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「孤独の太陽 (アルバム)」の版間の差分

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批評: 追補。
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== 批評 ==
== 批評 ==
発売直後、収録曲の「すべての歌に懺悔しな!!」の歌詞が[[長渕剛]]と[[矢沢永吉]]を揶揄していると決めつけられ[[マスメディア|マスコミ]]などで話題になり、桑田は[[記者会見]]を開き報道を否定し釈明する事態となった。矢沢は桑田を気遣う対応をしたが、長渕は桑田を糾弾する発言をし、最終的に[[1995年]][[1月24日]]に長渕が[[大麻取締法]]違反で[[逮捕 (日本法)|逮捕]]されて、事態が一気に沈静化するまで論争が続いた<ref>[https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_10912/ 桑田との大物対決に負けても稼ぎまくる永ちゃん]リアルライブ 2012年8月14日配信 2022年7月2日閲覧</ref><ref name="鉄拳">{{Cite web|和書|url= http://www.asagei.com/24124|title= 長渕剛 元マネジャーが提訴!暴力裁判で噴出した「鉄拳制裁」タブー(1)意味不明な鉄拳制裁にスタッフが振り回され…|accessdate=2014-12-09 |date=2014-07-01 |work=芸能 |publisher=[[アサヒ芸能]] <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20141209062214/http://www.asagei.com/24124 |archivedate=2014-12-09 -->}}</ref>。音楽評論家の[[スージー鈴木]]はこの論争を「つまらない騒動」と評しており、その理由を「桑田の歌詞の意味を具体的に解釈しようとすることの意味の無さを感じるから」としている<ref>スージー鈴木「サザンオールスターズ 1978-1985」(2017年 新潮新書 P92 - 93)</ref>。また、桑田と長渕の音楽性に大きな影響を与えた[[吉田拓郎]]は「ボクは桑田クンのファンとしていえば、桑田クンは何も説明しなくてもいい、謝る必要なんてない」などと桑田の肩を持つ発言を行い、長渕をトーンダウンさせた<ref>長渕剛vs桑田佳祐、矢吹光、1995年3月、三一書房、p154</ref>。薬物事件以前にも長渕に暴力や女性問題などを始めとしたスキャンダルやダーティな噂が多かったこともあり、業界人の多くがそういったことに無縁な桑田を支持していたとされ{{efn|事実、様々なミュージシャンが不倫や女性問題などのスキャンダルを起こす中で、桑田・[[原由子]]夫妻はそういったものとは無縁であり、双方が敬意を持って家庭や音楽と向き合っている面も高く評価されている<ref>[https://news.mynavi.jp/article/meigen-38/ 原由子の名言「私はもうもちろん、桑田のことを100%リスペクトしています」]マイナビニュース 2022年12月6日配信 2024年2月7日閲覧。</ref>。また、桑田は[[麻薬|違法薬物]]の存在やミュージシャンの[[薬物乱用]]に関して批判的な考えを持っており、「ドラッグに頼ればいい音楽をつくれるわけでもありませんしね」「(酒席でドラッグの使用を勧められた過去や、時間にルーズ・演奏中に高熱を出すといった薬物使用者の症状を語った上で)そんな風にはなりたくないなと思ったんですよね」「そっちの方向に流されなかったのは、運が良かったのかもね」と語っている<ref>[https://taishu.jp/articles/-/71512?page=1 桑田佳祐『週刊文春』新連載でクスリアーティストに「大喝」!!]日刊大衆 2020年1月13日配信 2023年12月1日閲覧。</ref><ref>週刊文春2020年1月16日号 P143</ref><ref>桑田佳祐『ポップス歌手の耐えられない軽さ』文藝春秋、2021年。 15頁。</ref>。