ミッチ・マコーネル
ミッチ・マコーネル Mitch McConnell | |
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ミッチ・マコーネル(2013年9月) | |
生年月日 | 1942年2月20日(82歳) |
出生地 |
アメリカ合衆国 アラバマ州シェフィールド |
出身校 |
ルイビル大学(B.A.) ケンタッキー大学(J.D.) |
前職 | 弁護士 |
所属政党 | 共和党 |
配偶者 |
シェリル・レドモン(離婚) イレーン・チャオ |
サイン | |
公式サイト | U.S. Senate Republican Leader Mitch McConnell |
選挙区 | ケンタッキー州 |
在任期間 | 1985年1月3日 - |
在任期間 | 2007年1月3日 - 2009年1月3日 |
在任期間 | 2021年1月20日 - |
在任期間 | 2015年1月3日 - 2021年1月20日 |
アディソン・ミッチェル・マコーネル・ジュニア(英語: Addison Mitchell McConnell, Jr.、1942年2月20日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。1985年からケンタッキー州選出の連邦上院議員、2007年1月3日より17年以上にわたり共和党の上院院内総務を務めている。バプテスト教会の信徒[1]である。ミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)と通称される。
経歴
[編集]軍歴
[編集]1964年にルイビル大学カレッジ・オブ・アート・アンド・サイエンスを卒業し、ケンタッキー大学カレッジ・オブ・ローを1967年に卒業した。大学在学中最後の年に、ケンタッキー州ルイビルでアメリカ陸軍予備役部隊、第100師団に入隊する。伝えられるところによると1967年7月から6ヶ月間、主として訓練任務に従事することとなった。ケンタッキー州フォート・ノックスでの入隊式の後、マコーネルは1967年8月に現役から解放された[2]。1967年8月、上院議員のジョン・シャーマン・クーパーは、フォート・ノックスの司令官に手紙を書き、マコーネルはニューヨーク大学に通うため、いつ現役任務から「解放」されるかを尋ねた。その結果、マコーネルは実際には現役任務を完了しなかった。元選挙対策担当者によると、マコーネルは視神経炎(視神経炎は多発性硬化症の徴候である[3]。)によって除隊されたとする。除隊に関連する事実は、以来ジャーナリストと政敵の両方から度々質問されている[4][5]。
政治経歴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1967年、キャピトル・ヒルにおける経験を重ね、法学部での最後の学期に上院議員ジョン・シャーマン・クーパーのインターンとなる。その後上院議員マーロウ・クックのアシスタントを務め、フォード内閣での司法次官補であった。1978年から上院議員に当選するまで、マコーネルはケンタッキー州ジェファーソン郡の判事であった。
1985年からケンタッキー州選出の連邦上院議員、2007年1月3日より共和党の上院院内総務を務めている。2007年の時点では上院少数党院内総務であったが、2015年1月3日より上院多数党院内総務となり、2021年1月20日からは再び上院少数党院内総務である。
2021年1月6日、合衆国議事堂が占拠される事件が発生するが、マコーネルは同年1月19日、議会で「暴徒は嘘を吹き込まれた。彼らは大統領とその他の権力者たちに触発された」と述べた[6]。
2023年に81歳を迎えるなど高齢であり、健康上の懸念が浮上している。同年3月8日にはワシントンD.C.で開かれた会合で転倒し、脳震盪を起こしたほか肋骨を折り入院。同月25日に退院したものの、4月半ばにようやく議会に復帰した。7月26日の連邦議会議事堂における記者会見では、途中で突然発言をやめ約20秒間黙り込むという事態が発生した。同僚議員に促されて一旦その場を後にしたが数分後にはマイクの前に戻り、自らの健康をアピールしたものの、再び健康懸念が浮上した[7]。また8月30日にはケンタッキー州コビントンで行われたイベントにて記者と談笑中、再選を目指すために立候補するかどうか問われた際には30秒以上沈黙した[8]。2カ月間で2回も発言が止まるという事態を受け、神経科医4人に受診し、9月5日に事務所が脳卒中やてんかん発作といった形跡はみられなかったとする担当医の報告書を公表したが、共和党内部からはマコーネルが3月の脳震盪から完全に回復していない可能性を懸念する声も上がった[9]。2024年2月28日に上院で行った演説の中で、11月中に上院院内総務を退任する意向を表明した[10]。
私生活
[編集]最初の妻のシェリル・レドモンとは後に離婚した[11]。夫妻の間には3人の娘(エリー、クレア、ポーター)がいる[12]。二番目の妻のイレーン・チャオと1993年に再婚した。イレーンはジョージ・W・ブッシュ政権で労働長官を務め、閣僚となった初のアジア系女性であった。
マコーネルの個人資産は2009年で3,275万6,000ドルと見積もられた。前年度よりも80万2ドル増加し、上院で12番目の資産家である[13]。
また、マコーネルはバージニア州アーリントンのNPOであるリーダーシップ・インスティテュートの代表を務め[14]、ファイ・カッパ・タウの生涯のメンバーである[15]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Listed as Baptist in official biographies, but reportedly attends a different church now.Wide variety of Baptists, other faiths found in 111th Congress
- ^ “Mitch McConnell at Political Base”. Web.archive.org. 2007年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月30日閲覧。
