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「プロジェクト:美少女ゲーム系/ゲームエンジン」の版間の差分

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Bellcricket (会話 | 投稿記録)
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{{Sakujo/本体|2012年2月18日|Template:美少女ゲーム系/doc/ゲームエンジン}}
{{Sakujo/本体|2012年2月18日|Template:美少女ゲーム系/doc/ゲームエンジン}}
<!-- 削除についての議論が終了するまで、上記部分は削除しないでください。 -->
<!-- 削除についての議論が終了するまで、上記部分は削除しないでください。 -->
本項は{{tl|美少女ゲーム系}}の[[スクリプトエンジン (ゲーム)|スクリプトエンジン]]欄を記載する参考とな情報を記したものである
本項は{{tl|美少女ゲーム系}}の[[スクリプトエンジン (ゲーム)|スクリプトエンジン]]欄への加筆事例紹介するであ。もし以下に載されている事例と同様の方法でスクリプトエンジンを確認した場合、スクリプトエンジンを出典ととに記事に反映してください


== 個別エンジンごとの特定方法 ==
== ゲームエンジン ==
<!-- アルファベットのエンジンはアルファベット順に、その他のエンジンは読みの50音順に記載。複数の作品(少なくともWikipedia上で最低限作品名が記載されている作品複数)で採用されているエンジンを記載。 -->
<!-- アルファベットのエンジンはアルファベット順に、その他のエンジンは読みの50音順に記載。複数の作品(少なくともWikipedia上で最低限作品名が記載されている作品複数)で採用されているエンジンを記載。 -->


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Actor-based Integrated Multimedia Script System(AIMS)は、同人ブランド[[D.N.A.Softwares]]で使用されている自ブランド製エンジンである。本エンジンはシューティングゲームやアクションゲームを発祥としていることから、これらのジャンルを得意としているが、アドベンチャーゲームを表現することも可能となっている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://aims.dna-softwares.com/?page_id=9|title=AIMSとは|accessdate=2009-12-02}} - 「AIMSの得意とするジャンル」「AIMSでも実現可能なジャンル」に記載。</ref>。
Actor-based Integrated Multimedia Script System(AIMS)は、同人ブランド[[D.N.A.Softwares]]で使用されている自ブランド製エンジンである。本エンジンはシューティングゲームやアクションゲームを発祥としていることから、これらのジャンルを得意としているが、アドベンチャーゲームを表現することも可能となっている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://aims.dna-softwares.com/?page_id=9|title=AIMSとは|accessdate=2009-12-02}} - 「AIMSの得意とするジャンル」「AIMSでも実現可能なジャンル」に記載。</ref>。


本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名、説明)にエンジン名が記されている<ref group="実例">『[[神魔討綺伝 ~ Magus in Mystic Geometries.]]』([[D.N.A.Software]])の体験版の実行ファイルTHMJ_Trial.exeの、製品名欄には「Actor-based Integrated Multimedia Script System」、説明欄には「AIMS executable」と記されている。</ref>ことから、使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用しているものには、実行ファイルのプロパティ(製品名、説明)にエンジン名が記されているものが存在する<ref group="実例">『[[神魔討綺伝 ~ Magus in Mystic Geometries.]]』([[D.N.A.Software]])の体験版の実行ファイルTHMJ_Trial.exeの、製品名欄には「Actor-based Integrated Multimedia Script System」、説明欄には「AIMS executable」と記されている。</ref>。


=== AVG32 / RealLive(AVG2000) / SiglusEngine ===
=== AVG32 / RealLive(AVG2000) / SiglusEngine ===
AVG32、[[RealLive]]、[[SiglusEngine]]は、[[ビジュアルアーツ]]所属ブランドで使用されているエンジンである。ビジュアルアーツ所属ブランドでは例外なく、この系列のエンジンが用いられている。また、所属ブランドではないが、ビジュアルアーツのパートナーブランドの大半は本系列のエンジンが使ている<ref group="実例">ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いているブランドとしては、[[はむはむソフト]]などが挙げられる。</ref>。但し、使用していないブランドも存在する<ref group="実例">ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いていないブランドとしては、[[イージーオー]]などが挙げられる。</ref>。
AVG32、[[RealLive]]、[[SiglusEngine]]は、[[ビジュアルアーツ]]所属ブランドで使用されているエンジンである。「[[RealLive#経営に関連して]]」節に記載の通り、ビジュアルアーツ所属ブランドパートナーブランドいらるケースがある<ref group="実例">ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いているブランドとしては、[[はむはむソフト]]などが挙げられる。</ref>。但し、パートナーブランドでは使用していないブランドも存在する<ref group="実例">ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いていないブランドとしては、[[イージーオー]]などが挙げられる。</ref>。


本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名欄や説明欄)にエンジン名が記されているケースあり<ref group="実例">『[[PureHeart 〜世界で一番アナタが好き〜]]』の製品名欄には「AVG32/16M/TYPE_D」と記されており、使用エンジンAVG32であること特定可能である。</ref><ref group="実例">『[[妹に!スク水着せたら脱がさないっ!]]』の製品名欄には「VisualArt's ScriptEngine RealLive」と記されており、[[RealLive]]であること特定可能である。</ref><ref group="実例">『[[キサラギGOLD★STAR]]』の製品名欄には「Siglus」、説明欄には「VisualArt's Siglus 実行エンジン」と記されており、[[SiglusEngine]]であること特定可能である。</ref>、この場合には使用エンジンの特定が可能である。また、より簡易的な特定方法として、実行ファイル名が「AVG32*.EXE」<ref group="実例">『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』(18禁版)では「AVG3216M.EXE」、『Kanon』(全年齢対象版)や『[[AIR (ゲーム)|AIR]]』では「AVG3217M.EXE」である。</ref>であるか「RealLive.EXE」<ref group="実例">『[[つるぺた★はにゃぁん]]』では「RealLive.EXE」である。なお、これについては、作品収録の実行ファイルを直接見なくとも、ウエストサイドが公開している以下の情報を見ることでも確認可能である。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20051107/turupmed.txt|title=つるぺたにゃぁん Memory Editor|accessdate=2009-10-05}}</ref>であるか「SiglusEngine.exe」<ref group="実例">『キサラギGOLD★STAR』では「SiglusEngine.exe」である。</ref>であるかよっても、使用エンジンの特定が可能である。
本エンジンを使用しているものには、実行ファイルのプロパティ(製品名欄や説明欄)にエンジン名が記されているもの存在する<ref group="実例">『[[PureHeart 〜世界で一番アナタが好き〜]]』の製品名欄には「AVG32/16M/TYPE_D」と、使用エンジン名のAVG32が記載されている。</ref><ref group="実例">『[[妹に!スク水着せたら脱がさないっ!]]』の製品名欄には「VisualArt's ScriptEngine RealLive」と、使用エンジン名の[[RealLive]]が記載されている。</ref><ref group="実例">『[[キサラギGOLD★STAR]]』の製品名欄には「Siglus」、説明欄には「VisualArt's Siglus 実行エンジン」と、使用エンジン名の[[SiglusEngine]]が記載されている。</ref>。
また、実行ファイル名が「AVG32*.EXE」<ref group="実例">『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』(18禁版)では「AVG3216M.EXE」、『Kanon』(全年齢対象版)や『[[AIR (ゲーム)|AIR]]』では「AVG3217M.EXE」である。</ref>「RealLive.EXE」<ref group="実例">『[[つるぺた★はにゃぁん]]』では「RealLive.EXE」である。なお、これについては、作品収録の実行ファイルを直接見なくとも、ウエストサイドが公開している以下の情報を見ることでも確認可能である。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20051107/turupmed.txt|title=つるぺたにゃぁん Memory Editor|accessdate=2009-10-05}}</ref>であるか「SiglusEngine.exe」<ref group="実例">『キサラギGOLD★STAR』では「SiglusEngine.exe」である。</ref>といったようにエンジン名となっている場合もある。


=== CatSystem2 ===
=== CatSystem2 ===
CatSystem2は、[[ういんどみる]]で用いられている自社製エンジンである。ういんどみるは同エンジンを一般公開しており<ref group="出典">{{Cite web|url=http://cs2.suki.jp/|title=CatSystem2 Official Information WEB|accessdate=2009-11-09}}</ref>、同人あるいは準商業では無償使用可能なライセンスとなっている。その背景から、他ブランドでも本エンジンの採用実績はある<ref group="実例">CatSystem2の他ブランドでの採用実績には、『[[スズノネセブン!]]』([[クロシェット]])などが挙げられる。</ref>。
CatSystem2は、[[ういんどみる]]で用いられている自社製エンジンである。ういんどみるは同エンジンを一般公開しており<ref group="出典">{{Cite web|url=http://cs2.suki.jp/|title=CatSystem2 Official Information WEB|accessdate=2009-11-09}}</ref>、同人あるいは準商業では無償使用可能なライセンスとなっている。その背景から、他ブランドでも本エンジンの採用実績はある<ref group="実例">CatSystem2の他ブランドでの採用実績には、『[[スズノネセブン!]]』([[クロシェット]])などが挙げられる。</ref>。


本エンジンを使用している場合、実行ファイルcs2.exeのプロパティにエンジン名その省略名「cs2」が記されている<ref group="実例">『[[祝福のカンパネラ]]』の実行ファイルcs2.exeの、著作権欄には「cs2 system copyright (C) 2004-2008 Ares inc.」、コメント欄には「Cat System 2」、製品名欄や内部名欄には「cs2」と記されている。</ref>ため、これを確認することによって使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用しているものには、実行ファイルcs2.exeのプロパティにエンジン名その省略名「cs2」が記されているものが存在する<ref group="実例">『[[祝福のカンパネラ]]』の実行ファイルcs2.exeの、著作権欄には「cs2 system copyright (C) 2004-2008 Ares inc.」、コメント欄には「Cat System 2」、製品名欄や内部名欄には「cs2」と記されている。</ref>。


