ドナティ彗星 (C/1858 L1)
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ドナティ彗星 Comet Donati | |
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仮符号・別名 | C/1858 L1、1858 VI |
発見 | |
発見日 | 1858年6月2日 |
発見者 | ジョヴァンニ・バッティスタ・ドナティ |
軌道要素と性質 元期:TDB 2399960.5 (1858年10月8.0日) | |
軌道長半径 (a) | 156.1320 au[1] |
近日点距離 (q) | 0.5785 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 311.6855 au[1] |
離心率 (e) | 0.9963[1] |
軌道傾斜角 (i) | 116.951 °[1] |
近日点引数 (ω) | 129.114 °[1] |
昇交点黄経 (Ω) | 167.304 °[1] |
平均近点角 (M) | [1] | 0.004 °
前回近日点通過 | 1858年9月30日[1] |
次回近日点通過 | 3811年 |
ティスラン・パラメータ (T jup) | -0.394[1] |
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ドナティ彗星(ドナティすいせい、符号:C/1858 L1またはC/1858 VI)は、イタリア人の天文学者ジョヴァンニ・バッティスタ・ドナティによって1858年6月2日に発見された彗星。発見者の名前を取って命名された。ドナチ彗星と表記・発音される事もある。
概要
[編集]長周期彗星の一つであり、1811年の大彗星以来、19世紀に観測された最も輝かしい彗星とされている。写真に撮影された初の彗星でもある。1858年10月10日に最も地球に接近し、次に地球に接近するのは3811年と予測されている。 なお、京都岩倉の実相院には幕末のドナティ彗星の観測記録が存在する。
美術
[編集]ドナティ彗星はウィリアム・ダイスによる絵画“ペグウェル湾-1858年10月5日の回想”において、夕空の中を流れる星として描かれている[2]。
フィクション
[編集]八重の桜(2013年、大河ドラマ)第4話に登場した妖霊星は、年代的にこの彗星と思われる。ただしドラマの中では名前は出てこない。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j “C/1858 L1 (Donati)”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月14日閲覧。
- ^ Darwin's Wake Splashed Artists, Too、ニューヨーク・タイムズ、2009-03-02付。2009-03-04閲覧。