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{{野球選手
'''ブランドン・インジ'''('''Brandon Inge''' [[1977年]][[5月19日]]生~)は、[[メジャーリーグベースボール]]の[[デトロイト・タイガース]]所属、右投右打の[[三塁手]]。[[アメリカ合衆国]]の[[バージニア州]]出身。
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|出身地=[[Image:flag of the United States.svg|25px|アメリカ合衆国]] [[バージニア州]][[リンチバーグ]]
|誕生日={{生年月日と年齢|1977|5|19}}
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|年俸=4,900,000ドル[http://sports.espn.go.com/mlb/teams/salaries?team=det](2007年)
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'''チャールズ・ブランドン・インジ'''(Charles Brandon Inge , [[1977年]][[5月19日]] - )は、[[アメリカ合衆国]][[バージニア州]][[リンチバーグ]]出身の[[野球選手]]。[[三塁手]]、右投右打。[[メジャーリーグベースボール|MLB]][[デトロイト・タイガース]]に所属している。


== 経歴 ==
[[2001年]]に、[[捕手]]としてデトロイト・タイガースでメジャーデビュー。[[打率]]こそ.180だったものの、79試合に出場し、貴重な経験を積んだ。その後、[[2003年]]まで、タイガースの正捕手格の選手としてプレイするが、打率が低いのに加え、やたらと[[三振]]が多い為、殆ど使い物にならなかった。そこへ、メジャーを代表する捕手のパッジこと[[イバン・ロドリゲス]]が加入。[[2004年]]は、ロドリゲスのバックアップ捕手としてプレイするものと思われた。しかし、強肩を生かす事と、プロ入り時に[[遊撃手]]だった事が重なり、[[サード]]のレギュラーに定着。その後、打率が上昇すると共に、パワーも発揮するようになり、[[2006年]]は9番打者ながら、27本塁打を記録して、タイガースのリーグ優勝に貢献している。
[[バージニア・コモンウェルス大学]]時代は[[リリーフ|救援投手]]と[[遊撃手]]の2つのポジションで活躍する。1998年、デトロイト・タイガースから[[ドラフト会議 (MLB)|ドラフト]]2巡目(全体57位)指名を受けプロ入り。入団直後に[[捕手]]へ転向する。2001年4月にメジャーデビューし、この年は79試合に出場した。その後2003年までタイガースの正捕手格の選手としてプレイするが、強肩以外に見るべきところもない選手であり、インジ自身もメジャーに残るためだけには好きでもなく不慣れな捕手を続けるしかなかった<ref>[[谷口輝世子]]「デトロイト・タイガース2003 - 2006 モータウンの軌跡」 『[[スラッガー|月刊スラッガー]]』105号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2006年、雑誌15509-1、20-23頁。</ref>。


2004年、メジャーを代表する捕手の[[イバン・ロドリゲス]]がタイガースに加入。これに伴いインジは[[ユーティリティ・プレイヤー]]となり、この年前半戦は捕手・[[三塁手]]・[[外野手]]など様々なポジションで出場する。しかし後半戦からは外野手としての起用が少なくなり、主に三塁手として出場するようになった。翌2005年にインジは正三塁手となった。2006年には9番打者ながら27[[本塁打]]を記録して、タイガースのリーグ優勝に貢献している。
打撃は粗いが、一方でパワーも兼ね備えており、2006年のように27本塁打を記録する力がある。守備・走塁面では、元々が内野手の為、それほど悪くない。特に守備面では、高い能力を備えており、送球ミスこそ多いものの、果敢に横っ飛びで好捕するシーンもしばしば見られる。


== 特徴 ==
==年度別打撃成績==
打撃面では、2006年までの通算打率が.241と低い一方でパワーを兼ね備えている。外野が広い[[コメリカ・パーク]]を本拠地にしながらも2006年には27本塁打を記録している。守備面では守備範囲が広く、レギュラーに定着した2005年には378[[補殺]](リーグ1位)、翌2006年には398補殺(タイガースの三塁手球団記録を更新)を記録している。