- ^ “Kentucky Kernel: November 01, 1996”. Kernel.uky.edu. 2010年7月30日閲覧。
- ^ Rogers, Michael (2008-10-23) What is Mitch McConnell Hiding?, Huffington Post
- ^ Ryan Alessi and Jack Brammer (2008-10-22) McConnell's military record attacked, Lexington Herald-Leader
- ^ Cowan, Richard (2021年1月20日). “'Mob was fed lies': Mitch McConnell accuses Trump of 'provoking' riot”. The Sydney Morning Herald 2021年1月25日閲覧。
- ^ “マコネル米共和党上院院内総務、会見中に突然黙り込む-健康懸念浮上”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2023年7月27日) 2023年7月27日閲覧。
- ^ “Sen. Mitch McConnell appears to freeze again at a Kentucky event”. NBCニュース. (2023年8月31日) 2023年9月6日閲覧。
- ^ “共和党マコネル氏、専門医らの診察で「発作の形跡なし」”. CNN.co.jp. CNN. (2023年9月6日) 2023年9月6日閲覧。
- ^ “米共和党マコネル氏、上院院内総務を11月に退任へ 「前に進む時が来た」”. BBC News. BBC. (2024年2月29日) 2024年2月29日閲覧。
- ^ John E. Kleber, Kentucky Bicentennial Commission, Thomas Dionsius Clark, and Lowell H. Harrison, "The Kentucky Encyclopedia", University Press of Kentucky, 1992, page 592
- ^ “Office of Senator Mitch McConnell (R-KY) > Biography”. Mcconnell.senate.gov. 2010年7月30日閲覧。
- ^ OpenSecrets.org (2010年12月3日). “Mitch McConnell (R-Ky), 2009”. OpenSecrets.org. 2010年12月3日閲覧。
- ^ Mitch McConnell. “Speaker Bio Mitch McConnell”. The Leadership Institute. 2010年10月7日閲覧。
- ^ “The LI Difference”. The Leadership Institute. 2010年10月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- Mitch McConnell For U.S. Senate official campaign site
- Biography at the Biographical Directory of the United States Congress
- Profile at Project Vote Smart
- Financial information (federal office) at the Federal Election Commission
- Truth-O-Meter Profile at PolitiFact.com
- Profile at SourceWatch
- Candidate information from Our Campaigns
- ミッチ・マコーネル - IMDb
- Recommended Reading on Mitch McConnell, The Atlantic
アメリカ合衆国上院 | ||
---|---|---|
先代 ウォルター・ハドルストン |
ケンタッキー州選出上院議員(第2部) 1985年1月3日 - 現在 同職:ウェンデル・H・フォード, ジム・バニング, ランド・ポール |
現職 |
先代 リチャード・ブライアン D-ネバダ州 |
上院倫理問題特別調査委員会委員長 1995年 - 1997年 |
次代 ロバート・C・スミス R-ニューハンプシャー州 |
先代 ジョン・ウォーナー R-バージニア州 |
上院議事規則議院運営委員会委員長 1999年 - 2001年 |
次代 クリストファー・ドッド D-コネチカット州 |
先代 ハリー・リード D-ネバダ州 |
上院多数党院内幹事 2003年1月3日 - 2007年1月3日 |
次代 リチャード・ダービン D-イリノイ州 |
先代 ハリー・リード D-ネバダ州 |
上院少数党院内総務 2007年1月4日 - 2015年1月3日 |
次代 ハリー・リード D-ネバダ州 |
先代 ハリー・リード D-ネバダ州 |
上院多数党院内総務 2015年1月3日 - 現在 |
次代 現職 |
党職 | ||
先代 ルイス・ゲンスナー |
ケンタッキー州選出上院議員共和党候補 (第2部) 1984年, 1990年, 1996年, 2002年 2008年, 2014年, 2020年 |
次代 - |
先代 アル・ダメイト ニューヨーク州 |
全米共和党上院議員委員会委員長 1997年 - 2001年 |
次代 ビル・フリスト テネシー州 |
先代 ドン・ニックルズ オクラホマ州 |
共和党上院院内幹事 2003年 - 2007年 |
次代 トレント・ロット ミシシッピ州 |
先代 ビル・フリスト テネシー州 |
共和党上院院内総務 2007年 - 現在 |
現職 |
アメリカ合衆国の儀礼席次 | ||
先代 チャック・シューマー 上院多数党院内総務 |
上院少数党院内総務 | 次代 ディック・ダービン 上院多数党院内幹事 |
先代 チャック・グラスリー D-アイオワ州 |
上院議員の先任順 第2位 |
次代 パティ・マレー D-ワシントン州 |