう可能性があるとして地元や市議会で議論が起きた<ref name="chu220305" /><ref name="jigensha-sansei">{{Cite web |url=https://jigensha.info/2022/07/04/sansei/ |title=【参政党研究】参院選議席獲得が 現実味!? 主婦層を取り込む「食の不安」 |publisher =[[示現舎]] |date=2022-07-04 |accessdate=2023-08-11}}</ref>。

[[File:Sohei Kamiya 20220620.jpg|thumb|2022年6月20日、中野駅前にて]]
2022年7月10日投開票の[[第26回参議院議員通常選挙]]に[[参議院比例区|比例区]]から参政党公認で立候補し初当選した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/sp/senkyo/saninsen/2022/koho/C01.html#TKJ00002N8U |title=参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果 |access-date=2022年5月27日 |publisher=朝日新聞}}</ref><ref>2022年(令和4年)7月15日中央選挙管理会告示第22号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における参議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件」</ref><ref>{{Cite web|和書|title=参議院選挙:参政党が1議席獲得、神谷宗幣氏が初当選 |url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220711-OYT1T50190/ |website=読売新聞オンライン |date=2022-07-11|access-date=2022-07-11 |language=ja}}</ref>。7月15日、参政党の代表に松田が、副代表兼事務局長に神谷が就任したと発表<ref>{{Cite news |title=参政党代表に松田学氏 神谷宗幣氏は副代表に|newspaper=日本経済新聞|date=2022-07-15|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA152V70V10C22A7000000/|accessdate=2022-08-01}}</ref>。12月、[[龍馬プロジェクト]]の会長を退任<ref>{{Cite news |title=龍馬プロジェクト神谷氏が会長退任 後任に吹田市議|newspaper=北國新聞|date=2022-12-10|url=https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/933750|accessdate=2023-06-11}}</ref>。神谷は退任の理由について同会は地方議員中心の会であり、参議院議員が会長を務めることは趣旨に反することや、自身が会長を続けることで超党派の龍馬プロジェクトが参政党と同一視されることを避ける意図があったと説明した<ref>{{Cite news |title=参政党・神谷宗幣参院議員が語る龍馬プロジェクトの今!政党をボトムアップ運営する秘訣とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ|newspaper=選挙ドットコム|date=2023-03-03|url=https://go2senkyo.com/articles/2023/03/03/77754.html|accessdate=2023-06-11}}</ref>。また、「ヤマト・ユダヤ友好協会(赤塚高仁:会長<ref name="pr240510">{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000042597.html |title=心が震え、涙が自然と溢れてくる体感をする、赤塚高仁先生と行く「靖国神社正式参拝同行」を7月13日に開催! |publisher =PR TIMES(株式会社フォーチュンアンドカンパニー) |date=2024-06-10 |accessdate=2024-06-19}}</ref>,[[船井総合研究所#親会社・株主|船井勝仁]]:副会長)」の理事も退任した<ref name="yamato220713">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20220713223713/https://yamato-judea.org/officer/ |title=役員紹介(2022年7月13日) |publisher =ヤマト・ユダヤ友好協会 |accessdate=2024-06-19}}</ref>。

2023年1月30日、神谷を含むボードメンバー5名が、複数の参政党の元党員から詐欺としての[[損害賠償]]請求を起こされた<ref name="niigata169930">{{Cite web|title=参政党の元党員ら18人、党に損害賠償求め提訴 新潟市の原告団長「不当な処分を受けた」と主張|url=https://web.archive.org/web/20230131143300/https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/169930|publisher=[[新潟日報]]|date=2023-01-31|accessdate=2024-05-13}}</ref><ref name="tos20230130">{{Cite web |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/252509 |title=参政党に元党員らが損害賠償請求「国政政党として不適格」「金銭の不当な搾取を行っている」 |publisher =東京スポーツ |date=2023-01-30 |accessdate=2023-07-29}}</ref>。[[政治家女子48党|NHK党]]により公開された訴状によると、参政党はDIY政党として、一般の党員にも政策や党運営に関する決定権があると謳って党費や寄付金を集めているが、実際はそのような組織になっていないとされた<ref name="daily-shincho">{{Cite web|和書|title=参政党「神谷氏」の目前でNHK党が“迷惑運動” JR桜木町駅前で記者が見たおぞましすぎる光景とは|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02101310/?all=1|publisher=デイリー新潮||accessdate=2023-02-11}}</ref><ref name="jimcontent-pdf">{{Cite web|url=https://saebfa97518d86479.jimcontent.com/download/version/1676957015/module/12279441897/name/参政党 詐欺を理由とする損害賠償請求の訴状と証拠書類.pdf |title=参政党 詐欺を理由とする損害賠償請求の訴状と証拠書類 |format=PDF |publisher =原告訴訟代理人 弁護士 村岡徹也 |accessdate=2023-07-30}}</ref>。

2023年2月2日、NHK党は参政党と神谷に対して1億円の損害賠償請求訴訟を起こした。神谷は1月31日に[[下関市]]で開かれた演説会の中で、「NHK党は[[極左暴力集団]]や[[反社会的勢力|反社]]とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したとされる<ref name="daily-shincho" /><ref name="yorozu20230205">{{Cite web |url=https://yorozoonews.jp/article/14832438 |title=NHK党vs参政党が一触即発 「N党は反社とつながり」演説に立花党首「信用毀損」1億円訴訟へ |publisher =よろず〜ニュース |date=2023-02-05 |accessdate=2023-07-30}}</ref>。

同年8月30日、参政党は[[松田学]]の代表辞任と、神谷の新代表就任を発表した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA3091T0Q3A830C2000000/ |title=参政党、松田学代表の辞任発表 後任に神谷宗幣氏 |publisher =日本経済新聞 |date=2023-08-30 |accessdate=2023-11-20}}</ref>。神谷はこの日の記者会見で、松田がSNSなどで「党に対して混乱を生むような発言があった」として代表辞任を求めたと説明した<ref name="asahi230830">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/ASR8Z65DNR8ZUTFK016.html |title=参政党・神谷氏、辞任迫り自ら代表就任 「前代表に混乱生む発言」 |publisher =朝日新聞 |date=2023-08-30 |accessdate=2023-11-20}}</ref>。

2024年7月の[[2024年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]において、参政党のアドバイザーだった[[田母神俊雄]]を支援し、[[街頭演説]]で応援演説を行った<ref name="gendai240621">{{Cite web |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341927 |title=田母神俊雄候補には「追い風」か…参政党代表・神谷宗幣参院議員が都知事選でモーレツ支援 |publisher =日刊ゲンダイ |date=2024-06-21 |accessdate=2024-06-21}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/334865 |title=「伝統保守」掲げる田母神俊雄氏 靖国神社に参拝後、古巣・防衛省前で演説 東京都知事選 |publisher =東京新聞 |date=2024-06-20 |accessdate=2024-06-21}}</ref>。


== 政策・主張 ==
== 政策・主張 ==
=== 外交・安全保障 ===
=== 外交 ===
*[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアのウクライナ侵攻]]を受け、政府が2022年6月時点で[[ロシア]]に行っている[[経済制裁]]について、制裁をより弱めるべきと主張<ref name="enq_mainichi">{{Cite news |title=神谷宗幣|参政|比例|第26回参院選|毎日新聞|newspaper=毎日新聞|date=2022-06-22|url=https://mainichi.jp/senkyo/26san/meikan/?mid=C00024005005|accessdate=2022-08-02}}</ref><ref name="enq_nhk">{{Cite news |title=[NHK参議院選挙]比例代表 候補者アンケート - 参院選2022 NHK|newspaper=NHK NEWS WEB|date=2022-06-22|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/survey/hirei.html?kohoId=23977|accessdate=2022-08-02}}</ref>
*[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアのウクライナ侵攻]]を受け、政府が2022年6月時点で[[ロシア]]に行っている[[経済制裁]]について、制裁をより弱めるべきと主張<ref name="enq_mainichi">{{Cite news |title=神谷宗幣|参政|比例|第26回参院選|毎日新聞|newspaper=毎日新聞|date=2022-06-22|url=https://mainichi.jp/senkyo/26san/meikan/?mid=C00024005005|accessdate=2022-08-02}}</ref><ref name="enq_nhk">{{Cite news |title=[NHK参議院選挙]比例代表 候補者アンケート - 参院選2022 NHK|newspaper=NHK NEWS WEB|date=2022-06-22|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/survey/hirei.html?kohoId=23977|accessdate=2022-08-02}}</ref>
*[[中華人民共和国|中国]]に対してはより強い態度で臨むべき<ref name="enq_mainichi" />
*[[中華人民共和国|中国]]に対してはより強い態度で臨むべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="mai-shu12" />
*[[日韓関係]]は対立する問題で互いに譲歩すべき<ref name="enq_mainichi" />
*[[日韓関係]]について、元徴用工や元慰安婦などの「対立する問題で互いに譲歩すべき<ref name="enq_mainichi" />
*[[日韓トンネル]]に反対<ref>{{Cite web|和書|url=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70601|title=九州と韓国を結ぶ「日韓海底トンネル」は実現すべきか? 唐津から壱岐島、対馬を経由して釜山に至る全長250kmの衝撃プロジェクト|website=JBpress|publisher=[[日本ビジネスプレス]]|date=2022-06-17|accessdate=2022-10-12}}</ref><ref name="blog20220612" group="PR">[https://www.kamiyasohei.jp/2022/06/12/10381/ 参政党 日韓トンネル 統一教会 笹川一族 自民党別働隊 のウソ](神谷宗幣ブログ、2022年6月12日付)</ref>
*[[防衛費]]はGDP比2%程度まで増やすべき<ref name="enq_mainichi" />