}}、以後二人は絶縁状態となったとされる<ref>[https://www.cyzo.com/2022/07/post_315632_entry.html/amp 桑田佳祐と長渕剛、夢の共演は永遠に叶わないのか? 紅白出演オファー報道も…]日刊サイゾー 2022年7月12日配信 2023年9月20日閲覧。</ref>。騒動が沈静化した現在では[[前川清]]、[[平井堅]]、[[ファンキー加藤]]、[[マキタスポーツ]]、[[西内まりや]]などのように桑田と長渕の楽曲・才能・人間性を平等に認めている者も多い<ref>[https://www.1101.com/uta/maekawa/2010-07-15.html ほぼ日刊イトイ新聞 - 歌う歌。]ほぼ日刊イトイ新聞</ref><ref name="uta-baka">[https://www.sonymusic.co.jp/artist/KenHirai/info/439275 『Ken's Bar III』収録曲を平井堅自身の一言コメント付きで発表!!] - 2014年8月9日閲覧</ref><ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000134730 ファンキー加藤「今までの音楽人生に影響を受けてきた10曲」/【連載】トベタ・バジュンのミュージック・コンシェルジュ]BARKS</ref><ref>[https://nikkan-spa.jp/743313 サザン、長渕…マキタスポーツがアーティストの「初期衝動」を分析する]日刊SPA!</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20180617043539/https://rankingbox.jp/article/10166 熱い人に惹かれます!音楽番組のMCを務める西内まりやが共演してみたい憧れのアーティストBEST3]rokingmix</ref>
発売直後、収録曲の「すべての歌に懺悔しな!!」の歌詞が[[長渕剛]]と[[矢沢永吉]]を揶揄していると決めつけられ[[マスメディア|マスコミ]]などで話題になり、桑田は[[記者会見]]を開き報道を否定し釈明する事態となった。矢沢は桑田を気遣う対応をしたが、長渕は桑田を糾弾する発言をし、最終的に[[1995年]][[1月24日]]に長渕が[[大麻取締法]]違反で[[逮捕 (日本法)|逮捕]]されて、事態が一気に沈静化するまで論争が続いた<ref>[https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_10912/ 桑田との大物対決に負けても稼ぎまくる永ちゃん]リアルライブ 2012年8月14日配信 2022年7月2日閲覧</ref><ref name="鉄拳">{{Cite web|和書|url= http://www.asagei.com/24124|title= 長渕剛 元マネジャーが提訴!暴力裁判で噴出した「鉄拳制裁」タブー(1)意味不明な鉄拳制裁にスタッフが振り回され…|accessdate=2014-12-09 |date=2014-07-01 |work=芸能 |publisher=[[アサヒ芸能]] <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20141209062214/http://www.asagei.com/24124 |archivedate=2014-12-09 -->}}</ref>。音楽評論家の[[スージー鈴木]]はこの論争を「つまらない騒動」と評しており、その理由を「桑田の歌詞の意味を具体的に解釈しようとすることの意味の無さを感じるから」としている<ref>スージー鈴木「サザンオールスターズ 1978-1985」(2017年 新潮新書 P92 - 93)</ref>。また、桑田と長渕の音楽性に大きな影響を与えた[[吉田拓郎]]は「ボクは桑田クンのファンとしていえば、桑田クンは何も説明しなくてもいい、謝る必要なんてない」などと桑田の肩を持つ発言を行い、長渕をトーンダウンさせた<ref>長渕剛vs桑田佳祐、矢吹光、1995年3月、三一書房、p154</ref>。