== 年度別打撃成績 ==
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|159||542||83||137||29||2||27||251||83||7||4||4||5||43||2||7||128||12||.253||.463||.313||.776
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※数字は2006年までのもの。

== 参考資料 ==
<div class="references-small"><references /></div>


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[[Category:1977年生|いんし ふらんとん]]
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[[Category:デトロイト・タイガースの選手]]


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[[de:Brandon Inge]]

2007年9月10日 (月) 14:11時点における版

ブランドン・インジ
Brandon Inge

ブランドン・インジ Brandon Inge
ブランドン・インジ

国籍 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国 バージニア州リンチバーグ
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
190 lb =約86.2 kg
守備位置 三塁手
投球打席 右投右打
背番号 15
年俸 4,900,000ドル[1](2007年)
経歴 デトロイト・タイガース
(2001年 - )
このテンプレートTemplate:Infobox baseball playerに置き換えてください。
詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 野球選手#Infobox MLB playerを参照

チャールズ・ブランドン・インジ(Charles Brandon Inge , 1977年5月19日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州リンチバーグ出身の野球選手三塁手、右投右打。MLBデトロイト・タイガースに所属している。

経歴

バージニア・コモンウェルス大学時代は救援投手遊撃手の2つのポジションで活躍する。1998年、デトロイト・タイガースからドラフト2巡目(全体57位)指名を受けプロ入り。入団直後に捕手へ転向する。2001年4月にメジャーデビューし、この年は79試合に出場した。その後2003年までタイガースの正捕手格の選手としてプレイするが、強肩以外に見るべきところもない選手であり、インジ自身もメジャーに残るためだけには好きでもなく不慣れな捕手を続けるしかなかった[1]

2004年、メジャーを代表する捕手のイバン・ロドリゲスがタイガースに加入。これに伴いインジはユーティリティ・プレイヤーとなり、この年前半戦は捕手・三塁手外野手など様々なポジションで出場する。しかし後半戦からは外野手としての起用が少なくなり、主に三塁手として出場するようになった。翌2005年にインジは正三塁手となった。2006年には9番打者ながら27本塁打を記録して、タイガースのリーグ優勝に貢献している。

特徴

打撃面では、2006年までの通算打率が.241と低い一方でパワーを兼ね備えている。外野が広いコメリカ・パークを本拠地にしながらも2006年には27本塁打を記録している。守備面では守備範囲が広く、レギュラーに定着した2005年には378補殺(リーグ1位)、翌2006年には398補殺(タイガースの三塁手球団記録を更新)を記録している。

年度別打撃成績

年度 球団 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 犠打 犠飛 四球 敬遠 死球 三振 併殺打 打率 長打率 出塁率 OPS
2001 DET 79 189 13 34 11 0 0 45 15 1 4 2 2 9 0 0 41 2 .180 .238 .215 .453
2002 DET 95 321 27 65 15 3 7 107 24 1 3 1 1 24 0 4 101 7 .202 .333 .266 .599
2003 DET 104 330 32 67 15 3 8 112 30 4 4 4 3 24 0 5 79 8 .203 .339 .265 .604
2004 DET 131 408 43 117 15 7 13 185 64 5 4 8 6 32 0 4 72 4 .287 .453 .340 .793
2005 DET 160 616 75 161 31 9 16 258 72 7 6 6 6 63 1 3 140 14 .261 .419 .330 .749
2006 DET 159 542 83 137 29 2 27 251 83 7 4 4 5 43 2 7 128 12 .253 .463 .313 .776
通算 6年 728 2406 273 581 116 24 71 958 288 25 25 25 23 195 3 23 561 47 .241 .398 .302 .700

※数字は2006年までのもの。

参考資料

  1. ^ 谷口輝世子「デトロイト・タイガース2003 - 2006 モータウンの軌跡」 『月刊スラッガー』105号、日本スポーツ企画出版社、2006年、雑誌15509-1、20-23頁。