=== Ethornell / Buriko General Interpreter ===
=== Ethornell / Buriko General Interpreter ===
[[Ethornell]]は株式会社ブリコが開発するゲームシステムの汎用エンジンであり、「Buriko General Interpreter」と同じものである<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.buriko.jp/work.html|title=株式会社ブリコ 事業内容|accessdate=2009-10-12}}</ref>。
[[Ethornell]]は株式会社ブリコが開発するゲームシステムの汎用エンジンであり、「Buriko General Interpreter」と同じものである<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.buriko.jp/work.html|title=株式会社ブリコ 事業内容|accessdate=2009-10-12}}</ref>。


エンジンを提供しているDarios Sawmは、自身の公式サイト上<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.darios.buriko.no-ip.info/Profile.html|title=Darios Sawm - Profile|accessdate=2009-10-12}}</ref>でプログラム参加作品を公開している他、作品の開発元公式サイト上でBURIKOを採用していることが公開されているもの存在するため<ref group="実例">『[[こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜]]』の搭載エンジンがBURIKOであることは、以下のように、開発元である[[銀時計 (ブランド)|銀時計]]の公式サイト上で公開されている。<br />→ {{Cite web|url=http://gindokei.entacom.net/koitore/info.htm|title=こいとれ Information|accessdate=2009-10-12}} - 使用エンジンが[[Ethornell|BURIKO]]であることが示されている例。</ref>、これらの作品については使用エンジンの特定が可能である
エンジンを提供しているDarios Sawmは、自身の公式サイト上<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.darios.buriko.no-ip.info/Profile.html|title=Darios Sawm - Profile|accessdate=2009-10-12}}</ref>でプログラム参加作品を公開している他、作品の開発元公式サイト上でBURIKOを採用していることが公開されているもの存在する<ref group="実例">『[[こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜]]』の搭載エンジンがBURIKOであることは、以下のように、開発元である[[銀時計 (ブランド)|銀時計]]の公式サイト上で公開されている。<br />→ {{Cite web|url=http://gindokei.entacom.net/koitore/info.htm|title=こいとれ Information|accessdate=2009-10-12}} - 使用エンジンが[[Ethornell|BURIKO]]であることが示されている例。</ref>。


プログラムを実行すると、ウィンドウタイトルが作品名に切り替わるまでの間(作品によって異なるが1秒以内といった短い時間)、エンジン識別子文字列である「Ethornell - Buriko General Interpreter」が、バージョン番号とbuild番号を後続する形で表示される<ref group="実例">『[[こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜]]』であれば「Ethornell - Buriko General Interpreter ver 1.66」と記される。</ref>ため、この文字列を確認することで使用エンジンの特定が可能である。より簡易的な特定方法として、本エンジンを搭載した作品の実行ファイル名には「Buriko General Interpreter」を省略した名前である「BGI.exe」という名前が使用されているほか、定義ファイル「BGI.hvl」にもその省略名が使用されていることから、使用エンジンの特定が可能である。
プログラムを実行すると、ウィンドウタイトルが作品名に切り替わるまでの間(作品によって異なるが1秒以内といった短い時間)、エンジン識別子文字列である「Ethornell - Buriko General Interpreter」が、バージョン番号とbuild番号を後続する形で表示されるものも存在する<ref group="実例" name="koitore">『[[こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜]]』であれば「Ethornell - Buriko General Interpreter ver 1.66」と記される。</ref>。また、本エンジンを搭載した作品の実行ファイル名には「Buriko General Interpreter」を省略した名前である「BGI.exe」という名前が使用されているほか、定義ファイル「BGI.hvl」にもその省略名が使用されている場合もある<ref group="実例" name="koitore" />


=== Famous Writer ===
=== Famous Writer ===
[[Famous Writer]]は無償使用可能なライセンスの汎用エンジンであるため、同人ブランドで使用される傾向にある。
[[Famous Writer]]は無償使用可能なライセンスの汎用エンジンである。


エンジン作者の基本方針として、エンジンの実行ファイルとシナリオは完全に分離したものとし、データをアプリケーションに含めてコンパイルできるような仕様にはしないとしている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www35.tok2.com/home/famouswriter/v3/guide/3-4.html|title=開発者ガイド 3-4.コンパイルと配布|accessdate=2011-11-19}} - src.fwdとarc.fwdの権利関係について</ref>。また、ライセンス上、制作したゲームに同梱して配布する場合も含め、実行ファイルのプログラム部分の改変は禁止されている<ref name="famous-writer-readme" group="出典">{{Cite web|url=http://www35.tok2.com/home/famouswriter/v3/readme.html|title=Famous Writer Readme|accessdate=2011-11-19}} - 「使用許諾・免責事項・禁止事項」節および「再配布について」節に記載。</ref>。このような制約から、配布する際にはエンジン作者が提供する実行ファイルをそのまま含めて提供する必要があるため、この実行ファイル固有の情報を確認するのもっとも確実な確認方法であるといえる。確認できる情報としては、実行ファイルのプロパティ<ref group="実例">『[[はーとふる彼氏]]』に同梱されている実行ファイル「Famous Writer.exe」のプロパティには、説明欄に「Famous Writer v3-3.09」と記されている。</ref>、ファイルメニューからバージョン情報を開くと表示される「Powered by Famous Writer」の文字などが挙げられる。
エンジン作者の基本方針として、エンジンの実行ファイルとシナリオは完全に分離したものとし、データをアプリケーションに含めてコンパイルできるような仕様にはしないとしている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www35.tok2.com/home/famouswriter/v3/guide/3-4.html|title=開発者ガイド 3-4.コンパイルと配布|accessdate=2011-11-19}} - src.fwdとarc.fwdの権利関係について</ref>。また、ライセンス上、制作したゲームに同梱して配布する場合も含め、実行ファイルのプログラム部分の改変は禁止されている<ref name="famous-writer-readme" group="出典">{{Cite web|url=http://www35.tok2.com/home/famouswriter/v3/readme.html|title=Famous Writer Readme|accessdate=2011-11-19}} - 「使用許諾・免責事項・禁止事項」節および「再配布について」節に記載。</ref>。このような制約から、配布する際にはエンジン作者が提供する実行ファイルをそのまま含めて提供する必要がある。そのため、エンジン名が実行ファイルのプロパティに記載されている場合がある<ref group="実例" name="heartful-kareshi">『[[はーとふる彼氏]]』に同梱されている実行ファイル「Famous Writer.exe」のプロパティには、説明欄に「Famous Writer v3-3.09」と記されている。</ref>。また、ファイルメニューからバージョン情報を開くと「Powered by Famous Writer」と表示される場合がある<ref group="実例" name="heartful-kareshi" />

なお、実行ファイルのファイル名やアイコンの変更は認められている<ref name="famous-writer-readme" group="出典" />ため、ファイル名がFamous Writerでないからといって、使用エンジンがFamous Writerでないとは言えない。


=== F&C ADVWin16 / ADVWin32 / OASYS ===
=== F&C ADVWin16 / ADVWin32 / OASYS ===
[[F&C]]では自社エンジンのADVWin16 / ADVWin32 / OASYSが用いられている。ADVWin16は1998年頃まで用いられていたエンジンで、Windows 3.1やWindows 95などを対象とした16ビットアプリケーションである。ADVWin32が後継にあたる。
[[F&C]]では自社エンジンのADVWin16 / ADVWin32 / OASYSが用いられている。ADVWin16は1998年頃まで用いられていたエンジンで、Windows 3.1やWindows 95などを対象とした16ビットアプリケーションである。ADVWin32が後継にあたる。


ADVWin16の使用作品については、パッケージにADMのロゴ<ref group="補足">{{Cite web|url=https://www.fandc.co.jp/support/faq/#ADMonNT|title=ユーザーサポート/FAQ|accessdate=2009-10-29}} - 「ADMロゴ付きのゲームを実行するとエラーで終了してしまう」にてロゴが公開されている。</ref>が使用されていることから使用エンジンの特定が可能である。
ADVWin16の使用作品については、パッケージにADMのロゴ<ref group="補足">{{Cite web|url=https://www.fandc.co.jp/support/faq/#ADMonNT|title=ユーザーサポート/FAQ|accessdate=2009-10-29}} - 「ADMロゴ付きのゲームを実行するとエラーで終了してしまう」にてロゴが公開されている。</ref>が使用されている。


ADVWin32の使用作品については、公式サイト上で多くの情報が公開されている。そのため、ADVWin32使用作品共通のアップデートプログラムの適用対象作品一覧<ref group="出典">{{Cite web|url=https://www.fandc.co.jp/support/update/advw32up.html|title=ユーザーサポート/藍ちゃんのお仕事|accessdate=2009-10-25}} - 対応タイトルとして記載</ref>、関連技術情報<ref group="出典">{{Cite web|url=http://fandc.co.jp/support/faq/regist.html|title=ユーザーサポート/レジストリの操作|accessdate=2009-10-25}} - ADVWin32タイトル名との項目タイトルで作品名が記載</ref>などを確認することで使用エンジンの特定が可能である。また、より簡易的な特定方法として、実行ファイル名がエンジン名と同一名の「ADVWIN32.EXE」であるこによっても、使用エンジンの特定が可能である。
ADVWin32の使用作品については、公式サイト上で多くの情報が公開されている。ADVWin32使用作品共通のアップデートプログラムの適用対象作品一覧にて、エンジンが使用されている作品名が記載されているケースがある<ref group="出典">{{Cite web|url=https://www.fandc.co.jp/support/update/advw32up.html|title=ユーザーサポート/藍ちゃんのお仕事|accessdate=2009-10-25}} - 対応タイトルとして記載</ref>ほか、関連技術情報に作品名が記載されていることもある<ref group="出典">{{Cite web|url=http://fandc.co.jp/support/faq/regist.html|title=ユーザーサポート/レジストリの操作|accessdate=2009-10-25}} - ADVWin32タイトル名との項目タイトルで作品名が記載</ref>。また、実行ファイル名がエンジン名と同一名の「ADVWIN32.EXE」とっている場合もある。