薬物事件以前にも長渕に暴力や女性問題などを始めとしたスキャンダルやダーティな噂が多かったこともあり、業界人の多くがそういったことに無縁な桑田を支持していたとされ{{efn|事実、様々なミュージシャンが不倫や女性問題などのスキャンダルを起こす中で、桑田・[[原由子]]夫妻はそういったものとは無縁であり、双方が敬意を持って家庭や音楽と向き合っている面も高く評価されている<ref>[https://news.mynavi.jp/article/meigen-38/ 原由子の名言「私はもうもちろん、桑田のことを100%リスペクトしています」]マイナビニュース 2022年12月6日配信 2024年2月7日閲覧。</ref>。また、桑田は[[麻薬|違法薬物]]の存在やミュージシャンの[[薬物乱用]]に関して批判的な考えを持っており、「ドラッグに頼ればいい音楽をつくれるわけでもありませんしね」「(酒席でドラッグの使用を勧められた過去や、時間にルーズ・演奏中に高熱を出すといった薬物使用者の症状を語った上で)そんな風にはなりたくないなと思ったんですよね」「そっちの方向に流されなかったのは、運が良かったのかもね」と語っている<ref>[https://taishu.jp/articles/-/71512?page=1 桑田佳祐『週刊文春』新連載でクスリアーティストに「大喝」!!]日刊大衆 2020年1月13日配信 2023年12月1日閲覧。</ref><ref>週刊文春2020年1月16日号 P143</ref><ref>桑田佳祐『ポップス歌手の耐えられない軽さ』文藝春秋、2021年。 15頁。</ref>。}}、以後二人は絶縁状態となったとされる<ref>[https://www.cyzo.com/2022/07/post_315632_entry.html/amp 桑田佳祐と長渕剛、夢の共演は永遠に叶わないのか? 紅白出演オファー報道も…]日刊サイゾー 2022年7月12日配信 2023年9月20日閲覧。</ref>。騒動が沈静化した現在では[[前川清]]、[[平井堅]]、[[ファンキー加藤]]、[[マキタスポーツ]]、[[AI (歌手)|AI]]、[[西内まりや]]などのように桑田と長渕の楽曲・才能・人間性を平等に認めている者も多い<ref>[https://www.1101.com/uta/maekawa/2010-07-15.html ほぼ日刊イトイ新聞 - 歌う歌。]ほぼ日刊イトイ新聞</ref><ref name="uta-baka">[https://www.sonymusic.co.jp/artist/KenHirai/info/439275 『Ken's Bar III』収録曲を平井堅自身の一言コメント付きで発表!!] - 2014年8月9日閲覧</ref><ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000134730 ファンキー加藤「今までの音楽人生に影響を受けてきた10曲」/【連載】トベタ・バジュンのミュージック・コンシェルジュ]BARKS</ref><ref>[https://nikkan-spa.jp/743313 サザン、長渕…マキタスポーツがアーティストの「初期衝動」を分析する]日刊SPA!</ref><ref name="手紙">
[https://web.archive.org/web/20220218145102/https://www.ntv.co.jp/musicblood/articles/22959wkrwwu4fyun5rgf.html AI ライヴでは、敬愛する桑田佳祐さんの楽曲『白い恋人達』と、話題沸騰中の『アルデバラン』を披露]日本テレビ 2022年2月18日時点の[https://www.ntv.co.jp/musicblood/articles/22959wkrwwu4fyun5rgf.html オリジナル]よりアーカイブ</ref><ref>[https://times.abema.tv/articles/-/10078278?page=1 AI、“にいちゃん”と慕う長渕剛の熱い思いに感謝「ありがたい!」「子ども達が生まれたときにもお祝いに来てくれた」]ABEMA TIMES 2023年5月4日配信 2024年2月8日閲覧。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20180617043539/https://rankingbox.jp/article/10166 熱い人に惹かれます!音楽番組のMCを務める西内まりやが共演してみたい憧れのアーティストBEST3]rokingmix</ref>。


