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「京浜急行バス鎌倉営業所」の版間の差分

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=== 小坪線 ===
=== 小坪線 ===
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* 鎌40 鎌倉駅 → 海岸橋 → 姥子台 → 小坪 → 逗子駅 → 新逗子駅→小坪→小坪海岸→水道路→鎌倉駅
* 鎌40 鎌倉駅 → 海岸橋 → 姥子台 → 小坪 → 逗子駅 → 新逗子駅→小坪→小坪海岸→水道路→鎌倉駅
* 鎌41 鎌倉駅 → 姥子台 → 小坪 → 小坪海岸 → 鎌倉駅
* 鎌41 鎌倉駅 → 姥子台 → 小坪 → 小坪海岸 → 鎌倉駅
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(注)由比ガ浜に関しては江ノ電の駅は由比ヶ浜だが、当駐車場の停留所や住居表示は由比ガ浜である。
(注)由比ガ浜に関しては江ノ電の駅は由比ヶ浜だが、当駐車場の停留所や住居表示は由比ガ浜である。


リビエラ線は逗子マリーナに結婚式場ができたこによって開設された路線で、契約の上運行されている路線であるため、途中の停留所は停車しない。原則土日に運行が行われるが、ブライダルフェアー開催時は平日でも運行される。本数は終日15分毎と比較的多いが、中型車・9m大型車により運行される。また、これとは別に逗子マリーナでコンサートが開かた場合は、同じ経路で貸切輸送が行われる。
リビエラ線は株式会社ビエラリゾ契約運行路線で途中停車の直行バスである結婚式場送迎目的で原則土日に運行れるが、ブライダルフェアー開催時は平日でも運行される。契約運行路線であり運賃無料だが、一般客の乗降が可能になっている。車内ではリビエラの音楽つき広告が流されるほか、車外にリビエラの広告をつけた車両が運行されることが比較的多い。終日15分毎と比較的本数は多いが狭隘な箇所があるため、中型車・9m大型車運行される。また、夏場のコンサート時にはことは別に同じ経路で貸切輸送が行われる。


パークアンドライドは鎌50・51と同じく、オムニバスタウン関連で設定された路線で、江ノ島電鉄とともに短尺中型ノンステップバス・フクちゃん号が投入されている。なお、夏休みや年末年始には運行がされず、フクちゃん号自体は一般路線にも使用される。かまくら市議会だよりによると、平成18年12月までこの事業は国の支援事業であったが、利用者が伸び悩んでおり、循環ルート等の新規ルートが検討されている。
パークアンドライドは鎌50・51と同じく、オムニバスタウン関連で設定された路線で、江ノ島電鉄とともに短尺中型ノンステップバス・フクちゃん号が投入されている。なお、夏休みや年末年始には運行がされず、フクちゃん号自体は一般路線にも使用される。かまくら市議会だよりによると、平成18年12月までこの事業は国の支援事業であったが、利用者が伸び悩んでおり、循環ルート等の新規ルートが検討されている。
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画像:KL-JP252LAN - Keihinkyukou - C8332.jpg|日産ディーゼル・JP<br/>KL-JP252LAN
画像:KL-JP252LAN - Keihinkyukou - C8332.jpg|日産ディーゼル・JP<br/>KL-JP252LAN
画像:KeihinKyukoBus C8445.jpg|日産ディーゼル・JP<br/>PK-JP360NAN
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Image:PK-RP360GAN - Keihinkyukou - C7655.jpg|日産ディーゼル・RP<br/>PK-RP360GAN
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2008年3月23日 (日) 17:33時点における版

第一車庫正面入口
第一車庫別の入口

京浜急行バス鎌倉営業所(けいひんきゅうこうバスかまくらえいぎょうしょ)は、京浜急行バスの路線のうち、主に鎌倉駅大船駅発着便と逗子駅発着の一部の便を所管している営業所である。鎌倉駅から程近い若宮大路沿いに営業所兼第一車庫、さらに若宮大路を海岸方向に進んだ国道134号滑川交差点付近に第二車庫がある。営業所記号はCである。

路線バスでは、鎌倉駅、大船駅を主なターミナルとし、両駅から梶原・鎌倉山・江ノ島方面、鎌倉駅から逗子方面及び朝比奈峠方面に向けて路線を展開している。また、大船駅発着の一部路線では、京急バス唯一のデマンド運転を、鎌倉駅周辺では江ノ電バスと共同運行のパークアンドライドを実施している。一般路線バス以外では、藤沢駅・大船駅と羽田空港を結ぶリムジン路線を展開している。

