イスタンブール・パーク
サーキット全景(2013年空撮) | |
所在地 | トルコ・イスタンブール |
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標準時 | UTC +3 |
座標 | 北緯40度57分6秒 東経29度24分18秒 / 北緯40.95167度 東経29.40500度座標: 北緯40度57分6秒 東経29度24分18秒 / 北緯40.95167度 東経29.40500度 |
収容人数 | 125,000[1] |
オープン | 2005年8月19日 |
設計者 | ヘルマン・ティルケ[2] |
主なイベント | F1 トルコグランプリ MotoGP, GP2, DTM, LMS, 世界ラリークロス選手権 |
グランプリサーキット (2005–) | |
コース長 | 5.338 km (3.317 mi) |
コーナー数 | 14 |
レコードタイム | 1:22.868 ( ルイス・ハミルトン, メルセデス, 2021) |
イスタンブール・パーク(Istanbul Park)は、トルコのイスタンブール郊外にあるサーキット。2005年のF1トルコグランプリ開催にむけて建設された。設計はヘルマン・ティルケが担当した。
概要
[編集]ボスポラス海峡をまたぐイスタンブールのアジア側、サビハ・ギョクチェン国際空港の北東にある丘陵地帯に造成された。充実した設備と安全対策を誇り、起伏が多いレイアウトはベルギーのスパ・フランコルシャンによく似ていると例えられる[3]。F1開催サーキットとしては珍しい、反時計回りのサーキットである[3]。また、以前はバーニー・エクレストンが所有しているサーキットであったが、2012年からトルコの会社インターシティによって管理されている[1]。そして野良犬が侵入することが多い。 ピット施設はイスラム建築風の意匠で建築されている。
コースレイアウト
[編集]コース前半はアップダウンの激しいテクニカルセクション。スタートしてすぐ急斜面を下りながら曲がるターン1、緩やかに上るターン2が待ち受ける。ターン3~6は左、右、左、左とクイックな切り返しが連続し、直線を挟んで急斜面を上るターン7のヘアピンをクリアする。
この次のターン8はF1開催サーキットの中でも有数の難コーナーに挙げられる。3つの頂点(エイペックス)を持つ[4]半複合高速コーナーで、時速260km/hでアプローチし[4]、通過するまでの8秒間に平均3.5G、最大で5Gの遠心力が掛かる[5]。ドライバーやマシンに厳しいのはもちろん、右フロントタイヤには最大1,000kgの荷重がかかるため[5]、タイヤの耐久性が問われる。このコーナーの脱出速度がターン9・10のシケインでのオーバーテイクの鍵を握る。
シケイン通過後は長いバックストレートが続き、右の高速ターン11を抜けたストレートエンドがこのコースの最高速計測地点となる。ターン12はブレーキング勝負によるパッシングポイント。その後、左、右、左と低速のターン12~14を経てメインストレートへと帰ってくる。このスローセクションでも走行ラインの交差による順位の変動が見られる。
脚注
[編集]- ^ a b “Intercity İstanbul Park”. intercitypark.com. 2022年12月15日閲覧。
- ^ “Istanbul Park, Turkey”. Tilke. 2014年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月7日閲覧。
- ^ a b “イスタンブール・パーク・サーキットとは?”. 【Formula1-Data】. 2020年11月15日閲覧。
- ^ a b “タイヤから見たトルコGP”. PIRELLI. (2011年5月6日). オリジナルの2016年5月22日時点におけるアーカイブ。 2011年12月23日閲覧。
- ^ a b “浜島の第7戦 トルコGP直前レポート”. ブリヂストン. (2010年5月28日). オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ。 2011年12月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(英語)