かつて運用されていた公式データベースサイト『STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!』では2001年の再発時に「人々の心に引っ掻き傷を残すような、様々な主人公が曲ごとにリアルなドラマを演じている」という批評文が掲載されている<ref name="名曲はギター" />。
かつて運用されていた公式データベースサイト『STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!』では2001年の再発時に「人々の心に引っ掻き傷を残すような、様々な主人公が曲ごとにリアルなドラマを演じている」という批評文が掲載されている<ref name="名曲はギター" />。

2024年2月7日 (水) 16:54時点における版

桑田佳祐 > 孤独の太陽
『孤独の太陽』
桑田佳祐スタジオ・アルバム
リリース
録音 1994年3月 - 8月
猫に小判STUDIO
VICTOR STUDIO
ジャンル ロック
フォーク[1]
ポップ[2]
ブルース[3]
時間
レーベル タイシタレーベル
プロデュース 桑田佳祐
チャート最高順位
ゴールドディスク
桑田佳祐 アルバム 年表
フロム イエスタデイ
1992年
孤独の太陽
(1994年)
ROCK AND ROLL HERO
2002年
EANコード
EAN 4988002299928(1994年盤)
EAN 4988002417629(2001年盤)
『孤独の太陽』収録のシングル
  1. 真夜中のダンディー
    リリース: 1993年10月6日

  2. リリース: 1994年8月24日
ミュージックビデオ(Full ver.)
「月」 - YouTube
「真夜中のダンディー」 - YouTube
ミュージックビデオ(Short ver.)
「月」 - YouTube
「真夜中のダンディー」 - YouTube
テンプレートを表示

孤独の太陽』(こどくのたいよう、英語: SOLITUDE SOLEIL)は、桑田佳祐の2作目のオリジナル・アルバムで、本作の10曲目の楽曲名でもある。1994年9月23日CDカセットテープで発売。発売元はタイシタレーベル

2001年6月25日にリマスタリングしたCDを再発売している。また、2016年2月26日にはダウンロード配信、2019年12月20日にはストリーミング配信を開始した[6][7]

背景

前作『Keisuke Kuwata』から約6年2か月ぶりとなる作品[8]。本作は桑田が「自分はこのままでいいのだろうか」と思ったことから前年まで続いたサザンオールスターズの活動を一時的に休止して制作に取り掛かり、発表された[2]。「名曲はギター1本で歌える」というロックの基本のコンセプトで作られ[9]、サザンの楽曲とは対照的な内向的な歌詞とアコースティックサウンドを全面に押し出している。また、製作期間中であった1994年2月に桑田の母が心筋梗塞により[10]60歳の若さで亡くなったことも制作に多大な影響を与えた。実家で母の通夜・葬儀が行われていた頃はスケジュール的には曲を書かなければいけなかった時期だったため、桑田は母の棺の傍らで幾つかの曲を作ったことを語っている[2]

音楽性

「孤独の太陽」というタイトルは当時の桑田自身のことで「体温も表情も無いまま世の中を俯瞰で見つめているイメージ」と述べている[2]。当アルバムは前述の通り「名曲はギター1本で歌える」というロックの基本のコンセプトで作られたが[9]、桑田はこうしたコンセプトやサウンドでも、根底にあるのはポップスであったと後に著書で述べている[2]

歌詞についてはメッセージ性の強いものと評されることがあったが、桑田はそれについてやや否定的な発言をしており、「打倒せよ」「断固反対」といったはっきりとしたメッセージは言い切れていないとしている。また、制作当時は母の死も影響して行き場のない気持ちになっていたことや、社会問題などを歌うことに自信を無くしていたことも述べている[2]

リリース

再発売
  • 2001年6月25日(CD)VICL-60806

ツアー

アルバム発売直後には本作を引き下げて、桑田初のソロツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR'94 -さのさのさ-』をスタートさせた。