=== Lucifen Library ===
=== Lucifen Library ===
[[Lucifen Library]]は、[[スタジオライン]]系列([[Terios]]や[[CALIGULA]]など)、[[Navel]]系列のブランドで使用されているゲームライブラリおよびエンジンである。
[[Lucifen Library]]は、[[スタジオライン]]系列([[Terios]]や[[CALIGULA]]など)、[[Navel]]系列のブランドで使用されているゲームライブラリおよびエンジンである。


本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にライブラリ名(=エンジン名)が記されている場合があ<ref group="実例">『[[俺たちに翼はない]]』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「This application was made by using Lucifen Library Framework.」と記されている。</ref>、その場合は使用エンジンの特定が可能である。また、ランタイムライブラリである「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)にエンジン名が記されている<ref group="実例">『俺たちに翼はない』の「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)には、「TVP2 Gracphics operations dll for Lucifen Library」と記されている。</ref>ことからも、使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用している作品には、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にライブラリ名(=エンジン名)が記されている場合があ<ref group="実例">『[[俺たちに翼はない]]』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「This application was made by using Lucifen Library Framework.」と記されている。</ref>。また、ランタイムライブラリである「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)にエンジン名が記されているものもある<ref group="実例">『俺たちに翼はない』の「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)には、「TVP2 Gracphics operations dll for Lucifen Library」と記されている。</ref>。


また、ライブラリとして含まれるファイル「tvpgl.dll」には吉里吉里2由来のコードが含まれている<ref group="出典">同DLLのプロパティ(コメント欄)に「Using source code of TVP2 ( T Visual Presenter 2 )」と記されている。</ref>。そのため、吉里吉里2由来のコードが含まれていることを何らかの形でドキュメントに示している場合があり<ref group="出典">{{Cite web|url=http://devdoc.kikyou.info/tvp/docs/kr2doc/contents/Copyrights.html|title=吉里吉里 著作権など|accessdate=2009-10-14}} - 吉里吉里2のソースを流用する場合、GPLもしくは吉里吉里の独自ライセンスに従う必要がある。Lucifen Libraryのようにソースを公開しない場合は独自ライセンスを選択するしかなく、独自ライセンスを選択する場合は、吉里吉里の作者に連絡するか、ドキュメント等に記すかのいずれかが必要となる。</ref>、その場合には「Lucifen Libraryの中で吉里吉里2由来のコードを含んでいる」という形で「Lucifen Library」を使用していることが確認でき、その結果、使用エンジンの特定が可能となる。例えば、付属文書<ref group="実例">『[[りこりす 〜Lycoris Radiata〜]]』([[Terios]])では、付属のREAD_ME.TXTに記されている。</ref>や公式サイトなど<ref group="実例">『[[猟奇の檻 第2章#真説 猟奇の檻 第2章|真説 猟奇の檻 第2章]]』では、以下のように転載許可されたミラーサイト上に記されている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.xgamedata.com/demo2/g2732/|title=『真説 猟奇の檻 第2章』体験版/ムービー/楽曲|accessdate=2009-10-14}}</ref>に記されることになる。
また、ライブラリとして含まれるファイル「tvpgl.dll」には吉里吉里2由来のコードが含まれている<ref group="出典">同DLLのプロパティ(コメント欄)に「Using source code of TVP2 ( T Visual Presenter 2 )」と記されている。</ref>。そのため、吉里吉里2由来のコードが含まれていることを何らかの形でドキュメントに示している場合があり<ref group="出典">{{Cite web|url=http://devdoc.kikyou.info/tvp/docs/kr2doc/contents/Copyrights.html|title=吉里吉里 著作権など|accessdate=2009-10-14}} - 吉里吉里2のソースを流用する場合、GPLもしくは吉里吉里の独自ライセンスに従う必要がある。Lucifen Libraryのようにソースを公開しない場合は独自ライセンスを選択するしかなく、独自ライセンスを選択する場合は、吉里吉里の作者に連絡するか、ドキュメント等に記すかのいずれかが必要となる。</ref>、その場合には「Lucifen Libraryの中で吉里吉里2由来のコードを含んでいる」という形で「Lucifen Library」を使用していることが、付属文書<ref group="実例">『[[りこりす 〜Lycoris Radiata〜]]』([[Terios]])では、付属のREAD_ME.TXTに記されている。</ref>や公式サイトなど<ref group="実例">『[[猟奇の檻 第2章#真説 猟奇の檻 第2章|真説 猟奇の檻 第2章]]』では、以下のように転載許可されたミラーサイト上に記されている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.xgamedata.com/demo2/g2732/|title=『真説 猟奇の檻 第2章』体験版/ムービー/楽曲|accessdate=2009-10-14}}</ref>に記されてい場合もある。


=== Majiro Script Engine ===
=== Majiro Script Engine ===
[[Majiro Script Engine]](脚注内では単にMajiroと略記)は、[[ねこねこソフト]]の一部の作品で使用されているエンジンである。[[SIESTA]]などの他ブランドでも使用されている。エンジン確認上の注意点としては、対象作品がアドベンチャーゲームに限らなことである(『[[麻雀 (ねこねこソフト)|麻雀]]』など)。
[[Majiro Script Engine]](脚注内では単にMajiroと略記)は、[[ねこねこソフト]]の一部の作品で使用されているエンジンである。[[SIESTA]]などの他ブランドでも使用されている。エンジンは、アドベンチャーゲーム以外のジャンル使われてる場合もある(『[[麻雀 (ねこねこソフト)|麻雀]]』など)。


本エンジンを使用している場合、本エンジンのスクリプト定義ファイル「*.arc」やエンジンシステムファイル「*.mss」などの、収録ファイルの冒頭に[[ファイルフォーマット]]を識別するための[[マジックナンバー (フォーマット識別子)|マジックナンバー]]が付与されているため、それらを確認することで使用エンジン特定可能である<ref group="実例">『[[そらいろ]]』の「*.arc」ファイルの冒頭には「MajiroArcV2.000」と記されており、Majiroが解釈するアーカイブファイルであこと確認できる。また、「*.mss」ファイルの冒頭には「MajiroSysV1.100」と記されており、Majiroが解釈するシステムファイルであこと確認できる。こらにより、使用エンジンがMajiroであることが特定可能である。</ref>。
本エンジンを使用している作品には、本エンジンのスクリプト定義ファイル「*.arc」やエンジンシステムファイル「*.mss」などの、収録ファイルの冒頭に[[ファイルフォーマット]]を識別するための[[マジックナンバー (フォーマット識別子)|マジックナンバー]]が付与されているのがある<ref group="実例">『[[そらいろ]]』の「*.arc」ファイルの冒頭には、Majiroが解釈するアーカイブファイルを意味す「MajiroArcV2.000」記載されている。また、「*.mss」ファイルの冒頭には、Majiroが解釈するシステムファイルを意味す「MajiroSysV1.100」記載さている。</ref>。


=== Malie System ===
=== Malie System ===
[[light]]系列では自社エンジンの[[Malie System]]が用いられている。
[[light]]系列では自社エンジンの[[Malie System]]が用いられている。
<!-- 未確認のため、一旦コメントアウト

Malie Systemが採用されている作品では、作品の素材を使用してユーザーがアナザーストーリーを作成する機能が設けられている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.light.gr.jp/light/download/as_manual.html|title=Malie4 Sultan編|accessdate=2009-10-05}}</ref><ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.light.gr.jp/light/download/anotherstory.html|title=light公式 ダウンロード アナザーストーリーデータ|accessdate=2009-10-05}}</ref>。ユーザーによって作成されたアナザーストーリーがダウンロード可能となっている作品については、使用エンジンがMalieであると特定可能である。
Malie Systemが採用されている作品では、作品の素材を使用してユーザーがアナザーストーリーを作成する機能が設けられている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.light.gr.jp/light/download/as_manual.html|title=Malie4 Sultan編|accessdate=2009-10-05}}</ref><ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.light.gr.jp/light/download/anotherstory.html|title=light公式 ダウンロード アナザーストーリーデータ|accessdate=2009-10-05}}</ref>。ユーザーによって作成されたアナザーストーリーがダウンロード可能となっている作品については、使用エンジンがMalieであると特定可能である。
-->


本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にエンジン名が記されているケースがあり、<ref group="実例">『[[あるすまぐな! -ARS:MAGNA-]]』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「Malie System」と記されている。</ref>、記されている場合は使用エンジンの特定が可能である。また、設定ファイルにもスクリプトエンジン固有の文字列「Malie」<ref group="実例">『[[あるすまぐな! -ARS:MAGNA-]]』では、設定ファイルに「MalieSystem 設定」と記されている。</ref>が含まれていることからも、使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用している作品には、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にエンジン名が記されているケースがあ<ref group="実例">『[[あるすまぐな! -ARS:MAGNA-]]』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「Malie System」と記されている。</ref>。また、設定ファイルにもスクリプトエンジン固有の文字列「Malie」が含まれている場合がある<ref group="実例">『[[あるすまぐな! -ARS:MAGNA-]]』では、設定ファイルに「MalieSystem 設定」と記されている。</ref>。
<!-- 未確認のため、一旦コメントアウト


