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同年12月7日夕方、長子と、長子の運転手で富岡八幡宮の禰宜は、JR亀戸駅近くで開かれた地元の警察署幹部と会社経営者などが集まる懇親会に出席。20時過ぎに車で富岡八幡宮に戻ると、境内北東の通用門付近で待ち伏せしていた茂永と茂永の妻は長子らを日本刀で襲い、長子は死亡した。茂永の妻は運転手を追いかけ、重傷を負わせた。茂永は長子の自宅前で妻を斬り殺した直後、左胸を刺して[[自殺]]した<ref name="nikkan-sports20171213"/><ref name="dailyshincho20171221">{{cite web |和書 |url=https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12210800/?all=1 | title=年間収入数十億円の「富岡八幡宮」ファミリー　殺人に発展した姉弟の確執 | publisher=デイリー新潮 | date=2017-12-21 | accessdate=2024-1-23 }}</ref><ref name="sankei20171228"/><ref name=died/>。{{没年齢|1961|2|7|2017|12|7}}。
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2024年1月30日 (火) 14:07時点における版

とみおか しげなが

富岡 茂永
生誕 1961年2月7日
日本の旗 日本 東京都
死没 (2017-12-07) 2017年12月7日（56歳没）
出身校 駒澤大学卒業
皇學館大学卒業
職業 神職
著名な実績 富岡八幡宮宮司
日本会議江東支部長
親 富岡興永
家族 富岡長子（姉）
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富岡 茂永（とみおか しげなが、1961年〈昭和36年〉2月7日[1][2] - 2017年〈平成29年〉12月7日[3][4]）は、日本の神職。元富岡八幡宮宮司、元日本会議江東支部長。

来歴

富岡興永・聰子の長男として東京都に生れる[1][2]。江東区立数矢小学校卒業[5]。江東区立深川第三中学校卒業[5]。國學院大學久我山高等学校を経て[5]、駒澤大学、皇學館大学卒業[6]。富岡八幡宮の権禰宜、禰宜、権宮司、宮司代務者などを務める。

1994年10月、父の富岡興永が体調を崩し宮司を退任。1995年3月、富岡八幡宮の第20代宮司となる[6]。宮司在任中の1998年に若乃花の横綱昇格の際に刻名式復活を行って土俵入り発表行事である刻名奉告祭を開き参拝者が増えるきっかけとなったと、茂永の小、中学校時代の同級生は述べている[7]。小錦の刻名式は外国出身の力士として初めてという点でも注目された[8]。

1998年7月、日本会議の全国支部第1号である江東支部の初代支部長に就任[9]。神社本庁参与、國學院大学協議員、東京都神道青年会長[9]、神道青年全国協議会理事などを務めた[2]。

2001年5月、金遣いの荒さや女癖の悪さなどが問題視され、宮司を解任された[10]。茂永は1億2000万円の退職金を手に入れ、あわせて月額30万円の年金が支給された[6]。茂永は妻と福岡県宗像市に移り住み、自家用船を所有して釣り三昧の生活を送った[11][12][13]。

2006年1月、当時富岡八幡宮の禰宜だった姉の富岡長子に「必ず今年中に決着をつけてやる。覚悟しておけ」「積年の恨み。地獄へ送る」などと記したはがきを送付したとして逮捕された[14]。

2017年5月29日、富岡八幡宮は神社本庁からの離脱を決議した。6月20日、茂永は境内にある長子の自宅を見渡せる近くの5階建てマンションの最上階の部屋を賃貸借契約した[15][16]。同月から7月にかけて茂永は神社の氏子に電話し、長子を中傷した。長子は7月10日付の内容証明で、中傷などの迷惑行為を続けるのなら経済的支援を打ち切るとの内容の警告文書を九州にいる茂永に送付した[17][12]。茂永は迷惑行為を停止し、夏頃、東京に戻った[13]。

同年9月28日付で富岡八幡宮は神社本庁から離脱して単立神社となり[14]、長子が第21代宮司に就任した。

同年12月7日夕方、長子と、長子の運転手で富岡八幡宮の禰宜は、JR亀戸駅近くで開かれた地元の警察署幹部と会社経営者などが集まる懇親会に出席。20時過ぎに車で富岡八幡宮に戻ると、境内北東の通用門付近で待ち伏せしていた茂永と茂永の妻は長子らを日本刀で襲い、長子は死亡した。茂永の妻は運転手を追いかけ、重傷を負わせた。茂永は長子の自宅前で妻を斬り殺した直後、左胸を刺して自殺した[15][12][3][4]。56歳没。

→詳細は「富岡八幡宮殺人事件」を参照

著書

  • 富岡茂永「深川富岡八幡宮界隈の魅力について」村山元英監修 『多元主義の経営学 開発と文化の方向』国際経営文化学会編 文眞堂 1998
  • 『写真集 日本一黄金大神輿』[18]