=== 国防・安全保障 ===
*[[日本国憲法第9条]]を[[憲法改正論議|改正]]して[[自衛隊]]を他国同様の軍隊に位置づけるべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri" /><ref name="mai-shu12">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20130120083251/https://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A27013005005 |title=2012年衆院選 神谷宗幣 |publisher =毎日新聞 |accessdate=2024-06-18}}</ref>。自身の編著「参政党Q&Aブック 基礎編」で、「日本国憲法は占領下で[[GHQ]](連合国軍総司令部)の監視の中で作られた」として「新しい憲法」の制定を主張<ref name="ノーマスクで人だかり" />。「[[対米従属論|対米自立]]」や[[反グローバリゼーション|反グローバリズム]]の姿勢も示している<ref name="ノーマスクで人だかり">{{Cite news|author=田中裕之 |language=ja|title=“参政党現象”とは? ノーマスクで人だかり 参院選で議席獲得|newspaper=[[毎日新聞]]|publisher=[[毎日新聞社|株式会社毎日新聞社]]|date=2022/7/14|url=https://mainichi.jp/articles/20220713/k00/00m/010/286000c|accessdate=2022-08-25}}</ref>。
*[[防衛費]]はGDP比2%程度まで増やすべき<ref name="enq_mainichi" />。「自主防衛体制」の確立を目指す<ref name="jcp20230416" />。『参政党Q&Aブック 基礎編』では、「空軍力と海軍力」の「倍増」を訴えた<ref name="jcp20230416" />。
*日本の[[敵基地攻撃能力]]の保有に賛成<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri">{{Cite news |title=神谷宗幣 参議院選挙・開票結果2022(比例代表)|newspaper=読売新聞|date=2022-06-22|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2022/YB00858XXX000/16164/|accessdate=2022-08-02}}</ref><ref name="enq_nhk" />
*日本の[[敵基地攻撃能力]]の保有に賛成<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri">{{Cite news |title=神谷宗幣 参議院選挙・開票結果2022(比例代表)|newspaper=読売新聞|date=2022-06-22|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2022/YB00858XXX000/16164/|accessdate=2022-08-02}}</ref><ref name="enq_nhk" />
*[[日本の核武装論|日本は核兵器を保有すべき]]<ref name="enq_mainichi" />
*[[日本の核武装論|日本は核兵器を保有すべき]]<ref name="enq_mainichi" />
*[[普天間飛行場]]の[[名護市]][[辺野古]]への移設にどちらかと言えば賛成<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri" />
*[[日本国憲法第9条]]を[[憲法改正論議|改正]]して[[自衛隊]]を他国同様の軍隊に位置づけるべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri" /><ref name="enq_nhk" />
*憲法を改正して[[国家緊急権|緊急事態条項]]を設けることに反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*憲法を改正して[[国家緊急権|緊急事態条項]]を設けることに反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*[[普天間飛行場]]の[[名護市]][[辺野古]]への移設にどちらかと言えば賛成<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_yomiuri" />
*[[日韓トンネル]]に反対<ref name="blog20220612">[https://www.kamiyasohei.jp/2022/06/12/10381/ 参政党 日韓トンネル 統一教会 笹川一族 自民党別働隊 のウソ](神谷宗幣ブログ、2022年6月12日付)</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70601|title=九州と韓国を結ぶ「日韓海底トンネル」は実現すべきか? 唐津から壱岐島、対馬を経由して釜山に至る全長250kmの衝撃プロジェクト|website=JBpress|publisher=[[日本ビジネスプレス]]|date=2022-06-17|accessdate=2022-10-12}}</ref>


=== 経済 ===
=== 経済 ===
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*[[消費税]]を10%から引き下げるべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*[[消費税]]を10%から引き下げるべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*富裕層への課税強化に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*富裕層への課税強化に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*[[原子力発電所]]は当面は必要だが将来的には廃止すべき<ref name="enq_mainichi" />
*[[原子力発電所]]は当面は必要だが将来的には廃止すべき<ref name="enq_mainichi" /><ref name="mai-shu12" />


=== 社会 ===
=== 社会 ===
*[[同性結婚]]の制度化に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*選択的[[夫婦別姓]]制度の導入に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*選択的[[夫婦別姓]]制度の導入に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />
*[[男女共同参画社会|男女共同参画]]事業の予算で「[[日本の学校給食|学校給食]]を[[有機食品|オーガニック]]にできる」、[[日本の少子化|少子化]]問題は「食事を改善すれば子どもが増える」と主張<ref name="bizspa644783" />。
*[[緊急避妊薬]]を処方箋なしで薬局で買えるようにすることに反対<ref name="enq_mainichi" />
*[[緊急避妊薬]]を処方箋なしで薬局で買えるようにすることに反対<ref name="enq_mainichi" />
*[[女性宮家]]の創設に反対<ref name="enq_yomiuri" /><ref name="enq_nhk" />
*吹田市議会議員時代に、「[[親学推進協会|親学]]」を推奨<ref name="bunshun120216" /><ref name="suita09" group="PR" />
*[[女性宮家]]の創設に反対<ref name="enq_yomiuri" /><ref name="enq_nhk" /><ref name="mai-shu12" />。皇位継承者を増やすために、[[側室]]制度を復活させることを提案<ref name="shintokoua202303">{{Cite web |url=https://note.com/ishintokoua/n/nc75a9daff89c |title=神谷宗幣「哲人政治が日本を救う!」(『維新と興亜』令和5年3月号) |publisher =『維新と興亜』 |date=2023-05-03 |accessdate=2023-08-11}}</ref>
*[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]の[[COVID-19ワクチン|ワクチン]]接種について、「接種は任意なのに、なし崩し的に同調圧力がかかっているのはおかしい」と主張<ref>{{Cite news |title=初当選した参政党・神谷宗幣氏、ワクチン接種「任意なのに同調圧力かかるのはおかしい」|newspaper=読売新聞|date=2022-07-14|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220714-OYT1T50177/|accessdate=2022-08-03}}</ref>。
*[[天皇]]陛下が[[統帥権]]を持つ「[[哲人政治]]([[独裁政治]]体制)」を目指すとし、[[民主主義]]は[[ポピュリズム]]政治であると否定<ref name="shintokoua202303" />
*新型コロナ対策のマスクの着用についても「マスクをつける自由もあればつけない自由もある」と述べている<ref>{{Cite news |title=新興勢力「参政党」国政政党目指す戦い 初の議席獲得|newspaper=NHK政治マガジン|date=2022-07-10|url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/85833.html|accessdate=2022-08-03}}</ref>。一方で神谷自身は「公衆衛生を無視しているわけでなく、僕も飛行機では着ける」とも述べた<ref>{{Cite news |title=参政党の神谷宗幣氏「参院選議席獲得は確信」…自民批判票の受け皿に 2023年統一地方選の党勢拡大にも意欲|newspaper=福井新聞|date=2022-07-30|url=https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1600418|accessdate=2022-08-03}}</ref>。
*[[同性結婚]]の合法化に反対<ref name="enq_mainichi" /><ref name="enq_nhk" />。
*[[2009年]]には神谷が中心となり当時の[[橋下徹]][[大阪府知事一覧|大阪府知事]]と大阪府下の若手市議が子どもの教育や学力について話し合う「大阪教育維新を市町村からはじめる会」が結成された。しかし、神谷はその後2012年に橋下を批判する記事を[[週刊文春]]2012年2月16日号に投稿。神谷によれば[[親学推進協会|親学]]を推進したい旨を橋下に提案したが、「親学はよそでやって下さい」と言われたなどとして批判していた<ref>週刊文春2012年2月16日号</ref>。
*[[LGBT法]]について、「[[共産主義]]者の国家解体の動き」であるとして反対<ref name="yahoo230606">{{Cite web |url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9b69cda07f8bc583e408e1c397966c598b90e74c |title=なぜ保守派はLGBT法案に激しく反対するのか?ーLGBT法ついに成立 |publisher =Yahoo! JAPAN |author=[[古谷経衡]]|date=2023-06-06 |accessdate=2024-06-23}}</ref>。国会で同法の成立に反対し、法案通過後は地方議会で反対していくとした<ref name="yoro14915945">{{Cite web |url=https://yorozoonews.jp/article/14915945 |title=参政党 LGBT法案に反対 松田学代表「十分な議論がない中で創っていいのか」 |publisher =よろず〜ニュース |date=2023-05-24 |accessdate=2023-08-09}}</ref>。街頭演説で、「[[多様性]]、[[ポリティカル・コレクトネス|ポリコレ]]、[[男女共同参画社会|男女共同参画]]は共産主義<ref name="denshi8205">{{Cite web |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b8205 |title=《本人を直撃》神奈川県警の元署長はなぜ“参政党の守護神”になったか |newspaper=[[週刊文春|週刊文春 電子版]] |publisher=[[文藝春秋|株式会社文藝春秋]]|author=「[[週刊文春]]」編集部 |date=2024-03-13 |accessdate=2024-06-12}}</ref>」「[[共産党]]が言っていることをその通りやると日本が駄目になる。もっと[[二酸化炭素]]は減らせ、[[LGBT]]Q、[[ジェンダーフリー]]。それでは共同体は維持できない」と発言した<ref name="jcp20230416">{{Cite web |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-16/2023041602_03_0.html |title=参政党 侵略美化・大軍拡…「古くて危険」な発想 |publisher =しんぶん赤旗 |date=2023-04-16 |accessdate=2023-07-31}}</ref>。2023年7月11日、[[産経新聞]]後援の講演会で「[[LGBT]]に理解を示す前に、子どもを産み育てることに理解を増進しないと。(略)だからみんなで言わないといけないんですよ。LGBTなんかいらないと、理解増進なんかしなくていいと」と発言した<ref name="bunshun20230727">{{Cite web |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b6509 |title=LGBTなんかいらない(神谷宗幣議員) |publisher =週刊文春2023年8月3日号「言葉尻とらえ隊 第557回(能町みね子)」 |date=2023-07-27 |accessdate=2023-07-28}}</ref>。
*[[ビッグ・テック#ビッグ・フォー|GAFA]]に代わる、日本企業によるSNSのプラットフォームを作ることを提案<ref name="ASQ7B6RDSQ7" />
*[[地球温暖化への対策|温暖化政策]]について、温室効果ガスの排出削減目標を設定した[[京都議定書]]に否定的<ref name="ASQ7B6RDSQ7" />