=== NScripter ===
=== NScripter ===
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[[NScripter]]は同フォルダ内にスクリプトファイルがあると仮定して動作する。そのファイル名は非暗号形式であれば「<nowiki>[0-9]</nowiki>.txt」(非推奨の旧形式)もしくは「<nowiki>[0-9][0-9]</nowiki>.txt」であるが、ゲームとして配布される場合はnscmake.exeを用いてスクリプトファイルが暗号化されていることが多く、その場合、暗号化されたスクリプトファイルである「nscript.dat」が存在することとなるため、「nscript.dat」の存在を確認することで使用エンジンの特定が可能である。
[[NScripter]]は同フォルダ内にスクリプトファイルがあると仮定して動作する。そのファイル名は非暗号形式であれば「<nowiki>[0-9]</nowiki>.txt」(非推奨の旧形式)もしくは「<nowiki>[0-9][0-9]</nowiki>.txt」であるが、ゲームとして配布される場合はnscmake.exeを用いてスクリプトファイルが暗号化されていることが多く、その場合、暗号化されたスクリプトファイルである「nscript.dat」が存在することとなるため、「nscript.dat」の存在を確認することで使用エンジンの特定が可能である。
-->


=== QLiE / IMOSURUME ===
=== QLiE / IMOSURUME ===
[[QLiE]]はワームスエンタテイメントが開発している商用のゲーム開発システムである。このうち、シナリオエンジンはIMOSURUME<ref group="出典">『[[夏菓子]]』([[Q-Max|mini]])は、QLiEの公式サイト上に記載されているようにQLiEを用いているが、実行ファイルには以下のようにシナリオエンジン名「IMOSURUME」がクレジットされている。<br />→ IMOSURUME ver 0.6 / (VisulaNovel Script Engine)<!-- 綴りが間違っていますが、原文ママです --> / Programmed by Ko-Ta.</ref>であるが、この名前は表立って登場しないため、QLiEの名前で取り上げられることが多い。[[フロントウイング]]系列や[[Q-Max]]系列で多用されている他、他の複数ブランドでの採用実績もある。
[[QLiE]]はワームスエンタテイメントが開発している商用のゲーム開発システムである。このうち、シナリオエンジンはIMOSURUME<ref group="出典">『[[夏菓子]]』([[Q-Max|mini]])は、QLiEの公式サイト上に記載されているようにQLiEを用いているが、実行ファイルには以下のようにシナリオエンジン名「IMOSURUME」がクレジットされている。<br />→ IMOSURUME ver 0.6 / (VisulaNovel Script Engine)<!-- 綴りが間違っていますが、原文ママです --> / Programmed by Ko-Ta.</ref>であるが、この名前は表立って登場しないため、QLiEの名前で取り上げられることが多い。[[フロントウイング]]系列や[[Q-Max]]系列で多用されている他、他の複数ブランドでの採用実績もある。


[http://qlie.net/ QLiEの公式サイト]上で採用作品が記されているため、これに掲載されていれば使用エンジン特定が可能である。但し、公式サイトに「ほか、多数」と書いてあるように、左記掲載以外にも採用作品が存在する。
本エンジンを使用している作品には、[http://qlie.net/ QLiEの公式サイト]上で紹介されているのが存在する。


本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されていることがあ<ref group="実例">『[[Signal Heart]]』([[Purple software]])の実行ファイルのプロパティ(製品名欄)には「QLIE」<!-- Iが大文字ですが、原文ママです -->と記されている。</ref>、その場合は使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されていることがあ<ref group="実例">『[[Signal Heart]]』([[Purple software]])の実行ファイルのプロパティ(製品名欄)には「QLIE」<!-- Iが大文字ですが、原文ママです -->と記されている。</ref>。


=== retouch / ExHIBIT ===
=== retouch / ExHIBIT ===
[http://www.retouch.info/ retouch]はゲーム開発システムである。シナリオエンジンはExHIBITであり、ADVGオーサリングシステムsketch/ExHIBITの公開によって、retouchでなくExHIBITという名前で取り上げられることもある。『[[白銀のソレイユ]]』シリーズを始めとする[[SkyFish]]の多数<!-- 全部? -->の作品で採用されているほか、SkyFishと関連の深い[[F&C]]の過去作品でも採用されていた実績を持つ。また、[[MOONSTONE]]や[[レインエンターテイメント|SUNLITE]]などのように、他系列のブランドでも採用実績がある。
[http://www.retouch.info/ retouch]はゲーム開発システムである。シナリオエンジンはExHIBITであり、ADVGオーサリングシステムsketch/ExHIBITの公開によって、retouchでなくExHIBITという名前で取り上げられることもある。『[[白銀のソレイユ]]』シリーズを始めとする[[SkyFish]]の多数<!-- 全部? -->の作品で採用されているほか、SkyFishと関連の深い[[F&C]]の過去作品でも採用されていた実績を持つ。また、[[MOONSTONE]]や[[レインエンターテイメント|SUNLITE]]などのように、他系列のブランドでも採用実績がある。


retouchの公式サイト上で採用作品が記されている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/unplugged.html|title=retouch公式サイト - 採用作品一覧(2007年以降)|accessdate=2010-01-17}}</ref><ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/list.html|title=retouch公式サイト - 採用作品一覧2006年以前)|accessdate=2010-01-17}}</ref>ため、これに掲載されていれば使用エンジンの特定が可能である。また、本エンジンを使用している場合、ライセンスによって著作権表示が義務付けられている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/retouch/license.html|title=retouch tools - ライセンスについて|accessdate=2009-10-15}} - なお、義務付けられている文字列は以下の通りである。<br />→ <nowiki>sketch/ExHIBIT (C)2007-2008 薫/retouch.info (http://www.retouch.info/retouch/)</nowiki></ref>ため、この存在を確認することでも本エンジンを使用していることが特定可能である。他には、エンジン名と同一の実行ファイル名「ExHIBIT.exe」としているケース<ref group="実例">『[[神奈備 -かんなび-]]』([[レインエンターテイメント|SUNLITE]])は、以下のようにウエストサイドによって実行ファイル名「ExHIBIT.exe」が公表されている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20071030/canvi100.txt|title=<nowiki>神奈備 -かんなび- [DVD-ROM版] CG 100%</nowiki>|accessdate=2009-10-15}}</ref>もあり、これによっても本エンジンを使用していることが特定可能である
本エンジンを使用している作品は、retouchの公式サイト上で採用作品が記されている場合がある<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/unplugged.html|title=retouch公式サイト - 採用作品一覧(2007年以降)|accessdate=2010-01-17}}</ref><ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/list.html|title=retouch公式サイト - 採用作品一覧2006年以前)|accessdate=2010-01-17}}</ref>。また、本エンジンを使用している場合、ライセンスによって著作権表示が義務付けられている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.retouch.info/retouch/license.html|title=retouch tools - ライセンスについて|accessdate=2009-10-15}} - なお、義務付けられている文字列は以下の通りである。<br />→ <nowiki>sketch/ExHIBIT (C)2007-2008 薫/retouch.info (http://www.retouch.info/retouch/)</nowiki></ref>ため、この著作権表示が記載されているものもある。他には、エンジン名と同一の実行ファイル名「ExHIBIT.exe」としているケースもある<ref group="実例">『[[神奈備 -かんなび-]]』([[レインエンターテイメント|SUNLITE]])は、以下のようにウエストサイドによって実行ファイル名「ExHIBIT.exe」が公表されている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20071030/canvi100.txt|title=<nowiki>神奈備 -かんなび- [DVD-ROM版] CG 100%</nowiki>|accessdate=2009-10-15}}</ref>。


なお、[[SkyFish]]作品については、製品サポートページ内でretouchやExHIBITに触れられている<ref group="実例">『[[Primary 〜Magical★Trouble★Scramble〜]]』では、以下の場所でretouchやExHIBITに触れられている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.sky-fish.jp/html/support-primary-faq_10.html|title=ユーザーサポート - フルスクリーンにすると、画面がちらつきます|accessdate=2009-10-15}}</ref>ことからも、本エンジンを使用していることが特定可能である
なお、[[SkyFish]]作品については、製品サポートページ内でretouchやExHIBITに触れられているものもある<ref group="実例">『[[Primary 〜Magical★Trouble★Scramble〜]]』では、以下の場所でretouchやExHIBITに触れられている。<br />→ {{Cite web|url=http://www.sky-fish.jp/html/support-primary-faq_10.html|title=ユーザーサポート - フルスクリーンにすると、画面がちらつきます|accessdate=2009-10-15}}</ref>。


=== STUDIO SELDOM Adventure System ===
=== STUDIO SELDOM Adventure System ===
STUDIO SELDOM Adventure Systemは[http://www.seldom.jp/ SELDOM WEB STUDIO]の秋山によって開発されたシステムで、[[すたじお緑茶]]や[[sol-fa-soft]]などで採用されている定番システムである。
STUDIO SELDOM Adventure Systemは[http://www.seldom.jp/ SELDOM WEB STUDIO]の秋山によって開発されたシステムで、[[すたじお緑茶]]や[[sol-fa-soft]]などで採用されている定番システムである。


