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今日の日はさようなら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日の日はさようなら
森山良子楽曲
リリース1967年8月25日
規格シングルレコード
ジャンル歌謡曲フォークソング
レーベルフィリップス・レコード
作詞者金子詔一
作曲者金子詔一
その他収録アルバム
収録曲
  1. 「恋はみずいろ」
  2. 今日の日はさようなら
試聴
今日の日はさようなら - YouTube(クリムゾンテクノロジー提供YouTubeアートトラック)
今日の日はさようなら(セルフ・カヴァー版) - YouTubeドリーミュージック提供YouTubeアートトラック)

今日の日はさようなら」(きょうのひはさようなら)は、1966年ハーモニィサークル(現:公益財団法人ハーモニィセンター)の金子詔一によって作詞作曲された日本の楽曲[1]

1967年8月25日森山良子の歌唱により日本ビクターからシングル恋はみずいろ』のB面としてリリースされた。森山の歌唱によりヒットして広く知られるようになったが、森山のために書き下ろされた曲ではない。

概要

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金子は大学生のときに警視庁少年課職員で調布市柴崎在住の大野重男らとボランティアグループ「ハーモニィサークル」を設立し、調布市立つつじケ丘児童館西つつじケ丘3丁目19-1)で活動していた[2]1964年財団法人ハーモニィセンターを設立するため、金子は立教大学大学院を中退する[3]。若者たちの友情を深める目的で作詞作曲し[1]、ハーモニィセンターのオリジナルソングとして活動の中で広く歌われるようになったのが始まりである[4]。ハーモニィサークルとして始まった活動は、財団法人を経て公益財団法人ハーモニィセンターへと発展、大野重男が代表理事に就任した[4]

金子によれば、オリジナルの歌詞は「今日の日はさようなら」の部分が1番から3番まで同じであったが、ザ・フロッギーズの小山光弘が、グループで歌う際に1番だけ「明日の日を夢見て~」に変えたいと言ってきたため、変えて歌われるようになったという[3]

1974年2月より、NHKみんなのうた』でも放送されたほか[5]1973年には高等学校1年生の音楽教科書に掲載された[6]。またボーイスカウトガールスカウトの活動で団員やリーダーたちによって歌われるスカウトソングにもなり、卒業ソングとしても広く歌われ親しまれている。

2007年文化庁日本PTA全国協議会が、親子で長く歌い継いでほしい童謡唱歌歌謡曲など101曲を選定した「日本の歌百選」に本楽曲が選ばれた[7]

2018年8月25日始発より、京王電鉄と調布市により京王線柴崎駅列車接近メロディに採用された[2]。使用開始日は森山良子のレコードリリース日に合わせている[2]。また市民有志による歌碑建立活動も始まり、同年11月8日、歌の発祥の地であるつつじケ丘児童館に木製の歌碑が建立された[8]

みんなのうた

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みんなのうた
今日の日はさようなら
歌手 本田路津子、東京放送児童合唱団(*1)
Little Glee Monster(*2)
作詞者 金子詔一
作曲者 金子詔一
編曲者 石川鷹彦(*1)
Carlos K. 吉田圭介(*2)
映像 実写(*1)
アニメーション(*2)
映像制作者 村上ヒロシナンテ(anno lab)(*2)
初放送月 1974年2月 - 3月(*1)
2023年12月 - 2024年1月(*2)
再放送月 1975年2月 - 3月(*1)
2011年8月 - 9月(*1、ラジオのみ)
2018年2月 - 3月(*1、ラジオのみ)
2022年3月(*1)[注釈 1]
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映像ラストに出てきた四谷見附橋四ツ谷駅(写真は2019年撮影)

NHK『みんなのうた』では、1974年2月-3月に紹介。歌は本田路津子と東京放送児童合唱団。

曲の構成は、3番のみ1・2番より1音上がっている。映像は実写で、3番の前半までは、ある公園で3人の女性たちが1人ずつ踊ったり、手をつないで歩いたりするが、3番後半ではそのうち2人が駅のホーム四ツ谷駅)から手を振り、残りの1人が橋(四谷見附橋)の上から手を振って別れていく構成となっている。

1975年2月 - 3月に再放送し、2011年8月 - 9月に36年半ぶりにラジオのみで再放送、7年後の2018年2月 - 3月にも再放送した。そしてその間に「みんなのうた発掘プロジェクト」により映像が提供され、2022年3月には映像付きでは47年ぶりに再放送された(サイドパネル付き・ニュープリント)。この他2011年4月、『みんなのうた』版としては始めてCD『NHKみんなのうた 50anniversary BEST ~大きな古時計~』に収録された[9]

初放送から半世紀弱後の2023年12月 - 2024年1月には、Little Glee Monster歌唱によるリメイク版が放送、映像は村上ヒロシナンテ製作によるアニメーション。

カバー

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シングル

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アルバム

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挿入歌

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その他の使用

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脚注

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注釈

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  1. ^ テレビでは『ママごめんなさい』『走馬燈』と合わせて放送、ラジオでは『ママごめんなさい』と合わせて放送した。

出典

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  1. ^ a b 『ピアノ伴奏 子どもの歌名曲選』ドレミ楽譜出版社、2012年2月20日、13頁。ISBN 978-4-285-13274-8 
  2. ^ a b c 「今日の日はさようなら」を京王線柴崎駅の列車接近メロディーに導入 2018年8月8日、調布市公式サイト、2019年8月20日閲覧。
  3. ^ a b 今日の日はさようなら―金子詔一”. the Froggies site. 2020年8月27日閲覧。
  4. ^ a b ハーモニィセンターのこと 公益財団法人ハーモニィセンター 公式サイト、2019年8月21日閲覧。
  5. ^ 今日の日はさようなら”. 日本放送協会. 2015年2月22日閲覧。
  6. ^ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年1月、187頁。ISBN 978-4-8169-2291-6 
  7. ^ 団体概要”. ハーモニィセンター. 2015年5月20日閲覧。[リンク切れ]
  8. ^ 「今日の日はさようなら」ゆかりの地・調布に歌碑 市民有志の手で実現 調布経済新聞、2018年11月21日、2019年8月21日閲覧。
  9. ^ NHKみんなのうた「50年企画」 NHKエンタープライズ

関連項目

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外部リンク

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