=== 新型コロナ対策 ===
*[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]の[[COVID-19ワクチン|ワクチン]]接種に関して批判的<ref name="ASQC46JQWQC" /><ref name="huruya_20220714" />。「接種は任意なのに、なし崩し的に同調圧力がかかっているのはおかしい<ref>{{Cite news |title=初当選した参政党・神谷宗幣氏、ワクチン接種「任意なのに同調圧力かかるのはおかしい」|newspaper=読売新聞|date=2022-07-14|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220714-OYT1T50177/|accessdate=2022-08-03}}</ref>」「ワクチンが強制される状況を作った人たちには罰を与えればいい<ref>{{Cite web |url=https://times.abema.tv/articles/-/10030931?page=1 |title=「ワクチンが強制される状況を作った人たちには罰を」9万人のサポーター、5億円の資金…当選を果たした参政党の神谷宗幣事務局長に聞く |publisher =Abemaニュース |date=2022-07-11 |accessdate=2024-06-27}}</ref>」と主張。2022年、[[第26回参議院議員通常選挙|参院選]]の街頭演説では、「ワクチン殺人」と呼び、「[[:en:Big_Pharma_conspiracy_theories|製薬会社の利権]]でお注射(ワクチン)が打たれている」と述べた<ref name="ASQC46JQWQC" /><ref name="huruya_20220714">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20220714024431/https://www.newsweekjapan.jp/furuya/2022/07/post-27.php |title=参政党とは何か?「オーガニック信仰」が生んだ異形の右派政党 |publisher =[[ニューズウィーク|Newsweek]] |atuhor=[[古谷経衡]] |date=2022-07-14 |accessdate=2022-11-24}}
*[https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/067c5c8f972ec52861a3f3fdef31af904e9c9728 Yahoo! JAPANに同タイトルの記事あり]</ref><ref name="hokkaido_huruya" />。また、COVID-19ワクチンだけでなく全てのワクチンを否定し{{Efn|2022年2月の街頭演説で、「自分はワクチンを打っていないし、子供にも打たせない。コロナだけでなく他のワクチンも打っていない」「しっかり食べてしっかり寝ていたら免疫がちゃんと維持できる。人類はそうやって何万年も生きてきた」と発言した<ref name="sekai202212" />。}}、ABEMAニュースでは新型コロナウイルスの存在自体に疑問を呈した<ref name="cyzo20220829">{{Cite web |url=https://www.premiumcyzo.com/modules/member/2022/08/post_10644/ |title=サイゾー 2022年8・9月号(p74-75)「雨宮純の『現代怪事廻説』ー参院選で議席獲得 参政党の正体」 |publisher =サイゾーpremium |author=雨宮純 |date=2022-08-29 |accessdate=2023-01-29}}</ref><ref name="BuzzFeed">{{Cite web|和書|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/sanseito|title=演説とSNSで支持伸ばした「参政党」とは。どんな党? なぜ勢力拡大?主張には危うさも… 参院選で議席獲得|publisher=BuzzFeed|date=2022-07-10|accessdate=2022-07-14}}</ref>。2023年7月11日、[[産経新聞]]後援の講演会では、「COVID-19ワクチンを売るために、ウイルスを撒いた可能性がある」と発言した<ref name="bunshun20230727" />。
*[[南出賢一]][[泉大津市]]長が共同代表を務める「こどもコロナプラットフォーム」に参加しており<ref name="kodomo-sandou">{{Cite web|和書|archiveurl=https://archive.md/tWn3k |title=メンバー・賛同者一覧 |publisher =こどもコロナプラットフォーム |accessdate=2022-12-17|archivedate=2022-12-17|url=https://www.kodomocorona.com/sandou/}}</ref>、[[厚生労働省]]への子どもの[[COVID-19ワクチン]]接種勧奨中止等を求める要望書提出に関わった<ref name="atpress281521">[https://www.atpress.ne.jp/news/281521 泉大津市長らが厚労省にこどもへのコロナワクチン接種勧奨中止等を求め要望書を提出 一般社団法人こどもコロナプラットフォームのプレスリリース] - @Press 2021年10月21日</ref>。
*新型コロナ対策におけるマスクの着用について、「マスクをつける自由もあればつけない自由もある」と主張している<ref>{{Cite news |title=新興勢力「参政党」国政政党目指す戦い 初の議席獲得|newspaper=NHK政治マガジン|date=2022-07-10|url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/85833.html|accessdate=2022-08-03}}</ref>。「WeRise」という団体の実行委員として、2020年12月にノーマスクの集会を開催した<ref name="sekai202212">{{Cite book|和書 |author=[[藤倉善郎]] |title=『[[世界 (雑誌)|世界]]2022年12月号』「【特集1】[[カルト]]・宗教・政治」 |publisher=[[岩波書店]] |date=2022-11-8 |page=90-99「参政党を取り巻く陰謀論ー自然派、[[反ワクチン]]、[[人種主義|レイシズム]]……」}}</ref><ref name="kobe202303">{{Cite web|url=https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/0100481683/0100481683.pdf |title=コロナ禍における日本の陰謀論を問う |format=PDF |publisher =日本文化論年報 / 神戸大学国際文化学部日本文化論大講座 編 (26):2023.3 |author=栗原健太 |accessdate=2024-04-21}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000070738.html |title=WeRise |publisher =PR TIMES |date=2020-12-01 |accessdate=2023-02-09 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20221205151223/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000070738.html | archivedate=2022-12-05}}</ref>。この団体は、新型コロナの脅威やマスクの有効性を否定する主張を展開している<ref name="sekai202212" /><ref name="werise">{{Cite web |url=https://www.werise.tokyo/ |title=TOPページ |publisher =WeRise |accessdate=2023-02-08 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20230125020401/https://www.werise.tokyo/ | archivedate=2023-01-25}}</ref><ref name="werise-declaration">{{Cite web |url=https://www.werise.tokyo/declaration/ |title=WeRise提言 |publisher =WeRise |accessdate=2023-02-08 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20221202072452/https://www.werise.tokyo/declaration/ | archivedate=2022-12-02}}</ref>。ただし、神谷自身は「公衆衛生を無視しているわけでなく、僕も飛行機では着ける」と述べている<ref>{{Cite news |title=参政党の神谷宗幣氏「参院選議席獲得は確信」…自民批判票の受け皿に 2023年統一地方選の党勢拡大にも意欲|newspaper=福井新聞|date=2022-07-30|url=https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1600418|accessdate=2022-08-03}}</ref>。

=== 農業・食品 ===
*農業政策について、「日本の伝統食への回帰」「食料自給率100%の達成」「[[農薬]]と[[肥料#生産手段(製造工程)による分類|化学肥料]]の使用に反対」「[[日本の学校給食|学校給食]]のオーガニック化による子どもの健康と学力向上」などを提唱している<ref name="agrifact20230406">{{Cite web |url=https://agrifact.jp/examining-the-fact-ignorant-food-and-agriculture-policies-of-the-party-of-do-it-yourself/ |title=参政党の事実を無視した食料・農業政策を検証する |publisher =AGRIFACT |date=2023-04-06 |accessdate=2023-07-28}}</ref><ref name="huruya_20220714" />。さらに、戦後アメリカから種子と共に肥料・農薬を購入させられたという主張や、日本ではアメリカで禁止されている[[ラウンドアップ|グリホサート]]という農薬が使用許可されているという主張も行っている<ref name="agrifact20230406" /><ref name="book-fake">{{Cite book|和書|author=[[唐木英明]]、[[小島正美]] |title=フェイクを見抜く 「危険」情報の読み解き方 |publisher=[[ウェッジ_(出版社)|ウェッジ]] |date=2024-1-19 |page=59-62(第1章 フェイクニュースを作り出す手法「新たな無添加・無農薬政党の出現」) |isbn=978-4863102767}}</ref>。
*[[コムギ#日本|小麦食]]に関して、「戦後にアメリカに持ち込まれたもので、[[小麦粉]]は戦前の日本に存在しない」「粉もん文化は戦後77年でできたもの」「アメリカで作られた食文化を守る必要はない」などの主張を街頭演説で行った<ref name="sekai202212" /><ref name="bizspa644783">{{Cite web |url=https://bizspa.jp/post-644783/ |title=議席獲得、「参政党」熱狂の正体。反ワクチン、反小麦、スピ系が集結 |publisher=bizSPA! |author=黒猫ドラネコ|date=2022-07-27 |accessdate=2023-01-29}}</ref>。
*[[食品添加物]]が原因で、日本は[[悪性腫瘍|がん]]が急増していると主張<ref name="huruya_20220714" />。
*「バクチャー」という[[スピリチュアル]]系に人気の[[微生物]]活性材を「イシキカイカク株式会社」の動画シリーズで紹介した<ref name="book-cult">{{Cite book|和書 |author=左巻健男、[[鈴木エイト]]、[[藤倉善郎]](編) |title=カルト・オカルト  忍びよるトンデモの正体 |publisher=あけび書房 |date=2022-12-9 |page=77-82「第9章:参政党とオカルト・疑似科学(雨宮純)」 |isbn=978-4871542241}}</ref><ref name="sekai202212" /><ref>{{Cite web |url=https://bakture.or.jp/blog/2018/03/17/mm0001/ |title=イシキカイカク株式会社『経世済民』~世界を変えよう日本人~ |publisher =一般社団法人バクチャー普及研究協議会 BAKTURE Research Association |date=2018-03-17 |accessdate=2024-06-24}}</ref>。イシキカイカク株式会社は2022年7月まで、バクチャー関連商品の飲料「活性エキス」を販売していた<ref name="sekai202212" /><ref name="nikkan307842">{{Cite web |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/307842 |title=参院選のダークホース「参政党」の正体に迫る 〈#カルトじゃない〉と主張するが実態は? |author=[[藤倉善郎]]|publisher =日刊ゲンダイ |date=2022-07-06 |accessdate=2023-07-31}}</ref><ref name="goods1200" group="PR">{{Cite web |archiveurl=https://web.archive.org/web/20220704001438/https://xn--eckaubhp5c.com/goods/1200/ | url=https://xn--eckaubhp5c.com/goods/1200/ |title=活性エキス10cc入り11,880円(税込) |publisher =イシキカイカク |accessdate=2023-02-15 | archivedate=2022-07-04}}</ref>。