2006年6月16日から一部路線が湘南京急バスに委託され、京浜急行バス鎌倉営業所内に湘南京急バス鎌倉営業所が設置された。路線の委託化は現在も進行中である。

沿革

鎌倉駅で待機する京浜急行バス車両。右は鎌倉市制50周年記念塗装車(既に廃車)
鎌倉駅で待機する京浜急行バス車両(2008年の様子)

京浜電気鉄道は、1930年の半島一周自動車商会発足以来、三浦半島で乗合自動車を営業する傍ら、周辺事業者の買収・系列化を進めていた(京浜急行バスの記事を参照)。鎌倉周辺への進出は、1935年8月に鎌倉乗合自動車を傘下に収めたことにより始まる。

鎌倉乗合は、1930年の創業で、鎌倉駅 - 大船駅、鎌倉駅 - 坂ノ下、大町 - 材木座、大町 - 上河原に営業路線を有していた。京浜電鉄は、同社を傘下に治めたのち、三浦半島周辺における系列乗合自動車会社の事業統一を図るため、1938年1月1日、同社と半島自動車(半島一周自動車商会が改組)、臨海自動車の3社を合併し、湘南半島自動車を設立した。

同じ昭和の初め頃、大船 - 江ノ島口間においては、日本自動車道が自動車専用道路を築造し、同区間および鎌倉山 - 大仏前間に乗合自動車を運行していた。日本自動車道は、1931年に江ノ島鎌倉遊覧自動車を買収してその路線を継承、さらに鎌倉駅 - 大塔宮、鎌倉駅 - 海蔵寺線を新設するなど、鎌倉駅周辺にまで路線網を拡張した。京浜電鉄は、鎌倉乗合に引き続いて1938年に同社の株式も取得し、系列下に収めた。

その後、戦時中の1941年(昭和16年)に鎌倉周辺の交通機関の統制を図るべく、湘南半島自動車、日本自動車道、江ノ電、東海道乗合自動車(神奈川中央交通の前身)の4社合併が議論された。しかしこれは決着せず、結局京浜系列の2社合併のみが実施されることとなり、同年5月1日、日本自動車道は湘南半島自動車に合併した。さらに、半年後の1941年11月には、京浜電気鉄道が湘南電気鉄道、湘南半島自動車を合併し、鎌倉・三浦半島周辺のバス事業が直営化された。

京浜急行電鉄としての鎌倉営業所は、1948年6月1日の会社設立と同時に始まる。以後、1956年に朝比奈峠を越え横浜市金沢方面への運行を開始したほか、1960年代以降、梶原、西鎌倉、鎌倉逗子ハイランドなどの新興住宅地への乗り入れを相次いで開始した。平成に入ってからは、レトロバス「りんどう号」を観光需要の多い路線に投入したり、デマンドバス「ポニー号」を開設したりするなど、新たな形態のサービスにも積極的に取り組んでいる。さらには、鎌倉市のオムニバスタウン構想によって小型車を使用した路線の開設も行われている。

現行路線

鎌倉営業所の現行路線は以下の通りである。なお、2008年2月11日現在、京浜急行バスが運行業務を行っているのは、大船線のみである。他の路線は湘南京急バスが受託運行している。