すたじお緑茶、sol-fa-soft、いずれのブランドにおいても、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に使用エンジンが記されているケースが多く<ref group="実例">『[[片恋いの月]]』では、「katakoi system(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.24/(C)AKIYAMA Kouhei))」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[あさろり]]』では、「solfa11 System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.10/(C)AKIYAMA Kouhei)」と記されている。</ref>、記されている場合は使用エンジンの特定が可能である。いずれも「STUDIO SELDOM Adventure System」という名前のまま使われることは少なく、左記エンジンをベースとした独自エンジン名が記されるケースが多く見られる。
すたじお緑茶、sol-fa-soft、いずれのブランドにおいても、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に使用エンジンが記されているケースがあ<ref group="実例">『[[片恋いの月]]』では、「katakoi system(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.24/(C)AKIYAMA Kouhei))」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[あさろり]]』では、「solfa11 System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.10/(C)AKIYAMA Kouhei)」と記されている。</ref>。いずれも「STUDIO SELDOM Adventure System」という名前のまま使われることは少なく、左記エンジンをベースとした独自エンジン名が記されるケースが多く見られる。


なお、このエンジンの名称には「[[アドベンチャーゲーム|Adventure]]」という文字列が含まれているが、このエンジンはアドベンチャーゲーム以外も表現可能となっている<ref group="実例">『[[巫女さんファイター涼子ちゃん]]』([[すたじお緑茶]])はアクションゲームであるが、このエンジンは以下に示すようにSTUDIO SELDOM系である。エンジン名は他作品同様、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)で確認可能である。<br />→ エンジン名:Ryoko Fight System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version 5.18/(C)AKIYAMA Kouhei)</ref>。そのため、アドベンチャーゲームでないからといって本エンジンを採用していないとは限らない
なお、このエンジンの名称には「[[アドベンチャーゲーム|Adventure]]」という文字列が含まれているが、このエンジンを採用している作品にはアドベンチャーゲーム以外のも存在する<ref group="実例">『[[巫女さんファイター涼子ちゃん]]』([[すたじお緑茶]])はアクションゲームであるが、このエンジンは以下に示すようにSTUDIO SELDOM系である。エンジン名は他作品同様、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に記載されている。<br />→ エンジン名:Ryoko Fight System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version 5.18/(C)AKIYAMA Kouhei)</ref>。


=== System3 / System3.5 / System4 ===
=== System3 / System3.5 / System4 ===
[[アリスソフト]]が開発した独自のゲームエンジン。
[[アリスソフト]]が開発した独自のゲームエンジンである


[[MS-DOS]]用のSystem3系列、[[Windows95]]以降に対応したSystem3.5系列とSystem4系列があり、各エンジンの間に互換性は存在しない。System3.5およびSystem4はユーザークラブ向けに公開されている。
[[MS-DOS]]用のSystem3系列、[[Windows95]]以降に対応したSystem3.5系列とSystem4系列があり、各エンジンの間に互換性は存在しない。System3.5およびSystem4はユーザークラブ向けに公開されている。


System3.5系列については、どのバージョンのエンジンがどの作品に対応しているかをメーカーが公開しているため<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.alicesoft.com/support/sys35.html|title=System3.xエンジン|accessdate=2009-10-05}} - 対応エンジンのダウンロードページであるが、各エンジンの右に記された<説明>リンク中に、どの作品に対応しているかが示されている。</ref>、それを見れば使用エンジンの特定が可能である。逆に、これらに含まれていない後続作品はSystem4系列といえる
System3.5系列については、どのバージョンのエンジンがどの作品に対応しているかをメーカーが公開している<ref group="出典">{{Cite web|url=http://www.alicesoft.com/support/sys35.html|title=System3.xエンジン|accessdate=2009-10-05}} - 対応エンジンのダウンロードページであるが、各エンジンの右に記された<説明>リンク中に、どの作品に対応しているかが示されている。</ref>。


その他の方法としては、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されている<ref group="実例">[[アリスソフト]]のSystem 3.9 Ver5.49の実行ファイル「System39.exe」のプロパティには「Alicesoft System 3.9」と記されており、[[System3]]系列であることが特定可能である。</ref>ため、これを見ることによっても使用エンジンの特定が可能である
また、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されている場合もある<ref group="実例">[[アリスソフト]]のSystem 3.9 Ver5.49の実行ファイル「System39.exe」のプロパティには「Alicesoft System 3.9」と記されており、[[System3]]系列であることが特定可能である。</ref>。


=== SystemAoi ===
=== SystemAoi ===
SystemAoiは、[[ソフトハウスキャラ]]のメーカー独自エンジンである。本ブランドはシミュレーションゲーム専門ブランドであるが、随所で行動選択を含むアドベンチャーパートが差し込まれるスタイルとなっており、これはアドベンチャーゲームも表現可能であることを示している。
SystemAoiは、[[ソフトハウスキャラ]]のメーカー独自エンジンである。本ブランドはシミュレーションゲーム専門ブランドであるが、随所で行動選択を含むアドベンチャーパートが差し込まれるスタイルとなっており、これはアドベンチャーゲームも表現可能であることを示している。


本エンジンを使用している場合、実行ファイル(初期作品の場合)やDLLファイル(後発作品の場合)のプロパティにエンジン名が記されていることがあ<ref group="実例">『[[うえはぁす 〜お姫様は今日も危険でした〜‎]]』の実行ファイル wafer.exe のプロパティ(内部名欄)には「Wafer on SystemAoi」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[ウィザーズクライマー]]』のDLLファイル AoiLib.dll のプロパティ(製品名欄)には「SystemAoi library」と記されている。</ref>、その場合は使用エンジンの特定が可能である。また、エンジン名がシステムメニュー(コントロールボックス)内に表示されるケースもあ<ref group="実例">『[[ウィザーズクライマー]]』の場合、システムメニューの「閉じる(C) Alt+F4」ボタンの下に「SystemAoi システム設定(F10)」「SystemAoi システムの再起動(F9)」というメニュー項目が表示される。</ref>、この場合も使用エンジンの特定が可能である
本エンジンを使用している作品には、実行ファイル(初期作品の場合)やDLLファイル(後発作品の場合)のプロパティにエンジン名が記されている場合があ<ref group="実例">『[[うえはぁす 〜お姫様は今日も危険でした〜‎]]』の実行ファイル wafer.exe のプロパティ(内部名欄)には「Wafer on SystemAoi」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[ウィザーズクライマー]]』のDLLファイル AoiLib.dll のプロパティ(製品名欄)には「SystemAoi library」と記されている。</ref>。また、エンジン名がシステムメニュー(コントロールボックス)内に表示されるケースもあ<ref group="実例">『[[ウィザーズクライマー]]』の場合、システムメニューの「閉じる(C) Alt+F4」ボタンの下に「SystemAoi システム設定(F10)」「SystemAoi システムの再起動(F9)」というメニュー項目が表示される。</ref>。


=== YU-RIS Script Engine ===
=== YU-RIS Script Engine ===
YU-RIS Script Engine(脚注内ではYU-RISと略記)は、同人ベースでの使用については無償であるため<ref group="出典">{{Cite web|url=http://yu-ris.net/license/index.html|title=YU-RIS 使用ライセンス|accessdate=2011-01-31}}</ref>、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は存在する。
YU-RIS Script Engine(脚注内ではYU-RISと略記)は、同人ベースでの使用については無償であるため<ref group="出典">{{Cite web|url=http://yu-ris.net/license/index.html|title=YU-RIS 使用ライセンス|accessdate=2011-01-31}}</ref>、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は存在する。


収録作品一覧は公開されている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://yu-ris.net/list/index.html|title=YU-RIS 作品紹介|accessdate=2011-01-31}}</ref>、掲載を希望しない場合はこの一覧に掲載されていない場合もあるため、掲載されていないからといってYU-RISを使用していないとは限らない。本エンジンの使用条件には「クレジットへのエンジン名記載」が義務付けられているため、付属のマニュアルや[[リードミー|README]]ファイルなどにこれらの情報が記されていることを確認することで、使用エンジンの特定可能である<ref group="実例">『[[MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜]]』であれば、README.txt内に、YU-RISのSDKを使用していることが記されている。</ref>。また、本エンジンを搭載した実行ファイルには、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記されているケースがあ<ref group="実例">『[[MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜]]』では、説明欄に「YU-RIS Script Engine」、正式ファイル名欄に「yu-ris.exe」と記されている。</ref>、これによっても使用エンジンの特定が可能である
本エンジンの収録作品一覧は公開されている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://yu-ris.net/list/index.html|title=YU-RIS 作品紹介|accessdate=2011-01-31}}</ref>。但し、掲載を希望しない場合はこの一覧に掲載されていない場合もある。本エンジンの使用条件には「クレジットへのエンジン名記載」が義務付けられているため、付属のマニュアルや[[リードミー|README]]ファイルなどにこれらの情報が記されている場合がある<ref group="実例">『[[MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜]]』であれば、README.txt内に、YU-RISのSDKを使用していることが記されている。</ref>。また、本エンジンを搭載した実行ファイルには、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記されているケースがあ<ref group="実例">『[[MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜]]』では、説明欄に「YU-RIS Script Engine」、正式ファイル名欄に「yu-ris.exe」と記されている。</ref>。


=== XEX / C4 ===
=== XEX / C4 ===
XEXやC4(あるいは、その名を持つ実行形式ファイルであるXEX.EXEやC4.EXE)は、[[コンプリーツ]]系列の自社エンジンである。
XEXやC4(あるいは、その名を持つ実行形式ファイルであるXEX.EXEやC4.EXE)は、[[コンプリーツ]]系列の自社エンジンである。