== 論争など ==
=== ユダヤ資本批判 ===
=== ユダヤ資本批判 ===
*2022年の参議院選挙で、選挙運動中に「参政党は日本をユダヤ資本に売り渡したりしない」と演説したことから、[[イスラエル]]の外交官に抗議を受けたり、国際的なメディアで報道されるなどした<ref name="The Algemeiner Journal">{{cite web|title=Populist Japanese Politician Who Railed Against 'Jewish Capital' Wins Parliamentary Seat|date=2022-07-11|access-date=2023-02-04|publisher=[[:en:Algemeiner Journal|Algemeiner Journal]]|url=https://www.algemeiner.com/2022/07/11/populist-japanese-politician-who-railed-against-jewish-capital-wins-parliamentary-seat/}}
* 自身の著書で「ワクチンや医薬品販売による莫大な利益獲得を目的とする“あの勢力”がコロナ禍の恐怖を過剰に煽るために、新聞やテレビなどのメディアを利用して盛んにマスク着用呼びかけている」と記述しており、“あの勢力”とは国際金融資本や多国籍のグローバル企業のことを指すと説明していた。また、著書にはこれらの組織の総称として「[[ユダヤ人|ユダヤ系]]」との記述もあったが、自身の参院選当選後の2022年8月18日に[[深層NEWS]]([[BS日本|BS日テレ]])に出演した際、これらの見解の妥当性を問われると、「ユダヤ資本が入ってるのは事実だが、全てユダヤ人がやってるというふうに誤解されるような書き方はちょっとまずかったなというふうに思っていて、今後修正をしていかないといけないなというふうには考えています」と釈明した<ref>{{cite news|title=参政党・神谷宗幣氏を生直撃 “ユダヤ陰謀論”修正のワケは…【深層NEWS】|newspaper=日テレNEWS|date=2022-08-20|url=https://news.ntv.co.jp/category/politics/462ddc0a119d415192590dbcc95c9d29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220821145539/https://news.ntv.co.jp/category/politics/462ddc0a119d415192590dbcc95c9d29|archivedate=2022-08-21}}</ref>。
*「World Israel News」において「[https://worldisraelnews.com/japanese-politician-who-railed-against-jewish-capital-wins-parliamentary-seat/ Japanese politician who railed against ‘Jewish capital’ wins parliamentary seat]」として2022年7月12日に配信。</ref><ref>{{Cite web |url=https://twitter.com/GiladCohen_/status/1554440432654102532 |title=これは参政党がQ&A形式で広める反ユダヤ主義に基づいた理論です。NHK党によるおぞましい陰謀説に続くものです。 日本の政治家の間でこのような反ユダヤ主義的議論が交わされていることに深くショックを受けるとともに、この状況を非常に憂慮しています。 日本政府に対して懸念を表明しました。 |publisher =[[ギラッド・コーヘン|Gilad Cohen]] - Twitter |date=2022-08-02 |accessdate=2023-12-21}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://twitter.com/BarakShine/status/1538772456420192257 |title=「ユダヤ資本」に国が売られる】という表現は、人種差別的なレトリックです。 かつて、ユダヤ人だという理由で600万人ものユダヤ人を虐殺したのも、この中で言及されているような間違った情報の拡大から起こりえたことです。 |publisher =Barak Shine - X |date=2022-06-20 |accessdate=2023-12-18}}</ref>。
* 自身の著書で「ワクチンや医薬品販売による莫大な利益獲得を目的とする“あの勢力”がコロナ禍の恐怖を過剰に煽るために、新聞やテレビなどのメディアを利用して盛んにマスク着用呼びかけている」と記述しており<ref name="なぜ議席を獲得できたのか">{{Cite news|author=世論調査部 岡部雄二郎|title=参政党はなぜ議席を獲得できたのか…出口調査・選挙結果から見えてきた三つの要因|newspaper=[[読売新聞オンライン]]|publisher=[[読売新聞東京本社|株式会社読売新聞東京本社]]|date=|url=https://www.yomiuri.co.jp/column/opinionpoll/20220810-OYT8T50005/|accessdate=2022-08-25}}</ref>、“あの勢力”とは国際[[金融資本]]や多国籍のグローバル企業のことを指すと説明していた<ref name ="ユダヤ陰謀論" /><ref name="book-Q&A" group="PR">{{Cite book|和書|author=神谷宗幣|title=参政党Q&Aブック 基礎編|date=2022-6|publisher=[[青林堂]]|isbn=9784792607296|ref={{SfnRef|参政党Q&A基礎編|2022-6}}}}</ref>。また、著書にはこれらの組織の総称として「[[反ユダヤ主義|ユダヤ系]]」との記述もあったが、自身の参院選当選後の2022年8月18日に[[深層NEWS]]([[BS日本|BS日テレ]])に出演した際、これらの見解の妥当性を問われると、「ユダヤ資本が入ってるのは事実だが、全てユダヤ人がやってるというふうに誤解されるような書き方はちょっとまずかったなというふうに思っていて、今後修正をしていかないといけないなというふうには考えています」と釈明した<ref name ="ユダヤ陰謀論">{{cite news|title=参政党・神谷宗幣氏を生直撃 “ユダヤ陰謀論”修正のワケは…【深層NEWS】|newspaper=日テレNEWS|date=2022-08-20|url=https://news.ntv.co.jp/category/politics/462ddc0a119d415192590dbcc95c9d29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220821145539/https://news.ntv.co.jp/category/politics/462ddc0a119d415192590dbcc95c9d29|archivedate=2022-08-21}}</ref>。
=== 政治的主張と論争 ===
*2022年、参院選の街頭演説では、「日本人は戦後、[[GHQ]]に洗脳されコントロールされた」「マスコミは国民を誘導するための装置」などの主張をした<ref name="BuzzFeed" />。[[BuzzFeed]]は、神谷の主張の特徴として、「[[大和魂]]」などの日本人の精神性や戦前の歴史を賞賛する一方で、戦後の日本の衰退をGHQの洗脳の結果として否定的に捉え、このままでは外国人に国を奪われるという危機感を打ち出していると指摘した<ref name="BuzzFeed" />。参院選では、「ワクチン殺人」という言葉を使い、グローバル企業による「陰謀論」と受け取れるような発言、食への不安をあおるような主張をしたため、「新興宗教」「カルト」と疑う声もあった<ref name="ASQC46JQWQC" /><ref name="DA3S1548">{{Cite web |url=https://digital.asahi.com/articles/DA3S15481042.html |title=参政党、勢力拡大の背景は 扇動的な言葉、「稼げる」演説動画 |publisher =朝日新聞 |author=神沢和敬 |date=2022-11-22 |accessdate=2023-08-09}}</ref>。神谷は「『[[炎上マーケティング|炎上商法]]』ではないが、批判を受けるくらいわかりやすい言葉は選挙に有効」と話していた<ref name="ASQC46JQWQC" />。[[倉山満]]は、神谷から「[[陰謀論]]、[[スピリチュアル]]、[[ネットワークビジネス]]、そういうものを許容しないと広がりが無い」と言われたことを明かし、「そちらの方向に振り切ってから、参政党の勢いは加速度がついて広がった」と述べている<ref name="book-conspi" /><ref name="spa1843745" />。ライターの雨宮純は、神谷氏の主張には長年の政治活動の中で、支持獲得の新たな手段として戦略的に陰謀論や反ワクチン論が盛り込まれていると指摘している<ref name="diamond308599">{{Cite web |url=https://diamond.jp/articles/-/308599 |title=日本の「陰謀論」最新事情、反ワクチン団体・神真都Qと参政党の内実 |author=有井太郎|publisher =週刊ダイヤモンド |date=2022-08-26 |accessdate=2023-07-29}}</ref>。
*自身の主張が陰謀論と指摘されると「これは歴史の事実」「テレビでは言わないこと」と反論している<ref name="BuzzFeed" />。また、「私たちの言っていることのスケールが大き過ぎるから、勉強が足りない人は『陰謀論だ』とか『カルトだ』とか言う」と発言している<ref name="ノーマスクで人だかり" />。


