日本一のワルノリ男
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日本一のワルノリ男 | |
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監督 | 坪島孝 |
脚本 | 田波靖男 |
製作 |
渡辺晋 田波靖男 |
音楽 | 山本直純 |
撮影 | 鷲尾馨 |
編集 | 武田うめ |
配給 | 東宝 |
公開 | 1970年12月31日 |
上映時間 | 87分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 日本一のヤクザ男 |
次作 | 日本一のショック男 |
『日本一のワルノリ男』(にっぽんいちのワルノリおとこ)は、1970年に制作された植木等主演の「日本一シリーズ」第9弾。併映は渡辺プロ作品『喜劇 右むけェ左!』(主演:堺正章、監督:前田陽一)。
概要
[編集]古澤憲吾・須川栄三に続き、坪島孝が初めて監督した「日本一シリーズ」の一作。以後『日本一のショック男』まで坪島が担当する。
この時期、クレージーの人気は低下の一途をたどっており、そのため当作品からは、ザ・ドリフターズの加藤茶を準主役に起用、ポスター等でも植木と同等の扱いとし、活性化を計っている。
クレージーからの共演者は谷啓のみ。
なお、浜美枝のクレージー映画への出演は当作品が最後。また内藤洋子は、当作品を最後に芸能界を引退した。
ストーリー
[編集]田舎の高校教師、日本兵介は、教え子の白坂八郎の就職先・世界陶器での愚行をわびるため上京。行方の知れない八郎を探す一方、彼を連れ戻すまで代わりに同社に勤めることになるが、ふとしたきっかけからトントン拍子に出世して行く。だがその裏では、ひそかに会社乗っ取りの陰謀が・・・
スタッフ
[編集]- 製作:渡辺晋、田波靖男
- 監督:坪島孝
- 脚本:田波靖男
- 撮影:鷲尾馨
- 美術:阿久根巌
- 録音:伴利也
- 照明:金子光男
- 整音:東宝録音センター
- 音楽:山本直純
- 監督助手:砂原博泰
- 編集:武田うめ
- 現像:東京現像所
- 制作担当者:古賀祥一
キャスト
[編集]- 日本兵介:植木等
- 白坂八郎:加藤茶
- 谷村浩:谷啓
- 高野友紀子:浜美枝
- 内山佳子:内藤洋子
- 歌手:辺見マリ
- 明美:小山ルミ
- ミチ:山口火奈子
- 照子:北あけみ
- 矢沢課長:人見明
- 斉田常務:高品格
- 松永部長:田武謙三
- 世界陶器総務部長:石田茂樹
- 友吉:二瓶正也
- 宮下:大前亘
- 三島良重:水上竜子
- 由美:小磯まり
- 女子寮の女傑:塩沢とき
挿入歌
[編集]- 「ワルノリソング」
- 作詞:田波靖男
- 作曲:萩原哲晶
- 歌:植木等・加藤茶
- 「男の部屋」
- 作詞:安井かずみ
- 作曲:鈴木淳
- 歌:辺見マリ
- 「誰かさんと誰かさん」
- 作詞:なかにし礼
- 編曲:川口真
- 歌:加藤茶
ビデオソフト化・再放送
[編集]- 1980年頃、東宝ビデオからテレビサイズのビデオソフト(VHS・β・U規格)が、主に業務用途向けにリリースされた[1]。
- その後ビデオソフトの再発売は一切無く、他の東宝クレージー映画末期作品(『日本一のヤクザ男』、『日本一のショック男』、『だまされて貰います』)と同様に、2024年現在DVD化・BD化は行われていない。
- 2015年6月には、CS・日本映画専門チャンネルにて、本作のHDリマスター版がTV初放送された。