批評

発売直後、収録曲の「すべての歌に懺悔しな!!」の歌詞が長渕剛矢沢永吉を揶揄していると決めつけられマスコミなどで話題になり、桑田は記者会見を開き報道を否定し釈明する事態となった。矢沢は桑田を気遣う対応をしたが、長渕は桑田を糾弾する発言をし、最終的に1995年1月24日に長渕が大麻取締法違反で逮捕されて、事態が一気に沈静化するまで論争が続いた[11][12]。音楽評論家のスージー鈴木はこの論争を「つまらない騒動」と評しており、その理由を「桑田の歌詞の意味を具体的に解釈しようとすることの意味の無さを感じるから」としている[13]。また、桑田と長渕の音楽性に大きな影響を与えた吉田拓郎は「ボクは桑田クンのファンとしていえば、桑田クンは何も説明しなくてもいい、謝る必要なんてない」などと桑田の肩を持つ発言を行い、長渕をトーンダウンさせた[14]。薬物事件以前にも長渕に暴力や女性問題などを始めとしたスキャンダルやダーティな噂が多かったこともあり、業界人の多くがそういったことに無縁な桑田を支持していたとされ[注釈 1]、以後二人は絶縁状態となったとされる[19]。騒動が沈静化した現在では前川清平井堅ファンキー加藤マキタスポーツAI西内まりやなどのように桑田と長渕の楽曲・才能・人間性を平等に認めている者も多い[20][21][22][23][24][25][26]

かつて運用されていた公式データベースサイト『STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!』では2001年の再発時に「人々の心に引っ掻き傷を残すような、様々な主人公が曲ごとにリアルなドラマを演じている」という批評文が掲載されている[9]

Mr.Children桜井和寿は2016年に自身のおすすめとしてこのアルバムを挙げている[27]

受賞歴

『孤独の太陽』の受賞とノミネート
音楽賞 結果 出典
1994年 第36回日本レコード大賞 アルバム大賞 [28]
ベスト・アルバム賞

チャート成績

1994年10月3日付のオリコン週間ランキングで1位を獲得した[4]。オリコンによる累計売上枚数は87万枚を記録している[29]

収録曲

全作詞・作曲: 桑田佳祐。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「漫画ドリーム」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
2.「しゃアない節」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
3.桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
4.「エロスで殺して (ROCK ON)」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
5.「鏡」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
6.「飛べないモスキート (MOSQUITO)」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
7.「僕のお父さん」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
8.真夜中のダンディー桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 片山敦夫
9.すべての歌に懺悔しな!!桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
10.「孤独の太陽」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和 / 弦編曲:中西俊博
11.「太陽が消えた街」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和 / 管編曲:山本拓夫
12.「貧乏ブルース」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和 / 管編曲:山本拓夫
13.「JOURNEY」桑田佳祐桑田佳祐桑田佳祐 & 小倉博和
合計時間:
  1. 漫画ドリーム
    世の中で起きている様々な出来事を「まるで漫画のようだ」と言い表して、桑田なりのフレーズで批判した楽曲[30]
    桑田とギターの小倉博和だけでレコーディングされ、ほとんどアコースティックギター一本で演奏されている[31]
    歌詞中の「あんじょう学びや」の「あんじょう」とは関西地方の比較的古い方言で「上手に」や「うまい具合に」といった意味を持つ言葉であり、いつまで経っても改善されないおかしな現状に対して「学習しなさい」と諭す意味合いがある[30]。歌詞には放送禁止用語である「ノータリン」が使われている[31]
    2007年に全国ツアーで歌われた「漫画ドリーム07」と、2009年に『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』第2期最終回で歌われた「漫画ドリーム09」では歌詞が変更され、北朝鮮による日本人拉致問題新疆ウイグル自治区騒乱などの重大事件についても歌われ、被害者の心情に寄り添うフレーズ[注釈 2]が取り入れられた[32][33]
    自身のベスト・アルバムI LOVE YOU -now & forever-』にも収録されている。
    Mr.Children桜井和寿はこの曲を好きな曲として挙げている[34]
  2. しゃアない節
    戦時中の兵隊の苦悩が描かれており[1]、同時にただ平和を甘受する現代を揶揄しているようにもとれるフレーズも存在している[35]。アレンジ面ではボブ・ディランからの影響が指摘されている[1]
  3. 4枚目シングル。
  4. エロスで殺して (ROCK ON)
  5. ユニクロ「Life Wear/ちょっと遠くへ編」CMソング[注釈 3]
    ベスト・アルバム『TOP OF THE POPS』と『いつも何処かで』にも収録されている。
  6. 飛べないモスキート (MOSQUITO)
    「モスキート」とはの意味である[37]
    歌詞の舞台は学校の教室であり、桑田は作詞をする際に自身の学生時代を思い出し、いじめられていたり、貧乏であったり、障害があったりするような友達のことを思い浮かべたという[38]。いじめや差別などをテーマにしているが、桑田は安易に「いじめてはいけない」「差別してはいけない」と説法したり警告したりする気は無かったといい、「そんな詩を僕が書いても、きっと誰の心の奥にも響かないだろう」といった旨を著書で述べている[38]
    ベストアルバム『TOP OF THE POPS』にも収録されている。
  7. 僕のお父さん
    アコースティック・ギターとブルースハープのみで演奏されたフォークソング風の曲調の楽曲。
    桑田と小倉だけでレコーディングされた。
    制作期間中の母親の死が影響を与えている[39]
    山下達郎はこの曲を気に入っており、自身のラジオ番組『山下達郎のサンデーソングブック』で流したことがある[39]
  8. 真夜中のダンディー
    3枚目シングル。
  9. すべての歌に懺悔しな!!
    自身出演のキリンビバレッジ『JIVE』CMソング
    5枚目シングル「祭りのあと」のカップリング曲として後にシングルカットされた。発売当時は前述のこともあり話題となった。
  10. 孤独の太陽
    アルバムのタイトル曲。桑田はこの曲の歌詞について「ブライアン・ウィルソンへの想いを込めた」と語っている[40]
  11. 太陽が消えた街
  12. 貧乏ブルース
  13. JOURNEY
    ユニクロ「Life Wear/フリース 地上と宇宙編」CMソング[注釈 4]
    「月」と同様に亡き母に送る歌と明言されている[2]
    平松八千代が自身のアルバム『TRAVELLING SOUL』の中でカバーしている[42]
    ベスト・アルバム『TOP OF THE POPS』と『いつも何処かで』にも収録されている。