=== 統一教会への見解や接点について ===
=== 統一教会への見解や接点について ===
*「統一教会については、籍すら置いたこともありません」「吹田市議時代に市民の支援者で統一教会の方は数名おられました」「参政党の党員の中にも信仰を持った方はいらっしゃるかもしれません。しかし、それは個人の自由ですから特に問題はないと考えています」と主張している<ref>[https://www.kamiyasohei.jp/2022/03/07/10309/ 神谷宗幣 日本会議 統一教会 森友学園 ネットワークビジネス]</ref>。
*「統一教会については、籍すら置いたこともありません」「吹田市議時代に市民の支援者で統一教会の方は数名おられました」「参政党の党員の中にも信仰を持った方はいらっしゃるかもしれません。しかし、それは個人の自由ですから特に問題はないと考えています」と主張している<ref name="kamiya220307" group="PR">[https://www.kamiyasohei.jp/2022/03/07/10309/ 神谷宗幣 日本会議 統一教会 森友学園 ネットワークビジネス]</ref>。
*自民党大阪第13区支部長を務めていた2013年に地方議員の紹介で[[世界平和統一家庭連合]](旧・統一教会)の会合に出席していたことを、2022年8月に[[共同通信社|共同通信]]のアンケートで答えている。なお、その会合出席の際に講演などは行っておらず、選挙支援や政治献金も受けていないと述べている<ref>{{Cite web|和書|title=参政党・神谷宗幣氏、旧統一教会の会合出席 石川県関係 |url=https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/824486 |website=北國新聞 |access-date=2022-08-14 |date=2022-08-14}}</ref>。
*[[ (日本)|自民党]]大阪第13区支部長を務めていた2013年に地方議員の紹介で[[世界平和統一家庭連合]](旧・統一教会)の会合に出席していたことを、2022年8月に[[共同通信社|共同通信]]のアンケートで答えている<ref name="kyodo-list1">{{Cite web |url=https://digital.kyodonews.jp/static/diet/questionnaire/list1.html |title=共同通信 全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係 |publisher =共同通信 |accessdate=2024-06-23}}</ref><ref name="hokkoku220814">{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20220814001453/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/824486 |title=参政党・神谷宗幣氏、旧統一教会の会合出席 石川県関係 |publisher =[[北國新聞]] |date=2022-08-14 |accessdate=2023-07-29|archiveurl=https://archive.md/n4P7p|archivedate=2022-11-09}}</ref><ref name="sekai202212" />。なお、その会合出席の際に講演などは行っておらず、選挙支援や政治献金も受けていないと述べている<ref name="hokkoku220814" />。
*旧[[世界平和統一家庭連合|統一教会]]系とされる[[世界日報 (日本)|世界日報社]]が発行する月刊誌『ビューポイント』のWeb版で神谷は「ライター一覧」に掲載され、3本の2017年の日付の記事が存在していたが<ref>{{Cite web|和書|title=オピニオンビューポイント」ライター一覧|url=https://web.archive.org/web/20220228105444/vpoint.jp/writerlist|website=世界日報|accessdate=2022-08-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=オピニオンのビューポイント」神谷 宗幣|url=https://web.archive.org/web/20220722015138/https://vpoint.jp/author/kamiya|website=ビューポイント |accessdate=2022-08-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=日本の教育とオランダの教育|url=https://web.archive.org/web/20220723004235/https://vpoint.jp/world/eu/101534.html|website=ビューポイント|accessdate=2022-08-04}}</ref>、これは当時転載自由としていたブログの転載に過ぎないと[[BS日本|BS日テレ]]の番組内で述べた<ref>{{Cite web|和書|title=【徹底議論】参政党・神谷宗幣氏を生直撃 コロナ対策・党勢拡大…次の一手は?【深層NEWS】|url=https://www.youtube.com/watch?v=TH_rLDTdm_Q&t=2480s|website=日テレNEWS(YouTube)|accessdate=2022-09-11}}</ref>。
*旧[[世界平和統一家庭連合|統一教会]]系とされる[[世界日報 (日本)|世界日報社]]が発行する月刊誌『[[世界日報_(日本)#世界日報社が発行するその他の主な媒体|ビューポイント]]』のWeb版で神谷は「ライター一覧」に掲載され、3本の2017年の日付の記事が存在していたが<ref name="陸曹">{{Cite web |url=https://vpoint.jp/author/kamiya |title=神谷宗幣 |publisher =[[世界日報_(日本)#世界日報社が発行するそ他の主な媒体|ビューポイント]] |accessdate=2023-07-29|archiveurl=https://archive.md/NovyF|archivedate=2018-06-27}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://vpoint.jp/world/eu/101534.html |title=日本の教育と教育 |publisher =[[世界日報_(日本)#世界日報社が発行するその他の主な媒体|ビューポイント]] |date=2017-11-28 |accessdate=2023-07-29|archiveurl=https://archive.md/DkuMS |archivedate=2022-07-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://vpoint.jp/world/eu/101029.html |title=デンマークを視察して学んだことと次の行動 |publisher =[[世界日報_(日本)#世界日報社が発行するその他の主な媒体|ビューポイント]] |date=2017-11-22 |accessdate=2023-07-29|archiveurl=https://archive.md/2E57S|archivedate=2022-07-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://vpoint.jp/world/asia/94261.html |title=台湾で日本を想う |publisher =[[世界日報_(日本)#世界日報社が発行するその他の主な媒体|ビューポイント]] |date=2017-08-23 |accessdate=2023-07-29|archiveurl=https://archive.md/KvjpZ|archivedate=2022-07-22}}</ref>、これは当時転載自由としていたブログの転載に過ぎないと[[BS日本|BS日テレ]]の番組内で述べた<ref>{{Cite web|和書|title=【徹底議論】参政党・神谷宗幣氏を生直撃 コロナ対策・党勢拡大…次の一手は?【深層NEWS】|url=https://www.youtube.com/watch?v=TH_rLDTdm_Q&t=2480s|website=日テレNEWS(YouTube)|date=2022-08-18|accessdate=2022-09-11}}</ref>。2022年7月15日、ABEMAニュースに出演し<ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/233771 |title=ひろゆき氏が参政党・神谷宗幣氏に議論ふっかけ「旧統一教会をどうするべきか?」 |publisher =東京スポーツ |date=2022-07-15 |accessdate=2023-07-29}}</ref>、「統一教会と国会議員に繋がりがあっても問題ないと考える」と答えた<ref name="abematv20220715">{{Cite web |url=https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p3969 |title=ひろゆき×神谷宗幣事務局長 参政党はどんな党?3つの重点政策の科学的根拠は? |publisher =ABEMA |date=2022-07-15 |accessdate=2023-07-29}}</ref>。
*2022年7月19日に神谷はNHK党の[[立花孝志]]党首と対談を行い、立花に旧統一教会との関係を問われた際に、「参政党として、統一教会と組んで何かやったり、お金もらっている事実はない。党員に(信者が)いるかどうか確認していない」と述べた上で、自身の吹田市議時代の支援者の中に旧統一教会の信者がいたことを明かした<ref>{{Cite news |title=参政・神谷氏、旧統一教会との関係を否定「お金もらってない」|newspaper=北國新聞|date=2022-07-20|url=https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/801391|accessdate=2022-08-04}}</ref><ref>{{Cite news |title=「統一教会との関係は?」参政党・神谷氏がNHK党・立花党首の直球質問に回答|newspaper=東スポweb|date=2022-07-19|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/234769|accessdate=2022-08-04}}</ref>。
*2022年7月19日に神谷はNHK党の[[立花孝志]]党首と対談を行い、立花に旧統一教会との関係を問われた際に、「参政党として、統一教会と組んで何かやったり、お金もらっている事実はない。党員に(信者が)いるかどうか確認していない」と述べた上で、自身の吹田市議時代の支援者の中に旧統一教会の信者がいたことを明かした<ref>{{Cite web |url=https://web.archive.org/web/20220727003015/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/801391 |title=参政・神谷氏、旧統一教会との関係を否定「お金もらってない」 |publisher =[[北國新聞]] |date=2022-07-19 |accessdate=2023-08-10}}</ref><ref name="ts234769">{{Cite web |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/234769 |title=「統一教会との関係は?」参政党・神谷氏がNHK党・立花党首の直球質問に回答 |publisher =東スポーツ |date=2022-07-19 |accessdate=2023-08-10}}</ref>。

{{see also|世界平和統一家庭連合と政界との関係}}
{{see also|世界平和統一家庭連合と政界との関係}}


=== 議員連盟 ===
== 議員連盟、所属団体 ==
*子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟<ref>[https://www.atpress.ne.jp/news/327323 子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望子どもへのワクチン接種を慎重に考える会(JACVC)のプレスリリース] - @Press 2022年9月26</ref>
*子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟<ref name="sekai202212" /><ref name="atpres327323">{{Cite web |url=https://www.atpress.ne.jp/news/327323 |title=子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と 5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望--子どもへのワクチン接種を慎重に考える会(JACVC)のプレスリリース |publisher =@Press |date=2022-09-26 |accessdate=2023-05-26}}</ref>
*「[[ワールドカウンシルフォーヘルス]](WCH)議員連盟」<ref name="cult240117">{{Cite web |url=https://dailycult.blogspot.com/2024/01/jwho.html |title=動画あり・Jアノンなどが反WHOデモ、池田としえ日野市議絶叫「ワクチンは日本殲滅大作戦!!!」「ビル・ゲイツ!」 |publisher =[[やや日刊カルト新聞]] |author=[[藤倉善郎]] |date=2024-01-17 |accessdate=2024-01-26}}</ref>事務総長を務めている<ref name="jigen231120">{{Cite web |url=https://jigensha.info/2023/11/20/elohim/ |title=WHOに対抗? WCHジャパン 議連発足に 絡む「ラエリアン・ムーブメント」ってなんだ? |publisher =示現舎 |date=2023-11-20 |accessdate=2023-12-27}}</ref>。
*「NPO法人 教育再生・地方議員百人と市民の会([[増木重夫]]:事務局長)<ref name="book-hate">{{Cite book|和書|author=[[安田浩一]] |title=ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 |publisher=[[文藝春秋]] |date=2015-5-20 |page= |isbn=978-4166610273}}</ref>」2011年から理事を務めている<ref name="100yakuin">{{Cite web |url=http://100prs.info/npo/yakuinntouki.htm |title=役員登記録 |publisher =教育再生・地方議員百人と市民の会 |accessdate=2024-06-18}}</ref><ref name="hyogo-wada01">{{Cite web|url=https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/gaiyo/semukatsudo/hokokusho/documents/documents/wada_ryo_01.pdf |title=政務活動報告書 |format=PDF |publisher =兵庫県 |accessdate=2024-06-18}}</ref>。
*「ヤマト・ユダヤ友好協会(赤塚高仁:会長,[[船井総合研究所#親会社・株主|船井勝仁]]:副会長)」2022年7月に理事を退任した<ref name="yamato220713" />。