大船線

鎌倉山バス停付近
  • 鎌1 鎌倉駅 - 大仏
  • 鎌2 鎌倉駅 - 大仏前 - 梶原
  • 鎌3 鎌倉駅 - 大仏前 - 梶原・富士見台循環
  • 鎌4 鎌倉駅 - 大仏前 - 鎌倉山
  • 鎌5 鎌倉駅 - 大仏前 - 鎌倉山 - 諏訪ヶ谷循環
  • 鎌6 鎌倉駅 - 大仏前 - 鎌倉山 - 諏訪ヶ谷 - 江ノ島
  • 船2 大船駅 - 深沢 - 梶原
  • 船3 大船駅 - 深沢 - 梶原・富士見台循環
  • 船4 大船駅 - 深沢 - 鎌倉山
  • 船5 大船駅 - 深沢 - 鎌倉山 - 諏訪ヶ谷循環
  • 船6 大船駅 - 深沢 - 鎌倉山 - 諏訪ヶ谷 - 江ノ島
  • 船9 大船駅 - 深沢 - 鎌倉山 - 大仏前 - 鎌倉駅
  • 船7 鎌倉駅 - 大仏前 - 深沢 - 大船駅
  • 船8 鎌倉駅 - 大仏前 - 梶原 - 深沢 - 大船駅
    • 1930年(※1):日本自動車道、大船駅 - 江ノ島口、大仏前 - 鎌倉山に乗合自動車を開通。同社は大船 - 江ノ島口間専用自動車道、鎌倉山分譲住宅地も経営。
    • 1931年:日本自動車道、江ノ島鎌倉遊覧自動車を買収。鎌倉駅 - 大仏前を承継。
    • 1941年5月1日:湘南半島自動車が日本自動車道を合併。湘南半島は同年11月、京浜電鉄に合併。
    • 1945年10月10日:東京急行電鉄(大東急)、戦時休止を経て鎌倉駅 - 大仏前を復旧。
    • 1948年7月23日:戦時休止を経て鎌倉駅 - 住吉を復旧。のち鎌倉山まで延長か。
    • 1949年12月25日:鎌倉駅 - 鎌倉山を大船駅まで延長。
    • 1950年7月25日:大船駅 - 鎌倉山 - 江ノ島口の運行を開始(再開)。専用道路経由。
    • 1955年2月1日:鎌倉駅 - 深沢 - 大船駅の運行を開始。
    • 1964年5月1日:鎌倉駅 - 梶原団地 - 大船駅の運行を開始。
    • 1965年4月20日:大船駅 - 江ノ島口を湘南港まで延長。
    • 1968年8月7日:梶原団地経由便を鎌倉駅 - 梶原、大船駅 - 梶原に分断。
    • 1969年1月27日:大船駅 - 西鎌倉団地 - 諏訪ヶ谷の運行を開始。
    • 1984年10月1日:鎌倉駅 - 諏訪ヶ谷の運行を開始。
    • 1992年11月28日:鎌1に京急りんどう号を導入。

大船線は、鎌倉駅大船駅江ノ島の3点を相互に連絡する系統を主軸とし、あわせて周辺住宅地の輸送を担う路線である。大まかに分けて、鎌倉山を通るものと梶原側を通るものがある。

このうち、大船駅から鎌倉山を経て江ノ島まで約7kmの区間と、鎌倉山 - 大仏前の区間は、日本自動車道が昭和初期(※1)に開通させた路線を起源とし、鎌倉市内を走るバス路線としては最も古い歴史を持つ。船6は、現在もほぼ全区間を旧自動車専用道(現、鎌倉市道大船 - 西鎌倉線・藤沢市道片瀬 - 江ノ島線)上を走る。

大船駅 - 江ノ島口間の路線は、日本自動車道専務菅原通済が計画し、開通させた路線である。同社が運営する自動車専用道を走り運賃20銭、所要時間15分で結んだ。菅原通済はこの路線を横浜・東京方面から江ノ島へ向かう近道(当時、江ノ島へは藤沢や鎌倉を経由しなければならなかった)と宣伝した(日本初の有料道路)。

さらに通済はこの路線のダイヤを国鉄東海道線のダイヤと連携させる事によって、鎌倉山 - 東京駅間をわずか1時間で結べるよう調整、自らが経営する鎌倉山別荘地の交通利便性を積極的にアピールする手段とした。

日本自動車道は、このほか鎌倉山 - 大仏前間でも乗合自動車を運行していたが、1931年に江ノ島鎌倉遊覧自動車を買収、同社路線を継承したことで鎌倉駅 - 鎌倉山間も結ばれるようになった。なお、前記の通り 1941年(昭和16年)、日本自動車道の路線は旧自動車専用道と共に湘南半島自動車を経て京浜電気鉄道(後の京浜急行電鉄)の手に移り、京浜急行のバス路線として運行されるようになった。

昭和30年代以降神奈川県道304号腰越大船線湘南モノレール江の島線が開通し、また自家用車の普及によって公共交通としての重要度は低下した。しかしその後も鎌倉山や西鎌倉の住宅地、江ノ島島内へのアクセス手段として地域住民や観光客に活用されている。

なお、大船駅改良工事前の京浜急行用バスターミナルは湘南モノレール・大船駅下の狭隘な場所であったため、首都圏では珍しくターンテーブルで方向転換していた。

※1 鎌倉市史では昭和5年(1930年7月25日開通とするが、昭和3年(1928年)7月25日開通とする史料もある。

八景線

  • 鎌20 鎌倉駅 - 八幡宮 - 大塔宮(鎌倉宮
  • 鎌23 鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所 - 鎌倉霊園正門前大刀洗
  • 鎌24 鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所 - 鎌倉霊園正門前大刀洗 - 大道中学校 - 金沢八景駅
  • 鎌36 鎌倉駅→八幡宮→ハイランド入口→ハイランド→ハイランド坂上→ハイランド入口→八幡宮→鎌倉駅