ゲームのメニューからエンジン名を確認できる<ref group="実例">『[[ボクのヒミツたいけん]]』では、メニュー「その他」>「XEXについて」を開くと「XEX.EXE Version 2.10」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[ボーイミーツワイヴス]]』([[コンプリーツ]])では、「その他」>「C4について」を開くと「C4.EXE Version 2.00 (for ボーイミーツワイヴス)」と記されている。</ref>上に、エンジン名と実行ファイル名が一致しているため、実行ファイル名を確認できれば<ref group="実例">『[[野外学習]]』([[コンプリーツ]])の実行ファイル名はウエストサイド社によって以下のように公開されているため、エンジンがC4.EXEであることを確認可能である。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20050720/yagaigcv.txt|title=「野外学習」変換プログラム|accessdate=2009-10-14}}</ref>、使用エンジンの特定が可能である
ゲームのメニューからエンジン名を確認できる場合がある<ref group="実例">『[[ボクのヒミツたいけん]]』では、メニュー「その他」>「XEXについて」を開くと「XEX.EXE Version 2.10」と記されている。</ref><ref group="実例">『[[ボーイミーツワイヴス]]』([[コンプリーツ]])では、「その他」>「C4について」を開くと「C4.EXE Version 2.00 (for ボーイミーツワイヴス)」と記されている。</ref>。また、エンジン名と実行ファイル名が一致しているものもある<ref group="実例">『[[野外学習]]』([[コンプリーツ]])の実行ファイル名はウエストサイド社によって以下のように公開されているため、エンジンがC4.EXEであることを確認可能である。<br />→ {{Cite web|url=http://www.westside.co.jp/download/sale/20050720/yagaigcv.txt|title=「野外学習」変換プログラム|accessdate=2009-10-14}}</ref>。


=== 吉里吉里 ===
=== 吉里吉里 ===
[[吉里吉里2|吉里吉里]]はフリーの汎用エンジンという性質上、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は多数存在する。なお、本エンジンを示す文字列としては、「KIRIKIRI」だけでなく「TVP」(T Visual Presenterの略)と記されているケースもある。
[[吉里吉里2|吉里吉里]]はフリーの汎用エンジンという性質上、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は多数存在する。なお、本エンジンを示す文字列としては、「KIRIKIRI」だけでなく「TVP」(T Visual Presenterの略)と記されているケースもある。


吉里吉里本体をオプション <tt>-about</tt> 付きで起動すると著作権表示が行われるようになっており、ライセンス上、この著作権表示を抑止するような改変を禁じている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://kikyou.info/extractor/?arc=tvp%2Ffiles%2Fkr2_230r2.lzh&file=license.txt&ct=text%2Fplain%3B%20charset%3DShift_JIS|title=吉里吉里および KAG のライセンス|accessdate=2009-10-14}} - なお、ここでいう吉里吉里は吉里吉里2を表す。</ref>。そのため、実行ファイルをオプション <tt>-about</tt> 付きで起動、吉里吉里の著作権表示が行われることを確認るのが最確実な確認方法である。
吉里吉里本体をオプション <tt>-about</tt> 付きで起動すると著作権表示が行われるようになっており、ライセンス上、この著作権表示を抑止するような改変を禁じている<ref group="出典">{{Cite web|url=http://kikyou.info/extractor/?arc=tvp%2Ffiles%2Fkr2_230r2.lzh&file=license.txt&ct=text%2Fplain%3B%20charset%3DShift_JIS|title=吉里吉里および KAG のライセンス|accessdate=2009-10-14}} - なお、ここでいう吉里吉里は吉里吉里2を表す。</ref>。実行ファイルをオプション <tt>-about</tt> 付きで起動することで、吉里吉里の著作権表示が行われることを確認できのもある。

上記の方法以外には、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記載されている場合があ<ref group="実例">『[[少女と世界とお菓子の剣 〜Route of AYANO〜]]』では、実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(KIRIKIRI) 2 core / Scripting Platform for Win32」、著作権欄に「(KIRIKIRI core) (C) 1997-2008 W.Dee and ……」、内部名欄に「tvp2/win32」と記されている。</ref>、これを確認することによっても使用エンジンの特定が可能である。なお、ゲーム本体ではなく、吉里吉里の動作オプションを変更するための実行ファイルがゲームに付与されている場合があり、このプロパティによっも確認可能な場合がある<ref group="実例">『[[ひまわり (ぶらんくのーと)|ひまわり]]』には、動作オプション変更のための実行ファイル「エンジン設定.exe」が同梱されており、この実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(kirikiri) configuration tool」と記されている。</ref>。


また、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記載されている場合があ<ref group="実例">『[[少女と世界とお菓子の剣 〜Route of AYANO〜]]』では、実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(KIRIKIRI) 2 core / Scripting Platform for Win32」、著作権欄に「(KIRIKIRI core) (C) 1997-2008 W.Dee and ……」、内部名欄に「tvp2/win32」と記されている。</ref>。なお、ゲーム本体ではなく、吉里吉里の動作オプションを変更するための実行ファイルがゲームに付与されている場合があり、このプロパティに同様の情報が記載されいる場合がある<ref group="実例">『[[ひまわり (ぶらんくのーと)|ひまわり]]』には、動作オプション変更のための実行ファイル「エンジン設定.exe」が同梱されており、この実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(kirikiri) configuration tool」と記されている。</ref>。
<!-- 未確認により一旦コメントアウト
再配付可能DLLである「krmovie.dll」や「krflash.dll」の存在<ref group="補足">より確実には、これらのファイルのプロパティに「TVP(kirikiri) needs this dll」などと記載されていることで、吉里吉里由来のファイルであることが確認できる。</ref>などは参考となるが、必ずしも使用エンジンが吉里吉里に特定されるわけではない。オープンソースゆえ、これらの再配布可能DLLの呼び出し方は公知のものであるため、他のエンジンから呼び出しを行うことは充分あり得る。
再配付可能DLLである「krmovie.dll」や「krflash.dll」の存在<ref group="補足">より確実には、これらのファイルのプロパティに「TVP(kirikiri) needs this dll」などと記載されていることで、吉里吉里由来のファイルであることが確認できる。</ref>などは参考となるが、必ずしも使用エンジンが吉里吉里に特定されるわけではない。オープンソースゆえ、これらの再配布可能DLLの呼び出し方は公知のものであるため、他のエンジンから呼び出しを行うことは充分あり得る。
-->


=== 椎名里緒 ===
=== 椎名里緒 ===
[[椎名里緒]]は過去に[[フォレスト (ゲーム会社)|フォレスト]]系列のブランドで使用されていたエンジンであるが、[[ウィルプラス|ウィル]]系列のブランド([[propeller]]や[[Ruf]]など)でも採用されている。
[[椎名里緒]]は過去に[[フォレスト (ゲーム会社)|フォレスト]]系列のブランドで使用されていたエンジンであるが、[[ウィルプラス|ウィル]]系列のブランド([[propeller]]や[[Ruf]]など)でも採用されている。


設定ファイル「Rio.ini」にバージョン番号付きで「椎名里緒」と記されている<ref group="実例">『[[あやかしびと]]』では、「椎名里緒 v2.34」と記されている。</ref>ことから、使用エンジンの特定が可能である
設定ファイル「Rio.ini」にバージョン番号付きで「椎名里緒」と記されている場合がある<ref group="実例">『[[あやかしびと]]』では、「椎名里緒 v2.34」と記されている。</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2012年2月18日 (土) 15:37時点における版

本項は、{{美少女ゲーム系}}のスクリプトエンジン欄への加筆事例を紹介するものである。もし以下に記載されている事例と同様の方法でスクリプトエンジンを確認した場合、スクリプトエンジンを出典とともに記事に反映してください。

ゲームエンジン

Actor-based Integrated Multimedia Script System

Actor-based Integrated Multimedia Script System(AIMS)は、同人ブランドD.N.A.Softwaresで使用されている自ブランド製エンジンである。本エンジンはシューティングゲームやアクションゲームを発祥としていることから、これらのジャンルを得意としているが、アドベンチャーゲームを表現することも可能となっている[出典 1]

本エンジンを使用しているものには、実行ファイルのプロパティ(製品名、説明)にエンジン名が記されているものが存在する[実例 1]

AVG32 / RealLive(AVG2000) / SiglusEngine

AVG32、RealLiveSiglusEngineは、ビジュアルアーツ所属ブランドで使用されているエンジンである。「RealLive#経営に関連して」節に記載の通り、ビジュアルアーツ所属ブランドやパートナーブランドで用いられるケースがある[実例 2]。但し、パートナーブランドでは使用していないブランドも存在する[実例 3]

本エンジンを使用しているものには、実行ファイルのプロパティ(製品名欄や説明欄)にエンジン名が記されているものが存在する[実例 4][実例 5][実例 6]

また、実行ファイル名が「AVG32*.EXE」[実例 7]「RealLive.EXE」[実例 8]であるか「SiglusEngine.exe」[実例 9]といったようにエンジン名となっている場合もある。

CatSystem2

CatSystem2は、ういんどみるで用いられている自社製エンジンである。ういんどみるは同エンジンを一般公開しており[出典 2]、同人あるいは準商業では無償使用可能なライセンスとなっている。その背景から、他ブランドでも本エンジンの採用実績はある[実例 10]

本エンジンを使用しているものには、実行ファイルcs2.exeのプロパティにエンジン名やその省略名「cs2」が記されているものが存在する[実例 11]

Ethornell / Buriko General Interpreter

Ethornellは株式会社ブリコが開発するゲームシステムの汎用エンジンであり、「Buriko General Interpreter」と同じものである[出典 3]

エンジンを提供しているDarios Sawmは、自身の公式サイト上[出典 4]でプログラム参加作品を公開している他、作品の開発元公式サイト上でBURIKOを採用していることが公開されているものが存在する[実例 12]