== 著書 ==
== 著書 ==
152行目: 203行目:
* {{Cite book|和書|title=[[坂本龍馬]]に学ぶ「仲間をつくる力」|publisher=[[きずな出版]]|date=2016-01-23}}
* {{Cite book|和書|title=[[坂本龍馬]]に学ぶ「仲間をつくる力」|publisher=[[きずな出版]]|date=2016-01-23}}
* {{Cite book|和書|title=子供たちに伝えたい「本当の日本」|publisher=青林堂|date=2019-05-23}}
* {{Cite book|和書|title=子供たちに伝えたい「本当の日本」|publisher=青林堂|date=2019-05-23}}
*『情報戦の教科書--日本を建て直すため「防諜講演資料」を読む』青林堂、2024年2月
* {{Cite book|和書|title=日本のチェンジメーカー : 龍馬プロジェクトの10年|date=2020-04|publisher=[[青林堂]]|isbn=9784792606756}}
=== 編著 ===
* {{Cite book|和書|title=参政党Q&Aブック 基礎編|date=2022-06|publisher=[[青林堂]]|isbn=9784792607296}}
*『日本のチェンジメーカー : 龍馬プロジェクトの10年』神谷宗幣:編,龍馬プロジェクト:著、2020年4月、[[青林堂]]<ref>{{Cite web |url=https://www.garo.co.jp/archives/900 |title=日本のチェンジメーカー ~龍馬プロジェクトの10年~ |publisher =青林堂 |accessdate=2024-06-18}}</ref>
* 『情報戦の教科書』青林堂、2024年2月。
* 『参政党ドリル青林堂2024年6月
*『参政党Q&Aブック 基礎編』、2022年6月、[[青林堂]]
*『参政党ドリル』、2024年6月、青林堂

=== 共著 ===
=== 共著 ===
* {{Cite book|和書|author=[[藤井聡]]|title=政(まつりごと)の哲学|publisher=青林堂|date=2014-05-24}}
*政(まつりごと)の哲学』[[藤井聡]]:共著、[[青林堂]]、2014年5月24
* {{Cite book|和書|author=倉山満|authorlink=倉山満|title=じっくり学ぼう! 日本近現代史|date=2016-6|publisher=[[呉PASS出版]]|isbn=9784908182266}}
*じっくり学ぼう! 日本近現代史 - 全5巻』[[倉山満]]:共著、2016年6月、[[呉PASS出版]]
**DVD『日本近現代史』<ref name="監査委員告示第4号">{{Cite web|url=https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/683/11972916264.pdf |title=吹田市監査委員告示第4号 吹田市職員措置請求に係る監査結果の公表について |format=PDF |publisher =吹田市 |date=2019-07-26 |accessdate=2024-06-19}}</ref>
* {{Cite book|和書|author=吉野敏明|authorlink=吉野敏明|title=国民の眠りを覚ます「参政党」|date=2022-2|publisher=青林堂|isbn=9784792607203}}
*『龍馬プロジェクト―超党派の若手政治家たちが日本再興の大きなうねりを創りだす!』龍馬プロジェクト:編著、2010年、[[カナリア書房]]<ref name="kamiya-book" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/profile/book/ |title=執筆本 |publisher =神谷宗幣 |accessdate=2024-06-23}}</ref>
* 藤井聡『新しい政治の哲学 国民のための政党とは』青林堂、2023年3月。
*『100人の龍馬--地域から政治改革のうねりをつくる』龍馬プロジェクト:著, [[岬龍一郎]]:監修、2010年、[[PHP研究所]]<ref name="kamiya110416" group="PR">{{Cite web |url=https://www.kamiyasohei.jp/2011/04/16/2598/ |title=とどけ!この想い ~吹田市議会議員としての4年間を振り返って~ |publisher =神谷宗幣 |date=2011-04-16 |accessdate=2024-06-23}}</ref>
* 『国民の眠りを覚ます「参政党」』[[吉野敏明]]:共著、2022年2月、青林堂
* 『新しい政治の哲学--国民のための政党とは』藤井聡:共著、2023年3月、青林堂


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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=== 注釈 ===
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
=== 出典 ===
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=== 記事主題の関係者による情報源 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[龍馬プロジェクト]]
* [[龍馬プロジェクト]]
* [[青林堂]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [https://www.kamiyasohei.jp/ 神谷宗幣(かみやソウヘイ) 公式サイト]
* [https://www.kamiyasohei.jp/ 神谷宗幣(かみやソウヘイ) 公式サイト]
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2024年7月4日 (木) 06:40時点における版

神谷 宗幣
かみや そうへい
2023年2月19日、熊本駅前にて
生年月日 (1977-10-12) 1977年10月12日(47歳)
出生地 日本の旗 日本 福井県大飯郡高浜町
出身校 関西大学文学部史学地理学科(現:総合人文学科)卒業
関西大学法科大学院修了
前職 福井県立若狭東高等学校講師
食品スーパー店長
会社代表[1]
現職 政治家
所属政党 吹田新選会 (2007–2012)
自由民主党 (2012–2015)
無所属 (2015–2020)
参政党 (2020-)[PR 1]
称号 学士(文学)
法務博士(専門職)[2]
公式サイト 神谷宗幣公式サイト

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2022年7月26日 - 現職

当選回数 2回
在任期間 2007年5月27日 - 2012年12月

その他の職歴
参政党代表
(2023年8月30日 - 現職)
初代 参政党事務局長
(2020年 - 現職)
テンプレートを表示
神谷宗幣
所属組織 陸上自衛隊
軍歴 2012 - 2022年
最終階級 三等陸曹
テンプレートを表示
YouTube
チャンネル
活動期間 2013年4月20日
ジャンル 政治、経済、歴史、軍事、食と健康
登録者数 43.7万人
総再生回数 1億3840万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年7月1日時点。
テンプレートを表示

神谷 宗幣(かみや そうへい、1977年昭和52年〉10月12日 - )は、日本政治家参政党代表兼事務局長[3][4]参議院議員(1期)を務める[2]。学位は法務博士(専門職関西大学法科大学院[2]福井県高浜町出身、石川県加賀市在住[5][6]

2007年から大阪府吹田市議会議員を2期6年務め、2010年に「龍馬プロジェクト」を開始して会長を務めた[3][5]2012年の衆院選自民党から、2015年の大阪府議選に無所属で立候補したが、落選した[3][7]。2013年に「株式会社グランドステラテジー(現・イシキカイカク株式会社)」を設立した[8][PR 2]。2020年に発起人として参政党を設立、2022年の参院選で比例区から当選した[3][6]陸上自衛隊予備自衛官三等陸曹(参議院議員就任により退職)[2][9]

著書に『大和魂に火をつけよう』『子供たちに伝えたい「本当の日本」』『参政党Q&Aブック 基礎編』(いずれも青林堂)などがある。

来歴

1977年10月12日、福井県大飯郡高浜町生まれ[2]。1996年、福井県立若狭高等学校理数科を卒業し、関西大学文学部史学地理学科(現:総合人文学科)に入学[PR 3]大阪府吹田市に移住する[PR 3]。大学3年終了後にカナダの語学学校で他のアジアの若者たちと交流し、その後、世界を8ヶ月間旅して視野を広げた[10]。この経験から、日本の若者の意識改革の必要性を感じ、教育を通じてそれを実現するため、弁護士を経て政治家を目指すことにした[10][11]。2001年に同大学卒業後、福井県立若狭東高等学校で英語と世界史の講師を務める[PR 3]。2002年、実家が経営する有限会社カミヤストアー(食品スーパー)[PR 3]の店長に就任し、経営の立て直しを図るが、最終的に倒産を経験する[10][12]。2003年、福井県立若狭東高等学校講師として再赴任。2004年、関西大学法科大学院に入学し、2007年に修了、法務博士(専門職)取得[2][PR 4]。在学中に議員インターンシップで地方議員の活動を知り、地方議員になることを考える[11]。2007年2月、吹田市のWebサイトで市議会選挙があることを知り、選挙直前に立候補を決めた[10]

吹田新選会時代

2007年4月、大阪府吹田市議会議員選挙に立候補し、初当選した(2,663票)[13][14]。1人会派「吹田新選会」を立ち上げ、翌2008年に石川勝市議が加わり2人会派「吹田新選会」となった[15][PR 5]。吹田市議会では、教育問題に特化して質問を行い、卒業式で「日の丸・君が代」を行うように発言した[16]。当時の市議会は共産党が第一党だったため、以後、「右翼」と呼ばれて孤立した[16]。吹田新選会では、「親学」を推奨していた[PR 6]。2009年2月、神谷が中心となり当時の橋下徹大阪府知事と大阪府下の若手市議が子どもの教育や学力について話し合う「大阪教育維新を市町村からはじめる会(教育維新の会)」を結成した[16][17]。2010年、「‎大阪維新の会」の結党時にも誘われたが、方向性の違いから参加を断った[16][18]週刊文春2012年2月16日号に、神谷が橋下を批判する記事が掲載された[16]。神谷は、親学を推進したい旨を橋下に提案したが、「親学はよそでやって下さい」と言われたなどとして批判した[16]