八景線は鎌倉駅から八幡宮を経由し、神奈川県道204号金沢鎌倉線方向に向かう路線である。鎌倉駅から乗車すると沿道は徐々に山間部に囲まれた地域に入っていき、特に鎌24の鎌倉霊園正門前大刀洗を過ぎた金沢八景駅よりの朝比奈峠はカーブの多い山道である。その一方、沿道は鎌倉地区にもっとも近い高速道路のインターチェンジ、横浜横須賀道路朝比奈ICに向かう車などで交通量が比較的多く、特に鎌倉霊園の彼岸時などには激しい渋滞が起こり、定時運行が困難になる。このためか、一部のバス停は鎌倉市の補助により、バス接近表示システムを採用している。

彼岸時や鎌倉霊園混雑時には、鎌23・24で増発がなされることがあるが、このときは鎌倉営業所の保有台数ではまかないきれず、かつ中型系統の車両が多い営業所であること(#車両を参照のこと)から、ほかの営業所からの貸出が行われる。また鎌倉霊園内では循環バスが運行される(後述)。

鎌20は戦前から続く古い路線で、観光地として知られる鎌倉宮までを結ぶが、観光路線という性格の他に、沿道の清泉小学校への通学路線として、あるいは沿道住民の通勤・生活路線としての利用があり、距離は短いが利用者・運行本数は比較的多い。その一方、独自区間に保安要員を要する狭道が存在しており、かつてレトロバスの「りんどう号」が運転されていたが、車両が長尺のため運行しにくく、撤退したほどである。なお、終点の停留所名は大塔宮(だいとうのみや)であるが、2000年代に入り行先表示等の案内に神社の正式名称「鎌倉宮」が用いられることが多くなった。

いずれの路線も正月時には、鎌倉市の交通規制で若宮大路の一部が通行不可能になるため、小町大路から迂回の上で鎌30・31「ガード下」付近が起終点となる。このときには、鎌24の車両のうち応援車のみ鎌倉方面走行時の行き先表示が「鎌倉駅」ではなく「鎌倉」となる。

名越線

  • 鎌30 鎌倉駅 → 名越 → 緑ヶ丘入口 → 逗子駅新逗子駅 → 緑ヶ丘入口 → 名越 → 鎌倉駅
  • 鎌31 鎌倉駅 - 名越 - 緑ヶ丘入口

名越線は、鎌倉駅と逗子駅の間を横須賀線にほぼ並行して走る路線である。神奈川県道311号鎌倉葉山線を経由する。次節の小坪線とともに逗子側はループ線となっている。鉄道並行路線という性質上、全線の通し利用はほとんどない。かつて鎌30は1時間に1本の運行であったが、2000年に逗子駅からのミニバス路線である亀ヶ岡団地循環 (逗子営業所管轄)が出来たことで逗子側の停留所のほとんどが重複することとなり、以降、朝夕のみの運行に減らされている。

小坪線

狭隘路線で立て看板が立てられている
鎌40・光明寺(要拡大)
同じ箇所で乗用車をバックさせる光景
  • 鎌40 鎌倉駅 → 海岸橋 → 姥子台 → 小坪 → 逗子駅 → 新逗子駅→小坪→小坪海岸→水道路→鎌倉駅
  • 鎌41 鎌倉駅 → 姥子台 → 小坪 → 小坪海岸 → 鎌倉駅
  • 鎌11 鎌倉駅 → 海岸橋 → 上河原 → 鎌倉駅(海岸橋循環)
  • 鎌12 鎌倉駅 → 臨海学園 → 九品寺 → 水道路 → 鎌倉駅(九品寺循環)

小坪線は、鎌倉駅から鎌倉市南東部の材木座方面へ向けて走る路線である。大まかに分けて、市境を越えて逗子市小坪地区に入り逗子駅まで向かう鎌40・41(鎌41は小坪どまり)と、材木座地区を循環運行する鎌11・12がある。本数は比較的多いが、独自区間のほぼ全てが狭路であり、すれ違いが困難な箇所も多数あるため、無線の指令でバス停に待機して反対方向から来るバスを待つ光景が見られる。また、沿道には、「ワンマンバス運行にご協力ください」という立て看板が設置されている。