家族

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 『人事興信録』第39版では海部穀定（1900年6月12日 - 1985年9月27日）の長女とある。穀定も元籠神社宮司である[21]。
  2. ^ 2001年発行の『人事興信録　第41版』 に名前が茂永らと共に掲載されているが、3番目の妻は『部落解放』によれば2000年に茂永と再婚していたと主張しており、事実なら2001年発行時に既に離婚していたことになる。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 人事興信所 1997, p. と59.
  2. ^ a b c d e f g h i 人事興信所 2001, p. と53.
  3. ^ a b “【衝撃事件の核心】富岡八幡宮司刺殺　「たたり続ける」元宮司が「自害」前に書いたドロドロ過ぎる手紙”. 産経新聞 (2017年12月28日). 2024年1月18日閲覧。
  4. ^ a b c d 富岡八幡宮の宮司殺害事件 氏子が語る、容疑者の男の派手な女性関係 FLASH
  5. ^ a b c “富岡八幡宮殺人　チャンバラ好きの弟が日本刀で宮司の姉の首を斬った本当の動機”. AERA dot. (2017年12月9日). 2024年1月18日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g “「富岡八幡宮殺傷事件」容疑者・富岡茂永が生前「週刊新潮」に訴えた“姉の密告””. デイリー新潮 (2017年12月10日). 2024年1月18日閲覧。
  7. ^ “茂永容疑者「暴走族みたい…」神社の金でベガス豪遊”. 日刊スポーツ (2017年12月9日). 2024年1月24日閲覧。
  8. ^ 毎日新聞 1998年。
  9. ^ a b “富岡八幡宮殺傷事件・富岡茂永容疑者が「日本会議」初の支部長として歴史修正主義運動に邁進していた過去”. LITERA (2017年12月15日). 2024年1月18日閲覧。
  10. ^ 富岡八幡宮殺傷事件　容疑者から？届いた１万字怨念“遺書”「祟り続ける」サンスポ。
  11. ^ “「怨霊となり永遠に祟る」　富岡八幡宮事件、弟は“呪いの遺-書”投函も　心理学者がみる家族間トラブルの難しさ”. ABEMA TIMES (2017年12月11日). 2024年1月30日閲覧。
  12. ^ a b c d “年間収入数十億円の「富岡八幡宮」ファミリー　殺人に発展した姉弟の確執”. デイリー新潮 (2017年12月21日). 2024年1月23日閲覧。
  13. ^ a b “女性宮司を殺害した実弟の破格な豪遊　福岡に移住し釣り三昧の日々”. J-CAST テレビウォッチ (2017年12月12日). 2024年1月30日閲覧。
  14. ^ a b “姉弟間で過去にもトラブル＝宮司人事で神社本庁離脱も－富岡八幡宮”. 時事ドットコム (2017年12月8日). 2018年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月18日閲覧。
  15. ^ a b “「殺害後に自害する」茂永容疑者妻の遺書見つかる”. 日刊スポーツ (2017年12月13日). 2024年1月24日閲覧。
  16. ^ “富岡八幡宮宮司殺傷事件をめぐって”. 国際宗教研究所 宗教情報リサーチセンター (2018年2月28日). 2024年1月23日閲覧。
  17. ^ “中傷に対し７月内容証明で警告　八幡宮代理人が会見”. 日刊スポーツ (2017年12月10日). 2024年1月30日閲覧。
  18. ^ 日本書籍出版協会 1994, p. 1138.
  19. ^ 國學院大學図書館調査室 1960, p. 74.
  20. ^ a b 人事興信所 2007, p. と46.
  21. ^ 神社新報社 1986, p. 339–340.
  22. ^ a b “ごあいさつ”. 富岡八幡宮. 2021年9月21日閲覧。
  23. ^ “富岡八幡宮斬殺　賽銭泥棒、ホスト、不敬事件…放蕩の裏側”. NEWSポストセブン (2017年12月15日). 2024年1月19日閲覧。
  24. ^ a b “【独占入手】富岡茂永容疑者が犯行前に送った手紙全文！富岡長子さんへの誹謗中傷「死後に於いてもこの世に残り怨霊となる」「父は宇宙人と遭遇」”. TOCANA (2017年12月11日). 2024年1月19日閲覧。
  25. ^ 解放出版社 2003, p. 66–75.
  26. ^ 解放出版社 2003, p. 66.
  27. ^ 解放出版社 2003, p. 67.

参考文献

  • 國學院大學図書館調査室 編『國學院大學圖書館収蔵神道書籍解説目録』《第一輯》國學院大學図書館、1960年。 
  • 神社新報社 編『神道人名辞典』神社新報社、1986年。 
  • 日本書籍出版協会 編『日本書籍総目録1994（索引編）』日本書籍出版協会、1994年。ISBN 978-4-89003-014-9。 
  • 人事興信所 編『人事興信録』（39版）、1997年。 
  • 人事興信所 編『人事興信録』（41版）、2001年。 
  • 解放出版社 編『部落解放』2003年5月、解放出版社、2003年。 
  • 人事興信所 編『人事興信録』（44版）、2007年。 

関連項目

外部リンク

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