2010年、関西政治家連盟代表に就任。同年6月、林英臣政経塾のメンバー5人と「龍馬プロジェクト」を設立し会長に就任した[PR 7]。このプロジェクトを通じて、保守系の地方議員や首長の政治家ネットワークを構築し、人脈を広げた[13][14][19][20]。龍馬プロジェクトは「若手議員が地方から日本を変えていく」をキャッピコピーとし、日本の伝統や天皇制を重視する姿勢を示している[14]。WEBサイトには「私たちが住む日本は、紀元前から続く天皇家を中心とした世界で最も長く存続している国家です」「日本は天皇という親を中心とした家族国家というスタイルであり、古代より『和』を大切にして発展してきた国家」と書かれている[14]。『古事記』の紙芝居を作成し、全国の神社に寄付した[PR 3]。立ち上げメンバーには南出賢一(現泉大津市長)や[21][PR 8]川裕一郎(現参政党副代表)がいた[PR 1][PR 9][PR 8]。神谷と南出は林英臣を師匠としている[22]。「龍馬プロジェクト」の総会は、毎年4月28日靖国神社で開催されている[PR 10][PR 11]。プロジェクトのメンバーには、杉田水脈(現自民党衆院議員)も含まれており[20][14]、2022年時点で約250名の会員がいる[14]

2010年、予備自衛官三等陸曹に任官(2022年、参議院議員就任により退職)[2][9][PR 3]

2010年、「地域政党龍馬プロジェクト×吹田新選会」を発足[15]
2011年、吹田市議会議員に再選(5,856票)[23]。吹田市議会副議長に就任[PR 4]。同年、吹田市長選挙で「龍馬プロジェクト×吹田新選会(教育維新の会)」から候補を擁立したが、橋下徹大阪府知事が応援する「大阪維新の会」の候補に敗れた[16][23][24]

自民党時代

2012年11月、自民党に入党し、西野陽衆議院議員の後任として大阪13区(東大阪市)選挙区支部長に就任した[25]。その後、2007年から務めた吹田市議会議員を2期目の途中で辞職し、自民党公認で大阪13区から衆院選に出馬した[25][20][PR 12]。同区は自民党の西野陽が地盤としていたが、西野は衆院選の公示日直前に突然引退を表明し、長男の西野弘一日本維新の会から立候補する意向を示したため、自民党側は「引退は寝耳に水。こちらの候補者擁立と、準備を遅らせる卑劣なやり方だ」と批判し、急遽神谷の擁立を決めた[26][PR 13]。選挙戦では当時の自民党総裁安倍晋三小泉進次郎党青年局長も応援演説に駆け付けたが[27][28][29]、西野が約110000票、神谷が約60000票で西野に敗れ、比例復活もならず落選[30][31]

2013年、「株式会社グランドストラテジー」を設立[13][32][PR 14]。インターネットチャンネル「CGS」(チャンネルグランドストラテジー、Channel Grand Strategyの略)を開設し、政治や歴史、経済をテーマに保守系の言論人を招いて対談する動画コンテンツを配信[13][33][34]倉山満はCGSの名付け親であり、立ち上げを支援したが、神谷のネットワークビジネスに対する態度が甘すぎるとして参政党から離れた[33][19]。その後、社名を「イシキカイカク株式会社[2][PR 2]」に変更し[19]、「イシキカイカク大学」などの政治系の自己啓発的な活動を通じてファンを増やし、スピリチュアルなビジネスも展開した[35]。イシキカイカク大学には、スピリチュアルや陰謀論を説く講師も招いていた[35][14][36]。講座のDVDや[35]健康食品、化粧品も販売した[37][PR 15]

2013年頃、青林堂の保守言論雑誌『ジャパニズム』の編集長だった古谷経衡から何度かインタビューを受け[38][13]、後に参政党の出版方面での協力者となる青林堂と接点を持つようになった[13]。この時期、「ONE PIECEのような政治をしよう[PR 9]」と書かれた名刺を配布していた[13][39]

2013年から2年間、森友学園系列の社会福祉法人の監事に名を連ねた[14][40]。時期は不明だが、理事長の籠池夫妻と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったとされる[注釈 1][14]

2014年、青林堂から『大和魂に火をつけよう 日本のスイッチを入れる2』を発表し、その後、『子供たちに伝えたい「本当の日本」』(2019年)、『国民の眠りを覚ます「参政党」』(2022年、吉野敏明:共著)、『参政党Q&Aブック 基礎編』(2022年)などを刊行した[13]

無所属時代

2015年の統一地方選挙では、吹田選挙区から大阪府議会議員選挙(定数4)に無所属で立候補したが、6人中6位で落選した[3][19][PR 4]

2019年、参政党の前身となるYouTubeチャンネル『政党DIY』を開設した[41][14]

2015-2020年、神谷が代表を務める「イシキカイカク株式会社(旧グランドストラテジー)」は、フジ住宅の今井光郎会長が運営する一般社団法人から、「義務教育学校設立の準備[42]」「日本史解説動画や古事記の紙芝居作成[43]」用途などとして助成金を支給されていた[44]。また、神谷が運営に関わる子ども劇団「吹田夢★志団」は[PR 16]、2015-2021年に同財団法人から助成金を支給された[44][43][注釈 2]

参政党時代

2020年4月、政治団体「参政党」を松田学KAZUYA渡瀬裕哉篠原常一郎とともに結成し、事務局長に就任した[41][19]政治資金収支報告書の代表欄には神谷の名前があり、事実上の代表だった[8][48]。その後、アメリカ大統領選で参政党が不正選挙と訴える陰謀論を主張したため、渡瀬、KAZUYA、篠原の3人が離党し[49][13][19]、新たに武田邦彦赤尾由美吉野敏明が加わった[3][19]。神谷を含む松田、武田、赤尾、吉野の5人の主要メンバーは、「ゴレンジャー」と呼ばれて支持を集めた[3][39][19]。松田ら4人は、神谷が運営するユーチューブに出演していて、神谷の声かけで参政党に参加した[3]。2022年5月、参政党主催の政治資金パーティー「イシキカイカクサミット」の運営は、神谷が経営する「イシキカイカク株式会社」が行った[8]

2020年7月に石川県加賀市に移住し、「加賀プロジェクト」という自給自足の自立型コミュニティを立ち上げた[5][37][50]。このプロジェクトは、農園、認可外保育園フリースクール、高校生や大学生向けの私塾などを運営している[5][37][50]。2020年9月に認可外保育園を大聖寺地区に開設し、2021年9月にフリースクールを旧黒崎小学校で始めた[5]。また、加賀市の旧看護学校生徒宿舎の活用事業に応募したが、政治団体を運営する立場で市の施設を活用することは、自治体の中立性を損なう可能性があるとして地元や市議会で議論が起きた[5][37]

2022年6月20日、中野駅前にて

2022年7月10日投開票の第26回参議院議員通常選挙比例区から参政党公認で立候補し初当選した[51][52][53]。7月15日、参政党の代表に松田が、副代表兼事務局長に神谷が就任したと発表[54]。12月、龍馬プロジェクトの会長を退任[55]。神谷は退任の理由について同会は地方議員中心の会であり、参議院議員が会長を務めることは趣旨に反することや、自身が会長を続けることで超党派の龍馬プロジェクトが参政党と同一視されることを避ける意図があったと説明した[56]。また、「ヤマト・ユダヤ友好協会(赤塚高仁:会長[57],船井勝仁:副会長)」の理事も退任した[58]

2023年1月30日、神谷を含むボードメンバー5名が、複数の参政党の元党員から詐欺としての損害賠償請求を起こされた[59][60]NHK党により公開された訴状によると、参政党はDIY政党として、一般の党員にも政策や党運営に関する決定権があると謳って党費や寄付金を集めているが、実際はそのような組織になっていないとされた[61][62]

2023年2月2日、NHK党は参政党と神谷に対して1億円の損害賠償請求訴訟を起こした。神谷は1月31日に下関市で開かれた演説会の中で、「NHK党は極左暴力集団反社とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したとされる[61][63]

同年8月30日、参政党は松田学の代表辞任と、神谷の新代表就任を発表した[64]。神谷はこの日の記者会見で、松田がSNSなどで「党に対して混乱を生むような発言があった」として代表辞任を求めたと説明した[65]

2024年7月の東京都知事選挙において、参政党のアドバイザーだった田母神俊雄を支援し、街頭演説で応援演説を行った[66][67]

政策・主張

外交

国防・安全保障

経済

社会

新型コロナ対策

  • 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関して批判的[20][13]。「接種は任意なのに、なし崩し的に同調圧力がかかっているのはおかしい[80]」「ワクチンが強制される状況を作った人たちには罰を与えればいい[81]」と主張。2022年、参院選の街頭演説では、「ワクチン殺人」と呼び、「製薬会社の利権でお注射(ワクチン)が打たれている」と述べた[20][13][49]。また、COVID-19ワクチンだけでなく全てのワクチンを否定し[注釈 3]、ABEMAニュースでは新型コロナウイルスの存在自体に疑問を呈した[82][83]。2023年7月11日、産経新聞後援の講演会では、「COVID-19ワクチンを売るために、ウイルスを撒いた可能性がある」と発言した[79]
  • 南出賢一泉大津市長が共同代表を務める「こどもコロナプラットフォーム」に参加しており[84]厚生労働省への子どものCOVID-19ワクチン接種勧奨中止等を求める要望書提出に関わった[85]
  • 新型コロナ対策におけるマスクの着用について、「マスクをつける自由もあればつけない自由もある」と主張している[86]。「WeRise」という団体の実行委員として、2020年12月にノーマスクの集会を開催した[14][87][88]。この団体は、新型コロナの脅威やマスクの有効性を否定する主張を展開している[14][89][90]。ただし、神谷自身は「公衆衛生を無視しているわけでなく、僕も飛行機では着ける」と述べている[91]