鎌11・12は鎌40・鎌41とほとんどの区間が重なっている。これら短距離の循環便は、かつて鎌倉 - 逗子間の便において海岸橋経由、上河原経由、水道路経由と3つの経路があったのが、材木座地区の交通規制によって運行を維持できなくなったので、代わりに新設されたものである。鎌11はおおむね午前中のみの運行である。

京急ポニー号・鎌倉駅西口線

京急ポニー号・鎌倉駅西口線(すでに廃車)
  • 船50 大船駅 - 山の上ロータリー - 桔梗山
  • 鎌50 (復路のみ・鎌倉駅西口 - )鎌倉市役所前 - 一向堂 - 梶原 - 山の上ロータリー
  • 鎌51 (復路のみ・鎌倉駅西口 - )鎌倉市役所前 - 一向堂 - 梶原 - 山の上ロータリー - 鎌倉中央公園

京急ポニー号とは、狭隘路線用に導入された、京浜急行バスの小型車輌(ミニバス)の愛称である。船50は、京浜急行バス初のデマンドバス路線である。基本路線上の停留所である「山の上ロータリー」と「山の上通り」の間に、デマンドルートが設定されており、ルート上の停留所である「深沢中学上」および「大平山公園」には、デマンドボタン付きのポールサインが設置されている。なお、大船駅発、桔梗山発とも、(デマンドルート入り口)-「深沢中学上」-「大平山公園」-(デマンドルート入り口)の順に運行される。

鎌50・51は、大型車のバスが通ることができない規制があった区間に開設されたバス路線で、オムニバスタウンに指定されている鎌倉市の政策のうちの一環である。この路線は江ノ島電鉄の鎌倉駅西口(鎌倉市役所前)- 桔梗山線と実質一体のダイヤを組んでいる。なお、鎌倉駅西口は降車のみで、復路はすべて鎌倉市役所前から発車する。また、鎌50は一日一本のみの運行である。

空港リムジン

近年空港リムジンバスが増えてきているなかで、1995年に開設されたパイオニア的路線である。2005年3月まで京浜島営業所の担当であったが、移管された。

この路線の特徴は、大船駅近辺にある、横須賀線田園踏み切りのガードに3.1mの車高制限があることで、ハイデッカーの車両が投入できず、標準床車で運行されている。

その他の担当路線

フクちゃん号
  • 鎌倉駅 - リビエラ逗子マリーナプラザ前 (直通・土休日のみ)
  • 鎌倉霊園循環バス(土日および彼岸時などの霊園混雑時)
  • 由比ガ浜地下駐車場→鎌倉駅入口→八幡宮駐車場→鎌倉駅入口→由比ガ浜地下駐車場(パークアンドライド・一部時間帯)
  • 由比ガ浜地下駐車場→鎌倉駅→由比ガ浜地下駐車場 (パークアンドライド・一部時間帯)

(注)由比ガ浜に関しては江ノ電の駅は由比ヶ浜だが、当駐車場の停留所や住居表示は由比ガ浜である。

リビエラ線は株式会社リビエラリゾートとの契約運行路線で途中無停車の直行バスである。結婚式場送迎目的で原則土日に運行されるが、ブライダルフェアー開催時は平日でも運行される。契約運行路線であり運賃は無料だが、一般客の乗降が可能になっている。車内ではリビエラの音楽つき広告が流されるほか、車外にリビエラの広告をつけた車両が運行されることが比較的多い。終日15分毎と比較的本数は多いが狭隘な箇所があるため、中型車・9m大型車で運行される。また、夏場のコンサート時にはこれとは別に同じ経路で貸切輸送が行われる。

パークアンドライドは鎌50・51と同じく、オムニバスタウン関連で設定された路線で、江ノ島電鉄とともに短尺中型ノンステップバス・フクちゃん号が投入されている。なお、夏休みや年末年始には運行がされず、フクちゃん号自体は一般路線にも使用される。かまくら市議会だよりによると、平成18年12月までこの事業は国の支援事業であったが、利用者が伸び悩んでおり、循環ルート等の新規ルートが検討されている。

かつての路線

  • 鎌35 鎌倉駅 - 八幡宮 - ハイランド入口
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所折り返し
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 海岸橋 - 下向原 - 由比ガ浜 - 江ノ電長谷駅 - 長谷観音 - 六地蔵 -鎌倉駅(由比ガ浜循環)

