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元善光寺駅

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元善光寺駅[* 1]
駅舎(2023年4月)
もとぜんこうじ
Moto-Zenkōji
伊那上郷 (2.7 km)
(1.8 km) 下市田
地図
所在地 長野県飯田市座光寺3537-8[1]
北緯35度32分2.25秒 東経137度51分40.80秒 / 北緯35.5339583度 東経137.8613333度 / 35.5339583; 137.8613333座標: 北緯35度32分2.25秒 東経137度51分40.80秒 / 北緯35.5339583度 東経137.8613333度 / 35.5339583; 137.8613333
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 CD 飯田線
キロ程 133.8 km(豊橋起点)
電報略号 モシ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
242人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1923年大正12年)3月18日[1][2]
備考 無人駅
標高:441 m[1]
  1. ^ 1943年 - 1950年は座光寺駅[1]
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元善光寺駅(もとぜんこうじえき)は、長野県飯田市座光寺にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)飯田線である[1]

歴史

リニア中央新幹線の駅について

リニア中央新幹線の駅が、当駅南西1kmの座光寺地区と上郷飯沼地区の境界に設置されることになったと報道されている[9]。なお、2011年8月5日にJR東海から長野県内の駅予定地が発表された際には、飯田市座光寺地区と高森町を含む「天竜川右岸平地」とされた[10]ため当駅付近が最有力とされていたが、後に座光寺地区に遺跡群が発見され、ルートを遺跡群の南側に移動させることになった。

報道通りに決定した場合は飯田線伊那上郷 - 当駅間に新駅開設を検討することになるが、この構想に関し、2020年10月18日投開票の飯田市長選挙にて初当選した佐藤健は、地元負担での新駅建設は取りやめる、と明言、リニア駅との接続については元善光寺駅と新交通システムを活用する、との考えを示した。長野県及び近隣自治体に説明の上、合意形成に努めるという[11]

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有し、列車交換可能な地上駅[1]。互いのホームは構内踏切で連絡しており、単式ホーム側(北側)に駅舎がある。1・2番線が本線、3番線が上下副本線となっているが、現在は3番線を使う定期旅客列車は無く、フェンスが設置されている。島式ホーム南側には側線が1本ある。

飯田駅管理の無人駅。2013年3月までは東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、JR全線きっぷうりばも設置されていた(早朝・夜間は無人だった)。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 CD 飯田線 下り 辰野方面[12]
2 上り 飯田天竜峡方面[12]
3 (予備ホーム)

貨物取扱・専用線

現在、JR貨物の駅は車扱貨物臨時取扱駅となっており、貨物列車発着は無い。貨物設備や接続する専用線も無くなっている。

1974年に、周辺の駅に散在していた石油セメント会社専用線を当駅に集約したため、5社の専用線が接続したが、1997年までに全廃された。専用線は駅南西に向かって分岐し、東洋石油(昭和シェル石油系)、秩父セメント飯田サービスステーション、小野田セメント飯田サービスステーション、イタクニ(コスモ石油系)飯田油槽所、JA全農長野下伊那LPガスセンターへ続いていた。

また、中津川線が完成した暁には、石油ターミナルが建設される予定であった。

なお、JR貨物は豊川駅 - 当駅間について、第二種鉄道事業免許を有していない。

利用状況

徒歩5分の距離に2013年3月まで長野県飯田工業高等学校があったため、通学時間帯は学生利用が多かった[1]。1日平均乗車人員は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2003 550
2004 553
2005 529
2006 491
2007 474[1]
2008 506
2009 485[1]
2010 437
2011 423
2012 421
2013 490
2014 541
2015 263
2016 247
2017 236
2018 242

駅周辺

駅から徒歩5分にある元善光寺参道

駅から徒歩約7分の場所に元善光寺(旧・坐光寺。長野・甲府等6ヶ所ある善光寺の内、最初のもの)があり[1]、沿道に土産物店などが立ち並ぶ。元善光寺南側には麻績の里(おみのさと)があり、麻績神社、舞台桜と呼ばれる樹齢約400年の枝垂れ桜、竹田扇之助記念国際糸繰り人形館がある[1]。線路を挟んで反対側には国道153号座光寺バイパスが通っており、大型店舗が複数出店している。

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速「みすず
飯田駅 - (上りのみ伊那上郷駅) - 元善光寺駅 - 市田駅
普通
伊那上郷駅 - 元善光寺駅 - 下市田駅

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、210頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、106頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、14頁
  4. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、15頁
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第89号」『官報』1950年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、17頁
  7. ^ 丹羽義章「飯田線にED62ありき」『鉄道ファン』第428号、交友社、1996年12月、118頁。 
  8. ^ 飯田線の伊那谷4駅が無人化」『南信州新聞』南信州新聞社、2013年4月2日。オリジナルの2013年7月8日時点におけるアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
  9. ^ リニア駅、飯田市座光寺・上郷 元善光寺駅南西1キロ”. 信濃毎日新聞 (2013年8月26日). 2013年9月13日閲覧。
  10. ^ 中央新幹線(東京都・名古屋市間)計画段階環境配慮書(長野県分) (PDF) - 東海旅客鉄道、2011年8月5日。
  11. ^ リニア乗換駅 地元負担の建設取りやめ 「県や伊那谷と合意形成」」『信濃毎日新聞』信濃毎日新聞社、2020年10月20日。2020年10月20日閲覧。
  12. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  13. ^ 産業振興の一大拠点に 「エス・バード」が開所 旧飯田工を活用”. 南信州新聞 (2019年1月5日). 2020年11月26日閲覧。

参考文献

  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。 

関連項目