プログラムを実行すると、ウィンドウタイトルが作品名に切り替わるまでの間(作品によって異なるが1秒以内といった短い時間)、エンジン識別子文字列である「Ethornell - Buriko General Interpreter」が、バージョン番号とbuild番号を後続する形で表示されるものも存在する[実例 13]。また、本エンジンを搭載した作品の実行ファイル名には「Buriko General Interpreter」を省略した名前である「BGI.exe」という名前が使用されているほか、定義ファイル「BGI.hvl」にもその省略名が使用されている場合もある[実例 13]

Famous Writer

Famous Writerは無償使用可能なライセンスの汎用エンジンである。

エンジン作者の基本方針として、エンジンの実行ファイルとシナリオは完全に分離したものとし、データをアプリケーションに含めてコンパイルできるような仕様にはしないとしている[出典 5]。また、ライセンス上、制作したゲームに同梱して配布する場合も含め、実行ファイルのプログラム部分の改変は禁止されている[出典 6]。このような制約から、配布する際にはエンジン作者が提供する実行ファイルをそのまま含めて提供する必要がある。そのため、エンジン名が実行ファイルのプロパティに記載されている場合がある[実例 14]。また、ファイルメニューからバージョン情報を開くと「Powered by Famous Writer」と表示される場合がある[実例 14]

F&C ADVWin16 / ADVWin32 / OASYS

F&Cでは自社エンジンのADVWin16 / ADVWin32 / OASYSが用いられている。ADVWin16は1998年頃まで用いられていたエンジンで、Windows 3.1やWindows 95などを対象とした16ビットアプリケーションである。ADVWin32が後継にあたる。

ADVWin16の使用作品については、パッケージにADMのロゴ[補足 1]が使用されている。

ADVWin32の使用作品については、公式サイト上で多くの情報が公開されている。ADVWin32使用作品共通のアップデートプログラムの適用対象作品一覧にて、エンジンが使用されている作品名が記載されているケースがある[出典 7]ほか、関連技術情報に作品名が記載されていることもある[出典 8]。また、実行ファイル名がエンジン名と同一名の「ADVWIN32.EXE」となっている場合もある。

Lucifen Library

Lucifen Libraryは、スタジオライン系列(TeriosCALIGULAなど)、Navel系列のブランドで使用されているゲームライブラリおよびエンジンである。

本エンジンを使用している作品には、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にライブラリ名(=エンジン名)が記されている場合がある[実例 15]。また、ランタイムライブラリである「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)にエンジン名が記されているものもある[実例 16]

また、ライブラリとして含まれるファイル「tvpgl.dll」には吉里吉里2由来のコードが含まれている[出典 9]。そのため、吉里吉里2由来のコードが含まれていることを何らかの形でドキュメントに示している場合があり[出典 10]、その場合には「Lucifen Libraryの中で吉里吉里2由来のコードを含んでいる」という形で「Lucifen Library」を使用していることが、付属文書[実例 17]や公式サイトなど[実例 18]に記されている場合もある。

Majiro Script Engine

Majiro Script Engine(脚注内では単にMajiroと略記)は、ねこねこソフトの一部の作品で使用されているエンジンである。SIESTAなどの他ブランドでも使用されている。本エンジンは、アドベンチャーゲーム以外のジャンルに使われている場合もある(『麻雀』など)。

本エンジンを使用している作品には、本エンジンのスクリプト定義ファイル「*.arc」やエンジンシステムファイル「*.mss」などの、収録ファイルの冒頭にファイルフォーマットを識別するためのマジックナンバーが付与されているものがある[実例 19]

Malie System

light系列では自社エンジンのMalie Systemが用いられている。

本エンジンを使用している作品には、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にエンジン名が記されているケースがある[実例 20]。また、設定ファイルにもスクリプトエンジン固有の文字列「Malie」が含まれている場合がある[実例 21]

QLiE / IMOSURUME

QLiEはワームスエンタテイメントが開発している商用のゲーム開発システムである。このうち、シナリオエンジンはIMOSURUME[出典 11]であるが、この名前は表立って登場しないため、QLiEの名前で取り上げられることが多い。フロントウイング系列やQ-Max系列で多用されている他、他の複数ブランドでの採用実績もある。

本エンジンを使用している作品には、QLiEの公式サイト上で紹介されているものが存在する。

本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されていることがある[実例 22]

retouch / ExHIBIT

retouchはゲーム開発システムである。シナリオエンジンはExHIBITであり、ADVGオーサリングシステムsketch/ExHIBITの公開によって、retouchでなくExHIBITという名前で取り上げられることもある。『白銀のソレイユ』シリーズを始めとするSkyFishの多数の作品で採用されているほか、SkyFishと関連の深いF&Cの過去作品でも採用されていた実績を持つ。また、MOONSTONESUNLITEなどのように、他系列のブランドでも採用実績がある。

本エンジンを使用している作品は、retouchの公式サイト上で採用作品が記されている場合がある[出典 12][出典 13]。また、本エンジンを使用している場合、ライセンスによって著作権表示が義務付けられている[出典 14]ため、この著作権表示が記載されているものもある。他には、エンジン名と同一の実行ファイル名「ExHIBIT.exe」としているケースもある[実例 23]

なお、SkyFish作品については、製品サポートページ内でretouchやExHIBITに触れられているものもある[実例 24]

STUDIO SELDOM Adventure System

STUDIO SELDOM Adventure SystemはSELDOM WEB STUDIOの秋山によって開発されたシステムで、すたじお緑茶sol-fa-softなどで採用されている定番システムである。

すたじお緑茶、sol-fa-soft、いずれのブランドにおいても、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に使用エンジンが記されているケースがある[実例 25][実例 26]。いずれも「STUDIO SELDOM Adventure System」という名前のまま使われることは少なく、左記エンジンをベースとした独自エンジン名が記されるケースが多く見られる。

なお、このエンジンの名称には「Adventure」という文字列が含まれているが、このエンジンを採用している作品にはアドベンチャーゲーム以外のものも存在する[実例 27]

System3 / System3.5 / System4

アリスソフトが開発した独自のゲームエンジンである。

MS-DOS用のSystem3系列、Windows95以降に対応したSystem3.5系列とSystem4系列があり、各エンジンの間に互換性は存在しない。System3.5およびSystem4はユーザークラブ向けに公開されている。

System3.5系列については、どのバージョンのエンジンがどの作品に対応しているかをメーカーが公開している[出典 15]

また、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されている場合もある[実例 28]

SystemAoi

SystemAoiは、ソフトハウスキャラのメーカー独自エンジンである。本ブランドはシミュレーションゲーム専門ブランドであるが、随所で行動選択を含むアドベンチャーパートが差し込まれるスタイルとなっており、これはアドベンチャーゲームも表現可能であることを示している。

本エンジンを使用している作品には、実行ファイル(初期作品の場合)やDLLファイル(後発作品の場合)のプロパティにエンジン名が記されている場合がある[実例 29][実例 30]。また、エンジン名がシステムメニュー(コントロールボックス)内に表示されるケースもある[実例 31]

YU-RIS Script Engine

YU-RIS Script Engine(脚注内ではYU-RISと略記)は、同人ベースでの使用については無償であるため[出典 16]、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は存在する。

本エンジンの収録作品一覧は公開されている[出典 17]。但し、掲載を希望しない場合はこの一覧に掲載されていない場合もある。本エンジンの使用条件には「クレジットへのエンジン名記載」が義務付けられているため、付属のマニュアルやREADMEファイルなどにこれらの情報が記されている場合がある[実例 32]。また、本エンジンを搭載した実行ファイルには、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記されているケースがある[実例 33]

XEX / C4

XEXやC4(あるいは、その名を持つ実行形式ファイルであるXEX.EXEやC4.EXE)は、コンプリーツ系列の自社エンジンである。

ゲームのメニューからエンジン名を確認できる場合がある[実例 34][実例 35]。また、エンジン名と実行ファイル名が一致しているものもある[実例 36]

吉里吉里

吉里吉里はフリーの汎用エンジンという性質上、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は多数存在する。なお、本エンジンを示す文字列としては、「KIRIKIRI」だけでなく「TVP」(T Visual Presenterの略)と記されているケースもある。

吉里吉里本体をオプション -about 付きで起動すると著作権表示が行われるようになっており、ライセンス上、この著作権表示を抑止するような改変を禁じている[出典 18]。実行ファイルをオプション -about 付きで起動することで、吉里吉里の著作権表示が行われることを確認できるものもある。

また、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記載されている場合がある[実例 37]。なお、ゲーム本体ではなく、吉里吉里の動作オプションを変更するための実行ファイルがゲームに付与されている場合があり、このプロパティに同様の情報が記載されている場合がある[実例 38]

椎名里緒

椎名里緒は過去にフォレスト系列のブランドで使用されていたエンジンであるが、ウィル系列のブランド(propellerRufなど)でも採用されている。

設定ファイル「Rio.ini」にバージョン番号付きで「椎名里緒」と記されている場合がある[実例 39]

