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マクジャク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マクジャク
インドシナマクジャク
インドシナマクジャク(オス)
Pavo muticus imperator
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: クジャク属 Pavo
: マクジャク P. muticus
学名
Pavo muticus Linnaeus, 1766
和名
マクジャク
英名
Green peafowl

マクジャク(真孔雀、学名:Pavo muticus)は、キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類

分布

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  • P. m. imperator インドシナマクジャク

カンボジアタイベトナムミャンマー東部、ラオス

  • P. m. muticus ジャワマクジャク

インドネシアジャワ島)、マレーシアマレー半島)、中国一部

  • P. m. spicifer ビルママクジャク

インド北東部、ミャンマー西部

形態

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最大全長300cmとクジャク属のみならずキジ科、キジ目最大種。メスは全長86-110cm。翼長オス46-50cm、メス42-45cm。体重オス3.8-5kg、メス1.1-1.2kg。頭頂には羽毛が伸長する(冠羽)。頭部は青色、腹部は黒色の羽毛で被われる。頸部や背、胸部は青く外側へ向うにつれ緑や緑褐色が入り、羽毛の外縁(羽縁)が黒い羽毛で被われる。初列風切羽の色彩は赤褐色。

虹彩は褐色。嘴の色彩は灰色で、先端は黄色みを帯びる。後肢の色彩は淡褐色みを帯びた灰色。

長径7.3cm、短径5.4cmで、卵を覆う殻は淡黄色。

オスの成鳥は尾羽基部の上面を被う羽毛(上尾筒)が発達する。翼は青緑色の光沢がある黒。メスの成鳥は腰を被う羽毛や翼は黒と褐色。

分類

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  • Pavo muticus imperator  インドシナマクジャク
  • Pavo muticus muticus (Linnaeus, 1766) ジャバマクジャク
  • Pavo muticus spicifer  ビルママクジャク

生態

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標高1,500m以下にある森林(水辺の森林を好む)などに生息する。

食性は雑食で、昆虫、植物の葉、種子などを食べる。

繁殖形態は卵生。繁殖期になるとオスは単独で生活し、大声で鳴きメスに求愛する。茂みの中に窪みを掘った巣に、インドでは1-4月に1回に3-6個の卵を産む。抱卵期間は28日。メスのみが育雛を行う。

人間との関係

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開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数は減少している。

画像

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関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、90-91、173頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、125、178頁。

外部リンク

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