以下2路線は、材木座地区の交通規制施行のため、ワンマン化とともに再編された。

  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 小学校前 - 上河原 - 臨海学園 - 九品寺 - 光明寺折り返し
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 小学校前 - 元八幡 - 水道路 - 九品寺 - 光明寺折り返し
※光明寺折り返し車両は、夏季のみ「材木座海水浴場(光明寺)」と表示して運行する時期があった。
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所 - 大刀洗 - 大道中学校 - 金沢八景駅 - 金沢文庫駅
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 八幡宮 - 北鎌倉駅 - 台 - 富士見町 - 大船駅(江ノ電バス・富士見町経由大船駅行きとほぼ同じ経路)
  • (系統番号設定なし)江ノ島湘南港(現・江ノ島) - 鎌倉山 - 鎌倉駅 - 逗子駅 - 長者ヶ崎 - 林 - 長井 - 城ヶ島(休日のみ・急行・1往復運転)
  • (系統番号設定なし)鎌倉・江ノ島市内遊覧(いずれもガイドが乗務していた。)
  1. Aコース 鎌倉駅 → 八幡宮 → 建長寺 → 鎌倉宮 → 長谷観音 → 大仏 → (国道134号) → 江ノ島
  2. Bコース 鎌倉駅 → 八幡宮 → 建長寺 → 鎌倉宮 → 長谷観音 → 大仏 → 報国寺
  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所 - 大刀洗 - 大道中学校 - 金沢八景駅 - 金沢文庫駅
  • (深夜急行バス)新橋駅品川駅 → 大船駅 → 鎌倉駅
この路線は逗子駅まで延長の上、湘南京急バス堀内営業所に移管された。

下記2路線は鎌倉を起点あるいは通過するが、他の営業所で運行されていた。

  • (系統番号設定なし)鎌倉駅 - 八幡宮 - 十二所 - 大刀洗 - 大道中学校 - 六浦橋 - 金沢八景駅 - 六浦橋 - 内川橋 - 追浜駅(旧横浜営業所管轄)
  • (系統番号設定なし)東京駅八重洲口 - 新橋駅 - 品川駅 - 川崎駅 - 横浜駅東口 - 保土ヶ谷駅 - 戸塚駅 - 大船駅 - 鎌倉駅 - 逗子駅 - 長者ヶ崎 - 林 - 長井 - 城ヶ島(休日のみ・急行・1往復運転)(六郷車庫管轄)

車両

りんどう号(すでに廃車)

狭隘路線が多い鎌倉という土地柄があってか、車種選択が多岐におよび、京急バスの中では比較的異彩を放つ営業所である。

路線車は一部の例外を除き、2003年まで継続していすゞ車が投入され、1996年までは京急バスの中で唯一キュービック富士重工で架装していた。その後はサイズダウンが進み、中型車が投入されるも、観光地ということもあり輸送実績があることから、10.5mロング車や9m大型バスに切り替えられた。この中でいすゞが生産していない車種に関しては日産ディーゼルから導入され、同車の比率が高まっている。近年は大型車幅の車両を導入しているが、排出ガス規制の影響で純粋な大型車も再び導入されている。

このような経緯から、路線車の車種はバラエティーに富んでいる。その中で日産ディーゼル・スペースランナーRPなど珍しい車両の投入も行われている。

また、京浜急行バスはメーカーと協力してワンステップバスを開発するなど低床化に積極的であったが、鎌倉営業所の低床化は社内では比較的遅かった。鎌24の朝比奈峠や鎌4の鎌倉山といった、急坂を要する路線を車内が混雑した状態で通過するときにステップを擦る恐れがあった等の理由である。

なお、多くがワンステップ車であるが、鎌倉市の助成によるノンステップ車が10台ほど存在している。

過去には鎌1・鎌20に日野の東京特殊車体ボディのレトロバス「りんどう号」が運行されていた。

デマンドバスや鎌倉駅西口発着路線には小型車、パークアンドライドにはフクちゃん号という短尺の中型車が投入されている。ただし、フクちゃん号の運行がない日には、小型車用の路線を除く一般路線でも運行されている。

その他に空港リムジンバスが在籍しており、前述のとおり、車高制限がある関係で、低床車が投入されている。

なお、最近は土休日に久里浜営業所の車両が貸し出され、京浜急行バス担当路線で運用されることがある。休日の渋滞が激しく車両不足が起こる一方、YRPを有する久里浜営業所は休日の運行には余裕があるからと思われる。

外部リンク