脚注

出典

  1. ^ AIMSとは”. 2009年12月2日閲覧。 - 「AIMSの得意とするジャンル」「AIMSでも実現可能なジャンル」に記載。
  2. ^ CatSystem2 Official Information WEB”. 2009年11月9日閲覧。
  3. ^ 株式会社ブリコ 事業内容”. 2009年10月12日閲覧。
  4. ^ Darios Sawm - Profile”. 2009年10月12日閲覧。
  5. ^ 開発者ガイド 3-4.コンパイルと配布”. 2011年11月19日閲覧。 - src.fwdとarc.fwdの権利関係について
  6. ^ Famous Writer Readme”. 2011年11月19日閲覧。 - 「使用許諾・免責事項・禁止事項」節および「再配布について」節に記載。
  7. ^ ユーザーサポート/藍ちゃんのお仕事”. 2009年10月25日閲覧。 - 対応タイトルとして記載
  8. ^ ユーザーサポート/レジストリの操作”. 2009年10月25日閲覧。 - ADVWin32タイトル名との項目タイトルで作品名が記載
  9. ^ 同DLLのプロパティ(コメント欄)に「Using source code of TVP2 ( T Visual Presenter 2 )」と記されている。
  10. ^ 吉里吉里 著作権など”. 2009年10月14日閲覧。 - 吉里吉里2のソースを流用する場合、GPLもしくは吉里吉里の独自ライセンスに従う必要がある。Lucifen Libraryのようにソースを公開しない場合は独自ライセンスを選択するしかなく、独自ライセンスを選択する場合は、吉里吉里の作者に連絡するか、ドキュメント等に記すかのいずれかが必要となる。
  11. ^ 夏菓子』(mini)は、QLiEの公式サイト上に記載されているようにQLiEを用いているが、実行ファイルには以下のようにシナリオエンジン名「IMOSURUME」がクレジットされている。
    → IMOSURUME ver 0.6 / (VisulaNovel Script Engine) / Programmed by Ko-Ta.
  12. ^ retouch公式サイト - 採用作品一覧(2007年以降)”. 2010年1月17日閲覧。
  13. ^ retouch公式サイト - 採用作品一覧2006年以前)”. 2010年1月17日閲覧。
  14. ^ retouch tools - ライセンスについて”. 2009年10月15日閲覧。 - なお、義務付けられている文字列は以下の通りである。
    → sketch/ExHIBIT (C)2007-2008 薫/retouch.info (http://www.retouch.info/retouch/)
  15. ^ System3.xエンジン”. 2009年10月5日閲覧。 - 対応エンジンのダウンロードページであるが、各エンジンの右に記された<説明>リンク中に、どの作品に対応しているかが示されている。
  16. ^ YU-RIS 使用ライセンス”. 2011年1月31日閲覧。
  17. ^ YU-RIS 作品紹介”. 2011年1月31日閲覧。
  18. ^ 吉里吉里および KAG のライセンス”. 2009年10月14日閲覧。 - なお、ここでいう吉里吉里は吉里吉里2を表す。

実例

  1. ^ 神魔討綺伝 ~ Magus in Mystic Geometries.』(D.N.A.Software)の体験版の実行ファイルTHMJ_Trial.exeの、製品名欄には「Actor-based Integrated Multimedia Script System」、説明欄には「AIMS executable」と記されている。
  2. ^ ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いているブランドとしては、はむはむソフトなどが挙げられる。
  3. ^ ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いていないブランドとしては、イージーオーなどが挙げられる。
  4. ^ PureHeart 〜世界で一番アナタが好き〜』の製品名欄には「AVG32/16M/TYPE_D」と、使用エンジン名のAVG32が記載されている。
  5. ^ 妹に!スク水着せたら脱がさないっ!』の製品名欄には「VisualArt's ScriptEngine RealLive」と、使用エンジン名のRealLiveが記載されている。
  6. ^ キサラギGOLD★STAR』の製品名欄には「Siglus」、説明欄には「VisualArt's Siglus 実行エンジン」と、使用エンジン名のSiglusEngineが記載されている。
  7. ^ Kanon』(18禁版)では「AVG3216M.EXE」、『Kanon』(全年齢対象版)や『AIR』では「AVG3217M.EXE」である。
  8. ^ つるぺた★はにゃぁん』では「RealLive.EXE」である。なお、これについては、作品収録の実行ファイルを直接見なくとも、ウエストサイドが公開している以下の情報を見ることでも確認可能である。
    つるぺたにゃぁん Memory Editor”. 2009年10月5日閲覧。
  9. ^ 『キサラギGOLD★STAR』では「SiglusEngine.exe」である。
  10. ^ CatSystem2の他ブランドでの採用実績には、『スズノネセブン!』(クロシェット)などが挙げられる。
  11. ^ 祝福のカンパネラ』の実行ファイルcs2.exeの、著作権欄には「cs2 system copyright (C) 2004-2008 Ares inc.」、コメント欄には「Cat System 2」、製品名欄や内部名欄には「cs2」と記されている。
  12. ^ こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜』の搭載エンジンがBURIKOであることは、以下のように、開発元である銀時計の公式サイト上で公開されている。
    こいとれ Information”. 2009年10月12日閲覧。 - 使用エンジンがBURIKOであることが示されている例。
  13. ^ a b こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜』であれば「Ethornell - Buriko General Interpreter ver 1.66」と記される。
  14. ^ a b はーとふる彼氏』に同梱されている実行ファイル「Famous Writer.exe」のプロパティには、説明欄に「Famous Writer v3-3.09」と記されている。
  15. ^ 俺たちに翼はない』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「This application was made by using Lucifen Library Framework.」と記されている。
  16. ^ 『俺たちに翼はない』の「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)には、「TVP2 Gracphics operations dll for Lucifen Library」と記されている。
  17. ^ りこりす 〜Lycoris Radiata〜』(Terios)では、付属のREAD_ME.TXTに記されている。
  18. ^ 真説 猟奇の檻 第2章』では、以下のように転載許可されたミラーサイト上に記されている。
    『真説 猟奇の檻 第2章』体験版/ムービー/楽曲”. 2009年10月14日閲覧。
  19. ^ そらいろ』の「*.arc」ファイルの冒頭には、Majiroが解釈するアーカイブファイルを意味する「MajiroArcV2.000」が記載されている。また、「*.mss」ファイルの冒頭には、Majiroが解釈するシステムファイルを意味する「MajiroSysV1.100」が記載されている。
  20. ^ あるすまぐな! -ARS:MAGNA-』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「Malie System」と記されている。
  21. ^ あるすまぐな! -ARS:MAGNA-』では、設定ファイルに「MalieSystem 設定」と記されている。
  22. ^ Signal Heart』(Purple software)の実行ファイルのプロパティ(製品名欄)には「QLIE」と記されている。
  23. ^ 神奈備 -かんなび-』(SUNLITE)は、以下のようにウエストサイドによって実行ファイル名「ExHIBIT.exe」が公表されている。
    神奈備 -かんなび- [DVD-ROM版] CG 100%”. 2009年10月15日閲覧。
  24. ^ Primary 〜Magical★Trouble★Scramble〜』では、以下の場所でretouchやExHIBITに触れられている。
    ユーザーサポート - フルスクリーンにすると、画面がちらつきます”. 2009年10月15日閲覧。
  25. ^ 片恋いの月』では、「katakoi system(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.24/(C)AKIYAMA Kouhei))」と記されている。
  26. ^ あさろり』では、「solfa11 System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.10/(C)AKIYAMA Kouhei)」と記されている。
  27. ^ 巫女さんファイター涼子ちゃん』(すたじお緑茶)はアクションゲームであるが、このエンジンは以下に示すようにSTUDIO SELDOM系である。エンジン名は他作品同様、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に記載されている。
    → エンジン名:Ryoko Fight System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version 5.18/(C)AKIYAMA Kouhei)
  28. ^ アリスソフトのSystem 3.9 Ver5.49の実行ファイル「System39.exe」のプロパティには「Alicesoft System 3.9」と記されており、System3系列であることが特定可能である。
  29. ^ うえはぁす 〜お姫様は今日も危険でした〜‎』の実行ファイル wafer.exe のプロパティ(内部名欄)には「Wafer on SystemAoi」と記されている。
  30. ^ ウィザーズクライマー』のDLLファイル AoiLib.dll のプロパティ(製品名欄)には「SystemAoi library」と記されている。
  31. ^ ウィザーズクライマー』の場合、システムメニューの「閉じる(C) Alt+F4」ボタンの下に「SystemAoi システム設定(F10)」「SystemAoi システムの再起動(F9)」というメニュー項目が表示される。
  32. ^ MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜』であれば、README.txt内に、YU-RISのSDKを使用していることが記されている。
  33. ^ MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜』では、説明欄に「YU-RIS Script Engine」、正式ファイル名欄に「yu-ris.exe」と記されている。
  34. ^ ボクのヒミツたいけん』では、メニュー「その他」>「XEXについて」を開くと「XEX.EXE Version 2.10」と記されている。
  35. ^ ボーイミーツワイヴス』(コンプリーツ)では、「その他」>「C4について」を開くと「C4.EXE Version 2.00 (for ボーイミーツワイヴス)」と記されている。
  36. ^ 野外学習』(コンプリーツ)の実行ファイル名はウエストサイド社によって以下のように公開されているため、エンジンがC4.EXEであることを確認可能である。
    「野外学習」変換プログラム”. 2009年10月14日閲覧。
  37. ^ 少女と世界とお菓子の剣 〜Route of AYANO〜』では、実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(KIRIKIRI) 2 core / Scripting Platform for Win32」、著作権欄に「(KIRIKIRI core) (C) 1997-2008 W.Dee and ……」、内部名欄に「tvp2/win32」と記されている。
  38. ^ ひまわり』には、動作オプション変更のための実行ファイル「エンジン設定.exe」が同梱されており、この実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(kirikiri) configuration tool」と記されている。
  39. ^ あやかしびと』では、「椎名里緒 v2.34」と記されている。

補足

  1. ^ ユーザーサポート/FAQ”. 2009年10月29日閲覧。 - 「ADMロゴ付きのゲームを実行するとエラーで終了してしまう」にてロゴが公開されている。

関連項目