ヒレハリソウ
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ヒレハリソウ | |||||||||||||||||||||
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ヒレハリソウ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Symphytum officinale L. (1753) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ヒレハリソウ |
ヒレハリソウ(鰭玻璃草 Symphytum officinale)は、ムラサキ科ヒレハリソウ属の多年生草木である。英名のコンフリー (Comfrey) で知られている。ヨーロッパ・西アジア(コーカサス地方)が原産原産。高さ1m程度まで育ち、全体に白い粗毛、初夏に淡紅色の釣鐘状の花を付ける。
特徴
ヨーロッパでは、古くから根や葉を抗炎症薬や骨折を治すのに伝統的に用いていた。日本へは明治時代に導入され、家畜の飼料や食用として利用された、昭和40年代に健康食品として一時期大ブームとなり、植えられたものが一部野生化した。日本では、葉を天ぷらなどにして食べることが多かった。
厚生労働省は、2004年6月14日、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害(肝静脈閉塞性疾患で、主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全)を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけると共に、2004年6月18日食品としての販売を禁止した。[1]加熱によって、毒性が軽減されるというデータはない。[2]
この症状は、ピロリジジンアルカロイドのエチミジン(echimidine)[3]によって引き起こされる。最も濃度が高いのは根。
脚注
- ^ シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて(その2)厚生労働省
- ^ シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて厚生労働省
- ^ Echimidine Planta Analytica
外部リンク
- 第1回かび毒・自然毒等専門調査会 - 内閣府・食品安全委員会
- ヒレハリソウ(コンフリー)静岡県立大学薬草園
画像
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ヒレハリソウの若葉
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茎の拡大
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白い花の品種
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受粉し肥大した種
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種子