参加ミュージシャン

漫画ドリーム
しゃアない節
エロスで殺して (ROCK ON)
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica, Acoustic Guitar
  • 小倉博和:Electric Guitar, Bass
  • 小林武史:Piano, Keyboards
  • 小田原豊:Drums
  • 今野多久郎:Tambourine, Cowbell
  • 松本賢:Computer Operation
飛べないモスキート (MOSQUITO)
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica, Acoustic Guitar
  • 小倉博和:Electric Guitar, Bass
  • 小林武史:Piano, Organ, Keyboards
  • 今野多久郎:Tambourine
  • 松本賢:Computer Operation
僕のお父さん
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica
  • 小倉博和:Acoustic Guitar

真夜中のダンディー
  • 桑田佳祐:Vocals, Electric Guitar
  • 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars, Back Vocals
  • 根岸孝旨:Bass
  • 片山敦夫:Keyboards, Back Vocals
  • 今野多久郎:Tambourine
  • 角谷仁宣:Computer Operation
すべての歌に懺悔しな!!
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica, Percussions
  • 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars
  • 根岸孝旨:Bass
  • 片山敦夫:Organ
  • 今野多久郎:Conga
  • 松本賢:Computer Operation
孤独の太陽
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica
  • 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars
  • 小林武史:Piano, Organ
  • 今野多久郎:Tambourine
  • 中西俊博:Violin
  • 桑野聖:Violin
  • 細川亜維子:Violin
  • 永山利彦:Cello
  • 松本賢:Computer Operation
太陽が消えた街
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica, Cowbell
  • 小倉博和:Electric Guitars, Bass
  • 原由子:Electric Piano, Back Vocals
  • 片山敦夫:Organ
  • 今野多久郎:Conga
  • 山本拓夫:Tenor & Baritone Sax
  • 荒木敏男:Trumpet
  • 松本賢:Computer Operation
貧乏ブルース
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica
  • 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars
  • 根岸孝旨:Bass
  • 小田原豊:Drums
  • 山本拓夫:Tenor & Baritone Sax
  • 松本賢:Computer Operation
  • 田崎良子:Back Vocals
JOURNEY
  • 桑田佳祐:Vocals, Harmonica
  • 小倉博和:Gut & Acoustic Guitars, Bass
  • 原由子:Organ
  • 松本賢:Computer Operation

