アザミゲシ
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アザミゲシ | |||||||||||||||||||||||||||
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アザミゲシ(沖縄県石垣市、2024年4月)
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Argemone mexicana L. | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Mexican poppy, Mexican prickly poppy, flowering thistle |
アザミゲシ(薊芥子、学名:Argemone mexicana)は、ケシ科アザミゲシ属の1–2年草[1]。
特徴
[編集]高さ30–60 cm。葉は長さ10–25 cmで羽状に切れ込み、アザミのようなトゲ状の鋸歯縁となり、互生する。葉は青緑色で白っぽい脈が目立つ。茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。夏に直径7 cmほどの鮮黄色の花をつける。果実は直径2–3 cmの楕円形で、表面に多くのトゲがある[2][3][1]。
分布と生育環境、利用
[編集]メキシコ原産で世界の熱帯各地に帰化。日本へは江戸末期に観賞用や薬用として渡来し栽培され、まれに逸出[3][1]。種子から絞った油が灯火や石鹸などに用いられた[2]。
脚注
[編集]- ^ a b c (林 & 名嘉 2022, p. 67)
- ^ a b (カーティス・クラーク 1997, p. 217)
- ^ a b (植村ほか 2015, p. 59)
参考文献
[編集]- 米倉浩司・梶田忠 (2003年). “アザミゲシ Argemone mexicana”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). http://ylist.info/. 2024年5月6日閲覧。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
- カーティス・クラーク「アザミゲシ」『朝日百科 植物の世界』 8巻、朝日新聞社、東京、1997年、217頁。ISBN 9784023800106。
- 植村修二 ほか『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑:Plant invader 500種』 2巻、全国農村教育協会、東京都台東区、2015年。ISBN 9784881371855。
外部リンク
[編集]- アザミゲシ 東邦大学薬学部付属薬用植物園
- アルゲモネ・メキシカーナ GKZ植物事典
- アザミゲシ かぎけん花図鑑
- アザミゲシ 横浜のほほん