農業・食品

  • 農業政策について、「日本の伝統食への回帰」「食料自給率100%の達成」「農薬化学肥料の使用に反対」「学校給食のオーガニック化による子どもの健康と学力向上」などを提唱している[92][13]。さらに、戦後アメリカから種子と共に肥料・農薬を購入させられたという主張や、日本ではアメリカで禁止されているグリホサートという農薬が使用許可されているという主張も行っている[92][93]
  • 小麦食に関して、「戦後にアメリカに持ち込まれたもので、小麦粉は戦前の日本に存在しない」「粉もん文化は戦後77年でできたもの」「アメリカで作られた食文化を守る必要はない」などの主張を街頭演説で行った[14][36]
  • 食品添加物が原因で、日本はがんが急増していると主張[13]
  • 「バクチャー」というスピリチュアル系に人気の微生物活性材を「イシキカイカク株式会社」の動画シリーズで紹介した[94][14][95]。イシキカイカク株式会社は2022年7月まで、バクチャー関連商品の飲料「活性エキス」を販売していた[14][96][PR 15]

論争など

ユダヤ資本批判

  • 2022年の参議院選挙で、選挙運動中に「参政党は日本をユダヤ資本に売り渡したりしない」と演説したことから、イスラエルの外交官に抗議を受けたり、国際的なメディアで報道されるなどした[97][98][99]
  • 自身の著書で「ワクチンや医薬品販売による莫大な利益獲得を目的とする“あの勢力”がコロナ禍の恐怖を過剰に煽るために、新聞やテレビなどのメディアを利用して盛んにマスク着用呼びかけている」と記述しており[100]、“あの勢力”とは国際金融資本や多国籍のグローバル企業のことを指すと説明していた[101][PR 18]。また、著書にはこれらの組織の総称として「ユダヤ系」との記述もあったが、自身の参院選当選後の2022年8月18日に深層NEWSBS日テレ)に出演した際、これらの見解の妥当性を問われると、「ユダヤ資本が入ってるのは事実だが、全てユダヤ人がやってるというふうに誤解されるような書き方はちょっとまずかったなというふうに思っていて、今後修正をしていかないといけないなというふうには考えています」と釈明した[101]

政治的主張と論争

  • 2022年、参院選の街頭演説では、「日本人は戦後、GHQに洗脳されコントロールされた」「マスコミは国民を誘導するための装置」などの主張をした[83]BuzzFeedは、神谷の主張の特徴として、「大和魂」などの日本人の精神性や戦前の歴史を賞賛する一方で、戦後の日本の衰退をGHQの洗脳の結果として否定的に捉え、このままでは外国人に国を奪われるという危機感を打ち出していると指摘した[83]。参院選では、「ワクチン殺人」という言葉を使い、グローバル企業による「陰謀論」と受け取れるような発言、食への不安をあおるような主張をしたため、「新興宗教」「カルト」と疑う声もあった[20][7]。神谷は「『炎上商法』ではないが、批判を受けるくらいわかりやすい言葉は選挙に有効」と話していた[20]倉山満は、神谷から「陰謀論スピリチュアルネットワークビジネス、そういうものを許容しないと広がりが無い」と言われたことを明かし、「そちらの方向に振り切ってから、参政党の勢いは加速度がついて広がった」と述べている[33][19]。ライターの雨宮純は、神谷氏の主張には長年の政治活動の中で、支持獲得の新たな手段として戦略的に陰謀論や反ワクチン論が盛り込まれていると指摘している[102]
  • 自身の主張が陰謀論と指摘されると「これは歴史の事実」「テレビでは言わないこと」と反論している[83]。また、「私たちの言っていることのスケールが大き過ぎるから、勉強が足りない人は『陰謀論だ』とか『カルトだ』とか言う」と発言している[73]

統一教会への見解や接点について

  • 「統一教会については、籍すら置いたこともありません」「吹田市議時代に市民の支援者で統一教会の方は数名おられました」「参政党の党員の中にも信仰を持った方はいらっしゃるかもしれません。しかし、それは個人の自由ですから特に問題はないと考えています」と主張している[PR 19]
  • 自民党大阪第13区支部長を務めていた2013年に地方議員の紹介で世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の会合に出席していたことを、2022年8月に共同通信のアンケートで答えている[103][104][14]。なお、その会合出席の際に講演などは行っておらず、選挙支援や政治献金も受けていないと述べている[104]
  • 統一教会系とされる世界日報社が発行する月刊誌『ビューポイント』のWeb版で神谷は「ライター一覧」に掲載され、3本の2017年の日付の記事が存在していたが[9][105][106][107]、これは当時転載自由としていたブログの転載に過ぎないとBS日テレの番組内で述べた[108]。2022年7月15日、ABEMAニュースに出演し[109]、「統一教会と国会議員に繋がりがあっても問題ないと考える」と答えた[110]
  • 2022年7月19日に神谷はNHK党の立花孝志党首と対談を行い、立花に旧統一教会との関係を問われた際に、「参政党として、統一教会と組んで何かやったり、お金もらっている事実はない。党員に(信者が)いるかどうか確認していない」と述べた上で、自身の吹田市議時代の支援者の中に旧統一教会の信者がいたことを明かした[111][112]

議員連盟、所属団体

著書

単著

  • 『日本のスイッチを入れる~未来は、自分たちの手で変えられる!』カナリア書房、2013年2月6日。 
  • 『大和魂に火をつけよう-日本のスイッチを入れる2』青林堂、2014年12月8日。 
  • 坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」』きずな出版、2016年1月23日。 
  • 『子供たちに伝えたい「本当の日本」』青林堂、2019年5月23日。 
  • 『情報戦の教科書--日本を建て直すため「防諜講演資料」を読む』青林堂、2024年2月

編著

  • 『日本のチェンジメーカー : 龍馬プロジェクトの10年』神谷宗幣:編,龍馬プロジェクト:著、2020年4月、青林堂[119]
  • 『参政党Q&Aブック 基礎編』、2022年6月、青林堂
  • 『参政党ドリル』、2024年6月、青林堂

共著

  • 『政(まつりごと)の哲学』藤井聡:共著、青林堂、2014年5月24日
  • 『じっくり学ぼう! 日本近現代史 - 全5巻』倉山満:共著、2016年6月、呉PASS出版
    • DVD『日本近現代史』[120]
  • 『龍馬プロジェクト―超党派の若手政治家たちが日本再興の大きなうねりを創りだす!』龍馬プロジェクト:編著、2010年、カナリア書房[PR 20]
  • 『100人の龍馬--地域から政治改革のうねりをつくる』龍馬プロジェクト:著, 岬龍一郎:監修、2010年、PHP研究所[PR 21]
  • 『国民の眠りを覚ます「参政党」』吉野敏明:共著、2022年2月、青林堂
  • 『新しい政治の哲学--国民のための政党とは』藤井聡:共著、2023年3月、青林堂

脚注

注釈

  1. ^ 『世界』岩波書店 2022年12月号には「13年から2年間、学校法人森友学園系列の社会福祉法人の監事に2年間名を連ねた。神谷氏本人はブログで「関わっていたのは半年もなかったように記憶しています」と記述している。時期ははっきりしないが、理事長の籠池夫妻と対立して離脱しており、直接関わった期間は書類上の任期より短かったようだ」とある[14]
  2. ^ 「一般社団法人 今井光郎文化道徳歴史教育研究会」は、「日本人として正しい文化・道徳・歴史・教育に関し、理解を広く国内外において促進するため、又、広く後世へと伝えるために、日本の文化・道徳・歴史・教育に関する活動を行っておられる個人・法人・グループを支援」するためにフジ住宅の今井光郎会長が始めた[45][46]。2020年度の助成金総額は約1億3千万円だった[47]
  3. ^ 2022年2月の街頭演説で、「自分はワクチンを打っていないし、子供にも打たせない。コロナだけでなく他のワクチンも打っていない」「しっかり食べてしっかり寝ていたら免疫がちゃんと維持できる。人類はそうやって何万年も生きてきた」と発言した[14]

出典

  1. ^ 国立印刷局官報』号外第139号7ページ「参議院比例代表選出議員選挙選挙長告示第1号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙において、政党その他の政治団体から参議院名簿の届出があった件」」、2022年(令和4年)6月28日
  2. ^ a b c d e f g h 議員情報 神谷宗幣(かみやそうへい)”. 参議院. 2024年6月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 議席獲得、参政党ってどんな党? ユーチューブで勝負、反グローバル”. 朝日新聞 (2022年7月10日). 2023年8月9日閲覧。
  4. ^ “参政党 松田学代表が辞任 後任に神谷宗幣参院議員”. NHK. (2023年8月30日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230830/amp/k10014178801000.html 2023年8月30日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f “市有施設貸与 広がる波紋 私塾開設など「加賀プロジェクト」”. 中日新聞. (2022年3月5日). https://www.chunichi.co.jp/article/429041 2022年8月1日閲覧。 
  6. ^ a b 参政党の神谷氏、地元で会見 統一地方選に「1千人擁立を目指す」”. 朝日新聞 (2022年7月13日). 2024年6月22日閲覧。
  7. ^ a b 神沢和敬 (2022年11月22日). “参政党、勢力拡大の背景は 扇動的な言葉、「稼げる」演説動画”. 朝日新聞. 2023年8月9日閲覧。
  8. ^ a b c 【台風の目or愛国商法】参院選で 注目!「参政党」は“会いに行ける オンラインサロン””. 示現舎 (2022年6月6日). 2023年8月13日閲覧。
  9. ^ a b c 神谷宗幣”. ビューポイント. 2018年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月29日閲覧。
  10. ^ a b c d 『致知 2014年1月号』致知出版社、2013年12月1日、86-87頁。 
  11. ^ a b 佐藤大吾『“20代、コネなし”が市議会議員になる方法--1.21人に1人が当選!』ダイヤモンド社、2010年10月1日。ISBN 978-4478014608 
  12. ^ 日本最年少市長も県知事も輩出!全国で200名もの若手政治家たちが所属する「龍馬プロジェクト」会長の神谷宗幣氏インタビュー - 選挙ドットコム
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関連項目

外部リンク

党職
先代
松田学
参政党代表
第2代:2023年 -
次代
(現職)