ライブ映像作品

曲名 作品名 備考
漫画ドリーム すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94-
桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のAVマリアージュ〜 「漫画ドリーム07」として歌詞を変更し、バンド編成にアレンジして演奏された。
桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜 あいなめBOX DISC 5「♯21 寅さんは永遠に不滅ですSP」に収録。「漫画ドリーム09」として歌詞を変更して演奏された。
しゃアない節 すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94-
がらくたライブ
エロスで殺して (ROCK ON) すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94-
LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」
お互い元気に頑張りましょう!! -Live at TOKYO DOME-
飛べないモスキート (MOSQUITO) すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94-
僕のお父さん D.V.D. WONDER WEAR 桑田佳祐ビデオクリップス2001〜2002
真夜中のダンディー
すべての歌に懺悔しな!!
孤独の太陽 ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し 完全生産限定盤A・B封入のBlu-ray・DVDに収録。2021年3月7日にブルーノート東京で開催した配信限定ライブ『静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~』での歌唱。
太陽が消えた街 未収録
貧乏ブルース すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94-
JOURNEY 未収録

脚注

注釈

  1. ^ 事実、様々なミュージシャンが不倫や女性問題などのスキャンダルを起こす中で、桑田・原由子夫妻はそういったものとは無縁であり、双方が敬意を持って家庭や音楽と向き合っている面も高く評価されている[15]。また、桑田は違法薬物の存在やミュージシャンの薬物乱用に関して批判的な考えを持っており、「ドラッグに頼ればいい音楽をつくれるわけでもありませんしね」「(酒席でドラッグの使用を勧められた過去や、時間にルーズ・演奏中に高熱を出すといった薬物使用者の症状を語った上で)そんな風にはなりたくないなと思ったんですよね」「そっちの方向に流されなかったのは、運が良かったのかもね」と語っている[16][17][18]
  2. ^ 特に拉致問題に触れた前者では「国交正常化などという美談で事実を風化させるなよ」[32]、ウイグルでの事件に触れた後者では「かの国の統制と弾圧の下 涙溢る民族(たみ)」などと歌っている[33]
  3. ^ CMが放送された2022年に使用[36]
  4. ^ CMが放送された2021年に使用[41]

出典

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  2. ^ a b c d e f g 桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』P53 - P59、新潮社、2012年
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  4. ^ a b 桑田佳祐、「昭和・平成・令和」3時代、「80年代~20年代」5年代でアルバム1位【オリコンランキング】 オリコン 2021年9月21日配信, 2021年9月21日閲覧。
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  13. ^ スージー鈴木「サザンオールスターズ 1978-1985」(2017年 新潮新書 P92 - 93)
  14. ^ 長渕剛vs桑田佳祐、矢吹光、1995年3月、三一書房、p154
  15. ^ 原由子の名言「私はもうもちろん、桑田のことを100%リスペクトしています」マイナビニュース 2022年12月6日配信 2024年2月7日閲覧。
  16. ^ 桑田佳祐『週刊文春』新連載でクスリアーティストに「大喝」!!日刊大衆 2020年1月13日配信 2023年12月1日閲覧。
  17. ^ 週刊文春2020年1月16日号 P143
  18. ^ 桑田佳祐『ポップス歌手の耐えられない軽さ』文藝春秋、2021年。 15頁。
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  22. ^ ファンキー加藤「今までの音楽人生に影響を受けてきた10曲」/【連載】トベタ・バジュンのミュージック・コンシェルジュBARKS
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  24. ^ AI ライヴでは、敬愛する桑田佳祐さんの楽曲『白い恋人達』と、話題沸騰中の『アルデバラン』を披露日本テレビ 2022年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ
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外部リンク