ヌン
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ヌン Nun | ||||||||||
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原初の神 | ||||||||||
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ヒエログリフ表記 |
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信仰の中心地 | ヘルモポリス | |||||||||
配偶神 | なし | |||||||||
親 |
なし (オグドアドに数えられる場合、ヌンの女性名ナウネトを伴侶とする) | |||||||||
兄弟 | なし | |||||||||
子供 | アトゥム |
エジプト神話 |
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太陽神 |
ラー (ケプリ) アメン(アモン) - アテン |
エネアド (ヘリオポリス) |
ラー (ケプリ) ヌン - アトゥム シュー - テフヌト ゲブ - ヌト オシリス - イシス セト - ネフティス (ホルス - アヌビス) |
メンピス (メンフィス) |
プタハ - セクメト ネフェルトゥム |
オグドアド (ヘルモポリス) |
ヌン - アメン(アモン) クク - フフ (トート) |
テーベ (ルクソール) |
アメン(アモン) - ムト (モンチュ - アテン) |
その他 |
ネイト - クヌム - バステト セベク - レネネト ハトホル - コンス |
主な神殿・史跡 |
タップ・オシリス・マグナ神殿 デンデラ神殿複合体 カルナック神殿 ルクソール神殿 エドフ神殿 コム・オンボ神殿 フィラエ神殿 アブ・シンベル神殿 |
ヌン(Nun)は、エジプト神話における原初の神。オグドアドの一柱。
概要
[編集]「原初の水」と呼ばれ、あらゆる存在の起源とされる。また、ヌンの名はアトゥムの立つ大地「原初の丘」も指す。ヘリオポリス創世神話において、ヌンの中から意志の力によって創造神アトゥムが誕生したと語られる。後にアトゥムとラーが習合したことにより、ラーはヌンの中から意志の力によって生まれたという神話も存在する。ヘルモポリス創世神話においても、ヌンの名は登場し、こちらでは八神一体の神々オグドアドの一員として語られている。
この名前は、コプト語の Ⲛⲟⲩⲛ「abyss; deep」とも比較されている[1]。
名前は表音文字 nw
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を3つ重ねたものに決定詞「空」
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および「水」
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を加えることで表される。 表音文字 nn
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もまた用いられる。[2]
信仰
[編集]古代エジプトにおいて、来世と関わりを持たないとされた死産した赤ん坊や罪人の魂はヌンのもとに送られ、死者の魂が還る場所と信じられていた。
出典
[編集]関連文献
[編集]- EAウォリスバッジ 、エジプト人の神々:または、エジプト神話の研究(1904)、vol。 1、283f。
関連項目
[編集]- クク - 原初の空間の神格化、闇の神ともされる。オグドアドでは対にカウケトが存在し、夜と昼をもたらす神とされる。
- ヘリオポリス創世神話
- ヘルモポリス創世神話
- オグドアド - ヘルモポリスにおいて崇拝された八柱の神々。
- 他
- アブズ
- ベンベンストーン
- ノア
- マヌ語(ヒンズー教)
- ダヌ語(アスラ)
- テホム